ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-

 戻る
 

 第01話〜第14話
 

 第15話〜第26話
 


ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-  第27話 「暴かれた黒い過去!ガリス哀しみの仮面!!」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

前回に引き続き今回も作画が崩れまくってたわけですが、キャプったトコだけ見ると何気に綺麗やったりするから不思議。
けどほんまアレですよね、実際の放送が番組やらの関係で一週休止になっても、まぁ当然ですけど制作側には何の関係も
無いわけじゃないですか、なので文句を言っても仕方無いんですけど、やっぱり実時間で一週分放送が休止になって、
ようやく二週間後に続きが放送されたかと思いきや前回に勝るとも劣らない作画の崩れっぷりだとダメージはデカイ。
 ガリス と ルル
二人が親子だったというのは然程驚きが無いというか、以前ルルがガリスの事を「お父さんだったら〜」と、確かダイヤに
そんな発言をしていたのでむしろ予定調和という感じなんですが、回想の描写の関係上、今回のルルのセリフが妙に
不自然だった事の方が気になりました、回想だとルルの母親は「倒れてる最中のシーン」から始まって、次に映るのは、
「ガリスが敵を倒してるシーン」で「ルルの母親をガリスが抱き抱えるシーン」という流れじゃないですか。
なのでルルが言った「私とお母さんを裏切った」の意味が分からないというか、ガリス自身は「撃った」という言葉に
肯定してましたけども、肝心のソコの部分が描かれてないので…まぁ不自然というよりも露骨に「ルルが勘違いしてる」
という展開やなーと、勿論、実はマジにガリスが悪意を持ってルルの母親を射殺した、という超展開もありえますが。
ルルがプロイストから受け取った短刀をガリスの腹部へ「刺したっぽい描写」で血が流れてたのに関しては、実際問題
こういうのは刺してなくて別の理由で付いた血という展開が基本ですけど、尺の関係とはいえ、個人的には微妙かなーと。
仮に刺してるシーンがモロに映れば「マジにやりやがった」という感想で、今回みたいに刺したシーンが直接映らないと、
「どうせ刺してないんやろうな」という感想になるので、個人的には面白みが無いかなと、意表を突いて刺してたら神。
 リー と ヴェスターヌ
いくら大空魔竜が地面へ降りてるからとはいえ、妙に侵入されすぎな気もしますが、遂に再会するリーとヴェスターヌ。
ヴェスターヌはリーを見て「お前は…リー・ジェンシン!?」と、リーの名前を覚えてる程に印象に残る男だったのに、
その男に「尊敬出来る軍人だと思ってたのに!」と言われ目を見開いて動揺する様子が良い感じでした。
欲を言えば、結局二人の再会はソコで終了して、後はヴェスターヌが部屋に戻り「気に食わぬ…何故私が誘拐など…!」
と憤慨するだけだったので、あまり再会の面白さや、リーはまだしもヴェスターヌがリーとの再会をどう感じているのか、
が描かれてなくて不満でしたけども、正直本筋のガリスとルルよりもこの二人の方が楽しめました、作画がアレでしたが。
 小者なプロイスト
偉そうに吠えてガリスと斬りあうも、ただの一撃も持たずガリスの棒に鎌を弾き飛ばされ苦渋に満ちた顔をするプロイスト。
その直後、プロイストの指示か独自の判断か、ザコのカメレオン顔二匹がルルの首に自身の鎌を押し付けるという展開、
「卑怯だぞ!」とガリスが言うとプロイストは鎌を拾い直しガリスの喉元に突きつけて「余興はおしまい…」とか、
お前は押されたからって両腕使い出したフリーザかと、プロイストのあまりの小者っぷりに吹きました。
しかもまたプロイストは考えが読めませんよね、結局天空魔竜のパスワードはガリスが解除したので事無きを得たものの、
「パスワードは教える!まずルルを解放しろ!」というガリスの言葉に「パスワードが先ですわ」とプロイスト。
お前、今ガリスの肉声やないと天空魔竜は起動せぇへんって言うたばっかやのにパスだけでええんかよと、アホかと。
何気にちゃんとルルを解放した辺りは正々堂々としてたものの、どうにも今回はプロイストの迂闊な一面が目立ったなと。
 天空魔竜の謎
起動した直後で誰も乗っておらず、パスワードを解除したのはガリスなのにプロイストが「少し遊んでおやりなさい」
そう発言すると、起動させたのはガリスなのに、何故かプロイストの声に反応してガイキングへ攻撃を開始する天空魔竜。
大地魔竜の時と違って、少なくとも画面上でプロイストがあの…なんかバックルみたいなのを付けてるシーンは無かったと
思うので、何故プロイストの言葉に従ったのかなーと、深い意味は無いんでしょうけども、何となく気になりました。
 ディックの行動
ダイヤには制止の声をかけたのに自分はさっさとキルジャガーで出撃して、先行したにも関わらずプロイストの元へ
辿り着いてるわけでもなく今回は行方を眩ましていたディック、流石に次回はプロイストへ攻撃を仕掛けて前回の借りを
返すとか、そういう展開になるんでしょうけども、天空魔竜同様、なんか今回は妙に読めない行動が多いなーと。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-  第28話 「罪と罰と呪いの子!愛憎の天空魔竜!!」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

ちょwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwルルのナイフから垂れてた血は割り込んだディックのかよwwwwwwwww
という絵の構図的に無理のある開幕だった今回なんですが、内容的には終始王道展開で、ガリスの過去に関しても特に
コレといった驚きがあるわけでもなく無難に描かれてて、良く言えば久々に綺麗だった作画も込みで安定してたんですが、
今回は何よりもギャグのつもりか、或いはただ俺が笑ってしまっただけなのか、やたら笑いに満ちた展開でした。
相変わらず天空魔竜の登場時に新世界を流したりと演出的に神がかってたり、キャプ左下のヴェスターヌのように無駄に
男前な表情を見せてくれたりしてたのに、なんかもぅいちいち笑わせてくれる描写が入ったのが何とも言えませんでした。
 ダイヤの男前なセリフ
ダイヤは常に男前なセリフが多いですし、今回もダイモンに言われてましたけど、今回のダイヤ最強の決めゼリフは、
「一人じゃ出来ねぇ事でも、力を合わせれば、未来を変えられるかもしれないじゃないか!いや…絶対変えてみせる!」
主人公という事を差し引いても、昨今これだけくさいセリフを放ちながらも素でカッコ良く聞こえるのが凄いですよね。
勿論田中さんの演技力が並々ならぬモノであるからこそ余計良く思えるものの、個人的に「未来を変える」とかの展開や
セリフは心底虫唾が走る程に嫌いなものの、そんな俺でも普通に「カッコエエー」と思えるのが、しつこくも凄いなと。
 ギャグ満載
冒頭に記したディックも個人的には素晴らしいギャグだったんですが、久々に綺麗な作画だったにも関わらず、その中でも
プロイストだけやけに気合入った作画で、しかも胸が俗に言うロケットおっぱい、おっぱいとか書く事になるとは夢にも。
他にも、隠し球として使ったダイヤの攻撃を回避するプロイストに背後からディックがデスファイヤーを決めるという、
別に構図が似てるというだけの話なんですが元気玉跳ね返されたベジータみたいな展開に失礼ながら吹いてしまったり、
極め付けが、ルルが銃を構えてガリスを撃とうするも、ガリスの前にヴェスターヌが立ち「私は…卑怯者ではない!」
男前な顔でそう言い放った直後プロイストが「ヴェスターヌ!!!お前もかァァァァ!!!!!」鼻水吹いた、ちょwwwて。
この一連の流れでそんな「ブルータス、お前もか」とかやられるとは夢にも思いませんでした、声出して素で爆笑した。
今回はそんな感じでした、内容の良し悪しや綺麗な作画よりも、どうにもギャグとブルータスが良すぎて最高でした。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-  新OP
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

