タイドライン・ブルー

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タイドライン・ブルー   第01話 「浮上する亡霊」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

まさか初回から16才の出産シーン見る事になるとは思いもしませんでしたが、内容の方は普通に面白かったです。
映像も綺麗ですしキャラもイイ、最近のアニメしては珍しく、少なくとも個人的には下手と思える声優も居なかったので、
ホント、珍しく全体的に良好な出来でした、大人の理不尽さが前面に出ている作品も久しぶりなのでちょっと今後が楽しみ。
ありきたりと言えばよくある、いきなり戦争が起こって騒乱に戸惑う少年少女、というタイプだとは思いますけども、
キールを取り巻く環境も面白いですし、何より前述の様に大人に振り回されている、そう見受けられる大人のキールへの
態度とキール自身の必死さが何と言うか、全然意味は違うんですが「冒険してる」と感じれたので見てて面白いです。
アオイやティーンとの関係も触れる程度の回想を挿入しただけというのも個人的には好感触ですし、必至にイスラを護る
姿勢が純粋にカッコ良かったです、最近のキャラは、無愛想、ウザイだけの一直線、そういう男が多かっただけに、
今回のキールの様にひた向きに頑張ってる姿はカッコエエなーと、良い意味で子供らしく頑張っているというか。
悪い点としては、悪いわけではないんですけども、白と銀と灰色の中間みたいな色した変な髪型の女、今回は一言も
喋らず冷静に立っているだけだったのでクールなキャラかと思いきや、EDでやたら表情豊かにキールと絡んでいたのは、
せめて初めて喋る回まではどういうキャラか分からないようにしておいてほしかったかな、と思ったり。
ティーンの浪川さんは、浪川さんの声自体は好きなんですけど、相変わらず何故かアニメで優しい声や小さい声で喋ると
聞き取り辛いのがネックかなと思います、吹き替えだと全然そんな事無いだけに余計気になるというか。
何にしても面白かったので次回以降も楽しみです、アレですね、俺だけかもしれませんがナディア系の楽しさを感じました。
ところで最初にキールがやっていた同じ目を出す方法、自分で操作というか、技術としてソレをやっているわけなので
確かにイカサマなのかもしれませんけど、アレってやっぱり実際イカサマになるんでしょうか、別に問題無い思うんですが。



タイドライン・ブルー   第02話 「裏切者」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

ジョゼ氷上さんやったんですね、予想してなかっただけに中々好感触でした、サムライガン以来ですか、氷上さんは
ただでさえアニメの出現頻度低いので、予告等に出てきたりして気になっていたキャラの声を担当してると嬉しいです。
しかしジョゼは所謂おいしいキャラですよね、今回のを見ても分かるように任務に忠実というか、命令優先の非常に
有能な軍人タイプという感じじゃないですか、なのに驚いた表情や赤面する表情も咄嗟に出たり、イイキャラしてるなと。
展開的にはキールとイスラが潜水艦?で島を脱出して敵に追われてるという感じでそれ程物語は進まなかったものの、
本来なら「展開トロイな」と感じるのに、本作は描写が丁寧だからか「遅い」とは感じませんでした。
勿論、ティーンとの過去話やイスラの子の父親が誰なのか、てか艦長イカツすぎ等、色々気になる事はありますが、
ホント久しぶりに見てて冒険心に火がつくとでも言いますか、「見ててワクワクする」という表現が実に似合う作品。
感想としてココを読むと感想にすらなっていないクソ以下の駄文レベルで申し訳無いんですが、素直に毎回先の展開が
楽しみで毎週次が待ち遠しい、という、しつこくも良質な作品です、マジで夜7時台に放送してもらいたい。
ところでイスラの子を見た医者のオッサンが「赤ん坊は健康だ、問題無い」と言ってましたけど、実際あれだけの
土煙が舞う中に長時間居てて布に包まれてるだけで本当に大丈夫なんでしょうか、見ててやけに違和感がありました。
そんなイスラに「キールはこの子と…あたしの命の恩人」と言われてティーンの事を言えないキール。
まぁ気持ちは分かりますけど、中々キールとしては厳しい状況ですよね、いくらティーンの事を嫌っていても
嘘を吐くわけにはいかない、けど「いや、あれはティーンがやってな」とか今更言うのもアレやしと、まぁある意味
王道の展開なんですがキールも大変やなと思いました、イスラと離れ離れになっていないのは王道じゃなくて良かった。
しかしイスラ、赤ん坊に母乳をやるシーンで判明した事ですがやけに胸デカイな…ちゅーか流石にデカすぎ。
あのデカさでブラジャーも無しに服着てるだけとかありえへんな、てか服の上からでも露骨にデカさ分かるやろ。
そんな乳談義はどうでもいいんですが高速海流ドゥーラビィーラ、イスラの胸に負けじと渦を巻きすぎ。



