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□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第01話 「大空魔竜が来た!」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 不覚にも面白く、戦闘シーンなんかは素で熱かったです、正直「ガイキング」という点に悪い意味で惑わされてました。 やはり最近はSRWに参戦した事でDVD-BOXが発売されたりする事が多いので、そういうのの一環でガイキングも新規に 放送するんだろうな、という程度の気持ちで見てみたんですが、普通に面白かったです、メカデザも気合入りすぎ。 ただ面白かったから問題無いものの「何故ガイキングなのか?」という気はしますよね。 失礼を承知で言えば、単純に魅せ方が悪いという事もあるでしょうけどSRWに出ている限りのガイキングは、確かに顔は 色んな意味でインパクトがありますが物語の方で魅力を感じなかっただけに、選別の段階で除外されるやろな、と。 そんな事より本編、まずOPが結構良い感じでした、もう少し弾けてても良かった気もしますけど、戦闘シーンに曲だけ 流れた時は普通にカッコ良かったですし、後半戦で歌有りで流れた時も妙にカッコ良かったので結構良いのではないかと。 主人公の名前がダイヤというのが熱いというか、個人的には親御さんはどういう意図で名付けたのか知りたいトコロ。 怪物が出たと言ってきかない辺りは、第一話中盤で怪物が登場しただけに「あいつはアホの子」という印象が あまり無かったので良かったんですが、周囲の反応が酷いですよね、担任まで疎ましがるのはいくらなんでも問題。 ナオトもラブレターを渡そうとしてるのに、ソレを受け取ってさえもらえず女子が何を言うかと思えば、 「ナオト君が悪いわけじゃないの、ダイヤ君と仲がイイって聞いたから…ごめんね」とか、コレも酷いなーと。 結果から言えばナオト本人に問題は無いのに、ダイヤと仲がイイというだけで断る女子なんかとは付き合わない方が いいのは確かなんですが、単純に酷いですよね、こういう事言われたらナオトもダイヤも辛いのにわざわざ言うなと。 しかしそのダイヤがカッコ良すぎました、父親の船を沈めた鎧の怪物が出現した事で納屋から銛を持ち出し、 クレーン車みたいなののてっぺんから飛び降り、怪物の目へと銛を勢い良く投げつける、ちょっとカッコ良すぎ、銛てお前。 戦闘シーン自体は初回という事もあって無難な感じでしたけど、ガイキングの顔面が素でカッコ良かったのが印象的です。 腹部の顔がデカすぎるような気もしますが、顔面を重点的に映せば問題無いのでスルー。 展開自体も普通に楽しめたので次回以降が楽しみです、ダイヤを田中さんが演じておられるおかげで安心して見れますし。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第02話 「オレが選ばれた戦士!?」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 二話も面白かったー、てか素で面白いです、ローゼンメイデンやなのはみたいに第二期モノを除けば今期で一番面白い。 サブタイのラストが「!?」なのに、ダイヤの声は誇らしげに「オレが選ばれた戦士!!」だったのにまず爆笑。 キャラが一気に増えましたけど、ピュリアが無難ながらも良い感じでした、リーの「パートナー」発言が単純に 戦闘の上で相性がイイのでパートナーなのか、英語のニュアンスで言うところのパートナーなのかが分かりませんが、 ほんま無難ながらも今後はダイヤの事気に入ってくれたりすると嬉しいなーと、ルルとの絡みとかが見たいトコロ。 ピュリアの言っていた「ガイキングに乗れるからって、こんなやつをいきなり特別扱いする事は無い!」 言葉が乱暴なのはアレですけど、言ってる内容としては間違って無いですよね、実際年齢的にまだ子供のダイヤに、 「あたし達の救世主」とか言うとのぼせ上がる可能性がありますし、逆に救世主と呼ばれる自分が敗北でもしたら シャレならんぐらい落ち込むでしょうし、状況によっては初代ガンダムのアムロみたいに「僕が一番〜」とかで 脱走する恐れもあるので、純粋に、ダイヤの為にも持ち上げる事無く「共に戦う仲間の一人」の認識がイイですよね。 まぁダイヤの場合、戦闘でミスを犯して「拾って来てやったぜ、ド新人!」