ガンパレード・オーケストラ

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 第14話〜第24話
 


ガンパレード・オーケストラ   第01話 「初陣」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

結構面白かったです、OPが悪い意味でI'veかと思ったので不安だったんですが、冒頭のペンギンで早速吹いたり、
校長?まで若本さんという油断で二度吹いたりと、本筋とは関係無いところで掴みは抜群でした、油断出来ない。
設定面がガンパレのマーチの方と殆ど同じ?ようなので違和感無く見れましたし、マーチと違って主人公が無個性の
男ではなく、有名な幹部養成学校を卒業したエリート仕官の女性、という設定だったのが良い感じでした。
案の定というか、配属された中隊が戦争する気があるとは思えない平和な連中ばかりで、真面目に配属の挨拶を
しようとしたら教師に止められたり、咲良の居ないところで「なんかヤな感じ」と陰口叩かれたりと、幻獣との
戦闘面よりも、単純にキャラ面での今後が期待出来る状況だったのがまた良かったというか、普通に良かったです。
少なくとも一話を見た限りだと普通に面白かったです、久々に世界観自体を楽しめる作品に出会えたというか。
咲良も好きなタイプのキャラなので今後の成長が楽しみですし、マーチ同様、死亡したキャラはマジで死亡したまま
進む…のは当然ですが、ちゃんと死ぬキャラも居るのかどうか、という点も含めて今後が楽しみです。
余談ですが、何故か豊口さんが所々かかずさんの声に聞こえたり、好きなはずなのに浅野さんの声が渡辺さんの声に
聞こえたりと、幻聴にも程がある状況でした、浅川さんの声を間違えなかったのは良かったんですけども、浅川さんも
稲田さんも、声を聞きたい人に限ってあまり喋らなかったのは少々残念やなーと、一人酷い方が居てよく喋ってましたが。



ガンパレード・オーケストラ   第02話 「アウトブレイク」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

ペンギンだけでなく端役…というにはお偉いさんだったので端役ではないですが、思わぬキャラも若本さんが
担当されているおかげで不意打ちの笑いが訪れます、普通に喋ってて渋いだけなんですが、もはや条件反射で吹ける。
そんな今回、内容の方は相変わらず面白かったんですけど乃恵留と愛梨沙、ほんまこの二人最低ですよね。
独断でコーヒーを持って会議中の部屋に入り、よりによってわざとお偉いさんの足にコーヒーをこぼす、
別室で着替えるよう誘導して、咲良が気に入らないからってカーテンの隣で悪評を吹聴と、お前らイジメっ子か。
マジで戦争してるのに自分達の好き嫌いだけで新任の部隊長を、陰口で周りから攻撃するとか素で最低やなと。
しかしお偉いさんはソレがウソだと余裕で見抜き激昂、言いたい事があるなら文章に纏めて提出しろと発言。
個人的には、ココで小学生レベルの悪口を垂れ流す二人の名前をお偉いさんには確認してもらいたかったトコロ。
が、怒られてるのに何故か二人は「はい!やったー!」と喜びながら退室、こいつら真性のアホか?
いやまぁ、年齢を考えれば愛梨沙は13歳なのでソコまでではないですし、最後彩華が負傷した時も彩華の心配を
するだけで咲良に八つ当たりしなかったのでイイんですが、乃恵留はほんま最悪ですよね。
ヘリの爆発で彩華が頭部を負傷、「あんたのせいよ!」と咲良に八つ当たり、当然咲良は「な、なんで…」と反論、
いや、俺もそう思う、なんでやねんと、乃恵留は「あんたが無茶しなきゃ、彩華はこんな事にはならなかったのよ!」
まぁコレもよくある話で、他人に文句言う前に、消息不明になった調査団探す為に出向いてるんですから、
ヘリが墜落した際の火災等も考えて乃恵留が二個以上消化弾持って行ってれば咲良達がヘリの中に入る事も無く、
今回調査団を襲ったのが前回逃がした幻獣と同じヤツかどうか分からないのでアレなものの、前回の幻達出現時に
勝手な行動を取らず、咲良の指示に従っていれば幻獣を撃破出来たかもしれない、そうなるとヘリが撃墜する事も、
彩華が負傷する事も無かった、誰が悪いとかではないものの「誰かの行動が原因で」というのであれば、むしろ状況的に
考えて身勝手な行動で咲良を困らせてるだけの乃恵留が一番悪い可能性がある、コレがまた余計ムカつくなーと。
「でも…私達が助けなきゃ、調査隊の人達は!」と反論する咲良に「嘘!自分の同期生だからでしょ!」と乃恵留。
正直コレは言ってはならない一言ですよね、実際どうかは別に、少なくとも咲良は作戦行動中同期の仲間が居る事を
全く表情には出しませんでしたし、実際発見した時…は乃恵留同席してないので分からないでしょうけど、ソコに
同期が倒れていたのを確認した時も素で驚いていたので、恐らく、少なくとも本編の咲良の描写だけで判断すれば
私情は全く挟んでなかったはずなのに、乃恵留は咲良が嫌いという理由だけで批判、お前ちょっとエエ加減にせえよと。
15歳という年齢を考えればただの自己中なのも無理は無いでしょうけど、真面目に、乃恵留に関しては何故この部隊に
居るのかなと疑問に思いました、青森で今まで幻獣が現れなかったとはいえ、仮にも戦争をする部隊を養成する学校、
ソコへ咲良みたいな真面目な指揮官が来たのに批判と…いやまぁ、コレも、しつこくも15という年齢、まさかマジで
戦争する事になるとは思わなかった、とかの理由なんでしょうけど、あまりにも身勝手すぎて見ててウザイなと。
展開から考えれば、次回は咲良の命令を無視して勝手な行動、作戦失敗で死傷者多数、乃恵留落ち込む、とかですか。
或いは咲良も叩かれっぱなしで可哀想なので、咲良の命令は無視するものの、咲良の命令に従っていれば間違いなく
死者が出る事は無かったというのが戦闘終了後に分かり、乃恵留は自分の迂闊さを呪う、とかでしょうか。
どちらにしても見てる分には乃恵留腹立つだけなのでちょっと辛酸を舐めてほしいです、千葉さん上手いだけにキツイ。
今回はあれです、演技的には「んー?」という感が拭えないものの、尚也だけは咲良の指示に従ってて良い感じでした。