タイドライン・ブルー   第03話 「ドゥーラ ビィーラ」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

この強烈な渦巻きをどう攻略するのかという部分に結構期待してたんですが、正直全然凄みも感動も、挙句に勢いも無く
「なんかよく分からんまま渦巻き突破してた」みたいな映像だったのが残念でした、ちょっと見てて眠かったです。
ドゥーラ ビィーラ攻略後のキール達は普通に良い感じだったので助かりましたけど、今回は前半が微妙すぎたので
結果的にはあまり楽しめなかったなという感じです、60億の人間が海に消えたというハンマー・オブ・エデンの話は
面白かったものの、冒険モノの作品にしては昔話を入れるのが早すぎて「そうやったんや」と思える部分も特に無く。
それにしてもイスラ、キールがあの状況で赤ちゃんを取り上げてくれたから赤ちゃんの名前をキールにする、というのは
パニくるだけで結局何も出来なかったキールからすれば耳が痛い展開ですよね、流石に名前ともなると本当の事を
言わなければいけないものの、ここでいきなり「いや、俺ちゃうねん」とか空気読まなさすぎですし。
まぁイスラの性格からすれば、それでもキールは自分を助けてくれて潜水艦にまで運んでくれて、今も一緒に行動して
色々身の回りの世話をしてくれて本当に感謝してる、という事でやっぱりキールと名付けるでしょうけども。
予告を見る限りだと、次回はキールとジョゼがケンカしてるっぽかったので楽しみです、もっとジョゼ絡んでほしい。



タイドライン・ブルー   第04話 「役割り」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

いやまぁ何と言うか、ちょっと状況的にキール可哀想すぎるなーと、ある意味仕方無く、ある意味異常に不遇。
船医のオッサンが言っていたように、確かに周りからみればキールは昼まで寝てる、働かない、飯はよく食べる、
状況だけで考えれば中々ナメた状態にはあるものの、逆に言えば、別にソレ事態は「悪くは無い」んですよね。
確かに普通ならイスラのように、それこそ誰に言われたわけでもなく自然と何かしらの手伝いを買って出てしまうのが
一般的には自然な行動でしょうけど、だからといって何もしないのが悪いわけじゃないですよね。
実際、キールはジョゼに仕事を申し付けられるまでは「コレやってくれ」とか言われたわけじゃないようですし。
まぁ結局それらの仕事も途中で放り出して、艦長命令の仕事も投げたのは流石に問題だったとは思いますけども。
しかもそんな状況で自分達の町を襲ったのが今現在乗ってる艦だと分かってしまい、イスラに文字を教えてくれと
言われて嬉々として教えてるのに子供の名前を「本当に…キールでいいの…?」と聞くと「勿論!」と嬉しそうに
答えられたりと、状況的に仕方無いとはいえ、今回のキールは見てて可哀想でした、味方がゼロなのもエゲつい。
一方ジョゼは礼儀正しい一面が何気無く描かれていて良い感じでした、艦長の部屋に入る際、襟首を整えてからノック、
きちんとした格好をするというのは軍人でなくとも当然かもしれませんが、流石にジョゼは礼儀正しくて良い感じ。
今回の展開でキールは相当精神的に堪えたでしょうから、次回以降の展開が楽しみです。
言葉はキツイながらも、極力優しくキールに現状を教えてあげた船医のオッサンが無駄に優しくて感動しました。



