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□ ガン×ソード 第14話 「スウィフト・ブラウニー」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ 前回前々回とカギ爪関連で結構シリアスな話でもあり熱すぎもしたので、久々の単発エピとしては良い出来でした。 プリシラも「アレンビー系統なものの、ヴァンに対する恋愛感情が結構如実に出てる分かりやすいキャラ」という事で 中々良かったのではないかと、OPの、ヴァン達側にレイも入ってるので一概に「味方」という括りには出来ませんが、 味方側のシルエットが一人残ってるので絵的にもプリシラでしょうから、今後の登場が楽しみです。 で、久々の単発エピという事もあってか全体的にテンポが良く、それぞれのキャラも特徴が出てましたし、 ヴァンに至っては久々に新たな一面が見れたので良い感じでした、ガドヴェド戦終了直後という事もあるでしょうが。 鎧乗り同士で話が合うからか、ヴァンにしては珍しく初対面の相手と談笑出来たプリシラ、「試してみたい事」が あったとはいえ正々堂々試合中プリシラに申し入れたりと、珍しく、ホント珍しく率先して行動してるなと。 挙句、戦闘中にプリシラの名前を聞いただけでしっかり覚え、パンの耳を貰った時に「ありがたく貰っとくよ、プリシラ」 と言うとウェンディとカルメンは同時に「はぁ!?」と驚愕、とりあえず名前を覚えたヴァンも偉いんですが。 この辺りは、やはり同じ女性として一度で名前を覚えてもらえなかった事に腹を立てたのか、或いは年齢的に恐らく 16前後で、俗に言う華も恥らう乙女の年代の女の名前を一度で覚えた事に腹を立てたのか。 まぁ普通に考えれば、レイ同様単純に鎧乗りでイイ勝負をしたから特に記憶に残った、という事でしょうか。 他にヴァンで面白かった点としては、ジョシュアが、前回のレイによる銃弾の傷が原因で黴菌が入ったかもしれない という事で入院した方がいいかもしれない、とウェンディが言うと、「素晴らしい事じゃないか!このまま置いて行こう!」 と会心の笑みで答えるヴァン、最後、「で…次どこに行くんだっけ?」「聞いてなかったの?」「…すみません」 今回はプリシラ関連以外でもヴァンが笑えるキャラになってたなーと、イイ事なんですが、妙に笑えました。 それ以外には珍しく戦闘描写が凝っていたのが中々、ヴァン対プリシラ戦は動きがあって面白かったです。 ダンの刀にブラウニーが乗り、刀身を滑りダンに近付いてくるもののダンが刀から手を外しバランスを崩すブラウニー、 ソコを手刀で一撃入れる、ブラウニーもヤられてるだけではなく、手刀を喰らう瞬間地面を蹴ってダメージを軽減。 最後に出てきたザコ相手にも、車輪?の下に足を入れて上空に蹴り上げるとか、ちゃんと動きがあって面白かった。 後はアレです、「我がRWCの秘密兵器こそ、彼、土木課係長の掃き溜めのプリティーヴァン!」とかもぅわけわからん。 |
□ ガン×ソード 第15話 「ネオ・オリジナル」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ とりあえずOPの味方側ラストのシルエットがプリシラと判明して良かったです、ちゅーか今回も本編続投とは夢にも。 内容の方はヴァンが初めて敗北する事になったわけですけども、むしろ今回は前半パートにこそ魅力があったというか。 路銀が底を着きそうな状況で、「やっぱりプリシラに少し貰っとけば良かったかな…」と呟くヴァンに対してウェンディが、 「ねぇ…なんでプリシラさんの名前はそんなにスラっと覚えてるの?」と拘っていたり、初めての賭博でカメレースに カメオを参戦させ、「カメオー!頑張ってー!お金全部使ってるんだから!!!」と最初の頃のウェンディからは 考えられない程に弾けてたりと、まずウェンディがイカしてました、久々に見せ場貰って頑張ってる印象。 一方のヴァンも、ウェンディが正装してると気付かずに、案内されてきた女性を見てボーイに「すいません、その席は…」 と止めようとしてましたけど、気付く気付かないは別に、当たり前なんですけども偉いですよね、ヴァンの性格だと 他人が座ろうとしても別に止めようとしない印象があったんですが、ちゃんと止めるねんなーと。 他にも正装をしてるウェンディが自分の格好を見て「おかしいかな…?」と問いかけてくると「おかしい」「え!?」 