ブラック・ジャック

 戻る
 

 第62話〜第73話
 


ブラック・ジャック   第00話 「オペの順番」
敢えて零話にする意図が不明でしたが、無難かつ的確なエピソード選択だったと思います。
正直去年の年末に放送された二時間SPでのエピソード選択、ソレに内容の方が決して宜しいと感じれるような
代物ではなかったので今回のアニメ化も期待してなかったんですが、個人的には中々良かったと思います。
相変わらずエピソード選択が万人受けするというか、何故かファンが望むエピソードは選択されないのが
残念な限りですけど、構成や演出が良かったので実に楽しく見させて頂く事が出来ました。
手塚氏の作品では本作が最も好きで、何度も読み返しているので今回のアニメ化が決して失敗ではない、
どちらかというと成功と言っても過言ではないレベルでの出来栄えだったのはホントに良かったです。
流石にオリジナルの話はやらないでしょうから、原作既読済みという事で感想の方が書き辛いんですけども、
一話で医者の本分というか、命の危機に瀕しているモノから順に助けた、というのが強調されてて好印象です。
ただ一つよく分からなかったのが、冒頭にも記したように今回の位置付けが第00話な事です。
開幕から黒男が不発弾踏んで吹っ飛ぶのが描かれていたので、折角の一時間SPなので、どうせならリハビリを
続けていく状況、小学校だか中学校時代だかの友人が大人になったら衰弱していたというエピソードを二話に
持ってくるようにして絡めれば良かったんじゃないかな、とは思いました。
実際は今回の手術の順番に関するエピソードで良かったと思いますけど、零話の意味はナンだったのかなと。



ブラック・ジャック   第01話 「消えた針」
シャラク、出すなら手術中に絆創膏剥がれてごっつい事になってほしかった。
原作ではこのエピソードで三つ目が通るキャラは出てきてませんでしたし、ブラック・ジャックに注意したのも
本間先生だったので、微妙に意味の分からんキャラ変更でありましたけど、まぁまぁ良い感じだったかと。
手術時の時間との勝負の際の曲は緊迫感ありましたし、高額な手術代を要求しても命がけで患者の手術に
取り組む姿勢、たとえどんな状況下にあっても最後まで諦めないと、手術面が非常に丁寧だったと思います。
ただまぁ、三つ目が通るキャラを出しているのに、特に「らしさ」が無く「ただ出てるだけ」だったのは
非常に残念でした、原作でも各所に手塚キャラは出ていますけど、何となく作者没後に映像化、その際に
原作とは違い他作品のキャラをいきなり初回放送に持ってくる、というのは人気取ろうとしてるみたいでヤ。
まぁ、内容自体は結構良かったと思いますし、OPEDも祭りが起こるかと思いきやそれ程でもなく、何故か
今回は大塚さんの声を聞いてもカッコイイとだけしか思えなかったので色んな意味で最高でした。
とりあえず、毎週月曜日に楽しみに見させて頂けるアニメが一つ増えて非常に嬉しいです、今後も楽しみです。



ブラック・ジャック   第02話 「アリの足」
同じ道程を歩く話、坂口さんは生意気な感じが出てて個人的にはベストチョイス。
第一声を聞いた時は、正直声が合ってないと思ったんですが、今回の足に障害を負った少年に坂口さんを
起用していたのは中々良いと思いました、ブラックジャックに対する小憎らしい感じが出てて良かったです。
相変わらず原作ではあまり好きな話では無いんですけども、上手い具合に纏めてあったので出来としては
比較的良い感じなのではないかと思いました、ピノコの出番も小休止の感じで挿入されてましたし。
出来れば、賊から財布を取り戻して少年に返す時、既に財布の中身だけ抜いて置いておくとかいうこざかしい
改良点があったりすれば個人的には最高だったんですが、流石にそんな事も無く、初回時のSP放送同様、
全体的にブラックジャックの心の温かさというか、優しい人柄が前面に押し出されていて良かったです。



ブラック・ジャック   第04話 「お医者さんごっこ」
三話は地震で欠番、DVD収録待ちの可能性高いのが正直難点。
ここにきてようやく、原作でも別に嫌いではない部類の話を映像化してくれたのでそれだけで今回は中々
賞賛に値する回だったんですが、無駄に声優面に金かけてるのが良かったです、緒方さん何故か笑えた。
音声が加わった事により、ただ、ほんまただそれだけで妙にええ話に感じれるというのは演出効果の意味で
良かったですし、法外な値段を要求するブラック・ジャックが情と真実に心を動かされて治療費をたかが
千円で請け負うというのも素晴らしい感じでした、早い話が感想書き辛いわけやがな。
今回も纏まっていて良かったんですけど、今回無意味にシャラクが登場、次回予告を見る限りでも次回も登場、
本作で今後シャラクがメインになる…例えば絆創膏取れて悪人状態の展開になる等のオリジナル要素を見せる
つもりがあるのなら構わないんですが、ただ単にシャラク出してるだけというなら正直しつこいので、特に
意味も無くシャラクを登場させているのであれば出番は控えてもらいたいです、流石に無意味に目にあまる。



ブラック・ジャック   第05話 「六等星の男」
院長の話、上手い具合に纏まってた気がします。
いい加減シャラクがウザイというか、何の為に原作改変してまでしつこくシャラクを出すのかが知りたいです。
ピノコが普通に遊べる友人という位置付けとしては非常に良いポジションなのかもしれませんが、然したる
理由も無く出されると違和感バリバリなので何とかしてもらいたいです、別に出るなとは言いませんが。
本編の方は中々、相変わらずブラック・ジャックの人の良さが無駄に滲み出てるので賛否両論ある可能性は
多分にありますが、個人的には良かったんじゃないかと思います、今までの話も纏まってましたし。
まぁ、逆に言えば纏まっているうえに、原作既読のおかげで書く事が二重に無いので感想を書く側としては
あまり綺麗に纏まられても困るというか、いい事なんですけど書く事無いので楽やなーと。
唯一つ気になった事と言えば、冒頭でピノコが川に体突っ込んでましたけど、ピノコって水大丈夫でしたっけ?



ブラック・ジャック   第06話 「ある教師と生徒」
結構良かった、音声があると良くなる顕著な例。
郷里さんの教師が無駄にハマってて妙な威圧感があったのが特に良かったです、アレは学校嫌いになる。
いい加減シャラクはウザイとかそういうレベルではなく、なんかもぅ「5分フィルム余ったからシャラク」
そんな扱いなんじゃないかと懸念する程に無意味な出番で目障りなんですが、それ以外は展開的にも
分かりやすい構成にしていて良かったです、いくらなんでも郷里さんの教師は生徒に無理強いしすぎですが。
原作の細部は覚えてないんですが、これアレですよね、教師は完璧轢かれ損ですし、轢いた運転手も損、
結局手術代はどうしたのか、今改めて見ると妙に問題点の多いラストやった気がしました。
手術代に関してはまぁ、生徒の為に自分の保険金を使おうとした教師の心意気に打たれてタダ、そういう
感じになったんだと思いますが、とにかく運転手災難な気がします、免許停止でしょうし精神的ダメージ。



ブラック・ジャック   第07話 「白いライオン」
ルナルナは良い、安易にレオの名称を使わない意味もあって可。
原作の方でレオ…今回の白いライオンに相当する話があったのは覚えてたんですが、地毛が実は茶色系統の
色だったというのは覚えておらず、最後にブラック・ジャックの元に大量の抗議の葉書が来た、その程度しか
覚えていなかったので、冒頭にも記したように安易なレオというわけではなくて良い感じでした。
シャラクに関してはまぁ、何故か夜にブラック・ジャック邸に戻ってくる、何故か手術室に入室を許可、
手術完了の報告をする際の動物園に何故か付いてきていると、流石にもぅナニがしたいのか分かりませんが。
今回は普通に良い内容でしたし、ピノコが活発に描かれてて作画も気合入ってて良好と、非常に良好でした。



