銀盤カレイドスコープ

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銀盤カレイドスコープ   第01話 「100億ドルの女」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

初回にも関わらず作画が微妙で、予告を見る限り二話の方が一話より綺麗な作画、という世にも珍しい出だしを切った
本作ですが、個人的には結構面白かったです、タズサを川澄さんが担当しておられたわけですけども、久々に、
個人的には久々に川澄さんの役で意外性があるというか、言葉のニュアンスがアレですが上手いな、と感じました。
例えば前期放送分のおくさまは女子高生でやっていた麻美なんかは、もぅ正に川澄さん、という感じだったんですが、
逆に言えば意外性や演技面での「こういう事も出来るんや」という驚きは無いわけじゃないですか、安定すぎて。
ソレで考えるとタズサは、他の方がどう感じられたかは分かりませんが個人的には良いなと思えたので中々良好。
内容の方としてはフィギュアスケートなのかネタに走る笑いがメインなのか、流石に前者でしょうが一話だと笑いに走ってる
印象が強かったですが、「さぁ…見なさい…このあたしを!100億ドルの美貌の持ち主、桜野 タズサ様を!」は吹いた。
未だかつてそんな偉そうなスタートを切ったスポーツ選手見た事無かったので、この時点でエエもの見せてもろたなと。
それで、「貴女…まだ笑えないの?」とオバハンが嫌味たらしく言ってましたけど、実際フィギュアスケートって、
プログラム中に笑えば加点されるものなんでしょうか、ルールに詳しくも無ければ、失礼ながら見ても上手い下手の違いが
然程分からず俺みたいな偏屈な性格の者にしてみれば、むしろ真剣な場で笑顔レベルでも笑う方が鼻につくというか、
正直気になるんですけども、良く言えば余裕があるんでしょうけど、悪く言えば「笑う暇があれば気合入れろ」ですし。
まぁ流石に笑わなければ減点という事は無いでしょうけど、その辺りどうなのかなーと。
純粋に演技だけで評価してるわけじゃない、という風に取る事も出来るので、そう考えると表情は採点外やろう、と。
他はマスコミのウザさでしょうか、コーチも「後日記者会見で〜」と言ってるのに、全くの無視で車に乗るまで、本人に
許可も取らず写真撮りまくり、ケンカ売ってるとしか思えないような質問の仕方、しかも学校への登校時も通学路に張って
インタビューする構えと、芸能人やらの知名度高い人物にプライバシーは無いとよく言いますけど、むしろマスコミ側に
常識が無さ過ぎる、報道の自由とか以前に、常識で考えて記者会見の場まで質問を待てないのかと。
あとはピートですか、展開からすれば冒頭の、タズサのプログラムに合わせて飛行していた、演出的にリンクしていた
事故った戦闘機?のパイロットでしょうか、シナリオと演出を絡ませてるのは上手いなと思いました。
ただ性格が悪い意味での今時の男だったので、正直今のところピートだけ個人的に気に入らないかなーと。
タズサに「なんで出て行かへんねん!」みたいなツッコミをされた時の返しはまるで面白くないですし、今回の態度を
見る限りだと、勿論仕方無いですし不可抗力ではあるもののタズサの中に入ってしまった事を悪いとすら思っていない、
俗に言う「読者にひたすら嫌われるのに主人公と最後はラブラブになる男」というタイプだったのがウザかったです。
今後どうなるかは分かりませんけど、個人的には見てて色々楽しめる部分が多かったので次回以降にも期待。



銀盤カレイドスコープ   第02話 「キーワードはトマト」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