「あぁ、いや、イイ意味でおかしい」なんか面白かった、セリフもさる事ながら、喋り方が妙に面白かった。 後はアレですか、ウェンディの気持ちを察してないというのは別にしても、「確かにお前は帰った方がいい、やる事が 終わったら、あの町で静かに大人になるといい。俺には無理だからな…いくつになっても、大人になれない」と自嘲気味に 笑いながらウェンディに言ったりと、ウェンディが弾けてきたのと同様、これだけ長期間一緒に旅をしていれば当然かも しれませんが、ヴァンも随分優しくなったもんやなーと、ジョシュアには一生冷たいままでしょうけども。 今回はラストでヴァンが敗北するからこそ、前半でヴァンとウェンディのやりとりが丁寧に描かれていたんでしょうけども、 共に良い感じに描写されていて中々良好でした、というか正直ウー戦で初敗北になるとは思ってなかったので意外な感じ。 |
□ ガン×ソード 第16話 「輝くは電流火花」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ ヴァンがウーに恐怖して決闘前夜に逃げ出そうとしたり、ウェンディ相手にエレナとの事を語ったり、ヴァン関連で 非常に良い描写が成されていた今回ですが、むしろ星野さんの演技レベルが最初に比べれば格段に向上してるのが、 個人的には好印象でした、上手くなるのが当然なら、最初と今だとキャラへの思い入れや慣れがまるで違うので 上手くなるのは当たり前かもしれませんが、ホント上手くなられたなと。 確かに、ウェンディ相手に逃げる算段を話してる時に、ヴァンの顔が映っての絶叫は「んー?」という感じがしないでも 無いんですが、顔を沈めてのセリフや、吹っ切れたウー戦なんかは非常に良かったなと、内容とはあまり関係無いかも しれませんが、久々に男性の声優さんで、今まで知らなかった方の中では成長が感じられて良かったです。 内容の方は前述の様に、教会の鐘に怯えたり、ウェンディに優しかったり、エレナへの愛で再び気持ちを取り戻したり、 ココ数話、ヴァンの描写が良いモノばかりなのが好印象でした、ウェンディに八つ当たりしなかったのも偉いですし。 特に良いなと思ったのが、ヴァン個人は関係無いかもしれませんが、ガドヴェドにせよウーにせよ…まぁ、ウーの方は ある意味最後は単なる偶然かもしれないものの、基本的にヴァンは殺る気でトドメ刺してるじゃないですか。 コレがイイなーと、奇麗事を言えば殺さない方がいいんでしょうけど、マジで殺す辺り色んな意味で良いなと、 最近は規制が厳しくなる一方なのに問答無用で殺す辺りが、ちょっとコレは素晴らしいなと、よく殺ってくれた。 素晴らしいと言えばウーに少々感動というか中々なセリフがありました、三日前とは違いヴァンがあまりにも強く なっている事に「こ、コイツ…!わずか三日の間に何があった!?」「愛…かな」「お前もか!」吹いた。 ウーの場合は描写的にマザコンというわけではなく、母親と理解してて、それでも一人の女性として心底愛してる、 けど母親なので恋愛感情は一切無い、という感じだと思うんですが、マジになって「お前もか!」というのに吹きました。 |
□ ガン×ソード 第17話 「座標Xを追え」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ 既に前々回の時点で分かっていた事とはいえ、本作で唯一と言っても過言ではないレベルで好きになれない キャラ達がレギュラー化するという、正直萎える冒頭で始まった今回ですが、とりあえず自主規制テロに吹きました。 今回の内容DVDだとどうなるんでしょうね、単純に馬の絵で規制入った箇所の馬が消えるだけなのか、正直本作の 内容でそんな事するとあざといだけですが、胸やらケツやらの作画に気合入れるのか。 けどこの規制の基準も曖昧ですよね、プリシラ初登場の時だと、プリシラが側転したり車輪を蹴り上げる際に、 余裕で半ケツ見えてたりしたのに、何故か今回は同様の半ケツや胸のアップすら不可、にも関わらず序盤のカルメンは ケツに規制入れてたのに、後半ファサリナと相対してるシーンだと規制無しで普通にケツ描写したり、分からんなーと。 まぁ単純に以前のプリシラで局側に注意されたとか、これだけ規制しとけばDVDの解禁時に売れるやろ、とかいう、 単純にそれだけの理由で規制入れてるのかもしれませんが…あとEDのS・O・Sにも吹かせて頂きました。 