ガンパレード・オーケストラ   第03話 「遠すぎた橋」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

面白かったんですけど、見てる分には「あー、いや、でも…うーん…」という感じでした、面白いのは面白いんですが。
微妙にリアルな展開だったり、或いは展開重視で「ソコは普通こういうセリフが入るやろ」というのを省いてる箇所が
数点見受けられるのが良くも悪くもという感じだったかなと、明らかに身勝手な乃恵留が結局罰せられてないのが許せん。
正直、彩華なら咲良が明らかに不当な嫌がらせを受けてると分かってるでしょうから、せめて何か一言ぐらいフォローを
するとか、或いは乃恵留達に一喝するとかが欲しかったなーと、そういう性格じゃないのは分かってますが。
でまぁ、やっぱり今回も乃恵留批判が多くなってしまうんですが、咲良の命令を無視して単独行動をする乃恵留、
北海道からのルートが最大の補給線で、恐らく幻獣はソコを狙ってくるという咲良の客観的に考えても的確な発言に対し
乃恵留は「そんなの、石田の勝手な思いつきじゃない!」ナニ聞いててんと、大事な場所やから狙われる言うてるやんけ。
「それより幻獣を追いかけるのが先じゃない!」という意見は最もなものの、それなら部隊を二つに別ける提案とか、
補給してもらってすぐに先程の穴に潜って追いかけるなりしろと、で、実際咲良の読み通りのポイントに幻獣が
出現したのはイイんですが、結局文句を垂れつつも咲良と行動を共にする乃恵留、こういうヤツほんまムカつきますよね、
終始文句を言うだけのくせに付いてきて、咲良の読みが当たっていたのにその事すらも褒めようとしない。
サイクロプスを撃墜する際に誘爆を用いて一度攻撃、二度目を仕掛けようとするのを「待って!同じ事は!」と制したにも
関わらず乃恵留だけは無視して同じ攻撃、お前教科書読み直すトコから始めろ、ナニ有頂天になってんねんと。
そして最後は彩華の見舞いに来て、彩華は養生してるのに目の前で咲良に「アンタの言う事聞いていたら失敗ばかり!」
流石にコレはいくらなんでもいい加減にしとけよ思いました、結局乃恵留みたいなタイプは、どれだけ咲良が正しい事や、
乃恵留自身が咲良に命を救われても感謝しないでしょうからナニを言っても無駄なんですが、ほんまナメすぎですよね。
「アンタの言う事」を無視して橋の片方を破壊される結果になったのは乃恵留の命令無視のせいですし、咲良が即座に
行動しなければ前回の偵察隊の面々は恐らく全滅していた、咲良は人命救助の面で確実に成果を出してるのに文句、
確かに亜美や尚也は咲良よりの発言をしてますけど、乃恵留は勝手すぎますよね、見てて素でウザイ。
そんな中で相変わらず演技はアレなものの素晴らしい一面を見せていた尚也、カッコ良すぎ、13歳でもコレは惚れる。
咲良を支持してるだけでも好印象なんですが、実際乃恵留達が命令無視で勝手な事をしてるとはいえ、仮にも年上なのに
臆する事無く「そうじゃないか!勝手な事ばかりしやがって!」と反抗、悪いのは乃恵留なので問題無いですが。
ソレを受けた乃恵留は「なんですって!?なんでアイツの言う事ばかり聞くのよ!?」お前中隊長をナメとんのか。
回を追う毎に印象が悪くなるだけの乃恵留に対して、尚也は無駄に良い感じでした、救助に来るシーンとかカッコ良すぎ。