今回も面白かったのは大変結構なんですが、ほんまこのアニメはマスコミに何か恨みでもあるのかと思う程に
マスコミの嫌さが無駄に上手く表現されていたのが印象的です、こういうの見てると芸能人はほんま大変やな思います。
タズサ曰く、自分が世界選手権で17位になったせいで日本の出場枠が二枠から一枠になった、マスコミは勝手に三枠は
取れると思ってたからスケープゴートとしてタズサを叩くようになった、と言ってましたが、やっぱりフィギュアとか
よく分からない人間からすれば、むしろ一枠でも上手い人が一人出れる事には変わりないわけですから、
ミスをしたとはいえ一人は絶対出れるのにナニが問題あるねん、という気はしますよね。
至藤が怪我して世界選手権に出れなかったのは、至藤にとってもタズサにとっても可哀想な事かもしれませんが、
ソレもよくある「体調管理もプロの仕事」とか、本人の意思と関係無い事まで文句言われるんですから、残念ながら
マスコミに言わせれば至藤が悪いはずなのにタズサのみ徹底的に叩くと、後程新田が言ったようにミスをするまでの
成績は非常に良かったのに過程は一切褒めずミスのみを重点的に叩くというのは、そんなにタズサをイジメたいんかと。
それに、仕事なのでイヤでも上から記者会見に出席してこいと言われたら行かないわけにはいかんのでしょうけども、
マスコミはタズサの事嫌ってるはずなのに記者会見は満席になってるとか、コレもほんまアホみたいな話ですよね、
マジで嫌いやったら全員で無視すればいいのにしっかり出席する、つまり叩きたい、子供みたいやなと。
嫌味な質問が出たらお偉いさんのオバハンが「その質問はいきすぎです〜各所というのはどこですか?」と素で
返事を返したら「撤回します」の一言で終了、コレ真面目な話この記者素で退場でしょう。
態度悪いとか以前に、勝手に自分らが思ってる言葉を「各所」なんてあやふやな表現で誤魔化したのは誰が聞いても
明白なのに、記者側はどんな文句や嫌味を言っても注意されるだけとか、何故質問する側はナニしてもOKなのかと。
で、「アグレッシブに攻めた結果、たまたまああなった」とタズサのミスを、むしろ積極的に頑張ったからこそ生じた
一度のミスとして新田が発言してましたけど、逆にこの発言も凄いですよね、確かに実際言う通りの事なんでしょうけど、
ああいう場で若い記者が、現状槍玉に挙げられているタズサを擁護…言葉は真実なものの叩く側からすればタズサの
味方をするウザイ新人記者、じゃないですか、そういうのはすぐ影で嫌がらせ受けるでしょうに擁護と、偉い。
そんな新田、実際日本のフィギュア界の事を思って、マジで利益無視でタズサと至藤を会わせたのだとしても、
やっぱり心情的には気に入らないですよね、特にタズサみたいにプライドが高い…というか、挑発と分かってても
ケンカ売られたら間違いなく更に大きな態度で挑発し返すタイプにとってみれば、こういうやり方で二人を対面させる、
それだけは絶対許せないでしょうし、ある意味記者会見の場では一応助けてもらってるので何とも言えませんが。
いやほんま、マスコミについての批判しか書いてませんけど面白かったです、オチにはめちゃめちゃ笑いました。



銀盤カレイドスコープ   第03話 「トリプル・トラブル」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