内容の方は…こういうネタ的な内容の割りには、個人的にはあまり楽しめなかったかなーと。 所謂「狙ってる」内容だったのにカルメン達の競技面での活躍が描かれなかったのは、個人的にはどちらでも 構わないんですがあまり意味が無いような気もしますし、規制が入ってるので無駄かもしれませんが局部アップも 顔のアップも特に無かったりと、内容が狙ってるにも関わらず、作画の方が絵こそ綺麗なものの通常通りのモノで 展開されていたので、意思の疎通がなっていないというか、何となく意味が無いような気がしました。 ただ渡辺さんのキャサリンが異常に気合入ってたのは良い感じでした、気合入ってるというかキれすぎな演技に拍手。 競技中こそウェンディを卑下したコメントを出してたのに、ウェンディが勝利するときちんと勝利者として認める辺り、 女王なので当然かもしれませんが、キれた女の割りには勝利者を歓迎したり、ビジネスとしてファサリナに商品を 作り渡したりと、格好や性格と相俟ってキれた印象が強すぎたんですが、中々芯の通った性格してるなーと。 |
□ ガン×ソード 第18話 「祈るはサウダーデ」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ 微妙、内容自体はありがちなものの悪くは無かったんですが、今回のメインだったミハエルの考えが全く意味不明な ものとして描かれてたので、単純に無駄な一話になってしまった、という印象を受けました、優柔不断とか以前の問題。 ムッターカがカギ爪の目的は虐殺によるモノと、真相はどうあれ状況を推察するにソレが最もらしい目的に聞こえる、 言葉が巧みとかではなく普通にソレで合ってるっぽい、そう思える言葉を言ってたのに、ミハエルはカギ爪が虐殺を するわけがないと…ヴァンやレイが嫁をカギ爪に殺されて復讐の旅をしているのを、少なくともレイに関しては以前 カギ爪を自らの手で守ったので知ってるはずなのに、妄信的に「虐殺はしない」と反論。 結果、カギ爪の目的は明かされなかったものの、目の前でカギ爪がドミンゴを殺すのを見て恐怖したにも関わらず、 それでも普通に、迷いの欠片すら無くムッターカを殺しに行くとか、ちょっとお前どないしたいねんと。 仮にカギ爪の目的が大量虐殺でなかったとしても、最初ミハエル自身が言っていた「虐殺しない」を目の前で 実演されてしまったのに、それでもカギ爪を信じるとか、ちょっといくらなんでもミハエルの性格が変すぎる。 変な事自体はイイんですが、言ってる事とやってる事があまりにも違うので、流石にコレは問題ありすぎるなと。 またこうなってくると元々ミハエルが嫌いだった事も手伝い、「私は人質にはならない!自決する!」とムッターカ達に 捕まった時に偉そうに豪語した事も、そう思うんやったら勝手に舌噛んではよ死ねや、と思ったり。 ウェンディの口座に金を振り込んでたのはまぁ甘いという事で理解出来るものの、今回は、個人的にはミハエルの 印象が更に悪くなるだけだったな、という感じでした、カロッサが嫌う理由に「…全部」と答えた理由が素で分かる。 |
□ ガン×ソード 第19話 「素懐の果て」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ 微妙、元々カロッサもメリッサも正直好きなキャラではなく、設定も扱いも薄かったじゃないですか、子供という以外だと メリッサが多少ミハエルと絡んでたぐらいで特に無し、今回ようやく新たに出てきた設定が「昔に戻るのはイヤ」とか、 確かにイヤなんでしょうけどこのタイミングでそういう過去が明らかになると、流石に悪い意味で媚びてるとか、 視聴者に可哀想という意識を与えようとしてるだけ、とかいう風にやっかんでしまうので余計印象悪いかなーとか。 好きな方には申し訳無いんですけども、個人的には最初から最後までこの二人はダメでした。 セリフ等に関しても、ただ単にヴァン達が反撃しないだけなのに「見ろ!やれる…やれるぞ!俺達なら!」と露骨に ザコの代表みたいなセリフを吐いたぐらいで見せ場も無かったかなと、カロッサがボロボロになりつつもダンの首を 掴んで抵抗してる時に、やたら砲身の長い銃で冷静に銃撃しようとしてるレイに吹いたぐらいでしょうか。 えー、良かった面としては冒頭のウェンディが作った食事、カルメンがいきなり出てきてウェンディの作った料理を、 ヴァンが食べる前にパクつく、それを見たオッサン達は「やっちまった…」「終わった…なにもかも…」と項垂れるトコ。 普段は飲み食いでぐーたらとはいえ、やっぱりウェンディの料理をヴァンが食べるように気ぃ使ってたんですね、 最初プリシラに声をかけたのもウェンディの料理をヴァンに食べさせる為の配慮でしょうし、プリシラも、自分を全然 相手にしてくれなかったのにヴァンがウェンディの料理を食べない時に急かしたりしてたので、中々和みました。 |
