鋼の錬金術師

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鋼の錬金術師

個人的には原作である漫画の方よりも遥かに面白いですね。
原作人気を受けてのアニメ化の割りには最初漫画読んだ時全然おもろなかったので一切期待してなかった、
むしろ見るつもりも無かったんですが妹が妙にハマってたので一緒に見たらアニメはおもろかった、
という感じなんですけど、アニメの方の利点としては漫画と違って細部が凝ってるトコロですね。
普通は逆で、漫画の方が凝ってたり、逆にアニメが凝ってても漫画での矛盾なりミスを序に描くというのが
基本なのに、この作品の場合漫画が適当すぎますからね、よくやったアニメ。
ただ、そこで苦渋を舐めさせられたのがOPですよ、なんやねん、ポルノグラフティって、よりによって
土曜の夕方6時という黄金時間にポルノとか止めろ、子供に悪影響どころか、せめて改名しろ。
そこでようやく歌変わった思たら今度はナニ言うてるか分からんうえに曲も今イチな連中ですよ、
「なんやねんこの素人衆はよぉ!」とか思いながらテロップ見たら虹の連中とかマジ勘弁な。
しかもよく考えれば一年アニメのクセしてたかが1クールで歌差し替えですよ、よりによって前番組の
悪いクセばかり受け継いでるというのが何とも言えませんが、なんか妹がポルノとかいうエロそうな
バンドの歌結構気に入ってたみたいでですね、歌変わった瞬間想像を絶する勢いで絶句してましたね。
なんか横見たら着信アリみたいな顔してた。
OPのヘボさは声優面にも影響しておりまして、エドやヒューズなんかは合ってるんですが、ロイとか
スカーとか酷い事になってますからね、スカーなんか置鮎さんやから上手いだけで全然合ってへんし。
オリジナルの話の時に出てきたサイレーンとかいう女の怪盗がまた凄くてですね、意表を突いて
普通に芸能人投入ですからね、下手通り越して神秘的でした、サイレーンやったら黙ってろ。
そのクセして一回限りのゲストに矢島さん使って喝采を浴びせさせたかと思えばその回の内容がクソで
塗り固められていたりと、ここでも前番組の悪いトコばっかり受け継いでるのが気になりますね。
今後土六はアニメ禁断時間として名を馳せる事になりそうですが、全体的には結構面白いです。
ただ、本気で唯一気になるのが等価交換という単語を使いすぎという点ですね。
しつこいくらい等価交換、親の仇であるかのように等価交換、相手殺す瞬間にも等価交換。
このままやと焼肉喰っただけで「等価交換だから飯代払いな」とかいいかねない勢いです。
というですね、何処が感想やねんという文句タれるだけの日記でしたが、個人的には今年のアニメも
昨年地上波でモザイクという流行語を受賞したアニメの様に勢いのあるトコロを見せてほしいですね。
折角ですから錬成ミスで何かヤバイモン錬成してもぅて、そこにモザイクかけるぐらいの根性は欲しい。



鋼の錬金術師   第16話 「失われたもの」
特に語るべき程の点も無く、適度にオリジナルを詰めた話だったわけですが、ちょっとどないやねん的な展開が
用意されておりましたね、こういうしょうもない点を突付くのが生き甲斐か思うくらい嬉しかったですが。
ほんま、以前スカーに対して復讐がどうのこうのホザいてたエドですからね、流石に無尽蔵に人の命を奪い、
田畑を焼き尽くしたイシュヴァールの民共を皆殺しにした国家錬金術師の連中を許せないわけですよ。
コレには誰もが涙した、その少年らしき純粋な心意気と憤りに誰もが涙した、マッチョなオッサンでも許せない。
そこに舞い込んだ一つの情報、ニーナを殺したのがスカーだった、コレ聞いた時のエドの表情は正に悪鬼
そのものといった面構えでしたからね、言うなれば芝姫追いかけてる時の宮沢、鬼畜極まりない阿修羅面。
流石国家錬金術師のエドワード御大ですよ、人に復讐はアカン言うて自分はOKですからね、国家ナメんなと。
挙句にイシュヴァの事で国家錬金術師憎んでおきながら自分は結局国家の資格が無いと入れない図書館に
行くわけですからね、誰かこのナメた小僧に人生の厳しさを教えてやれ、オッサンも絵ぇ描いてる場合やない。



鋼の錬金術師

最近感想書いてなかったのでバラバラに書きますけど、恐ろしい勢いでオリジナル展開を
見せていますからね、4クール放送は結構なんですが、怒涛のオリジナル、原作は何やと。
俺は原作単行本は現状発売されている分までしか読んでいないので、もしかすると原作の足りない点を
アニメで補完しているからこその描写なのかもしれませんが、タッカーが合成獣で生きてるはやりすぎ。
というかアレです、別に世界観や物語の展開的には不自然な点は特に見受けられないので別にイイし
構わないんですよ、合成獣だろうが実は処刑されずに生きていた、という展開だったとしても。
ただ、研究するだけなら原作通り死刑になって、わざわざ生き返る必要は無かった気がするんですよね。
確かに合成獣にはなってますけど、どうせ死刑にした後で生き返らせて裏で研究させるくらいなら、
最初から公的には死んだ事にしておいて、研究失敗→合成獣として生き長らえた→研究続行、
という流れでも別に問題無かった気がします、無理に殺して蘇る必要性が微妙なトコですよね。
そらまぁ、確かに死んでいた人間が目の前で動いている、という状況の方が視聴者やエドにはダメージが
デカイでしょうけど、何も無理に原作展開に合わせて、後からオリジナルへ移行するのも微妙かなー、と。
まぁ、未だにこの作品は原作の漫画はあまり好きではなく、アニメは普通に面白いですし、
何よりオジナル展開を見せているのに、普通に原作展開よりも面白いというのが色んな意味で良い。
というか、タッカー関連や、今のエドの心境なんかは別にしても、スカーの過去話であれだけ
オリジナルを盛り込むのは流石にどうなんかとは思います、ラストが兄貴の彼女とかやりすぎやろうと。
コレもまた、既に原作で明らかになっている事なのかもしれませんが、流石にこれだけ色々と
原作無視の展開をした以上、もはや後戻り出来無いと思うので、むしろ漫画よりアニメの方が色んな
観点から見ても面白いので、今は二つしかアニメ見てないものの、今期一番期待のアニメへ成長。



鋼の錬金術師

オリジナル展開で魅せます、いくらなんでもやりすぎやとしか思われへん勢いでオリジナル、スカー。
相変わらずというべきか、オリジナルであるのに原作以上に自然な流れで視聴者を楽しませてくれるのは
真にもって結構な事なんですが、正直、流石に今回はオリジナル展開の肝だったコトもあってか、
中々気合の入ったシナリオ展開を見せてくれていたんですが、笑えるぐらい突っ込み所が多いのはどうかと。
まぁ、誰もが思ったであろうスカーの壁からエドの様子を覗いたアレですが、いくらなんでもあの場所の壁穴は
都合良すぎるにも程があるというか、誰か気付けやって感じであります。
壁穴の件に関しては、度々運ばれてくる死刑囚の監視、という理由でギリギリ分かるとしても、あの赤い水。
紅か赤やったかは忘れましたけど、少なくともアニメでのアレの設定は小説版の映像化の際にも
語られていたように、あの水が流れている場所の空気を吸うと特殊な病気になるといったものや、あの水を
浴びると溶けるかなんか、そういう設定があったと思うんですが、今回はいきなり能力増幅ですか。
そういう状況に応じて設定を変える御都合主義は正直、見ててかなり冷めるので辞めてもらいたいんですが、
なんですか、監督もオリジナル展開の収拾つかへんようになってもうた、という事で許します、許可する。
次回以降は原作展開が続くみたいなので、ここらで小休止という感じですね、アルは次回だけ大変な展開に
なる思いますけど、とりあえずスカーを今後どうするつもりなのかに期待です。



鋼の錬金術師   第23話 「鋼のこころ」
さて、久しぶりにウィンリィが登場とあいなったわけですが、この女はほんま、原作からそうでしたし、
アニメの方もキャラデザの影響か、やたら丸いですね、プニプニしてるというか、腐っても確実に太ると。
そんなプニプニ談義はほんまどうでもいいので放っておくとしてですね、アルの記憶疑惑の回です。
あまり原作の展開が記憶に無いので確証は持てませんが、今回のアル関連の話、次回予告を見る限りでは
オリジナル展開が多い風な印象を受けたので非常に宜しい感じです、大事な話でオリジナルを加味するのは、
本来であれば重罪どころか放送打ち切りの極刑が確定するんですが、このアニメは原作展開よりも、遥かに
視聴者の見知らぬオリジナルの展開の方が面白いですからね、むしろエドの記憶も偽造してまえと。
とりあえず、特筆してココがコレ、というような好印象な回では無かったわけですが、ヒューズ中佐がほんま、
なんかやたらカッコ良かったのが印象的でした、この勢いで、彼の展開が原作と変われば喜ぶ人多数確定。
あとは、気付いた方も多いと思いますが、エドのお師匠様が駅におったのはアレですか、実はファンサービス
などという低俗な理由ではなく、何気に今後の伏線の為に登場させた、とかやったら面白いんですが、原作でも
ちゃんと一コマ出てたので、その流れで普通に原作再現の一部ではありますよね。
あぁ、アレです、ウィンリィの「おめでとうおめでとうおめでとう!」が妙に可愛かった、やるやんけプニプニ。
締めはアレで御座いますね、シェスカの軍服がなんかハマってて可愛かった、プニプニは所詮プニプニやった。