と景気良く手を回収してきたピュリアに、 「ありがてぇ!」と答えたり、最後も「この馬鹿が!危なっかしいマネしやがって!あたしが居なかったら!」と 激昂するピュリアに「やられてたよな、ゴメン」と素直に謝罪して自らの未熟さを悔い、「でも、アンタのおかげで 何とか勝つ事が出来た…ありがとう!また、色々教えてくれ!」と発言するという、昨今稀に見る好少年ですよね、 好少年とかいう言葉があるかどうかは別にして、年齢的な事も考えると増長する事も無くイイ子やなと。 その言葉にピュリアも「あ…あぁ、そうか、分かりゃあまぁいいんだけどよ…」と言っていたので、意外に次回からは 普通に仲良くいくかもしれない事を考えると次回以降の二人の絡みが楽しみです。 ただアームレスリング終了後の「あの新入り…そこそこかもな。折るつもりでいったのによ」という考えは鬼。 戦闘面だとピュリアの言葉を思い出し敵を引き寄せて倒したり、ちゃんと同じ話の中に成長したり攻略する為の 伏線が用意されていて良い感じでした、しつこくもホント、素で面白いです、良い意味で古き良き時代の面白さ。 次回も勿論楽しみなんですが今回一番笑えたのは、「特にパンチャーグラインドは」と説明してるルルの言葉を遮り、 「よし!それだな!パンチャー!グラインド!」と勝手に発射するダイヤ、帰ってこない手。 最近は人の話を聞くキャラばかりなので、久々に人の話を聞かない展開が見れて面白かったです、妙にツボにハマった。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第03話 「旅立ち…さらば母さん!」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 前回から思ってた事なんですが、OPの「父さんの声が聞こえるよ」の部分で映像はガリスのアップ、というのはどうかと。 ダイヤの回想で初めてルルと対面した際、タイミング的に父親が海へ消えて行った直後だと思うんですが、その時には既に 大空魔竜にガリスが乗っている映像が流れてたのでガリスがダイヤの父親という事は無いと思いますが、何となく余計な 勘ぐりをしてしまうだけにややこしいなーと、しかも妙にアップになって数秒待つ辺り何事かと。 内容の方はダイヤと母親の別れに比重を置くかと思いきや、敵が攻めてきた事で話の半ばにして二人の会話は終了を 余儀なくされてましたけど、コレは母親の心情を考えると厳しいものがありますよね。 怪物が出現した事は喜ばしくないものの母親自身が言ったようにダイヤは嘘を吐いてなかったのである意味嬉しい、 絶対ではないものの恐らく父親が生きているという事も嬉しい、けどダイヤがその怪物達と戦う為に出て行くという言う、 結局母親はダイヤの言葉を拒否して行かせたくなかったわけですけど、これは…展開上異世界に行く必要があるので 地球に留まっても仕方無いとはいえ、母親はちょっと可哀想ですよね、ある意味一方的な別れになってしまいましたし。 そんな母親の事を「母さん母さんか」と茶化すピュリアに「子供が親の心配をして何がおかしいんだ!」と、茶化されて キれるわけではなく、マジで当たり前の事として捉えて真剣に怒るダイヤ、不覚にも感動しました。 「さっきのお前の言葉、あったりまえの事をズドンと言うやつだよな。親の顔を見た事の無い俺でも、なんか、 ちょっとキュンときたね…」リーもそう言ってましたが、ダイヤはホント当たり前の事とはいえ凄いですよね。 特にダイヤぐらいの年頃だと、余計母親への愛情を見せ辛いですし、本当にそう思っていても気恥ずかしさで言えない。 ソレに最近は親を大事にしない風潮が多々ありますし、こういう真面目なシーンが少ないので、ホント本作は良いなと。 戦闘に関しては、大空魔竜にヘバりついた敵が自爆する前に引き剥がし、ナニをするかと思えば敵艦へ放り投げて ハイドロブレイザーを浴びせ自爆前に倒す、というのが熱かったです、爆発を待つのではなく先に破壊というのが熱い。 次回から異世界突入のようなので楽しみなんですが、とりあえずもう少し作画を綺麗にしてもらえると嬉しいかなーと。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第04話 「行くぜ!ダリウス突入作戦」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 異空間移動時に大空魔竜が炎を纏ってるから艦内も異常に熱い、というのが個人的には新鮮で面白かったです。 