LOST

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 S1 第01話〜第25話
 

 S3 第01話〜第22話
 


LOST   S2 第01話 「闇の底」
遂にS2放送開始、俺の場合はS1をAXNの本放送ではなく、AXNで平日に毎日放送されていた再放送の方を見ていたので
待ち時間自体はたった二週間だけだったものの、S2の放送開始がめちゃめちゃ待ち遠しかったです。
で、実際待望のS2を見てみての感想はというと、勿論面白いには面白いんですが、事前にジャパンプレミアの様子が
放送された特別番組やらで「一話目から驚きの連続!」とかの、冷静に聞けばあまりにも間抜けな宣伝じみた煽りが
飛び交っていて、よりによってソレを信じていたせいか「おもろいけど…まだ普通以上におもろい程度?」という印象。
普通以上に面白ければ十分だとは思いますけども、まぁ期待しすぎていた側面が大きかったんだろうなと思います。
特に、平日は文字通り毎日再放送が行われていたので、一気にS1を見れた者にとっては、週に一本はキツイなーと。
ただしつこくも面白いのは面白いですし、相変わらず毎週楽しみな事には違いないので、今後も今まで同様無駄に長文の
感想を書いていこうかと思います、S1同様吹き替え版の観賞なので、セリフの抜粋等に関しても吹き替えのセリフに準拠。
 ジャックのエピソード 4
初っ端がジャックのエピソードというのは主人公である以上は当然とも思えるものの、逆に、個人的には意外でした。
S1の初回も終盤も、基本的に特定の人物の回想描写というわけではなく、大多数の簡素な回想や、或いは本編を一気に
進めていただけに、このS2第一話もまずは本編を一気に進めるのかなと思っていたので、良い意味で意外でした。
で、今回のジャックのエピソードは後に結婚する事になるサラを助けた時の展開。
車の事故で運ばれてきたサラを助けるジャック、が、同時に運ばれてきた相手のドライバーは医者がジャック一人だった為
助ける事が出来ず死亡という残念な結果に…けどまぁ、正直コレはもぅ仕方無いですよね、共に瀕死の状態で、ジャックが
指示を出せばいいとは言っても、結局医者がジャックしかいない以上は二人も助けるなんて漫画みたいな事無理ですし。
術後、意識を取り戻したサラに、あまりにも事故とサラの状況を正直に話すジャックを見てもはや順レギュラーの父親が、
「少し患者に希望を持たせてやろうと思った事はないのか?」と質問、ジャックは、この時点では否定してましたけど、
コレも中々難しい問題ですよね、最終的にサラは奇跡が発動して足が動くようになったものの、医学的な点で考えれば
まず間違いなく治す事の出来ない状況、かといって「大丈夫です」だの「治ります」と言って、もしマジで患者がその言葉を
本気で信じ込んだ場合、手術後も足が動かなければ余計ショックを受ける気休め以下の戯言になってしまうでしょうから、
医者としては父親の言うように「患者へ希望の言葉をかける」のが正しいんでしょうけども、個人的には…まぁ勿論、
手術を行う医者、その言葉を聞く患者、この双方の性格にもよるでしょうけども、個人的にははっきり言うべきかなーと。
ただ、その結果ジャックは患者に優しくなったものの、優しくなったせいで「医者らしい優しさ」が無意識に出るように
なってしまい、今回ハーリーが入院してた事を知り落ち着かせようとしたら「最低」と言われたわけなので、結局は
難しいところですよね、状況にもよりますけど、良くも悪くも何かしら非難を浴びる事になりやすいわけですし。
そして手術直前の「大丈夫…この足で踊れない事は分かってる。式では車椅子で踊るわ…だから、招待するから来てね」
というサラの言葉に「…必ず治すよ」と初めて希望を持たせる旨のセリフが口から無意識に出るジャック。
その後は夜のドームで走っている元医者志望で世界一周レースの為に体力作りをしているデズモンドに出会い、サラを
助けれなかった事を悔やむジャックの言葉を聞き、最後は「また会おう、いつかどこかで」という言葉で別れる二人。
結局ジャックはサラの足を治せなかったのに、何故かサラの足は動くようになるという奇跡が発動して今回の回想は終了。
相変わらずジャックのエピソードは非常に安定してますし、今回は「患者に希望を持たせる言葉」の時にハーリーに対する
言葉が出てきたり、対比としても分かりやすかったりと、単純に構成が上手いなーと、デズモンドを数十話後にいきなり
再登場させてジャックに驚かさせる、というありがちな手法ではなく、登場自体は普通に読めるもののいきなり今回ラストで
出てくるので「え、もぅデズモンド出すん?」という別の意味で驚かせてくれたりと、良い意味で今回の回想は好印象。
久々に髪が丸刈り状態ではなく普通に有るマシュー・フォックスが見れて、しかもやたら若く見えてカッチョ良かった。
 ジャック と ケイト
ハッチの事や現状を報告し「大丈夫だ」と皆に語るジャック、そんなジャックに「貴方が居て良かった」と演説に関して
褒め言葉を言うケイト…なんですが、そんな風にジャックを頼る人物が居るからジャックはますます追い込まれて、
やりたくもないリーダーをやらざるをえない状況になってしまうわけなので、その辺りの事を分かっていないケイトは
まだまだ甘いというか、やっぱりまだ自分の事優先で「ジャックの事」は考えてないですよね。
勿論、ジャックとしては「貴方が居て良かった」という風に、自分が頼りにされてて、それを感謝される旨の言葉を
聞かされれば、たとえソレがロックからの言葉でも嬉しいでしょうけど、状況的に周りがジャックを追い込みすぎな気が。
が、ケイトは、一応ロックの心配をしているという名目の元にハッチへと向かう事に。
またほんま、ここでケイトがハッチへ行くとか言い出さなければ、ジャックがケイトを心配してハッチへ向かう事も
無かったわけなので、色んな意味でケイトはジャックにとって良くも悪くも行動面での影響を与えてしまってるなと。
 ジャック と ロック
「後で降りて探検するのは構わないが、今夜は終わりだ」とロックに言うジャックが良すぎました、若干バカにしてる。
この時ロックは「分かった」と頷いたくせに、ジャックが皆へ説明を行ってる最中一人で行動を開始し、気付いたジャックが、
「ジョン、なにしてるんだ?」と聞くと「ケーブルを集めてるんだよ」「…何の為に?」「あのハッチだよ、中に降りる」
「…どうしても今降りなきゃダメか?」という問いに、助けを待つのは待ちくたびれた、と受け取れる返答をして勝手に
ハッチへと向かってましたけど、もぅほんま、正直放っとくしかないですよね、ここまで勝手な行動を取られると。
確かに人それぞれ考え方は違うので「洞窟でジャックと一緒に待つ」「ロックのようにハッチの中へ降りる」この二組に
別れて行動してしまうのも当然ですが、前回ジャックがケイトに言っていたように、皆でジャックへリーダーになれと
言っておきながら、結局ジャックが何か決めてもソレを無視する人が出てくるので、もぅ意味無いんですよね。
ロックに関しては以前自身の身勝手な行動でブーンを死なせてしまってるのに、相変わらず危険な場所へ勝手に移動。
挙句、ジャックが「これが運命か!?」と聞いても何も答えなかったりと、悪い意味で考えが読めないんですよね。
 ジャック と デズモンド
ジャックがPCのキーボードに触ろうとしたところで「やめておけ」というロックの言葉が聞こえ、ロックに銃口を向けて、
「ケイトはどこだ?」と言うと、ロックに銃口を突きつける誰かが登場、男が「銃を降ろせ」というものの、ジャックに
してみれば別にロックなんか死んでも構わないと思っているからか銃をロックに突きつけたまま「ケイトはどこだ!?」
しかし最終的に男が「兄弟」と発言した事でデズモンドと判明し「アンタ…」と驚くジャックで今回は幕。
まぁ、コレはもぅ流石のジャックも運命を信じるしかないですよね、ただでさえデズモンドに「あんた奇跡を信じない?」
と質問された直後にサラの足が奇跡的に回復したのに、今度はそのデズモンドとまさかの無人島でいきなりの再会。
次回以降二人がどういう会話を繰り広げるのかが楽しみです、あとは検疫隔離の文字から考えて病気なのかどうかも。
 ジャック と ハーリー
精神科に入院していたらしいハーリー、その事も含め数字の事を話すと「ハーリー、ただの数字だ」とジャック。
が、入院してた事を話した為か「医者が患者を安心させる為に話すトークって、なんていうんだっけ?」と問うハーリー、
「…ベッドサイドマナー」とジャックが答えると「そう、それ。アンタ最低だよ」と見も蓋も無い返答で終了、吹いた。
 ロック と ケイト
勝手に単独行動に出たくせにハッチへは降りず「君を待ってた」とケイトが来るのを待ってるロック、はよ降りろ。
挙句に、いくらケイトの方が身軽だからとはいえ、ロック自身ではなくまずケイトを先に降ろすロック、悪魔かお前は。
けどコレは真面目な話、実際問題確かにケイトの方が軽いとかそういうのは抜きに、ロックはマジで最低ですよね。
結局ブーンの時とやってる事は同じなんですよね、ブーンの時はロック自身の足が再び麻痺して動けなかったとはいえ、
プロペラ機やハッチの内部など、危険な場所には自分が行かずまず他人を先行させる。
結果、ブーンが死んだ事を最初こそ「私のせいだ!」と「全員の前」では語ったものの、ジャックと一対一での会話だと、
「運命だった」と、ブーンの死は自分には全く責任が無い旨の発言を平気でのたまったりと。
ケイトは死ななかったものの、もしコレでケイトが死んだとしても相変わらずロックは「そういう運命だった」とか
フザけたセリフを平気でジャックに吐きそうなので、冷静に考えるまでもなく最低ですよね。
その後、ハッチの中が明滅したので異変を感じたケイト、直後ハッチの内部から大量の光が溢れ、思いっきりロープを
引っ張られ消えるケイト、このハゲはほんま、危うく二人目の死亡者を出すトコでした。
 ロック と ハーリー
この二人の会話はロックの新たな一面を引き出していたなと思いました、ロックはただ勝手なオッサンというだけでなく、
「ねぇどうして?なんで火を点けたの?」というハーリーの問いに「点けちゃいけなかったか?」とロックは普通に返答、
「だって俺言ったでしょ、大騒ぎしてさ、点けちゃダメって」「ふっふっふ、確かにそうだな」と、後述で「君だって中に
入る為に来たんだろう?」とは言ってたものの、そういう事じゃなくて、人の話を全然聞いてないんですよね。
今までは「理解するかどうかは別に話は聞いてた」じゃないですか、しかし今回は「何故点けたか?」を全く無視。
あれだけ普段明るいハーリーが半狂乱気味に「中止!」と言ってるのに「なんやなんや?」と訝しがる事すらなく点火、
その事を聞かれてるのに答えず、むしろ「爆破するのは当然やろ?」とでも言わんばかりの態度、なんてハゲや。
 ウォルトを見るシャノン
消えたビンセントを追って森の中に入り、サイードがビンセントを追いかけたところでびしょ濡れのウォルトに遭遇。
声を出すシャノンに「しー」と指で静かにする旨の動きをウォルトは見せ、サイードが森の奥から帰ってきた事でそちらに
目をやると、その一瞬の間に消えるウォルト、流石に100%幻でしょうけども、状況だけで考えれば、S1から不意に消えて、
消えてる最中に白熊が出てきたりと謎の行動が多いビンセントなので、やはり「シャノンにウォルトを見せる為に行動した」
と考えるのが自然でしょうか、「何故?」とか「どういう意味があったのか?」とかはまるで分かりませんけども。
 ケイトの良し悪し双方の点について
梯子が壊れてるので40人以上をロープで降ろすのか?というジャックの言葉にロックのみらならずケイトまでもが、
「ジャック…」と文句ありげに反論、S1中盤以降ケイトを嫌いになったせいか、どうにも、もはや固定概念や先入観の
レベルで「ケイトはイヤな女」と思い込んでしまってるから余計そう思うのかもしれませんが、冷静に考えればココでの
発言もまたロック同様の身勝手さなんですよね、お前もそんなにハッチの中に降りてみたいんか、と。
ジャックの言うように、実際梯子が壊れてるのでどうしようもないのに「ジャック…」と文句ありげな声をあげたり、
この直前に「この後は…ロックが問題になる。その時は、俺の側に付いてくれ」とジャックに言われ「…分かった」と
答えてるのに、そんな事は忘れてロック同様ハッチに夢中なのかジャックへ早速反旗を翻していたりと、落ち着けと。
その一方、ロープでハッチの中へ降りる際、S1第一話でジャックに教えてもらった「1〜5までの数字を数えて冷静になる」を
再び呟いてるのは良い感じでした、まぁ折角ですから今後も新Sに移る度に言ってもらいたいかなと。
 ハッチの中身について
デズモンドの部屋があって、筋トレの設備や食事を作る事も可能、もはや完全に普通のマンションの一室みたいな状況。
通路は整備されていて靴が置いてあり、パイプが通っていて所々に電気や監視カメラも有り、奥にはドーム状の部屋。
基本的に、綺麗で下に水の流れてない下水道みたいな感じで結構広かったりと、なんかもぅわけわからん状況。
そして破壊したハッチの裏側には「検疫隔離」の文字があり、暗に伝染病患者を中に閉じ込めてる恐れも有ったり。
えー、てっきりCMで流れてる映像から考えて宇宙船の類かと思ってたんですが、特に関係の無い、良い意味で全く意味の
分からない設定になってるようで個人的には好印象でした、無難に宇宙人ネタとかのSFが来ると思っていただけに。
 ラストのキャスト紹介
恐らくは吹き替え版のみであろうラストの吹き替え声優陣紹介、S1と順番が違って「ジャック→ケイト→ロック」
そんな感じで紹介される順番が変更されていたのは、単純に早いもの順で出番が多いとかメインとか…ではないですか。
最初の三名は確かにメインでしょうし、次に紹介されたチャーリーとソーヤーもメインでしょうけど…アレでしょうか、
「本編に絡む頻度の高い人物」の順番に紹介という感じでしょうか、ウォルトとかめちゃめちゃ最後だったので違いますが。
まぁそんな事より気になるのはアナ・ルシアが居なかったので、後で追加されるのか、別にレギュラーではないのか、
それとも一応今追加するとネタバレになるのでS3のキャスト紹介から追加なのか…てか流石にブーンが消えて…(´Д⊂
 次回予告
S1再放送の時は無かったものの、元々本放送には用意されていたのか予告が有ったので普通に感動しました。
個人的にハッチの中身より気になっていたイカダ組の安否が次回描かれるようなので非常に楽しみです、めっちゃ楽しみ。
ただ唯一心配なのは撃たれたソーヤーよりもジンなんですよね、ソーヤーとマイケルは予告に登場していたものの、ジンは
予告に一切登場していなかったので…漁師なので泳ぎも得意でしょうから、王道展開で言えば島に泳いで戻…れるような
距離ではないでしょうけど、どうなったのかなーと、マイケルが海面に銃乱射しまくってたのはやっぱりサメでしょうか。



LOST   S2 第02話 「漂流」
今回はマイケルのエピソード + 本編展開 + イカダ組、という構成具合、個人的にイカダ組の展開が一番見たかったので
非常に満足だった半面、正直マイケルのエピソードを削ればもっと色々描けただろうな、と考えると逆に微妙だったりも。
というか細かい時間を確認したわけではないので何とも言えないんですが、S2ってS1に比べると本編時間短いですよね?
吹き替え版だと最後に吹き替えキャストの紹介があって、その後にS1再放送版には存在しなかった次回予告が有る。
で、今回は本編の尺が短かっただけかもしれませんが、冒頭のあらすじがS1に比べると比較的回想時間が長めだったり、
色んな意味でS2の幕開けは、展開面の良し悪しは別に「ちょっとダラダラしすぎじゃないか?」という印象が強いです。
S2はS1と違い、少なくとも今のところは本編のみが描かれてるだけに、ちょっとこのトロイ展開は気になるなと。
特にジャック側なんて何一つ「進んで」はいないので、それはちょっとなーと、せめて一言ぐらい何か欲しかったです。
 マイケルのエピソード 2
これは何と言うか、まずマイケル側の弁護士が何気にイイ人ですよね、「しかも奥さんは国際弁護士だ、勝ち目は無いと
思いますけど」とマイケルに言ってましたけど、実際負ければ自分の経歴に傷がつくので敗訴が目に見えた勝負は極力
したくない、という思惑があったかもしれませんが、まずは裁判にならないと金が貰えないわけなので、ある意味コレは
助言ですよね、やはり弁護士というと、失礼ながら金に汚いイメージがあるだけに、何気にイイおっちゃんやなーと。
ソレに対してスーザン側の弁護士は弁護士らしい弁護士でヤな感じでしたし、スーザンも相変わらず自分は何も諦めず、
マイケルには「ウォルトの為を思うなら諦めて」という暴言を平気で吐いたりと、正直どういう神経してるんでしょうね。
確かにマイケルはこの時事故で足を怪我して働けないので経済的に安定しないどころの騒ぎではないですが、ほんまに、
マジにウォルトの為を思うのであれば「マイケルとスーザンが一緒に暮らす」のが間違いなく一番ですよね。
以前マイケルは「冬は建設の仕事が少ないんだ」と言ってたので、それならスーザンと一緒にアムステルダムへ行き、
現地で新しく建設業の仕事をやりながら絵を描けばいいわけなので、結局スーザンは、口ではウォルトの為と言いながら、
最終的に自分がブライアンと居たいからこそウォルトを引き合いに出してるんだろうな、と思いました。
実際の気持ちはどうあれ、もはやスーザンもケイト同様前回の印象が悪すぎたので、そうとしか思えないなーと。
で、最後は出発の一日前にウォルトをマイケルに会わせ、ウォルトに白熊のぬいぐるみをプレゼントするマイケル。
よりによってこのタイミングで白熊のぬいぐるみなので、またウォルトの怪しさが増しましたが、えー、今回のエピソード、
内容自体は無難に安定してましたし、必要以上にフラッシュバックしなかったので個人的には結構良かったと思うものの、
正直、無難なうえに展開的にもマイケルの新たな一面を引き出した、という描写ではなかったので、必要無かった気が。
何と言うか…ホント悪くは無かったんですけど、コレをやるなら本編をもっと進めてほしいなと感じたり、逆にこういう
無難な描写だと折角のマイケルのフラッシュバックを一回分損してしまってると感じたというか…まぁ、要らんかった気が。
 ソーヤー と マイケル
今回のソーヤーはひたすら悪い扱いでしたよね、ソーヤー自体は沈みゆくマイケルを助けたり、心臓の止まったマイケルに
心配蘇生法を試みて蘇生させたり、姿の見えないジンの名を呼び続けたり、イカダのフロート部分を発見したりと、
行動だけを見ればイイ事しかしてないのに、相変わらずウォルトの事になると途端に身勝手な性格になるマイケルの非難を
一身に浴びて「お前の撃たせた照明弾のせいで奴等が寄って来た」だの「お前降りろ」だのと、色々八つ当たりされて
ひたすら可哀想やったなーと、まぁマイケルの性格を考えるとジンの時同様、今回の事でソーヤーとの友情を深める
キッカケになった、と考えれば悪くはないんですが、ちょっとマイケルはもう少し冷静になるべきですよね。
確かに目の前でウォルトを拉致られたのでショックどころの騒ぎじゃないでしょうけども、ソーヤー自身も言ったように、
ウォルトを助ける為に撃とうとしたソーヤーに礼の言葉が無いどころかソーヤーのせいにする、というのは、いくらなんでも
ちょっと周りが見えてなさすぎやなと、誰かのせいにしたい気持ちは分かるんですが、大海原に浮かぶイカダの残骸の上、
という状況が状況なわけですから、とりあえず安全な場所へ辿り着くまでは一旦ケンカせずに協力しようやと。
最終的には「俺のせいだ…イカダに乗せるんじゃなかった…」と、いつものように最後は自己嫌悪に陥ってましたけど、
むしろ凄いのはソーヤーですよね、ルソーの言う他の者が狙ってたのはウォルトじゃないか、という風に考えてましたが、
視聴者からすればそんな事は一目瞭然なものの、イカダ組は「他の者が狙っていたのはアーロンではない」という事を
知らないわけじゃないですか、なのに、この極限状況でそれだけ考えを張り巡らせれるソーヤーは何気に凄いなと。
しかしまぁアレですよね、やっぱりマイケルにはジンが必要ですよね、ジンは余程の事が無いと怒らないので、マイケルが
怒っても冷静に止めるでしょうから、とりあえずジンが側に居ないとすぐ八つ当たりしそうな印象にすら思えます。
 再び島へと舞い戻るイカダ組
気付くと潮に流されて島に戻っている二人、朝になっていたので、一晩中イカダのフロート部分の上だった、という事を
考えるとめちゃめちゃ大変ですよね、マイケルが一匹仕留めたとはいえ海中にはサメが居るので安心出来ませんし。
とりあえず島に上陸すると、既に島に戻っていたジンが両手を縛られ錯乱した状態で登場し「他の者達!奴等!」と言い、
ソーヤー達がその方向を見ると他の者達が登場し今回は幕、ちょっとホラー映画っぽい終わり方で個人的には良好。
展開自体は楽しみなものの、次回予告で穴に閉じ込められているソーヤー達が表示されたので特に予想もクソも無し。
 ジンはどうやって島へ戻ったのか?
漁師ですから当然泳ぎも得意なはず、なので自力で島まで泳いで戻ったという可能性も捨て切れませんが、可能性で
考えた際に最も濃厚なのは「ソーヤーを助ける為にダイブ→直後にイカダが爆破されたのでお互いの所在地が不明に、
マイケルの叫び声からウォルトが拉致られた事を知る→ウォルトを助ける為に他の者の船へ行くが逆に捕まり島へ連行」
この流れが一番妥当でしょうか、そうじゃないと、仮に自力で島へ戻ったのだとしても「両手を縛られた状態でソーヤー達の
元へジンが走っていく」のは事実上不可能でしょうし、わざわざジンを解放する理由がそもそも見当たらないわけで。
まぁ、個人的にはジンが助かっていたのが分かっただけでも良かったです、ジンと他キャラの絡みは普通に面白いので、
出来ればマイケルやソーヤーとの絡みが見たかったものの、今回は二人の絡みが非常に良かったので次回に期待で。
 悪い意味で期待に応えるロック
「アンタがそうか?」と訊ねるデズモンドに「そう」とか会心の笑顔で答えたかと思いきや「雪だるまは雪だるまになんて
言った?」の問いに答えれずバレて窮地に陥ったり、ロープをケイトに渡し「コイツを縛れ」とデズモンドが言うと、
「いや待て、縛るんなら彼女の方だ。私は別に危険な人間じゃない、だが彼女は逃亡犯だ」とありえない暴言を吐いたり、
いくらその直後「これが一番イイ方法だ」と言いケイトに隠し持っていたナイフを渡したとはいえ、コレは、ちょっと
常識のレベルで神経疑いますよね、「アンタがそうか?」に知ってるフリをしたのは別としても、言う必要の無い逃亡犯の
事実をいちいち言ったりと、素で信じられんなと、最初にケイトを降ろしたかと思えば今度はケイトを身代わりにする超展開。
むしろここまで来るとロックが毎回どういうフザけた言動を見せてくれるのか楽しみでしょうがないです。
 デズモンドの言葉
「病気で何人死んだ?」とロックに訊ねてましたけど、コレは…ルソー同様、デズモンドの仲間も病気で死んだという風に
考えていいんでしょうか、ロックに呪いの数字を打たせ実行キーを押させてたのと「アンタがそうか?」の言葉を考えると、
ルソーと違い何らかの理由でこの島に来て留まってるんでしょうが、わざわざ死亡者数を聞く辺り仲間が死んだのかなと。
で、原語だとどうなってるのかは分かりませんが、ケイトを昏倒させたという事は、デズモンドの待つ「アンタ」は
男ではなく女で、ロックに雪だるまの質問をして偽者と判明したという事は、年齢外見身体的特徴は何一つ分からない、
という事なんでしょうか、王道で言えばデズモンドの待つ「アンタ」はジャックで「雪だるまは雪だるまになんて言った?」
は今後紹介されるジャックのエピソードで明らかになり、ジャックもソレでようやく運命を信じる、とかが妥当かなと。
 チャーリーをよく見てるクレア
「質問に答えたくない時はいつも笑わせようとする」何故ジャックがハッチに戻ったのかという問いに、チャーリーが
真面目に答えないのでそう言うクレア、癖というのは周りから見れば結構目立ってたりするものの、ロックによるとこの島へ
来てからこの日で44日目、で、クレアが記憶を失って戻ってきてから…まぁまだ10日ぐらいでしょうか、最初の時点で
出産は一ヶ月後、みたいな話があったと思うので、順当に考えれば10日ぐらいの気が。
…いやまぁ、そんな大した事じゃないんですけど、そんな短期間でチャーリーの癖を見抜いたクレアは凄いなーと。
 チャーリーの言葉
マリア像を手に持ち「なんか安心するだろ、側にあればさ」と語るチャーリーですけども、コレは正論ですよね。
クレアからすれば側にマリア様の像があるので一応祈る対象になりますし、一方のチャーリーからすれば、実際使用の
有無は別にして、手元にヘロインがあれば、最終手段としてヘロインを再び吸う事も出来るわけなので、常に誘惑があると
考えれば危険ですけども、一応安心という意味では平常心を保てる安心があるでしょうし。
 フラッシュバックの必要性について
J.J本人が件の特別番組で好きだと言ってたので、この先も基本的に一話につき一人フラッシュバックするんでしょうけど、
正直多用…というか、たまには本編のみ、或いは本編じゃなくてもいいのでフラッシュバック無しでやってほしいなーと。
勿論、各登場人物の過去が分かるのは、やっぱり単純に嬉しいですし毎回楽しみでもあるものの今回のマイケルの様に、
内容自体は悪くないものの「必要か?」と考えた際に「別に無くても良かったような気が…」という無難すぎるものや、
ただ単に本編展開の妨げになってるとしか思えないようなモノが来ると、ちょっと無い方が色んな意味でイイかなーとも。
個人的な事を言えばケイトは好きじゃないのでケイトのエピソードは勘弁なんですが、毎回毎回誰かのフラッシュバックが
用意されてるとなると、正直いくらなんでもしつこいかなーという印象も、しつこくも悪くはないんですが。
というかまぁ、単純に日本人にはこういう方式があまり受けない、というのが根底にありますよね、言わばONE PIECE型。
回想でキャラを立たせるというのは、少なくとも日本人はあまり好まない傾向にあるようなので、まずソレが問題な気が。
 次回予告
次回はハッチ組、イカダ組、双方共に物語が進展するようなので非常に楽しみなんですが、ハッチ組で楽しみなのは
やっぱりジャックとデズモンド、ジャックとロック、この二組の絡みでしょうか、ジャックとデズモンドはどういう会話を
するのか想像もつかない楽しみがあり、ロックとの絡みに関してはジャックが激昂するのが目に見えてるので楽しみ。
イカダ組に関しては、ようやく次回から登場するらしいアナ・ルシアのキャラとソーヤー達との絡みが楽しみです。
なんかマイケルが殴られてましたが、言葉の通じないジンとの絡み、初対面の相手に気を許さないソーヤーとの絡み、
この三人はメンツがメンツなだけに、ちょっとマジでどういう絡みを見せてくれるのか非常に楽しみです。
で、次回のサブタイは「信じるもの」なので、まぁココは順当にロックのエピソードでしょうか、個人的には非常に期待。