鋼の錬金術師   第24話 「思い出の定着」
古来、どういった趣の作品であっても、作画が微妙な回は概ね内容もソレに準じて微妙というのは王道、
残念ながら今回のアルの葛藤を描くという素晴らしい内容であるはずの回も微妙極まりなかったわけです。
構成が悪かったというのもありますが、例えばイシュヴァールの長老と思わしきジジィ、彼の言葉によると
イシュヴァール人というのは、どうやら同族を手厚く重んじる人種だそうですが、あのジジィほんま、
兄弟の弟の方が襲ってきた軍人に捕まった時、即行で下水道の奥に引っ込みましたからね、隠れ家がバレて、
仲間が危険に晒される事を思えば当然の行為ですが、同族には熱いんちゃうんかお前ら。
他にも、スカーの言動がエドに対して妙にスカーっぽくないとか、兄弟の兄貴の声優下手糞すぎとか諸々。
最も突っ込めるポイントとしましては、やはり兄弟の死んでしまった母親でしょうか、目が見えない。
目が見えないのは結構な事なんですが、それならば何故、家に軍が押し寄せてきた事が分かったのか?
家のドアを開ける音で気付いたのかもしれませんが、それなら先程まで階下で飛行機のオモチャで遊び、
同時に弟の膝枕をしながら「ぶーん」とか間抜け面で喋っていた声も十分聞こえていたはず。
なのに母親は息子達が階下に居る事に気付かなかったという疑問や、何故あの状況であの兄弟が殺されずに
今まで生き延びてこられたのかという説明も無かったりと、如何に急ごしらえで今回の話を詰め込んだかが
よく分かるという、最近のクオリティの高かったオリジナル展開とは思えない失態の回でした、次回に期待。



鋼の錬金術師   第25話 「別れの儀式」
先週放送分、原作通りヒューズ中佐遂に殉職。
何故か先週の予告を見た時は総集編かとばかり思っていたのですが、予告が手抜きだった理由は色んな
場面を見せる事が出来なかった、という理由からでありましたか、もっと大胆に生きようや。
アニメでは原作以上に魅力的なキャラに仕上がっていたヒューズ中佐がとうとう死去してしまわれました。
なんか、時間の関係からか、ニーナの時と違って、あまり演出面に凝ったモノが無かったのが残念でしたが、
EDの模様を普段とは変えていたので良しとします、どうせアニメの展開からすれば、勝手に色々と研究所
繋がりで相手方が勝手に復活させたりと、何かと引っ張りまわされそうな気もしますので、何とも言えませんが。
とりあえず、ヒューズ中佐死去の辺りがアレでしたが、全体的にはテンポの良い回でした。
そろそろ原作に追いつきそうなせいか、最近無駄に展開が遅かったので、今回は小気味良い感じでした、マル。



鋼の錬金術師   第26話 「彼女の理由」
EDのウィンリィの胸が無駄にデカイのは実に忌々しき出来事であるんですが、この第26話本編を御覧下さいませ、
胸がデカイ小さいどころの騒ぎではない、むしろ胸如きクラゲ並の物体になど興味を持つ事すらも無い、
問題は彼女の四肢であります、いやな、年頃の娘とは思われへんぐらい太い、てかいくらなんでも太すぎ。
過去にも複数回彼女の四肢がヤバイくらい盛り上がっている事には気付いていましたが、どうやらこの
作監さんが担当する回、ウィンリィの生態系が捻じ曲げられたとしか思えない程に誇張されます。
そんな太い談義は置いておいてですね、内容の方はというと正直微妙な感じでした。
ここ最近、連続して微妙な描写の目立つ展開が多いだけに、今回は新章突入という事で気合を入れて
頂きたかったのですが、アニメオリジナルの皺寄せがココに来て集中したようで、今回は原作以上に
微妙な展開になってしまわれていたのが残念です、お師匠様達も無理矢理出してる感じでしたし。
アニメを最初から見ている諸兄なら御存知かと思われますが、アニメだとエド達はヒューズ中佐の
娘さんの出産に立ち会っていますが、実際には今回の年寄りのトコの関係で出産イベントが起きる、
なのにアニメで展開を変えて先にソレをやってしまった為に、ソレに関する細かいフラグ等を展開
させる必要性が無くなってしまい、全体的に必要性の感じられない展開になったわけですね。
勿論、もしかすると次回以降の展開で出産の代わりとなるイベントが用意されているという可能性が
無いわけではありませんが、そうなると、何故今回無理にお師匠様夫婦を出してまで展開を先送りに
したのか、その疑問が残るわけなので、つまりはそもそも脚本的に今回も微妙だった、という事に。
この作品は、昨今珍しくアニメオリジナルの設定や展開が受け入れられているだけに多少の粗が、
普通の作品よりも大きく見えてしまうのは仕方無い事ですけども、原作展開に近付いてきて、いよいよ
本当の意味で全てオリジナルの展開になってくるので、今後のオリジナルが微妙だと、余計に非難の声が
挙がるでしょうから、ここは一つ頑張って頂きたいですね、OPEDがクソみたいな歌なのは許すから。



鋼の錬金術師   第27話 「せんせい」
ここ最近の展開が不評極まりないモノだった事を考えれば、単発で見れば今回のは中々でした。
それで肝心の突っ込み所なんですが、まず、何故お師匠さん達がエドを探しに来たのかが不明。
国家錬金術師になった事を怒っていたのでエドが国家錬金術師になった事を知り、説教する為に
探していたというのが一見理由の様に思えますが、それなら何故、三年前に国家錬金術師へと
なっている現実があるのに、何故今頃になって知ったor探しに来たのか、明確な理由が無い。
本筋には関係無いポイントですけど、そういうのって結構重要な気がするので気になりました。
しかも、アルは国家錬金術師じゃないのにアルまで投げられましたからね、お師匠さんは礼儀を
弁えているというか、そういう意味も無い怒りをブツけるタイプの人じゃないので、アルまで
攻撃した理由も不明です、アルは国家錬金術師じゃないと知っていたでしょうし、アルがアルと
名乗らずに宿まで案内した事に関しては自分の不注意なので彼女なら怒りはしないでしょうし。
で、最大の問題、最後の場面で、エドが母親を錬成した事を告白すると顔面殴ってましたが、
原作未見の人にはネタバレになるのでここから先は読まない方がいいと思われますが、
お師匠さん自身も昔人体錬成をして失敗している過去があるわけですから、エドとアルを殴るのは
どうかと思います、てか彼女の性格的におかしいと思います。
確かに自分の弟子が、あれ程までにやってはいけないと忠告したのに禁忌を犯した事実は弟子で
あるだけに許せないモノがあるのかもしれませんが、お師匠さんの性格なら、こういう真面目な
展開の場合はまず、自分がエド達に 『 絶対にやってはいけない 』 という事を結局伝えきれて
無かったと、自分の不注意が招いた結果だとまずは悔いるはずです、いきなり殴ったがな。
こういうタイプのキャラは結構多いので、深く考えずにそういうシナリオ展開にしたのかも
しれませんが、ちょっと彼女の性格と行動を考えると理屈が通っていないような気がしました。
まぁ、本編には関係無いので両方共然程気にする程の出来事では無いんですけども。
来週から島での修行→禁忌の代償とかの展開になるでしょうから…うわ、ごっつ微妙。
あの辺りの展開は何と言うか…上記で述べた様な 『 行動の理由説明がおかしい 』 みたいな
展開満載なのでちょっと読んでて納得出来なかっただけに厳しいです、オリジナル展開希望。



鋼の錬金術師   第28話 「一は全、全は一」
原作と違い、子供時代の修行回想と同時に、現時点でのエド達も初心を思い起こさせる意味合いを含めて
無人島で一日過ごさせるという、現在と過去の同時進行型で話が展開されたわけですが、個人的には微妙。
話の流れ的には同時に進行させた方が都合が良いのは分かりますが、過去は過去だけで展開させない事には
命の大切さや、エド達があのままでは死ぬかもしれないという極限状態での自然界の掟を知る、という
本作にしては珍しく押し付けがましくないエピソードの重要性が薄れて感じました、俺だけかもしらんけど。
名前は失念しましたが、お師匠様達のトコで働いている兄ちゃんが仮面の男でお目付け役をしてたわけですが、
彼も 『 死にかけているエド達に最低限の食事を食わせる 』 という実に心温まるエピソードを削除し、
代わりに採用されたのが原作には無かった 『 アルを本気でボコる仮面の男 』 というわけわからんシーン。
挙句に現代では中途半端な顔したオリキャラが登場するという、個人的には最近の微妙な流れを汲んだ展開で
今回はあまり宜しくない感じでした、単発で見ればソコソコ良かっただけに残念な感じです、花粉キツイ。