どういった作品でも、基本的に異空間の移動は「周囲が妙に綺麗」「冷たい感じがする」とかの描写が多いので、 今回のように素で熱く周囲の光景もマグマのようなモノ、というのは良い感じでした、船酔いに近い症状なのも面白い。 その異空間移動時にやたら鋭い角を持った敵が登場、まさかの異空間で大空魔竜へ攻撃を仕掛けてくる敵の出現に、 「まさか…こんな攻撃を受けるなんて!」とローサは驚いてましたけど、実際異空間を移動してる時の大空魔竜は完全に 無防備なわけですから、そらよくよく考えたらこの移動時が敵にとっては一番の攻撃をするチャンスなんですよね、 一応貫通弾を装填して反撃はしてましたけど、今まで攻撃されなかった方がラッキー、という感じの状態。 そろそろリーが何かしら活躍するのかと思いきや今回もダイヤの独断場、船長室でガリスに言われた言葉をそのまま返し、 「絶望の中から奇跡を掴み取ってみせろ、お前のその腕で!ゆけぇ!ダイヤ!」と叫ぶガリスに「おう!」とダイヤ。 このやりとりが熱すぎてたまらんものがあったんですが、むしろ今回の肝はハイドロブレイザーで熱を集め大空魔竜の 防御を強化して異空間を抜けたダイアの機転、陳腐な言葉を繰り返して恐縮なんですが、ちょっとマジで異常に熱かった。 ここまで良い意味での古き良きロボット作品の王道をイってくれると、正直素で鳥肌が立つぐらい見てて面白いです。 メインキャラの声優さんが上手いおかげでより見入れるというのも良いわけなので、ホント熱くて面白い作品だなと。 ところで大空魔竜に攻撃を仕掛けてきた敵、最後はドラゴンカッターを喰らい風船みたいに破裂して、ソコをダイヤが パンチャーグラインドで腹部をそのまま貫通して撃破という、むしろ映像的に面白い倒し方をしていたのが良い感じでした。 正直に言えば悪い意味で装甲がモロすぎたような気もするんですが、ココに関しては笑えるという事で良好。 しかし四話にして敵の四天王みたいなのが全員登場してましたけど、田中さんのサスページがイイ味出しすぎでした。 他の三名は今のところ、無口、力押し、味方を巻き添えにするのは許さんぞ、という王道系統で、サスページも味方の 犠牲は気にしないという分かりやすいタイプでしたが、田中さんがハマりすぎてて異常な良キャラになってました。 次回はダリウスの街に行くみたいなので楽しみです、というか仮にも敵の世界なのにやたら綺麗な風景なのが驚きでした。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第05話 「おれたち悪者!?」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション ダイヤとピュリアの絡みがメインで良い感じでした、意外にローサも良いキャラしてたので好印象。 普通だとローサみたいなキャラは有能な副官で融通が効かない、という事が多いですけども、ローサの場合有能なのは 当然ながら、車を荒く運転したり、ダイヤとピュリアの二人を連れて食料調達に行くようガリスに命じられた際、 「火薬庫で花火をするようなものなんですけど…」と心配してるのに「君なら出来るさ」と爽やかにガリスに言われ、 「もぅ…いっつもコレよ、ズルイ」と口を尖らせて独白したりと、中々不満もきちんと言うキャラなのが良かったなと。 予告を見る限りだと次回もダイヤに対しての人使いの荒さが垣間見れそうなので楽しみです。 肝心のダイヤとピュリアの二人に関しては、まぁお互い年齢が低いという事もあってか、大空魔竜が悪人と思われてる事を 「まぁいいじゃねぇか」とダイヤが前向きに考える事を受けて打ち解けてましたけど、どちらかと言えば二人共好戦的な 性格なので、無難ながらも仲良くなるまでの過程と描写に関しては良かったのではないかと思います。 ダイヤも相変わらず素直さ全開で、自分達が大空魔竜の一員だとバレた事を「わりぃ…俺のせいだな…多分」と ピュリアに謝ったり、ガイキング搭乗時に、前回パンチャーグラインドで吹っ飛ばした手が修復されてるのを確認して、 「ありがとうシズカさん、みんな!」と直してくれた事へのお礼を言ったりと、些細な事ながらもきちんと礼の言える 性格なのが良い感じでした、最後ピュリアとの連携で敵を撃破した点については普通に良い感じ。 しかしアレですよね、手配書に出てるのは大空魔竜、ガリス、ローサ、ピュリア、というメンツでしたけど、流石に 大空魔竜は派手なので分かる、ピュリアも性格上分かる、ローサも恐らく食料調達時にピュリア関連でバレたであろう、 そういう風に各々予想出来るんですが、何故ガリスの面が割れてるのかが気になります。 