タイドライン・ブルー   第05話 「攻撃」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

色んな意味で生々しい内容やったなという感じです、むしろコレを戦争中の国々の首脳陣に見せて差し上げたい。
自らグールドの元へと出向き「仕事をくれないか?」と頼み、「お願いします!」と頭を下げたのは素直に偉いなと。
前回のように自分の身勝手さを知らされると意固地になったり突っ張ったり「やれって言うならやるけど…」
みたいに素直になれないキャラが多い中、キールは中々好感の持てる態度で良い感じでした。
ただその一方で、結果的にグールドの作戦で近隣の村の人達は「戦争が終わる!」と喜んでいたものの、
ミサイルを撃ち込む理由をキールに「戦争を終わらせる為の攻撃だ!」と言ってましたけど、実際現実世界でも
「有効利用の為」とかいう理由で核を所持している国があったりしますが、この理論やっぱおかしいですよね。
確かに、仮に核撃ち込んで相手が全滅すれば戦争は終わるでしょうし、今回のようにまず一発ぶち込んで脅迫に極めて
近い形で相手国に降伏を迫って、果たしてソレで意味があるのかと、言う事聞かんかったら武力行使とかヤバすぎる。
話し合いに応じない人や全く耳を貸さない人が居るとはいえ、素で、こういう人らってナニ考えてるんでしょうね。
「それで救われる人々が大勢居る!」って、それやったら撃ち込む先の軍事基地の「人々」は死んでええんかと。
勿論何かしらきちんとした理由があって、単純にキールにソレを告げてないだけという可能性もありますが、
それならキールに話せる範囲内で納得の出来る理由を話すべきですし、人を殺す時点で何が救われるやねんと。
まだ五話という事もあって、この世界ではナニが正しくナニが悪いのかがまだよく分かりませんが、キールの視点で
考えれば「最初はキれたけど結果的に村の人は喜んでるからムカつくけどキれる程ではない」という感じになりは
したものの、中々難しい展開を見せてくれたなという感じでした、勿論面白かったんですけど中々難しい問題。
ところでイスラ、「教えてもらった文字、彫ってみたの」とキールにお守りを渡してましたけど、流石に器用すぎ。



タイドライン・ブルー   第06話 「K2」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

恐ろしく微妙でした、展開の関係上今回は戦艦同士の戦闘に主軸が置かれてたわけですけども、どうもその、肝心の
艦隊戦に面白みが無かったのが残念です、リアルな印象こそあるものの、映像的に魅せる部分が感じられないので、
普通に見てる分にはあんまり面白くないなーと、今更ですけど敵?の里山とかいう艦長の魅力がゼロなのも手厳しい。
特にこの里山はキャラ的にも見る点が無ければ、申し訳無い話、声はあってるものの声優さんの方の声に印象が無く、
凄い艦長という風にはとても聞こえない、それが一番の問題かなと、正直キャラ的な魅力が無いのよりもキツイ。
むしろ今回は、「浮遊樹の近くはノイズが入りやすいんです。すいません…勝手なまねを」と、上空から海面ギリギリまで
高度を下げて通信状況を良くした操縦士が渋かったです、何気無い気遣いとこの会話が自然な感じで良いなーと。
予告を見る限りだと次回はジョゼの出番多めのようなので楽しみです、正直キールとジョゼの出番が少ないと本作は
見るべき箇所が極めて薄いのが難点、イスラは嫌いじゃないですけどピンだと特に見せ場も無いですし。