鋼の錬金術師   第29話 「汚れなき子ども」
後戻り完璧不可能なオリジナル突入、個人的には原作よりもO。
本来なら今回の話で真理とエドの会話や、お師匠様の人体錬成話や子供の話になるはずだったところを、
前回ラストで登場したオリジナルのキャラを中心に据えてのオリジナル展開、恐らく真理とかの話は原作と
同じ扱いにはなるものの、アニメの方ではそれ程詳しく語らずこのままオリジナル突っ走るかと思われます。
肝心のオリジナル展開は設定も含めて中々良く出来ているので言う事無しなんですが、あの長髪黒髪の小僧が
とにかくウザイ、GANTZの女と同じくらいウザイ、GANTZみたいな殺戮の無法地帯的な世界観ではないので、
黒髪の小僧が死ぬ事は無いでしょうし、等価交換で失ったはずのエドの手足かもしれないという重要な設定を
持って出てきやがっただけに最後の最後まで登場する事を考えると余計ウザイ、どうしてくれようほんま。
まだオチが分かっていない今だからこそ言える事ですが、このオリジナル展開はほんと、中々イイ感じです。
ただ、個人的に残念な点が一つ合ったのも事実です、あの小僧の部屋に侵入した時に小僧が四つん這いで
捕らえたネズミに関する描写、時間帯が時間帯ですし、TV的にはあまり宜しくないというのは百も承知ですが、
出来ればあの場面でネズミ握り潰してほしかった、深い意味があるわけでもないんですけど、あの場面、
あの小僧の 『 何も知らない風な無邪気さ 』 を外面上見せているからには握り潰してほしかったです。
今の性格が演技か素かは別としても、エド達を見て、当時のエドの手足の記憶であるならば、一応握り潰せ。
何もそんな握り潰す事に重点を置かなくてもいいんですが、それよりもシェスカです、原作ではヒューズ中佐が
死去してしまって以降は一切出てこなかっただけに今回の登場は実にイイ感じでしたね、大佐への文句も良い。
ここにきて最初の頃のオリジナル展開による面白さを取り戻してきただけに、今後もこんな具合に面白く展開を
してもらいたいところです、なんか展開的にお師匠さん殺されかねへん勢いなんが不安要素ですが。



鋼の錬金術師   第30話 「南方司令部襲撃」
原作六巻の展開をなぞりつつオリジナル加味の状態なので良い感じの展開になってきているわけですが、
エドとアームストロング少佐の言動が個人的に微妙です、悪くは無いんですけども、何か違うというか。
ウィンリィが未だにお師匠様の家に厄介になっているのはただ出番を増やすだけなのでともかく、
全体的にオリジナル志向になった影響で展開が性急、もしくは勇み足になってきている気がするのが気がかり。
速水さんキャラは前回だと所謂戦争命の軍人っぽい描かれ方、なのに今回はお師匠様の家にエド達を訪ねて
質問をする際、普通に軍の用事っぽい言い方をしてたのがどうかなーと思いました、確かにそんなんエドの力が
必要になる思うからちょぉ貸せや、とか真面目こいた態度で言われてもアレですけども、前回の描写だと、
そんなオブラートに包んで喋るようなタイプには見えなかったので、もう少し強気というか、戦争の用事やけど
それがどうした、という感じの態度で臨んでもらいたかったです、速水さんキャラなので普通に見えましたけど。
アルはあの黒髪のガキの事を化物呼ばわりするわ、お師匠様は何も言わずに勝手に司令部特攻かけるわ、
エドは錬成したデカい壁半分以上放ったらかしのまま行くわ、全員の言動がいつもと違っていたのも微妙、
脚本家がキャラの設定理解していなかったとしか思えない点が多々見受けられたのが残念でした。
個人的には、原作よりもオリジナル展開の方が面白いのでイイものの、おかげで穴や微妙な箇所が浮き彫りに
なってしまっている現状が心配です、悪くは無いんですけども、もう少し気をつけて展開してもらえれば、と。
全然関係無いんですが、最近ブラーチヤが曲のみなのでちょっと残念というか勿体無いというか。



鋼の錬金術師   第31話 「罪」
もぅ30話超えたんですよね、最近話進むの遅いので話数の実感が無い。
悪くは無かったんですけど、個人的には微妙でした、特に四つ巴の状態とホムンクルスの人間云々の理屈が。
そういう個人的な面を除けばそこそこイイ感じでした、今回は妙に朴さんの演技上手かった気がしますし。
展開に関してはオリジナルなので特に言う事は無いんですけども、気になった点を書いてみますね。
まずは前述の様に四つ巴、エド達、お師匠様、アームストロング少佐達、キンブリー達、エンヴィー、
ものごっつ五つ巴の気もしますが、いちいち書き直すのメンドイので四つ巴の五つ巴、わけわからんが。
この混戦模様ですが、まずエドがお師匠様に近寄ったところをお師匠様の蹴りが直撃、お師匠様はそのまま
キンブリー達の前を右に折れるとそこにはアルが、その直後、後ろからエンヴィーの大総統が黒髪のガキを
拉致って後退、お師匠様はキれながら石か何かの塊でパンチを錬成して追撃、ソレを少佐が破壊、
そして少佐はお師匠様と暫しやり合い、その間にキンブリーの横に突っ立って居た小さいオッサンが
エドを引っ張ってキンブリー達と会話、という感じの流れだったわけです、間違ってたらすまん。
さて、ここで各々の目的を整理しますとですね、エド達はお師匠様と黒髪のガキ、少佐達軍の人間は
当然ながら黒髪のガキと突如乱入してガキを奪ったお師匠様、エンヴィーは言うまでもなく黒髪のガキ、
そして最後にキンブリー達はグリードの命により、原作には居ない黒髪のガキを捕獲する傍ら、
その場に居合わせたエドにも用事があった、というのが各々の目的です。
ほんで気になるのが彼らの行動、エドは目的通りお師匠様にいち早く近寄りましたが、他の連中は静観、
お師匠様がキンブリーの前を通ったにも関わらずキンブリー組は一切動く様子を見せません。
その後、黒髪のガキはエンヴィーに拉致られるわけですが、蹴られてダメージを受けているエドはともかく、
全くの自由の身である少佐達軍の人間とキンブリー達は微動だにしません、お師匠様がようやく錬成して
エンヴィー扮する大総統を追撃しようとした時に少佐が応戦したぐらいです。
この事からも分かるように、各自明確な目的があったにも関わらずエドとエンヴィー以外はまともに
動いていないという事が分かるかと思われます、何故他の連中はまともに動かなかったのか?
そらまぁ、五組が全て目的の為に動いたらアニメーター死ぬ思いますけど、そういう現実的な理由以外で、
他の連中が動かなかった理由が語られなかったのが正直どうかと思いました。
この場で唯一評価出来たのは、速水さんキャラの軍人が第五研究所で行われている事を知らなかった、
という事でしょうか、ああいうタイプの軍人は裏事情に精通していたり、オリジナルキャラというのは
動かしやすいようにアホな勢いで裏設定持たせまくっている事が多いのに、軍の裏面を知らなかったようで
安心しました、屋根の上からキンブリーに交渉持ちかけてるシーンも何気にカッチョ良かった。
ほんでまぁ、肝となる 『 不完全だからこそホムンクルスは人間に憧れる 』 というアレですが、
個人的にツッコミたい所は大量にあるんですが、一言で言えば 『 何故人間になりたいのか? 』 という点。
黒髪のガキはエンヴィーに自分が人間ではないという事を教えられるまで知らないようでしたが、
ちゅーかまぁ、そもそも前回までのエド達の言動を受けてナニ今回今更の様に驚いてんねん言う話やけど。
まぁ、ホムンクルスは人間とは違うわけです、この作品では人体錬成に失敗した化物の成れの果て、
ソレが彼らという設定になっているようですが、根本的に、何故人間ではないからといって人間になりたい、
そういう考えが生まれるのか、誰かがそう刷り込んだとか、そういう話やからとかは無しにして。
周知の様に、黒髪のガキはエンヴィーの入れ知恵で調子こいた性格になったわけですが、言われなければ
永遠に無邪気なクソガキ風のまま過ごしていた事でしょう、つまり教えられたから知った。
では、何故人間になりたいと思うのか、それは当然自分達が人間ではないからでしょうが、なら逆に、
何故人外の存在ではいけないのか、という事になってきます、この作品の場合は同じ人間であっても、
イシュヴァールの民というだけで軍によって無作為に迫害されるわけです。
そんな実状を知ってか知らずか彼らは人間になりたいとホザきます、 『 人間とは違うから 』 とかいう
クソみたいな理由は聞きません、例えばロゼなんかは髪の色がピンクなわけですが、正直あんな髪で
世に出れば会社即効クビになる可能性大です、黒髪のガキと言わず、ラスト達も普通に人間世界で
生活していても誰もホムンクルスとは気付かないかと思われます、あのデブの喰魔人は別な。
そして極め付けに、黒髪のガキは人間になる為にエドの残りの部分も頂こうとしていました。
それは当然、お師匠様の錬成ミス、エドの錬成ミスによって得た右手と左足等から、残りの部分も
エドから頂こうという考えによるモノだとは思うんですが、それはつまり、エドから残った体の部位を
奪い取るという事は、結果的にエドはそれらの部位を失って死ぬ事になるわけです、体まで取られたら
流石にオートメイルで代用出来るとは思いませんし、嵌め込む前に余裕で死ぬ気がします。
自分が目の前の人間のミスによって生まれたからといって、その人間から足りない部分を貰う、
けどそうすると目の前の人間が死ぬ、つまりは死ぬから 『 人間ではなくなる 』 わけです。
自分が人間になりたいから起こした行動で、人間だった人間が人間では無くなるわけです。
自らが味わった苦しみを、また別の存在に強いる結果になるわけですが、その辺は何とも思わないのか?
そんな細かいトコまで考えて作ってないでしょうけども、ちょっとどうかなー、と思った次第です。
まぁほんまな、そんな文句垂れんねやったらお前死ねや、っちゅー気はします、それかオートメイル付けろ。
あの程度の講釈で骨抜きになって茫然自失になってるお師匠様とエドにも多少腹が立ちました。
ただ、そのおかげで最後は久々にカッチョエエ役回りが与えられたアルが見れたので良かったです。
同じ人間ではないモノ同士、黒髪のガキの腐った理屈にムカついたという事でしょうか。
全然関係無いんですけど、マスタング大佐達がスカー確保に向かったわけですが、なんで書記や情報機関の
部下までもが電車に乗り込んでいるのかが知りたい、どう考えても戦力にならんやろ。