第29話にして遂に登場した新OP、歌は新曲や二番に変わる事無く全く同じままで、映像が冒頭の一部分以外全て一新。
歌が同じままだったのは個人的に嬉しかったです、新曲を持ってきてもいいんですが、GAIKINGが好きなだけに良好。
それで肝心の新OPの映像なんですけども、まぁ個人的な事を言えば、やっぱりシズカやピュリアに代表されるように、
本作は別に媚びた作品ではないのに、前述の二人は胸やら尻やらが強調されて見えるので正直なトコロ残念だったりと、
若干気になる箇所はあったものの、何よりも綺麗な神作画が印象的でした、ヴェスターヌとか男前すぎる。
順番に感想を言えば、シズカは一瞬ながら力強さをしっかりアピールしてる映像で良かったですし、プロイストを含む
ダリウス三幹部に関しては単純に良かったです、嘲笑するサスページ、ノーザは顔が好きなのでどんな映像でもナイス、
ヴェスターヌはいくらなんでも男前すぎ、プロイストは久々に仮面を見せてくれただけでなく、仮面が開いて中から
微笑むプロイストが現れたかと思えば醜悪な表情を見せるというのが、シズカ同様一瞬ながらも非常に良好。
キれた方の顔にならなかった点に関しては、むしろOPなのでスピード感を重視したと考えれば見せなくて正解かなと。
続いてローサ副長は紹介すらされなかったものの仮面ガリスのカッコ良さが異常、こんなカッコエエ仮面とかどないやねん。
ディックはスタッフロールが被りまくりという超展開でしたが、上記画像をご覧頂ければ分かるようにカッコ良さが異常。
ルルは無難な映像で来て、リーとピュリアは正直若干微妙な感じ、サビからはメカの戦闘映像や個別映像を挟み、
恐らくはダリウス大帝であろう人物と戦うダイヤがフェイスオープンしてガイキング達三体の集合場面で幕。
キャラの紹介も上手い具合に纏まっていましたし、メカの戦闘映像もやたら気合が入ってたりと、昨今色んなアニメが
放送されている中、OPの変更具合に関わらず、これだけ完成度の高いOPは久々に見たなというのが正直な感想です。
ココ数年の完成度で言えば、曲の良さや相乗効果も込みで考えると、正直バジリスク以来の神がかり的なOPやなーと。
ただ不満…というよりも要望が無いわけでもないです、これだけでも十分凄いですし、見てる分には気付かないんですが。
えー、メインキャラが一気に紹介されたものの、ローサ副長は半ば背景と化してたり、サコンに至っては登場すら無し。
サコンのみならず、せめてガリスと一緒にダリウスに反旗を翻した四人は…構図的に被ってしまいますし、そんなに
カッコイイ見せ場があったわけでもないものの、プロイストと共に紹介された三名のように、一緒に映ってる映像ぐらい
あっても良かったんじゃないかなーと思ったり、前回までの時点で大空魔竜へ協力してきたゲストキャラも、一纏めに
しての紹介でいいので軽く紹介してくれてもいいんじゃないかなーとか、キャラが立ってるだけに少々残念に思いました。
逆に良い点としては、やはり誰しも感嘆の溜息を漏らすであろう神作画や、コマ送りにして初めて気付く程に細かく
描かれているキャラの表情や動きでしょうか、上記キャプ画像のディックやダイヤとかコマ送りにしないと素で気付かない。
というわけで、新OPの完成度があまりにも高かったのでわざわざ別個に感想書いてみました、ヴェスターヌが男前すぎる。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-第29話 「食らえ必殺のフルコース!最後に笑うサスページ!」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