ブラック・ジャック   第08話 「奇跡の腕」
個人的には最高でした、笑える意味やなくて普通に面白かったって意味で。
前回の予告で聞いた時は堀川さんはどうかと思ったんですが、実際聞いてみると普通に合ってましたし、
田中さんと佐久間さんも妙にハマってたり、今回は無意味なシャラクも一切出ずに終始内容重視の展開が
行われていて普通に良いと感じました、記憶違いでなければ原作よりもセリフが和らいでいて良かったですし。
けどまぁ、今こうして冷静に見ると、確かに最初事故った段階で早急に手術して腕を斬り落とさなければ
命を落としていたかもしれないとはいえ、後日ブラック・ジャック本人が語っていたように、彼に連絡を
取れば腕を斬らずに済んだかもしれないと思うと堀川さん演じる職人も結構可哀想ですよね。
彼の師匠は以前ブラック・ジャックに命を救ってもらってるので連絡を取るのは用意ですし、何より黒男が
あの職人の寿司を好きで食べにくるぐらいなので連絡を受ければマッハで病院まで来てくれたでしょうし。
まぁ、そんな展開になって腕が残ったままで手術終了したら話にならないのでアレなんですけども、
冷静に見返せばタイミング悪くて可哀想な事故やったなーと、話自体は上手い具合に纏めていて非常に良好。



ブラック・ジャック   第09話 「もらい水」
マグマ大使、何気にピノコが見てるTVに映ってて吹いた。
シャラクがウザイどころの騒ぎでは御座いませんでしたが、シャラク以外の面は全て良かったです。
記憶違いもしれませんけども、確かあの婆さんが山小屋で巻き込まれたのは電車の事故ではなく、地震で
土砂崩れ等が発生したとかいう感じの内容だったと思うので、新潟の件も含めて変更は良い感じだったかと。
原作の方だと嫁の態度や、向かう先々の家で婆さんを跳ね除ける態度がもっとキツい描かれ方をしていた為、
前述の地震と合わせて軽い感じの描写に変更されていたのも良かったと思います、ほんまシャラク以外完璧。
というよりも、本作は相変わらず一話に纏める手法が上手く、ココ最近は普通に良いアニメの手本となりえる
描かれ方をしていると思うので、安心して見れる非常に良質なアニメという感じです。
今回は放送前にトップ2のCMが入って無駄に熱かったのも良かったです、子供に勧めたい感じのアニメ。



ブラック・ジャック   第10話 「火の鳥伝説」
今回の放送で今年は終了、今年の締めの割りには今イチかなーと。
サブタイ表示時に原題が表示されていたので原作にもあったと思うんですけど、全然記憶に無かったです。
「医者は人の命を助ける」とかのセリフは流石に聞き覚えありますけど、それは医学を扱う作品では普通に
発せられるセリフなので記憶には関係無いですし…というかアレか、多分火の鳥ちゃうかったな原作は。
内容は今イチというか、珍しくアニメ版の本作でもミリアムのような身内の命よりも不老不死命という、
初めて自分の欲望優先のキャラが描かれたわけですが、むしろあのジジイ、気力だけで190年生存はやりすぎ。
CDに音声を入れてブラック・ジャックに送りつけてきた冒頭も、そもそも過疎化しすぎてるあの村の環境で
どうやってPCを使用したのかとか、ちゅーか電気無いやろとか、中々今回は設定面で微妙さが目立って残念。



ブラック・ジャック   第11話 「シャチの贈りもの」
泣けるな、最後のNGも別の意味で泣けて最高としか言いようが無い。
原作やと最後トリトンが死んでたような気がするんですけど、むしろそんな些細な疑問より、冒頭でモロに
ピノコが海に直行、海水喰らってるのに何とも無い描写が流石に、ちょっと設定面読み直せという感じでした。
それよりも本編、年末以降久々のBJだったわけですが、新年一発目としては中々良い話を持ってきたな、
そう思いました、相変わらず構成やシナリオ運びが上手い具合に展開しているだけに問題も無いですし。
特に、今回は三木さん演じる漁師の息子が妙にイイ味出してました、シャチ殺るのに命かけてる勢い。
今回はシャラクも出ませんでしたし、ピノコが海水浴びた以外に問題は無かったので非常に良い感じでした。



ブラック・ジャック   第12話 「にいちゃんを返せ!」
妙に今回和んだ、平和というか何と言うか。
本編の感想に関しては特に言う事も無く良い出来だったかと思うんですが、むしろ魔像軍団のボスが良好。
声を秋本さんが演じておられたわけですけども、何故か衝撃のアルベルトに聞こえて仕方が無い。
同じ声やから当然とか以前の問題で、妙に衝撃飛ばすオッサンの声に聞こえました、しかもまた魔像てお前。
今回は内容よりもそちらの方の印象が強かったので他に書く事は無いんですけども、ここ最近シャラクを
見ていなかったおかげか今回の出番に関しては然程鬱陶しさを感じませんでした。
無論、ピノコの友人という位置付けの役割よりも、今回は化け物の役したりで役に立ってはいたものの、
相変わらず無意味に登場させている印象は否めないので、今後はラルゴの様に背景と化すかアクセント希望。



ブラック・ジャック   第13話 「海賊の腕」
エエ話やった、ちょっと作画的にアレでしたけど許す。
音声が付いた事によって感動が増すのは素晴らしい限りなんですが、同様に一ノ関がごっつウザく見えた、
ソレが良くもあり悪くもありで中々微妙なところだったんですけども、ブスの熱演と相俟って結局は良かった。
原作に存在しない和登のせいで、手術後の一ノ関の孤独感みたいなモノが薄れていたのは残念でしたけども。
展開や構成自体は相変わらず上手い具合に纏まっているので、今後もこのレベルでイってもらいたいです。
個人的な要望としては、最近は所謂エエ話が続いてしまっているので、そろそろ母親の復讐の為に地雷が
埋まってる島に当時の犯人放置して治療しまくるとか、父親の依頼を受ける話とか、そういう黒いの希望。



ブラック・ジャック   第14話 「動けソロモン」
まぁ普通、ナニを持ってして普通なのか分からないのでアレですが普通。
記憶にある限りでは原作は全て既読だったと思うんですが、今回の話と次回の話、共に全く記憶に無い話が
展開されているので普通に楽しめました、普通に楽しめて内容も普通だったのは正直微妙なところですけども。
ムサシとコジロウの名前を使用していた両キャラ、特にその名前を使用している意味が無かったのも残念な
ところです、コジロウがムサシの為に動いたというのはイイんですけど、全体的に捻りが足りなかったかなと。
今回はアニメ制作の、こと作画の良し悪しや画の枚数に関する展開が見れたので、アニメ好きな者としては
普通に楽しめたので今回はその辺りの展開が良かったです、内容は本作にしては珍しく情緒が動かない感じ。



ブラック・ジャック   第15話 「偽りのウエディング」
まぁ普通というか、本作の普通は良いという意味なので良かった。
手術してもらったブラック・ジャックに惚れてしまう、この女性の場合は惚れたというよりも結婚式をした事で
「好きになった」と錯覚している部分は大きいと思いますけども、どうしても彼に惚れるという意味で考えると、
足の義足を作ってもらってブラック・ジャックに惚れた富豪の奥さんの方を思い出します、アッチの方が印象的。
どうも今回の話の方だと、最後完治した後の彼女が幼馴染でしたっけ、その男と結婚したというオチが、
確かに普通の展開として考えると自然な流れなものの、手術決定以降に男と会話してないのに結婚、
この展開が納得出来ないというか、流石にコレは綺麗に纏めすぎなんちゃうかなーとか思ったりします。
全体的に見れば相変わらず良い内容だったと思うので個人的に気になった箇所以外は、概ね良かったです。