タズサとピートの絡みが良い感じでした、絡みというか、初めてタズサがピートの言葉を前向きに受け止めて良い感じ。
「アンタのおかげで期末テストは何とかなるものの、HNK杯自体はあたし自身の問題だから」とか、早速、
マジでピートにテスト任せる辺り微妙に鬼ですが、流石にフィギュアに関しては当然自分の事なのでピートに頼ったり
文句…は多少言ってましたけど基本的に自分自身で考えて行動、八つ当たりした事に関してもきちんと、
「我ながら大人気無かったと思うわ、あなたに八つ当たりするなんて」と謝る辺り偉いなーと。
展開の関係上、まず競技失敗→落ち込む or ピートに八つ当たり→冷静になる→ようやく謝罪、という風な流れに
なるかとばかり思っていたので、良い意味でプライドの高い性格だったのが好印象です。
至藤 響子のプログラムを見ない点に関してはある意味安定ですよね、至藤 響子がミスろうが完璧にこなそうが、
見た以上は良くも悪くも意識してしまい力が入るので、「彼女の結果は問題じゃない…ちゃんとやれるかどうかは、
私自身の問題よ」とタズサ自身が言うように見なかったのは正解やなと。
そして自身のプログラムでミス、イメージ出来なかった通り結局失敗して、最後部屋を退室する際、肩を震わせ下唇を
噛むタズサに「…やっと分かったよ、二度ある事は三度あるの意味。確かに、二度ある事は三度あった。でも、
三度の悪い事は全部終わったんだよ、だから次は大丈夫だよ、イイ事が待ってる」とピート、お前なんてエエ奴や…(´Д⊂
その言葉にタズサは「…OK、ピート、その解釈は素敵かも。次のテストは現代国語もよろしく頼むわ」と笑顔で返答。
「勿論だとも」「帰るわよ」で部屋を後にして今回は幕、非常に良いラストでした。
プライドが高い分失敗したのが余計ショックでしょうし、予想通り三度目のミスが現実のものとなってしまった以上、
温かい言葉をかけられると心では理解していながらも言葉では反論してしまうのに、きちんとピートの言葉を笑顔で
受け止め調子を取り戻すタズサ、ピートもタズサも、今回は二人とも非常に良いキャラしてたなと思いました。
けどホント、こういう時自分の中に、ピートみたいに別の人間が居れば便利ですよね、励ましてもらえるとかではなく、
考えが読まれてる以上、ある意味信用して何でも話せる人間が常に一緒に居る事になるわけですし。
相変わらずマスコミの態度が悪かったのが気になりましたが、今回はタズサとピートのコンビが良かったので好印象。



銀盤カレイドスコープ   第04話 「驚愕のフリープログラム」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

良かったです、どこがどうとかではなく全体的にバランスが良かったというか、爽快感を感じれる展開だったなと。
タズサが滑ってる最中にいきなり予定を変更して難度の高い技を組み込こんでくるというのも熱いですし、結果的に
順位の上では至藤 響子に負けて四位だったとはいえ、フリーの印象自体はタズサの方が上だったと周囲も認める、
単純ながら見てて良い感じでした、タズサのピートとマスコミに対するキレっぷりもナイス。
ピートとの相性が良かったのは相変わらず良かったとして、個人的には至藤 響子をもう少し掘り下げて欲しいな、
という感じです、性格的には今のトコロ無難な感じ、にも関わらずタズサに追い抜かれるか心配で調子を見に来る、
ある意味当然かもしれませんがフリーのプログラムはタズサと違い無難なモノに抑え前日点と合わせ上位入賞。
圧倒的にフィギュアとしての実力があるわけでもなく、性格的に嫌味だったりイイ人だったりするわけでもない、
今の印象だと、悪い意味でキャラが薄すぎるのでもう少し何か欲しいなーと、タズサが濃いだけに余計薄く見える感じ。
ところで監督、嫌味なのは毎度の事なものの「貴女今日中々良かったんじゃない?」とタズサの実力を褒め、
「私は至藤さんより、貴女のフリーの方が上だと思ってるのよ。私個人の意見としてはね」いきなりエエ奴になったなと。
実際タズサの方が難度の高い技を決めていたので事実その通りなんでしょうけど、この場合、実際だとどちらが代表に
選ばれるんでしょうね、ミスが無く安定してる至藤 響子、ミスが多いものの一度素晴らしく良い成果を出したタズサ、
流石に代表として選ばれるのは、多少レベルが低くても安定してる方を選ぶでしょうから至藤 響子になるんでしょうけど、
こういうの見てると何とも言えんなと、翌日の新聞でデカデカと至藤 響子が代表入り確定せず、とか書くのも止めたれと。