□ ガン×ソード 第20話 「ワンダフル・ユニバース」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ 微妙、というかココ最近微妙な展開が続きすぎるのがちょっと心配なトコロです、どうも話数的に、2クール目に 入って以降どんどん面白くなくなってきてるというか、現状、個人的にはウー殺した辺りがピークでした。 趣味や好きなキャラは人それぞれなものの、こういう敵側のキャラが続々と死んでいく作品の場合、どうしても 濃いキャラから死んで行き、どうでもいいキャラや薄いキャラばかりが残ってしまう、という法則が正に適用されてるので、 個人的には最近の本作はあまり楽しめないなーと、悪くは無いんですけど、見てて単純に面白いと思えない感じです。 そんな事より本編、カギ爪の計画が宗教レベルのヤバイ考えだった点に関してはヴァン達も劇中で否定してたので 構わないとして、ファサリナのセリフってやっぱりおかしいですよね、カギ爪の考えに関してではなく、 「貴方達も人を殺しましたね?」とヴァン達に言ってましたけど、少なくともファサリナとミハエルにそんな事を 言われる筋合いは無いですよね、ガドヴェドやウーは直接ヴァンに何かしたわけではないものの、まずカギ爪がヴァンの 嫁殺したからヴァンは追ってきてる、最初にカギ爪が悪人になったからヴァンも悪人になった。 殺られたら殺り返していいのかという問題は置いておいて、先にカギ爪が仕掛けてきたから反撃した、悪いのはカギ爪。 悪いとかそんな幼稚な事はともかくとしても、ヴァン自身が「助けに来なかったテメェらに〜」と、カロッサ達の事を 言った通り、カロッサとメリッサの場所が分かっていながら見殺しにしたファサリナが偉そうに言う資格は無いですよね。 で、挙句に「話し合えないなら…貴方がたには暫くココに留まって頂くしかありません」と鎧を出し力押しに。 ミハエルはミハエルでウェンディの前に、大量の金が入ったケースを置き、皆で別けてもいいから解散しろと通告、 「そんなものでヴァンが引き返すと思うの!?」と涙を流しながら激昂するウェンディに、ヴァンの嫁が殺された事を 知ってるだろうに…カギ爪の計画を聞いたのに「あの男だけは放っておいてもいい、正直…戦ってもみたいからな」 所謂敵側に真っ当な神経や考え方をするキャラを配置しても話がややこしくなるだけなのでアレですが、 正直この二人ヤバイですよね、カギ爪の考えに同調してる時点でアウトですけど、あまりにも自分の意見が、間違いなく 全人類規模で確実に正しい、と考えてるのがヤバイ、金で解決させようとするミハエルもヤバイですけど、話し合いに 来ただけとか言いつつ当然のように鎧呼び出すファサリナが一番ヤバイ、お前どこのヤクザやねんと。 ただキャラ単体で考えると一番ヤバイのはミハエルですよね、またウェンディに会いに来た事に関しては精神的に未熟、 という理由で納得出来ますけど、以前カギ爪が人を殺した際に震えあがってたのにその事は言及せず盲目的に行動、 ようやく今回カギ爪が自身の口から計画の全貌を語ったのに、ソレを本人の口からではなくファサリナから聞き満足、 しかもカギ爪が全クルーに向けての言葉を発してる時に自分はコクピットでファサリナとヤってる。 個人的にミハエルが嫌いとかを抜きに考えても、ミハエルはナニがしたいんでしょうね、その場その場で流されすぎ。 今回はアレです、カギ爪がもぅ死ぬという事が分かり「成程な…よぉく分かった…グズグズしてられねぇって事がな!!」 ヴァンがカッコ良すぎ、前半パートはちょっとキれすぎな展開重視キャラになってたものの、最後のはカッコ良すぎ。 |