今回からOP映像が新規のモノへ変更になって冒頭の数分は映像面で異常な盛り上がりを見せてたのに、肝心の本編が、
よりによって今回からの新OPが神作画だったのに本編の作画は微妙というのが、落差が激しすぎたのでダメージが大。
というかまぁ、仕方無いとは思うんですけど、せめてOP映像が新規のモノになる時ぐらいは本編の作画も、神作画とまでは
言わなくとも綺麗な作画は保ってもらいたいですよね、どうしてもOPと無意識レベルで比較してしまいますし。
てか今回はサブタイが長すぎた、サイトの構成上横枠の限界突破したので真に僭越ながら最後の「!」一個抜きました。
 爆笑のサスページ
まぁ爆笑したのはサスページではなく俺なんですが、自分で火を点けておきながらやおら慌てた様子でスーツを回収しに
行き、その姿を見たプロイストに「これほどの忠誠心があったとは…」とか間抜けにも程がある感想を漏らさせ、挙句に、
「そのスーツは貴方が自分で勝ち取ったもの…」とサスページに二つ目のスーツを託すという展開に腹抱えて笑ったり、
「無防備なのはガイキングに夢中になっている貴方も同じですよ…プロイスト閣下」と言いケツから砲撃したりと、
今回のサスページは過去に類を見ないレベルで光ってました、なんかまた爆発に巻き込まれて死んだみたいですけど、
「死んだのかどうかよく分からない」という描写は既に過去二回もあったわけなので、実際死んだかどうかは微妙なトコ。
一応サブタイは「最後に笑うサスページ」となってるのに、本編中で「最後に笑う」部分はありませんでしたし、
映像の都合上での問題かもしれませんが新OPにも登場、過去二回爆発に巻き込まれて消し飛ぶ映像も出たのに生存、
これだけ生存してそうな要素が残ってるので…まだ生きてるんじゃないかなと、まぁ今後出番ありそうにも思えませんが。
 何気に凄いディック
大型の大空魔竜やガイキングと違い、いくら小回りの利くカニタンクとはいえ海中に点在する自動機雷を避けながら進み、
マジで合流地点まで到達するディック、ココ最近見せ場どころか出番すら危うかったですし、今回も合流地点に到達後は
とんでもないかませ犬へと役目を変えられてしまってましたが、何気に操縦テクニックが神がかり的に凄かったなと。
 何故か大人しく捕まるノーザ
ケイン達に救い出してもらうも、サスページがノーザの居場所をケインに漏らし、逃げ出したノーザを捕らえてサスページが
成り上がる作戦だと判明し、どういうわけかノーザらしくもなく抵抗せず素直に捕縛されるという展開。
一見するとあまりにもノーザらしくないですけど、流石に自分が抵抗してケインが死ぬとマズイと考えたからでしょうか。
「特に逃げる理由が無い」というのであれば、そもそもケイン達が助けに来た時に断ってるでしょうし、ノーザ一人なら
サスページ以外は皆殺しにしてそのまま逃走するでしょうから、何気に神操縦だったディック同様、何気にノーザも
ケインの事は信頼して大切にしてるのかなーと、男同士で「大切」という描写もちょっと色んな意味でアレに思えますが。
 ダリウス大帝の珍発言
「我が子よ、残念ながら大空魔竜にダリウス人の生命反応があると報告が入った…ガリスは生きているぞ」
ダリウス大帝はアホなんでしょうか、大空魔竜には「最低でも」ガリスを含めて四人のダリウス人が乗船してるわけなので、
そらダリウス人の生命反応ぐらいあるやろうと、仮に死にかけの生命反応としても他のダリウス人のモノかもしれませんし。
プロイストも露骨に動揺してましたので、とりあえず俺の中でガリウス大帝の血族は間抜けという結論が出てしまいました。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第30話 「二代目は13歳!総力戦だぜキャプテン・ルル!!」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

内容がどうのより…いや、内容もあまりに王道だったので感想としては特に無いんですが、今回は絵を使い回しすぎなのが
気になりました…というかいくらなんでも本編映像の半分以上が使い回しなのは流石に手を抜きすぎ。
展開の関係上今回はどうしても「ノーザの攻撃がダイヤに」というトコロで終わらせたかったのかもしれませんし、
映像の使い回しが多いとはいえ、ダイヤ、ルル、プロイスト、三名の視点で回想する時は今の状況に合わせた新録音声が
流れてたとはいえ、ただでさえ最近は作画が崩れてるのに、そのうえ今回も崩れ、更に映像使い回しなのは印象悪すぎ。
CM開けに新世界を使用する辺りは相変わらずの良さだったものの、正直ココ最近は新OP以外マイナス面が目立ちすぎ。
 キャプテンになる決意をするルル
髪をバッサリ切りボブになってた事がまず驚きでしたが、それ以上に「何故キャプテンになったのか?」が気になりました。
ガリスから「47の炎が」と託されたとか、ダイヤ達が認めてくれたとか、予知能力があるとか、そういうのは抜きに、
実際問題指揮能力で言えばローサ副長の方が上でしょうに「自分がキャプテンになる」と決めたルルの心情が、その辺りが
軽く流されてたので気になるなーと、あと個人的な事を言えば髪を切って顔も性格も可愛くなくなったのでイヤ、とか。
 ディックの心情
ルルがキャプテンになる事を知り「その道を選んだのか…ルル」と若干沈みがちな表情で独白し「だったら…それも…」と、
笑顔で独白を続けてましたけど、後半の笑顔は別として、前半の独白が沈みがちな表情だった事を考えると、やっぱり
ディックとしてはルルには逃げてほしかったというか、少なくとも…出来れば前線に立つ道を選んでほしくはなかった、
という事でしょうか、結局ルルが選んだ結論には従うつもりだったでしょうから最後は笑顔に、という流れで。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-第31話 「見よ!讃えよ!ひざまづけ!荒神グレード降臨!!」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