鋼の錬金術師   第32話 「深い森のダンテ」
ここ最近のトロイ展開を払拭するかの如きアホみたいな展開速度でしたが、正直展開が荒いような…。
展開の早さと荒さについてはこの際言及せずに、今回は冒頭のウィンリィのセリフがとにかく気に障りました。
黒髪のガキ…はラースでしたっけ、ラースが攻撃してきたので応戦し、戦闘態勢を取っているエドとアル、
エドがラースと闘っている時にアルが仕掛けようとすると、そのアルに「アル!お願い、もうやめて!」発言。
客観的に見れば相手はホムンクルスとはいえ、姿形は腐っても人間ですし、仮にもお師匠様のミスによる結果、
そらまぁ事の顛末を前々回聞かされたウィンリィにとってはラースが攻撃されるのは勘弁ならん事なのかも
しれませんが、セリフではアルと言っているものの、当然実際にはエドにも投げかけているセリフでしょう。
ラースはエドの残る部位を殺してでも奪い取ろうとしてきている、そんなラースを前にしてのやめろ発言、
つまりウィンリィはエドとアルに死んでほしいんですか?
この無人島に到着してからのラースの生誕に関わる事情はラース本人の口から語られています。
ウィンリィも当然ソレを聞いているはずですし、ラースがエドの部位を奪おうとしている事も、自我が
目覚めている事により殺す気である事も分かっているはずです、そしてそんなラースを 『 救う 』 方法が
現時点では恐らく無いであろう事も理解出来ているはず、人体錬成に失敗した結果生まれた存在が、
そもそもミスで出来た産物なのに、そのミスを消すにはどうすればいいかという方法は基本的に無いはず。
なのにエド達に「やめろ」と、お前は幼馴染に「死ね」と言いたいのかと。
そもそも、ナニをヤメロと言っているのかが理解出来ません、なんか無性に腹が立ちました。
優しい性格だとか、誰がどうで誰がこうなるからとか、そういうのを抜きで無神経とかそういうのを遥か
彼方へと置き忘れた場違いな発言だったので正直どないやねん思いました、場に合ってない。
今回はその事ばかりが目に付いて冒頭から少々ヤな感じでした、個人的な事で申し訳ないんですけども。
でまぁ、本編の方はというと、どういうわけかラースによる 『 分かりやすいムカツキさ 』 や、
鎮圧に向かった先でラスト達による自作自演で軍部が更に嫌われるというお約束的展開、果ては原作ですら
未登場 ( 雑誌の方はどうか知りませんけど ) である師匠の師匠と、馬鹿の一つ覚えみたいに少年漫画に
ありがちな王道的展開が次から次へと繰り広げられたので個人的には今回微妙でした。
ホークアイ中尉の顔面に石をブツけるという下劣な行為が行われたのは気に入りませんが、大佐がその後、
なんか発火させとったみたいなので、これでほんまに何人か焼き殺してたら笑えるというか、流石に凄い。



鋼の錬金術師   第33話 「囚われたアル」
微妙、展開が早いというのは本作においてはイイ事なのかもしれませんが、しっかり描ききれてない雰囲気。
実際問題、エド側の話よりもスカー捕獲からイシュヴァール鎮圧へ目的が移り変わってしまった大佐側の
話の方が興味ありました、あの状況で死傷者ゼロとか言われたら流石に冷めますが。
メインであるグリードとの絡みですが、原作同様の展開という事はさておき、個人的にグリード自体のキャラが
非常に嫌いなタイプの性格と口調、挙句に演技まで嫌いな形だった為、今回は思うトコロ無かったです。
お師匠様の師匠も急にクソみたいなキャラに成り下がったりと、ちょっと展開と設定に粗が目立ち出したな、と。



鋼の錬金術師   第34話 「強欲の理論」
微妙、なんか最近の感想は常に微妙とか書いてる気がしますが、まぁほんま微妙なんで何とも。
意外とあっさりグリード殺した事は中々思い切ったというか、個人的には評価したい展開なんですけど、
こんなに早く殺し、挙句にエドに助言までする展開の必要性が感じられないのが残念です。
元々グリード自身が 『 如何にもなキャラ 』 という位置付けなので仕方無いかもしれませんが、
敢えて原作通り出して、あんなわけわからん展開で殺す事に意味があったのか疑問です。
グリードを殺してしまった際のエドの絶叫も理解不能ですし。
普通に考えれば人を殺してしまった or 人体錬成のミスの結果のホムンクルスを殺す事は人を殺すも同意、
という意味で結局は人を殺した事を後悔しているような感じなんだと思いますけど、何故絶叫なのか?
「お前死なないって言っただろうが!」とかクソみたいなゴネかたしてましたが、ナニお前は敵の言う事
真に受けとんねんと、仮に殺す気無かったんやったら何で相手の無敵理論崩してる状態の脆い肉体相手に
モロに心臓刺し貫いとんねんと、少なくともエド自身の行動は 『 殺すつもりの行動 』 だったので絶叫意味不明。
ラスト、いつのまにかアルと再会したエドはお師匠様達に何故か急遽別れを告げてウィンリィを連れて旅へ。
この部分は時間が無くて詰め込みすぎた感が満載ではありますが、何故この危ない状況下で旅…というより、
ウィンリィまで連れて旅に出るのかが疑問です、明らかにアキレス健となりうる一般人を連れて旅再開、
矛盾だらけというか、その言動の一挙一動の意味が掴めない、今回はそんな描写の多い回でした。



鋼の錬金術師   第35話 「愚者の再会」
久々に良かった、むしろ愚者はエド一向としか思えませんが。
何処を目指しているのかと思えばイシュヴァール人のキャンプを目指しているエド達、理由は分からんが。
「そのうちイシュヴァール人のキャンプに辿り着くさ」などと気楽にホザいてますが、腐ってもイシュヴァ、
国家錬金術師達から逃れる為に下水溝の中に居住地を築き上げるような連中です。
そんな隠密のような連中相手に普通の馬車で適当に南に向かってるだけで着くと思ってるエドの脳が心配。
ちゅーかなんでウィンリィ付いてきてんのかが分からん、帰れやお前。
エド達なんぞ放っておいて今回は初のラスト独壇場、何故このタイミングで持ってくるのか、というよりも
敢えて一話使ってまでも今回挿入する必要性はあったのか、一話限りのゲストに子安さんとは金使いやがる、
とか色々と思うところもありますが、一つのエピソードとしては今回良い出来だったと思います。
正直、ここ最近のクソみたいな展開を払拭するだけの良さがありました、ラストやたら美人やったしな。
話自体は良かったんですが、何故、ラストは二年前は子安さんキャラ殺さなかったのに、二年ぶりに再会した
今になってわざわざ子安さんキャラ殺したのか、その点についての心理描写とか欲しかったですよね。
子安さんキャラの婚約者が一番最後に石化 ( 化石? ) 病に戻って死んだ理由も不明ですけど、むしろラスト。
今回のこのエピソードは非常に良いモノでしたが、もしコレでラストが最後助かるなり人間になるなりしたら
ちょっと冷めます、ナニがかはよく分からんがちょっと冷める、幸せになってほしいけど死んでほしい。
ところで、なんか子安さんキャラ、再会したラストに「新しい賢者の石を探しててね」とかホザいてましたが、
また村の人間が病気になったから探してたのは考えなくても分かります、なんで石探すのかが知りたい。
そんな暇あったら、この二年間の間に何故錬金術の腕前を向上させなかったのかが知りたい。
ラストの良さとは裏腹に、なんか子安さんキャラのヘタレっぷりが前面に押し出されててちょっと残念でした。