□ ガン×ソード 第21話 「空に願いを 地には平和を」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ 微妙、これだけ連続して微妙な回が続くという事はラストまでこのノリでいくんでしょうけど、色んな意味で あまり楽しめない展開になってきたなーと、ミハエルが宇宙に出るのを阻止出来なかったのはともかくとして、 ミハエルを載せたシャトルが発射するまでの過程が、悪い意味で展開のみを重視しすぎてるなーと。 年寄り連中がファサリナに蹴りを入れなければヴァンがトドメを刺してたわけですし、既に射撃体勢に入っていて 身動きが取れないとはいえファサリナの接近にレイが気付く素振りを見せないわけもないと、個人的には微妙でした。 プリシラがヴァンを好きというのは初登場時から分かっていたものの、「そろそろ言わせておかないと話数的にキツイ」 とかの関係で言わせたっぽい無理矢理感が漂ってたりと、勿論2クール目からの展開の方が面白いと思われる方も 居られるとは思いますが、個人的には回を追う毎に面白さが落ちていってるなと。 ラスト、ウェンディへデートの誘いをするカギ爪は良い感じでした、また堀内さんが微妙に変態っぽい声だったのが熱い。 |
□ ガン×ソード 第22話 「誰がために」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ 久々に良い感じでした、つまりアレですか、ココ最近微妙な回が続いていた理由は内容のせいもあるものの、よくよく 考えれば微妙と感じた回は少なからずエロ描写が用意されていた、やっぱりエロに走ると面白くなくなる、という事ですか。 本編展開とはいえ、ある意味今回は日常エピみたいな内容だったというのも印象を良くしてたとは思いますが。 今回は普通に良い感じでした、ヴァンに告白するプリシラ、個人的には納得いかないもののユキコの言葉で協力するレイ、 久々に生身で相対するヴァンとレイ、カギ爪とウェンディ、中々上手い具合に描写されていて良かったです。 ところでレイがヴァンに言った「お前も…鎧と女には恵まれたようだな…」というセリフ、鎧は流石にダン一機なので わざわざ考えるまでもないんですが、レイの言う「女」は誰を指してたんでしょうね。 前回までにこのセリフが出ていれば間違いなく一緒に行動してきたウェンディの事でしょうけど、今回のだと、 むしろユキコの事を指してるようにも聞こえるのが微妙かなーと、普通にカルメンやウェンディの事を言ってるのであれば 問題無いんですが、これまで一人で行動し続けてきたレイが、ユキコのセリフ程度で心を動かされるという事も流石に 無いでしょうから、出来ればユキコは避けてもらいたいかなと、別に本編には関係無いのでアレですけども。 そのユキコ、レイをビンタして偉そうに説教してる最中、レイが銃剣を振り抜こうとしたらビビって身構えてましたけど、 レイが銃弾を撃つ前にジョシュアが止めたものの、正直ユキコには幻滅というか、そこまで偉そうに説教してるのに、 結局相手が「何をするつもりかまだ分からない」のに銃剣に手をかけただけで説教中断して身構えるのは、自分自身が 偉そうに説教してる言葉と裏腹の行動になってるなと、別にユキコは戦闘要員ではないものの、状況だけを見れば、 「安全な時には偉そうに口を挟むものの、ヤバくなったら喋るの止めて自分の身を守る」じゃないですか。 当たり前と言えば当たり前の行動ですし、別に本気でレイに協力を頼んだり復讐を辞めさせるつもりで説教してたわけでは ないでしょうけど、デカイ行動に出た割りにはあまりにも根性が無さすぎると思いました、何となくヤな女という印象。 しかしアレですよね、ここまで話を大きくしていて、今回ラストにミハエルの通信が途絶えてましたがコレで死んでたら神。 |
□ ガン×ソード 第23話 「みんなのうた」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ ヴァンvsミハエル、レイvsファサリナ、共に悪くは無かったんですが、流石に今回で決着が付くわけではないからか、 共に悪く無かったもののコレといった見せ場も盛り上がる箇所も無かった、というのが残念だったかなと。 レイの方はプリシラ達が援護に出るシーンが結構良かったですし、ヴァンに至ってはミハエルが衛星を破壊した直後、 OP曲に乗せてダンが登場するシーンのカッコ良さは異常でしたが肝心の戦闘シーンが燃え切れなかった印象。 あとコレは個人的な事かもしれませんが、どうしても保志さんの声がカッコ良く聞こえないんですよね。 