常時仮面を被ってる時点で怪しいので食料調達に出る事は無いでしょうから、どこで、どういう経緯でバレたんかなーと。 そんなガリスはローサへ食料調達の話をしながら船の模型を組み立てるのに必死、何気無い映像でしたけど吹きました。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第06話 「どうする!?出撃不能!!」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 出番こそ少なかったもののダリスがひたすらイカしてました、開幕「突然だがダイヤ、お前、飯は沢山食う方か?」 とマジで突然なセリフを放ったかと思えば熱血しながら「三倍食いたければ三倍働け!」と熱弁、相変わらず帆船の模型を 作りつつ、ラストは「よし!俺が、平和的、かつ合理的で誰からも文句の出ない決め方を提案しよう!腕相撲で決めろ!」 と、これまた突然熱いセリフを放ったりと、今回は妙にダリスが良いキャラしてました。 またこの「よし!」が決め方を確定させた「よし!」なのか、丁度帆船が完成したから「よし!」なのか分からないのがイイ。 内容の方はダイヤの頑張りっぷりが光ってて、良い意味で相変わらずなんですけど素直で前向きな性格、というのが 改めて描かれていたのが良い感じでした、前述のダリスの言葉が母親のセリフと同じで、シズカとの会話の際に、 「あぁ、おんなじなんだって。遠い異世界に来ても、同じように頑張っていけばいいんだって、そう確信出来たんだ」 15時間労働という異常な働きをした直後に、前向きにこういう発言が出来るというのはホント凄いですよね。 その後、シズカに艦内の移動時間短縮の為の方法を聞き、翌日から驚く程機能的に働きまわって周囲を驚かせるダイヤ、 顔色が優れないルルを休ませる為にレーダーの仕事を替わったりと、ここまで自分から意欲的に働いてる姿を見ると 素直に感心しますよね、そら最後各箇所の人らがダイヤを仕事に使いたがるわなと、改めてダイヤの凄さを感じました。 対するルルも凄かったというか、ダイヤにレーダーを替わってもらった事で休んでましたけど、新型の敵が来た事を感知、 まだ登録されていない新型だった為にレーダーでは捉え切れなかったのにルルはしっかり感知。 正直この光景を見てると、敢えてルルが夜遅くまでレーダーを見張ってる必要は無いんじゃないかな、と思いました。 ブリッジに居た方が艦内放送をしやすいのは事実ですけど、登録されてない新型を睡眠中にも確認出来るなら、無理に 眠いのを我慢してまでレーダー睨む必要無いかなーと、まぁ毎回敵をキャッチ出来るわけじゃないんでしょうけども。 そして後半声だけで登場したサコンの声を担当してるのは田中さん、実はサスページと同一人物、とかなら神。 次回は水着で戯れてる映像が流れてましたけど、正直敵の世界で、それも異世界で余裕こきすぎな気がしてなりません。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第07話 「激突!誇り高き決闘」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 今回めちゃめちゃ良かったです、作画は綺麗でしたしルルの描写が神、個人的には今年最後の放送に相応しかったなと。 強いて言えばローサも休日を謳歌するような描写が欲しかったところですけども、ホント、大満足でした。 EDのクレジットを見ると今回の脚本を担当されたのは隅沢さん、流石隅沢さんという感じでした、W以外で初めて隅沢さんを 意識したのはレツゴーだったと記憶してるんですが、相変わらず隅沢さんが担当されてると良い内容に仕上がるなーと。 内容としては、毎回良い意味で子供らしさや前向きで明るく熱い一面を見せてくれるダイヤが今回も良かったです。 海の近くに停留した事で「折角の海だ、渚のデートを楽しんじゃおうぜ」とルルを海に誘うダイヤ、こうも簡単にデートという 単語を口に出せるのが凄いですよね、年齢を考えればそうそう言える事じゃないなと、アメリカ人か思いました。 そして当然デートと言われて赤くなるルル、その後も二人のデート談義は続き、炎の巨人兵の様子を見に行くダイヤ、 しかし気付けば隣にルルが、「こんなところに来ちゃダメじゃないか!」