ブラック・ジャック   第16話 「ピノコ行方不明」
個人的には最悪、原作無視して一つの話で考えればいいんでしょうが。
原作既読なものの、よくある「原作漫画とアニメは別モノ」というヤツ、そういう風に考えれば別に悪くは
無かったのではないかと思います、ありがちながらも泥棒が家族の為に更生して水族館で真面目に働く。
しかし原作既読の方は御存知の様に本来この話は、最後ヒッチハイクではなく当たり屋で金を稼ごうとした
泥棒がブラック・ジャックの車に轢かれ、タダで手術してもらったにも関わらずまだ金が欲しい素振りを
見せてキれたBJが十万か百万か投げつけて、ほんで医師免許が貰えなかった事に落胆する描写がありつつも
ピノコが無事だった事を喜んで終わる、確かそういう流れだったと思うので、今回のアニメ版の様に泥棒が
更生するわ医師免許の件に関するBJの嬉しそうな顔や落ち込みの描写が無くなったのはどうかと思いました。
当たり屋の展開は確かに夜7時台に全国のお茶の間に届けるのは確かにアレかもしれないので、その設定を
別にヒッチハイクに変えた事に関しては問題無いんですが、泥棒の方は最後まで身勝手でフザけた男だった、
最低限そのまま描いてもらいたかったです、一つの話としては上手い具合に出来てるとは思いますけども。



ブラック・ジャック   第17話 「声を失ったアイドル」
良い感じ、ヤンキー風の男連中が無理ありすぎるが。
喋ったアカンのは三ヶ月ではなく一年やったような気がしないでもないんですが、上手い具合に和登との
友情を絡ませて描かれていたので、前回の泥棒の改悪と違い今回は良い感じに改良されていて良かったです。
和登は出るものの、今回の話には全く関係の無いシャラクは一切登場しなかった、それがまた良い感じでした。
死ぬ気になれば喋らずに三ヶ月ぐらい過ごす事が出来る、自分の声を楽しみにしてくれてる人達の為に
約束を破ってつい歌ってしまう優しさと自分の欲求、全体的に、ほんと上手い具合に出来ていたと思います。
唯一気になった点としては、話の流れ上ブラック・ジャックが手術費を明確に要求してるシーンが劇中に
無かったので、実際この手術…というかまぁ最初のポリーフ摘出ですか、アレにいくらかかったのかな、
という事が気になりました、あれだけ万事上手い具合に声が出るまで展開して、実際の手術料がシャレに
ならん額で今後彼女達は金稼ぐ為に必死こく展開、とかやとソレはソレで笑えて面白いのは確かなんですが。



ブラック・ジャック   第18話 「メールの友情」
エエ話やった、音声の関係でジュンがムカつくクソガキに見えましたが。
勿論それは松本さんの演技力の賜物なんですが、体力が無くて野球が出来ないというのは確かに不憫に
思える設定ではあるものの、周囲にやたらと怒鳴り散らす、自分の嘘がバレない為にトムとの友情を切る、
深い意味は無いんでしょうけど手術代一億をトムかジュンのどちらの手術に当てるかという時、まずは
自分の足さえ直せばイイみたいな悪魔の囁きが自らの心の内に生まれる、「五年後には手術出来るんだし」
などと「自分はいずれ直るから今はトムが手術してくれて構わない」とも受け取れる発言をしたりと、
曲解で悪いように取ってるからそう思えるのかもしれませんが、なんか見てて無性に腹立ちました。
いやほんま、普通にエエ話なのはエエ話やったと思います、原作では確か電信やったのに時代背景の関係上
メールやチャットに差し替えられててやたら冷めるモノがあったのは事実ですが、普通に良い内容でした。
トムを浅川さんがやってくれていたのもファンとしては嬉しいというか、最近の浅川さんは下手したら
一番最後に聞いたんがネイルカイザーかカレラの恐れもあるだけに、ほんま久々に普通の役見れて感動した。
予告を見る限り、次回は久々に原作でも好きだった話をやってくれるようなので楽しみです。



ブラック・ジャック   第19話 「がんばれ古和医院」
珍しく間延び、ピノコの扱いに関しては可も無く不可も無くな感じ。
原作と違って古和医院にピノコも付いてきて色々と絡んでいた点に関しては別に悪くなかったんですが、
基本的に今回の話は30分モノというよりも、どちらかと言えば15分〜20分程度で終わるタイプの話の為、
ネタが無いからこそピノコを絡ませて時間を稼いだんでしょうけど、正直間延びしてたかなと思います。
内容自体は元々原作でも好きなタイプの話だったので良かったんですが、もう少し纏めてもらいたかったなと。
次回はあまり好きではないスリの話なのでまぁ、とりあえず面白くなっている事を期待します。



ブラック・ジャック   第20話 「山手線の哲」
意外に良かった、嫌いなエピソードだったんですが意外に好印象。
流石に指が飛ぶシーンに関しては差し替えられていたものの、良い感じに纏められていたんではないかと。
シーン差し替えの関係でヤクザの存在意義が薄くなりはしましたけど、分かりやすく描かれていて良かった。
上手い具合に纏められていただけに書く事が無く、むしろ冒頭で大雨の中外に放置されてるラルゴが異様に
哀愁漂ってたとか、CM入る直前にはついスリをやってしまった事で驚きと恐怖を覚えてた哲が、CM開けたら
ナンか味を占めたのかスリの常習犯になってしまってるという、アニメならではの場面転換が今回は妙に
笑いを誘いました、NG集のあっちょんぶりけも今回に限っては微笑ましいモノだったので今回良かったです。
次回はSPで二話放送という事なので、余所見してて予告しっかり見てなかったんですが楽しみです。



ブラック・ジャック   第21話 「春一番」
一時間SP前半、ナンか色々原作と違ってた気がするけど妙に記憶が薄れてる。
この話って原作やとシャラク達が言ってたようにマジで殺人犯の幻影が見えてたんちゃいましたっけ?
別の話と混同してるかもしれないので確証は無いんですが…まぁ、とりあえず原作との差異はこの際
無視するとして、中々良い感じだったんではないかと思います、綺麗に纏まっていたというか。
順番的な事を考えてもこの話が一時間SPの前半、ピノコのが後半というのもイイ順序だったと思いますし。
上手い具合に纏まっていたので特に書く事も無いんですが、強いて言えばやはり後半同様シャラクの存在が
無駄にウザかった点ぐらいでしょうか、流石にここまで来るとウザすぎてマジでキツイ。



ブラック・ジャック   第22話 「ピノコ大人計画」
一時間SP後半、シャラクのアッチョンブリケとか要らんから。
「妖精でも病気になるんや」とか母親が突っ込んでましたが、この話は、個人的には原作よりもピノコが
チンクと仲良くしてるトコをBJに見せ付けて焼きもち焼かせようとしてる描写が見えて良かったです。
原作でも十分分かるんですが、映像と音声のおかげでより良く表現されるようになった好例と言いますか。
基本的に終始和やかなムードで展開していたのは良い限りなんですが、ほんましつこくもシャラクがな、
流石にこの話に限ってはウザイ通り越して素で目障りでした、お前ナンやねんと、絆創膏取ってみろと。
特に感想は無いんですが、今回の一時間SPはシャラクがウザかった以外は概ね良好で良い感じでした。