ガンパレード・オーケストラ   第04話 「特別な一日」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

良い感じでしたー、前回まで殺伐とした展開だったのに今回いきなりクリスマス、というのは良くも悪くも唐突な印象を
受けたものの、各々平和なクリスマスを過ごしてて面白かったです、皆がクリスマスの準備で浮かれてる時に、
咲良は一人前回の戦闘を思い出し「やっぱり…私のミスだったのかな…」と沈んでたのも良い感じでした。
そんな咲良が駅の待合室に居るのを発見し声をかける小島、「石田…なにやってんの?」吹いた、石田と来るとは夢にも。
というか小島素でカッコイイですよね、今までは特に目立ってなかったので、所謂「異常に強いクール系」タイプの
キャラかと思ってたんですが、何の気兼ねも無く咲良に声をかけたり、「パーティ…やってんじゃないのか?
帰るぜ…こんな所に居たら風邪をひく…」とかいくらなんでもカッコ良すぎ、沈んでる時にコレは間違いなく惚れてまう。
前回の件を悔やむ咲良に「俺が同じ立場でも、石田と同じ事を考えたと思う」と、咲良の事を思ってそう言うわけではなく、
純粋に自分の意見を言うだけ、というのがカッコ良すぎですよね、ある意味咲良にとって今一番聞きたい言葉。
ラストは「小島君、コレ…あげる」と言いサンタに貰ったモノを手渡し「小さな幸せよ」と言う咲良。
今回の展開から考えれば、今後咲良と小島は恋愛感情とかではなく、心を許す事の出来る頼れる人物、という関係で
進むんでしょうか、あまりに小島がカッコ良すぎたので、個人的にはそういう展開になれば嬉しい限りですけども。
咲良達以外だと、先生が落ち込んでる優斗に「どの光が一番綺麗だと思う?」と聞き、青もイイし赤もイイし、と返答に迷う
優斗に「女も同じだ」と何気無く励ましたり、初めて年長者らしい良さを発揮してて良い感じでした。
クリスマス展開の時に嫌な面を発揮するなんて事はありえませんが、今回はどのキャラも活き活きしてて良い感じでした。



ガンパレード・オーケストラ   第05話 「アンダーグラウンド」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