タイドライン・ブルー   第07話 「祈りの都市」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

前回が微妙すぎたのに対して、今回は前半がジョゼとキールの笑える絡み、後半は第一話以来の色んなキャラとの絡み、
という展開で面白かったです、特にジョゼに関してはようやく素の部分の描写が見れたので新鮮な感じでした。
ヤビツの面々との再会も良かったんですが、こちらは、展開上仕方無いとはいえ出来ればヤビツでの平和な日常を
二話程度描いてから事件発生という流れだと今回の再会がより良いモノになったであろうな、と考えると少々残念でした。
しかしチベットへ寄るというのがまた渋いですよね、地理的に一番近いとかそういう現実的な問題じゃなくて、
別に設定上は船の近場にあるのが、普通にインドやら地中海周辺とかでも良かったのにチベット、選別が渋すぎる。
チベットと言えばブラッド・ピット主演のセブン・イヤーズ・イン・チベット、おもんなかったですよね。
本作とは全然関係無いんですが、何故か中学卒業するまではどれだけ面白くない映画でも、一度見始めたら早送りも
せずにきちんと最初から最後まで見る、という性格だったんですが、唯一このイン・チベットだけは早送りしましたからね、
余程おもんなかったのだと思います、まぁ小学生の時に見たスター・ウォーズとかクソすぎて途中で見るの辞めましたが。
それより一話以来の賭博、早速イカサマがバレるキール、「誰か、サイコロ持ってる奴いねぇか?」と相手の男が群集に
声をかけると大量のサイコロ登場、何故聖地にこれ程の数の博打好きが集まってるのかという疑問はありますが、
また負けて船まで取られるキール、ちょっとおもろかったです、テンポ良いのとキール情けなさすぎて笑えました。
今回ラストでようやくティーンと再会したわけなので、次回のキールとの絡みが楽しみです。
ところでまた関係の無い話なんですがサブタイ、「祈りの」と来るとどうしても「祈りの時代」を思い出します。
あと、ダライ・ラマって世襲制なんでしたっけ?どうもあの映画が面白くなさすぎたせいで全然思い出せないです。



タイドライン・ブルー   第08話 「再会」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

今回の肝はキールとティーンの再会だと思ってたんですが、意外に他の箇所の方で見るべき点が多かったのが中々。
個人的に今回一番気になったのがアオイの護衛兵や、最後ジョゼ達が無断で乗り込んだ艦の船員達ですね。
前者は、護衛兵がティーンを狙ってるものと思いダチョウが護衛兵の邪魔をすると当然ビビる護衛兵、ブルって銃の
照準が定まらないまま乱射してしまうと、なんでこういう素人が護衛兵なんてやれるんでしょうね、そらいきなり
ダチョウに邪魔されたらビビるでしょうし、反射的につい何かモノを掴んでしまうとかは、気持ちのうえでは分かるものの
迂闊すぎるなと、護衛はもっと冷静になってほしいというか、近くに一般人が大量に居てるのにトリガー弾くなと。
しかもこういう迂闊な護衛兵に限ってというか、相変わらず警察同様軍人は偉そうやなーと。
軍服を着てるわけでもないキールがジョゼと一緒に居てて、アオイがそのキールを護る為に乱射してる銃弾の中、
文字通り身を挺して護りに行ったのに偉そうなツラでキールに銃口突きつけて「立て!」とか、まず謝れと。
後者はキール達が密航者なので捕まるのは当然なものの、キール縛りつけて海に捨てようとするとかエグいですよね。
艦長はまだ吊るすだけだったのでマシとはいえ…勿論どちらも死ぬのはほぼ確定ですけど、海の男は決断力ありすぎ。
一方、肝心のキールとティーンの再会に関してはそれ程描写が無かったのが残念なところです。
ティーンがキールの事を心配してる描写があったり、キールが溺れたティーンを助けた、といった辺りは良かったんですが、
状況の関係上再会が軽く扱われたのが勿体無いというか、もうちょっと二人の絡みが見たかったなーと。
地球到着時に母親が海に投げ飛ばされてトラウマになったのはまぁ、言葉はアレですがよくある設定なのでいいとして、
むしろアオイにキールが言った、「本当に助けて欲しかった時に、あんたは俺を見捨てたじゃないか!」
コレがキツイですよね、恐らく最後はキールもアオイと再び仲良くなる、という感じになるとは思うんですが、
現実問題キールみたいな性格の男が、その言葉通り「助けて欲しい時に見捨てられた」という事になると二度と信用を
取り戻す事は出来ませんよね、アオイが「そうするのが当然」のレベルで自然にキールの事を護ったとしても、
キールからしてみれば「今更母親面か?」となってしまいますし、実際違うとはいえ気持ちの問題で既に無理なので、
今後どういう展開になるのかが気になるトコロです、アオイ死亡や普通に和解は出来ればご遠慮頂きたいなと。