銀盤カレイドスコープ   第05話 「一人でデート」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

内容も作画も結構良い感じでした、作画に関しては良いというより、タズサの良さが引き出されてた感じ。
ようやくの休日展開、ピートにデートと言われて赤くなったり、外人の子供が迷子になってるのを見て見過ごそうと
したトコロ「英語なら話せるから任せてよ」とピートに言われ赤面しながら「日本人は奥ゆかしいものなのよ」
と誤魔化したり、今回のタズサは非常に良い感じでした、珍しく喜怒哀楽の怒以外の表情が見れて中々良好。
一方ピートもアビエイターだった事をタズサに告げ、ピートの行動も映画のアビエイターを見たり航空関連の雑誌を
見たり、最後にどこへ行くのかと思えば飛行機の離着状況を見たりと、実にらしい描写で良かったです。
個人的にはもう少し二人が普通にデートしてる展開も見たかったですけど、尺を考えれば上手い具合に纏めたなと。
ところでタズサが夜の11時になっても帰宅していない事に「全くタズサのやつ、練習が休みになったからって
こんな時間までどこをほっつき歩いてるんだ!」とコーチは激怒、ヨーコは「まだ11時じゃない、小学生じゃあるまいし」
と平坦な反応を示してましたけど、個人的な意見だとコーチに納得かなーと。
特にウチの場合、ありえない事に高校生になっても門限6時とか鬼の戒厳令が敷かれてた事もあって、やはり遅くまで
帰宅しないというのは必要以上に驚いてしまうんですが、それでも夜11時はやっぱり遅いにも程がありますよね。
女子高生がそんな時間に帰宅してない、というだけで余計心配してしまうのに、連絡が無い事が更に心配。
最後に監督、リアがプログラムに使用する曲がタズサと同じだとコーチに電話してきてましたが、この監督何気に
前回から好印象な行動が多いですよね、流石に曲が被った事ぐらいは報告してしかるべきかもしれませんが。
そんなリアの能登さん、ロシア語が違和感ありすぎでした、特に今回はロシア人親子が流暢な喋りを見せてたり、
同じロシア人という事で、別作品ですが高乃さんが声質の関係もあって非常に上手いロシア語を話されていただけに、
やはり能登さんだと、他の事も含めて今イチやなという印象を受けてしまいました、通常の喋りはまだ分かりませんが。



銀盤カレイドスコープ   第06話 「チェンジ!」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

初めてコーチにまともな出番が用意されていたのが印象的でした、飯でステップを表現する辺り無駄に熱い。
内容的には無難に良い感じだったので特に感想として書く程の事は無かったんですが、今回は前述のコーチやミカ、
監督との舌戦等、サブキャラに見せ場があったのが良かったです、コーチに初の見せ場、というのも確かに
感慨深いものがあるんですが、よくよく考えればミカとか今までマジで「タズサの友達」のポジションだけで
描かれていたので、今回は衣装を制作したり「あたしの性格ぐらい分かってるから」とタズサに信頼を寄せられている
描写があったりと、中々良い感じだったのではないかと、ヨーコだけは相変わらず微妙な扱いでしたが。
えー、まぁ良かったので書く事が特に無い為次回に期待、フリフリの衣装は可愛い通り越して…確かに可愛いとは
思うんですけど、フィギュアって別に衣装までは点数の対象になりませんよね?詳しくは知りませんけども。
でも、実際評価する人達は衣装や音楽、表情等も無意識に加点するでしょうから、そう考えるとこういう衣装で
プログラムに臨むのは微妙にセコイんじゃないかなーとか思いました、タズサの場合状況的にリアと曲が被る等の
不利な点が多いので問題無いですし、性格的にこういうの着なさそうなのでイイんですが、何となく微妙な感じ。
むしろ予告を見る限りだと次回の作画が崩れまくっていた事の方が問題、予告映像だけだとかなりヤバそうな感じ。



銀盤カレイドスコープ   第07話 「氷上のウエイトレス」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