ブラック・ジャック   第23話 「土砂降りのち恋」
良かった、BJっぽくなかったけど普通に良い感じ。
原作やと女の先生最後死んだような気がしてなりませんが、中々女の先生のBJに対する気持ちの移り変わり、
その描写が上手い具合に表現されていたので中々、実に良い感じだったのではないかと思います。
原作だと怒った時はデフォルメというか、如何にも漫画という絵で表現される事が多々あったものの、何故か
アニメではそういった表現が成されなかったのに、今回ちゃんとそういった表現もあったりで意外に良好。
全体的に良かったので特に書く事も無いんですけど、強いて言えば恐らくお笑い芸人か何かであろう素人をも
凌駕するクソ以下の二人、役柄は忘れましたけど棒読みすぎて萎える通り越して久々に素で冷めました。
本作は上手い具合に構成されている良質のアニメなので、出来れば下手な声優等は使わんといて欲しいなと。



ブラック・ジャック   第24話 「ナダレという挑戦」
良かった、内容もさることながら古谷さんの熱演が光ってた。
相変わらず原作でこういった話があった事をまるで覚えてないので新鮮に楽しめたんですが、中々テーマ的に
考えても良い話だったのではないかと思います、ちょっと過去と現在のナダレが違いすぎて吹いたが。
作画の方も中々綺麗なレベルで映像的にも良かったですし、何よりBJの赤い目が異様に気合入ってて○。
今回は内容が良かっただけに感想が特に無いんですが、強いて言えば、もう少し古谷さんキャラの奥さん、
あの人の出番を増やして「如何にもイイ人」というのを視聴者に見せておいて、それで中盤ナダレに
襲わせて、ナダレの気持ちと合わせて視聴者の心情を震わせる、そんな展開にしても良かったかなーと。



ブラック・ジャック   第25話 「コレラ騒ぎ」
面白かった、今回は良いというよりも面白いという感想が似合う内容でした。
まぁ内容が良くても作画が崩れまくってたので印象自体は正直それ程宜しくは無いんですが、中々ピノコを
主体に面白い展開が描かれていたので良い感じでした、小休止的な一本として楽しめたなという感じで。
強いて言えば「コレラに感染したかも」というBJの懸念とは裏腹に、実際は感染しておらず普通に日本へと
戻ってこれたわけですが、出来れば感染してもらいたかったなと思いました、深い理由は無いんですけども。
作画は、たまには宜しくない作画を見せられても我慢しますが、無駄にシャラク出てるのがほんま、
しつこくも本作は原作である漫画の出来が良く、アニメでの構成や演出もイイだけにシャラクがウザイです。
次回はソロバンのようなので楽しみ…というか、今回作画が崩れたのでベロで弾くシーンを異様にリアルに。



ブラック・ジャック   第26話 「ソロバンの天才」
父親が微妙、キャラの薄さも音声面の下手さも気になった。
特に相方とも言うべき女の先生を松井さんが演っておられて熱演していただけに、余計父親の方の薄さが
浮き彫りになっていました、「ソロバンの音は父親の音」という点があるにも関わらず妙に薄かったです。
内容に関してはほぼ原作そのままの印象を受けたので何も感想として書く事は無いんですが、しつこくも
シャラクの出番は本当に必要なのか、その事が相変わらず気になりました、ほんましつこくも無駄にウザイ。
次回は結構好きなエピソードで、予告を見る限り作画も気合が入っているようなので楽しみです。
ただ、ほんましつこくもシャラクが出てるようなので萎えるというかウザイの極みというか、何の為にやねん。



ブラック・ジャック   第27話 「最先端ルームの悲劇」
作画が良かった、綺麗より表現としては良かったが適切な感じ。
無駄にBJの顔周りの作画が気合入ってましたが、全体的にOVAよりの絵だったのが印象的でした、濃い。
今回レベルの作画なら毎週維持するのも不可能ではないと思うので、出来れば今回ぐらいの作画を安定して
提供してもらえれば言う事は無いんですが、とりあえず作画以前に素人を声優に起用するなと、耳障り。
素人というか芸能人でしたっけ、苦言を呈すようで申し訳無いんですが、真面目な話酷く耳に障ります。
シャラクも相変わらず無駄にウザかったりと、他の面が全てイイ時に限ってウザイ要素も極めてウザい事に
なっているのが、個人的には本作最大の難点かなーと、今回のBJとピノコの描写とかイイだけに余計気になる。



ブラック・ジャック   第28話 「荒野の伝染病」
流石に中弛み、原作が短いだけに仕方無いと言えば仕方無いですが。
原作のエピソードでは未登場だったピノコを出して、要所要所で登場させては色んなキャラと絡ませる、
案としては悪くないと思うんですが、どうにも終始ダラダラしたムードが流れてた気がします。
猟師のオッサンは原作でもBJを助けてたので問題無いんですが、テーマパークのオッサンとか小野さんが
奮闘し切れてなかったせいで今イチ印象に残らないキャラになってしまってますし。
構成の方は悪くは無いものの、正直もう少し頑張って欲しかったな、という感じでした、次回に期待。



ブラック・ジャック   第29話 「命を生ける花」
結構良かった、ただ手術後の異様な血色の良さには笑った。
基本的に本作はゲストキャラで登場する声優さんが有名無名問わず安定しているものの、今回のように、
稀に島本さんのような安定どころの騒ぎではないレベルの人が担当してくれるから嬉しいですよね。
大塚さんのBJとの掛け合いで、お二方共上手い分余計物語に惹きこまれるというか何というか。
今回は構成も良い感じでピノコの扱いも良かったので中々の傑作の回でした、やはりゲストは上手いに限る。



ブラック・ジャック   第31話 「20年目の暗示」
無難な感じ、大塚さんの演技力で良くなってる印象。
催眠術のオッサンのせいで今回BJは大変だったわけですが、真相が判明した時に謝罪してるとはいえ、
謝罪の仕方に心が籠もってないというか、ほんまに悪いと思ってる人間の謝り方じゃなかったのは、
こちらは逆に音声が付いた事により原作以上に催眠術のオッサンに対する苛立ちが募った、という感じでした。
基本的に原作と特に目立った差が無かったと思うので内容に関しては言う事無いんですけども、まぁ後は
またしても声優関係で申し訳無いんですが本作に脇役レギュラーとしてほぼ毎回出てる小野さんでしょうか。
AIRの時もそうだったんですが、個人的には別に小野さん嫌いというわけではないものの、やはりどうしても
脇を固める声優さんが極端に上手い人が多い、という作品に出る率が高いせいか、どうしても、意識せずに
見ていても「下手やな」と目立ってしまうのが難点です、声のせいで今回のようなヤクザは似合わないとか
そういうレベルの騒ぎではないだけに、もう少し上手くなるか、或いは声の合うキャラにしてもらいたいなーと。



ブラック・ジャック   第32話 「青い海の恐怖」
かなり良い感じ、全体的に高レベルで纏まってた気がします。
サブタイが「青い恐怖」に「海」を加えたモノになっていたわけですけど、海を加えた方が個人的にはイイ
印象を受けたので、ようやくサブタイの変更で意味を感じる事が出来たというのがまず良かったです。
内容に関しては原作と違いピノコが居てた事もあってか全体的にキャラ間での絡みが多くなっていて、
珍しくソレが功を奏していた気がします、今までだと無理に喋らせている感じがあっただけに今回は好印象。
作画も綺麗で正直、中々どころか今回はかなり良かった気がします、キャラが少ない分引き締まってましたし。
ただ良い事ばかりではなく、ちょっとピノコにアラマンチュ?言わせすぎだったり、田中さんは流石に上手い
ものの、太一の顔にはあまり声が合っていないのが残念だったかなと、溺れてる辺りは素で流石でしたが。