エイリアン2とBIO2みたいな展開でしたが、幻獣が迫ってくる描写や周囲を取り囲まれる演出が良い感じでした。
ある意味「周囲を取り囲まれる展開」なんて敵大量に出して圧迫感を出しておけばいいだけの話なんですが、
咲良側のメンツがどう考えても白兵戦向きなのが一名のみ、というのが、状況的に上手い具合に作用してたなと。
ただそんな中「それじゃ、あたし達は第八セクションから行くわよ」とかまた勝手な事を言い出す乃恵留、
しかも白兵戦、思いっきり白兵戦、動揺する百華を無理矢理連れて行く乃恵留、挙句勝手に通信機を切る、
コレはほんま、真面目な話いい加減乃恵留何とかならないんでしょうか、最初の頃はまだ彩華が負傷した八つ当たり、
という事で咲良への反発も気持ちは理解出来るものの、もはやココまで来るとただ単に咲良が嫌いなだけじゃないですか。
年齢と性格を考えれば仕方無いかもしれませんが、ココまで回を追う毎に印象悪くなるキャラも珍しいなと。
結果、幻獣に襲われ殺されそうなところを咲良に助けてもらうハメに、百華は「ありがとう…石田さん!」と、きちんと
礼を言うのに対して乃恵留は、確かに礼こそ言ってるものの「助けてくれた事には礼を言うわ…でも勘違いしないで、
貴女を指揮官として認めたわけじゃないのよ」と感謝してる素振り無し、撃て小島。
最終的に、命がけで幻獣を倒そうとした咲良の行動で命令と言動に関しては見直すところがあったみたいですが、
個人的には納得のいかない展開になってしまったなーと、露骨に乃恵留のミスで部隊全滅手前、とかの精神的に
落ち込みまくる状況になってようやく咲良の事を見直して認める、ぐらいの負荷は負ってもらいたかったな、と。
えー咲良、車両の連結部を切り離す際、速度が足りず単身車内に残り加速させる事に、そんな咲良を助ける為に
もう一台の列車で救助に向かう小島と竜馬、列車を横に付けて咲良を救助する小島、カッコ良すぎ、惚れる。
今回は乃恵留以外全員頑張ってましたけど、小島とか素でカッコ良すぎですよね、竜馬は外見通り力仕事出来ますし、
気が付けば必ず部隊に貢献してる、というポジションですけど、小島とか狙ってないカッコ良さがたまらん。
ところで今回の地下戦、本来なら北海道師団の管轄なのに咲良達の部署へ、という流れだったので、てっきり何か
裏の意味があるとか、まず白兵戦では勝てないので咲良達の部隊を使って壊滅出来ればいいか、とかの小賢しい展開に
なるかと思いきや結局普通の作戦、何か意味があったんでしょうか、無理に咲良達を向かわす意味が無かった気が。



ガンパレード・オーケストラ   第06話 「黄金の七人」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

何の前触れも無く一体の幻獣によって部隊が壊滅直前で開始、実際は数体居たかもしれませんが咲良達窮地の状況。
戦闘終了後、現在修理中のと合わせても使えるのは二機だけという幕開けで始まった今回、ちょっと悪い意味で展開を
重視しすぎてるかなーと、別に劣勢から開始というのはいいんですが、あまりにもいきなりすぎる気がしました。
まだ完治してないとはいえ彩華が普通に復帰してるのも色んな意味で微妙だったり、幕開けが個人的には微妙なトコロ。
他にも師団長が、咲良達がトレーラー勝手に使って騒ぎを大きくしてるのに何故か感心してたり、今回はホント、
悪い意味で展開のみを重視しすぎて過程や理屈をすっ飛ばしてるなという印象を受けました。
ただその反面、今回は岩崎がひたすら良いキャラになっていたのが好印象です、今回ので一気にポイントアップ。
「俺、ココに友達居るから寄ってくわ、じゃ!」と言い何処かへと去って行く岩崎、格納庫に忍び込みまずは下準備、
全員に計画を知らせるも渋る亜美には「咲良ちゃんの為だよ」と言い説得し、「石田の為ならあたしやんなーい」
と言う乃恵留達には「というより中隊の為だな」と半笑いで二人も説得、「そして…万が一の時の為にIDを用意した」
とかほんま、仮に見つかった時の事を考えて言い訳できる材料を用意とか熱すぎ、いきなり良キャラに進化しすぎ。
最終的には咲良もキれて一緒に手伝ってましたけど、今回は岩崎の良さが光る回やったなと。
だからこそ、冒頭や不自然な展開が余計目立ってしまうだけに残念だったというのも事実ですが。
しかし師団長も何気に性格悪いですよね、咲良達の行動に感心した点は別にして、メガネかけた男が露骨な嫌味を
咲良にブツけてるのに咎めようともせず否定もしない、つまり師団長自身もそう思ってると、何気に上層部エグすぎる。