タズサのプログラム中の映像が色んな意味でハイになってたのが印象的ですが、個人的には結構面白かったです。
感覚面に頼りすぎな気はするものの、タズサが初めて楽しくプログラムに集中してるというのも良かったですし、
普通に笑顔が出てて可愛かったというのも好印象、至藤 響子も今までと違い、タズサが完全燃焼してるのを見て何か、
自身の中で火が付いたのか普段とは違う演技状況に、タズサにも賞賛の言葉を浴びせると、中々良い感じでした。
まぁその至藤 響子がプログラム中に笑いすぎだったのは気になりますが、今回は全体的に面白い内容で良かったです。
けどホント、タズサの衣装は非常に目をひきますよね、タズサの場合似合ってますし、この衣装のおかげで吹っ切れて
笑えてた部分もあると思うので意味はあったものの、よくよく考えれば、浮く可能性高すぎる衣装やったなと。
他の部分だと、今回はタズサのプログラムに集約されていたので感想という程の感想は無いんですが、コーチが無駄に
笑えるセリフを喋ってくれたのが良かったかなと、アレを横で聞いて吹かないタズサは偉い、俺なら殴るかもしれん。
次回はマスコミに叩かれる展開みたいですけど、内容を見ない事には分からないものの、きちんと演技上でタズサは
良い演技をして評価されてるのに、ソレを公に叩くというのがほんま、相変わらずマスコミの悪い面の描写が上手いなと。



銀盤カレイドスコープ   第08話 「マスコミ戦争」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

相変わらずマスコミと、副会長に関しては役所みたいなものでしょうか、役所のクソっぷりまでが見事に
表現されていて良い感じでした…とか冷静に思う前に、流石に今回のタズサに対するナメた糾弾は酷すぎですよね。
少々展開を重視しすぎてるせいか、普通にタズサが「この私のどこに、この国のスケート全体の印象を悪くするだけの
影響力があると?」と質問したら「馬鹿者!」と怒鳴りつけてちゃんと説明しなかったり、代表に選ばれた事に対して、
「選ばれたからには、それらしく振る舞ってもらわなければ困るというわけだ」と意味不明な事をホザく副会長。
挙句にタズサが正直に「そちらも、メディアの誹謗中傷の片棒を担ぐようなマネは」と言うのを無理に遮って、
「さぁくらのぉぉ!!お前はやっぱりカスだぁぁぁ!!!」とか、いや正直コレはちょっとおもろかったですが、
こういう副会長の言動にコーチや監督、果ては会長までが一切不審に思わないというのは流石に変ですよね。
まぁこういう頭の悪い…というかはっきり言えばアホなんですが、アホなヤツには考えが及ばないんでしょうけど、
こんなやり方でタズサの日本代表を取り消して至藤に移しても、結局至藤ならそれぐらいすぐに分かるでしょうから
至藤はタズサに対してまず申し訳ない気持ちで代表を辞退、という事になるのが何故分からないんでしょうね。
会見時のマスコミによる理不尽な責め苦に関してはアレなので書きませんけど、個人的に「ん?」と思ったのが、
「みんな思ってるでしょ、代表には至藤選手の方が相応しかったって」という記者の言葉です。
コレは普通におかしいですよね、少なくとも今回のプログラムだと至藤は最初無難な演技で構成、最後はタズサの熱気に
当てられて自分も普段とは違う事をやってしまいミスが目立つという状況、タズサの方が最初にミスをしたとはいえ、
結果的に順位を無視すれば露骨にタズサの方が今回は「結果として良かった」わけじゃないですか、順位は無視で。
過去の経歴や実績は関係無く、その時の状況が全てを左右する代表選考で無難な演技とミスを見せた至藤の方が
タズサを上回ってると思うファンは流石に少数派でしょうから、いくらタズサを無理矢理追い込む為とはいえ、
このセリフは違和感があるなーと、展開優先でしょうからともかく、このセリフが出たら逆に冷静になる気が。
ただ、冒頭で「実績とか安定感とか、至藤さんの方が上だと思うんだけどねえ?」という記者の言葉があった事を
考えると、やっぱり上の方の人間というのは安定度の高い選手と無難な選手、が優先なんですよね、何となく複雑。
ところで新田、離婚の件を持ち出され涙を流しそうになってるタズサに、「桜野選手、えっと…桜野選手が、
演技開始直前に何か喋っている所を何度か見かけたんですが、アレは何を言っているのか、教えてもらえませんか?」と、
普通に今までの空気を払拭する何気無い明るさで質問、エエヤツすぎて涙が…(´Д⊂
あとどうでもいいようで非常に重要な事なんですが、次回予告の作画が大変な事になってたのが極めて心配です。