ブラック・ジャック   第33話 「空からの侵略者」
無難な出来、松本さんはもう少し間を置いた方が良かったような。
何の回だったか忘れましたが、以前も松本さんが声を担当されていた回がありましたし、何より松本さんは
演技力は完璧なものの、声の印象が非常に残る方なので、もう少し間を置いて起用した方が視聴者的にも
前の役と被る印象を持たずに済むんじゃないかな、と思いました、上手かったので全然問題無いですが。
シャラクを友人役に登場させたのは良い点と悪い点が混在していた印象を受けました。
話し相手が居るおかげで入院した直後のサトルは精神的に楽になれたわけですけども、逆に原作と違い
まともに会話出来ると本人が思い込んでる相手が居たおかげで孤独感は薄れていたので、友人の追加は
色んな意味で微妙だった気がします、長所が短所にもなってるといった具合に。
他の面は相変わらず問題無かったです、ウィルムス腫瘍の事で皆がサトルにバレないように振る舞っていた、
その時の顔つきと演技や表情は流石にわざとらしすぎたので、そこだけが問題、といった感じでしたけども。



ブラック・ジャック   第34話 「揺れる手術室」
もぅ34話もやってたんですね、意外に話数イってるねんなーと。
内容は特に申し分無いんですが、確かこの話って、原作やと最後電車会社というか、まぁ早い話がJRですか、
JRに手術費請求してたような気がするので、ソレが削除されてたのが個人的には微妙なトコでした。
BJと言えば次回の話を見ても分かるように「ナニがあっても手術する」「手術の邪魔をするヤツは許さん」
という性格じゃないですか、なので原作未読でも、普通はこの展開だと最後BJがJRに手術料請求、
余分に請求した金額を今回の夫婦に譲渡して金銭的余裕を与える、というのが普通だと思うじゃないですか。
そら、周囲の住民が金を出し合って夫婦を助ける、というのも傍目に聞けば美しい話だとは思いますけど、
件の脱線事故とか抜きに、ちょっとこのラストだけは変えないでほしかったなーと。
コレで単なる俺の勘違いだった場合はもぅな、平謝りで、ピノコに寿司喰わすっちゅー事でどうか勘弁。



ブラック・ジャック   第35話 「病院ジャック」
電気切れた時に備えて患者の内臓器官等の状況を克明に記憶していたというのは覚えてたものの、ソコに至るまでの
過程を一切覚えていないという、なんかレアな原作の記憶でした、普通後半覚えてたら前半も思い出すもんなんですが。
内容は良かったんじゃないかと思います、犯人のオッサンは医者に復讐したいのに、手術すれば助かるであろう子供が
目の前に居るのに医者に手術をさせない、というのは流石にわけわかりませんでしたが、まぁ概ね良好だったかと。
というか原作の方を覚えてないので何とも言えないんですが、実際こういう犯人の場合だと、少なくとも子供だけは
手術させる、或いは最初ジャックした際に誰かが暴れて流れ弾直撃、ソイツを手術したければ金を、ですよね。
珍しくBJ以外の若手の医者や研修医も頑張ってたりと、自分達だけが自由になってすぐに逃げた医者も居る中、当然
残って手術の続きをする医者も居たわけなので、対比として考えても良かったなーと。
コレで最後、自分の手術を終えて満足げに帰るBJを警察が無免許医という事で逮捕する展開なら神認定だったんですが。



ブラック・ジャック   第36話 「岬の家は未完成」
丑五郎を青野さんが担当しているおかげで随分印象が良くなっていたのは喜ばしい限りなんですが、この話って確か、
家を完成させると満足して死ぬかもしれないから入院させる、という理由ではなく、単純に当時のBJの力量では
病気を完治させる事が出来なかったから入院させる事になってしまった、という結末じゃありませんでしたっけ。
原作好きなものの何故か結末だけ思い出せないという事が多いので単なる記憶違いかもしれませんが、どうも最近は
纏め方こそ上手いものの展開が変えられてる、そういう脚本が多い気がします、妙に違和感があるというか。
例えばBJの家に泥棒に入ったオッサンが当たり屋の真似してBJの車に轢かれる、とかは流石に色々と問題があるので
変更も止む無しという気はしますが、今回のような話の場合、確かに変更後の方がBJの優しさは伝わるものの、
原作の方が駆け出しの医者だったBJには治療する技術がまだ無いというリアルさが描写されているわけなので、
正直本作のアニメは、纏め方や構成こそ上手いものの、シャラク達の追加や原作変更等、原作再現以外の展開を
盛り込むと途端に違和感のある展開になっているのが残念です、完成度は高いのに傑作に及ばない出来というか。



ブラック・ジャック   第37話 「イルカと強盗団」
内容自体は久々に原作そのまんまという印象が強かったので特に語る事も無いんですが、草尾さんのジローが良すぎ。
流石草尾さんという感じで上手いわカッコイイわで最高だったんですが、逆にそのせいで、基本的にセリフ自体は殆ど
用意されてないトモでしたっけ、怪我してる方が喋ると演技力の違いが目立ちすぎたのが、逆に難点だったという感じ。



ブラック・ジャック   第38話 「未知なる者への挑戦」
例えば原作の有る作品を映像化して、大幅に展開を変えたり何らかの要素を追加したりする場合は受け手によっては
改悪と取ったり、或いは改良と取ったりするので個々様々な反応があるでしょうけども、個人的には今回の内容、
大工の年寄りの回並に改悪でした、改悪というかシャラク出す必要も無い内容なのに無理に出してたのが×。
別にシャラクを出すなとは言いませんが、原作だと普通に宇宙人が喋っていたシーンをシャラクに喋らせていた、
ただそれだけなので、それならそんな事をせずに原作通りにしていればいいだけの話なのでどないやねん、という感じ。
他にも、宇宙人が謝礼として支払った代金が全くのコピーだという事が判明する展開。
コレも偽札所持という理由で捕まった際に現地の警察から指摘されて知る、そちらの方が良かったのでまた改悪でした。



ブラック・ジャック   第39話 「戦争はなおも続く」
結構良い感じでした、当たり前の事ですけど戦争の悲痛さや周囲の人々の悲しみなんかを丁寧に描いてたのが○。
ただ、ルナンの母親に関してはもっと「お前マジで鬼ババか」と思える程に強烈な仕打ちをルナンにしていた方が
良かったんじゃないかなとは思いました、監視されてる事が発覚する前に涙を流したり辛そうにしてるシーンも削除で。
このエピソードは結構好きな話なので良い感じに纏められていて良かったんですが、最後の、ルナンが無理矢理戦争に
連れ出されて三日後に呆気無く戦死した、というトコまで描写した方が良かったとは思いました。
死ぬとなると確かにキツイ印象はあるかもしれませんけど、その方が戦争のエグさや痛みなんかは伝わりますので、
ソッチの方が良かったんじゃないかなーと、まぁ今回に関しては上手い具合に構成されていたので良い感じでしたが。



ブラック・ジャック   第40話 「人形と警官」
音声と動きが付いた事で良いエピソードへと昇華した代表的な一例という感じでした、正直中々良好な感じ。
勿論、逆に音声が付いた事で、警官が人形の事を考えたせいで交通渋滞になった、あの場面で警官がBJに対して
交通違反だのと文句を言うのは完璧な筋違いなので「これやから警官は…」と苛立ちの募る情景にもなりましたが、
難波さん演じる警官が上手かったおかげで、人形と接する描写や普段のクソ真面目な態度がより良く表現されていて
良かったです、最後の看護婦さんも伊藤さんのおかげで印象向上、個人的には今回良すぎて感想が無いという感じです。