と、自分の事は気にせずある意味当然の言葉、 ソレに対してルルは「だって…ダイヤ君よ…デートに誘ったのは…」と顔を赤らめて発言、ヤバイ、コレはヤバイ。 最後は戦闘中、ダイヤが炎を燃やし勢いを出し始めたら「ダイヤ君、勝って!もう一度あたしをデートに誘って!」 と顔を真っ赤にしながら応援、なんちゅーかもぅ今回のルルの可愛さは異常、いきなり積極的になりすぎ。 あまりに可愛かったのでもぅ可愛いという感想しか出てこないぐらい可愛かったんですが、今後もこういうノリを希望。 他の面に関してはやはりブリーザでしょうか、大空魔竜の側まで来てまず名乗りを挙げ、ダイヤが、自分がガイキングの パイロットだから乗り込むまで待てと言うと承諾し山の向こうで待つと宣言、儀式の為に魔獣を皆殺しにする割りには、 流石にダリウス騎士を名乗るだけあって正々堂々してるキャラやったなと。 ダイヤとの決闘中、サスページが放った魔獣がブリーザのコクピットを背後から貫きブリーザは肩を負傷、その様子を見て、 「野郎!邪魔すんじゃねえ!」と叫び、トドメを刺されそうなブリーザを助ける為にパンチャーグラインドで魔獣を倒すダイヤ。 「邪魔が入ったから決闘はまた今度だ」この辺りの展開は素で熱かったです、お約束と言えばそれまでなんですが、 普通にダイヤもブリーザも、それぞれの良さが活かされてて魅力的だったというか。 ブリーザ自体は敗北した事が理由でノーザにトドメを刺されてましたけど…今回殺された事に関しては残念なものの、 展開としては逆に良かったと思います、無駄に生き延びてダイヤ達の仲間に、となり兼ねない展開だっただけに、 スパっとノーザが殺したのは展開的にも勢いがあって良かったんじゃないかなと、サスページがザコ扱いなのも良好。 他だと出番こそ少ないもののガリスでしょうか、ブリーザが名乗りを挙げてる間にゾルマニウム貫通弾の用意をし、 「相手が一機なら、全弾ぶち込めば…」と言うシズカに「いや、今回はダイヤに任せるんだ」と言い、二人の決闘に水を 差させない為に「この戦い、手出し無用と全員に通達せよ!」と命令を出す辺りが単純にカッコエエなーと。 野生の魔獣を予め殺しておく、というピュリアの考えも正しいとは思いますが、やっぱり勧善懲悪タイプの作品で、 主人公が正義として描かれてる以上ガリスみたいに決闘や礼儀を重んじるのも大事やなと、今回はホント良かったです。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第08話 「史上最小の強敵」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション キャプのサイズを多少変更しました、アスペクト比はそのままで16.9を統一する為に多少変更。 で、今回はピュリア主体の展開で良い感じでした、ダイヤのテントに大量のペルプを放ってダイヤを危機的状況に したのは流石にアレですが、ローサ副長の助言や、戦闘時のダイヤによる言葉、合体して敵を倒したりと、展開上、 ピュリアが謝っても別に怒られないのが不自然ではないレベルの展開になっていたので、中々良い運び方をするなーと。 ただ強いて言えば、最初の時点でピュリアがダイヤのナニに対して腹を立てるなり気に入らなかったりでペルプを テントに放つ事にしたのかが微妙に分かり辛いので、その辺りだけが残念かなと思いました。 ローサ副長も言っていたように、基本的にガイキングを扱えるのはダイヤだけで、ダイヤが来るまでは自分が撃墜王として 大空魔竜を守っていたのに、ダイヤが来て以降はガイキングに頼りっぱなし、まずこの現状が気に入らないというのは 毎回描かれてる事ですけど、今回の描写だと、ダイヤがルルと仲良くしてるのが気に入らない、に見えるのが微妙かなと。 実はピュリアもダイヤの事が好きで、というのであれば問題無いんですけど、色んな意味でまだ描写不足なのが残念。 それよりも問題はダイヤ、格納庫?の片隅にテントを張って寝てたわけですが、まぁ、誰か部屋貸したれよと。 別に床で寝るとかでも構わないので、地べたよりかは室内の方が暖かいでしょうから妙なエグさを感じました。 そんなダイヤが父親と山へ登った際の事を思い出し、父親がダイヤに語りかける回想が挿入、声がモロに大川さん、 ちょっとガリス仮面取ってみろと、声が同じなだけで確定させるのはあまりにもアレですが、ダイヤも声聞いて分かれよ。 疑問と言えば、ルルも過去ペルプにやられたのに痒くならなかったという事をダイヤに語り、お互い不思議そうに してましたけど、まぁ、コレも何故ルルが元々ダリウス界の住人だったのでは、とか考えないんでしょうね。 