ココ最近は作画が崩れっ放しでかなり微妙だったところに、いきなりの神作画で素晴らしい映像…てかノーザが…(´Д⊂
個人的にノーザが好きとかそういうのは抜きに、確かに今回は…ホントようやくの「大事なエピソードに綺麗な作画」が
実現されたので非常に好印象なものの、逆に内容的には、正直に言えばちょっと物足りなかったかなーと。
別に全員に見せ場を作れとは言いませんが、ディックは相変わらず活躍してませんし、ピュリアに至っては何もしてない。
神作画のおかげで終始楽しめたのとは裏腹に、意外に展開自体は微妙だったんじゃないかなー、とも思いました。
 ノーザを正気に戻すダイヤ
リーにやり方を聞いて、然したるイベントやノーザへの説得があるわけでもなく簡単にノーザの正気を取り戻すダイヤ。
おま、二人は物語当初からライバルとしてあれだけ激突してきたのに、こんな脇役同士みたいな超展開は無いやろうと。
ぶっちゃけた話、王道展開で「プロイストがノーザを囮にダイヤを攻撃」とかの状況を見てノーザが自意識を覚醒、
あまりに無難ながらもそういう、普通に熱い展開が来るかと思っていただけに、ノーザを正気に戻すこの一連の描写は
非常に不満でした、普通に見てたらそうは思わないかもしれませんが、前回ラストをノーザの攻撃で引っ張ってコレは…。
 ダイヤに助力するノーザ
「おいおい、元に戻してやったのに礼も無しかよ…ま、その方がおめぇらしいけどな、ちょっとだけ安心したぜ」
というダイヤの言葉に「…ダイヤ」と、まるでつい失禁でもしてしまったかのように吐息の如く呟くノーザ。
ソレを堺に地上へ出ようとするプロイストへダイヤと共に攻撃を仕掛けるわ、動けないガイキングと大空魔竜を守るように
眼前に立ち、プロイストのデスファイヤーへ攻撃を仕掛けて軌道を逸らしたり、ドボルザークの攻撃を食らい左足を
吹っ飛ばされ地面に伏すガイキングを守る為にドボルザークの前に身を晒したりと、ダイヤとノーザのライバル関係が
好きだった者としては悶絶モノのたまらん展開が連続して発生、プロイストが初めてイイキャラに思えました。
のも束の間、体に埋め込まれた部品が…細かい説明は忘れましたけど死ぬまでプロイストの操り人形らしくてノーザ絶叫。
が、苦しみながらもサコンが言ったガイキング・ザ・グレートの話を聞いていて「だったら決まりだ…燃えろよダイヤ」
とダイヤに言葉を投げかけ「そして必ずプロイストをぶちのめせ!この俺の屍を踏み台にしていくんだからな!」
その後ノーザは体に埋め込まれた部品を自らの手で抜き取り「いけぇぇぇ!!!ツワブキ・ダイヤァァァァ!!!」 (´Д⊂
コレはホント、ノーザを好きな者としてはマジで今回最高だったんですが、ノーザは…やっぱり死んだんでしょうか。
最後ダイヤだけがノーザを心配するも、その直後にプロイストによってダイヤのみ地上へ強制送還。
普通なら…勿論尺の関係もあるでしょうけど「ノーザの死体を確認→ダイヤ意気消沈→いきなり地上へ強制送還」の流れで
ノーザの死だけは確認させるでしょうに、そうはさせずにいきなり地上へ戻ったので、となると、ひょっとしてノーザは
生きてるか瀕死の状況で、都合のイイ事にプロイストの呪縛から解き放たれて瀕死になってる。
それを同じ声繋がりでDr.フランクリンが治療してダイヤの窮地を救う、とかの展開になってくれれば、あまりにも王道すぎて
逆にどうかとは思うものの、やはりノーザを好きな者としては嬉しいのでそんな展開にならないかなーと。
どちらにせよ、ノーザ自体はプロイストの生体部品として大量に量産されているわけですから、幸か不幸かプロイストが
生存したので終盤で大量に出てくるでしょうか、今のノーザと違って「操られてる状態のノーザ」みたいな感じになって。
 リーを信じるヴェスターヌ
簡素なダイヤとノーザとは違い、ヴェスターヌに魔性の黒い炎がとり憑いている事を見破り、なんかよぉ分からんけど
気孔みたいなのを飛ばしてヴェスターヌを正気に戻すリー、数十話ぶりに見せ場があった気がしないでもないですが、
ノーザ同様、プロイストの禍々しい炎を見てリーにバルキングを託すヴェスターヌ、期待してたのと違い絡みの中身が簡素。
 ガイキング・ザ・グレート
サコン曰く「三体の最も強固で優れた部分を合体する事により誕生する炎の巨人、ガイキング・ザ・グレート」
あまりにもセンスの無い名称も気になりますが、それ以上に、優れた部分のみが合体しても力を発揮出来ないような気が。
一応各機体共に「その機体に合わせた構造設計」になってるわけなので…とか真面目に突っ込むのはヤボですか。
それで合体時の新曲なんですけども、個人的な意見を言えば「かなり微妙」でした。
確かに合体シーンはそんなにスピード感があったわけではないので「絵と曲」は合ってると思いますけども、ホント、
個人的な事を言えば今まで通りGAIKINGを歌付きで流してほしかったなーと、最近歌付きで流れないので久々に。
感想は人それぞれでしょうけども、個人的な意見を言えばこの合体シーンは「めっちゃダサイ」と思いました、曲のせいで。
なんか合体後の面がロビンマスクみたいな顔になってたのは笑えたんですが、とりあえず良く見える箇所は無かったなと。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第32話 「武器ナシ弾ナシ親友アリ!二人ぼっちの地上戦!」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