ガンパレード・オーケストラ   第07話 「春不遠」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

前回の展開を重視しすぎた内容とは違い、今回は休日の日常エピで良い感じでした、相変わらず乃恵留が真面目に
なりすぎてたり、小島に強い口調で文句を言う咲良等、多少展開を重視しすぎてるきらいはあったものの概ね良好。
まず二話続けて岩崎が良かったです、霧吹きを探して小島の部屋に来たみたいですけど、当然ながらベッドの下を
覗き込む際「ベッドの下見るぞー」と一言断ってたのが地味に偉いなと、当たり前と言えば当たり前ですが。
雰囲気だけで判断すると、岩崎みたいに軽薄な印象を持たれるキャラだとこういう一言の断りすら行わずに確認、
絵の具やらパレットやらを発見して勝手に小島のプライバシーに首を突っ込む、となりそうなのに、普通に断って確認、
弾みで絵の具が出てしまったものの直そうとし、小島が「いい…自分でやるから」と言うとそのままにしておくと、
二話連続で意外に岩崎が常識があるうえに仲間想いなキャラと分かって良い感じでした、ちょっとカッコエエ。
一方の彩華、ファミレスのメニューがやたら高額になってて、店員によると橋が壊れて食材が不足してる為との事、
「けどさ、あんまり考えてもしょうがないよね、結局こうなったの石田のせいだもん」と文句を言う愛梨沙に対して、
「愛梨沙、中隊長だけの責任じゃない」と発言してましたが、確かに咲良だけのせいでないとはいえ、少なくとも
乃恵留が真面目になるまでに何度も咲良が非難されていたり、一度は自分の病室で咲良が一方的に糾弾されてたのに、
何故その時今回のように咲良を弁護せず、今更言うのかな、という感じでした。
彩華のセリフは正しいものの、それを言うなら今ではなく咲良だけが叩かれてた際に言ってやれと。
他は良し悪し無しで全体的に良好だったのではないかと、小島が画家志望…なのか単純に絵を描くのが好きなのかは
まだ分からないものの、小島の展開も多少は進展を見せたので良かったです、咲良と単純に恋仲にならないのがイイ。



ガンパレード・オーケストラ   第08話 「未完成交響楽」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

良かったのは良かったんですけど、今回は咲良の描写が、いくらなんでも一気に進化しすぎな面があるなーと。
彩華と走ってる際、最近の皆は真剣に訓練に取り組んでくれてる事は分かってる、けど幻獣が頻繁に出現する今、
もっと訓練をする必要がある、そういう事を言ってましたけど、皆が頑張ってるのを理解してるのであれば、
せめて一言ぐらい労うべきですよね、言われないと赴任した時と何ら変わりが無いと思われかねませんし、
何より小島と夢について語り合った前回のラストの次がコレというのは、悪い意味でまた展開を重視しすぎ。
で、付近住民の避難誘導が一旦終了したトコロ、自分達も橋へ行くぞ、という流れになった際、ココに残って住民の
安全を確保するという咲良の言葉を無視して行こうとする乃恵留に「待って菅原さん…私達は何の為に戦っているの?」
彩華の言葉や陸上部員の言葉、色々考えるところがあったのだとしても、ちょっと前半と後半であまりにも簡単に
成長しすぎなんじゃないかなーと、今までの積み重ねという点で考えれば問題無いんですが、今回の冒頭は、咲良が
今までの展開を殆ど無視した任務のみ最優先の女に戻っていたので、悪い意味で展開のみを描きすぎやなと。
基本的には面白いんですけど、どうも最近はキャラの心情描写や成長が変だったり、話数的に持ってくる順番を
間違えてるのではないかと思う程に変な順番で展開する事があるので、その辺り何とかしてもらいたいなという感じです。



ガンパレード・オーケストラ   第09話 「戦火のかなた」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