銀盤カレイドスコープ   第09話 「トライアングル・ラブ」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

非常に良い感じでした、作画も綺麗でしたし川澄さんも今までにないくらいタズサにハマってて一体化してる印象、
内容的にも笑いやスキャンダル、真面目な展開と色々入っていたのにテンポは良かったりと、実に良い一話でした。
けどアレですよね、相変わらず学校へ行く為に家の門を出た直後にマスコミから質問攻め、写真は勝手に撮るわ、
まだ歩きながら質問なら多少は考えてると取れるものの、露骨に周囲を取り囲み通学すら出来ない状況を平気で作ると、
本作は毎回マスコミが如何に常識を持っていないか、がリアルに描かれてますよね。
そんな苦労しているタズサを新田が車に乗せて学校へ移動、学校へ着いた際に隠し撮りしてるカメラマンが居ましたが、
実際、まぁまたしつこくも同じ話で申し訳ないんですがナニ考えて撮影してるんでしょうね、普通に異常。
芸能人、或いはタズサみたいに知名度のある人物にプライベートは無いとかよく言われてますけど、はっきり言えば、
もはや言うまでもなくこういうのは完璧な盗撮じゃないですか、日本代表のタズサがフリーのライターと密会、という
スクープがどうとか以前に盗撮、売り込んだらしく夕刊では既に記事になってましたけど、コレ犯罪やないかと。
例えば撮影したのが下着等であれば流石にアレですが、日常的な場面を撮影するのが犯罪じゃないとか異常やなと。
ただ盗撮は犯罪なものの、新田も少々不注意ではありますよね、自分もライター…なので別に撮影がメインでは無いと
思いますが、同じ立場の人間なのに、ああも簡単に隠し撮りされてしまうというのは。
不注意ではあったもののタズサの実力を認めてる点に関してはホント偉いですよね、タズサの実力は確かなものなので、
ある意味認めるのは当然ですが、至藤が好きなのにタズサを認めて応援しているというのが、純粋にフィギュアが好きで
タズサを応援してるんだな、という感じで好印象でした、至藤の写真見られて慌てすぎなのはご愛嬌という事で。
そのタズサ、意外というか、恋愛方面の話に弱いですよね、ピートとデートした際も「デート」という単語で過剰な反応を
見せてましたけど、今回は新田と握手しただけで赤面、ピートが「タズサが他の誰かとキスするのは絶対ヤだ!」と言うと
赤面、実は新田もピートも好き、という可能性が全く無いわけではないですが、赤面するタズサが見れて良かったです。
今回は作画が綺麗なおかげでタズサがより可愛く見えましたし、色んな表情を見せてくれたので非常に良い感じでした。



銀盤カレイドスコープ   第10話 「タイムリミット」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

微妙でした、前回が内容も作画も良かったのに対して、今回は内容も作画も微妙というある意味アニメの王道状況。
ピートの事でタズサが色々悩む展開が必要なのは分かるんですが、あまりにも無難な展開と心理描写にしすぎてるなと。
しかもそういう微妙な時に限って作画も微妙というのが、余計印象を悪くしてしまったというか。
なので今回は特に感想も無いんですが、むしろ至藤が今後出るのかどうかだけが気になります、タズサの応援で登場、
とかはまた無難すぎるので無しとして、話数も残り少ないこの状況で果たして出番は用意されているのか、が。
個人的には至藤 響子、やはり今思い返しても、正直あまりにもキャラが立ってないと思うので何かインパクトを残して
終わってもらいたいなと、薄いけど実力はある、と考えれば、ある意味ではリアルなキャラなのかもしれませんが。