んー微妙、前回が久々に神作画で内容も…個人的には正直物足りなかったものの王道の熱さを描いてたのに対して、
今回は作画も微妙を通り越した崩れっぷりで、内容の方も妙にダラダラしてたりと、ちょっと残念な出来だったかなーと。
物語初期の頃に描かれていたダイヤとピュリアのペアを久々に見れたのは良い感じだったものの、その反面サブタイにも
親友であるナオトの事が記載されてるのに、実際問題ナオトの見せ場は予告を見る限り次回で、今回はダイヤとの再会も
かなり簡素に描かれてたりと、全体的に前回以上に消化不良でした、ダイヤと母親の描写に関しては良い感じでしたが。
 ノーザ達に代わる新将軍
プロイストがダリウス大帝に「私はココに新たな四天の将を任命し、全軍の再統括を行います」と宣言し登場する四名。
とりあえず「四天の将」がこの漢字で合ってるのかも気になるところですが、それ以上に出てきた四名の存在意義が疑問。
四人共…早い話が顔と声が違うだけでただのプロイストのコマだったじゃないですか、それ自体は別に悪くないんですよ、
視聴者側がどう感じるかは別に、少なくともプロイストにとっては、自分の生体パーツだったノーザは裏切ってダイヤと
共闘するわ、ヴェスターヌも裏切ってライキングをリーに託すわ、サスページはそもそもプロイストをナメてたりと、
部下が揃いも揃って離反しまくったので「自分に忠実な部下」が欲しいのは理解出来るんですが、顔と声が違うだけで、
特にコレといって個性も無ければキャラも立ってないのが四人も追加された、というのがキツイなーと。
30話を超えた時点でノーザ達みたいに濃いのを四人も投入するのは流石に無理でしょうけども、この薄さはちょっと…。
個人的には、元々プロイストは好きでなかったのに、今回の事で更に嫌いになってしまったというか、微妙すぎるなーと。
 微妙に炎の力が足りないカイキンク
「有事に備えて、こちらで用意していた予備パーツと輸送船だ」と、地上でガリス達に協力してるダリウス人のおっちゃんが
そう言ってましたけども、とりあえずあまりにも都合のイイ展開に乾杯でした、武器は付いてないと言ってたものの、
ダリウス界で作られたガイキングを、予備のパーツとはいえ地上の物資だけで作りきれるその超展開にあまりにも乾杯。
 自己増殖する鉄獣
今回ガイキングに襲い掛かってきた鉄獣は「超魔竜の残骸から発生して、自己増殖してガイキングを狙ってきてるらしい」
協力者のおっちゃんがそう言ってましたけど、まぁ…これもまたありがちな展開だったのでちょっと残念だったかなーと。
まぁ、今回は個人的に気になっていたり見たかった「ノーザがマジに死んだのかどうか?」「ダイヤとナオトの再会」
そのどちらもが…前者は触れられもせず、後者に至ってはあまりにもあっさりした再会だったので、期待しすぎてた感有り。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU- 第33話 「さよなら純情!ちょい不良ハートに火をつけろ!!」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