無難に良い感じでした、咲良側に誰一人死者が出なかったので、そういう意味では少々物足りませんでしたが。
橋の下の線路を利用して先回り、ガキの目前から冷却弾を発射するも完全には固まらないガキ、自爆動作に入った為
急遽非難する事になったものの乃恵留と愛梨沙が自分達の機体毎ガキを海へ突き落とす行動、ちょっと熱かったです。
熱かったものの結局二人共生きてたので、個人的な好き嫌いを除いても死亡した方が良かったんじゃないかなーと。
言い方は悪いですけど、こういう戦争モノで味方側…この場合だと咲良の第四中隊ですね、メインに描かれているキャラが
誰一人死なないとなると盛り上がりに欠けるので、最初から咲良を敵視していた二人が死ぬ事で結束がより強固に、
とかの方が個人的には面白かったかなと、橋を丸ごと破壊する爆発の余波に巻き込まれて無傷とかアレですし。
その後登場するタランテラ、むしろタランテラよりも後半届けられた新型の機体が印象的でした。
機体を失った乃恵留達が搭乗する事になってましたけど、なんかパーツの選択ミスをしたアーマード・コア、
みたいな外見だったのが中々斬新だったのではないかと、戦場で私情を挟むのもどうかと思いますがアレは乗りたくない。
ラストは新型の幻獣?みたいなののカットで終了しましたが、個人的にはこのカット必要無かった気が。
予告によると次回は別部隊の話みたいなので恐らくその時に出る幻獣なんでしょうけど、それなら関係の無い咲良達の
エピソードで登場させても無意味ですし、わざわざラストに持ってくる程インパクトがあったわけでもないので微妙。
次回からの別部隊には期待してます、映像を見る限り殺伐としたキャラが多かったので、グロイ展開とか見れたら尚良好。



ガンパレード・オーケストラ   第10話 「戦争の犬たち」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

緑の章突入、個人的には白の章よりもキャラ的に好きなタイプが多く、初っ端からキャラが分かりやすく立ってたのが
良い感じでした、今回メインで動いてた一人の美姫、その美姫のキャラが今イチ立ってなかったのはアレですけども、
単純にこの部隊の方が咲良の第四中隊よりも見てて面白かったです、設定や状況面でもこちらの方が好きなトコロ。
ただ、面白かった反面気になるところも多かった感じです、ミチルがボケーっと突っ立ってるせいで源が助けに入り、
ソコを幻獣に一撃喰らい源は負傷する事になったのに…元を正せば勝手に飛び出した源が、とかまで考えなければ、
こういう戦場で素人が居ると邪魔にしかならない、という分かりやすい例ですよね。
ヤバイとかヤバくないとか以前に、敵が目の前に居るという状況に直面したら、訓練してる場合勝手に体が動いて
攻撃するなり逃げるなりするのに素人はビビって震えるだけ、というのが生死に関わるレベルで邪魔になってるなーと。
挙句、結局最後までミチルは一言も源に謝罪の言葉を言わなかったんですよね、コレが普通に神経疑うなと。
他だと病院、ライデンを見て…そもそもライデンの表記がカタカナなのか漢字なのか分かりませんが、そのライデンを見て、
「ここは病院ですから…感染の恐れのあるモノは入れられません。規則ですから」と看護婦は言ってたものの、
ある意味この「感染の恐れ」というのも微妙なトコですよね、あやふやというか「規則だけが大事」というか。
病院は病気を治す場所なので敏感になるのは分かるものの、正直感染がどうのとか言い出せば人間にもその可能性は
十分当て嵌まるわけですし、極論で言えば怪我人こそ傷口から細菌が侵入し病気に、結果的にソレが感染の恐れのある
何かに、という可能性もあるわけなので、もう少し何か、せめて納得出来るだけの理由で断ってほしかったなと。
で、最終的には源が毒にやられて死が間近に迫った事で看護婦が自らグリンガムを招き入れてましたけど、
正直コレも微妙かなーと、前言を撤回してるとかそういうのはこの際どうでもいいんですが、深夜の巡回中にたまたま外を
見るとグリンガムが居た、それを見て迷う、意を決してグリンガムを病室へ。
つまり自発的に入れたわけではなく、偶然が重なってたまたま病院内へ、だったのが微妙な感じです。
結局看護婦が最初に言ってた感染の可能性を無視した形になるので看護婦としては本末転倒だったりで微妙やなーと。
面白かったんですけど、それと同じくらい不自然な点や常識に欠ける言動をする人物が目立った、という感じでした。
ところで中隊長の芝村、同じ芝村姓という事は流石にマーチの舞と何かしら関係があるんでしょうけども、こういう世界観を
同じとする作品で、本作の芝村は悪そうなタイプ、というのが良かったです、大抵がイイヤツばかりですし。