LOST   S2 第03話 「信じる者」
今回はロックのエピソード + 本編展開、ただでさえ最近はダラダラ進んでるのに、妙な組織まで絡んできてしまいました。
個人的には今回…内容の良し悪しがどうのよりも「はぁ…そうなんや…はぁ…」という感じの、終始「はぁ」という感じ。
まぁアレです、S1は終盤の数話以外は基本的に単発エピで構成されてたのに対して、S1終盤でルソーが登場して以降は
ずっと続きモノの展開が続いてるので、元々単発エピが好きで本筋の長々とした話が好きではない、というタイプの
俺からすれば、そらまぁ最近の展開はあまり楽しめないわけですよね、しかも妙に展開がトロトロしてますし。
 ロックのエピソード 3
前回のマイケル同様、正直今回のロックのエピソードも、無くても良かった印象でした、最後の「簡単な事など何もない」
というロックのセリフに現実味を持たせる為の回想だったわけなので必要だとは思いますし、前回のマイケル同様無駄に
長々と回想を挿入しなかったのはイイんですが、正直合っても無くても特に差し支えない内容だったのが残念なトコロ。
とりあえずこの回想で凄かったのはやはりロックの父親ですよね、腎臓を手に入れる為だけに息子を利用する下衆なので
最低なのは分かってたものの、今回も「だがもううんざりしてる、何が目当てでこんな事してるんだ?」というフザけた
セリフに始まり「騙し騙されるのはこの世の常だ。お前には父親が、私には腎臓が必要だった。乗り越えろよ」で、最後は、
「もう二度と来るな、お前には会いたくない」という身勝手なセリフ、コレはもぅヤバイとかそういうレベルじゃない。
ただ逆に言えば、これだけ父親から酷い仕打ちを受けたのに、ブーンが死んだのを「必要な生贄だった」などという
ありえないセリフを平気で吐けるようになってしまったのが…まぁ、この父親にしてこの息子有り、という感じですよね。
確かにこの回想の時点で、既にヘレンにも「ベッドが違うと寝付けなくて」という嘘や、父親の家へは行くなという言葉に、
「分かった…」と嘘を吐いてたりもしたものの、人の生き死にが、自分のせいなのに「仕方無かった」と言う性格に
なってしまってるのが…むしろこの場合はヘレンの責任でもあるんでしょうか、信じる事をロックに教えてしまったので。
最終的に、今回の時点では「父親よりもヘレンを選ぶ」選択をしたロックですが、以後父親に接触しないのかに注目。
 ハッチの中身について
デズモンドの言うフィルムによると、どうやらこのハッチは島から発せられている独自の電波を調査する為のラボで、
名称を「ステーション3、ザ・スワン」と呼称するらしく、ただでさえ孤島なのに540日間勤務する事になってたらしい。
で、ある事故が発生した為にパートナーと二人で108分に一回コードを入力する取り決めがなされたと。
アラームが鳴り出して4分以内にコードを入力する必要があり、ケルビン曰く「世界を救ってる」との事。
そして端末に銃弾が直撃して煙を吹いてるのを見てデズモンドは「全員死ぬぞ…これで全員死ぬ…」
流石にまだ判断材料があまりにも無さすぎるので何とも言えませんが、えー、マジでなんなんでしょうね、ココは。
まず「島」とこの「ラボ」は「関係があるのかどうか?」ですよね、独自の電波を調査する為のラボらしいので、普通に
考えれば関係は無いでしょうから「他の者」や「セキュリティシステム」も全くの別物だとは思うんですが。
これだけ伏線を張りまくって引っ張っておいて、その実オチが「ただのヤバイ宗教でした」にならない事を祈ります。
 ジャック と デズモンド
冷静に考えるとデズモンドは根性ありすぎですよね、ロックは銃口を突きつけられて、流石にビビったのかデズモンドの
質問には答えるものの、ロックからデズモンドへの質問は出来なかったのに、デズモンドはジャックに銃口を突きつけられ、
「…会った事あるか?」と質問したり、ジャングルの中でも「…思い出した」とジャックの事を思い出し、めちゃめちゃ
銃を向けられてるのに当時の事を思い出し、ジャックが心配していたサラが良くなったかを質問。
ジャックの「結婚したよ!」という悲痛な叫びと涙を見て「そうか…それで…今はもうしてないんだな…」と言い、以前の
ドーム同様に「またいつかどこかで」というセリフを残しジャックの前から走り去り二人は別れる、という展開。
んー、S2初っ端で再会した二人の絡みに期待していた者としては、この絡みは正直期待外れだったかなーと。
別に「ジャックは顔を見ただけで思い出した」が「デズモンドはすぐには思い出せなかった」とかはどうでもいいんですよ。
デズモンドがサラの事を心配してジャックに質問したのは良かったですし、折角結婚したのに別れてしまったらしい、
という事実を知り何とも言えない表情をしていたのも良かったですし別れる際のセリフも同じモノで極めて良好。
なら何を期待していたのかという事になるんですけども、もっとこぅ…ジャックにとってデズモンドはこの島へ来る前からの
知り合いですし、ジャックは「運命を信じない」のに「デズモンドに会った翌日にサラの足が奇跡的に治った」り、
「何故かこの島で三年前に一度会っただけのデズモンドに再会した」りと、運命を信じさせられてしまう相手なだけに、
出来れば今後もジャックと絡んでほしかったので…早い話が単独行動のルソーと違い、ジャック達と共に行動するように
なってほしかったなーと、デズモンドも言わば巻き込まれただけなので立場的にはジャックとそう変わりませんし。
まぁ、今後も節目節目で登場するでしょうし、ジャックとは奇妙な縁で結ばれてるようなので今後の絡みに期待という事で。
 ジャック と ロック
わざわざデズモンドに聞いた42の数字を教えに来たジャックに「君が押せ」とロック、ちょっとナメすぎやろうと。
後述の「これは最低でも二人の仕事だ」という言葉は分かりますし、ロックにしてみれば運命を信じないジャックが、
この局面で「わざと嘘の数字を教えて実行キーを押させようとしてる」という不安もあるんでしょうけど、ブーンの時同様、
ここでジャックに実行キーを押させるというのは、ある意味ジャックにも責任をなすりつけようとしてるわけじゃないですか。
それがもぅ単純にムカつくなーと、ジャックも言っていたように「押したいんならアンタが勝手に押せよ」やろうと。
「一人では出来ないよジャック…一人では無理だ…私を信じて踏み出してくれ…」という言葉もまた、今回はロックの
回想があったので「一人では無理だ」という「気持ち」は理解出来るものの、言葉が汚いんですよね、情に訴えていて。
結局ジャックは実行キーを押してしまいましたけど…やっぱりロック否定派としては、最近の展開はダラダラしてるうえに、
基本的にロックの思い通りの結果になってるのが余計気に入らないんだろうな、と思えました、単純に腹が立つというか。
 囚われたソーヤー達
棍棒で殴られて恐らく5M程はあろうかという穴に閉じ込められたソーヤー達、ソコへアナ・ルシアが登場するも、どうやら
アナ・ルシアは敵のスパイだったらしく銃を奪われアナ・ルシアは脱出というとんでもない展開で今回は終了。
これはどうなんでしょうね、「アナ・ルシアは他の者」なのか「後部座席のメンバーが危険なサバイバル連中だっただけ」
なのかが気になりますよね、少なくとも今の段階ではアナ・ルシアの言っていた「気付いたら水中に居た」という言葉も、
少なくともやたら黒い黒人のオッサンと仲間だったようなので「一人で生き延びた」という言葉同様嘘の可能性があるので、
実際はどうなのか分かりませんし…けどまぁ、展開から言えば今後はジャックではなくソーヤーと仲良くでしょうか。
 ジンの謎
目隠しをされていた為に何も見ていないとの事ですが、ビーチへと帰ってきたソーヤー達の元へ登場した時は、背中に
手枷こそ嵌められていたものの目隠しは無し、何故この時だけは「目隠しを外されていた」んでしょうか?
仲間の元へ案内させて一網打尽にする為、という可能性も勿論ありますが、ちょっと意味が通らないというか、何かが変。
 謎とは逆に男らしさが増すジン
「コッチはジン、無口な韓国人だ」ソーヤーがアナ・ルシアにジンの事をそう紹介してましたが、ただでさえジンは、
多くは語らず「行動で結果を示す」キャラなのに、ソレに「無口」まで加わりますます男らしい設定になっていくのが、
個人的にジンは好きなので嬉しい限りなんですが、妙に持ち上げられてる気がして逆に不安にもなってきたり。
 フラッシュバックについて
前回の感想の時も書いた事ですが、正直もう必要無い気がしてきました、J.Jが好きな以上は無くならないでしょうけども。
本編に関係のあるハーリー、少なくともサラと別れる?話の残ってるジャック、少なくとも足が動かなくなる話のあるロック、
個人的には特に見たいわけでもないんですが指名手配犯になるキッカケの話があるケイト。
正直この四名以外は、今後無理に設定や伏線を増やす展開にでもしない限りは別に必要無いんじゃないかなーと。
単体で既に物語を作れるソーヤーやサイードは別ですが、他の人物は…特にシャノンとか無理に描く必要すら無い気が。
勿論、前述のように俺はジンが好きなのでジンのエピソードのように「個人的に好きな人物」のエピソードは見たいものの、
ただでさえS2は本編の時間が短くなったうえに展開がダラダラしてるので、それならフラッシュバックは無い方がいいなと。
 次回予告
ようやく次回からまた単発エピに戻ってくれそうなので一安心なんですが、とりあえず予告で判明した限りの事実としては、
「ビーチにソーヤーへ託した皆のメッセージを込めたビン?が流れ着き拾うクレア」「久々にローズが登場」
「アナ・ルシアに蹴りを入れられてるソーヤー」「ダイナマイトでラボを吹き飛ばそうとしてるハーリー」でしょうか。
ローズが久々に登場した事に関しては、ジャックにもソーヤー達にも言っていたように、マジに後部座席に搭乗して、
他の者とは全く関係無く運良く生存しただけだとすれば、ローズの旦那のバーナードも生存していてそろそろ出る、とか?
ハーリーがピックアップされていたので、次回のフラッシュバックは無難にハーリーでしょうか、本編との接点に期待。



LOST   S2 第04話 「憂鬱な仕事」
今回はハーリーのエピソード + 微々たる量の本編展開 + 各自の日常描写、という感じでした、個人的には非常に良好。
度々書いてる事なんですけども、個人的にはどういった作品で、どれだけ本筋の中核を担う核心部分の話が面白そうでも、
正直本編そっちのけで普通に各キャラのエピソードを描いてくれる方が嬉しい性格なので、ようやくS1のように個別展開に
戻ってくれたのが今回は何よりも嬉しかったです、ハッチとかマジで別にどうでもいいんですよ。
勿論ハッチの事も気になるのは気になるんですが、それ以上にキャラの立ってる登場人物達のエピソードを見てる方が
面白いと感じるのは…やはりドラマよりもアニオタの特性という感じでしょうか、なんかそれだけ聞くとヤな感じですが。
 ハーリーのエピソード 2
流石のハーリーも毎回本編に絡む内容というわけではなく、今回は「変化を極端に怖がる理由」の紹介を兼ねた回想。
初っ端こそ、監視カメラの映像からハーリーが仕事中に…名称は忘れましたけど、まぁマクドみたいなのを幾つも勝手に
パクついてたらしい事が判明し店長はキれるものの、何故かハーリーもキれて自ら仕事を辞めるという逆ギレ展開で
唖然としましたが、親友のジョニーも一緒に仕事を辞めて以降は普通に良い感じでした。
片思いの相手をいきなりライブに誘ったり、嫌がらせで店長の家の庭に人形で「クラックユー」の文字を作ったり、
色々と遊び倒しておいて「これからどんな事があっても俺達は変わらないって…親友のままだって…」とジョニーに、
恐らくはジョニーから承諾の言葉を聞いた直後に宝くじに当選した事を言うつもりだったであろうという友情展開。
が、言葉だけでなく誓いの杯を交わそうというジョニーの熱い考えのおかげでコンビニへ行く事になり、到着すると
ニュースの取材が来ていたらしく、また運の悪い事にこのコンビニでハーリーは宝くじを買っていたようで店長がハーリーを
見るなり「あの人だ!」と叫びマスコミがハーリーの元へ集合、当然宝くじが当たった事を教えてもらってなかった
ジョニーはハーリーに冷たい視線を向け、ハーリーも何とも言えない表情でジョニーを見つめて回想は終了。
コレはまぁ…一言で言ってしまえばタイミングがとにかく悪かったですよね、恐らくハーリーは誓いの杯を交わした直後に
宝くじの事を言おうとしてたでしょうし、常識で考えると…確かにこのコンビニの店長がウザイ性格だったというのも
ありますが、普通なら当選者が再び訪れてもマスコミの餌食になるのは分かってるので「あの人だ!」と指を指してまで
いちいち言わないじゃないですか、ここまで目立ちたがり屋の店長だったというのもハーリーにとっては災難だったなと。
というよりも、コレも呪いの数字を使った事で起きた副作用の一種でしょうか、ハーリーの家族は自身の身に不幸が起こり、
ルソーの仲間もそれぞれ自身の身に不幸が起こったので「ジョニーと仲違いする結果になってしまった」というのは、
「ハーリーにとっても不幸な事」なので微妙なトコですけども、一応数字のせいで親友を失う事になったのかなーと。
何にしても今回の回想は出来も良かったですし、それ以上にローズへ食料の事で語る映像と交互に入れる演出が神。
 ダイナマイトで食料庫を吹き飛ばそうとするハーリー
ダイナマイトで食料庫を吹っ飛ばそうとしてましたけど、正直コレは仕方無いですよね、確かにハーリーがローズ相手に
叫んでたように、Aが1を持って行った場合当然Bも何かを要求するも断ると1を持って行ったAを責めるのではなくAに1を
渡したハーリーを責めるようになって、最終的には管理してるハーリーに「何故お前が持ってる」と非難が集中するように
なってしまうわけですから、そらハーリーとしてもイヤですよね、実際それでジョニーとの仲がこじれてしまったのに。
しかも現実問題として、ハーリー自身が言ってたように今まではお菓子やらの食料が無くても、少なくとも餓死者は誰一人
出さずにやってこれたわけなので、争いの火種になりかねない食料なんて抱えたくないですよね。
で、一人の男が三ヶ月分三食持つだけの量しかなかったので、皆に分け与える許可をジャックに貰い全員に配る事に。
これは流石にローズの案でしょうか、ハーリー一人なら冷静になっても爆破、或いは放置だったでしょうし。
しかし今回の件はハーリーにとって、ジョニーとの事同様運が悪いとしか言いようが無いですよね、食料の事で自身が
責められるかもしれないという事は誰も理解してくれず、唯一「例外は無しだ」と厳しく指定してきてるジャックは
色々と見て回る必要があるので相談出来ませんし、相変わらずロックは身勝手に「辞められないよ」とプレッシャー攻撃。
チャーリーもタイミングが悪すぎてハーリーを責め…となってくると、やっぱり何気に仲の良かったジンか、正義感が
強くて色々考えてくれるブーンがハーリーにとってはベストパートナーという事なんでしょうか。
 チャーリー と ハーリー
「アーロンはチョコレートで出来てて陽射しに弱いからさ、背中の翼でここから脱出するわ!」という妙なセリフを放ち、
ロックからハッチの内部の事を聞き、ハーリーが食料の担当だと聞きピーナッツバターを貰えるよう要求するチャーリー。
が、結局くれなかった為、ハーリーの事を管理者側の人間と評し「友達だったのに」とキれてチャーリーは退場。
最終的にハーリーが皆に食料を分け与える際、チャーリーにピーナッツバターを渡しチャーリーからクレアの手に渡り、
それで二人は仲直りしたので事無きを得たわけですけども、まぁ…チャーリーも相変わらずですよね。
マイケル程ではないものの、クレアとアーロンの事になると少々自分勝手な言動が目立つようになってしまうものの、
ハーリーがピーナッツバターをくれた後はお互い笑顔で抱擁して友情復活、良い意味で男の子らしい性格をしてるなーと。
 ソーヤー と アナ・ルシア
ジンから外へ出ろと黒人の男が言い、アナ・ルシアが「登ってこないなら友達を撃つよ」と脅迫、流石にジンは登り、
次にマイケルが登るもソーヤーは出させずに再び放置、時間を置いてソーヤーも外へ出れる事に。
どうやらマイケル達も乗客だったと分かってもらえたらしいんですが、ここからは超自己中のアナ・ルシアが、まるで
自分を中心に世界が回ってるとしか思えないくらい横暴な態度でソーヤーに暴行、真面目な話いつか寝首をかかれる。
キれたソーヤーは「一つ言っておく。今度殴ったら…お前を殺す」と言いアナ・ルシアは笑ってましたけど、この二人、
やたらいがみ合い絡む機会も多いので、王道展開で言えば最終的に二人がくっ付く…というのは下世話な表現ですが、
まぁジンとマイケルのように、最初はいがみ合っていたものの気付けばやたら仲良くなっている、という展開でしょうか。
これだけ横暴な態度を見せられて、ソーヤーが「殺す」とまで言ってるので余程キれてるのは確かですが…今後に期待。
 ローズの旦那バーナード
どうやらマジに生きていたらしく、ローズの無事をマイケル達に聞き号泣するバーナード、地味にエエ話やった。
しかしバーナードとは関係無いんですが、このアナ・ルシア側のメインであろう生存者達、何気にイイ人が多いですよね。
イイ人というか、アナ・ルシアが暴力重視の高圧的な性格なので余計そう思うんでしょうけど、リビーは普通の人ですし、
バーナードはローズの男版と思っても問題無いはず、まだ名乗ってませんが黒人の男は穴から登ってくるジン達に手を
差し伸べたり、ソーヤーの言うように今更ではあるものの間違えて捕らえた事を謝罪したり、普通の人らやなーと。
 メッセージの詰まったビンを受け取るサン
ソーヤー達に託したメッセージの詰まったビンが流れ着き、ソレを拾ったクレアはシャノンに相談しサンに託す事に。
結局サンはビンを砂浜に埋めてましたけど、やっぱりジンが死んだと思い込んでる、という事でしょうか。
常識で考えれば「ビンだけ海に落としてしまう」という事はまず無いので、最低でも「何らかの事情でイカダがバラバラ」
少なくともソレに近い状況になったと考えるでしょうから、死んでしまったと感じるのは当然かもしれませんが…ハーリーも
そうですけど、ローズはサンとも絡んでほしいなーと、お互い旦那の身を案じているわけなので、元気付ける為にも。
 ハーリーの見た妙な夢
倉庫にあるお菓子を食べまくり、何故かやたら流暢な英語を喋るジンが登場し、ジンに言わせるとハーリーが韓国語を
喋ってるらしく、今度はジンの隣に変なぬいぐるみを着たオッサンまで登場し「これから全てが変わるよ」とジンが
発言したところでケイトの言葉が聞こえ目を覚ますハーリー、オッサンの顔からケイトの声が聞こえる映像が笑えました。
この夢はどういう意味があったんでしょうね、夢は…解釈は色々あるのでいちいち並べ立てるのもアレですけど、ジンが
言っていた「これから全てが変わるよ」という言葉は、これは普通にハーリーが抱えてる不安の事じゃないですか。
数字の事もそうですし、食料の事もそうなのでつい夢の中でも不安な気持ちになってしまった、と。
で、となるとよく分からないのが「ぬいぐるみを着たオッサン」の意味と「ジンが英語を喋り」「ハーリーが韓国語を喋る」
という意味、特に深い意味があるわけではないのかもしれませんが、流石に変わった内容だっただけに気になりました。
 ハッチの中身について質問されるハーリー
ハーリーにハッチの中がどんなだったかをチャーリーが聞いてましたけど、冷静に考えると、たまたま目の前にハーリーが
居たというのを抜きにしても、やっぱりハーリーが一番聞きやすいんですよね、朗らかな性格とか人当たりとかも抜きに。
ジャックは意思が固いですしリーダーなので「特に何も」と返答されればその話はソレで終わってしまいますし、
ロックはチャーリーが聞くと答えてくれたものの何せ「変なオッサン」なので聞き辛く、ブーンの件がある以上不審人物。
ケイトも一見答えてくれそうなものの、やはり逃亡犯という事でロック程ではないものの関わりたくないと感じ、
サイードもジャックと似たタイプなので「特に何も」と言われればソレで終わるうえ、やはりイラクの人間という事で
関わりたくないと思ってる人が多いと、ハッチの中に入った人間の性格を考えると、やっぱりハーリーが聞きやすいなと。
 ハッチの中に洗濯機でもあるのか?
洗濯が楽になるとの理由でハーリーはローズをハッチの中に連れて行きましたけど、実際洗濯機でもあるんでしょうか?
流石にハーリーが言うように「食料の管理が大仕事で大変」という理由だけでローズを連れてきたわけではないでしょうが、
デズモンドやケルヴィンが「住むのに最低限必要な食料や設備」が用意されていて、実際今回はシャワーもあったので、
洗濯機ぐらい置いてあるのかなーと、無くてもシャワーがあれば…どういう風にシャワーが出るようになってるかよく
分かりませんが、わざわざ洞窟の水を汲みに行かずシャワーの水で洗濯出来るようになるので、ある意味では楽ですし。
 ハッチの存在意義
前回のフィルムに電波の観測がどうのと喋ってるオッサンの映像が映ってましたが、サイード曰く「こんな風にコンクリートで
固めて、唯一知ってるのが…チェルノブイリだ」という危険な発言が飛び出る事に、いきなり原発くさくなってきました。
 アナ・ルシア達の暮らす場所
どうみてもデズモンドが住んでいたハッチと酷似した内部構造なので、安易ながらも同じ施設という事でしょうか。
「ステーション3 ザ・スワン」の名称がデズモンドのハッチなので、よくよく考えれば「この島に設置された三つ目の施設」
という可能性も十分に有り得るので、それならアナ・ルシア達の住処がハッチという可能性もあり、他にもう一つ…普通に
考えれば「他の者達」の住処もハッチという可能性があるわけですし。
ただ、位置的な事を考えると、順当に島の東西南北に設置するのが妥当なので、そう考えると四つあるのかなーとも。
ちなみにアナ・ルシア側は23人生き残ったらしく、今回マイケル達が見た人数はどう見ても5〜6人程度の少人数。
つまりジャック達は誰一人何ともなかったものの、アナ・ルシア側は噂の病気に感染して死んだ人物が多い、という事?
 次回予告
次回はジンとサンの話で、砂浜を掘り返しながら「結婚指輪が…無いの!」と嘆くサンの映像が登場。
状況から考えてビンを砂浜に埋めた時に無くしたと考えるのが自然ですよね、実際見返してみると、サンが地面にビンを、
「埋め終わったシーン」からは上手い具合に左手薬指に指輪があるかどうか映像の関係上見えなくなってますし。
ちなみに「埋める前」と「埋めてる最中」にはしっかり指輪をしてるのが確認出来ました。
で、ジンが黒人の男と狩り?に出てたのは…まぁ特にまだ二人は絡んでないわけなので次回の内容に期待という事で。
個人的にジンとサンは全登場人物の中で、一番好きなソーヤーに続いて好きなので次回は非常に楽しみです。