タイドライン・ブルー   第09話 「新しい地図」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

久々にまともな出番が設けられていたものの相変わらず魅力ゼロだったサトヤマ艦長が何とも言えませんでしたが、
むしろ今回はキール達が密航した船の船員に注目でした、良い意味ではなく悪い意味で。
キールと船長が賭けで勝負をする事になって、船長はキールを信じてサイコロに仕掛けは無いと考え試合開始、
お互いイカサマ無しでの真剣勝負を群集が見守る中、結果はキールが勝利、にも関わらずフザけたガキがいきなり、
「イカサマだ、こんなの!」とケチを付けてサイコロ持って逃走、群集はこぞってキールに襲いかかると、
この辺が素で最悪ですよね、こういうエセ海賊連中というか、人にはどうのこうの言うくせに自分らはええんかと。
船長が負けたとはいえ、それでイカサマをしてないキールに文句言って襲いかかるというのは船長の名誉を傷つける
という事なのにキールを叩くとか、それこそ「船長が負けるはずがない」を通り越して船長すら信用してなかった、
とどのつまり船員の暴動はそういう結果になるわけですし、ティーンの空砲が無ければ恐らくキールをボコボコに
するまでは収まらなかったであろう事を考えると、ちょっとこの船員連中は素で最悪やなーと、死ぬ気でキールに謝れよと。
あとはティーンを求めて絶叫するダチョウが面白かったという感じです、何故か笑顔のグールドも無駄に和みました。



タイドライン・ブルー   第10話 「別れ」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

今回はキールの成長が非常に丁寧に描かれていて良かったなと思いました、「今回成長した」というわけではなく、
「今回までに成長した結果」ではあるものの、平和に関する答えをグールドに叫ぶシーンは上手い具合に描いたなと。
グールドからすると中々耳が痛い言葉ですよね、理想論だとしてもキールの言ってる事は間違いなく正しいですし、信念や
誇りを捨てる事さえ出来れば一応の平和は訪れるものの、やはりこれまでの行動や結果から既に一個人の意思で戦いを
辞める事は出来ないところまで来てしまってますし、頭では分かっていてもキールの言葉を否定するしかないですし。
他にもイスラとティーンが出会った事でイスラに、赤ん坊を取り上げたのは自分ではなくティーンだと遂に告白するキール、
この辺りも成長したなーと、こちらに関してはティーンとイスラが実際に出会ったから言った、という側面もあるものの、
個人的には今回のキールは非常に良い感じだったのではないかと思います、ティーンに気持ちをぶつけもしましたし。
強いて言えば、キールではなくキールに対してですが、グールドが「仕事をやったな」とキールの事を褒めてましたけど、
ジョゼもちゃんと口頭でキールに感謝するか態度で感謝を示してほしかったかなーと、一応グールドにはキールがどれだけ
頑張っていたかを報告したようですけど、そろそろジョゼがキールに感謝するシーンを見たかったり。
アオイに関しては…まぁコレもグールド同様当然かもしれませんが、停戦に近いモノを求めるなら、あんな不特定多数に
聞かれる可能性のある手段ではなく、それこそアオイが生身で海上に出て停戦を訴える、ぐらいはしてほしいですよね。
そら、そんな事したら無慈悲な相手に射殺されて終い、の可能性は十分にありますが、気持ちの問題で、それぐらいの
根性を見せないと「本気で停戦を訴えてる」とは思えないですよね、その訴えてる側は安全な敵艦の中で理想論だけを
ベラベラ喋ってるだけですし、すぐに応戦する準備がある時点で「兵器を持つ平和主義国」みたいなもんですし。



