アナザーコード

 戻る
 


アナザーコード 2つの記憶

第三章へ入った直後までプレイ、総プレイ時間は2時間38分46秒です、今のトコ特に詰まることも無く順調に。
発売当時から非常に興味を寄せてまして、今回ようやくLiteを購入出来たのでソフトの方も購入しプレイ出来たんですが、
まずこのソフト自体が意外に出回ってない事実に驚きました、ただ単にたまたま周った店で売り切れだっただけなのかも
しれませんが、2006年03月18日現在、四軒周って置いてあったのは一軒だけで、タイミング良く最後の一本でした。
で、とりあえず約2時間半プレイしてみて気になった良い点と悪い点でも列挙してみようかと。
良い点
・説明書にも記載されている通りタッチペンだけで全ての操作が可能、しかもマジでコレが意外に楽。
・仕掛けを解く際の、タッチスクリーンの使い方がバリエーション豊富で良好。
・曲が良い意味でADVっぽくて良い感じ、何がどうというわけではないんですが往年のEVEを彷彿とさせる出来栄え。
悪い点
・気になるかどうかギリギリのところなんですが、色んな箇所を往復してると移動速度の微妙な遅さが気になるトコロ。
・コレも悪い点という程の事ではないんですけども、謎解きのヒントが少なすぎる気が、投げ出す人も居てそう。
・シナリオは悪くないんですが、基本的にアシュレイとディーの二人探索行なのでテキストがやや薄い。
とまぁ、今の時点ではこんな感じでしょうか、映像の綺麗さと曲の良さを堪能しながらチマチマと進めてるものの、
個人的にはもう少しシナリオが凝ってたりテキストが豊富なら良かったかな、という印象です。
ただ、このテキストの薄さはある意味問題ですよね、実際には薄いわけではないんですが「早く次の展開が見たい」
というよりも「仕掛けを解いた時の快感」の方が個人的には遥かに勝ってしまっているのが現状なので、DSの機能を
十二分に使ってるという意味では大成功なものの、雰囲気やシナリオ目当てで購入した者としてはちょっと残念かなと。
今後どうなるか分からないので最終的な感想はクリアしてからですが、今の時点では10点評価で7点ぐらい。
謎解き関連では小鳥の絵がやられました、二つの絵を合わせて鍵の番号を、だったわけですけども、単純に二つの絵を
上手い具合に合わせれば「カチ」とか音がして何か起こるのかとばかり思ってたので、阿呆みたいに時間かけてました。
他にも壁を塞ぐ岩を横へどけるアシュレイの怪力にビビったり、恥ずかしながらトーマスの綴りを間違えたりと。
てかもぅアレですね、アシュレイですね、明日で14才なもののゲーム中ではまだ誕生日を迎えてないので13才。
船長にキャンディーを貰い「…!!」と喜び、食べて「うーん、おいしい!!」と満面の笑み、このゲームはアシュレイゲー。



アナザーコード 2つの記憶

ネジを取ったところまでプレイ、プレイ時間は4時間07分48秒、セーブ時にプレイ時間が記録されるゲームは楽。
相変わらずテキストの微妙な薄さの関係上、特にプレイ日記として書く程の感想があるわけではないんですが、
版画のスタンプ、コレにはやられました、素でどうすればいいのか分からなかったので恥ずかしながらネットで攻略法を
見てしまったんですが、コレばかりは考えた人天才やなと思いました、DSの機能をフルに使ってるとか以前に、
よくこういう手法を考え付いて「スタンプを押す」という手段で違和感無くゲーム内に盛り込めたなーと。
特にDSの蓋を閉じる事に関しては説明書にも記載されてるじゃないですか、行き詰まった時は蓋を閉じて考えてみるのも、
何も考えずにその一文を読んだ者としては「冷静に考えてみろ」という意味かと思ったんですが、スタンプが蓋を閉じる、
この手法同様、既に説明書にもさりげなくヒントを盛り込んでる辺りが凄いなと思いました、色んな意味でデザインが神。
ただ逆に言えば、しつこくもスタンプに関しては天才だと思ったものの、解けずに「戻る」を選択しても「?」と
アシュレイが反応を示すだけでヒントが一切無いじゃないですか、写真立てに関してはある意味答えをそのまま教えて
くれてるのに対して版画のスタンプはヒント無し、俺自身が詰まった関係上、やはり自分が自力で解けないだけで、
「コレは異常に難しい」と考えてしまいがちなものの、真面目にこればかりはヒントが無いと詰まる方も多い気が。
まぁソレを補ってあまりあるだけの関心する仕掛けなので、我ながらいい加減しつこいとは思いますが感心しました。
他の面だと、章が終わる際にその章内で判明した重要な出来事を回想するアシュレイ、コレは単純に良い感じやなと。
覚えてればいいだけの話なんですが、コレがあれば「章が終わる直前にセーブして終了」すれば、次回再開する時に
内容を簡単に思い出す事が出来るわけなので良い事だなーと、いつでも回想出来ればもっと良かったのは事実ですが。
ただその反面、重要な出来事が判明した直後の会話ですらスパっと終わるので、相変わらずテキスト面での弱さが
多少気になるところです、これでテキストさえ豊富で完璧なら個人的には言う事無しなんですが。
えー、今回のプレイ分ではアレ、「何故父親が迎えにこないのか、変ではないか」と言ってくるディーにアシュレイは、
「変だよ、わかんないの!わかんないから、探してるの!」とムっとした顔で返答、13才の子は見てて和むなーと。