銀盤カレイドスコープ   第11話 「キス・アンド・クライ」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

作画にバラつきがあって、序盤のピート視点での展開が少々性急すぎる気はしたものの基本的には良い感じでした。
ショートプログラムでメインは次回へ持ち越しとはいえ、まさか今回で一つのプログラムが終了するとは思わなかったので、
そういう意味で考えると展開の速さに驚きはしましたけども、空港で偉そうにしてた銀髪が入賞してないのは良い感じ。
結果的にタズサはショートプログラムで二位に入賞するという好成績を残してましたけど、大会の規模や、それこそ
大会と言わず何かしらの順番がある時に「自分が一番でやる事になった」というのは相当なプレッシャーですよね。
プレッシャーに強い人なら全く気にしないでしょうけど、タズサ程に強気な性格でもやはり精神的負荷がかかりますし、
何より「一度誰かの滑りを見て」という事が出来ない分キツイなーと、逆に言えば、一番なのである意味何をしてもOK、
みたいな印象はあるものの、良くも悪くもタズサみたいな性格だと色んな意味でプレッシャーだったろうな、と。
次回が最終回なわけですけど…流石に比重としてはタズサとピートの絡みでしょうか。
今まで通り、滑ってる最中の会話で二人は別れる、でもいいものの、出来れば会話のみを重点的に見たいかなと。
フィギュアの絡む内容で今はトリノ、この状況下で滑らないとなるとアレですけど、ココ最近はタズサもピートへの
気持ちを前面に出してるので、タズサからピートへの言葉なんかを見たいなと思いました、プログラムの方は入賞無しでも。



銀盤カレイドスコープ   第12話 「シンデレラ」
(C)海原 零・集英社/銀盤製作委員会

最終回、個人的には正直微妙な感じでした、ある意味無難に纏まってますし、プログラムもピートとの絡みも、
共に「片方だけ時間割きすぎ」という事は無かったのでソレは良かったんですが、悪い意味で無難すぎたかなと。
良く言えば安定した終わり方でしたし、演技の結果は四位、ピートも最初の規定通り100日が過ぎたのでタズサの体から
消えていくという、いきなりご都合主義の展開に変更、という事には一切ならなかったので良かったですけども。
というかまぁ、第一話も最終話も、最初と最後にここまで作画の事を気にしない作品も珍しいものだなと思いました。
感想は特に無いんですが序盤でピートの言った「そうだな…一言で言えば今のタズサはまるで、シンデレラみたいだ」
コレは…また微妙な表現を使ったなと思いました、シンデレラと言われれば聞こえはいいものの、実際は魔法で綺麗な
ドレスを貰って日付変更と共に魔法が解けるので王子から逃げてガラスの靴を落とすじゃないですか。
後日ガラスの靴の持ち主を王子が探した事で最後は幸せになったとはいえ、どうも「ガラスの靴を落とす」トコまでの
過程が「シンデレラ」というイメージなので、個人的にはピートのこの例えは良いのか悪いのか分からんなーと。
ピートとの別れの際、当然ですがピートが居なくなるのを泣きながら拒否したタズサは良い感じでした。
タズサが告白しようとしてたのは分かってたでしょうに言わせず、笑って見送ってほしいと言ったのは…個人的には、
当然気持ちを共有してるというのもありますけど、口に出したら止まらなくなるので、今後のタズサの気持ちや想いを
考えてピートは口に出させず、笑顔で別れるようにしたのかなーと、実際はどうあれ、そうだと嬉しいなと思ったり。
その後二人は笑顔で別れ、ピートの消えた空に向かってタズサは笑顔で「ピート…大好きだよ」の一言で終了。
ED後に各キャラの後日談的なモノが多少ありましたけど、内容が無難だったのに対して終わり方は良かったなと。
本作の感想としては、まず目に付く作画を初めとして、常に後一つ何か足りないな、という感じでした。
タズサのキャラが良かったですし、毎週楽しく見させてもらってたんですけど、良かったけど佳作、という感じかなと。


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