今回はピュリアがメインで面白かったのは良い事なんですが、どうにも妙なツッコミ所が多かった気がします。 えー、スティンガーと合体した際の名称はスカイガイキング、今回は操縦をピュリア、攻撃をダイヤがそれぞれ 担当してたものの、この合体、厳密にはナニがどう変わったんでしょうね。 空中での機動力は当然飛躍的に上昇するでしょうけど、つまり映像的に言えばスティンガーがガイキングを引っ張る事で ガイキングのスピードも底上げされるわけじゃないですか、でもガイキングの重量を考えればスティンガー単体で 飛行した方が当然速度自体は上、それなら別に合体しなくても、今回の戦闘だとスティンガーがバルクリスを追いこんで、 トドメをガイキングに任せるだけで良かったんじゃないかなーと、それだとピュリアのダイヤに対するわだかまりが 残ったままになるので展開自体の解決にはなりませんが、何となく合体の意味が無いような気がしました。 次回はようやくリーがメインという事で楽しみです、てか思い返せばリーの出番あまりにも少なすぎて薄い。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第09話 「明日に向かって撃て!」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション ちょっとリーがカッコ良すぎ、冒頭で亀にやられて艦を降りるとか言い出した時はどんなビビりやねん思いましたが、 リーを引き止めるダイヤとの絡み、リーに命を救ってもらった事のある老人との絡み、最後は村を護る為に戦って サスページを撃墜とか、良い意味で熱い王道展開を貫いていて非常に良い感じでした。 またリーを草尾さんが担当されているというのが良いですよね、今回はシナリオが良かったのでまずそれだけで熱いのに、 ソコへ草尾さんの声がハマって、個人的な趣味も言えば草尾さんのカッコイイ声がまた、久々にたまらんモノを聞けました。 リーの良さはそれだけではなく、艦を降りてどうするつもりなのかと言えば「じいさん、この辺で働けるとこないかな?」 とダリウス界で生活する気マンマンだったのがまた熱かったです、今回判明したように、ダリウス界の人々の中にも 大空魔竜の手助けをする人も居るわけなので生活出来ない事も無いでしょうけど、凄い根性してるなと。 その人々はかつてリーに命を救ってもらい、お礼としてダリウス界での大空魔竜の活動拠点となる砦を海底洞窟に建設、 敵にバレたせいで破棄する事になったものの、コレも良い意味で王道の隠れ家という感じで面白かったです。 そして前回に引き続き今回はサーペントと合体するガイキング、腕へと結合し名称は銃形態のバスターガイキング。 使用した技はサーペントバスター、映像を見る限りで言えば「敵の攻撃を避けながら突っ込む砲撃」というとんでも技。 いくらなんでも強すぎる気がしないでもないですが、今回はリーの熱血ぶりと相俟って良い感じでした。 サスページはどうなったんでしょうね、描写的には死亡したっぽいですし、何よりあまりにも噛ませ犬臭が漂ってたので マジで今回で退場なんでしょうか、色んな意味で仕方無い気はしますが、キャラ的に好きだっただけに少々残念です。 他だとダイヤ、艦を降りようとするリーに「限界なんて自分で決めちゃダメだよ!」と相変わらず名言炸裂、 その後のリーに対する尊敬の言葉もそうですけど、ダイヤはホント、前向きで明るい性格でいいですよね、不覚にも感動。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第10話 「ルルの危機!海底の恐怖!!」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 今回はルル中心の内容で良い感じでした、前回と違い主役じゃなくなった途端扱いの悪くなるリーが不憫極まり無い。 冒頭から流れたルルの悪夢、コレ結構エグイですよね、子供の目の前で母親が死ぬのは精神的にもキツイなーと。 逆に、ルル自身の口から両親は死亡してる事実が語られたので、なら父親は一体いつ死んだのか、が気になりますが。 展開の方は甲板で心眼の練習をするダイヤ、ここでの会話がバリアを破壊する際に役立ってくる、というのも分かりやすい 伏線で良い感じでしたし、事前にシャボン弾を用いた会話が用意されていただけに「露骨に伏線」とは思えなかったり、 まず伏線を一つ張るにしても自然な流れで挿入してるのが上手いなーと、今更ながら構成の仕方が非常に上手い。 