LOST    S2 第05話 「探しもの」
今回はジンとサンのエピソード + 微々たる本編展開、ジンとサンは好きなので個人的には終始楽しめる内容でした。
ただ、前回のハーリーもそうだったんですけど、しつこくも個人的には本編展開より、特に伏線が張られてるわけでもない
普通の内容で特定のキャラを基調としたキャラメインのエピソードの方が楽しめるので全然問題は無いものの、
例えばこの島だとかセキュリティシステムだとか、他の者だとかウォルトの行方だとか、そういう本編の先の展開が
知りたい方からすれば、正直S2はかなり期待外れなんじゃないかなと思えてきました。
しつこくも個人的には、ようやく前回からS1同様の各登場人物メインのエピソードに戻ってくれたので非常に満足なものの、
あれだけS1終盤〜S2序盤で本編展開を連続して見せておき、結局また個人個人を中心とした日常展開を長々と続けて、
それでようやくS2終盤で再び本編が多少動く、という流れにするのであれば、不満な人も多いんじゃないかなと思ったり。
 ジン と サン のエピソード 2
よくよく考えれば二人の描写が同時に行われたのって今回が初めてなんですよね、一番最初の時はサンがメインでジンの
不可解な行動の理由が描かれず、次のジンの回想でサンの回想時にジンが行動していた一面がようやく描かれる、と。
今回のエピソード、結論から言えば「信じるのは大変」だったというロック、過去とリンクしてはいるものの様々な出来事が
重なって最後には自分が責められる事になるというハーリー、そんな二人同様、特に必要性は無かったかなという気も。
まぁマイケルなんかは露骨に時間稼ぎの無意味な回想だったのでアレよりはマシですけど、ちょっと微妙だったかなーと。
逆に言えば、やっぱり俺なんかは普段アニメばかり見ていて、アニオタと言えばキャラを好きな人が多いじゃないですか。
俺もご多分に漏れずキャラを追う方なので、そういう「キャラ重視」の視点で見れば、ロック、ハーリー、ジンとサン、
ココ三回で描かれた回想は実に「キャラ重視のエピソード」という感じで、そういう意味では非常に良かったです。
ジャックとデズモンドが過去に会っていたり、ジャックはその時治るはずのないサラの足が奇跡的に完治するという奇跡を
目の当たりにしてしまっている、そういう本編の今後にも絡む回想もイイんですが、キャラ重視の人間からすれば、
今回のように「そのキャラを今までより深く描くエピソード」というのは実にイイ感じだなと、二人が好きなのを抜きに。
で、前置きが長くなりましたけど二人の回想、今回はお見合いやデートの関係上サンがかつてない程に綺麗だったので、
個人的にはもはやそれだけで満足出来るレベルだったんですが、サンの父親と違った意味で母親も「うわぁ…」ですよね。
大事な娘を無理矢理お見合いに行かせるのはまぁギリギリ許せるとしても、サンが自分で選んだ格好に文句を付けて、
四年間通った大学で男を見つけられなかった事にも文句を言ったりと…まぁ、金持ちというより下賎な考えで驚きましたが。
一方のサンは「大学は勉強するところよ」と至極当然な意見、後に判明した専攻科目は美術、てっきり漢方の栽培かと。
結果的にお見合い相手のリーはイイ人だったものの、アメリカに恋人が居ると言うとショックを受けて席を立ったので、
やっぱり女性的には「ショック」なんでしょうか、初めて気の合う相手が現れたかと思えば既に彼女が居た、というのは。
逆にリーからすれば、わざわざ恋人の事を話したので、つまりサンを隠れ蓑にして彼女と仲良くやるつもりだったのか、
普通にサンとは今後も友人で居たかった、のどちらかが妥当でしょうか、あまりのスキンヘッドに目を奪われましたが。
一方のジンは「誰よりも働いて出世するんだ」と面接へ行く前に友人へそう言い、ウェイター助手で、後にウェイターへ
昇進させてもらえるよう希望、以前「自分のホテルを持ってレストランを経営するのが夢」と言ってましたけど、
流石にまずは堅実にレストランの経営から始めるといったところでしょうか。
が、支配人に出身を聞かれ値札が付いたままの服を馬鹿にされ、昇給も休みも無しのドアマンとして働かされる事に。
サンとのデートへ向かうリーと遭遇し、ジンが胸に挿してるオレンジの花を借りお互い良い印象を持っていた、というのは
然して伏線というわけでもないんでしょうか、「オレンジの花」というのが微妙に意味ありげな感じなんですが。
その後、身分の低そうな者がトイレを使いたいと懇願してきて一度は断るも、子供が我慢出来ないと言うのでホテルの
トイレの使用を許可するジン、視聴者的には「エエやつや…」となってるわけなんですが、ソコへ支配人登場。
再び身分の事で罵られ、先程の親子を外へ叩き出せと言われ、激昂してその場で仕事を辞めるジン。
なんかドアマンの服着たままどっかへ立ち去ったのが気になって仕方ありませんでしたが、後にサンの父親にも自分が
漁村の出である事を偽らなかったのは、やっぱりキれてはいるものの「嘘を吐きたくない」からでしょうか。
マイケルの作ったイカダが放火された際にサンも「夫は嘘を吐きません」と言ってましたし。
逆に父親が死去済みと嘘を吐いたのは、ジン本人が父親へ言ったように、単純に父親の事を恥じてただけ?
「誰よりも働いて出世するんだ」というセリフがあったように、出世に燃えるジンとは裏腹にずっと漁師をやってるから、
そういう理由で気に入らず父親の生死に関してだけは嘘を吐いていたと。
ラスト、オレンジの服を着た女性を見るも見送り、歩こうとした直後、向こうも余所見していたのかサンとぶつかるジン。
お互い何か感じるモノがあったのか、微笑みながら相手の顔を見つめて回想終了、相変わらずこの二人は良すぎました。
本編にはコレといった関係も無く、お互いの出会いを描いて絆の深さを見せてくれただけなものの、前述のようにこの二人が
好きな者としてはホント良い感じのエピソードでした、笑顔で韓国語を喋りまくるジンとサンも最近では新鮮で良好。
ただアレですよね、他の登場人物は色々と…それこそやろうと思えば自由に後付け設定を増やしまくれるじゃないですか。
そんな他の登場人物と違い、ある意味この二人はほとんど固定されてしまってるのが難点と言えば難点ですよね。
ココで二人は出会って、後はもぅ普通にデートを重ねて以前描かれていた父親への挨拶→父親のコマとして動くジン、
展開としてはこうなるわけですけども、二人が出会うまでのエピソードは、ジンとサン、マイケルとウォルト、
ブーンとシャノン…はまぁ微妙なとこですけど、少なくとも前述の二組は二人で一つなので、微妙に膨らませ辛いなと。
何にしても、前回までに描かれたジンとサンの、正に表裏一体とも言える回想とは違い、今回は日常的な良さだったので
そういう意味では残念だったものの、二人を好きな者としては非常に満足な内容でした。
てか最後に道端で遭遇しジンに笑顔を見せるサンの可愛さは異常、直前のオレンジの女性が微妙なだけに余計際立つ。
 ジン と ミスター・エコー
ミスター・エコーて、凄い名前ですねしかし、英語で呼ぶ時は「Mr.ミスター・エコー」になるわけですか、そんなバカな。
吹き替えだとこういう時不便ですよね、エコーが自身の事を「俺はMr.エコー」と、まぁ所謂笑わせようと思って自分が
男である事を強調してるだけなのか、マジに彼の名前は「ミスター・エコー」なのか。
いやまぁ、仮に英語音声日本語字幕でも「Mr」は「ミスター」と表記されてると思うんですけど、印象面で吹き替えが微妙。
それよりマイケルを探しにジャングルへと入る二人、二人が会話してるのも良かったですし、マイケルが他の者の存在を
リビーから聞きジャングルの奥へと行った事を知るも放置しようとするアナ・ルシアを無視し「ウォルト!」とソーヤーに
訴えるジンも熱かったです、ソーヤー自身はアナ・ルシアの意見に賛成だったようなのは残念でしたが、やはりジンにとって
マイケルは友人なのでエコーを殴り一人でジャングルに行き、放っておけないのかエコーもジンに同行。
黒人がイイ人というのはある意味お約束ですけど、アナ・ルシアが横暴なだけにエコーが異様に良キャラになってます。
途中、ジャングルに身を隠し他の者達が移動する様子を二人は見てましたけど…まぁこの辺りは今後に期待でしょうか。
もし他の者がエコーの言うように「驚異的な身体能力」で「本気で隠れられたら見つけられない」のであれば、いくら
ジン達が微動だにせずに隠れてようと見つけれそうな…とも思ったんですが、いくら焦ってたとはいえイーサンが射殺直前に
ジャック達の気配に気付かなかった事を考えると「気配の察知」に関してはソコまでではない、という事でしょうか。
足跡が一切無い状態で微動だにしない相手、ともなるとそうそう見つけれそうなモノでもありませんし。
とりあえず他の者は置いておくとして、ジンとエコーのペアは結構良い感じでした、もっと仲良くなって頂きたいなーと。
 マイケルを説得するジン
川辺でマイケルに会い「何してる…戻れ。だから戻れって!」とジンに言うマイケル、しかしジンは「マイケル!」と言い、
直前にエコーの戻った方向を気にするもマイケルの後を追うという流石に友情に熱い行動を取る事に。
結果、すぐにエコーも追いつきマイケルを説得するもエコーの言葉では応じないマイケルに「あなた、ウォルト見つける、
絶対」とジンが言うと落ち着き、ジン達とアナ・ルシア達の元へ戻る決意をするマイケル。
今回はジンらしいと言えば実にジンらしい展開でしたけど、友達であるマイケルの行方を追って危険なジャングルに行き、
頼もしいうえに言葉の壁を超えて友情を築きつつあるエコーの言葉を無視してまでマイケルの後を追い説得した、
というのが何よりも熱かったです、一応この辺りも「アジア人は誰にでも優しい」の、アメリカでの認識が関係してるとか?
 杭を打たれて殺されているグッドウィン
猪のタックルを食らい、転げた先で胸に杭を打たれた男を発見するジン、エコー曰くグッドウィンという男らしいですが、
状況的に「アナ・ルシア達の仲間が他の者に殺された」のか「他の者をアナ・ルシア達の誰かが殺した」のかは一切不明。
エコーが名前を知ってるという事は仲間の可能性もありえますが、イーサンみたいに「スパイとして潜入してた」という
パターンだと名前を知っていて当然ですし、逆に仲間なら遺体を無残な姿のまま森の中に放置するのも変な話。
というかアレですか、イーサンに関してはチャーリー自身がきちんと埋葬したわけなので、そういう意味では敵だろうと
死体を放置してる時点で多少エグイですよね、横暴なアナ・ルシアの我侭が発動しただけ、なのかもしれませんが。
 ジンに対するマイケルの友情
イカダが爆破された際、ひたすらジンの名前を呼ぶソーヤーと違い友人のマイケルが何も反応を見せなかったので微妙に
印象が悪くなる一方だったんですが、今回は「サンとはすぐ会える」とジンを励ましたり、監禁された件でリビーが
謝罪してくると「一人は友達だけど」と、ジンの事をそう言ったり、流石にソーヤーをまだ友達と呼ばなかったのは色んな
意味で仕方無いものの、やっぱりマイケルにとってジンは友人だったという事が再確認出来て何気に良い感じでした。
 怒らないロック
指輪が見つからず喚くサンの元に登場し、サンから「貴方が怒ってるところなんて、見た事ない」と言われてましたけど、
確かによくよく考えるとロックって回想以外はほとんど冷静なままなんですよね、回想では自身も言うようにキれてますが。
勿論、この島へ来てからも「私に無理だなんて言うな!」というお決まりのセリフに端を発し、思い通りにならないと度々
一人で島に対して怒りを見せてはいるものの、よくよく考えればサンの言うように「ロックは怒ってない」
そんなロックが「何故そんなに信じようとしない!」とジャックにキれた事を考えると、やっぱり二人は相容れない存在、
という事がよく分かりますよね、対照的な人物が居ない事には平和に話が進んでしまうものの、相変わらずロックは秀逸。
 久々に露骨にイヤな女になってるケイト
久々もクソも、前回もハーリーの仕事を知ってるくせに、ハーリーが「それは持って行っちゃ…」と明らかに嫌そうな
表情とセリフを見せるも「ありがとね」と言いながらシャンプーを強奪するという自己中心的な行動を見せていたものの、
今回のサンに対する態度はちょっと酷いですよね、酷いというか、サンの事をなんやと思ってんねん、という感じで。
ロックのおかげで落ち着きを取り戻した直後のサンに「指輪のこと、ハーリーに聞いた」と、また余計な事を言いながら
登場して、十人十色で「まだ四日しか〜」と気休めを言いサンを激昂させ、ケイトにビンの事を話したおかげで指輪を
見つける事が出来たとはいえ、自分はサンを怒らせるだけ怒らせておいて、ビンの事を聞きソーヤーの手紙を必死に
探したりと、サンの指輪より「自分のソーヤーに対する気持ち」を優先して人の手紙を見まくったりする辺り、久々に
最低な役回りが回ってきてたなと思いました、ソーヤーに別れを言わなかった事を悔やんでるのは分かるものの酷すぎる。
 魚採りの神ジン
海へ餌を投げていたとはいえ、網を投げ即座に引っ張るだけで数匹魚を回収するという神業を見せるジン、神すぎる。
コレちょっと真面目に凄すぎですよね、取りすぎるといい加減魚が居なくなるので限度もありますが、やろうと思えば、
それこそジンが居てくれれば永久に魚は食い続けれるわけじゃないですか、ある意味歩く食料庫。
 エコーお手製のナタ
ジンも魚に関しては神がかり的ですが、一方のミスター・エコーはお手製の、やたら刃渡りの鋭いナタを作るという職人芸。
こんな何もない島でそんな危ないモノを作れる辺りが、良くも悪くもエコーの回想が待ち遠しくなりました。
今回の描写を見れば分かるようにジンに対する態度は非常に友好的でイイ人だったじゃないですか、しかしそんなエコーは
お手製のナタを作る程の職人芸を見せるという一面も有る、アナ・ルシア側は何気にキャラが濃すぎて面白いです。
 結婚に関して
ジンに結婚の事で質問された際エコーは「もっと酷い」と言っていたので既婚者は確定で、最初の回想は恐らく結婚生活?
アナ・ルシアは未婚…かどうかは不明なものの、少なくとも「今」は結婚していない…まぁそら無理ですよね、この性格は。
ジャックもサラとは…経緯はまだ明かされていないものの「今は夫婦ではない」ようなので、そう考えるとこの島で
結婚に関して幸せなのはジンとサンだけという事ですか、ココへ来た時点での二人の仲は最悪なモノになってましたが。
 他の者が持っていたくまのぬいぐるみ
ジン達が覗き見ていた他の者、最後尾の人間が「左足に怪我をしているらしく包帯を巻いたくまのぬいぐるみ」を所持し、
そのくまのぬいぐるみをジンが妙に凝視する映像がありましたけど、ジンはこのくまのぬいぐるみを知っている?
傷の箇所から考えて、以前ウォルトを襲撃したくまかとも思うんですが…とりあえずコレは何かしらの伏線ですよね。
 S2で出番の少ない面々
S1での出番の有無に関わらず、S2に入り極端に出番が減らされたのは、チャーリー、サイード、シャノン、クレア、の四名。
ジンとサンの出番もS2では少ないですが、元々この二人は普段あまり出番が多くなく、要所要所で一気に印象を強める、
という描かれ方をされていたので、個人的には「出番が少ない」という気はしないです、普通に今まで通りやなーと。
チャーリーは前回こそ出番が多めだったものの、S1だと前回ぐらいの出番の多さがほぼ毎回続いていたじゃないですか、
それこそジャックやケイト同様メイン並に出番は多かったのに、S2に入ってからは…序盤はハッチ内部での描写だったので
仕方無いとはいえ出番が殆ど無いという不遇っぷり、まぁチャーリーとクレアに関しては今後のヘロインに期待。
その反面、サイードとシャノンの不遇っぷりはちょっと酷いですよね、シャノンは元々出番も無ければ、仮に出番があっても
ブーンに文句を言うだけ、とかのお邪魔キャラだったので特に気にもならないんですが、S1であれだけ色々と活躍していた
サイードの出番が極端に減らされているのはちょっとなーと、何か役を与えてやれと。
んー、けどまぁチャーリー同様ある意味S2序盤の出番の少なさは仕方無いとも言えるでしょうか。
狩りはロックが担当していて、ハッチはジャック、S1で主にサイードが担当していたのは「無線での連絡」だったので、
その無線がロックの手により破壊され、現状は完全にシャノンにうつつを抜かした状態、出番も少なくなりますか。
 次回予告
微妙すぎる、アナ・ルシアが「攫われたのはウォルトだけじゃない」といった旨の言葉を発していたり、森の中で
エコーが囁きを聞いているっぽいシーンがあったりと、後部座席組の描写は相変わらず期待が持てるんですが、その反面
次回のメインとなるのが…状況を考えればサイードに「愛してるんだ」と言われていたシャノンでしょうか。
シャノンは初のメインとして描かれるわけですから、そういう意味では「回想にブーンも出るかどうか?」で中々期待が
持てるものの、個人的にシャノンがそんなに好きでないというのと、そもそもキャラが薄い、という二点もあって微妙です。
トドメはやっぱりサイードと相思相愛になってしまったという事でしょうか、ナディアの事はもぅええんか、と。



LOST   S2 第06話 「さまよう者」
今回はシャノンのエピソード + 本編展開、という感じでした、どちらかというとシャノンよりもイカダ組中心の展開。
正直前回の予告の時点では「次はシャノンかよ…」という微妙な気持ちだったのは確かなんですが、意外というべきか、
実際見てみると結構良い感じでした、久々に本編内で「誰もシャノンを信じてないし頼りにもしてない」という状況と
マッチしてて良かったですし、イイかどうかは別にしてシャノンのエピソードよりもイカダ組の描写の方が面白かったりで、
個人的には結構良い感じだったのではないかなと、回想で一瞬登場したとはいえジャックやケイトが一切登場しない、
というのも、無理に出す必要性は無いわけなので徹底してる感じが見えて良かったですし。
 シャノン のエピソード 1
便宜上1と銘打ったものの、果たして次回以降シャノンのエピソードが描かれる事があるとは思えませんが…まぁ一応。
で、内容の方ですけども、とりあえずまず気になったのが「シャノンはバレエを教えているのかどうか?」です。
仕事として教えてるのであれば金は貰えるでしょうけど、シャノンの義母曰く「仕事をしてない」そうなので、この辺りは
どういう感じになってるのかなーと、言い方は悪いですけど、無償奉仕という事はそうそう無いでしょうし。
まぁそんな気にする程の事ではないのでイイんですけど、シャノンの父親ラザフォード、事故に遭って死去してしまったのは
可哀想だとは思いますが、このラザフォード、どうやらジャックの嫁サラの事故った相手のラザフォードは、マジにシャノンの
父親のラザフォードだったんですね、こういう風に「名前が同じ」人物は、以前にもマイケルの嫁スーザンの再婚相手と
シャノンと付き合ってる男ブライアンが一致してたりと、「名前が同じ = 同一人物」と判断していいべきかどうか迷います。
スーザンの再婚相手とシャノンが付き合ってるブライアンは顔が出て、別の役者だったので「違う」と断定出来るものの。
で、葬式で久々にブーンが再登場して、バレエ団のテストに受かった通知が来るも、小切手が不渡りだったらしくバレエの
合格が取り消し…ではなく「○○日までに入金しないとアウト」の連絡でしょうか、ソレが来ると。
シャノンは義母に父親の遺産の話をするも、何故か溺愛していた実の娘シャノンには一切遺産がいかないという超展開。
これは…流石に本人の意向なら仕方無いですし、何かしら遺産相続に関する遺書が残っていたのだとすればそれはもぅ
仕方無いですけど、義母が鬼ババすぎたので、なんか裏で細工したんちゃうか?と勘ぐってしまいますよね。
溺愛していたのであれば、シャノンを愛してるブーン同様、信用してるとかどうの以前に「これだけあれば大丈夫だろう」
という意味で「とりあえずシャノンに生活するのに困らない程度の金を残す」ぐらいはするでしょうし。
その後シャノンの為に金を借りに行くも、使用目的がバレているからか実の息子であるブーンにも金を貸さない母親。
そんなブーンはシャノンの為に母親の部下になり仕事をする事にし、とりあえず手持ちの金をシャノンに渡そうとするも、
「無理だってこと?どうせ一人じゃやってけないって?」とキれられ「そうは言ってないよ」とブーンは言うものの…まぁ、
こればかりは、シャノンにしてみればそういう風に聞こえても仕方無いですよね。
ブーンからすればシャノンを…妹ととしてとか女性としてとか関係無しに愛してるわけですから、シャノンを信頼してるとか、
仕事をして金を稼げる女だとか、そういうのは抜きに純粋に「シャノンの為を想って」当面のバレエやら生活費やらの
金をただ渡そうとしただけ、なんでしょうけども、シャノンにしてみれば「ブーンも私を信用してない」と思って当然ですか。
回想はココで終わったので、結局シャノンはブーンに啖呵を切ったものの、働かずに男を利用して父親の遺産をブーンから
掠め取るという展開になると、なんかもぅあまりにもシャノンにとって悪い描写ばかりでちょっと可哀想すぎるなーと。
むしろ久々に見た事もあってかブーンの方が光ってたので、言い方は悪いですけどもレギュラー落ちも分かる気が。
 シャノン と サイード
シャノンの為に…なんかよぉ分かりませんけど豪勢なテントのようなものを作るサイード、初っ端から「らしい」です。
早速夜の砂浜で…それもウォルトを見たシャノンの叫び声がチャーリー達に届くような距離でヤり始める二人の根性には
心底敬服しますが、よくよく考えると今回の展開のさせ方って本作にしては珍しいというか、初めてですよね。
普段はメインとなる人物が主体に描かれる→要所要所で回想が始まる→再び現実時間で展開、の流れじゃないですか。
けど今回は、どちらかというとイカダ組の方がメインに描かれていたので、そういう意味ではシャノン…というよりも、
シャノンとサイード二人の事を考えるとちょっと可哀想だったかなと、最初と最後以外は追っかけ回してるだけでしたし。
ただ逆に言うと、そういう風に二人の描写時間は少なかったのに、シャノンの「信じてもらえない」を上手い具合に
表現し切っていたのは流石だなと、サイードよりブーンとの愛情の方が深そうに見えるシーンが多かったのは別として。
 アナに射殺されるシャノン
ようやくサイードがシャノンの事を信じる旨の発言をし「愛してるんだ」とも言い抱擁するも、再びウォルトがずぶ濡れの
格好で登場し「シー」のポーズ、ソレを見たシャノンはウォルトを追って森の中へと走り去り、一瞬遅れるもサイードも
シャノンの後を追うと不意に銃声が轟き、シャノンが胸の下〜腹の上辺りを、恐らく銃撃による出血だろうと思わしき血を
大量に出してサイードにもたれかかり…描写の関係上微妙なところですが即座に意識を失ったようなので恐らく死亡。
サイードが視線を上げると、そこには何とも言えない表情をしたアナが銃を構えており、ジンとマイケルはシャノンを見て
愕然とした表情、サイードはアナを…アナとは別の意味で何とも言えない表情をしてアナを見ながら立ち上がり今回は幕。
久々に「うぉ、マジで!?」という展開だったので興奮しました、シャノンが死んだっぽいのに興奮もクソも無いんですが。
けどコレはまた、色んな意味でエグイですよね、どういう理由にせよアナはシャノンを射殺…確定ではないものの、結果的に
シャノンを撃ってしまったのは間違いないでしょうから「他の者ではない一般人を殺してしまった」という、ロックと違い、
いくらアナが横暴な性格でも半端ではないショックを受けるでしょうし…ただ展開的には妥当でしょうか。
言い方は悪いですけど、S1で「誰か一人殺すならブーンが一番無難」だったのと同様、S2でも「誰か一人殺すなら」で
考えると、やっぱりシャノンが適任になってしまうんですよね、他の者が姿を見せて野蛮極まりないという事が分かり、
ルソーやデズモンドの言ってる「病気」もまだ残ってますが、単純にキャラ単体で考えるとシャノンだけが微妙ですし。
しかしまぁ、シャノンよりもサイードがキツイですよね、ナディアがどうのを抜きに、時間軸で言えばこの島へ来てから、
次回のサブタイを考えるに約50日経過してるはずなので、飛行機に乗ったのは当然約50日前。
自身の招いた行動とはいえ、約51日前に目の前で親友に自殺され、今度は愛するシャノンが目の前で死ぬという結果。
次回以降サイードがアナにどういう行動を取るのかが非常に気になります、ソーヤーへの疑いだけでソーヤーを拷問し、
危うく殺すところだった、というトコまでイってしまった時の事を考えると、マジにアナを殺しかねない勢い。
 アナは本当にシャノンを撃ったのか?
「アナがシャノンを撃った」映像が無いので「間違いなく撃った」のかどうかは判断出来ませんが、撃った場合は、
・ウォルトの名を叫びながらいきなり走ってきたシャノンを他の者と思い銃撃。
・直前に囁きが森を支配していたので、ありえるかどうかは別に「囁きに促されてつい銃撃してしまった」
・囁きの影響か「シャノンではなく別の人物の幻覚を見ており、アナ本人はその人物を銃撃したつもり」
・「グッドウィンの事を忘れたの?」とリビーに言っていたので、やはりグッドウィンがジャック側のイーサンに相当し、
 他の者のスパイだったとかで、よっぽど酷い裏切りをしたから再び幻覚で現れたグッドウィンを銃撃した。
可能性としてはこれらが挙げられるわけですけども、流石に最下部が一番妥当でしょうか。
一応「それなら間違えても仕方無い」という言い訳が出来ますし、いくらなんでも「いきなりシャノンが出てきたから射殺」
というのは、ただでさえ印象の悪いアナをこれ以上イヤな女にしても意味が無いですし。
で、一番小賢しいパターンとしては「別にシャノンは死んでない」とか「アナは銃を構えてるだけで射殺したのは別の人物」
この二点だけはホント辞めてほしいなーと、シャノンが死んでしまうというのは確かに可哀想ですけど、物語の展開だけで
考えるなら、やっぱり「理由はどうあれアナがシャノンを射殺してしまった」方が面白いですし。
 ビンセントの行動の謎
シャノンが、ウォルトの服の匂いをビンセントに嗅がせウォルトを探させる、という行動を取っていましたけど、
何故かビンセントが走って行ったのはウォルトの居場所ではなくブーンの墓。
元はブライアンの犬だったとはいえ、やはりビンセントもひたすら怪しいので「ブーンの墓に連れて行った」というのは
何かしら意味があると思うんですが…単純に「シャノンがサイードに信じてもらえなかったので兄の元に一旦連れて来た」
という事でいいんでしょうか、何か意味があるような気がしてならないんですけども。
 ウォルトの行動の謎
サイードが水を取りにテントを出ると、テント内の明かりが消えてずぶ濡れのウォルトが登場。
後半ではサイードの前にも姿を現してましたけど、S1第一話で「サイードが消えてからシャノンの前にだけ姿を現した」
事を考えると、前述のように最後はサイードの前にも姿を見せたものの「シャノンの前にだけ二度も現れた」というのは
どういう意味があったんでしょうね、三度に渡って見せた「シー」という「静かにしろ」というポーズは、アレはまぁ
普通に「喋ると他の者に見つかるから声を出すな」という警告だろうとは思うんですが。
このウォルトも、ビンセントがシャノンをブーンの墓に連れて行ったのと同様「ウォルトを追ってシャノンはアナに射殺」
という展開になったわけなので、結果だけを見れば「ウォルトとビンセントがシャノンを死へと導いた」とも取れるので、
やっぱり何か意味があるのかなーと…てか、そうなるとサイードにもウォルトが見えたので、次のターゲットはサイード?
 倒れるソーヤー
肩の傷を今回は特に辛そうにしてるソーヤー、最初はバーナードの助けを拒否するも、結局ジンの肩に捕まって歩くが、
やはり一人で歩き、マイケルの助けも拒否し歩き出すものの急に地面へと倒れ込み起き上がることすら出来ない展開。
心配して駆け寄るマイケルに「俺なら放っとくぜ…」といつもの嫌味を言い、余程他人に干渉されたくないのかトドメと
ばかりに「俺はお前を見捨てた…」と言うも、マイケルは「まぁな…だが俺は違う」と微かに笑いながら返答。
視聴者的には二人の友情が深まるのを感じる熱いシーンですが、マイケルの顔を見たのを最後に意識を失うソーヤー。
そして久々に横暴ぶりを発揮するアナ、よりによって気絶したソーヤーを置いて行こうという旨の発言、鬼すぎる。
挙句に出番の無かったシンディまでもがアナの意見に賛成、バーナードとリビーはソーヤーを見捨てるわけにいかないと。
リビーが言うには「感染症を引き起こし熱が出て、脱水症状を引き起こした」という状況らしいですけど、コレは…傷口が
化膿する可能性も当然あるでしょうけど、流石に死にはしないものなんでしょうか?
展開的にはこの直前にマイケルとの友情を深めて借りも作ってますし、最後にサイードと合流出来たので、次回以降に、
ジャックが治療→ケイトが献身的に介護→二人にも借りを作る結果になる、で多少情に熱くなる、なんでしょうけども。
でまぁ「ミスター・エコー、担架を作ってくれるか?」というマイケルの問いに頷くエコー。
そしてマジにやたら立派な担架を作るエコー、職人芸とか超えて、この短時間でどうやってそんな立派な担架作ってんと。
しかし何と言うか、特に出番の無かったシンディはまだしも、アナはひたすら印象が悪くなる一方ですよね。
マイケルは久々に熱い友情を見せ、ジンも相変わらず肩を貸したりと行動で魅せる良さ、バーナードとリビーはイイ人、
エコーはソーヤーが倒れた際に自分からどうこうしようとはしなかったものの即座に担架を作ったり、海岸沿いを歩く際、
ソーヤーの事を考えてルートを変更するという…ジンが「行動で結果を出す男らしさ」だとすれば、逆にエコーは、
「極力誰にも気付かれないように行動する男らしさ」なのが熱いなーと、いや、熱いというかアナ以外は全員良識人。
けどもぅコレは、今後アナに余程好意を寄せれるような展開でもない限りは、視聴者的には印象最悪のままですよね。
ケイトやロックは結構活躍してるものの、アナが今までに見せた人道面での良さが一切無いので印象はホント悪いなーと。
 他の者に攫われた?シンディ
切り立った崖を、全員が協力したソーヤーを乗せた担架を運び終えたところで姿が見えなくなるシンディ。
アナは他の者に攫われたと言ってましたけど…んー、流石にソレは無茶があるんじゃないかなー、という印象。
あれだけ見晴らしのイイ場所で、音も無く女性一人を拉致るというのは現実問題可能なんでしょうか。
まぁ展開の関係上恐らくシンディはマジに拉致られたんでしょうけど、それはもぅ超人とか超えて異常やなーと。
 チャーリー と クレア
シャノンの叫びでわざわざアーロンを起こしてきたクレアに多少強い口調で「なんで起こしたの?」と怒るチャーリー、
「おっぱいでもやらないと一日中不機嫌になるだろ」と言われ「ごめん…」と言いながらも不機嫌そうにするクレア。
今回の二人はこんな感じでしたけど、まぁ…まぁチャーリーが正しいですよね、ちょっと責めすぎかなとは思いますが。
けど逆に、後半でロック相手に言った「母親の責任」とかを抜きにしても、実際ルソーにアーロンを一度拉致られた関係上、
クレアとしてはアーロンを一人にして自分だけシャノンの様子を見に来る、というのは出来ませんよね。
 クレア と ロック
夜中に起こしたせいか8時間経っても寝ず泣き止まないアーロン、それをやたら上手い事あやすロック、なんやこのハゲ。
むしろ二人の絡みにおける注目は、ジャングルで見つけた陶器のマリア様の像をいつも持ち歩いてるから信心深い、
そうチャーリーの事を話すクレア、ヘロインの事を知ってる為ロックは「成程な…」と複雑な表情を見せてましたけど、
まぁロックとしても確かに残念な展開ですよね、一度は自分でドラッグを辞める決意をしたチャーリーが再びヘロインを、
使用の有無はまだ分からないものの「少なくとも常に持ち歩いてるらしい」と分かってしまったのは。
しかもまたそのヘロインは、別にロックが発見したわけではないですが、結果的にロックがプロペラ機を見つけなければ
チャーリーがマリア像を手にする事も無かったわけなので、その事も含めてロックとしては複雑な心境ですよね。
 チャーリー と ロック
バックギャモンをしながら「ママになる事をもっと勉強しなきゃ…責任とか色々…」と、クレアのアーロンへの接し方を見て
久々に良い感じのセリフを言うチャーリーに対してロックは「中々面白い事を言うな…ヘロイン中毒者が」鼻水吹いた。
いきなりそんな返しは無いわ、ケンカ売ってるというよりも笑わせようとして言ってるとしか思えない流れでヘロイン中毒者。
「…元だよ」「元、ね」と、取り立てて言及はしてませんでしたけど、ロックはいつ聞く事にするんでしょうね。
流石にチャーリーが主役を担当するエピソードで聞くんでしょうけど、ジャックが洞窟に埋まった際の事も考えると、
今度はジャックに相談するのかな、という気もするので、その辺りがどうなるのか非常に楽しみです。
 次回予告
予告の映像とサブタイが示すように、次回はアナ達がマイケル達と出会うまでの話という感じでしょうか。
アナやエコーはキャラが濃いので非常に楽しみですし、ブーンの通信を受けたのがアナ達だったというのも確定したりと、
純粋に本編のみが進む事を考えると中々面白そうではあるんですが、展開と内容を考えると、恐らく次回はS2開幕の
ハッチ組とイカダ組同様、アナ達の48日間が描かれ、最後にアナがシャノンを射殺してサイードが激昂するシーンで終了、
つまり本編は進展無し、という展開が妥当だろう事を考えると微妙かなーと、早く今回の続きが見たいですし。
というよりも、続きも勿論見たいんですが、むしろそれ以上に後部座席組や、帰還したイカダ組との絡みが楽しみです。
ジャックとアナ、ジャックとソーヤー、ジンとサン、ジンとハーリー、サイードとソーヤー、この辺りが特に楽しみです。
ローズとバーナードは普通に再会を喜ぶでしょうし、ケイトとソーヤーに関してはケイトが個人的に微妙なので「楽しみ」
という程ではなかったり、キャラは良いものの誰と絡むのか予想の出来ないエコーなど、他の組み合わせは不確定。
てかアレですね、こうやってよくよく考えるとマイケルって、正直特に絡む相手が居なかったんですね。
基本的にウォルトと行動していて、S1で交流を深めたのはジンなので、今回ソーヤーと友情を深めたように、結局イカダに
乗らなかった人物とは、普通に顔見知り以上友人以下レベルの仲の良さだったんだなと、今更ながら意外な感じです。