ブラック・ジャック   第41話 「オペと映画の奇跡」
原作改悪の展開だったとしても単発で見れば毎週イイ話やな、という感想を持つ本作なんですが、今回のは久々に、
素で「よく夜7時の時間帯にこういう内容のエピソードをやってくれた」という感じでした、エエ話やった。
良くも悪くもBJらしい話と言えばそれまでなんですが、手術によって今まで公式に治療された例の無い患者を
一人救う事が出来たにも関わらず無免許医で例の無い手術法というだけで何一つ認めようとしない医師連盟の面々、
ソレに対して手術を手伝ってもらった辰巳先生の映像にのみ差し替えて編集したフィルムなら問題無いと言うBJ、
しかも、マジで免許のある医者の手術なら文句は無いとばかりに反論もせずに舌打ちして去る最悪な医師連盟、
手柄や栄光よりも患者を救う事が出来た事に意味と喜びを見出すBJと、ほんま、もっとこういうエエ話をこの時間帯に
放送してもらいたいなと思える素晴らしい内容で御座いました、不覚にも素で感動。



ブラック・ジャック   第42話 「人生の誤診」
まぁ無難に良い感じだったのではないかと思います、展開の関係上ラストが暗く見えましたけどこんな感じかなと。
紙面で見る限りだとソコまでの違和感は無いのに、アニメで映像として見ると伊藤先生の髪型がイカしすぎ、とかはまぁ
面白いだけなのでいいんですが、音声が付いたおかげで太腹が余計ナメたキャラになってたりと、まぁ無難に。
個人的には普通、良くも悪くも「良い感じやったな」という内容でした、特に細かい感想等は無しという感じで。



ブラック・ジャック   第43話 「ちぢむ!」
万遍無く無難に良かったのではないかと思います、原作のこの話は流石に覚えてるものの細部を覚えてないせいで
あまり比較出来ないというのもあるんですが、まぁ、普通に良かったんやないかと思います。
ただ気になった部分が無いわけでもなく、原作だと逃げた後周辺の村で死体が見つかった?助手、戸隠先生のみならず
BJも若干縮み始めてた気が、空気感染と判明して以降は確か戸隠先生の体から薬作った気が、細部を覚えてないので
偉そうな事は言えないんですが、どうも重要な部分が描かれていなかったり差し替えられていた、そういうシーンが
多かったような気がするのが気になりました、悪い意味でアニメ化の影響が出てしまったとでも言うか。
かと思えば「医者は一体何の為にあるんだ?」という疑問を呼びかけておいて結局答えを出さないまま終了だったり、
見てる分には今回も良い出来だったと思うんですが、よくよく考えれば疑問点が多々あった気がします。
あとはまぁ、本編とは関係無いんですが小賢しい事にまずBJと握手して感染させておいて逃げれなくした戸隠先生、
これだけ教え子にナメたマネしといて最初謝らないというのがウザイですよね、縮み始めて以降に謝られても、
もはやソレは死を覚悟してるから謝罪はしておかなければ、という理由で謝ってるとしか思えなくなりますし。
何にしても次回はピノコ誕生のエピソードみたいなので楽しみです、原作通りにやってくれれば何も言う事は無いです。
てかアレですよね、BJは一ヶ月放送休止とかほんま、野球とか改変期のSP番組やる暇があったらちゃんと放送しろと。



ブラック・ジャック   第44話 「ピノコ誕生」
かなり良い感じでした、正直タイトルは原題のままで良かったような気もするんですが、全体的に好感触でした。
確かに、強いて言えば作画が微妙だったので、折角の大事な話という事も含めて綺麗な作画でやってもらいたかった、
という気持ちはありますけども、まぁ今回は単純に内容と構成の良さで気になりませんでした、ただ面は綺麗に描きすぎ。
今回のは非常に分かりやすい「音声が付いた事でより印象が増したエピソード」という感じでした。
たどたどしいピノコは可愛かったですし、ソレを見守るBJも温かみがあって良い感じ、煙草の不始末はアレですけども。
あと個人的に良いと感じたので、最後姉がピノコに対して暴言を吐いたシーン、あの辺りがちゃんと再現されていて
良かったなと感じました、全国ネットという事もあって無難に「そんな子知りません…」とか、ほんま無難なセリフで
終わらせるんじゃないかなと思っていただけに、よく暴言吐かせてくれたというか。
次回はゲラのようなので楽しみです、ピノコ、ゲラ、と来てるので、そろそろBJが復讐の為に地雷原の無人島に犯人を
放置して半殺しの目に合わせまくるエピソードが見たいところです、流石に無理だろうとは思いますが是非見たい。



ブラック・ジャック   第45話 「笑い上戸の同級生」
ナニを今更という感じですが、若かりし頃のBJを演じておられた関さん、ほんま相変わらず上手いなと思いました。
上手い方はいつどんな役を聞いても上手いですし、失礼な話、下手な人はいつどんな役を聞いても下手じゃないですか、
なので不意に「上手いな」とか感じる事は無いんですが、それでも関さんはホントに上手いなと、改めて思いました。
内容の方はゲラのエピソードだったわけですが、原作に然したる手を加えたわけでもなく良い構成と展開で描かれていて
中々好印象だったんですけども、個人的には、珍しく音声が付いた事で良し悪しが極端になったな、という感じでした。
ゲラ自体は悪くなかったんですが、笑い方が好きになれないというか、「校長先生は絶好調」で爆笑してましたけど、
「絶好調」なので褒めてるものの、言わば人を笑いの種にしてるわけじゃないですか。
細かい事気にするなと思われるかもしれませんけど、どうもそういう態度が好きになれなかったなーと。
えー、展開自体は良い感でした、次回はジョーズのエピソード、ココ最近暗い話が続くので個人的には嬉しい限りです。



ブラック・ジャック   第46話 「文化祭の用心棒」
とりあえずジョーズの吉野さんが、個人的には今まで吉野さんが演じてこられたキャラの中で一番ハマってて、尚且つ
声もカッコ良かったなと感じたものの、その反面シナリオに大分手が加えられていて、挙句に原作だと花の中で
散っていったジョーズが生存して終了という、それこそ正にジョーズの言う「カッコイイ生き方」とは程遠いラストに
変更されていたのが正直不満でした、ジョーズの吉野さんは良かったのに、ソレ以外が全て良くなかった、という。
和登がジョーズに惚れてるっぽい描写だったのはまぁ別にイイんですけども、もうちょっと何とかならなかったのかなと。
hiroは…まぁ、コレも良くも悪くも、苦言を呈せば普通に見てて歓迎する人は居ないでしょうけども、本筋に関わらず、
文化祭で歌ってるだけ、という登場だったのは良かったかと思います、本筋に絡まれると作品の質が落ちますし。



ブラック・ジャック   第47話 「雪原のヴァイオリン」
実は原作のこのエピソード全く覚えてないんですが、モロゾフを肘付さんが演じておられたおかげで非常に良い内容に
昇華されているなと思いました、その話の核となるゲストキャラは毎回重要なものの、やはり肘付さんのように確実な
演技力のある方が担当されると中身も更に引き締まるというか、単純に凄いなーと。
気合が入ったのか、大塚さんも普段より、更に圧倒してくれる演技力で演られていたので、今回は良いモノを
見せて頂いたなと思うと同時に、良いモノを聴かせて頂いたなとも思いました、反面他の端役が余計アレでしたが。
内容の方は良い感じだったんですが、むしろ個人的には勝手にウィスキー持ってきて飲んだ男、あの男がウィスキーを
手放してしまった後、どういう扱いを受けたかの方が気になりました、モロゾフがストラディバリ持ち出したのが
悪いとか、吹雪の中素手で地面を掘り返したとか理由は色々あるでしょうけども、ウィスキーは文字通り機長達にも
黙って無断で持ってきたわけですし、そのせいでまずピノコが死にそうな目にも合ってるわけですし。
ある意味本筋ではないので描く時間が惜しいのかもしれませんが、君が望む永遠なんかでも同様に、事件の発端で、
尚且つ誰かの人生を間違いなく壊した張本人、そういう人物の事件後の描写もしっかりやってほしいなーと。