ただ、今回ルルが心眼を役に立てていたとはいえ、実際問題真面目な話、メカに乗ってる時は外の音が直接聞こえは しないので、正直あんまり役に立たないかなという気はしましたが、リーみたいに体感ならまだしも。 で、クラブバンカーと合体するガイキング「カニキィィィング!………決まった…」得意げに語るダイヤ、鼻水が飛び出た。 正式名称はピュリア曰く「ダイバーガイキング」だそうですが、まぁ、海戦専用なので今後の出番は殆ど無いでしょうか。 その後戦闘中、バリアが解ければガイキングのパワーも戻るのでルルにはバリアの破壊を優先してもらうべく、 「ルル!分離しよう!」と呼びかけるダイヤ、敵に囲まれた水中でそんな事を言い出すダイヤさんは鬼かと思いました。 ラストは甲板でガリスの事で語るダイヤとルルで幕を閉じたわけですけども、この会話、結構良い会話と流れだったので、 尺の関係で足早に描かれていたのが残念でした、流石に川上さんは上手いので早口でも上手く喋られてたんですが、 夕日の情景と相俟って良い感じだっただけに残念やなーと、あと1分だけでも余裕があれば、という感じ。 ところで、序盤の方で「でも不思議だよな、なんでキャプテンは仮面で顔隠してんだろ、なんか秘密でもあんのかな」 そうダイヤがルルに言ってましたけど、もっと早く疑問に思えというか、ちょっとソレ直接聞いてくれと。 「実は俺のよく知ってる人だったりして…んなわけないか」と続けてましたが、ガリスと父親声一緒やがな。 次回はノーザとダイヤが戦闘するようなので楽しみなんですが、予告を見る限り作画が崩れまくりだったのが心配。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第11話 「激震!!将軍ノーザ襲来!」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 作画がとんでもない事になってたのが何よりも悔やまれるというか、とりあえず初のノーザ戦で、展開的にはダイアが 圧勝したものの相手はガリスが一時撤退を命令する程の強敵、そんな強敵がこの作画は勘弁してほしかったかなーと。 どんな作品でもそうですが、やはり作画が微妙だったせいで今回は内容も微妙に思えてしまいました。 ノーザが部下を簡単に殺しながらもブリーザ同様儀式を行い決闘を申し込むと、妙に真面目な一面を覗かせての勝負、 尺の関係上ノーザは踏み台みたいな描写になってましたけど、ダイアのパワーアップは、流石に性急すぎるかなと。 ガリスの言葉が父親のソレと重なって、というのは確かに熱いんですが、いくらなんでも展開が早すぎたうえ、 気合を込めて撃ち込んだハイドロブレイザーを喰らってノーザが撤退するのはやりすぎのような気が。 というより描写の関係上ノーザが消し炭になったように見える辺りがまず勘弁してほしいなと、素で死んだかとばかり。 ノーザ関連だと、前述の点以外にもガリスに挨拶だけしてガイキングの元へ戻るという、艦橋を破壊すれば万事解決に なるのにそうはしない辺りが良い感じでした、ガリスと顔見知りだった事に関しては次回以降を期待で。 決闘を申し込まれたダイアも、ピュリアが合体して逃げる事を促しても「来るな!俺は今、決闘を申し込まれたんだ!」 と逃げる事を拒否し、決闘なので一対一を重んじて合体すら拒否したのが単純に熱かったです、勢いで勝ったのは別に。 えー、今回はしつこくも作画が微妙だったので全体的に今イチな印象が強かったですが、婚期を逃したとかでネタにされて キれるローサ副長が堪能出来たので個人的には満足でした、次回もノーザ戦のようなので綺麗な作画を期待。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第12話 「命がけ!?禁断の逆転技」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション 作画が比較的高レベルだったという事も含めて、今回のノーザはえらいカッコ良かったです。 というよりノーザって回を追う毎に良い面が描写されてきてますよね、パっと見は「力が全て」というタイプのキャラに 見えますし、簡単に仲間を殺せる性格なので如何にも先陣を切って突っ込んでくるタイプの敵なんですが、前回同様 ダイヤに挑戦状を叩きつけ、お互い生身で自己紹介、双方共にメカへ乗り込むまで奇襲もせず、決闘の最中にブロイストが 通信を開いてくると「話しかけるなブロイスト!