戦闘中ヴァンと舌戦を繰り広げてましたけど、保志さんは演技的には上手いのでイイんですが、今回のように感情を 見せながら喋ると微妙に滑舌が悪くなるというか、聞こえ辛い言葉が稀にあるうえ、どうしても「無理に叫んでる」 という風に聞こえてしまう声なのがキツイかなーと、特にヴァン役の星野さんが序盤に比べれば随分上手くなられましたし、 今回の舌戦を聞いていても純粋にカッコイイ声に聞こえるので余計保志さんの微妙さが目立ってしまうというか。 勿論、別に舌戦の際の声が絶対にカッコ良くないといけないというわけではないんですが、ヴァンは普通にキれて喋る、 そう聞こえるのに対してミハエルは「無理に声を荒げて喋ってる」に聞こえるのが、あまり良い感じではないなという。 この辺りの感じ方は個々様々でしょうけど、何となくミハエルが喋ってる時は見入れませんでした。 しかしミハエルは相変わらずというか「人は、争わなくてすむ生き物なんだ!」と、実際どうかを抜きにすれば中々イイ事を 言ってるのに、言いながらもヴァンへ攻撃を仕掛けていたり「どの口が言いやがる!最初に撃ってきたのはテメェだろ!」 ヴァンが普通に正論で返すと「詭弁を!」と頭のネジが飛んでるとしか思えない返答をしたりと、悪い意味で相変わらず。 カギ爪はどうするんでしょうね、正直鎧に乗ってヴァンと戦ってくれないと、ヴァンの最後の相手がミハエルだった、 という事になるので、また個人的な話で恐縮なんですが今イチ感が強いまま終わってしまいそうなのが懸念材料。 |
□ ガン×ソード 第24話 「夢の終わり」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ レイが昇天…(´Д⊂ ただレイの死は確かにショックだったんですが、展開も描写も含めて、死に方自体は非常に良い描かれ方でした。 ファサリナを殺し、宇宙から帰還したミハエルをボルケインを自爆させ足止め、カギ爪を殺すには至らなかったものの、 カギ爪の爪の部分で銃弾を弾き計画の要となるメモリの部分へと兆弾させ、カギ爪の目の前でカギ爪の夢を奪い、 苦渋に満ちた顔をするカギ爪を見て死ねたわけなので、より相手を絶望の淵へと追いやる復讐、という意味では レイの復讐は今回達成されていたので、しつこくもレイが死亡するまでの展開がホントに良かったなーと。 シノを殺された事でカギ爪を殺す為にレイは旅をしていたわけですけど、実際殺してしまうとあまり意味が無いんですよね。 今回レイがやったように夢を奪うとか、死なない程度に五体を斬りおとしたりして永遠に苦痛を与える、の方が、シノを 殺されて誓った復讐としてはより良い感じというか、レイ自身が殺された事に関しては、むしろ復讐を願う者は復讐完遂後、 特にやる事があるわけでもなく、レイは、精神的な意味合いで死ななければシノに会えないので死ぬのは普通ですし。 そんな感じで、レイが死亡したのは残念でしたが死ぬまでの描写が丁寧だったので非常に良い感じでした。 ところでシノが死んだ時、レイのように復讐を決意するわけでなく悲しいだけだったと言うジョシュアにレイは、 「俺は逃げたんだ…悲しみから」と言ってましたけど、コレは…どちらが正しいという事は無いと思いますが、現実問題 こういう風に復讐者になるとすぐ周りから「逃げた」とか言われますけど、個人的には「逃げ」てはないやろう、 と思います、嫁が理不尽に殺されて復讐しないヤツなんてそうそう居ないでしょうし、言い方はアレですけど、なら 嫁が殺されても耐え忍ぶ方が「逃げない」になるのかというとそういうわけではないですし。 結局レイはジョシュアとの会話後、やはりカギ爪への復讐を遂げる為に行動したので決意は揺るがなかったわけですが、 個人的にはこの逃げたとかの会話は必要無かったかなーと思いました、兄弟であるジョシュアとの会話なので必要では あると思うんですが、どちらかと言えば同じく嫁を殺されてるヴァンとの会話で話題に上がる方が自然かな、と。 で、他のメンツだとプリシラ達、落石後、プリシラとオッサン達は鎧内部で意識を失ってる映像が一度流れただけですけど、 実際コレはどうなんでしょうね、後方から来る鎧を足止めする為に残った時、ヴァンと結婚させるだのデートしたいだの、 目前に大量の鎧が居てるのにそういう話をしてる辺りが死亡フラグ立ちまくりではありますけども。 しかしまぁ今更ですが、宇宙から帰還したミハエルが即行で戦艦のブリッジへ攻撃してましたけど、当たり前ですが、 自分達の夢を叶える為なら障害になる人物を殺しても構わない、というその神経が相変わらず異常ですよね。 以前こそ、カギ爪は虐殺しない、と信じてたのに今現在は自分が殺してるやんけと、ミハエルは毎回行動が不鮮明。 今回は非常に良い感じでした、残すところ二話ですけど、どういう結末を迎えるのかが楽しみです。 |