ブラック・ジャック   第48話 「コマドリと少年」
少年の目が悪いイメージとして印象付けられてる少女漫画みたいだった点に関しては敢えてスルーするとして、
内容の方はまぁ無難だったのではないでしょうか、正直アニメ化に際してコマドリが生存する改悪が発生するだろうと
思っていただけに、結末は同じままだったので安心しましたけども、不良の石攻撃はエグすぎる。
内容とは関係無いものの、朴さんも鋼のエド以降殆どの役が声も演技も同じという、正直実力はあるのに中身が
寒い事になってたのに対して、ようやく今回キャラに合わせた声と演技に戻られていて安心しました。
とりあえず、内容の良さは既に原作で十分に分かっているので、今後は作画を綺麗にしてほしいなと思いました。



ブラック・ジャック   第49話 「人面瘡の本音」
全体的に良い感じでした、珍しく冒頭のシャラクも外してませんでしたし、男に追われるピノコ、賛否両論あるでしょうが
崖から転落した後に手術して生存、最後は死亡ではなく終身刑になるという変更、今回の原作には無い追加シーンは、
珍しくどれも成功してるなという印象を受けました、ラストに関しては微妙に「んー…」という気もしますが。
男を関さんがやっていたおかげで、手術してもらいに来た時の紳士的な態度と、殺人犯に戻ってからの裏の顔との対比が
上手く表現されていたりと中々良い感じでした、毎度当たり前の感想なんですが、やはりそのエピソードの核となる重要な
人物を実力のある声優さんが担当してくれると非常に安心して見れるなーと、今回は端役も居ませんでしたし。
ラストの変更云々は別に、多少後味の悪い締め方だったとはいえ、久々に安定した内容でした、構成も良好で良い感じ。



ブラック・ジャック   第50話 「引き裂かれた兄弟」
久々に作画が良かったのが印象的でした、ただ作画は良かったのにBJがあまり画面上に出ず、その作画の大半を
英三に割いていたのが、展開上仕方無いとはいえちょっと勿体無いなと、英三とか誰が描いても変わらんような気が。
原作の方をまるで覚えて無いので何とも言えないんですが、コレ英三どうなんでしょうね。
兄を心配してるからこそBJに息子役を頼んでまで手術を依頼した、と言えば聞こえはいいですし、確かに父親の死後、
兄の期待が異常なまでの重圧として圧し掛かったので耐え切れなくなったというのも分からないではないですが、
はっきり言えば英三は、父親へ医者になると約束したのにソレを破った、兄に「自分には無理」と一言でも言えば一応の
断りは立つのに無断で行方をくらまし医学とはまるで関係の無い大企業の社長、しかも父親の残した会社の商売敵、
兄を救う為とはいえBJを息子と偽らせて手術させようとしたと、結果だけを見れば英三は最初から最後まで兄に嘘を
吐き続けて一言も謝罪してないので、真面目に考えるとどうなんかなーと、正直素で最低やなと思いました。
次回は琵琶丸が出るようなので楽しみです、予告カットだけを見ると針持った琵琶丸が悪党にしか見えないのが熱い。



ブラック・ジャック   第51話 「噂の座頭医師」
構成自体は悪くなかったと思うんですが、何故か感想としては微妙な印象を受けました、悪くは無いですし、特にココが、
という問題点も無かったものの、どうも見終わった後に「なんか微妙やったな」と、「なんか」微妙でした。
琵琶丸に野沢さんを起用していたのは良かったかと思います、如何にも野沢さんらしい雰囲気が出てましたし、正直に
失礼を承知で言えば俺は野沢さんがあまり好きではなく、声と喋り方の関係で聞こえ辛い時があるじゃないですか。
それがこの琵琶丸だと普通に上手く聞こえるだけでしたし、妙なオッサンらしさを存分に醸し出し、歌いながら歩くシーン、
この辺りは野沢さんだからこそ上手く表現出来ている印象が強いので、今回は琵琶丸の良さのみ異常に光ってました。



ブラック・ジャック   第52話 「一瞬の目撃者」
原作の中でも比較的好きなエピソードだったので改悪されないかどうかが心配だったんですが、何と言うか…まぁ、
ジョーズが生きていた、コソ泥が更生した、そういうレベルの改悪があったわけではないので、そういう意味では
無難な出来だったものの、とりあえず何故犯人を原作と違う人物にしたのかが知りたいです、何か意味があったのかを。
売店の女性は結局五分間のみしか視力が戻らなかった、この結末が変わらなかったのは非常に良かったですし、
善意で怪我人に応急処置を施してるBJに警官の上司が来たからといって「もういいから帰れ」というフザけた態度を平気で
取る一人の警官、確たる証拠も無く容疑者と呼ぶのにも無理がある四人に対して「ソコへ並べ!」と偉そうな警官、
五分しか視力が戻らないとBJが言ってるのに平気で手術を依頼する警官、BJが断ると金で解決しようとする警官、
結末が変わらなかったのと警察が如何にナメた態度を取っているかは上手い具合に描かれていたので良かったんですが、
犯人変更の理由だけが不鮮明だったので微妙かなーと、犯人変更は別にしても、前半の取調べが間延びしてて残念。
あとは、売店の女性を坂本さんが担当されてましたけど、正直声が綺麗すぎて合ってない、という印象を受けました。
次回はヤンキーの女が赤ん坊を拾うエピソード、今回に引き続き好きなエピソードなので楽しみです。



ブラック・ジャック   第53話 「ロッカーのゆりかご」
今回めちゃめちゃ良かったです、ココ最近、展開だけで見れば良さそうに見えるものの実は原作を改悪してしまってる、
そういう事が多かっただけに、今回のエピソードを丁寧に描いてくれてたのはホント良い感じでした。
またマギーの皆川さんがやたらハマってるというか、作画も綺麗でマギーが美人、赤ちゃんに対する態度が献身的で、
尚且つ娘が夜な夜な出歩いてるとはいえ露骨に親の態度が悪くてマギーに感情移入出来たりと、今回は久々に構成も
展開も上手い具合に描かれていたかと思います、もうちょっと悪い面というか、不良グループと行動して人様に迷惑を
かけまくってるマギー、という描写を入れた方が対比として良かった気もしますが、個人的には十分楽しめました。
ホント久々に良い感じだったので言う事無しなんですが、今回ので今年放送分は終了。
去年の火の鳥のエピソードが微妙だっただけに、今年のは内容も締め方も一年を締め括る感じで非常に良かったです。



ブラック・ジャック   第54話 「偽り親子の幸運不運」
良い感じでした、記憶が確かなら然して原作からの変更もありませんでしたし、真殿さんの天道が実にイイ味を。
正直良かっただけに書く事が何も無いんですが、強いて書くとすれば、別に今回のエピソードに限った事ではないですが、
基本的に「別にブラック・ジャックでやる必要は無い」という内容が多いですよね。
確かに、今回だと整形手術の腕前が必要になるのでBJは必須ですし、何故か声帯まで変わってるというのも流石なので
BJの存在は欠かせませんが、エピソード自体にBJが絡んでないので、内容の良し悪しは別にあまり意味が無いな、と。
ただ良かったのは良かったので問題は無いですし、新年一発目にこのエピソードを持ってきたのも非常に良好。