LOST   S2 第07話 「知られざる48日」
他所様の感想を読ませて頂いた限りだと、今回のエピソードはかなり好評を博しているようで、中にはS2で屈指の良さ、
と褒めちぎられているサイト様もあったものの、個人的には正直微妙かなーと、はっきり言えばLOST至上最も微妙でした。
別に悪くは無いと思うんですよ、他の者について分かる事もありましたし、駆け足で48日間を描いた割りには上手い具合に
纏まっていて分かりやすかったですし、肝心の本編が進まなかったとはいえテンポ自体は非常に良かったと思います。
ただ何と言うか…勿論感想は人それぞれなんですが、見ててどうにも面白みに欠ける内容だなーと。
良いか悪いかは別にして、先の展開が100%読めてしまうので「見る楽しみ」が無いんですよね、攫われた人に関しては
前回アナがマイケルに人数と墜落からの日にちも教えてましたし、グッドウィンに関してもエコーがジンに「仲間か他の者」
どちらとも取れる言い方をしてる時点で他の者と読めてしまう、なので展開的な面白さが無かったんですよね。
アナ達にしてみれば凄惨な体験でしょうけども、あれだけアナ達が…アナまでもが他の者を心底恐れてる割りには、
確かに結構な人数が攫われてるものの、実際イーサンの方が人を殺してるので「見えない恐怖」を与えてきましたし、
何よりジャック達と違ってアナ側はひたすらキャラが薄いんですよね、アナとエコーも「良いサブキャラ」のレベルですし。
なので内容の良し悪しは別に、個人的には非常に微妙なエピソードでした、失礼ながら一週待った甲斐が無かったなと。
 墜落直後のアナとエコー
恐らく自分達も海水をモロに飲んでしまっただろうに、人々を助けて回るアナとエコー、アナが怪力すぎてビビるビビる。
アナはエマという女の子に心配蘇生法を試み成功させ、エコーは殆どの遺体を一人で陸に運び込むという働きぶり。
エコーの方は何をしても「エコーらしいな」という妙な感想に落ち着くんですが、やっぱりアナは前回までの態度が
あまりにも横暴だったせいで、人を助けるという当然の事をしても「あ、コイツも人助けするんや」という驚きが。
 他の者を殺害した事に罪悪感を感じるエコー
寝ているトコを他の者に襲撃され、襲ってきた二人を…画面が暗すぎて分かり辛いですが、恐らくは石で撲殺したエコー。
リビーは「貴方は何も悪くない…自分の身を守っただけじゃない」とは言うものの、それでも喋らずにグッドウィンが
死ぬまで無口を貫いたのは、やっぱり正当防衛だろうと人を殺してしまった事に対する罪悪感ですよね。
チャーリーがイーサンを射殺したのはクレアを拉致して記憶を無くさせた事や、チャーリー自身も殺されるトコロだった、
という事に対する復讐なので「望んで殺った」ものの、正当防衛とはいえエコーは「殺したくて殺した」わけじゃないので、
流石に相手が明確な悪人でも気持ちのイイものではないですよね、まさか人を殺すハメになるとは思わなかったでしょうし。
逆に言うと、後にアナも襲撃者の女を殺してましたが、エコーと違って表面上は然して罪悪感が無さそうだったのが何とも。
 アナはいつグッドウィンが他の者だと特定したのか?
結論から言えば決め手は「グッドウィンは以前アメリカの平和部隊に所属していた」という自己紹介の時の言葉でしょうか。
アナがグッドウィンに色々言ったのは、襲撃してきた女から回収したアーミーナイフは20年ぐらい前のアメリカ軍の軍用品、
バーナードが木の上に居たのに何故発見出来たのか、墜落の10分後に服が乾いていたので海に落ちてない。
これら三点ですけど、後者はまだしもやはりナイフは、20年ぐらい前のアメリカ軍の軍用品 = 平和部隊、でしょうから、
「襲撃者の女が持っていたナイフはグッドウィンがもたらしたモノではないか?」と考えた、が自然ですよね。
ただそうなると、少なくともネイサンの行方が分からなくなって以降なので…まぁ、細かく描いてないだけ、が濃厚ですか。
 ジン と エコー
45日目、ビーチに流れ着いたジンをシンディとリビーが発見してましたけど、まさかマジで自力で島まで泳いで帰ってきた?
その後は手を縛られエコーによる尋問、アナは他の者かどうかという以上に手に付いた手錠の事で特に怪しんでるものの、
エコーは「彼は危険だとは思えない」と発言、ジンは自力で脱出しソーヤー達の前に登場してS2第二話の展開になると。
で、エコーがマイケルを探しに行くジンに付いて行ったのは、単純に性格的な事もあるでしょうけど、それ以上に、
「同じ墜落者で無実のジンを疑ってしまった詫びも兼ねて」という事もあったんじゃないかなーと、何となくそう思いました。
エコーは義理とか人情とか、そういうのを大事にする…ジンと似たようなタイプだと思うので、詫びも兼ねて、と。
 アナに子供は居るのかどうか?
「君も母親か?」というグッドウィンの問いに「…いいえ」と否定してたものの、直前に「あの女の子をママに会わせるって
約束したの」というセリフがあったのと、グッドウィンの「母親か?」の質問に一瞬間を置いて否定した事を考えると、
少なくとも子供が居るというのはほぼ確定でしょうか、この流れで居なければソレはソレで逆伏線ですが。
ただ、以前ソーヤーにも「アンタ結婚は?」と質問されてた事を考えると、脚本的に二度も来てるのは流石にくどい印象。
 結局ネイサンは何だったのか?
「トイレに行っていた」と、行動する時は常に二人でと決めたにも関わらず一人でジャングルに入り二時間も単独行動し、
アナに二人でという決まりの事で注意されると「悪かったよ」とは言いながらも文句のありそうな表情を見せたり、
他の者に襲撃された翌朝に「ここから移動しないと」というアナの意見に文句を言ったり、スチュワーデスのシンディも、
「彼を見てない」と証言したり、最も人懐っこそうに見えるリビーがネイサン自身の事を質問しても適当にはぐらかし
自分の事を語ろうとせず、しつこくもリビーにまで「彼…なんだか気味が悪いの」と言われる始末。
加えて妙なのが、穴に監禁されアナの質問にまるで答えなかったくせに、何故か「どっから来たの?」という質問にだけ、
やたら「ハッ!」とした表情を見せて「…カナダ」と答えたりと、結局ネイサンはナンだったんでしょうか?
「だからネイサンはリストに載らなかった」というグッドウィンの言葉を考えると他の者ではないんでしょうけど、
なら何故「自分の事を質問されると返答をはぐらかしたのか?」が問題ですよね。
勿論、単純に自分の事を喋るのが苦手だとか、出来れば聞かれたくない、というだけの事かもしれませんが、何と言うか、
言い方は悪いもののネイサンは「疑われても仕方無いだけの理由」がありすぎるんですよね。
更に酷い言い方をすれば、イーサンが「いかにも不気味な男」という顔をした役者を起用していたのと同様、ネイサンは
役者の顔が…まぁちょっとアレな表現で恐縮なんですが「いかにも嫌われそうな顔」をしてるんですよね、偉そうな感じの。
なのでホント言い方が悪くて申し訳ないものの、言動と同じくらい「顔のせいで疑われた」のではないかなーと。
アナ自身が解き明かしたようにグッドウィンも十分怪しい要素が満載だったのに、結局アナは最後の最後までその事に
思い当たらなかったので、結局人間最後は主観に頼りすぎてしまうんだなーと、ネイサンは態度も悪かったですが。
で、結局「ネイサンは何者なのか?」についてですけど…まぁ、やっぱり普通に乗客だったのではないかなーと。
アナもマイケル同様、悪い意味で思い込んだら「そうに違いない」と決め付けるきらいがありますし、シンディの証言は、
正直ソーヤーを置いていく旨のアナの発言に賛同した事を考えると「長いものに巻かれろ」タイプだと思うので、実際の
記憶の有無や真偽は別に、場の流れが「ネイサンが他の者に違いない」になってるので「自分も見てない」と、いくら
普段の記憶力が良かろうと「ネイサンなんて乗ってなかった」と思い込んでしまった可能性もあるので、信用性が無い。
なので、結局態度が悪いだけでマジに815便の乗客だった、というのが真相ではないかなと。
 くまのぬいぐるみ
エマの弟がくまのぬいぐるみを所持していたので、以前ジンとエコーが見た他の者が持っていたくまのぬいぐるみはコレ?
となるとつまり「他の者はくまのぬいぐるみも攫った」「エマの弟が持っていたくまのぬいぐるみを何故か持ち歩く」
という事になるんですよね、どちらの理由かは別にして、何故そんな事をしたんでしょうね、所持してる理由が謎すぎる。
 アナ達側のハッチ
ジャングルで見つけたハッチの扉には検疫隔離と書かれ、中にはダーマと書かれたシンボルも存在し、義眼や聖書も。
グッドウィンも怪訝な顔をしてたので、他の者もハッチの事に関しては何も知らない、という事なんでしょうか。
 本編終了後のキャスト紹介
キャスト紹介の映像が所々変更、個別紹介前と後の映像がハッチ内部やアナ達のモノに差し替えになり、個別紹介では
サイードの紹介映像がシャノン死亡関連のモノに変更になり、当然ながら死亡したシャノンは紹介自体が削除。
普段はウォルトで終わるところを、最後にアナとエコーの二人も紹介に追加され、リビーやバーナードは紹介自体無し。
シンディの紹介が無いのは仕方無いものの、リビーの紹介も無いのは正直意外でした。
バーナードは、ローズと再会後はローズ同様「たまに登場する」程度の扱いになると思っていたので驚きは無いんですが、
リビーは結構出番が多かっただけに意外やなーと、かといってレギュラーにする程の濃さでも無いんですが。
 次回予告
映像から判明したのは、ジャックに質問するエコー、「拾いなよ、殺せばいい」とサイードに銃を渡すアナ、そしてそんな
アナを睨みつけるサイード、どこか一点を見つめるチャーリー、サン、ローズ、といったモノ。
サブタイが「復讐」なのでサイードが主体として描かれるんでしょうけども、むしろ注目は後者のチャーリー達。
サンはジン、ローズはバーナードなので再会直前の映像かとも思うんですが、となると「嬉しそうに走って行ったチャーリー」
がナンなのかなーと、少なくとも「笑顔を見せて喜ぶ程に嬉しい」再会ではないでしょうから気になるトコロです。
ビンセントも走って行ったのは…コレはまぁマイケルでしょうか、意表を突いて「いきなりウォルトが帰還」も面白いですが。
何にしても次回は非常に楽しみです、ジャックとエコーが絡むというのも正直気になりますし、やはり個人的には何よりも
ジンとサンの再会がマジに楽しみです、出来れば、ハーリーは何故かジンが夢に出たんですから、ちょっと絡んでほしい。



LOST   S2 第08話 「復讐」
今回はアナのエピソード + 本編展開、正直マジでアナはサイードに殺されるのではないかと思ってたわけですが。
けど冷静に考えると、単純に展開の面白さだけで考えると微妙に残念な内容でしたよね、良いのは良かったんですけども。
アナは最初サイードを殴って昏倒させ、最後に自分でロープを切るまでずっと縛ってたじゃないですか。
良くも悪くもあれだけ時間を置くと、いくらシャノンを殺されたサイードでも冷静になりますし、何より目の前で散々
アナが仲間にすらそこまで慕われてるわけではない、という光景を見せられ自暴自棄になってるのも確認。
挙句にアナ自身が撃たれてどうのこうのという話を聞き、最終的に「諦めた」とか「シャノンを殺した自分は殺されるべき」
とか、そういう決断でサイードの縄を解いたのではなく「もうどうでもいい」とか、そういう投げやりな態度でサイードを
解き放ったじゃないですか、まぁイイか悪いかは別に鋼の意思を持つ人物なら即アナを殺害するでしょうけど、状況と
展開で考えるとサイードの方がアナに同情する立場になってしまってるわけなので…表現が難しいですけど、個人的には
この展開より普通にサイードがアナに復讐…殺すとか傷つけるとかは別にしても、何かしら復讐する方が良かったかなと。
 アナ のエピソード 1
てっきり無難に軍人なのかと思いきや実は警官だったアナ、まぁ軍人だとサイードと被るので警官という方が良いですか。
ただ、サイードには「元警官」という旨の言葉を放っていたので、展開だけで考えればジェイソンへの復讐がバレて流石に
庇いきれなくなったので母親もアナを泣く泣く解雇した、とかでしょうか、バレたらいくらなんでも捕まる気がしますが。
しかしアレですよね、結論から言えばこのアナの回想、妊娠していたのにジェイソンのせいで赤ちゃんが死んだ、確かに
ソレは可哀想だと思いますけど、正直同情とかそういうレベルを超越して、やっぱりアナは横暴っぷりが目立ちますよね。
まぁ母親が警察署長で、職権乱用のレベルでアナを良く言えば過保護、悪く言えば自己中心的に守ってるので、母親が
こんな性格ならアナも捻くれて当然かもしれませんが、いくら子供を抱いた母親へ罵声を浴びせる男が目の前に居たからと
いっていきなり銃を突きつけたり、警官である前に一人の女性とかを抜きに、仮にもアナを撃った犯人が捕まり後はアナの
証言だけという状況になってるのに「彼じゃない」と解放して自分で銃殺したりと、ホント言い方は悪いんですけど、
どう贔屓目に見ても…勿論S2序盤でのマイケル達に対する横暴な態度があったからこそ余計思うんでしょうけど、新たな
一面が描かれる度にどんどん嫌われていくキャラやなーと、そらダニーも出て行くやろうと。
んー、けどコレはどうなんでしょうね、まだアナは最初のフラッシュバックで、文字通り少ししか過去が描かれてないので
これだけで決め付けるのは早計ですけども、どうにも他の登場人物に比べてキャラが弱いというか、多少設定面で適当な
印象が強いかなーと、適当というよりも、わざとなのかもしれませんけど嫌われるようなキャラにしかなってない、と。
例えばソーヤーなんかは両親の仇のソーヤーと思って撃ち殺した男が全くの赤の他人だった、というシャレにならない
過去が描かれてましたけど、勿論感想は人それぞれでしょうが、これはもぅ単純にソーヤーが可哀想に見えるんですよね。
同様にサイードも、ナディアに会いたいが為にイサームに自爆テロの覚悟をさせ最後は銃身自殺をさせる事になるという、
結果だけ見ればサイードの自業自得で親友を一人失う結果になってるのに、これも描写が秀逸でサイードはひたすら
可哀想に見えるんですよね、共に状況のせいでそう追い込まれてるので、ヤった事は別に結果的に「可哀想に見える」と。
ソレに対して、アナの場合はなんかもぅただの我侭にしか見えないんですよね、ケイトと違ってマジでただの我侭、という。
今後の回想でこの前後がどう描かれるのか気になりますが、良くも悪くも何かしら進展してもらえると嬉しいなーと。
 アナ と サイード
シャノンを殺された事で怒りに我を忘れ、マイケルやジンの制止の声も聞こえず銃を取り出しアナに詰め寄るサイード。
しかしエコーが力ずくで止め、アナが銃の柄の部分でサイードの頭を殴り昏倒させるという幕開け。
アナも混乱してるでしょうしショックなのはショックだったんでしょうけど、これは、正直もぅ悪い意味でやりすぎですよね。
例えばシャノンを撃たれたサイードがアナを気絶させてお互い冷静になる時間を与える、なら展開的に有り得るかどうかは
別にして分かるものの、サイードが激昂する原因を作った張本人のアナがナニをそんな暴力で解決しようとしてんねんと。
最終的にサイードはアナの様々な一面を見たからか「君を殺して何になる?お互いもう死んでいるのに」と言い、少なくとも
アナへの殺意は沈める事になりましたけど…んー、個人的には、サイードはアナを憎み続けてほしかったかなーと。
今回の結果だけを見ても分かるように、アナはサイードのみならずリビー達にすらシャノンを射殺した事を、ただの一言も
謝ってないじゃないですか、ソレが個人的には気に入らないので、サイードにも「シャノンへの謝罪の言葉は?」とか、
何かそういう展開が見たかったのでちょっと残念かなと、リビーとエコーは「事故」と言ってましたけど、実際問題
「誰かと間違えた」わけではなく「顔すら確認せずに人が歩いてきたのでいきなり発砲した」わけなので、特にアナは
元警官なので余計問題じゃないですか、冷静に確認する事も出来ず、自分がビビったからつい銃を使ってしまった。
なのでコレは事故でも何でもなく、アナによる「殺人」なので、サイードにはもっとキれてもらいたかったというか。
まぁ、サイード以外の人物なら、恐らくアナに対する怒りを静める事は無かったでしょうけども。
 アナの横暴っぷり
「この男を縛って!」とエコーに言い、エコーが否定すると今度はリビーに命令、しかもソーヤーの担架をバラして使えと。
バーナードが「なぁ、キャンプまでもうすぐなんだろ?早く妻に会いたいんだよ」とアナを急かすと、アナは鬱陶しげに、
「今まで命があったのは、誰のおかげ?」と恩きせがましく発言、次に「アナ…どうするの?一人では生きていけないわ」
とリビーが言うと、48日間も力を合わせて頑張って来たリビーに「とっくに一人なの」と言い放ったりと、ちょっと今回の
アナは過去に類を見ない傍若無人ぶりを発揮していたなと、真面目な話、仮にアナがジャック側に落ちて共に過ごす事に
なってたら、なんかもぅ間違いなくソーヤーとサイードに拷問されてた気がしないでもない。
 ロックに冷たく当たるジャック
「…どうしたんだ?」負傷したソーヤーを見て不思議そうに訊ねるロック、しかし丁度背後でタイマーが鳴り出し、
「ジョン、入力しろ」とソーヤーの事に関しては何も告げずにそう言い放つジャック。
たまたまタイマーが鳴ったから、最初にボタンを押すように決めたロックにはその責任があるので「入力しろ」と言っただけ、
という可能性も十分ありますが、やっぱりブーンの死後溝を深めてる二人だけに、ソーヤーが死ぬかもしれないという
緊迫した状況でもジャックはロックに詳細な説明をしたくないのかなー、とか勘ぐってしまったり。
 ソーヤーを介抱するケイト
ジャックが飲ませようとしても飲まなかったものの、ジャック曰くケイトの「囁き療法」でソーヤーは薬を飲むことに。
状況が状況なだけに、この場に誰が居ても個人的感情を抜きにソーヤーへ薬を飲ませようとしたり、手厚く介抱するのは
間違いないでしょうけど、どうも、やっぱりケイトは見ててなんか薄ら寒いんですよね。
サンと一緒にボトルを掘り返した時にソーヤーへ別れを言ってなかった事を悔やんではいたものの、今回は迂闊にも
ジャック達とゴルフで盛り上がってたのが、タイミング的に最悪でしたよね、直前までそんな心底楽しそうに遊んでたのに、
ナニをマジになってソーヤー心配してんねんと、別に心配するのはいいんですが、どうも「嘘」っぽく見えてしまうなと。
 ジャックの受けたサイード達の状況による印象
「落ち着け」というロックに「シャノンは死んで、サイードは銃を持った女に捕まってる!」とジャックは言ってましたけど、
まぁ、確かに落ち着けもクソも、そら落ち着いてられませんよね、エコーは一見信用出来そうに見えるものの、ソーヤーを
運んできてはくれたのに何故か何も言ってくれない、そして状況はジャック自身が言ったように、シャノンは銃殺されて、
その銃殺した本人が尚も銃を所持したままサイードを拿捕し、ジンは未だに帰ってこれない状況。
そら落ち着いてる場合じゃないなと、流石に今回ばかりはロックも言い返さなかったので、やはり気持ちは同じだった?
 今現在ハッチの所在を何人知ってるのか?
以前ハーリーがローズを連れて来た事にジャックは露骨に疎ましい顔を見せたものの、今回はサンがマイケルを案内。
食事の問題も解決した事なので、普通に生存者全員にハッチの場所を教えたという事でしょうか、ボタンを押すシフトも
ありますし、何よりハッチにはシャワーがあるので誰しも使いたがるでしょうし、教えない理由は無いですか。
 アナと再会するジャック
「アナ・ルシアは間違って撃ったんだ!」というエコーの言葉に衝撃を受け、ラスト、フライト直前に多少会話を交わした
程度の相手と再会する二人、少なからず気になるレベルでの好意を抱いていたでしょうに、この再会はキツイですよね。
ジャックにしてみれば折角…まぁ一応知人じゃないですか、折角知人と再会出来たのに、事故とはいえシャノンを銃殺した
アナと再会してしまい、アナにしてみても間違いなく好意を抱いているであろうジャックとようやく再会出来たのに、
自分はシャノンを殺してしまった直後の、言わば精神的にズタボロの状態での再会。
下心無しに、普通にお互い飛行機に搭乗した後も喋ろうと思っていたであろう相手なのに、ホントこの状況下での再会は
キツイものがあるなーと、見てる分には次回二人がどういう会話を交わすのか非常に楽しみですが、状況がエグすぎる。
 再会する面々
マイケルとビンセント、ジンとサン、バーナードとローズ、それぞれの再会が単純に泣ける良さを放っていた非常に良い
描写だったんですが、むしろ個人的に気になったのはリビーです、特に他者との絡みが無い為に一人だけ再会時の描写が
まるで無いという不遇っぷり、リビーなら性格的に、普通に溶け込めるでしょうけども、ちょっと可哀想だったかなと。
他だとアレですか、マイケルが最初に再会したのはサン、というのが何よりも良い感じでした。
最初は「露骨にヤな感じのジンに仕方なく付き添って見えるサン、そんなサンに唯一好意的に話しかけるマイケル」
という、いかにも今後マイケルとサンがくっ付くとしか思えない展開だっただけに、久々にマイケルとサンが絡んでくれて
嬉しかったなーと、会話内容は大して色気も無いモノでしたけど、二人が絡んでくれた事実が個人的には良好。
 サイード以外にアナへの怒りを静めれる人物は果たして居るのか?
時間経過の有無を別に、サイード以外にアナへの怒りを静めれる人物は存在するのかどうか、何となく気になりました。
ただの想像なので何とも言えませんけど、仮に「その時点で最も愛する異性を殺された」という設定で考えてみると、
・ジャック、結構キれやすいうえ、然程仲の良くなかったブーンの死にすらロックへキれまくったので多分無理?
・ケイト、飛行機の玩具を入手する為に何人も殺してるので恐らく無理。
・ロック、何気に一番微妙、仮に今ハッチを破壊したらめちゃめちゃキれそうなのでジャック同様多分無理?
・チャーリー、余裕でイーサンを射殺し、射殺後もジャックに対して後悔してない旨の発言をしたので無理。
・ソーヤー、子供の時の記憶は印象に色濃く残るとはいえ、今もソーヤーを殺す為に探してるので不可能。
・ブーン、既にシャノン死亡の幻を見せられてロックを殺しにかかった実績があるので不可能。
・シャノン、一度はロックを銃殺に向かうもサイードに遮られて以降はロックを狙ってないので時間さえかければ沈静可能?
・ジン、そんなにキれた描写が無いどころか最近は男らしいので判断が難しいものの、サンが殺されたら多分無理。
・サン、何となくアジア人のイメージだと、やっぱり相手を殺して自分も死ぬ、みたいなイメージがあるので多分無理?
・クレア、際どいところですが、チャーリーが殺されても相手を殺さないかもしれないものの、アーロンなら多分無理。
・ハーリー、そもそもそこまでキれる印象が無い、食料庫を吹っ飛ばそうとはしたものの多分沈静可能。
・マイケル、正直無理、一番キれやすいうえに誰かが冷静に諭さないと無理なので恐らく不可能。
・ウォルト、微妙なところですが、仮にビンセントが殺されたら無意識に超能力?で相手を殺しそうなので多分無理?
とりあえずはこんな感じでしょうか、アナ達に関しては…まぁアナは実際ジェイソンを殺してるので不可能ですけど、
他の面々は相手を殺すまではキれないでしょうから、想像だけでジャック側はシャノンとハーリーのみサイード同様に怒りを
沈めれるのかなーと、他は血気盛んだったり、実際激昂して何かしらの行為に及んだ実績があるだけに無理でしょうし。
 次回予告
予告の映像だけで判明したのは「貴方が見たがる物を持ってきた」とロックに言うエコー、映像から察するに聖書?
「何で俺を殺した!?」とケイトに掴みかかるソーヤー、悪夢を見てたというよりも、展開を考えれば噂の病気に感染した?
最後はマイケルに、ボタンのコンピューターのモニターが「Hello?」と挨拶をしてるっぽい画面で幕。
やっぱり一番気になるのはモニターからの挨拶でしょうか、ウォルトの父親という事で接触してきた、と考えれば変では
ないですし、たまには本編を進める必要もあるのでタイミング的にも良い感じですし。
今回程ではないものの次回も非常に楽しみなんですが、サブタイが「彼女の事情」で予告にケイトがやけに出てた事を
考えると、恐らくケイトがメインに描かれるんだろうなと考えると、失礼ながら個人的にはそんなに楽しめそうにないかなと。