前回に引き続き個人的には今回も微妙でした、展開はダラダラしてるうえに大空魔竜が地上に出てくるのも王道なら、
最近特に出番も他者との絡みも無かったピュリアがナオトに絡むのも王道、一話の時点で伏線を貼ってるとはいえ、
それでもナオト参入は王道すぎて面白みに欠けたりと、地上に戻ってからの展開を面白いと感じてらっしゃる方には
非常に申し訳ないものの正直微妙すぎるかなと、作画も微妙なままなのに何故かナオトだけ妙に整ってるのはイイとして。
むしろ今回の肝はダリウス大帝に箱舟計画の再開を命じられたドクターのうちの片方。
最近ガリスが出てないせいで大川さんが声を担当されてましたが、実は覆面の下はマジでガリスだった、とかなら神。
 久々にカッコ良かったディック
火力や装甲の面でどうしてもガイキングを下回るカイキンク、結果手足をもがれるも、それでも尚、ナオト達を守る為に
鉄獣の前に立ちふさがるダイヤ、その時、後方から「ザウルガイザァ!!」の叫びと共にディックが登場、震えた。
ちょっとコレはマジで、あまりのカッコ良さに、久々に鳥肌が立ちました、特に今回はボケーっと見てただけにカッコ良すぎ。
 久々に歌付きで流れるGAIKING
大空魔竜が登場しカイキンクからガイキングへと戻り「これだ…この炎だ!」というダイヤのセリフと共に、細かい話数は
覚えてないものの、およそ数十話ぶりに歌付きGAIKING、展開上秒殺したのでサビの部分しか流れませんでしたが、
やっぱり歌付きで流れた方が単純に燃えますよね、普通にカッコイイですし、何より良い意味で「いかにも」な感じ。
勿論、コレも人それぞれ感想は色々あると思いますが、個人的にはアレンジ曲のみより歌付きの方が遥かに好印象。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-  第34話 「NEXのはらわた!!狼の街に天使の接吻を…」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

なんかもぅ地上に戻ってきてからというもの、内容の良し悪し以上に作画の崩れっぷりが半端じゃなくてアレなんですが。
久々に…下手したらディックが初登場した時以来なのではないかとさえ思われる程に、それぐらい久しぶりにディックが
メインに描かれてましたけど、脚本が微妙すぎたかなーと、正直無くても構わないような内容だったという印象。
ディックがNEX会長の息子だという事をシズカに告げるサコンも、あまりにもサコンらしくない言動でしたし、相変わらず
普段は別に、ディック絡みのエピソードだけやたら八方美人な性格にされているルルも微妙だったりと、今回は微妙すぎ。
というわけで個別感想は無しで、そろそろ作画なり内容なりを面白く見せてくれないといい加減キツくなってきたかなと。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-  第35話 「大虐殺!大展開!!神よ、帝都が沈む…」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

んー今回も微妙、というより、例えば王道でも意外性抜群でも、どんな内容でも面白い時は普通に面白いですし、
作画の良し悪しに関わらず良い時はホント良いんですが、どうにも地球帰還後はあまりにもグダグダな印象が強いです。
ノーザの復帰に関しても「嬉しい」という感想より、あまりにも絡みが無さすぎて扱いと描写の悪さの方が目立っていたり、
他にも今回は全体的に「それはどうやねん」と思う妙な描写が多かったので…まぁ、早い話が微妙やなーと。
 大空魔竜の謎
突如地震が発生し、大空魔竜のオペレーター曰く「現在、アークホーランド大陸の各地で火山爆発が起きています!」
確かにこの直後マグマが流れ出し大変な事になったわけですが、凄いですよね、大空魔竜空飛んでるのに揺れてますよ。
 ルルの傲慢な態度
「それでも出来る限り助けてあげないと!」と、収容人数を上回っているとはいえ、ダリウスに住む人々を助けようとする
旨の発言をするルル、その心意気は立派なんですが、とりあえず「助けないと!」ならまだしも「助けてあげないと!」
とか、そういう上から見たモノの言い方は流石にどうなのかなと思ったり。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-第36話「再会・裏切りの父!こんなに愛してるのにぃぃッ!!」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