ブラック・ジャック   第55話 「命のプラットホーム」
無難に纏めてあって良い感じだったんですが、原作と違い少々和恵の語りが多すぎる印象がありました。
恐らくそう違いはせず、単純に音声が入った事による錯覚だとは思うんですけども、ちょっとくどすぎるかなーと。
くどいも何も、原作でも語りで展開するので丁寧にアニメ化してると言えば丁寧なんですが、微妙に変な印象。
今回はアレです、井上さんの演じる士朗がカッコ良すぎて鼻水吹いたのがひたすら印象的でした。



ブラック・ジャック   第56話 「縫い目皮膚の提供者」
無難に良い感じでした、原作でのエピソードを覚えていないので再現度的な良し悪しは分かりませんが、普通に良い。
タカシもやり方はアレなものの、地球を護る為に公害を輩出する工場を爆破しようとしたり、展開がまず良いなーと。
ただ良かったのは良かったですし、BJの性格を考えると数十年ぶりに親友と再会しても、表面上めちゃめちゃ喜んでても
会話自体は意外に淡白、というのが実にらしいところではあるものの、タカシとの会話が多少短かったかなーと。
尺の関係でしょうし、原作でも本題のみの会話だったのかもしれませんが、もう少し友達同士の会話が欲しかったトコロ。



ブラック・ジャック   第57話 「ピノコのお受験日記」
今回の原作変更は良い感じでしたー、良い感じとか言いながら実は細部までは覚えてなかったりするんですが。
最後、ピノコの為に特別に一時間だけ高校を開いて授業を受けさせてあげる、というのは単純に微笑ましかったですし、
受験勉強を頑張るピノコ、試験当日極度の緊張状態で倒れるまでの過程、この辺りの描写が非常に秀逸だったなと。
他にも、大金を積まれても裏口入学はさせないと断る校長が、実際は試験を受けさせる為だったわけですが裏口は無理、
と断った辺りが中々良い感じでした、通信教育の卒業が金で出来てただけに対比として考えても良いなーと。
ただその反面、久々に登場したシャラクがウザイ事山の如し、てか真面目な話ウザイどころの騒ぎではありませんでした。
自分でもナニがそんなにウザかったのかは分からないんですが、久々に見たせいか妙にウザさがパワーアップ。
和登と二人になって「学校は良いところ」とか言ってた点に関しては、あまりにも個人的な意見で恐縮なんですが、
正直コレだけは見てて「は?」という気分になってしまいました、人それぞれ色々あるでしょうし、仮にピノコが学校へ行って
嫌な思いをし「二度と行きたくない」と思ったとしても、捻くれて言えば「行きたくないと悟れたので行った意味はある」
という事になるんでしょうけど、今回のシャラク達はあまりにも「学校へは絶対行った方が良い」という意味合いのモノで
表現されていたので、正直鬱陶しかったなと、しつこくも個人的な理由で恐縮なんですが。
シャラク達を除けば今回は全体的に良い感じでした、特に今回は描写と演出が非常に丁寧だったので好印象。



ブラック・ジャック   第58話 「老人と大木」
原作の方を全く覚えてないんですが、少なくともアニメ版だけを見た限りの感想だと微妙かなーと。
今までにも増してBJである必然性の無い内容だったのもそうなんですけど、見てて単純に面白いと思えなかった印象。
欅の木が時々CGで無駄に綺麗だったり気持ち悪かったり、森林伐採反対と立て看板に描くジジィがやたら達筆だったり、
面白い箇所もあったんですが話としては微妙でした、シャラク達が普段以上に間延びさせる存在になってたのも微妙。



ブラック・ジャック   第59話 「ブラッククィーン」
冒頭、露骨にノコギリを持って不敵な笑みを見せるブラッククィーンには痺れるものがあったんですが、そんな彼女の声を
担当されていたのは前回の予告時と同じく松井さん、たまにギャグみたいに聞こえる箇所もあったものの、基本的には
悪くなかったと思いますが、何故田中さんから松井さんに変えたんでしょうね。
確か、以前一度だけ登場した時は田中さんでしたよね、声質的にも田中さんの方がカッコ良さは出ると思いますし、
何よりハマってたので正直残念でした、去年公開の映画もそうでしたけど、あんまり声変えるのは止めてほしいなーと。
変えると言えば、何故かロックが間久部緑郎に変更、むしろコレの意味の方が気になりました、てか間久部どうすんねん。
順当に考えればロックは外人なものの外人である必然性は無かった、なので日本人に変えたというのも別に分からなくは
ありませんが、何か意味があったのかなと、いきなり緑川さんの声が聞こえた時は確かに麦茶吹きましたが。
それよりも内容の感想、声や名前が変更されたり、クリスマスプレゼントが誕生日プレゼントに変更されたりと妙な
変更箇所が多数見受けられたのは残念ですが内容面での改悪があったわけではないので、内容的には良い感じでした。
懸念していた「恋人なら切りますか?」にBJが「切りますね」とスパっと答えてくれたのも良かったです。
原作と違い、BJがブラッククィーンの助手を務めたのは…まぁ、いいんじゃないでしょうか。
次回登場時の「先生はあの時も私を眠らせて〜」をどうするつもりかは分かりませんが、とりあえず今回だけなら。



ブラック・ジャック   第60話 「過去ある二人めぐり逢い」
微妙、単純に前半パートが急ぎすぎな気がするというのもあるんですが、確か原作だとトオルが幸を撥ねた為に
記憶喪失になって当時まだ医大生だったBJに手術してもらい…確か技術的な関係でまだ当時のBJにはメッケル憩室を
取り除く事が出来ないので一年後に手術させてほしい、という流れだったのが消されてたりと、単純に俺の記憶が
間違ってるだけかもしれませんが、前半部分がことごとく変更されていて「えー」という感じでした。
やさぐれて以降のトオルが、流石小野坂さんといった感じで非常に上手い演技をされていたのは良かったんですが、
前半部分が変更されていたり、どうもアニメ版の構成と描写だと幸がただの嫌な女にしか見えなかったりで微妙でした。



ブラック・ジャック   第61話 「二人のピノコ」
個人的には良くも悪くもという感じでした、ロミが生存したのは…まぁ、確かに良いと言えばある意味良いですが。
原作の細部を覚えてないんですが、確かロミって死にましたよね、人が死んでるのにこういう事を書くのはアレですが、
やっぱり原作で死亡したキャラを生存させたり、逆に生存したキャラを死亡させたりするのはどうなのかなーと。
単純に視聴者視点としては、特に今回はBJとロミの絡みが良く、展開面で非常に気をつかって描かれていたので、
文句を言いつつも「生きてて良かったな…(´Д⊂」とは思うものの、原作最終話「人生という名のSL」で本間先生が、
「医者が人の生き死にのカギをにぎるなんて………おもいあがりもはなはだしいんじゃないか?」とBJに語っていたように、
やっぱりキャラの生き死にの結末を変えるのは良くないんじゃないかなと、それが良い内容へ昇華されるとしても。
とまぁ文句なんかはこの辺りにして、文句を言いつつもやっぱり良いのは良かったです、ロミが生きてて良かった。
前述のようにBJとロミの絡みが丁寧に描かれていて好印象でしたし、生死が変わってるとはいえ最後に「良かったな」
と思える構成になってたのが何より良い感じかなと、今日は3月6日で今月分はあと三週あるものの番組改編の関係上、
次回の放送が来月とのテロップが入ったわけなので、年度の最後に放送されるエピソードとしては極めて優れてました。


inserted by FC2 system