LOST   S2 第09話 「彼女の事情」
今回はケイトのエピソード + 本編展開、正直初めてケイトのエピソードでまともな内容というか、「うわ、おもんね!」と
思わずに済んだ内容だったので好印象でした、ようやくケイトが追われてる理由が描かれたので一旦落ち着きましたし。
ただ逆に、確かにケイトのエピソード自体は結構良い感じだったものの、黒い馬が結局ナンだったのか描かれてないので
相変わらず悪い意味で謎を謎のままにしていたり、本編展開が面白かっただけに…前述のようにケイト自身のエピソードは
良かったものの、本編が面白かったのでケイトのエピソードよりも本編描写の方に比重を置いてほしかったりと、
どちらかと言えば今回は贅沢な悩みが多かったです、クレア以外主要メンバー全員に出番があったのは極めて良好。
 ケイト のエピソード 4
とりあえず酔っ払って帰宅したウェインをベッドまで運び家を爆破したケイトに鼻水が飛び出しました、いきなりすぎる。
後に殺害方法が「しかしガス漏れとは…」と保安官の口から説明されてましたけど、よくよく考えたら結構賢いですよね、
保安官も「綿密に考えたんだもんなあ?」と言ってましたけど、確かにガス漏れで…着火方法までは言いませんでしたが、
それで家を爆破して対象者も序に始末すれば、実際問題警察としては誰がやったのか?は特定出来ませんよね。
可能性で言えばウェインの横暴さぐらいは調べれば分かるでしょうから、やはり母親かケイト。
突き詰めて言えば「若いお前が殺したくなるのも分かる」と保安官が言ったようにケイトの可能性が濃厚にはなるものの、
結局ケイトが殺った、という証拠が何一つ無いわけですから、ガス漏れによる爆破は何気に頭ええよなー、と思いました。
で、バレたのは母親が警察にチクったからなわけですが、何故ケイトの母親はそこまでウェインが好きだったんでしょうね。
勿論、どういう性格の相手だろうと、理由はどうあれケイトの母親はウェインとの間にケイトを授かって、ケイトを産んで
育てたわけですから、正直、実際口でどう言おうが「ケイトよりウェインの方が好き」なのは「ある意味当たり前」では
ありますけど、いくら娘が旦那を殺したと分かってしまっても、警察に通報する程にウェインを好きな理由は何なのかなと。
保安官が事故って逃走する辺りは既にケイトらしかったですが、ココで黒い馬と遭遇、てか何故こんなトコに馬が。
その後に…吹き替えだとよく分からなかったんですけど、ケイトが会いに行ったのは「二番目の父親」ですか?
以前イーサンを追った際にジャックへ「父親がレンジャー部隊の〜」と言っていたので職業は軍人でしょうけども。
しかしこの父親もロックの父親並に凄いというか、エグい性格してますよね、娘が「ウェインが実の父親だって黙ってた!
どうして!?」と問うと「お前が殺すとわかってたからだ」と言ったり、それを聞いてケイトが「パパが殺せばよかった」
と苦しそうに言うと「私は人殺しをするような人間じゃあない」とか悪魔かお前は。
ケイトに「一時間頂戴」と言われて、その間は通報せずに黙っていた辺りは流石に娘への愛情があるからでしょうけども。
何にしても今回のケイトの回想は結構良い感じでした、比較的S1っぽい描写と内容だったのも印象の底上げを。
正直最初こそ「うわ、ケイトかよ…」と、個人的にケイトがあまり好きではないものですから微妙な心境だったんですが、
実際見てみると意外に面白く筋も通っていたので良かったなーと、代わりに本編中のケイトが今まで以上にアレでしたが。
 ケイト と ソーヤー
前回の予告で非常に楽しみにしていたソーヤーによるケイトへの「なんで俺を殺した!?」がソーヤー自身の言葉、或いは
ルソーやデズモンドの言っていた病気による影響ではなく「ウェインが乗り移っていたらしい」というオチにはあまりにも
寒いモノを感じてしまいましたが、シャノンの葬儀よりソーヤーの看病を優先するケイト。
コレはどうなんでしょうね、確かに誰か一人ぐらいはソーヤーを診てる必要があるでしょうけど、この島へ漂着してしまい、
以降仲の良し悪しを問わず今まで一緒に頑張ってきた仲間の一人が死んだのに、その人物の葬式に顔も出さない、
というのはいくらなんでも印象悪すぎるなーと思いました、挙句にソーヤーに首を絞められて気が動転し、その言葉から
ウェインの事を思い出したとはいえボタンもソーヤーも放置していく辺りが、悪い意味でケイトらしいなと。
けど、結局ケイトはソーヤーの事をどう思ってるんでしょうね、ソーヤーには自分に近いモノを感じた、と言ってましたけど、
つまり自身の嫌うウェインが自分の中には居て、その話の直後にソーヤーの事を言い始めたので、つまりソレって、
間接的に「ソーヤーをウェインの性格イイver」みたいに捉えてるという風にも受け取れますよね、ケンカ売ってんのか。
 ジャックへ接吻するケイト
森の中で錯乱したところをジャックになだめられ、いきなりジャックに対して情熱的に接吻を始めるケイト、が、途中で
我に返ったのか「しまった!」みたいな顔をしてジャックの元を去るという破天荒ぶり、間違いなくケイトはウェインの娘。
というかこれは、ジャックの心情が知りたいところです、色んな意味でムカつくどころの騒ぎじゃない気が。
 待ちに待ったジャックとアナの会話
前回ラストではお互い一言も喋らずに終わりましたけど、状況を考えれば恐らく会話は結局してないですよね。
仮に喋っても「こっちに俺達のテントがあって〜」とかの簡単な説明だけでしょうから、少なくともまともな会話は今回が初。
自身がシャノンを射殺してしまった事により葬式にも出れず一人黄昏ているアナ。
そんなアナの元にジャックがやってきて「テキーラトニック、飲んでたよな?」と声をかけ、アナは笑顔で「トニックある?」
と質問、ジャックは「残念ながら見つからない」と言い、トニックの代わりに他のアルコールを渡し軽く会話。
ナンと言うか、個人的にはこの二人のこの短い会話のやり取りがめちゃめちゃ良かったです。
S1終盤で二人が出会って以降、ずっと絡んでほしいと待ち続けてたからこそ余計良く思える、というのも勿論ありますが、
非常にお互い「らしい」会話じゃないですか、ジャックとケイトのラブラブにしか見えないやりとりも悪くはないですし、
アナとソーヤーのお互いモロにケンカ腰のやりとりも悪くないんですが、落ち着いてる大人のジャックらしい言動で、
ぶっきらぼうにも関わらず…恐らく空港での態度と今の態度を考えるに一目惚れに近いレベルでジャックを好きであろう
アナの、普段の態度とは裏腹にすんなり笑顔を覗かせる言動、良い意味で二人共自然体の会話だったので良かったなと。
ケイトの気持ちがよく分からないというのは抜きに、やっぱりジャックにはアナと絡んでもらいたいなと思いました。
 ハッチ内部にあるコンピューターに関して
エコー達が発見した側のハッチ内部に置かれていた聖書の中にフィルムがあり、そのフィルムをジャック達の側にあった
フィルムと繋ぎ合わせて再生すると欠けた部分の事が分かり、その内容は「コンピューターを使って外界との接触を決して
行ってはいけない、最悪の場合また事故を引き起こす可能性がある」というもの。
同様に、ロック自身がマイケルへ示したように「機械は残り4分になるまで何も入力出来ない」という設定が判明。
後者はまだしも、前者はどうなるんでしょうね、マイケルはウォルトらしき人物とチャット?してましたけど、仮にコレが
この島のどこかにあるコンピューターからの接触ならOKなんでしょうか、別に「外界」というわけではないですし。
というよりも、問題は「残り4分になるまで何も入力出来ないのに」のに「マイケルへメッセージが届いた」事実ですよね。
 マイケルの元へと届けられたメッセージ
機械から…チャットと考えていいんでしょうか、「Hello」といきなりメッセージが届いたので返事を書くマイケル。
「こちらはマイケル、そちらは誰?」とマイケルが入力すると相手から「パパ?」と返事が来て今回は終了。
かなり良いトコで終わったわけですけど、コレは無難にウォルトがコンタクトを取ってきたという事なんでしょうか?
ジャック達の居るハッチは「ステーション3」なので、当然この島にはハッチが三つ存在し、そのうちの一つはエコー達が
発見したトコのなので、残る一つを他の者が使用していて、そこからウォルトが発信してきた?
他には、ウォルトはもはやわけわからん事になってるので、超能力とか電磁波を飛ばしてマイケルへ接触した、とか。
 手錠を破壊してもらうジン
朝っぱらからいちゃいちゃしてるジンとサン、しかもジンは何故か上半身裸という色んな意味で笑える幕開けでしたが、
長らく手にはめられていた手錠をロックに破壊してもらい「ありがとう」とお礼を言うジン。
マイケルにも手錠を見せると「やったな、良かった」と、流石に色んな意味でマイケルは安堵の笑顔を見せる展開。
こうなるともぅアレですよね、正直ジンとサンにはこの島を無理に出る理由が無くなりますよね。
勿論、衣食住全てが満足に行えるわけではないので、そういう意味では早く島を出たいでしょうけど、二人は再び絆を
深める事が出来て、お互いこの島で友人も出来た、挙句に島を出るとサンの父親による追っ手が存在すると、もはや島を
出る理由が無くなったので、ある意味この二人に関してはもぅハッピーエンドの気がしてきました。
 ソーヤーの言葉の意味
「彼女は…?愛してる…愛してるんだ…」とうわ言のように呟くソーヤー、最初の「彼女は?」にジャックが「ケイトか?」
とは聞いたものの、その言葉に対する返答は無かったので、これが「ケイトを愛してる」のか「既にウェインだったので
ウェインがケイトを愛してる」のか、まだ描かれてないだけで「ソーヤーには愛する女性が居てその女性を呼んでいる」
のかは一切不明でしたけど、可能性としては一体どれが適切なんでしょうね。
少なくとも個人的にはですけど、確かにソーヤーはケイトに幾度となくちょっかいを出してきたものの、別にソレはケイトが
好きでちょっかいを出したのではなく、ケイト同様ソーヤーもケイトに近いモノを感じたから絡んでただけ、という印象が
あまりにも強かったので、やっぱりソーヤーは自身の愛する女性を呼んでたのかなー、と思ってしまうんですが。
 次回予告
チャーリーの持つマリア像を見て「どこで見つけた?」「ジャングルの中だけど」「連れて行け」と強く迫るエコー。
「ウォルトの事は忘れてない」とマイケルに言うジャック、ジャングル内で久々にセキュリティシステム登場。
描かれていたのはこれら三点でしたけど、まぁ無難に次回はエコーのエピソードでしょうか。
最初はマリア像の事がバレてエコーに迫られたチャーリーが主役かと思ったんですけど、映像もエコーが多めでしたし。
これで実は「エコーは信心深いのでマリア象に興味を示した」ではなく「中身のヘロインに異常に反応した」なら神。



LOST   S2 第10話 「詩篇23章」
今回はエコーのエピソード、黒い煙が出てきたものの本編は一切進んでないので、珍しく個人単体の内容だったなーと。
ただ何と言うか、個人的な感想を言えば「悪くはないけどめちゃめちゃ微妙」という感じでした、無くても良かったレベル。
J.Jは回想で個々のキャラ作りをするのが好きだそうですから度々フラッシュバックが入ったり、レギュラー陣全員に
フラッシュバックが用意されてるのは仕方無いのでエコーの回想は必要ですが、ソレも込みで全体的に微妙感が。
 エコー のエピソード 1
厳密には分からないんですが、早い話が、俗に言う裏の仕事をしてる、という風に受け取って良いのでしょうか。
今回はドラッグを運ぶ描写のみが重点的に描かれてましたけど、最初にエコーを連れて行った時は老人を子供に無理矢理
射殺させようとしてたので、裏の汚い仕事を主に担当してる集団で、エコーはソコのトップに上り詰めた、みたいな感じで。
とりあえずエコーの外見や雰囲気と職業がハマりすぎてて非常に良い感じだったんですが、内容が普通すぎるかなと。
勿論、エコーにしてみれば弟を救う為に自分が悪の道に染まったのに、結局その弟を巻き込んでしまい、最終的には弟が
複数回に渡り自分を止めようとしてくれたのにソレを無視、弟は無残にも自分のせいで軍人に間違って射殺される事に。
というとんでもない展開で、挙句に弟に頼んだ神父の用紙のおかげで神父服を手に…入れたのかどうか分かりませんが、
自分が飛行機に乗る直前に神父服を着てたおかげでエコーは助かった、という悪い意味で運命を感じる内容でしたけど、
他の登場人物に比べ若干魅力に欠ける内容でしたし、最初の時点で展開も概ね読めてしまい、挙句に他の登場人物が、
中には二回以上過去が描かれてる関係上濃い中身になってきてるのに、S2の中盤に来て今更こんなありきたりの内容に
貴重な一話を費やした、と考えると、正直微妙かなーと、しつこくも悪くはなかったんですが、何か「んー…」という。
 チャーリー と エコー
あまりにも似つかわしく組み合わせでしたけど、冷静に考えれば二人共兄弟持ちという点で共通点があるんですよね。
少なくとも、現状判明した限りだと他の登場人物には「親しい兄弟や姉妹」は居なかったので、共通点があったんだなと。
けどまぁ、エコーにしてみてもチャーリーは色んな意味で頭の痛い存在ですよね。
劇中でチャーリー自身が語ったように、兄がドラッグに溺れたのを弟のチャーリーは止めようとした、けど結局止めれず
最終的に自分も済し崩し的にドラッグに手を出し抜け出せなくなってしまった、というのがチャーリーの過去。
ソレに対してエコーは、少なくともドラッグの事に関しては「弟もドラッグに手を出した」という点以外は、イェミに
ほとんど同じ事をさせてしまい最後は死なせてしまったので、エコーによってチャーリーは良くも悪くも気になりますか。
となるとどうなんでしょう、チャーリーをイェミの代わりとして見る、という事をエコーはしないでしょうけど、自分が
ドラッグを運ぼうとしたせいで、一度ドラッグを断ち切ったチャーリーを再びドラッグの道に染まらせてしまった、
というのは十分理解してるでしょうから、今度はロックの代わりにエコーがチャーリーを立ち直らせるんでしょうか。
洞窟に閉じ込められた際ジャックは「相談してくれれば…」と言ってたので、最近絡んでないジャックと絡むも良し、
今回絡んだようにやっぱりエコーでも良く、乗りかかった船なので最後までロックが付き合うのも良し。
或いは、やっぱりチャーリーとクレアは相乗効果で成長してきたので、今回チャーリーを突き放したクレアが、自分で
チャーリーを拒絶したものの見捨てる事は出来ず、今度はクレア自身がチャーリーからドラッグを完全に切り離す。
絡みとしてはクレアが妥当でしょうか、ここでまさかの元警官アナが説教し始めるというのもソレはソレで面白いですが。
 律儀すぎるエコー
クレアにマリア像の中身が何なのかを教える為に一つ割った事を悪いと思っていたのか「割った分だ…」とチャーリーに
マリア像を一つ手渡すエコー、受け取るチャーリーも色んな意味でアレですが、渡すエコーがあまりにも真面目すぎ。
 エコーの今後
プロペラ機の中でミイラと化してしまった弟イェミの死骸を発見し、涙を流し抱擁するエコー。
その後、イェミのロザリオを自身の首から下げ、チャーリーに「結局…あんた神父なの?」と問われると「私は…神父だ…」
と静かに語るエコー、当然イェミの後を継いで神父として生きる事を決めたんでしょうけど…どうなんでしょうね。
仮に、マジで神父になる決意を固めたのであれば、多少ウザいもののチャーリーにドラッグを辞めるよう説得すべきですし。
まぁ、こんなイカつい神父に「ドラッグは危険だ」とか言われても「お前の方が危険だ」としか思えませんが。
 黒い煙
S1最終話でロックを襲って以降、文字通り実に久々の登場となった黒い煙、今回は森の中からいきなり登場しエコーに
襲い掛かると思いきや、どういうわけかエコーの目の前で止まり、数秒後にゆっくりと拡散しながら退いていくという展開。
セキュリティシステムの一環なんでしょうけど…まぁ「どういう物なのか?」は考えても結論が出ませんが、何故エコーに
襲い掛からなかったのかが気になりますよね、あれだけ運命や島に対し従順なロックですら恐怖に引きつった顔を浮かべ
逃げ出し、結果的に足を捕まえて穴の中に引っ張り込もうとしたのに、エコーに対しては微動だにしなかったからか
何もせず退散、何か「拿捕する根拠」があるんでしょうけど、どういう理由で選別してるのかなーと。
 チャーリー と クレア
状況的に言えばチャーリーが…ヘロインを隠し持ってた事をクレアに問い詰められて「つい嘘を吐いてしまう」というのは
分かるんですけど、コレはもぅマジにちょっとヤバイですよね、よりによって心を許した相手が再びドラッグに手を染めてる。
チャーリーは「知らなかった…だってあの中に入ってたんなら分かるわけないだろ。薬はやってない」と言ってましたが、
まぁコレに関しては「クレアが信じたかどうか」は別にして、恐らくまだこの時点ではチャーリーを「疑って」はないですよね。
むしろ問題はヘロインをやってるかどうかよりも「チャーリーがヘロインの事を隠してた」のを怒ってますよね。
勿論ヘロインに関しては大問題ですけど、以前と違い今はアーロンが居る関係上「チャーリー、これからはもうあたし達の
近くで寝ないで!」と言いチャーリーを突き放すクレア、その言葉に従うチャーリーで今回の二人は終了。
基本的にチャーリーのヘロインはもはや癖みたいなものですよね、使うかどうかではなく、あったらつい入手してしまう。
「持ってたら安心するんだ」とクレアに言った言葉自体は嘘偽りの無いものでしょうか、流石にまだ使ってないでしょうし。
 チャーリーの今後
次にチャーリーがメインに描かれるエピソードでドラッグ関係と、誰がチャーリーを救うのかが描かれるでしょうけども、
エコーとイェミの事をそれとなく知り、クレアにまで突き放されたチャーリー、そんな状況にも関わらず、どうやら森の中に
大量のマリア像を埋めていて、今回エコーから貰ったマリア像も再び埋めたので…まぁ、ちょっとヤバイですよね。
個人的にチャーリーは嫌いではないので、今後どういう展開を見せるのかが非常に楽しみです。
 マイケルの行動
ロックに銃の扱いを習い、ハッチの中に誰も居ない事を確かめてからウォルトにメッセージを送るマイケル。
誰にも漏らしていない点に関しては「ひとり?」とウォルトからメッセージが届いたので、その言葉の意味や理由は別に、
マイケルにしてみれば「周りに誰か居ればウォルトは交信してこない」と思ってるという事ですよね。
ジャックからの「必ずウォルトを探し出す」という言葉には嬉しそうにしてましたし、ソーヤーへ「治って良かった」と
言葉をかけた事からも、当然ですけど周りの人達の事を大事に考えてはいるものの、やはり一人で再びウォルトの奪還へ
向かうつもり、というのが妥当でしょうか、二回続けてウォルトへ所在を聞いたわけですし。
 ジン と アナ
アナにサンを紹介し魚をプレゼントするジン、なんかもぅあまりにジンがカッコ良すぎて身震いする他ありませんでしたが、
やっぱりジンにしてみれば、いくらアナに横暴な扱いを受けたとはいえ「他人とは思えない」という感じでしょうか。
冷静に考えれば、アナはリビー達を守る為に色々頑張ったが全部空回りして最後は些細なミスからシャノンを射殺。
一方ジンはサン以外誰一人言葉の通じない環境におかれ、サンだけを守ろうと必死に努力するも些細な誤解でマイケルと
衝突し、サンには英語を使える事を隠されてたという悪い意味での衝撃の事実。
状況が似てるだけに…自身も周りとの距離を感じ続けてただけにアナへ気配りをしたという事でしょうか。
個人的な意見を言えば、最初にジャックがアナへコンタクトを取ったというのも勿論良かったんですが、その次にジンが、
何も知らないサンを連れてきて話しやすくさせた、という気配りが良い感じでした、性格で言えば次はハーリー辺り?
 次回予告
ジャック、ロック、ソーヤーが銃を持ってジャングルを走り回り、最後は何かに銃を突きつける映像。
マイケルがコンピューター…かハッチかは分かりませんが、何かについて誰かへ銃を持って訴えかけてる映像。
アナに警官である事を確認するジャック、こんな感じだったので、次回はイーサン討伐同様銃の使えるメンバーで誰かを
追撃するエピソード、つまり本編展開という事でしょうか、比較的映像に出番の多かったソーヤーの回想も込みという事で。
銃の扱いに長けた人物が必要だという点で言えば、やはりロックやソーヤーは妥当ですし、アナにジャックが質問したのも
勿論妥当、ただアナはシャノン射殺のしこりがあるでしょうから当分使いたくはないでしょうし、サイードも同じですか。
何にしても次回は久々に楽しみです、ようやくソーヤーもメイン並の活躍が期待出来そうなので、マジで次回には期待。