今回は久々に作画も崩れておらず、内容的にも…感想は無いんですが「はぁ…そうなんや」と流し見レベルになってしまう
モノではなかったので楽しめたんですが、とりあえずあまりにも呆気無く死去されたダリウス大帝に合掌でした。
自分で殺しておいて、あまりにも予想通り逆ギレするプロイストには失笑するしか無かったんですが、大帝は災難すぎ。
 ダリウス大帝の謎
恐らくは艦長室であろう場所にて会話をしているダイヤとルル、ソコへダリウス大帝から直接通信が来るという幕開け。
プロイストを止めてほしいだとか、真意は別に制御キーを渡そうとか、そういうのはこの際構わないんですけども、
個人的に気になったのは「何故ダリウス大帝は大空魔竜の艦長室へ直接通信をしてこれたのか?」です。
過去にノーザやプロイストがやったように、大空魔竜自体への通信は可能なのでブリッジのモニターへ電波を飛ばせば
事足りますけど、どうやってダリウス大帝は艦長室への通信手段を入手したのか?
あまりにも本編とは関係の無い事なのでアレですけど、何故なのかなと、やけに違和感があったので気になりました。
 ノーザとヴェスターヌがダイヤ達に加勢する理由
ダリウス大帝の申し出を受けるなら単独行動を取らせてもらう、とノーザとヴェスターヌは言ってましたけど、結局は、
会見の場にこそ同席しなかったもののノーザはリーやディックと同様に周囲への警戒を怠らず、ヴェスターヌは戦艦指揮。
付いてきた理由は、やっぱり会見の場にダイヤの父親も同席する、と知ったからなんでしょうけど…んー、まだ微妙な気が。
言い方は悪いですけど二人にしてみれば、いくらダイヤの父親が来るとしても「あ、そうなん?」程度でしょうし。
ヴェスターヌはリーに言われてダイヤの父親の所在探しを、ノーザはダイヤのライバルで何度も戦ってきた、
それらの理由以外にも「地上侵攻を始めたダリウス大帝がわざわざダイヤの父親を連れてくるのには何か裏がある気が」
と懸念したとか、理由は様々でしょうけども、それでも「単独行動せずに一緒に行動する」にはまだ弱いかなと。
それなら、あまりにも王道すぎてアレですけど単独行動を謳いつつも影ながら状況を窺う、の方が「らしい」ですし。
というかまぁ、そんな事言い出したら、どれだけプロイストが嫌いでも「大空魔竜の側に付く」のはそもそも変なんですが。



ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-  第37話 「息子よ」
(C)テレビ朝日・東映アニメーション

さて、ディックがお亡くなりになってしまったわけですが、そんな時までひたすら崩れっぱなしの作画に乾杯。
というか何と言えばいいんでしょうか、作画の良し悪しを抜きに言えば、相変わらず新世界は神がかってたり、二度目の
フェイスオープンでGAIKINGが歌有りverで流れて異常に熱かったりと、今回は演出的に良い面は多々あったものの、
内容的に、ここまで盛り上がらないのも悪い意味で凄いなーと、ディックの死亡もなんか今イチ「あ、そうなん?」のレベル。
 ディックについて
最初からルル一筋だったり、今回も「その30秒に賭けるんだ!お前なら出来る!」と賭け事を基本に考えてたりと、
あまりにも一貫性のあるキャラだったのは非常に良かったですし、いつの間にかダイヤの事も完璧に信頼して戦闘面でも
色々任せてたりと、単純にキャラ自体の出来は良かったと思うんですが、扱いが最悪にエグかったなという印象です。
新OPのカットが異常にカッコ良かったものの、基本的に新OP以降大した見せ場も出番も無し。
今回も終始ダイヤとダイヤ父のやりとりがメインだったので、多少今回はディックの出番が多めだったとはいえ印象的には
いきなり死亡してしまった流れ、ダイヤを助けてからキルジャガーが爆発するまでの流れとやりとりは良かったですが。
言い方は悪いんですけど、キャラ的にあぶれてしまってたんだろうなーと、絡む相手もルル以外居ませんし、やっぱり
最終決戦な以上味方側に誰一人死者が出ないというのは流石に微妙→なら誰を殺すべきか?→誰なら死んでもOKか?
という風に考えると、正直ディックかピュリアしか居ないんですよね、ホント言い方はアレですが死んでもいいキャラは。
最近のリーも薄さで言えば半端ではないですが、もはや蚊帳の外の印象が強いので死んでも意外性や驚きが無い。
ならピュリアかとも思うものの、無意識レベルで女性を殺すのは気が引けるという抑制が働くのでピュリアも殺し辛い。
となると、つい最近父親との絡みがあったり、周りがキング系に乗ってるせいでメカの性能的にも今一つパっとしない
ディックが一番殺しやすい…というか無難に死者候補に挙がる、という感じだったのが、個人的には微妙かなーと。
人それぞれ印象や感じ方が違うというのは重々承知してるんですが、ディックが死ぬ、となると「やっぱな…」なのが残念。


inserted by FC2 system