タイドライン・ブルー   第11話 「メタセコイア海戦」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

魚雷強すぎ、左右に潜ませていた小型潜水艇に積んでいる魚雷を二連射直撃させると沈む潜水艦、スゲー破壊力やな。
まぁ至近距離からの直撃という事もあるでしょうし、例えば普通のロボットアニメなんかを見ていてもビームや
ミサイルの直撃は中破以上の破壊力を叩き出してるので驚愕という程のモノではないんですが、結構引っ張ってきた
敵国の潜水艦だっただけにいきなりの破壊でビビりました、本艦より小型潜水艇の方が強いやないかと。
初っ端の潜水艦撃沈にまず驚かされたものの、今回は全体的に良い感じでした。
キールがティーンにイスラを護る為の助けを求めたり、平和に暮らす人の想いに対する気持ちを言ったり、
遂にティーンの事を信頼して色々話したり「兄貴」と言ったり、相変わらず成長してるなーと、しっかりもしてきた。
一方のティーンもキールに協力するようになり、父親の地図を全世界に公表する為にグールドに休暇を貰えるよう
許可を取りに行ったり、恐らく沈む事になるであろうグールド艦へ涙の敬礼をしたりと、素直にカッコエエなと。
ジョゼはジョゼで「戻ってこなくていい」と言われたのに、死を覚悟してまでグールドのトコに戻ったりと、
今回は基本的に全員描写が優れていて良かったです、グールドもティーンを笑顔で送り出したりカッコ良すぎ。
コレはほんと、本来ならグールド達が死んで、それでより平和への心が強くなる、という展開が基本なんでしょうけど、
久々にキャラも展開も描写も良かっただけに死んでほしくないところです、里山艦長とかは空気読まずに生存しそう。



タイドライン・ブルー   第12話 「ブルー」
(C)2005 小澤さとる・飯田馬之介・バンダイビジュアル/バンダイビジュアル

最終回…というか、いやまぁなんちゅーか、真面目な話この終わり方とやり方はどうなんかなーと。
内容自体は、別に打ち切りというわけではないでしょうけども、「一応終わった」という打ち切りっぽい終わり方で
幕を閉じたものの、最後の13話はDVD最終巻に収録とかほんま…「よぉある話やん」とかじゃなくてコレは…。
とりあえず本編自体は悪くなかったです、展開は少々無難すぎる気もしますが、まぁ概ねこんな感じになるかなと。
ただ少し気になった点としてはアオイでしょうか、当然だとは思うものの、キールは取り調べを受けてないのに…まぁ、
単純に画面に映ってない時に調べられたのかもしれませんけど、部屋へ入る前にティーンはしっかりチェックされると、
そら銃器やナイフ等を隠してたらマズイですし可能性が全くのゼロではないというのも分かるものの、キールが、
わざわざティーンと一緒に、あれだけ嫌ってるアオイの前に自分達から来たのにチェックするというのが、しつこくも
隠してたらマズイのは分かるものの、気持ちの上で最低ですよね、つまりキール達を信用してない事になるわけですし。
挙句に「地図が公表されたら富を巡って戦争が起きる」と言い訳じみた文句を言うアオイに対して、キールは至って冷静に、
「でも、もうやってんじゃん…グールドと戦争やってんじゃん」と返答、その言葉にハっとするアオイ、ナニを今更。
最終的にグールドの放ったミサイルがフェイクだったと分かって気が抜けたからか、ようやくソコで地図をキールに託すと、
ちょっとムシが良すぎるにも程があるなと思いました、キールが嫌う「勝手で汚い大人」のまんまですし。
個人的には4クールとかの長期でやってもらいたい作品ではあったものの、上手い具合に1クールに纏められていて、
確かに最終話がDVDで、というアオイ同様の「勝手で汚い」事を制作側がやってるとはいえ、結構面白かったです。
内容的にはラストで答えが出るでしょうから、最終巻が発売されればレンタルしようかなと、流石に気になりますし。


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