鋼の錬金術師   第36話 「我が内なる科人」
今回も結構良い感じでした、前回の単発エピソードと違って普通の一連の流れの中での話だったわけですが、
最近の展開から考えるとかなり良い出来でした、結構メッセージというか、ナンか篭もってましたし。
親の言った事だからといって必ずしも正しいわけではないとか、夕方6時放送の割りには良く出来てたかと。
他作品でも、ここ最近はそういうセリフも多いですが、他の作品は監督が酔ってるというか、 『 そういうモノ 』
として作ればカッコ良く見えるだろう、というボケた思想の元に作成された作品だけにメッセージにおける
重き意味合いが皆無、この作品に関しては禁忌という背徳的な行為を行った、という前提の元にストーリーが
用意されているだけに中々今回のセリフも良く聞こえました、今回は中々良かった。
その一方で、エド自身も言っていたように、追放者だというだけで人一倍差別をその身に感じているはずの
イシュヴァール人が、なんかわけのわからんジジィやスカーが追放者といだうけであれだけ批難迫害する理由が
分かりません、分からんというかあのガキ二人、スカーに懐いてたくせに、追放者という事実が分かった途端、
スカーをオモクソ蔑んだりする描写が個人的に最悪でした。
クサくてもいいから「でも、スカーさんは今まで良くしてくれたんだし、追放者だからって…」みたいに
擁護するというか、親愛の情を感じるセリフが欲しかったところです、いきなり感情剥き出しやもんな、冷めた。
あと、結局大佐があの状況で死者を一人も出さずに場を鎮めたのも冷めましたし、わざとらしくガキ共が
ロックベルを殺したのは大佐という事実をウィンリィに伝えた展開も流石に冷めました。
とりあえず、ようやくウィンリィがエド達から離れた事実が今回は最も良かった、やっと消えたか。
ただまぁ、エド達とは別行動でセントラルに戻ったのでアレなんですが、ソコはソレ、コレで大佐殺したら神。



鋼の錬金術師   第37話 「焔の錬金術師 ・ 戦う少尉さん ・ 第十三倉庫の怪」
作画キレイ、短編三本立て。
纏めて感想書きます、作画綺麗だったのは嬉しいんですが、出来れば短編ではなく通常時に綺麗な作画を
回してもらいたかったなという感じでした、別に今回はコンスタントに纏まっていたのでいいんですけども。
単行本やら小説やらの収録話で別にオリジナルというわけではありませんでしたが、無難な出来だったので
個人的には良い感じではないかと思いました、息抜きに丁度イイというか。
ただまぁ、戦う少尉の主役であるハボック、第十三倉庫のメインであったハボック以外のロイの部下、
この今回中核を成す連中がですね、ナニをそんな嫌悪する事があるのかというくらい嫌いなものですから
それだけで正直今回見る気がかなり失せたというか何というか、妹のテスト終わるの待ってコレかいというか。
微妙に本編も進んでいたようですが、ロイを見かけたのに何もしないウィンリィが一番謎でした。
腐っても復讐に来たのに本人目の前にして動揺、コレで次回以降結局大佐に歯向かう言動見せたら真のクソ。



鋼の錬金術師   第38話 「川の流れに」
シェスカが良かった、逆にウィンリィの存在価値が皆無に等しかった。
無難に纏まってはいるものの、「それちょっとおかしないか?」みたいな疑問点が多々目立ちました。
冒頭からしていきなりエドとアルが喧嘩になって別行動するのは一見普通に思えるものの、喧嘩の原因は
エドが無計画すぎる事をアルが怒ったという実にありきたりなものですが、だからこそ今回冒頭でいきなり
その事になるのが不自然です、別に前回や前々回でソレに対するネタを投下していたわけでもなく、
かといってあまりにも無計画すぎる事を糾弾するのであれば何も今でなく、ラストが主役だった回の時、
あの時も目的も無くイシュヴァール人はコッチに居る、というあやふやな勘で動いてたんですから、むしろ
一連のイシュヴァールに関する事での無計画を指摘するならその時にするべき事。
他にも、ウィンリィが盗聴を仕掛けて実際に電話の音声を盗み聞いていましたが、元来大使館や大統領区、
ああいった公の場では館内全域に電磁場を仕掛けて盗聴自体出来ないように妨害電波を仕掛けているはず、
にも関わらずそういった描写は一切無く、それどころか電話線を司る区画には赤外線すら仕掛けず侵入し放題、
あまりにも杜撰すぎる内情がわざとらしいですし、盗聴に気付いた秘書官がウィンリィ達を追い掛けた際、
殺す瞬間に敢えて顔を出して退いたのもあまりにも出来すぎ、ここ最近そういった設定に関する矛盾や
常識で考えればありえない事や不自然すぎる事が目立つのが残念です。
オリジナル展開は大いに結構なんですが、ちょっと適当に話進めすぎてるんじゃないかな、という感じ。
展開事態はよくある感じというか、結局大佐殺しに行かなかったのでウィンリィが何の為にセントラルまで
わざわざ出向いたのが全く描かれてませんが、シェスカが良かったので良しとします。
久々にブラーチヤが背景音楽で使用されていたりと、演出面は良かっただけに今回の穴だらけの設定と展開が
残念でした、オリジナルをあれだけ展開させておきながら次回リオールというのもどうかと思いますが。



鋼の錬金術師   第39話 「東方内戦」
夏に一時間SP、以前訪朝のせいで一度飛んだのでSPでもなんでもない。
来夏映画化という事でファンの間では盛り上がってるようですが、劇場版用にシナリオ書き下ろすとして、
そもそもソレってどういう感じにするつもりなんでしょうね、一エピソードで終わらせる必要性が当然ですが
あるわけなので、そうするとこの作品の場合あまり面白い内容に仕上がらないような気もするんですけど。
ほんな事よりアニメ本編、作画がヘチョかったですけど個人的には結構良い感じでした、各キャラの絡みも
中々拾っていってくれていたので、肝心のシナリオ以外の部分でも楽しめて良かったです。
ただ、折角久々にエドと大佐やアームストロングが再会したので、この辺りでの絡みがもう少し欲しかったかな、
という気はします、大佐はかなりエドの周辺を護っているというか、気にかけてるのにエド無視しすぎ。
展開的には次回辺りマーテルがキンブリーに殺されそうな感じで期待してます、マーテルは好きでも嫌いでも
無いんですけど、流石にこれだけアルに「殺しはさせない」と言われたりしてて、それで結局復讐もせずに
マーテル自身も最終回まで生き残って余生を楽しむ、とかいう展開だけは冷めるにも程があるので死亡期待。
勿論、あれだけ勿体ぶって登場させているキンブリーをマーテルがあっさり殺すという展開でも構いませんが。
しかしアレですよね、軍の施設に無断で忍び込んだウィンリィが何のお咎めも無しとかほんまどないやねん。
銃殺とまではいかなくとも、少なくとも何の目的で忍び込んで、ナニをしてたかゲロさせるまで拘束、
最低限これぐらいの処置は欲しかったです、そのせいで軍内部の不穏な動きを誰にも伝えれないという展開に
すればもう少し緊迫感も出たであろうだけに残念です、基本的にウィンリィだけ扱いが優遇されすぎ。
ところで、全然どうでもいいんですけど、軍服着たキンブリー、ありえへんぐらい軍服似合ってなかった。



鋼の錬金術師   第40話 「傷痕」
展開に無理がある、キンブリーがちょっとカッコイイ。
某所にて「ロゼが喋れなくなったのはレイプされたから」とかいう話題があったので何気に期待してたんですが、
普通に軍の連中に連れて行かれて帰ってきたら声が出なくなっていた、とかいう適当なエピソードで残念。
螺旋回廊みたいにしろとは言いませんが、せめて「何故声が出なくなったのか」という明確な説明は欲しい、
エドはスカーにその事を聞かされて悲壮な顔をしていましたが、アレほんま、ナニ想像したんでしょうね。
レイプされまくったとしても声が出なくなるというのはロゼの神父撤退後の勝ち気な性格だとまずありえない、
かといって舌引っこ抜くとかいうわけわからん罪状があるとは思えず、明確な理由無し、ええから語れと。
というかまぁ、何故かロゼ如きに桑島さん演てていたので、てっきり普通に喋ると思っていただけにある意味
今回の喋れなくなった、という設定は好ましいです、どうせ最後喋るようになるんでしょうけど好ましい。
それよりも、個人的にはマーテルが思わぬ箇所で死んだのが意外でした、前回の感想時では「死亡期待」とか
書きましたけど、実際死ぬとちょっとショックでした、今回の話では結構キャラ立っていたので、せめてエドと
再会してから殺される、ぐらいの展開にして頂きたかったです。
ちゅーか、軟体動物やねんから剣ぐらい避けろとか、アルも棒立ちで剣差し込まれるの見てる場合ちゃうとか、
真面目な突っ込みは多々ありますが、中々夕方六時台のアニメにしては渋い展開が目立って良好でした。
なんで六時台でこれやのに、深夜まで引っ張ったGANTZがあんなクソみたいな描写やったのか心底気になる。
結構面白い展開になってきたのでソレは非常に宜しいんですが、ちょっと今回は気になる描写が多すぎでした。
上記マーテル殺害時の状況もそうですけど、エドに対して「貴様には関係無い…!」とか妙に憎々しげに
言っておきながら、CMが開けるとやたらベラベラ喋り出すスカー、CMの間にナニがあってんと。
他にも、スカーの話を聞き終えた後に、「ホムンクルスは、人体錬成の元になった人間の遺骸が弱点なんだ」
とか偉そうにホザくエド、別にナニが弱点でも構いませんが、何処から出てきたその設定?
アニメやのに後付けっぽい設定、アニメやのに作中で語り忘れてる点等、ちょっと無理が目立つ展開でした。