□ ガン×ソード 第25話 「バカがヨロイでやってくる」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ ちょっと作画が綺麗すぎたので見てるだけで楽しめました、またヴァンがミハエルに圧勝するのが、ありきたりな表現で 何なんですけどもスカっとしたというか、前回はレイの足止めに失敗して今回はヴァンに完敗するミハエルに乾杯。 けどホント、今更ながらミハエルの考えが分からないです、もう一度一話から見直せば理解出来るのかもしれませんが、 ナニが目的でどういう意図の元でカギ爪の考えに賛同して随行してるのかが全く読めないんですよね。 ミハエルの考えが最も出ていたのが「カギ爪は虐殺しない」というアレですけど、結局目の前で一人無残に殺され、 その事を謝罪してたものの「子供が人を殺して、死んだから謝ってる」というレベル、それを目の当たりにしたミハエルは ビビりまくってたのに、結局以降もカギ爪に付き従い、カギ爪本人が殺したわけではないものの、レイが死んだのに その事に関して一切言及せず、ジョシュアに関してもカギ爪が「殺せ」と命じれば恐らく殺したであろう事を考えると、 ほんまナニを考えてるのか分からんキャラやなと、だからこそ今回ヴァンに完敗したのが尚良かったんですけども。 で、また最後ウェンディと遭遇して「そこを退け、今お前に構っている暇はない。やらねばならない事がある」と 言ってましたけど、まぁコレもマジで、ファサリナみたいに心身共にカギ爪を崇拝して夢を叶えるつもりなら、 例え妹であろうと間違いなく邪魔をしに来てるわけなんですからヴァンにやったように不意打ちで攻撃するべきですよね。 一方のヴァン、カギ爪を目の前にし激昂する前に「ブッ殺す前に聞いとくか、レイの野郎はどうした?」と質問してたのが 良い感じでした、常識で考えて、ヴァン同様カギ爪に対する復讐心で生きてきたレイが今この場に居ないのはどう考えても おかしいので気になるのは当然なものの、流石にヴァンもレイの事を気にしてたんだな、と分かる言葉で良かったです。 ところでジョシュア、システムの破損状況が判明し、時間はかかるものの修復は可能という言葉を聞いてキれてた時は、 やはりレイを殺された恨みで復讐に走るのかと思いきや、意外と冷静にカギ爪の計画を阻止する旨行動。 ユキコに「もし僕が戻らなかったら〜」と言っていたので、冷静ながらも死ぬ気で行動してはいるようでしたけど、 個人的にジョシュアがあまり好きでないという事を抜きにしても、レイの死でジョシュアの考えが変わらなかったのは 良かったです、レイの死で激昂して復讐に、というのもいいんですが、ジョシュア自身がレイに復讐は止めろと 言っていたのに、結局レイが死んだ事で自分も復讐に走るのであれば意味無いので、その辺は徹底してて良かったなと。 まぁ、レイが殺したとばかり思っていたファサリナが生きていたのはショックでしたけど、ジョシュアが変わらなくて良好。 それで次が最終回、最初は微妙だったり、ココ最近は微妙な回と良い回の差が激しかったですが、前回から一気に熱さを 増してきた本作、どういう結末を迎えるのかが楽しみです、出来ればカギ爪、ファサリナ、ミハエル、は死亡を希望。 |
□ ガン×ソード 第26話 「タキシードは明日に舞う」 □ (C)AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ 最終回、ヴァンがめちゃめちゃカッコ良かったです、正直あまりのカッコ良さに素で鳥肌が立ちました。 エレナの敵討ちとしてカギ爪を追ってるので、ナニがどうなろうとカギ爪だけは殺したい、その気持ちがまずあるので ある意味当然なんですが「お前をぶっ殺しにきたんだ!」「てっめぇ!この!死ねぇ!!」とか、昨今の主人公ではまず 聞く事の出来ない気合の入ったセリフを聞けましたし、カギ爪の攻撃を喰らい意識が朦朧としてる時、頭の中を走馬灯が 駆け巡り最後にウェンディを思い出し意識がおぼろげながらも覚醒、「お嫁さん」や「幸せの絶頂」という断片的な 単語でエレナのウェディング姿を思い出しエレナの名を絶叫しながら復活しOPテーマとかちょっとカッコ良すぎ。 カギ爪をそのまま殺す事も出来たのに鎧の外装のみを斬り裂き自らの剣を持ってカギ爪の元へと歩き行くヴァン。 