ガンパレード・オーケストラ   第11話 「真昼の決闘」
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源がカッコ良すぎでした、性格的な事を無視しても、普通同じ軍の人間が病院への配給物資を無理矢理押収して闇市で
売り捌いて金儲けをしている、と聞くと激昂してキれるのは分かりますが、いきなり諸川に殴りかかるとかカッコ良すぎ。
ただその反面看護婦は前回同様最悪というか、諸川を殴り飛ばした源に「なんて事してくれたのよ!あの連中を怒らせたら
どんな事になるか…お願いですから、余計な事はしないで下さい!」と説教、お前ナニ言うてるか分かってんのかと。
コレが「いきなり殴らずまず話し合いで」とかならまだ分かるんですが、更に悪い結果になるかもしれない事を恐れて
配給物資を無理矢理押収されてるのに見過ごす、というのが看護婦という立場で考えてまず最低やなーと。
前回のライデンを病院へ入れるか否かとは別で、コレはもぅ完璧気持ちの問題じゃないですか。
別に取られてもいい、取るとかアホか、この二択なのに看護婦は物資を横取りしてる諸川を殴った源に逆ギれ、
早い話が事なかれ主義だったわけなので、普通に最低やなと思いました、少なくとも怒るトコはソコでは無いやろう、と。
まぁもっとカッコ悪いのは諸川で、源は不意打ちに近い形で殴りかかったとはいえタイマンでの勝負、なのに自分は逃げて
仲間を呼び集め四人で源へけしかけるという、群れるだけの不良、の典型的なタイプで情けない限りでした。
黒野は全く事情を知らなかったようなので、むしろ仲間の諸川が不当に殴られたから仕返しに来た、という事で、
四人がかりというのがアレですが仲間想いのイイヤツだったので、余計諸川の情けなさが浮き立つというか。
他は普通な感じ、付近住民の人が押収された配給物資を拾い集めてるのを見て「なんですか…コレは?」と挑発の笑いを
上官に送る芝村は無駄に良い感じでしたけど、他は特筆する事も無かったかなと、とりあえず看護婦を何とかしてほしい。



ガンパレード・オーケストラ   第12話 「風立ちぬ」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

言い方は悪いものの、こういうタイプのエピソードって正直普通以上に良い感想を抱く事が多いじゃないですか、
薄幸の設定を持たされた少女が何かしら一つ願いや希望を叶える事が出来て、その直後に安らかに死んでいく。
安易な設定と展開でもそれなりに良いと思える事が多いという事を踏まえると、個人的には今回のは微妙だったかなと。
ある意味王道の展開だとは思うんですけど、今イチ理名のキャラが弱かったですし、深澤は勿論真剣でしょうけども、
性格と言動のせいかどうもマジになってると思えなかったりで、全体的に演出とシナリオ運びが悪かった気がします。
風呂に入るのにメガネをかけたまま、とかは他の作品でもよくあるものの、正直メガネをかけてる人間からすれば
ありえない行為なので、やはりそういう面でも内容が微妙だと輪をかけて鼻についてしまったり。
夜の山道で、理名の事で頑張ってる深澤を見て終始笑顔を絶やさなかった美姫は良かったものの、他は微妙かなと。
次回は年明けで多少日は飛ぶものの、ようやく紫苑もメイン並の扱いで描かれるようなので楽しみです。



ガンパレード・オーケストラ   第13話 「追跡者」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc./BANDAI・BANDAI VISUAL

微妙、話はよくあるタイプなものの特に悪くも無く無難な描写だったと思うんですが、どうにも演出が悪い気が。
幻獣を追ってる最中、小屋を幻獣に包囲されている最中、どちらの場面でも過去の出来事を回想してお互いの欠点を
言い合ってましたけど、その回想の中身が予想出来る展開というよりも、ありきたりすぎて意外性も無ければ面白みも
感じられない、という内容だったのが特にキツかったなーと、悪い意味で普通の展開を淡々と見せられた印象。
なので特に感想は無いんですが、気になった点としては「皆が楽しんでるんだ…少し大人になれ」という、広場を後にする
源を見て紫苑が言った言葉、コレは普通におかしいですよね、言いたい事は分かるんですけど、逆に考えれば源自身は
ああいう場が向いてないと自分でも分かってるので、気を利かして場にそぐわない自分は静かに去ったと取る事も
出来ますし、エステルに至っては既に参加すらしてないので、色んな意味でその発言はおかしいんじゃないかなーと。
で、次回はそのエステルがメインのエピソード、無口なキャラはそれだけで良い内容を作れるのでエステルには期待。


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