鋼の錬金術師   第41話 「聖母」
真夏の一時間SP前編、誰がロゼを聖母とか呼び出したのかが気になる。
なんかもぅほんま、今回は一時間SPという事で本来よりも30分早い五時半からの放送だったわけですが、
夕方六時という実に目に付きやすい時間帯にこういう映像流してええんかどうかちょっと疑問でした。
個人的には今回の賢者の石錬成にまつわる結果と合わせて俄然面白くなってきましたし、むしろグロなり
エグかったりの描写は大歓迎なので構わないんですけど、鋼の前番組のSEEDと合わせて、TBSの夕方六時は
そんなグロ描写好きなんかと、せめてもう少し描写の方法がある気がします、ちゅーかGANTZは鋼見習え。
さて、原作と違ってアルの血印に血が付着して意識が飛びかけるという描写が無かったのは残念というか、
設定無視入ってたのでどうかと思いましたが、向かってくるキメラを惨殺して血が飛び散る描写満載のスカー、
逃げ惑うリオールの人々を爆破して肉片を飛び散らせるキンブリー、キンブリーによって左手を爆弾にされた為に
自らの左腕を引き千切って千切れた断片図を見せるスカー、キンブリーを背中から内部破壊で殺すスカー等々、
原作がグロ描写満載でアニメは深夜放送だったにも関わらずクソみたいな描写だったGANTZと比べて、
なんかもぅスタッフはインパクト重視で作ってるとしか思えない程に吹き飛ぶ血飛沫。
描写的に賛否両論ありそうですが、一応元々のテーマが重い作品ですし、丁度今は戦争を主題にしての展開を
繰り広げていたので、そういう意味ではむしろ正しい描写だとは思います、もう少し抑える必要もありますが。
それにしても、内容の方は兄の仇と対峙して仇を討ったスカー、久々にラースと再会したエド、遂にエドの前に
歩み出たエドの罪である錬成した母親と、見所が多かったのが良い感じでした、流石にSPにするだけはある。
強いて言えば、最後エドの窮地をロゼが喋れなくなったはずなのに叫び声をあげて救っていましたが、
ロゼに関してはもう少し引っ張ると思っていたというか、なんか簡単に叫んだりしてたのでどうかなーと。
勿論、状況が状況なだけに咄嗟に声が出たという事も十分分かりますが、もう少し引っ張った方が良いかと。
非常に内容の良い回でした、ラストが感情出し始めたり、リオールに向かう際にグラトニーに声かけたのも良い。



鋼の錬金術師   第42話 「彼の名を知らず」
真夏の一時間SP後半、ラストの扱いが良くて最高。
冒頭、開始から一分を待たずしてお亡くなりになってしまう我らがキンブリー、流石に背中から内部破壊喰らって
血飛沫飛びまくってたので死ぬのは確定していた事実ですが、彼の死は非常に残念、そら追悼スレも立つ。
私事で恐縮ですが、上田さんの声はあまり好きではないものの、キンブリーの役には実に似合ってましたし、
久々に上田さんの声でカッコイイと思えた役のうえ、物語上ホムンクルス以外の悪役キャラとして活動しており、
アーチャー中佐達と一緒に裏で暗躍していただけに今回の死去は実に残念です、かなりイイキャラでしたしね。
そんなキンブリーの死を目の当たりにしながらも自分の体が爆弾に変えられた事実にブルっちまうアル。
この辺の理論がよく分からないんですよね、一応本作では等価交換を原則としての錬金術、確かにエドなんか
錬成陣はともかく、既に地面触っただけで槍作ったりする意味不明度ですが、キンブリーの肉体を爆弾に変化、
コレは文字通り肉体の組織を爆弾に換えるわけですから、変えるのではなく換える、理論上は理解出来ます。
スカーも触られたからこそ左腕だけが爆弾に変わった、けどアルは魂を鎧に定着させただけなので、そもそも
換えるべき肉体が無いので、どうやって爆弾に変えたんかなーと、突っ込んだらアカンのでしょうけど。
とりあえず疑問は置いておくとして、今回でようやくOPとEDが変更されたわけですが、新verに変わる度に質が
落ちていく法則は今回も適用されており、もはや過去最悪のOPEDに変更、ライラの不敵な笑みがネタバレ。
ところで、個人的に意外だったのが、エドが母親を簡単に自分の罪と認めた事ですね。
前回目の当たりにしただけでごっつビビってたのに、数分後には自分から斬りかかって胸裂いてるからな。
しかしこのエドの母親、ホムンクルスの格好状態に戻ると外見がラストと被るのがヤバイ、展開的にラストの心が
揺れてるだけにラスト消されそうな勢い、OPでエドと必死こいて戦ってるから大丈夫やとは思いますけど。
しかし今回も凄い展開構してましたね、アルを助ける為に右腕の紋様毎移動させて右腕を失うスカー、
賢者の石の錬成陣発動によって大量の兵士が一斉に跡形もなく消し飛び死亡、前線に居たアーチャー中佐も
死去と、凄いなほんま、集まった兵士を大総統に見せて、「御覧下さい!総勢七千がここに結集しました!」
という発言からも分かるように、何名かはリオールの外で待機していたので生き延びていますが、今回だけで
最低でも6500以上の兵士が一瞬で死んでるわけですね、ドラゴンボール程では無いが死にすぎ。
正直、賢者の石は錬成に至らずにリオールの話は終了すると思っていただけに今回の結末はイイ意味で期待を
裏切ってくれて良かったです、アーチャー中佐がココまで引っ張ってきた割りに、キンブリーと違って大した
見せ場も用意されずに無念のリタイアを余儀なくされたのは素で可哀想でしたけど、かなりおもろかった。
まさかスカーが最終回まで10話以上残っている段階で死ぬとは思いもよりませんでしたが、正直おもろい。
今回は、ラストを庇うスカー、スカーと行動を共にして記憶を取り戻していくラスト、アルの体に待望の
賢者の石が錬成されたにも関わらず見逃したラストと、ラストを中心に展開していて面白かったです。
スカーの行動理念なんかが明かされていましたが、子安さんキャラが登場した回でのラストの印象が
かなり良かったので、ラスト贔屓の展開は実に素晴らしい、死ぬ思うけど死ぬなラスト。
最終回に向けて盛り上がらないアニメは流石に無いですが、鋼の40話台は良作揃いの回である事を願います。
どうでもいいんですが、賢者の石が錬成された証拠を確認したのはラストだけで、そのラストも賢者の石を
目の前にしてエド達を見逃しているので、バレへんうちに賢者の石でアルを元に戻す→リゼンブールへ帰省、
とかやってまえばある意味一番ええんちゃうんかと、今のラストならエド達の邪魔しそうにないですし。



鋼の錬金術師   第43話 「野良犬は逃げ出した」
前回のSP時の様な勢いのある展開では流石にありませんでしたけど、今回はシナリオ展開で魅せてくれたので
中々良い感じでした、正直ウィンリィとシェスカは出す必要性どころか、既に存在自体無意味に近いですが。
個人的には大佐とエドの戦いを見たかったので、今回ぐらいはお互い本気で戦ってもらいたかったんですが、
尺度の関係か、残念ながら牽制し合うだけで終了したのが残念でした、ウィンリィの意味不明な叫びウザイし。
ただ、大佐の「何故…私の保護を求めず勝手に逃亡した!!!」というセリフはちょっとカッチョ良かったです。
ようやく最近出番増えてきて、いきなりエド討伐の命令を受けたのでどうするのかと思いきや、エドを発見しての
セリフが彼らの心配と、中々憎い演出で御座いました、声質の関係でごっつオッサンやったのが難点でしたが。
しかし何と言うか、大総統はホムンクルスなので邪魔になったエドを処分しようというのは当然なんですけど、
「私の情報では、エルリック兄弟はホムンクルスと名乗る不穏分子と共闘している恐れがある」というセリフは
どうかと思いますよね、これまで冷静というか、言葉の節々からは行動の読めない描写が多かったのに、
いきなり「私の情報」とか情報源明かさずに不確かな言葉口走ったり、国家錬金術師であるならばスカーを追う、
またはスカーを発見したら軍の人間としては追撃して拿捕するのが当然なのに、たまたまリオールにスカーが
居て、そのスカーをエド達が追っただけで問題視とか、流石に今までとキャラ違いすぎて微妙でした。
もうちょっとエドが疑われても仕方無い描写とか、大佐達がエドを怪しんでも仕方無いような描写が前回までに
用意されていれば問題無いんですけど、いきなりのセリフでアレだったので、ちょっと無理矢理すぎるかなと。
まぁ、ホーエンハイムがようやく出てきたり、エド達と大佐が久々に手を組んだりと、ラストに向けて展開が
加速しているのは良い感じです、出来ればラストが拘束されていた理由も少しは知りたかったですけども。
あぁ、何故かアーチャー生きてたのには笑いました、なんで生きとんねんと。