LOST   S2 第11話 「境界線」
今回はジャックのエピソード + 本編展開、よくよく思い返すと本編展開の時ってジャックのフラッシュバック多いですよね。
本編展開の時というか、イーサンにチャーリーとクレアが拉致られて追跡する時も、ハッチが開いて中へ入る時も、
ブーンが死ぬ事になってしまった時も…というかまぁ、そういう緊迫した回は、例えばイーサンに拉致られたチャーリーなら、
あの時は目隠しをされて連れ回されてたようなのでチャーリーを描くのは無理なものの、やろうと思えばチャーリーの視点で
イーサンの異常性を描いてフラッシュバックはチャーリー、という事も出来るじゃないですか。
けど逆に、ハッチが開いた時や今回のようにマイケルの追跡となると、適任者が居ないんですよね、フラッシュバックの。
となると、主人公で使い勝手が良い反面、単発のエピソードで肝に据えるのが難しいジャックが選ばれる、という感じで。
 ジャック のエピソード 5
ようやくサラと別れる事になった原因が描かれたわけですけど、結論から言えば「別れた理由」は微妙かなーと。
勿論、理由や状況や過程はどうあれ別れる当事者達は半端ではない衝撃でしょうけども、もっと衝撃的な…それこそ
ジャックとデズモンドがハッチで再会した「ありえない」レベルの衝撃並の出来事があったからこそジャックは頑なな
性格になってしまった、と思っていたので、ソレを考えると、ジャックには失礼ながらも正直あまりにも普通かなーと。
内容を要約すれば、患者が治療を要求→ジャックが引き受ける→けど奇跡が起きないと無理な手術なのでやはり失敗、
患者の娘はジャックに惚れてたらしくジャックへ接吻→ジャック拒否→サラは既に別の男に流れてて離婚。
個人的な意見で言えば、内容の良し悪しを抜きに微妙かなと、二人が別れた理由が判明したのは良かったものの、
それだけという印象が強かったです、ケイトと接吻するも逃げられるような形になった、というのがガブリエラとの接吻と
酷似してたからジャックは妙に強い態度でケイトを突き放すようになった、という展開を見せたかっただけの気が。
ただ良い面も幾つかあったなと、最近ジャックの回想が入るといつもそうですが、今回も父親が不倫に関する忠告をして、
「それで平気な人間もいるが…お前は違う」とジャックを気遣うセリフを言ったり、サラを奇跡的に治せた事で、少なくとも
この時点ではまだジャックも運命を信じてる素振りを見せてたりと、良い面が数点あっただけに、内容の微妙さが惜しい。
ちなみに英語音声日本語字幕だとどうか分かりませんが、吹き替え版だとジャックとサラの…最後の別れる件に関しての
会話の完成度は異常でした、元々マシュー・フォックスは演技が上手く、それでいて目の演技レベルが非常に高いのに、
そこへ井上さんの異常なレベルの神がかった演技が加わって…文字では表現出来ない異常な凄さがありました。
まぁ、その分サラ側が無難に普通な演技だったのが残念なんですが、やっぱり井上さんは凄いなと今更ながら再確認。
 マイケルへ逆に問いかけるジャック
銃を向けてジャックを脅すマイケル、しかしジャックはそんな銃を向けてくるマイケルに「撃てるのかマイケル!?」
明らかにマイケルは動揺…というより、もはや錯乱気味の状態で銃を向けてきてるのに、冷静にこんな事を言い返せるのは
いくらなんでも凄すぎですよね、ただでさえ相手は見知った者とはいえこちらへ銃口を突きつけてくる男、特にジャックは、
マイケルが思い込みから「イカダを燃やしたのはジン」と決め付けて暴行した現場を見たり、ウォルトの事でロック相手に
脅しをかけてるとしか思えない言動を取ったり、そういう「悪い意味での思い込みの激しさ」を見てたのに、よりによって
銃を持つマイケルにこういう事を言えるのは凄いなーと、流石に「マイケルは撃たない」という確信があるんでしょうけど。
 ソーヤーが同行した理由
「なんで付いて来た?撃たれた仕返しの為か?」とジャックに問われ「アンタに理由があるように…俺にもある」と返答。
勿論仕返しの件もあるでしょうけど、やっぱりマイケルが心配だから付いて来た、という方が大きいでしょうか。
ロックがマイケルの足跡を見失った時に、やけにマジになってマイケルの行方を気にする言動を見せてましたし、ソーヤーの
性格を考えれば、別に仕返し「だけ」の為なら、少なくとも「復讐」である以上ソーヤーなら簡単に「あぁ、決まってんだろ?」
と言い返しそうなもんですから、流石にイカダの出発以降親しくなった相手な以上は気にしてるのかなと。
 マイケルを追おうとするジンと、それを止めるサン
「マイケルがウォルトを探しに行った」と聞き慌てて追いかける準備をするジン、サンに「独りにしないで。出航してから
どれだけ心配したと思う?」と言われても「彼は友達だ」と追う意思を変えなかったものの、今度は「私は妻よ」と
言い返され、一瞬躊躇った後に追いかけるのを止めるジン。
これは…まぁ色んな意味で難しいところですよね、ジンにしてみれば当然マイケルは友達どころか親友レベルの友情を
お互い感じてるでしょうから、状況を問わず相手が危険に陥っていれば今回のように助けに行くでしょうけど、逆にジンは
サンの父親のせいで4年もサンに冷たく当たってきてしまったという負い目があるのでサンの言葉を無視出来ませんし、
何より「彼は友達だ」の言葉に「私は妻よ」と言われたら、そら流石に人情面で行けなくなってしまいますよね。
別に差別発言のつもりではないですが、男なら「俺は夫だぞ」と言って、それでも相手が友達を追いかけてもそこまで
気にしないというか「そらまぁ、やっぱり心配やから追いかけるわな」ですみますけど、女性は「自分より他の相手を選んだ」
というのが何よりも耐えれないでしょうから、色んな意味でここのジンとサンのやりとりは難しいトコロでした。
あ、ただアレです、サンがマイケルを心配する素振りを見せなかったのがちょっと残念だったかなーと。
ジンにとってマイケルが親友であるように、サンにとってもマイケルはこの島で出来た最初の友人ですから、その相手が
ウォルトを探しに一人でジャングルへ入った、と聞いたら、せめて「ジャック達がきっと連れ戻してくれるわ」ぐらいは
言ってほしかったかなーと、当然そう思ってるでしょうけど、一応言葉に出してほしかったなと。
 ソーヤーの名に興味を抱くロック
ハーリーが名簿を作った際にソーヤーの本名がジェームズだと判明し、「何故ソーヤーという名前を選んだのか?」に
興味を抱くロック、しかも「誰から取った?」と、何故か他人の名前を使用してる事までズバリと。
けど、ソーヤーも警戒しながら聞き返してたように、何故ロックはそんな事を尋ねたんでしょうね。
本名と「今使ってる名前」が違うというのであれば、ハーリーもただの愛称で本名は違うわけですから…まぁ、ロックは
深い意味も無く聞いただけかもしれませんし、飛行機の残骸から色々漁って自分の物にしてたソーヤーですから、名前が
違うという事は「誰か死んだ人間の名前を勝手に使ってるんだろうな」程度の気持ちで聞いたのかもしれませんが。
あとはアレでしょうか、このタイミングでわざわざ聞いて、ソーヤーがうわ言で言った「愛してるんだ…」も何故か、
またこのタイミングでジャックが質問したので、ロックはソーヤーの家族をバラバラにしたソーヤーに心当たりがある、とか。
 言い争うジャックとロック
マイケルを見捨てて帰ろうとするロック、当然激昂するジャック、舌戦こそしなかったもののソーヤーもジャック側の意見。
「暗いジャングルで銃声のする方角へ向かうのは御免だ」というロックの気持ちも分からなくはないですが、これはもぅ
単純に性格が出てますよね、確かにマイケルは「二度もウォルトを探しに一人で飛び出した」うえに「悪い意味で頑な」
という事は誰しも知ってるでしょうし、ロックが「説得に応じるとは思えない」と言ってたように、実際今のマイケルを
説得出来る可能性があるとすれば、やはりジンとエコーしかいないでしょうから「危険を冒してまで探す必要」は、
余程マイケルの事を心配してるか、ジャックみたいに「守らないと」と思ってない限りは無理なんですよね。
現に、相手を問わずこういう状況でもまだ飛び出した人物を間違いなく追うであろう可能性がある者と言えば、
ジャック、ジン…正直この二人ぐらいでしょうか、ジンはサンの言葉で踏み止まったので「この場面までくれば」の限定で。
今回ジャックと同様にマイケルを追おうとしたソーヤーも「相手がマイケルとジンとケイト」の限定で追おうとするでしょうし、
サイードはロックと違った意味で合理性や安全性を重視して行動するでしょうし、エコーもやはり様々な安全性で行動、
他の人物は土壇場で誰か別の人間に任せそうですし…後は、生きてたらブーンも間違いなく相手を追うタイプでしょうか。
 ケイトを人質に取られた際のジャックの心情
「銃を置いて、回れ右して、ビーチへ帰れ」周囲を大勢の炎が取り囲む中船長風の男が言い放つも「嫌だ」と否定し、
ロックが「ジャック…ここは…」と言うもロックの言葉を遮り「断る!」と拒否するジャック。
すると船長風の男は尾行してたケイトを拉致していたらしく、ケイトの首筋に銃口を突きつけ脅迫「今から三つ数える。
ジャック、アンタが決めるんだ」と言われ「二つ」まで相手が数えたところで「待て!」と言い観念するジャック。
デズモンドの時もそうでしたけど、基本的にロックの言葉に関してはもはや無視してるとしか思えないぐらい否定する
ジャックですが、今回はどうだったんでしょうね、三つ数えられたらケイトが恐らくマジに死ぬ、と分かってたでしょうに、
それでも相手に二つまで数えさせたという事は、やはりケイトとは接吻の一件以来様々な意味での情が薄れてきて、
言い方は悪いですけど「別にケイトが死んでも構わない」とか一瞬は思った、という事なんでしょうか。
ソーヤーがジャックのケイトへの強固な態度を疑問に思ってたように、普段のジャックならケイトが人質に取られてる、
と判明した瞬間、文字通り即座に銃を捨てて言う事を聞いてたでしょうから、ちょっと性格が悪い方へ流れてきたかな、と。
 アレックスの正体は?
正体という程に大層なものではないですが、船長風の男に「連れて来い!アレックス!」と言われてケイトを連行。
姿が見えなかったので性別までは判断出来ませんが、やはりこのアレックスはルソーの娘のアレックスなんでしょうか。
流石に状況を考えればそうとしか思えないでしょうけど、となると、理由は別にしてアレックスは「他の者」の側なんですね。
 キれてるジャック
「軍隊作るのに何日かかる?」警官だったアナに質問するジャック、独裁国家でも作るつもりなんでしょうか、彼は。
あまりにもジャックらしくない言葉だったので、色んな意味で船長風の男の事が頭に来てるんでしょうけど…これはマジで
どうなるんでしょうね、一応船長風の男は「ここが境界線だ」と言ってたので、今まで通りジャック達がビーチやハッチで
活動する分には文句を言ってこないでしょうから、マイケルとウォルトを助ける為に無理にケンカを売る必要は無いので、
いや…まぁどうなるんでしょうねとしか言えないわけですが、エコーやサイードがどういう反応を見せるのかが気になります。
 次回予告
母親の幻を見るチャーリー、洗礼の意味についてエコーとクレアが会話のやりとり、海に浮かんでるっぽいアーロンを
助けに行くチャーリー、サブタイは「天使の言葉」なので、チャーリーは母親の幻を見て、挙句にエコーとクレアが最近妙に
仲良し、なんかもぅチャーリーがいきなり死にそうな展開なのが怖いですが、チャーリーは好きなので次回は普通に楽しみ。



LOST   S2 第12話 「天使の言葉」
今回はチャーリーのエピソードのみ、人物間での進展はあるものの本編が一切進まないという展開は良し悪しが微妙。
個人的にはジャックがケイトではなく…勿論今は前回の流れと展開の関係上当然かもしれませんが、ケイトとは一言も
会話をしないのにアナと仲良くしてたり、本編より登場人物を主体にした展開の方が好きなので普通に楽しめたんですが、
展開的な事を言えば、今はアニメで言うところの2クール〜3クール目の気だるい展開になってきてますよね。
人それぞれ好みが違うのでアレなんですが、4クールのアニメだと1クール目は単発エピで構成されてるじゃないですか、
4クール目はラストへ向けて盛り上げまくる展開、対して2クール〜3クールは、単発エピもあるにはあるものの、基本的に
毎回次回へ続く、といった旨の、早い話が長丁場の本編が延々続くという構成。
本作の場合は「本編」ではなく「登場人物個人個人の展開」ですけど、S1のように一度のエピソードで起承転結全てを
描き切るのではなく、今回のチャーリーのように「アーロンの洗礼」まではしっかり起承転結やるものの、チャーリー個人や
クレアとの関係までの結末はそのうち描かれるであろうチャーリーかクレアのエピソードまで持ち越し、という感じで。
しつこくも個人的には各登場人物主体の描写の方が好きなので構わないんですが、確かにこういう構成や展開が多いと、
そら気が長いとはお世辞にも言えないアメリカ人や、基本的にアメリカ人の好きそうな展開が好きな日本人の方々には
決して受けが宜しくないやろなーと、迂闊に本編を描いたりするだけに余計展開の遅さが目立ってますし。
 チャーリー のエピソード 3
他の人物同様、このチャーリーも何を見せたいのかが今イチ分かり辛い内容でしたが、最後の最後までリアムを見捨てず
家族を大事にする姿勢を崩さなかったのと、リアムがミーガンの為にドラッグを辞める決意をしたトコで終わっていたので、
つまりチャーリーもアーロンの為に立ち直る…というかやり直そうとしていた、という事を見せたかったんでしょうか。
リアムがドラッグに溺れたせいで家族がバラバラになりそうだったので、クレアと結婚したわけでもアーロンの父親でも
ないものの、状況的にはチャーリーとリアムは今全く同じ立場になってしまってるわけですし。
結果的に強硬な態度に出てしまったので全て水泡に帰したものの、クレアとアーロンが洗礼したので一応は成功?
それよりチャーリーの回想、子供時代にサンタからピアノをプレゼントしてもらったらしいチャーリー。
この直後にリアムや父親が登場したりして悪夢だと判明したものの、流石にピアノのプレゼントは真実かなと。
そんなチャーリーに「アンタは特別よ、その才能で家族をここから救い出して!」と嬉しそうに語る母親、ドラッグに溺れた
リアムまでもがチャーリーがピアノで作った新曲を聞いて心底嬉しそうにしていたので、チャーリーの音楽に関しての才能は
マジに凄いものがあると思うんですが、本編時間の島で誰も音楽に関心を示さないのが可哀相ですよね。
ロックがドライブシャフトの事を知っていただけであんなに嬉しそうにしてたので、つまりチャーリーは自分達の事を
知っている人、或いは自分が頼られたりするのを喜ぶ性格でしょうに、記憶を失った直後のクレア以外は誰も関心せず。
で、回想は続き、ミーガンを落っことしたらしく「危険だ」と言われ嫁に家を追い出されるリアム。
最後はリアムがリハビリをする為に家族でオーストラリアに移住する事になり、その為の資金が必要でリアムが勝手に
チャーリーのピアノを売った、というありえない展開で終了、コレはエグイを通り越して人として最低ですよね。
リアムもチャーリーのピアノが誰からのプレゼントかは分かってるでしょうに…しかも弟のピアノなのに自分の為に
売り捌き、挙句に自分は結局リハビリ施設で立ち直り久々にチャーリーが訪ねてきたら自分の事を差し置いて偉そうに、
「お前まだドラッグやってるのか!?」と詰問、チャーリーから音楽の才能を取り上げたくせに、よく言えるなと。
というか他の登場人物も軒並み不幸な過去を背負ってるのがこの作品の特徴ですけど、チャーリーはその中でも更に
薄幸度が高いですよね、チャーリー自身はしっかり頑張ってるのに、他のレギュラー陣と違って、回想中に一度として
幸せな描写が流れないので、そう考えるとチャーリーはひたすら可哀相だなと、ブーン同様頑張りが空回りしてるというか。
 チャーリー と サン
悪夢から目覚め、サンにアーロンとクレアの安否を尋ねるチャーリー、正直それだけの絡みだったので大した事は何も
ないんですが、ひょっとしてこの二人が絡んだのって今回が初めてでしょうか、全く見覚えの無い光景だったんですが。
ただ単に「今まで絡んだ事の無い組み合わせが見れた」というだけなんですが、個人的には非常に好印象。
 お互い嫌味にしか聞こえない会話をするチャーリーとクレア
チャーリーがマリア象の事で再び謝罪に行き「前みたいに仲良くやりたいんだ」と努めて明るく言うと、クレアは冷たく、
「元々他人が友達になっただけじゃない」と発言、対するチャーリーは「今はロックがそうか?」と棘のある返答。
根本的にマリア象のみならずヘロインに手を染めたチャーリーが悪いとはいえ、ちょっとクレアの「元々他人が〜」という
言葉は、悪い意味でクレアらしいというか、女性特有の嫌味が滲み出てしまってますよね、そんな言い方をしなくても。
確かにマリア象の事を黙ってたのは問題ですけど、チャーリーの事が好きなら…この場合の好きは友人としての好きでも
構わないんですが、本当にチャーリーが好きなら「過去にドラッグをやっていた」「マリア象の事を黙っていた」ぐらいは、
正直許してあげてもいいんじゃないかなーという気も、別に嘘を吐いてたわけじゃないですし。
勿論、逆にチャーリーの事が本当に好きだからこそ、隠し事をされていたのが許せなくて激昂してる、とも考えれますが。
 ソーヤー と ハーリー
最近よく絡んでくれる二人ですが、今回はリビーの事をソーヤーに聞いて「おっとマシュマロマンに恋心が芽生えたか?」
と冷やかされたり、お互い暇だったからかブラックジャックをして遊んでいたりと、妙に仲の良い二人が印象的でした。
しかし何を今更という感じですが、流石にソーヤーも大分馴染んできましたよね、S1でもゴルフに自分から参加したりは
してたものの、基本的にソーヤーへ絡むのはケイトかジャック、時折チャーリーが絡みイカダ組、という感じだったのに、
今はハーリーとも絡めばロックとも絡んだり、ある意味当たり前ですが、今まで無かった組み合わせでの絡みが好印象。
ただ逆に言えば、最初に衝突したサイードとまた絡んでほしいなという気持ちが一番強いです。
 ジャック と アナ
ソーヤーによると二人は一日にジャングルから三度も出てきて、その際アナはジャックに「まず家を作らないと」と発言。
コレは別に軍隊用の施設やらという意味ではなく、普通に、まずはまだ無いアナのテントという意味でしょうか。
中盤でジャングル内に何かを建設する二人の映像がありましたけど、ビーチから近かったので普通にテントでしょうし。
この二人のペアは好きなので見てて面白いんですが、やはりというか、アナはまだ他のメンバーと打ち解けてませんよね。
シャノンを射殺してしまった手前、アナ自身も、逆にアナに接触する側も色々気を使うでしょうから難しいかもしれませんが、
ジャック達と合流してから…シャノン射殺の件でサイードとの会話が終了した後にアナが絡んだのはジャック以外だと
ジンとサンだけなので、そろそろ他のメンバーとも絡んでほしいかなーと、赤ん坊繋がりでクレアと絡んだりとか。
で、個人的に気になっていた「アナのジャックへの気持ち」なんですが、アナから「デキてんの?」とケイトとの事を
冷やかすように聞いていたので、やはり空港のロビーで自分からジャックへ話しかけたように、今でもジャックの事が
気にはなってるという事なんでしょうか、ケイトが微妙という点を除いても二人には親密になってもらいたいトコロですが。
 チャーリーは本当に泳げないのか?
またしても悪夢を見て、アーロンが沖に流されてるのを発見し、自ら泳いで助けに行くチャーリー。
結果的にコレは悪夢で、実際は夢遊病のようにアーロンを拉致して夜中に連れ出していただけですけど、実際問題、
チャーリーは泳げるんでしょうか、泳げないんでしょうか、所詮夢なので実際どうかを問うのは難しいわけですけども。
ほら、S1第05話でジョアンナが沖に流された際「俺泳げなくて!」とジャックに助けを求めてたので、流石に泳げないとは
思うんですが、今回はクレアよりもアーロンに固執してた事を考えると「アーロンの為なら不可能を可能に出来る」とか?
 まるで信用されてないチャーリー
「やってるのか?ヘロイン、またやってるのか?」ロックにそう質問され「全部燃やした」と嘘を吐くチャーリー。
「信用を取り戻すには時間が必要だ、暫くあの親子に近付くな」と締め括ってましたが、チャーリー自身も言ってたように、
ケイトは馬を見て、ウォルトを見たという人達も居るのに、チャーリーだけが何かするとすぐにヘロインのせいに、というのは、
自業自得とはいえ、ある意味チャーリーが怒るのも仕方無いですよね、確かにチャーリーは嘘が多いですし、抜けてるトコが
あるので今イチ信用出来ないというのも分かりますけど、チャーリーがケイト達の事を引き合いに出しても、結局ロックは、
「で、どうなんだ?」とチャーリーの言葉を無視してヘロインの質問をしたので、つまり信用してないと。
 リビーに会った事があるらしいハーリー
リビーに「どっかで…会った事ないかな…?」とハーリーは言い、リビーから飛行機の中でリビーの足を踏んだという話を
聞くも、それでもまだ釈然としない顔、順当に考えれば過去に何処かで会った事がある、或いはケイトがチャーリーの事を
何となく知っていたように、ハーリーはリビーをTVか何かで見た、という事だと思うんですが…まぁ、この二人の接点は
当分明かされないでしょうか、最後のキャスト紹介でリビーは出てませんから、次のハーリーの回想で分かるんでしょうし。
 妙なエコー
木に印を付けて回り、印を付ける理由は「私が気に入ったからだ」というモノ、このオッサンはナニがしたいか分からん。
挙句、チャーリーの悪夢の話を聞き、聖母やらの単語が出てくると急に興味深げに話を聞き始め「君の見た夢は、意味が
あるのかもしれない。本当に危険が迫ってるのかもしれない」とチャーリーに助言、お前がいらん事言うから…。
今までのエコーが恐ろしく冷静な人物だっただけに、今回のエコーは悪い意味で妙に浮いてました、エコーらしくなく。
 チャーリーを見捨てるロック
密かにチャーリーを尾行しマリア象を回収するロック、そしてチャーリーに「君は信用するに値しない」と。
確かにチャーリーの言動を見てると信用出来ないというのも分かりますが、正直ロックにだけは言われたくないなと。
 火事を起こしアーロンを拉致するチャーリー
森の中で火事を起こし、皆の注意をそちらに逸らしアーロンを拉致、無理矢理洗礼しようとするもクレアに泣き叫ばれ、
ロックにはボコボコにされるチャーリー、そらボコられるのも仕方無いですけど…正直色んな意味でコレは…。
翌朝ジャックが往診に来て、火事を起こした事を「理由はいいからもう二度としないと約束しろ」と発言、チャーリーは
ヘロインの事を「やりたかった…やりたかったけど…やってない」と返答、とりあえず顔を縫うシーンが痛々しすぎる。
けどホント、正直ジャックだけですよね、アーロン拉致後にチャーリーとまともに喋ったのは。
例えば今まで親友レベルに感じてた相手や、戦友並の信頼をしてる仲間でも今回のチャーリーのような奇行に走られると
色んな意味でショックなのは分かりますけど、そんなチャーリーをクレアとケイトは汚物でも見るような顔で見下して、
サンとハーリーは何とも言えない表情、エコーも微妙な表情で退散、お前らせめて一声ぐらいかけてやれと。
やっぱりこうなると、良くも悪くも相手の状況や良し悪しを問わず、決して良いとは言えない何かがあった後にも、
その人物へ普通に話しかけれるのは…確定してるのはジャックとソーヤーだけでしょうか、サイードも話せそうですけど。
 エコーに洗礼を頼むクレア
あれだけチャーリーを侮蔑するような表情で見て、恐らく今回の事で心底チャーリーへの信頼を無くしたでしょうに、
それでもエコーに洗礼を頼んだという事は、単純にアーロンの事が心配だから洗礼を頼んだのか、それとも、やっぱり
チャーリーの事が好きなので「アーロンに危機が迫ってる」という言葉と「洗礼するんだ」という言葉に心を揺り動かされた、
という事なんでしょうか、ラストのこのシーンでの気持ちは分かりませんが、中盤でロックへ聞いた時ぐらいは。
 自分の事を棚に上げすぎてる連中
ブーンを殺したも同然で前回もマイケルを見捨てようとしたくせに「君は信用するに値しない」と高圧的なロック。
過去に大量殺人を犯し時折自分の都合でジャックやソーヤーを振り回し迷惑をかけるだけのケイト。
恐らくケイト以上に人を殺めてるだろうに「私は神父だ」とか平気でクレアに嘘を吐くエコー。
揃いも揃って、正直ドラッグを「やってた」だけのチャーリーより酷い過去があるくせに、自分の事を棚に上げてチャーリーを
責めたり見下したりするこの三名が、今回はちょっと悪い意味でやりすぎだったんじゃないかなーと。
しつこくも今回のチャーリーは確かにエグイ扱いでしたけど、特にロックなんかはチャーリーを殴れる立場じゃないだろうと。
逆に言えば、火事を起こしアーロンを拉致した時、その場にジャックかサイード、どちらかが居なかったのが悔やまれます。
ジャックは以前マイケルがイカダの放火はジンがやったもと決め付けてかかった時に唯一公平にマイケルをなだめようと
してましたし、サイードはルソーを追った際に、アーロンに固執するチャーリーを見てただけに、この二人のうちどちらかが
居れば事態はここまで悪化しなかっただろうなと考えると、今回はチャーリーにとって全ての運が悪かったなと。
 結局チャーリーはマリア象の中のヘロインを使ったのかどうか?
今回の夢遊病に関しては、正直ヘロインによる影響としか思えない奇行でしたが、正直使ってないんじゃないかなーと。
明確な描写が一切無いので確定は出来ませんけど、少なくとも作中での「ヘロインを吸った後のチャーリー」の描写は、
吸う前は落ち着かず錯乱気味、吸った後はやたら冷静、というものだったので、冷静ならアーロンの拉致はしないはず。
それに、個人的な事を言えば、どうもチャーリーは…あまりにも個人的な印象で恐縮なんですが、ジャックにだけは
絶対嘘を吐かない、という妙な印象があるので、ジャックに「やってない」と言った以上はやってないんじゃないかなと。
 次回予告
ラジオ?から流れる曲を聞くサイードとハーリー、サイードの表情がかつてない程に間抜けというか面白いというか。
「お前…一体どうやって思いついたんだ…?」とソーヤーに尋ねるチャーリー、ソーヤーは何も答えず。
サブタイが「詐欺の手口」なのでようやく待望のS2初のソーヤーのエピソードでしょうからマジに楽しみです。
とりあえず、折角なので現実時間でのソーヤーと絡むのは、いい加減ケイト以外の人物と積極的に絡んでほしいなーと。