将軍のくせに、決闘の何たるかも知らんのか!」と素でキれたり、 妙に決闘の礼儀を重んじる辺りがカッコエエなーと、結局前回同様ダイヤに敗北したのはまぁ見なかった事にするとして。 しかしナンですか、ノーザが真面目に決闘をしてダイヤもソレに応じてるのに、いくらダイヤの身が心配だからとはいえ 決闘中のダイヤを助ける為に大空魔竜を動かすガリス、リー達に援護してもらって助けに入るピュリア。 なんかもぅどっちが悪か分からない状況になってましたが、むしろ注目はガリスの行動に対するノーザ達の反応。 ガリスの登場に驚き、ノーザは「あのガリスが決闘に水を差しに〜」で、ブロイストは「まさか決闘中にこちらの邪魔を〜」 いかにガリスが決闘を重んじる性格だったのか分かる言葉ですが、むしろソコまで敵に信頼されてるガリスの存在が謎。 一方のダイヤ、ノーザの挑戦を受けてガリスに止められても決闘に行くわ、リーやノーザにも褒められてましたが、 ちゃんとノーザの事を「怖い」と認め、恐怖を感じながらも勝つ為に試行錯誤して行動するというのが偉いですよね。 元々ダイヤはそういう芯の強い前向きな描写が多かったですけど、これだけ挫けずに前を向いたままでいられるというのが 単純に良い感じでした、フェイスオープンと同時に主題歌が流れるのは演出と相俟ってカッコ良すぎ、久々に素で鳥肌が。 他だと戦闘中は今イチ揮わなかったもののリー、ダイヤとの特訓中、無理に覚えた付け焼刃に期待するのではなく、 「怪物をぶっ倒そうと鍛え続けた、自分の五年間で勝負しな」と助言、カッコ良すぎ、普段出番が無い分余計光ってた。 今回は全体的に良かったです、各キャラにそれぞれ見せ場が用意されていたというのもありますし、今まではダイヤへの 反発の描写が多かったピュリアもルルとの会話を見て拗ねたり、助けに入ったのに助けられた際に「あたしなんかでも〜」 と話しかけたり、唯一ルルだけがコレといった見せ場も無く残念でしたが、終始楽しむ事が出来ました。 で、次回予告、作画がとんでもない事になってたのがマジで心配ですが、来月からの時間帯変更は個人的に良好。 |
□ ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第13話 「衝撃!キャプテンは父さん!?」 □ (C)テレビ朝日・東映アニメーション ちょwwwwwwwwwこんな作画いくらなんでも無いやろwwwwwwwwwトゥーンシェイドちゃうねんからwwwwwwwww なんかもぅ作画の良し悪しだけでここまで笑える作品というのも珍しいので、そういう意味では実に貴重な一話でした。 ただ作画が酷すぎたのとは裏腹に、内容の方は前回に引き続き非常に良い感じで、ダイヤvsノーザなんて演出の良さが 異常なレベルで光ってて前回異常の熱さだった事を考えると、今回の作画がエグかったのはひたすら残念やなと。 まさかDVD収録の時もこの作画のままとは思えませんが、今回はガリスの正体が判明したり、ピュリアがダイヤの事を どう思ってるかが明確に描かれた、ルルが艦長を代行した、クローズドフェイスが搭載された、ノーザの新型機、 リーに教わった拳法を取り入れてハイドロブレイザーを撃った、お互い互角の状況での真っ向勝負でノーザに勝利した、 色々と重要な展開が多く熱かっただけに、ホント作画の酷さが悪い意味で目についてしまったなと。 ところでガリスの正体、ダイヤの父親ではなくダリウスの人間で元科学者、ダリウスの人間であれば、ノーザ達が妙に ガリスの事をある意味信頼してた理由も頷けるというものですが、科学者相手に「ヤツが決闘の邪魔を〜」と驚くのは、 それはそれである意味変な気もしたり、そんな正々堂々とした科学者とか居てるもんなんでしょうか。 ダイヤの父親に関しては今後に期待するとして、相変わらずフェイスオープンと同時に主題歌が流れるのは鳥肌モノ。 「強いから勝つんじゃねぇ…諦めねぇやつが最後に勝つんだよ!だから勝つのは、最後に勝つのは!俺達だぁぁ!!!」 とか作画の悪さを無視してあまりにカッコ良かったです、前回のダイヤvsノーザも良かったんですが、今回のは異常。 戦いに勝利した後も、流石にノーザの機体こそ完全に破壊したものの脱出ポッド?を回収して敵艦に置いて行ったりと、 良い意味で正々堂々としてて優しい性格が出ていたのも良かったです、むしろノーザが死ななくてマジに良かった。 予告を見る限り次回はまともな作画に戻ってましたし、ローサ副長がメインのようなので楽しみです、作画は安定を。 |