鋼の錬金術師   第44話 「光のホーエンハイム」
主役はロス少尉、ちょっと今回は可愛かった。
ようやくというか、ここにきて遂に謎や伏線の答えを描き始めた今回だったわけなんですが、なんというか、
展開的には40話台に入って俄然勢いと面白さが増してきているのでソレは構わないんですけども、原作同様、
謎や伏線の答えが一番最初に「どうせコレはこういう事やろ」とか誰しもが軽く思い付く様な考えがそのまま
伏線等の答えになっているのがほんま、悪い意味で良くない気がします。
勿論、伏線がまんまの答えであっても面白かったり、伏線の答えが予想もつかないが理に叶った実に巧妙な
意味だったにも関わらずクソみたいな内容だったり、別に伏線如何で物語の質が変わるわけではありませんが、
例えば今回の様に、実はダンテが諸悪の根源である「お父様」だった、というのを冒頭で早速紹介しておいて、
「父親とライラは同じ香水を使っている」「香水で腐敗した肉体の匂いを消している」がイコールで結ばれ、
挙句に今回のサブタイと照らし合わせれば、ようやく明かされたお父様が、実はホーエンハイムが光のお父様、
ダンテが闇のお父様と、予測どころか、伏線と合わせて伏線の張り方が下手なのはどうかな、と思いました。
「あぁ、そうなんや!」という驚きではなく、「どうせこうなんねやろ」と脳裏を掠めた考えが余裕で答えに
なりそうな辺りがどうも、もうちょっと面白くすれば良かったのではないかなーと。
或いは、エドがリオールでライラの香水を嗅いだ時に独白で「嫌な匂いだぜ…アイツと同じ…」と入れたり、
第一話の冒頭で母親を錬成する時に「にしても相変わらず香水の匂いがキツイよな」など、こちらも伏線としては
機能しないレベルの丸分かり状態ですが、それでもいきなり今回ホーエンハイムも香水を付けてた事実が発覚、
この場合は「香水使用の話を入れる箇所が無かった」からなのか、「後付け設定の為に急遽入れた」のか、
どちらか分かり辛いので、もう少し計算して展開させてもらいたかったところです。
最も、謎が謎になってないだけで物語の面白さには変わりないので構わないんですが、原作はクソやが。
ところで、今回ようやくエド達もヒューズ中佐の死を知ってしまったわけですが、大佐がエドに教えず、
ウィンリィも最近知ったのにだんまり、その事にエドはキれて、周囲の人間は大佐にはヒューズとの約束が、
とかクソみたいな理由を口にしていましたが、個人的にはこの大佐の考えはどうかなと思います。
大佐がヒューズとの約束を理由にエド達に教えなかったのかは定かではないのでアレなんですが、
前回ラスト、エド達が自分の元に戻らずに逃亡した事に激怒した、そんな事実が大佐にはあるわけですけども、
コレは勿論「自分が何とかしてやるつもりだった」「自分が信頼されてない事に憤った」とか、そういう理由が
少なからずあるからとは思うものの、結局大佐がエドにヒューズの死を教えなかった事と理由は同じですよね。
エド達は賢者の石を探しているしヒューズの死を教えるには時期が早い、というのが恐らく教えなかった理由。
大佐の元に戻ると迷惑がかかるから故郷に戻って静かに暮らす予定、お互い相手を思いやっての行動なので
どちらも文句を言う資格は無いんですが、大佐もキれんねやったらヒューズの事ちゃんと話しとけと。
まぁ、エドなんか未だに賢者の石手に入れたのに黙ってるので、エドこそ文句言う資格無いんですが。
さて、今回はロス少尉がやたら気合入ってたり、ラストが捕まってる理由がやはりエド達見逃したからだったり、
お父様の正体が判明したり、大佐達が大総統はホムンクルスである真実を知ったりと、実に色々ありましたが、
正直展開だけ見てても分かるようにウィンリィほんま要らんようになってきましたね。
シェスカが真実をエド達に伝えたり、エド達を慰め励ます役も出来る、機械鎧なら正直ウィンリィでなくとも、
軍に行けばどうせ機械鎧の権威みたいな錬金術師居るでしょうし、エドを成長させる女性ならロス少尉で十分、
ちょっとほんま立場無い女が一人居たわけです、個人的にキャラも声も嫌いなので別にどうでもいいんですけど。
むしろ、大佐が軍を止めに戻って大総統の正体を見極める為に動いた、ホークアイ中尉はエド達に敬礼したと、
この二人の死亡フラグ立ちまくりの状況がごっつヤバイ気がします。
普通に考えれば、ホークアイ中尉は大佐の危機を命懸けで護って死亡という感じなんでしょうけど、この辺りで
アームストロング少佐がどう絡んでくるのかが気になります、まぁ、最近の展開見たら大佐達死ぬ思いますが。



鋼の錬金術師   第45話 「心を劣化させるもの」
展開早すぎ、ちょっとダンテライラがエロイかなと。
三者三様の視点で物語が描かれていたわけですけど、個人的には微妙というか、詰め込みすぎかなと。
本来60分で描くはずの事を30分でイけるように詰めこんだ、とかいう感じの印象でした。
別に詰め込みすぎでもそれ程文句があるわけではないんですが、間が一切無かったり、ウィンリィとシェスカの
掛け合い等を数分に渡って入れたりしていたので余計気になったというか、今回は慌しい風に思えました。
ソレはこの際置いておくとして肝心の本編展開、エドはホムンクルスとの戦闘に備える為にお師匠様に
子供の遺体貰ったり、前回ラストで母親の墓漁ってたので遺骸取ってきたりで普通な感じ、アルに錬金術を
使わせまいとしておきながら連れてくる辺りが色んな意味で理解出来ませんが、アルはタッカーに賢者の石の
使用法を聞きに行ったりしててエドとは違い面白そうな展開、ニーナはちょっとやりすぎや思いましたが。
ホムンクルス側は400年前の魔女狩りがどうのこうのと設定的に無理ある気がするせいで微妙。
ラストとグラトニーが離反しそうな展開なのは良いんですが、エド同様展開が読めすぎるのがどうかなーと。
大佐は大勢の上官の前で秘書官の様々な疑惑を大総統に直接振ったりで中々、死亡フラグ立ちまくりの
展開なので一番期待出来ます、どうでもいいけどエンヴィー何処行ってん。



鋼の錬金術師   第46話 「人体練成」
ホムンクルス統率悪すぎ、せめて管理ぐらいしとけと。
テンション高いというか、話数が話数なだけに物語が一気に進行しているのでかなり面白かったです。
ラストが裏切るのは子安さんキャラ登場時にほぼ確定していたようなものですけど、一応死なずにエド側に
寝返ってくれて良かったです、死相漂いまくりなのが心配ですが、まぁ、グラトニーが守ってくれるでしょうし。
最悪の場合、劇場版Xのように援護に入って死亡したグラトニーの姿に動揺してラストも一緒に殺されるとかいう
無駄死にの状況が形成されるかもしれませんけど、とりあえず最近の展開を見る限り大丈夫かなと。
アルの体が削られてニーナの身体は復活したり、久しぶりに出てきたエンヴィーが実はホーエンハイムの息子で
あったとかいう反応に困るネタバレがあったりと、今回も物語が一気に進んだのが好印象でした。
一方、ダンテライラやラースなど、話が進む度にDQN化していくキャラがヤバイですね、言動的にクソすぎる。
エドのお師匠様に対して「私の見込み違いだったのかしらね」とか調子こいてホザいてましたけど、
どういった作品であろうと必ずこういうタイプのセリフは存在するものの、コレって「見込み違い」では無く、
この場合ならダンテ自身が「勝手に勘違いしてた」なんですよね、元々お師匠様は人を助ける性格、
それを同じ家で錬金術の何たるかを学ばせておいて見抜けなかった、固体の本質を見抜けなかったダンテが
全て悪い、ソレを土壇場でどういう人間か分かってしまって勝手に「見込み違い」と、お前ナニホザいてんねん。
ラースはラースで自分の手に負えないからといって偉そうにラストに命令したり、実力で勝てないからか
エドが用意したラストの遺骸を使用してラストにトドメを刺そうとしたりと、両者共に中々のDQNっぷりでした。