LOST   S2 第13話 「詐欺の手口」
今回はソーヤーのエピソード + 本編展開、個人的にはS2で今回が一番面白かったかも、めちゃめちゃ良かったー。
まぁ内容の良し悪し以前に、個人的には全登場人物の中でソーヤーが一番好きなので「ソーヤーがメインなだけで嬉しい」
というのがあるんですが、今回は単純に構成や演出、全体的な見せ方がS2というよりもS1っぽかったじゃないですか、
S2はどちらかいうと「若干本編を進ませる」とか「時間稼ぎと取られても仕方ない各人物の個人エピソード」が、
どちらかと言えばメインに描かれてたのに対して、S1はドラマ本編の内容よりも基本的に各人物の描写を基調としていた、
で、今回はどちらかと言えばやっぱりS1寄りじゃないですか、最初に事件が起きていざこざがあって最後に理由判明。
マイケルがイカダの放火はジンと決め付けたエピソードなんかに似た描写だったので、個人的にはホント良かったなと。
 ソーヤー のエピソード 3
相変わらず同じ手口で女性をカモにしているソーヤー、しかし今回のターゲットは偽札である事に気付き、逆に自分にも
詐欺のやり方を教えてくれと、その後は共謀してネックレスを売りつけたりして数々の詐欺行為を働くソーヤー達。
が、元々この女性キャシリーが最初からロングコーンという詐欺のターゲットだったらしく、ソーヤーの手口に感心する
相棒のゴーディー、しかしソーヤーはキャシリーに惚れてしまったらしく「俺はやらない」と。
その言葉にゴーディーはお決まりの脅し文句「俺やお前は根っからの詐欺師なんだ」とか「お前は俺に貸しがあるんだ」
ソーヤーが抜けるというのであれば「頭に一発ぶち込む…大事なキャシリーにもな」と言った言葉を。
でまぁ、最終的にキャシリーに渡したバッグには偽札が詰まっていて、結局キャシリーも騙して金を回収するソーヤーで幕。
家を出る直前に、自分達の映った写真を数秒見つめていたので、やっぱりキャシリーにはマジで惚れていたんでしょうか。
騙した理由が「ゴーディーに貸しがあるから」なのか「根っからの詐欺師だから」かまでは流石に分かりませんが。
ただ一つ確実に言えるのは、少なくとも当時のソーヤーは、仮にキャシリーに心底惚れていたとしても「惚れた相手」や、
ゴーディーが本当にソーヤーの相棒であるなら「相棒」も、そのどちらも騙す事は出来る、という事ですよね。
内容的には「騙す相手に惚れる」とか「その実ソーヤーは今回関わった全員を騙してた」という、まぁ言ってしまえば
よくある展開でしたけど、個人的には、逆にそれがソーヤーらしくて良かったんじゃないかなーと。
特にS2のフラッシュバックは何を見せたいのかがよく分からない内容が多かっただけに、S1でよく描かれていたような、
正に初心に帰ったような分かりやすい内容で良かったのではないかと、ソーヤーが「何故騙したのか?」は不明なものの。
 テントを荒らされるソーヤー
ソーヤーが持ってた…勿論自身の持ち物ではなく、墜落後に生存者なり死亡者なりの物をかき集めたんでしょうけど、
それらの薬やらを誰かがハッチへと勝手に運んだのでソーヤーが一度は回収、しかしそれを今度はジャックが再度回収しに
来たので激昂するソーヤー…というかまぁ、冷静に考えれば、確かにコレはジャックを始め、ソーヤーのテントを荒らして
荷物を持って行った人達の方が基本的に悪いですよね、最初にソーヤーが他人の物を勝手に回収した、とかは抜きに、
薬が必要というのは分かってるんですからソーヤーに「薬をくれ」と頼めばいいだけの話ですし。
当然ソーヤーは代わりに何か要求するでしょうけど、その時はまぁ、やり口は最低ですが以前同様ソーヤーの治療に、
今正に使ってる薬を今後も使い続けるから代わりに薬をくれ、とでも言えばすむわけですし。
後半でソーヤーが生存者全員に「お前らは泥棒だ」と言ってましたけど、正直この言葉は結構正しいんじゃないかなーと。
前述のように最初はソーヤーが勝手に回収したものの、流石に本人が本人の物である証拠を見せて「返せ」と言えば、
いくらソーヤーでもちゃんと返すでしょうに、いきなりソーヤーの荷物を荒らして欲しい物を強奪、は酷いんじゃないかなと。
 軍隊を作る件について
ソーヤーは軍隊を作る話を聞いはいるものの誘われてはおらず、ケイトに至っては軍隊の話すら初耳という状況。
流石に今回の描写だけだと「誰が知っていて誰が知らないのか」を特定するのは不可能ですけど、ケイトが知らないのは
ジャックに…恐らく今は少なからず好かれてはいないでしょうから言われてないだけで、他の女性陣も知らないでしょうか。
というか、根本的に銃を使えない人には声をかけませんか、ロックが言ってたように素人に渡しても危険なだけですし。
 無線機の修理をサイードに頼むハーリー
S2に入って以降、目に見えて出番が減らされていたサイードにようやく今回は出番が回ってきたので無駄に安心しました。
実は歯医者だったらしいバーナードがブーンの無線を受信した際に使用した無線機の修理をサイードに頼むハーリー、
「ただ気が紛れるかと思って…ごめん」と声をかけるも「余計なお世話だ」と、サイード初の異常に冷たい対応。
しかしハーリーは去り際に無線機を置いていき、サイードはその無線機を見つめて後に修理。
シャノンの死後出番が少なく、やはり今尚沈んだままのサイードでしたけど、この二人のやりとりは、共に非常に「らしい」
描写でしたよね、ハーリーは何気無く修理を依頼して、結局サイードもいつものようにスパっと無線機を修理。
ハーリーはまだしも、サイードはシャノンの死に関係無くS2では脇役並に微妙な扱いを受けていただけに、今回のは良好。
 鍵の番号を言わないジャック
「それでジャック、鍵の番号は?…冗談だけど」アナに聞かれても笑うだけで番号は言わなかったジャック。
流石にジャックの性格を考えると、相手を信用しているかどうかは別に、恐らく誰にも言わないでしょうか。
リーダーになるのを拒んでいたものの、実際にリーダーになって以降は「自分が何とかしないと」と必要以上に思いこんで、
どうにか完璧にこなそうとする節が目立つので、争いの火種になりかねない銃を保管してる鍵の番号は言わないかなと。
 連れて行かれるサンの、前後の気になる状況
いきなり雨が降り出し何者かに連れて行かれるサン、結局サンを連れて行ったのはチャーリーだったわけですけども、
直前にビンセントが登場し、前述のように犯人はチャーリーだったのに何故か島特有の「いきなり強烈なスコール」
ビンセントは毎回怪しい状況で登場するので何かあるのでは、と勘繰ってしまいますし、この島特有のスコールに関しても、
過去に雨が降ったのは、最初にコクピットへ向かいセキュリティシステムが止まるまでの間、イーサンに殴られるジャック、
ブーンとロックがハッチを発見する直前、イーサンを捕らえようとするもチャーリーが射殺した時etc
いずれも「この島に関わる何か」に関する状況の時のみ「いきなり強烈なスコールが降り出して、事態終了と共に止む」
という状況だったので、今回「ビンセントの登場後にチャーリーがサンを連れて行った」間に降っていたのは、何か
意味があるのかなーと、ただ単に、視聴者に対する演出の一つとして雨を降らせただけなのかもしれませんが。
 ケイトを誘導するソーヤー
ケイトは捕まったのにサンは解放されてた事に疑問を抱き、似てるフードを発見し「肝心なのは細部だ…奴らじゃない」
「軍隊への志願者が増えるぐらいだ」とケイトへ発言するソーヤー、よくよく考えると露骨に誘導してるんですよね。
所見時は「ソーヤーがケイトと一緒に居る時にサンが拉致された」のでソーヤーは無関係と思っていたものの、ココの
ソーヤーの発言が「これじゃ軍隊への志願者が増えるだけだぜ」といった具合に、いつもの軽口を言うのではなく、
珍しく「決め付けてかかった口調」だったのでおかしいな、ぐらいには感じてたんですが、ホントよくよく考えると、
冷静に客観的にこの場面のソーヤーのセリフを考えると、確かに何か違うんですよね、ソーヤーらしくなく誘導してると。
 アナに疑問を抱くケイト
「ねぇ、アナ・ルシアって信用出来るの?」ジャックにそう質問するケイト、とりあえずお前が言うなと。
 何故アナはスコットの名前を知っているのか?
入隊希望者が増えたらしく、スティーブとスコットの名前を言い間違えるアナ、ジャックも言ったように、スコットは
イーサンに殺されたのに、何故その時居なかったアナがスコットの名前を知っているのか、が少々気になりました。
乗客名簿を見せてもらえば分かるでしょうし、未だにスティーブとスコットの事を皆が言い間違えてるので、名前の
呼び間違いを聞いたアナも二人の名前を混同してどっちなのか分からなくなった、というだけの事かもしれませんが。
 自分は何もしないケイト
しつこくも個人的にケイトが好きじゃない為に、余計悪い意味でフィルターがかかって見てるから気になると思うんですが、
アナに見られて「銃だわ…あの人が銃を手に入れようとして…ねぇ、ロックに、あの人に銃を渡さないよう伝えて」
そう言うケイトに「なんで俺が」と返すソーヤー、しかしケイトはそれでも「ソーヤー、お願い」とソーヤーに懇願。
この後のケイトとアナの描写が一切無かったので何とも言えませんが、別段アナを見張るわけでもなくただ単にソーヤーへ
頼むだけのケイト、ロックに言うぐらい自分で言いに行けというか、ホントここ最近のケイトの鬱陶しさは異常だなと。
 お互い取り決めを無視するジャックとロック
ジャックにも鍵の番号を教える際、お互いの確認を取ってから保管庫を開けると決めたのに、ソーヤーに銃の事で忠告され
一人で勝手に銃を移動させるロック、対するジャックもジンを伴ってロックに確認を取らず勝手に保管庫の鍵を開けたりと、
当たり前と言えば当たり前ですけど、二人とも全く約束を守ってないのが妙に笑えました。
お互い根本的な性格が真逆なので相手の事なんて最初から信用してないでしょうけど、それにしても約束を無視しすぎ。
 ソーヤーらしすぎる言動
保管庫の中の銃が無くなってるのを見て「どこにある?」とソーヤーへ質問するジャック、しかしソーヤーは「俺はただ
ボタンを押してただけだ…そうか、アンタのだったな」と再び拝借した薬をジャックに投げつけるソーヤー。
この行動がまた、笑いながらジャックへ薬を投げつけたりと、久々にS1序盤の頃のソーヤーらしさが出てて良かったです。
曲も妙にソーヤーの良さを際立たせるモノでしたし、何よりソーヤーのジャックを睨むアップがカッコ良すぎました。
 生存者全員を騙すソーヤー
銃を奪ったのはソーヤーで「俺は命令は聞かない。今後銃が欲しけりゃ俺んとこへ頼みに来い」と生存者全員へ発言。
ソーヤーが言うには、皆を助ける為にイカダで海へ行ってる最中に荷物が荒らされ、気付けばジャックとロックが全員を
動かすリーダーになっていたのが気に入らなかったらしいとの事、そしてサイードの方を見て「また拷問したいか?」
この一連の演説というか、生存者へ語った内容がどうのより「ソーヤーが全員を欺いた」という事実の方が大きいですよね。
実際問題今までソーヤーが生存者相手にした「何か」と言えば、前述のように色んな人の所持品をかき集め、そのせいで
問題を引き起こした、正直これだけじゃないですか、シャノンのぜん息の時も「元々持ってない」のにジャック達が、
「シャノンの薬を持ってるのは間違いなくソーヤー」と最初から決めてかかったせいで問題が大きくなっただけですし。
勿論、普段の嫌味や軽口もあるものの、基本的に生存者のソーヤーへの感情は「悪いヤツじゃないけどちょっとウザイ」
多分こんな感じだったと思うんですよ、ジンが時計の事でマイケルに襲い掛かった時も、誰も止めに入らなかったのに
サイードとソーヤーがすぐに止めに入ったりと、皆の為にも何度か行動してるので、そこまでは嫌われてなかったはず。
にも関わらず、今回全員を欺いた、コレがちょっと凄いなーと、言わば「目立つサブキャラ」としてのポジションだったのが
いきなり表舞台のメインスポットを浴びた、というようなモノですから、よくここまでする気になったなーと。
 ソーヤーへ詰問するケイト
「皆を騙した…それにあたしも」自身が主役のエピソードで何度も周囲を欺いたケイトが言えるセリフではありませんが、
ソーヤーがこんな事をしたのは、荷物が惜しいわけでも銃が欲しいわけでもなく「アンタは皆に憎まれたいの!」とケイト。
その言葉にソーヤーは「お前は憎くないのか?」「…なんでこんな事したの?」「お前は逃げる人間…俺は騙す人間だ」
遂にケイトにも自身が詐欺師である事を喋るソーヤー、それ以上は聞かず立ち去るケイト。
 共犯者チャーリー
ソーヤーが一人で銃を回収出来るわけもなく、その共犯者として手伝っていたのはチャーリー、サンの拉致も。
「お前も取り返したな」ソーヤーがそう言ってマリア像をチャーリーに差し出すも、別にチャーリーはマリア像が欲しくて
手伝ったわけではなく「アイツに吠え面かかせてやりたかった…馬鹿にしてやりたかった…」とチャーリー。
 チャーリーがソーヤーを手伝った理由
結局ソーヤーが差し出したマリア像を受け取らなかったので…「じゃあ」とか「とりあえず」でもなく受け取らなかったので、
マジでマリア像…というよりもヘロインが目当てで手伝ったわけではなく、前述のようにロックに対する反感からの行動。
これはつまり、アーロンの拉致に関しては流石にチャーリーに全面的に非があるのでともかくとして、ジャングルの中で
再三「薬はやってない!」と訴えたにも関わらず、ロックが「ヘロインを使ってない」という事に関して信用してなかったので
今回ソーヤーに手を貸した、という事でいいんでしょうか、つまり元々ドラッグ中毒だったのである意味自業自得なものの、
「薬はやってない!」という言葉を全く信用してくれなかったから、ロックへの怒りでソーヤーの計画に乗った、と。
まぁ、だからといってサンを怖がらせてしまったのは事実なので、結局チャーリーは「やってはいけない事」をしたんですが。
 ソーヤーが全員を欺いた理由
「お前…あんなことどうやって思いついたんだ?」とチャーリーに問われ逡巡した後「俺はいい人間じゃない…いい事なんて
した事もない………」そう静かに答えるソーヤーで今回は幕、厳密には答えになってなかったのがアレなんですけども。
けど、このソーヤーの言葉を「チャーリーの質問に対する返答」として考えると、つまり、ずっと詐欺師として生きてきて
善行なんてした事が無く、この島に来て、ソーヤー自身が言ってたように、皆を助ける為の救助を呼びにイカダで海へ、
初めて「いい事」をしたのに、島の連中はソーヤーのそんな気持ちを裏切って、いくらソーヤー自身がその時は島に
居なかったからとはいえ荷物を勝手に荒らした、というのがソーヤーにとっては「気持ちを踏みにじった」という、
言わば「裏切り」の行為だったので、マジでソレにキれた、という事でしょうか。
今まで自分が詐欺をしてきたので自分が裏切られても仕方が無いから因果応報、とかを抜きに考えれば。
ハッチでロックへ言った「ジャックが気に入らねぇんだ」という言葉も考えると、元々ジャックが嫌いだったのに、
今回ソーヤーのテントへジャックが薬を回収しに来たのでマジでキれた、つまりジャックが今回の事件の引き金でしょうか。
挙句に全員の前で言ったように、よりによってそのジャックがリーダーとして支持されてるので余計気に入らない、という。
正直ソーヤーの気持ちも分かるというか、こういう「裏切り」を喰らった事のある者としてはソーヤーの気持ちも分かるなと。
しつこくも詐欺師が、いつか自分も騙されるなんてのは当然の報いではあるものの、そういう因果応報はやってる側、
この場合ならソーヤーが言ったり感じても仕方の無い事ですけど、やる側がソレを言ったらダメですよね。
しかも、よりによってソーヤーが救助を呼びにイカダで海へ出てる最中に荷物を勝手に回収、そら流石にキれるやろうと。
某濃い漫画でも言っていた事ですが、言わばこれはソーヤーに対する信頼を侮辱したも同然なので、全く何もしていない
無関係な人や理不尽に恐怖を与えられたサンにとっては迷惑どころではないですが、ソーヤーの行動は当然かなと。
 ソーヤーは本当に誰でも欺けるのか?
イカダ出航以降、少なくともマイケルとジン、この二人とだけは友情を感じれる間柄になっていたでしょうに、そのジンの
奥さんであるサンを傷つける結果になり、そのせいでジンの怒りまで買う結果になったわけですが、コレが腑に落ちない。
確かに生存者のレギュラーメンバーで誰かを狙うとすれば、当然チャーリーより力の弱い者になるので女がターゲット。
ケイトは力の有無を別にソーヤーにくっ付いてるので無理、アナとか論外、クレアは今狙うとチャーリーに疑いがかかる、
ローズを狙うとしても恐らくバーナードと共に行動中、となるとやっぱりサンしか居ないというのは分かるんですが。
そんなサンに恐怖を…下手したら二度とあの畑に行けないトラウマになりかねない恐怖を与え、ジンの怒りも買う結果に。
そこまでしてソーヤーは全員を欺いた、というのが凄いですよね、凄いというのはこの場合褒め言葉になりませんけども。
で、仮にここにマイケルがまだ居た場合の事を考えると…流石にここまで大規模な詐欺は行わないでしょうか。
マイケルとはイカダで二人になり色々語り合い、アナ達との行動中も「俺なら置いてくぜ…」「ああ…だが俺は見捨てない」
という無駄に熱いやりとりを交わし、ジャックによる治療後も「治って良かった…ほんとに」というマイケルの言葉。
挙句、マイケルがウォルトを探しにジャングルへ行った時もジャック達に同行し、付いてきた理由を決して言わなかったりと、
少なくともマイケルにはジン以上に友情を感じてるでしょうから、流石にやらないかなーと。
まぁ、恐らくマジで惚れたであろうキャシリーも余裕で欺いたソーヤーですから、実際どうなるかは分かりませんが。
 次回予告
「取引だ、探すの手伝ったら、この事は黙っててやる」とハーリーに言うソーヤー、レアなペアだけに展開に期待。
「押さなければ全員の命を危険に晒す!」「どうでもいい!どうせゼロになっても何も起きないから!」「ジャック!」
「どうなるか見たいか!?だったらどうなるか一緒に見よう!」ボタンを押さず数字がゼロになる事に関し、若干壊れたとも
取れる笑顔を見せてロックに怒鳴るジャック、そしてカウンターはゼロになり数字が再び回転し赤い表示。
やたら次回への期待が持てるフリだったので、楽しみの度合いで言えばS2で一番楽しみな予告だったかもしれません。
S2の展開と予告内容の事を考えると、最悪カウンターが回ったところで次回へ、という恐れもありますが、次回にも期待。