カギ爪が喋っているのを無視して、カギ爪の立っている台座ごと横一文字に斬り裂きエレナの敵を殺るヴァン、 この一連の流れがもぅカッコ良すぎて、しつこくもホント素で鳥肌モノでした、演出も間も魅せ方も全てが良すぎで完璧。 その後全員が、戦いが終わった事で祝いのパーティーをやってるのを横目に見ながら黙って旅立って行く姿勢も 最高でした、ジョシュアやカルメンへ素直に感謝の言葉を述べて、ウェンディとは多少の会話を挟んだ程度で 簡単に別れたのも、ボキャブラリーに乏しくて恐縮なんですが今回のヴァンはホント全てが良かったです。 最後、年月の経過年数が描写されてなかったので何年後かは不明なものの、最初にウェンディと出会った時のように、 フラっと店を訪れてウェンディと再会というのも、ヴァンという事を考えれば非常にらしくて良かったなと。 ホント良い最終回でした、レイ同様、気持ちが揺らぐ事無く最初から最後までカギ爪を殺す為だけに旅をし、 終わったら誰にも言わず去る行動、性格も一貫しててカッコ良かったです。 また星野さんの演技力向上の速度がヴァンの良さを更に引き出していた気がします、回を追う毎に上手くなって おられたものの、今回エレナの名を叫んだシーンは叫び声だけで震える程の良さだったので、星野さんはハマってたなと。 あ、あとヴァンに関して良かったのとしては、最後ウェンディと再会した時に、レイも交えて撮影した集合写真の プレートを所持していた事でしょうか、エレナ以外に関しては、特に思い入れがあるようには見えなかったヴァンですけど、 流石に仲間の事は特別に考えてたんやなーと、ある意味当たり前なんですが、非常に良い感じでした。 ヴァン以外に関しては…今回は大半がヴァンの為のラストだったので深く語る程の事は無いんですが、まずカルメン。 名前をヴァンに呼ばれた事で赤面しながらヴァンの事が好きだったらしいと語ったのは普通に良かったですし、 顔も言動もカッコ良く井上さんの声がまた良かった、これだけ良い要素が揃ってるものの、冷静に考えれば、 カルメン単体としてはキャラ的に弱かったなと思いました、正直井上さんだからこそ良かったというか。 他の方がやられていてもそれなりに良かったとは思うんですが、冷静に考えるとキャラが弱かったなーと。 そこで浮き彫りになるのがプリシラ、ヴァンを好きなトコや家族の為に、も含めて純粋に可愛かったとは思うんですけど、 他のキャラに比べると微妙に薄いうえに「ヴァンを好き」以外に特徴が無かったのが残念でした。 老人連中は初登場時が微妙だったのに対して地味に良キャラへと成長しましたし、懸念していたミハエルとファサリナが、 落石による死とはいえきちんと死亡したのも良かったです、カルメンの言うように生きる必要もありましたが。 というかミハエル、ほんまコイツは最後の最後まで、カギ爪のやろうとしている事を「心の暴力」とウェンディが言っただけで キれたり、落石からウェンディを護ったのは兄という事で分かるものの「ウェンディ…お前が正しいのかもしれない」とか、 でも僕の選んだ道もとは言ってたものの、結局ファサリナの様にカギ爪の主義思想に心酔しきっていたわけではないので、 ヴァンとは逆に最初から最後まで気持ちが揺れ動くだけの、ほんま中途半端なキャラで終わってしまったなーと。 最後はウェンディ…まぁ、ミハエルとは逆の意味で語る事が無いのでアレなんですが、最初はミハエルを探す為に ヴァンに同行したのに、結局自分自身の手でミハエルを撃つ事になるわ、ミハエルはよりによってカギ爪に賛同して 最後は落石で死ぬわと、よくよく考えれば可哀想な展開でしたよね、旅は楽しかったでしょうしヴァン達と知り合い 仲良くなれた事は良かったでしょうけど、ミハエルの事にケジメを付けれた、というだけでエグかったなと。 えー、このガン×ソード、個人的には第一話が非常に微妙で、中盤ファサリナに端を発したエロ展開や描写が 用意されていた辺りから微妙さを増したものの、第一話以外の序盤、エロ展開以外の中盤、終盤〜ラストにかけての 盛り上がりや熱さが半端ではなくて、今更ながら非常に面白い作品でした。 失礼ながら事前にそれ程期待していなかったというのも評価を高める要因の一つだった気がします。 最初はマクロスのパクりにしか思えなかったOPもめちゃめちゃカッコイイですしホント、今年放送された作品の中でも 指折りの良作だったのではないかと思います、これだけ面白い作品を世に送り届けてくれたスタッフの方々に多謝。 |