鋼の錬金術師   第47話 「ホムンクルス封印」
全体的に色調が薄かった、むしろラース封印してほしかった。
まぁ普通というか、他サイト様や鋼スレを見ていると異様に盛り上がっていたり、面白かったという声が
多かったんですが、個人的にはそんな腐る程の良さは感じませんでした、むしろ最終回へ向けて詰め過ぎ。
スロウス封印時の化学変化の辺りは、俺は理科は全然ダメなのでいちいち調べて合ってるかどうかの確認は
していませんが、中々考えているとは思いましたが、二番煎じの手法で簡単に殺られるラスト、アホを通り越して
壮大なギャグでスロウスを動けなくして殺す原因を作るラース、そもそもアニメのオリジナルキャラの分際で
原作当初から登場し続けているラストを殺すラース、最後に何故か出てきたウィンリィと、全体的に正直どうかと
思う描写が目立ったのが残念でした、アルもエドの邪魔ばっかしてて何か言動の不一致がありますし。
流石にラストがあれで死んで、それでほんまに最終回までラストのエピソード無いとは思えないのでまだ
いいんですが、ちょっと真面目にラースどうなんかなと、普通にウザイだけなのではよ死んでもらいたいですが。
結局スロウスもナニがしたいのか今イチ分からん終わり方でしたし、話の関係上消化不良が目立ったのが
残念というか、ラストとスロウス、エンヴィーとラースなど、キャラ被ってる連中は不運やなと。
今回はまぁ、実に20数話ぶりに歌verのブラーチヤが使用されただけで満足でした、ブラーチヤ名曲すぎる。



鋼の錬金術師   第48話 「さようなら」
各者死亡フラグ立ちまくりの展開、特に大佐と師匠がヤバすぎる。
前回ラストに出てきたウィンリィが、エンヴィーの化けた状態だったというのには何故か心底安心しましたが、
エンヴィーってウィンリィとエド達が仲良くしてるのを知ってたのかが気になります。
まぁ、そんなんどっかから眺めてた、で十分なんですけど、エンヴィーはエドを嫌うというか憎むというか、
相当ホーエンハイムとの事で様々な確執があるので、楽しそうにしてる光景だけでムカついて攻撃してまう、
そういう気もするので、なんで彼がウィンリィの事を知ってたのかが疑問です、ちゅーか別に変装せんでも。
相変わらずラースがDQN発揮しまくりだったのはともかく、今回の目玉はアーチャー中佐でしょうか。
大佐がエドと握手したり、師匠がラースと再会してエドの為に本部に残ったり、確かに色んな死亡フラグが
目立って怖いモノはありますが、なんかもぅほんまな、キメラを通り越したごっつい格好になってたのが良い。
ちゅーか真面目にアレはどうなんでしょうね、もうちょっと何とかしようがあったと思いますが。
何にしてもアレです、PC修理に出す直前に見て、既に昨日放送分まで見てるから感想書き辛いでごわす。



鋼の錬金術師   第49話 「扉の向こうへ」
ダンテライラが何かエロイ、てっきり例のED曲でも使うのかとばかり。
中々現状の世界批判してる含みを持たせた内容なのは良かったんですが、ちょっとラスト展開イカれすぎかと。
「頑張っても必ず報われるわけではない」といった具合に、本作の基本理念でもあった等価交換を否定する
メッセージが強調されていたり、ラストを捜し求めるグラトニーやら、ライラと論争するエドなど、
十分に見応えのある内容だっただけに、何故最後いきなりあんな世界に飛ばされたのかが不鮮明で残念。
最後の突飛な展開以外は概ね良かったので問題は無いんですけども、ここにきて大総統の息子を登場させて
視聴者に大総統亡き後の息子を不憫に思わせる演出も良かったですし、エンヴィーが活躍してたのも良かった。
ダンテは言動が気に入らないので嫌いなんですが、今回の等価交換についての言葉や、ここ最近あまりにも
蔑ろにされていたエンヴィーが日の目を見たりで中々のモノでした。
強いて言えば、メッセージ性のみ強すぎたウィンリィや、無駄にエロイ仕草のダンテライラを描く意味が知りたい。



鋼の錬金術師   第50話 「死」
今回は次回予告無し、SEEDの続編の予告は空気読まなさすぎ。
とりあえず何と言いますか、飛ばされた世界は扉の向こう…つまり監督的には「現在の地球」であるとでも
言わせたいかのような戦争描写なのは皮肉というか、設定としては上手い具合に出来ていて良かったです。
まぁ、R.O.D -THE TV-見た以上は時間の逆行したロンドンのパクりネタとしか思えなくて二番煎じでしたが。
扉の向こうに肉体で来たホーエンハイムが戻れない為、扉の向こうの世界で天寿を全うして死を迎え入れる
事にするというのは正直、エドは心情的に「父親を死なせたくない」という気持ちで「何とかしてやる」と
言ったのだと思うんですけど、ちょっと「この世界で死ぬ」はホーエンハイム勝手すぎるんちゃうかなと。
あれだけ過去に賢者の石の為に大量の人命を奪っておいて、ほんで自分はエドの母親を愛して子供作る、
挙句に最後はダンテ封印に失敗して別の世界来たら「この世界で死ぬ」とかほんま、自分のした事に対する
責任を放棄したのはこの際どうでもいいんですよ、どうせ責任取るつもりないでしょうし。
ただ、勝手に自分でなんかして、それが失敗して別のとこ来たら余生過ごすとか、流石にナメすぎちゃうかと。
個人的にはホーエンハイムの最後の扱いが適当というか、ちょっと納得いかない終わり方だったのであまり
気に入りませんが、ラストを求めて彷徨うグラトニーがダンテライラの都合で意識抹消、命がけでタイマンへと
持ち込んだ大佐と大統領、相変わらずしつこいラース、ようやく出たエンヴィーの素顔、刺されるエドと、
ホーエンハイム以外の部分が面白かったので良しとします、まぁ、刺されるエドはある意味予想通りというか、
やっぱそういう展開しかないかといった感じではあるので意外性は皆無でしたが。
今回は久しぶりに出てきたヒューズ中佐や、母親の顔の状態でも顔面殴りつけるエドが素晴らしかったです。
ただまぁ、エドが扉の向こうから戻ってきた理由が希薄というか、宿主が死んで戻るなら、何故ダンテライラは
わざわざそのような中途半端な世界へエドを送り込んだのかが分からなかったので残念でした、理由が無い。
次回で最終回なわけですけど、賢者の石使ってエド復活、アルも役目を終えれて元通りとかは寒いから勘弁。



鋼の錬金術師   第51話 「最終回」
遂に最終回、作画は並で実際には今回サブタイ無かったです。
とうとう鋼も最後の回を迎えてしまったわけですが、流石に展開の関係上詰め込みすぎかなーと。
確かに上手い事纏めてあるとは思うんですけど、続きは映画で描くという逃げ道があったせいか、ちょっと
伏線等や微妙な点を放置して終わった感が否めないのが残念でした、展開的に不自然な点も多いですし。
山間の車道で事故った後、数分で大総統宅に自力で戻っている大総統の息子、ホークアイ中尉を振り切って
大総統宅に着いたアーチャーを走って追うホークアイ中尉、アーチャーは徒歩なのに何故かホークアイ中尉は
走って追いかけてたのに追いつけなかったり、肩を狙撃して殺してたのに大総統宅まで発砲しなかったり、
門の向こうに自力で行って恐らく生存しているのに出てこないエンヴィー、生死不明のまま消えたダンテライラと
グラトニー、記憶や様々なモノを引き換えにしただけでアルを練成出来た事実、練成後に何故か手足を再び
失ってしまった事実etc、時間の関係で消化不良のままのネタが多かったのが残念です。
まぁ、生死不明のホムンクルスは全て映画の方に回すつもりなんでしょうけど、出来ればエンヴィーだけは、
ホーエンハイムとの確執の決着だけはつけてもらいたかったです、多分映画でエンヴィーが殺す思いますけど。
Bパート開始時にいきなりブラーチヤ使用されてたのは実に泣けましたし、映画への布石を除けば全体的に
最終回として考えればよく纏められていたとは思います、きちんと各キャラの後日談も描かれていましたし。
後日談を見ていて思った事としては、ロゼがアル達の村に住み、シェスカが目出度く軍に復帰したのは実に
良かったんですが、大佐の処遇どうなってるんでしょうね、一応「マスタング准将は」という手紙の一文が
あったので、戦時中の特別昇進のままの状態のようですけど、仮にも大総統が行方不明、北方前線で指揮を
執っているはずなのに行方が知れず何故か目を怪我して入院、どう考えても大佐の行動は怪しいですし、
現状で「大総統がホムンクルスだった」という物的証拠は一切無い、頼みの綱のエドは消えてしまいましたし、
大総統の信頼と権威は軍内部では圧倒的に支持されていると、ちょっと大佐の処遇の描写が適当かなと。
色々と語りたい事や気になる事は多々ある終わり方でしたけど、面白かったです、久々に面白い4クールアニメ。
個々で見ればミスも恐らくあると思いますが、世間では賛否両論あるオリジナル展開、個人的には漫画より、
アニメでの展開の方が遥かに面白かったので正直ほんま、近年稀に見る良作だったと思います。
グロイ描写をしっかり描いていたのもポイント高いですし、最終回に近付くにつれて様々な中身のある会話が
交わされたのも非常に良い感じでしたし、何よりキャラが活きてたのが良かったです、面白かった。
ただ、やはりホムンクルス達の最期がちょっと適当すぎる気がするのと、予想通りウィンリィの存在がクソ以下の
扱いだったのが心のこりです、ラストの死に方や、ウィンリィ自体の存在価値がマジで薄かった。
来夏劇場版公開ですけど、妹と一緒に見に行こうと思います、出来れば単品上映で二時間希望。
安易な展開にせず、ホーエンハイムとエンヴィーの問題はしっかり描いてもらいたいです、マジで期待。


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