アナザーコード 2つの記憶

第5章の研究室前まで来ました、プレイ時間は5時間54分33秒、ビルと間違われるリチャードが可哀想でした。
散々テキストの薄さが残念だと挙げてきましたけども、恐らくビルであろうリチャードとの会話、本人も言うように
本物のリチャードであろうビルと間違われた男との会話、この両人物との会話後に関しては、逆にアッサリ感というか、
テキストがスパっと終わるのが功を奏してるかなと思いました、流石にアシュレイの父親との会話なのでディーも
それなりに絡んではくれたものの、今まで通り特に余韻も残さず会話は終了。
普段なら「相変わらずテキストが弱いなー」と思うものの、アシュレイにとっては父親との約11年ぶりの再会。
アシュレイは既に父親の顔を覚えてないので、久々に会った父親が、最初に会ったリチャードと名乗る人物に関しては
如何にも科学者という感じじゃないですか、妙に落ち着き払っていて優しいかどうかは別に紳士的な対応。
その人物が父親だと名乗り、物音がしたから様子を見てくると言い奥に行く、これならアシュレイとしても、父親が
奥へ行ったかどうかは別に、いきなりの再会で気が動転してるうえにリチャードと名乗る男は頼もしいと取れる態度を
取っていたので、特に父親の事を言及せずに会話が終わっても不自然ではないなーと、むしろスパっと終わる方が自然。
後に会うビルと間違われてるリチャード、こちらに関しては「ビルかリチャードか分からない」という状態なので、
色々考えるよりも状況を見守るのが一番自然な流れなので、やはり会話がスパっと終わる事が自然な印象を。
で、今回プレイ分の仕掛けで気になったのはゾーイトロープと鳥の止まった枝。
前者はどれだけ回せばOKなのかが分かり辛いなと思いました、特に「ピコン」とかの音がして自動的に終了するわけでは
ないので「まだ回すのかな?」と思ってしまいがちですし、後者は「枝」というより音を聞く限り「花」に反応してますし。
他の仕掛けが面白かったり練り込まれてるのに対して、この二点は練り込み不足というか、プレイヤーに対する配慮が
少々足りないのではないかなと思いました、もうちょっとアクションをくれるとか触った枝に印が付くとか。
そして今回のアシュレイ、ゾーイトロープを回すものの「回したけど…何にも見えなかった!」とムっとした表情、和む。



アナザーコード 2つの記憶

クリアしました、総プレイ時間は7時間17分55秒、確かに時間だけで見ればボリュームの無さが目立つ気もしますが、
実際プレイ中はそういう印象をまるで抱きませんでした、シナリオ面での長さを考えればこれぐらいが丁度イイ気が。
欲を言えば軽くて構わないので分岐や、やはりテキストがもう少し凝っていたり淡白でなければ、という希望はあるものの、
結果的に考えれば丁度良いバランスだったのではないかなと思います、むしろDSの機能をフルに活用した点に拍手を。
えー、前回プレイ分からのシナリオ面での感想としては、実はサヨコも元々はビルの仲間だったという展開が、個人的には
まるで予想してなかっただけに面白かったです、裏切った理由は…無難にアシュレイが出来たから、でしょうか。
もしマジにそうなんだとしたら「これやから女は…」と言われるわけなので、まぁちょっと微妙な気もしますが。
他にも、DASカードの件に関してはリチャードが嘘を吐いてて、もしも赤ではなく白のDASカードが真実の記憶を再生する
モノだったらどうする、というビルの問いかけは非常に良い感じでした、可能性で考えればその可能性は十分に
ありえますし、そうすればリチャードは自分の都合のイイようにアシュレイの記憶を、DASを使わずに操作出来ますし。
なので、出来ればココから更に二転三転するドンデン返しの展開になってほしいな、とは思いました。
最後の最後でビルが俄然面白みの増す話題を振り撒いてくれただけに、そうなると嬉しいなーと。
テキストも終盤は結構豊富でしたし、シナリオは終始面白かったので良い感じでした、ディーも意外と綺麗に纏まり。
ディーと言えば船長とビルにも見えてましたけど、ビルは…最後の一瞬だけ何故見えたんでしょうね、サヨコを本気で
愛してたという純粋さを持ち、冷静に話だけを聞けば、むしろビルはサヨコにもリチャードにも裏切られて、それでも
アシュレイの言葉に耳を傾けて事件の真相を最後まで聞いたので、そういう意味では今でも純粋さを失ってなかった、
という事でビルが見えるのも不思議ではないんですが、発砲する直前にいきなり見えたのは何故なのかなーと。
仕掛けに関しては、シナリオ同様前回までのプレイ分以降だと、ガラス窓に息を吹きかけると上の画面に数字が、
コレは中々良い感じでした、今までは画面下部が対象だっただけに、まさか上の画面を使うとは思わず良い意味で盲点。
ロウソクの火を吹き消す最後の仕掛けも良かったり、テキストの薄さと違いDSの機能をフルに使った仕掛け関連の出来は
ホント見事の一言でした、所々不親切な箇所や「流石にコレは何かしらヒントを出した方がいいだろう」と思う難度の
仕掛けもありましたが、全体のバランスで考えれば結構良かったのではないかなと、多少難度は高かったですが。
纏めの感想としては、失礼ながら期待していた程の面白さではなかったものの、クリアするまでは熱中して楽しむことが
出来たので個人的には大満足でした、テキストの微妙な薄さや仕掛けの難度の高さを考えると迂闊に人様に勧める事は
出来ませんが、AVGが好きでDSの機能を満喫したいと考えている方は是非、という感じで。


inserted by FC2 system