LOST   S2 第14話 「捕らえられた男」
今回はサイードのエピソード + 本編展開、まぁ本編と言っても進展自体は微々たるものなので微妙なものですけども。
内容的には久々にサイードのフラッシュバックで、相変わらずサイードは深いというか暗いというか、他の人物とは一線を
画する内容で見応えがあったものの、サイードの描写が秀逸だからこそ、逆に本筋のあまりにも遅々とした展開が微妙。
というか、個人的に本作は好きなものの、正直今回はいきなりどうでもよくなったというか、一気に熱が冷めた感じです。
前述のようにサイードはホント良かったんですけど、本国アメリカでS2の視聴率が低迷するのも実によく分かるというか、
正直いくら好きでもリアルタイムで絶対に見る、という程の面白さではなくなってしまったなーと。
勿論楽しみなのは楽しみなので録画はするものの、S1と違って翌週が待ち遠しい、という事はもう無いなと。
迂闊に本編の展開を時々描くのが余計悪い気がします、良し悪しは別に、S1みたいに個人個人のエピソードばかり続け、
「このドラマ本編とかあるのか?」と思える描き方なら「悪くはならない」のに、中途半端に…それもやたらトロトロと
本編の話をごく稀に入れる、というのが悪いなーと、せめて本編の話を入れるなら2〜4話程度で「一応の完結」を見せる
エピソードとして入れるとかにしないと、そら視聴者も飽きるよなと思いました。
数多の作品のように「そのエピソードで起承転結も伏線も解決する単発エピソード」なら問題は無いですし、長いスパンで
物語を描く…それこそ24のようにSの24話全てを使い描く作品でも連続して毎回緊張する面白さがあればいいものの、
本作は最近、今回だとソーヤーとハーリーのように、あまりにも時間稼ぎの為だけの展開が目立ちすぎるのが問題。
というよりもアレです、今回に限っては前回のラストに流れた次回予告の見せ方がちょっと悪かったなーと。
ソーヤーのあの引きで「探すの手伝ったらこの事は黙っててやる」とハーリーに詰め寄ったり、どうやら時間内にボタンを
押さなかったらしく数字が回転して赤い板と文字が出てきた、にも関わらず前者はただのカエルで後者は「その直後に
ロックが押して事なきを得た」というオチだったのは、これだけ展開が遅い時にそういう展開は正直無いだろうと。
 サイード のエピソード 3
相変わらずサイードには重いエピソードが用意されているわけですが、ナディア一辺倒というわけではなく今回はサイードが
拷問官になった経緯の話、本編と合わせて七割型「サイードはこうして拷問するようになった」を見せられて異常に重い。
むしろ個人的に注目したいのは、最初にアメリカ兵が襲撃してきたものの作業をやめないイラク兵。
英語で「作業をやめろ!」と言うも当然分からないイラク兵は資料を燃やし続け、アメリカ兵は「指揮官は誰だ!?」
そう問うも、肝心の指揮官はすくみ上がり自分が指揮官である事を黙り続け、指揮官が名乗り出ない事に業を煮やした
アメリカ兵はイラク兵に銃を向ける、と、そこへサイードが英語で「指揮官は二時間前に出て行った」と嘘を吐く展開。
この場で嘘を吐くというのも凄いですけど、仲間が撃たれそうになったので、自分が英語で敵兵に話しかける、というのが
凄いですよね、根性がありすぎるというのもそうですけど、それ以上に肝が据わりすぎてるなーと。
が、これが原因で「英語を使える」という事が分かり、捕らえた別のイラク兵タリクを尋問する為に通訳を頼まれる事に。
中々タリクが口を割らず、サイードも祖国を裏切る行為に手を染めてるのは重々承知の為、サイードに率先してタリクの
尋問をやってもらう為に、タリクが村にサリンガス攻撃をした映像を見せ、タリクの口を割らせるようにするアメリカ兵。
その後は拷問器具を用いてタリクの口を割り、最後はイラクの言葉が使える…恐らくは誰かにとっての重要人物であろう
アメリカ兵から帰りのバス代を手渡され、砂漠の真ん中で解放されるサイードで幕。
サイードのフラッシュバックは、一度目はサイード個人の事でナディアとの再会や想い、二度目はナディアに会う為に
親友へ自爆テロをさせる決意、三度目は拷問官になったいきさつ、あまりにも重い内容が多いものの、見応えがあるので
毎回安心…というか安定した良さを保ってるのが良い感じですよね、他の人物と違い「必要無い気が…」が無いですし。
 サイードの言葉に従うアナ
ジャングルでルソーを発見しジャックを探すアナ、しかしサイードを最初に発見した為まずはサイードに報告。
すると「戻れアナ・ルシア、この事は誰にも話すな」とサイードに言われ、予想外に何も言わず引き下がるアナ。
アナらしくないものの、流石にこればかりはシャノンを射殺してしまった以上、そうそうサイードに文句は言えませんか。
どうやらジャックにも言わなかったようなので…というか、やっぱりシャノンの件があるのでサイードに対して強気な
態度に出れないというのはあるでしょうけど、それでもまだアナらしくないですよね。
結局そう言われても、アナの性格を考えれば尾行したりしそうなだけに、よっぽどサイードに負い目があるんだろうなーと。
 ジンがソーヤーに冷たい理由は?
「おいジン!一緒にカエル探してくれ」とジンに言うも、まるで相手にされないソーヤー。
そら嫁を傷つけられた以上ジンもキれます…と思ったんですが、前回ソーヤーが生存者全員へ行った大演説だけだと、
「ソーヤーがジャック達をハメて銃を全て奪い取った」のが分かっただけで「サンを傷つけたのもソーヤーなのか?」
は分からないんですよね、実際全てがソーヤーの作戦だったのだろうとは分かるものの、証拠が無いので確定ではない。
まぁサンを傷つけたのが誰であれ、結局ソーヤーが全員をハメたのは事実なので、ジンからしたらそら怒りますか。
ソーヤーの言った事はサンに通訳してもらったでしょうけど、ジンからすれば一緒にイカダで海へ出て、ソーヤーが
怒ったのは「その間にテントが荒らされた」事なので、ジンとは全く何の関係も無い事でハメられたわけですし。
マイケル程ではないにせよ、ジンはソーヤーにもそれなり以上の友情を感じてたでしょうから、ジンからすれば…ソーヤーが
全員へキれたように、全く同じ事をジンもされたわけなんですよね、信用したのに理不尽に裏切られた、と。
 ルソーは結局どうしたかったのか?
森の中に捕らえられてる男ヘンリー・ゲイル、ルソーは「奴らの仲間」と言うもサイードは「とにかく降ろす」と発言。
そんなサイードが男を降ろすなり、男はルソーの弓矢を見て逃げたので背後からルソーが一撃。
致命傷ではなく、ジャックに見せてから口を割らせろ、とルソーは言ってましたが、実際どうしたかったんでしょうか?
当然サイードに拷問させたかったんでしょうけど、別に同席するわけでもなく、拷問して引き出した情報を教えろと
言うわけでもないと、結局ルソーの行動は謎のままなのがちょっとなーと、サイードを信用してるのは分かるんですが。
 当然ながら自分優先のロック
サイードが拷問をするというのでジャックには無断で武器庫の番号を変えるも、ハッチ内にボタンのアラームが鳴り響き、
「ボタンを押したけりゃドアを開けろ!」とジャックに言われ簡単にドアを開けるロック、お前…。
誰しも自分の目的や優先順位というものがありますし、究極の状況に陥れば自分の目的を優先するのは当然ですが、
それでも、ちょっと今回のロックは見苦しいというか、ブーンがプロペラ機と一緒に地面へ落ちて結果的に死んだ時に、
ジャックの元まで運んだのは偉いものの虚偽の報告をした挙句に行方を眩ませた、あの時と同じ匂いを感じるというか、
久々にロックの悪い面が出てたなと思いました、そんなにボタンが大事なのか、と。
 チャーリーにだけ自分の気持ちを話すサイード
ヘンリー・ゲイルが奴らだと感じた理由は「殴っても罪悪感が無いからだ」とサイード、流石にその説明だけでは無理が
ある気がしてなりませんが、チャーリーは奴らの残忍さを知ってるから…ジャックやロックと違い、奴らの怖さを
忘れてないから男を拷問した事を話した、とサイードは語ってましたが…けど、これもルソーの行動がどうにも不審、
というのと同じで、何故サイードはチャーリーに話したんでしょうね、というより「話す必要があったのか?」
正直、個人的にはむしろサイードが「ハッチに男が居る…」と静かに語り出した時点で微妙に嫌な予感がしてました。
その直前の行動が「拷問中にジャックに邪魔をされた」わけなので、てっきりチャーリーに「男を連れて来てほしい」とか、
「誰にも見つからないように再び男の元へ行かせてほしい」とか、サイードはそういう頼みをするのかと思ってました。
丁度前回ソーヤーの手伝いをして一気に汚れ役担当キャラみたいなイメージが出てきただけに「まさかまた…」と。
 ヘンリー・ゲイルは何者なのか?
何者もクソも、普通に考えればルソーやサイードが言うように「奴ら」という可能性が非常に高いですよね。
人それぞれ性格や考え方は色々あるので一概にそうとは言えないんですが、少なくとも真っ当な人間で普通の神経なら、
そんなペンチで指掴まれてる時に「アンタも亡くしたのか?この島で大切な人を?」とか冷静に聞き返せるかと。
勿論、中にはソーヤーのようにギリギリの状態になるまで口を割らない…まぁソーヤーは「一般人」とは違うので
多少意味合いは異なりますが、拷問時の「ビビった風でもなくやたらテキパキ答える」状況を見れば「奴ら」かなと。
 次回予告
「その子…伝染病よ」アーロンにそう告げるルソー、「銃を貸して、わけは聞かないで」とソーヤーにケイト。
クレアの回想っぽい映像で病院?が映り、ヘンリーに話しかけるエコー、サブタイは「記憶の扉」
まぁ、もぅあんまり予告には期待しない事にしますので、とりあえず次回を待つという事で、チャーリーはクレアと絡むのか。



LOST   S2 第15話 「記憶の扉」
今回はクレアのエピソード + 本編展開、そもそもクレアが本編みたいなものでしたから「+本編展開」というのも変ですが。
ただ、ようやくクレアの失われた記憶が断片的に判明したとはいえ、個人的にはどうも…内容的には悪くなかったものの、
色んな意味で「けど、普通こうなったらこういう風にするんじゃ?」という「何故○○しないのか?」といった疑問が
数多く出てしまったのが残念だったなーと、伏線放置とかそういう謎じゃなくて、普通の疑問なのがまた問題。
例えば、記憶を失った時はチャーリーも一緒だったわけなので、いくら絶縁中とはいえ、普通こういう時って一応一緒に
行動してもらうじゃないですか、同じ行動を辿れば何か思い出すかもしれない、という妥当な展開で。
他にも「イーサンに従順だったのは何故なのかクレアは気にならないのか?」「ルソーの事をサイードに報告しないか?」
「ケイトはアレックスの名前を聞いてるので一応ルソーにその事を普通は報告しないか?」といった具合に、
何故か普通ならやりそうな事をしない、という展開が目立ったのでちょっと気になったなと、不自然な違和感とでもいうか。
 クレア のエピソード 2
むしり個人的に知りたかった「チャーリーと共に拉致〜施設内に連れて行かれるまで」が一切描かれてなかったので、
そういう意味では微妙に残念だったんですが、マジでアレですよね、もぅ余計謎が深まるというか、一体何なのかと。
今回の描写だけで確定してるのは、イーサンとクレアが居たのはダーマの施設、イーサンがアーロンの為にワクチンを
投与した、クレアを施設内から逃がしたのがアレックス、追っ手のイーサン達から逃がしたのはルソー。
前述の「チャーリーと共に拉致されてから」の描写が一切無かったので、クレアがイーサンにやたら友好的な態度を
取っているのが「洗脳されてる」のか「何らかの記憶操作をされてる」のかが全く分からないので何とも言えませんが、
正直イーサン達は何をしたいんでしょうか、アレックスの話は本当でしょうから、少なくともクレアを殺して赤ん坊だけを
欲しがってる、というのは事実なんでしょうが…まぁ、なんかもぅ遅々とした展開と合わせてどうでもよくなってきた印象。
 エコーの謎の行動
印を付けた木を切り倒しハッチでノコギリを借り受けるという展開、彼は一体何を作るつもりなんでしょうか。
無難に神父として質素ながらも死者の為に墓を作るのかとも思ったんですが、それなら大木は必要ありませんし。
 サンに対して酷い言葉を投げかけるクレア
正直クレアのみならず、ジャックも思い込むと前が見えなくなりますし、ロックも極限状態になると自分本位すぎる行動に、
チャーリーもアーロンの事になるとヤバイ意味で行動的になる、ウォルトの事になると文字通りヤバイ事になるマイケル、
平気で他人に嘘を吐き時折脚本の為かあまりにも自分勝手になるケイトetc
確かに本作には自分勝手すぎる言動を取る人物が居るものの、今回のクレアは…勿論記憶を取り戻すのは重要ですし、
最悪アーロンが伝染病に感染してる恐れがあるのでその手がかりを入手する為にも記憶を取り戻す必要はあるものの、
自分の我侭でジャングルへ入るのにケイトを無理矢理同行させるわ、ジャングルへ行ってる最中はサンにアーロンを預け、
その事でサンに「母親は離れちゃ駄目よ」と言われると妙に苛立った顔つきで「…悪いけど貴女母親?」と反論。
サンが「…いいえ、違うわ」と言ったように、母親なら子供の事が心配だというのは分かりますが、ちょっと今回のクレアは
態度が悪すぎますよね、元々クレアは八つ当たりに近い形で喚き散らす事が多かったですが、今回のは酷すぎる気が。
 ヘンリーに懺悔するエコー
最初の晩に殺した二人の男の事をヘンリーに懺悔するエコー、そしてどういう理由からかナイフで髭を切り退散。
正直、最初はイラク兵に拷問されて、その後は医者とハゲのオッサンが食事を運んでくるだけでコレといった危害は無し、
そして次にやって来たのがエコーというやたらイカついガタイをした黒人、というだけでもヘンリーからすれば半端無く
怖いでしょうに、そんな男が何故か自分に人を殺めた事の懺悔をし、しかもナイフで髭を切り取り部屋から出て行くと、
まず行動があまりに理解出来ない怖さがあるうえに、その行動に何の意味があるのか分からない、というのが怖すぎ。
 ロックを言葉巧みに誘導するヘンリー
「なんであの医者の言いなりなのかってこと」というヘンリーの言葉に、露骨に不快感を見せて物へ八つ当たりするロック。
こういう展開になるという事はヘンリーが他の者だと考えてもいいんでしょうけど、むしろ問題はロック。
ヘンリーが何者なのか調べる為に監禁して拷問したのに、そんな男が「明らかに仲違いさせようとしてるセリフ」を言って、
それを真に受けすぎて感情を見せるのはどうなのかなーと、ロックらしいと言えばロックらしいんですが、S1も結局、
結果的にロックによるブーンの殺害が原因で物語が動いたわけなので、S2でも結局ロックが引き金で展開が動くのなら、
なんかもぅ展開に飽きが来るというか、見てる分には単純に面白いとは感じられないなーと。
というかロック、ついこの間もそういう誘導の言葉でソーヤーにハメられたのに、簡単に乗るなよと。
 ヘンリーと喋るなら誰が適任か?
「真偽を確認する」という意味であれば…まぁソーヤーが最も適任でしょうか、詐欺師で、実際生存者全員を欺いたので、
少なくとも「相手を自分の思い通りに動かす」のは得意でしょうからヘンリーに吐かせられるかもしれませんし。
逆に、意外とサイードやアナなんかは適任じゃないかのかもしれないなと、実際ヘンリーが何者なのかは別に、サイードは
既に実感として「ヘンリーは奴らの一人」と確信してるので、実際はどうあれそのつもりで拷問するでしょうから
公平にはいきませんし、かといってアナも他の者には煮え湯を飲まされてるので感情が先走るでしょうし。
 次回予告
ヘンリーと喋るアナ、ソーヤーに話しかけるサン、「誰にも言うなよアナ」というジャックの言葉に笑顔を見せるアナ、
そんな二人を見てるっぽいロック、サイードの隣で眠るアナとそのアナを見るサイード、再びヘンリーと話すロック。
どうにも最近LOSTに対するモチベーションが下がりまくりなので、今イチ「早く続きが見たい」とは思えないんですが、
一応本編が進むみたいなので次回が楽しみです…てか、もぅいい加減ルソーもキャンプの仲間として迎えたれよと。



LOST   S2 第16話 「秘密」
今回はサンのエピソード + 本編展開、正直前回の引きが引きなだけに、サブタイと合わせて恐らくロックだろうな、
と思っていたので、いきなりサンのアップから始まった時は素で嬉しかったんですが、内容的には「んー…」という感じ。
別に悪くは無いですし、アナ達の行動も良かったので、最近のエピソードだけで考えれば結構良い感じだったんですが、
なんか全体的に「良かったけど何か微妙に気になるものが…」という感じでした、しつこくも悪くはないんですけども。
ただ今回のサンの美人度は異常、ジャングルでハーリーと偶然遭遇した時の顔とか恐ろしく綺麗でむしろヤバイ。
 サン のエピソード 2
確定描写が一度も無かっただけに判断に困るところですが、とりあえずサンとお見合いの席で知り合ったあのハゲは、
生々しい表現で恐縮ですが実際一度でもヤったんでしょうか、仮に一度でもヤった場合はハゲの線が濃厚になりますが。
今回はサンの妊娠に関する検査と誰に英語を教わったのか、が描かれたわけですけども、少なくともジンの考えていた、
「子供ができればお父さんの気が変わるかと思って…」という考えは浅はかと言わざるをえませんよね。
確かにサンの父親は自分の裏の仕事の事をサンには教えてないので、つまりサンを当然可愛がってる。
そのサンに子供が出来たとなれば、ジンの言うように可愛くは思うでしょうけど、正直ジンにとってはサン以上に有効な
人質が誕生する事になる、というだけの事ですよね、サンの父親が孫をどうこうするつもりは一切無くても、ジンからすれば
子供を盾に取られ従わざるを得なくなるので、結局子供が産まれてたらジンは余計辛い立場に追い込まれるだろうなと。
えー…実際他に感想として書く事が無いのでアレなんですけども、流石にハゲとヤってたから実はハゲの子、という展開は
いくらなんでも無いでしょうか、ホテルの部屋に入るなりサンは上着を即座に脱いでたので、色んな意味で怪しいですが。
というか、サンは「浮気」してたんでしょうか、サンはそういう事をしないと思ってただけに異常にショックなんですが。
まぁとりあえずアレですよ、フラッシュバック冒頭のサンの体つきがエロすぎました、今回のサンは異常な美人度と相まって
マジにヤバかったです、視聴者がアジア人かどうかで印象は変わると思いますが、ホント今回のサンの綺麗さは異常。
 菜園を破壊するジン
再び菜園で植物を育ててるサン、それを見て「また彼らに襲われるぞ!」と激昂し菜園を荒らしまくるジン。
ジンの気持ちは分からないでもないですが、菜園を荒らすのだけはやりすぎですよね、確かに菜園を荒らせば菜園に居る
理由は無くなりますが、そんな事をすればサンがジンと一緒に居る理由も無くなるわけですし。
 ジンはサンを襲った人物を知らない?
「また彼らに」と言ってますし、サンもその言葉に反応しなかったので、つまり…ソーヤーと一緒に探ったケイト以外は、
ひょっとしてサンを襲ったのはソーヤーの手引きで誰かがやった事、というのは気付いてないんでしょうか。
実際ソーヤーはサンの襲撃に関しては触れずに演説したので、ジンも「彼ら」と言ってるのでホントに知らないのかなと。
 サンを襲ったのにも理由を付ければ良かったのに
前述のようにチャーリーとまでは言わずとも、ソーヤーの手引きでサンが襲われたという事を誰も知らないようなので、
それなら今回サンが妊娠したのに関連付けて、他の者はサンが妊娠した事実にいち早く気付いたので、子供が欲しくて
サンを攫おうとした、という展開にしておけば、物語的にも「サンに子供が出来てる」という伏線を事前に作れたりと、
色んな意味で「サンが襲われる」理由としては面白かったので、そうすれば良かったのになーと。
で、サンが襲われた事でソーヤーはソレを利用して全員をハメる計画を実行に移すことにした、とかにしておけば。
 妊娠検査薬の持ち主は誰か?
ケイトも不思議がってましたけど、機内にわざわざそんな物を持ち込む人もそう居ないと思うので、こんなタイミングで
妊娠検査薬が出てきたという事は、これも何かの伏線かなと思うんですが…既に現状登場してる人物で怪しいと言えば、
後部座席に居たのに機内でハーリーと接触して、どうやらそれ以前に会ってるらしいリビーが一番怪しいでしょうか。
ソーヤーの場合は念の為に持っていた、というのもありえそうですが…いや、まぁ流石にそれはありませんか。
 気球を探しに行く三人
サイード、アナ、チャーリー、の三名で気球を探しに行く事になってましたが、やっぱり気になるのはチャーリーの同行。
何らかの出来事に直面した際に、サイードとアナに比べるとチャーリーはどうしても足手まといになりかねないので
同行する理由は無いものの、チャーリーがいつも通りその性格を発揮して勝手に付いて来てるのか、或いはサイードと
アナの二人という組み合わせはあまりにも暗すぎるので一緒に付いて行くことにしたのか。
どちらかと言えば後者だとは思いますが、実際問題この二人だけで行動するとなると異常に暗くなりますよね。
 短絡的になりつつあるサイード
「ごめんなさい…本当に後悔してる」シャノンの事を謝罪するアナにサイードは「仲間を守る為にやった事だ…シャノンを
殺したのは奴らだ」と言い、ヘンリーが奴らの仲間なら「するべき事をする」と断言、ちょっと落ち着いてくれ軍人。
地図に描かれた気球のポイントに到達した際も見渡すだけで入念に調べようともしなかったりと、実際ヘンリーが何者かは
抜きに、サイードらしくない言動が目立ちますよね、どうしてもヘンリーを奴らの仲間にしたい、という意識が出すぎ。
 チャーリーは何故銃を持っているのか?
アナに指摘されてサイードに渡したのは妥当な判断ですが、ソーヤーが銃を全て回収したのに何故かチャーリーが所持。
その事を二人が疑問に思わなかったのは何故なんでしょう、チャーリーが持ってる点に関しては…微妙なトコですが、
手伝ってもらった礼としてソーヤーが一本渡す事にした、と考えれば説明はつきますが、二人が銃を所持してる事に関して
理由を尋ねないのは不自然すぎるなと、移動に一日かかるので時間が勿体無いというならキャンプで聞けばいいですし。
 サンの子は誰の子なのか?
サンが妊娠の事をジンに報告し、ジンが「俺がダメなら…なぜ妊娠を…」と言うと「誓ってもいい、あなただけよ」とサン。
ただハグした瞬間の不安な顔や、ハゲに「ジンの為に残るんじゃない」と言われてたり、正直ジンの子なのかハゲの子
なのかマジで分からないのが何とも言えません、ジンは「奇跡」と喜んでますし、実際この島ではロックの足が治ったり、
ジャックとデズモンドが再会したりと、奇跡的な出来事は多いものの、正直こればかりはマジで分かり辛いですよね。
ハグした際の不安な表情を考えると「まさかハゲの子なんじゃ…」という不安なのか、この島へ来るまでのジンの横暴な
態度を思い出して「子供を産んでもこの先やっていけるのか…」という不安なのか、マジでどっちの不安なのか読めない。
「誓ってもいい、あなただけよ」というセリフに関しては、こればかりは実際誰の子なのかは抜きに「ジンとやり直す」
という決意をしたからこそ出た言葉なんでしょうけども…でもまぁ、やはり「奇跡」を抜きに考えればハゲの子でしょうか。
流石にそんなドロドロした展開にはしないでしょうからジンの子でしょうけども、常識で考えればハゲの子なのかなと。
 次回予告
チャーリーが誰かの墓を発見し、そこだけ雨が降らず頭上に何かが、予告では気球なのか他の何かなのかは見せず。
ソーヤーの盗んだ薬を全て返還してくれるよう求めるジャック、ロックが動けないのか、ヘンリーにボタンの番号を教え、
その流れなのか通風孔を抜けるヘンリーという映像、ケイト達が何かを見てるシーンに関しては流石に予想も出来ず。
サブタイが「封鎖」なので、ボタンを押さない展開になりマイケルが言ってた防護扉が作動して封鎖、が妥当?



LOST   S2 第17話 「封鎖」
今回はロックのエピソード + 本編展開、この三週間で24のS1〜S4まで一気に見たせいでLOSTの展開の遅さに愕然。
もうすぐS2も終局を迎えるわけですが、果たしてこの遅々とした展開でどこまで進めてくれるのかが気になるところです。
S2でようやくハッチに入ったものの、正直S2で進んだ展開ってハッチ見つけてマイケルとウォルトが消えただけの気が。
それと個人的に最近特に感じる事なんですけども、本作に対するモチベーションが低下しっ放しとか以前に、確かに他の
作品に比べると展開の遅さが尋常ではないうえ、結局各個人のエピソードに終始してるだけの回があまりにも多いので、
正直なところ、ちょっと飽きてきたかなーと、フラッシュバックは真面目にもう必要無い気がしてきました、しつこすぎる。
 ロック のエピソード 4
内容より、日本では基本的に馴染みの無い「死亡記事」や、いきなりナディアが登場した、という二点が印象に残りました。
肝心の内容の方はというと、父親に頼まれてマジで代わりに銀行へ行ったり、その金をマジで全額渡すロックの神経が、
ヘレン…はむしろ「私の目を見ながら嘘を吐いた」のがショックだったわけですけども、あれだけ酷い事をされた父親に
こうも従ってるのを見ると、そらショックを受けますよね、よりによって自分よりそんな男の気持ちを優先した、と。
けどロックの気持ちとしてはどうなんでしょう、ロックが父親と再会して、どれだけの月日を経て腎臓移植をする事に
なったのか日数が分からないので何とも言えませんが、ロックの外見を考えるに恐らく40歳は超えていたはず。
そんな40歳を超えた状況でいきなり父親と再会して、多少仲良くなったからといって、最終的に腎臓を騙し取られて、
挙句に「もうお前の顔は見たくない」とまで言われたのに、それでもまだ父親の頼みを聞くものなんでしょうか。
70万ドル「盗んだ」と、父親は露骨に犯罪発言をしてるのにヘレンに嘘を吐いてまで父親の言う事を聞くものなのかどうか。
まぁロックは運命をあまりにも信じているので、どんな経緯があれ「父親と会ったのは運命」と信じてるでしょうから、
状況や経緯を問わず、結局父親を目の前にすると従ってしまうものなんでしょうか。
 アーロンの熱
また熱が出たらしいようですが、これは別に伏線というわけではなく普通にただの熱と思ってもいいんでしょうか。
その直後にリビーも診察を依頼してきて、それでソーヤー達の賭けに話が転じたので「いきなりソッチに持っていきにくい」
のでジャックへ診察を願う人物が二人必要だった、というだけの事なのかもしれませんが、何となく気になりました。
 カウントダウンする女性
突如ハッチ内のスピーカーから女性の声が聞こえてきて、雑音と背景音楽との兼ね合いで吹き替えだと何を言ってるのか
殆ど聞こえませんでしたが、カウントダウンが始まり防護扉がいきなり閉まりロックがやたら慌てるという展開に。
これは一体何がどうなってこういう事態になったのでしょうか、ヘンリーが防護扉を開けたであろう事を考えると、
このカウントダウンも恐らくヘンリーの仕業なんでしょうけど、武器庫の中からそんな簡単に開け閉め出来ないでしょうし。
 ヘンリーに約束するロック
一人では防護扉を開けれそうもない為、ヘンリーに手伝いを要請するロック、するとヘンリーは何が起きても守ってほしい、
と言うので、何が起きてもヘンリーを守ると約束するロック、S1同様、どう考えてもこのオッサンのせいで物語が動きそう。
 ハッチの側にあるパラシュート
ハッチの近くでパラシュートを発見するジャックとケイト、すぐ側にはどういうわけかダーマの食料が置きっぱなしに。
ヘンリーが防護扉を開けたっぽい事を考えると「ヘンリーがダーマの職員で気球は別人なのでは?」とも思ったんですが、
結局気球の方が本物のヘンリーで、少なくともこのパラシュートは「ジャック達がヘンリーを監禁してから四日間」は、
誰にも発見されなかったという事なんですよね、ヘンリーに仲間が居ればソイツが移動させた、という可能性もありますが、
そういう面倒な事をしていないのであれば「ヘンリーが監禁中に誰かがこの島に降り立った」わけなので、ちょっと今後の
展開が非常に気になるところです、また食料を放置しっ放しというのも気になるトコロ。
 ヘンリー・ゲイルは何者なのか?
とりあえず墓を掘り返したらしいサイードが良くも悪くも「マジかよ」という感じでした、確かに確証を得る必要があるので
ある意味当然なんですが、流石にそれはちょっと人としてどうなのかなーと、マジにそれでヘンリーの奥さんの遺体が
出てきたらどうするのかと、どうもココ最近サイードらしくない言動が目立って個人的には微妙なところです、太ってきたし。
 次回予告
やたら明るい曲で露骨にハーリーがメインっぽい感じでサブタイは再会、そして「またいつかどこかで」と、ハーリーに
デズモンドではない人物が言っていたので、まぁ「再会」というサブタイから考えてデズモンド再登場、とかでしょうか。



LOST   S2 第18話 「再会」
今回はハーリーのエピソード + 微々たる本編展開、しかしもぅ本編が進まないこと山の如し、展開模索中としか思えない。
何と言うか…色んな意味で今回は感想に困る内容だったなーと、内容自体は結構良かったと思うんですよ。
ロックの初エピ程ではないもののデイブ関連だと、デイブを無視してハーリーにバスケットボールを回したり、医師が
デイブへ挨拶する際に一瞬間を置いてから声をかけたり、薬を持ってきた看護士の言動がデイブをまるで見てなかったり、
思い返せば「デイブの存在はハーリー以外誰も認識していない」状態で、医師も「私はデイブの事を詳しく知らないが」
と言ってるので、相変わらずハーリーのエピソードの出来は良くて言う事無しですし、ソーヤーに騙されて激昂するシーンも
見てる分にはジン同様笑えるものがあり、微々たる展開とはいえ「ヘンリーはボタンを押さなかったが何も起きなかった」
という重要な事が語られたり、別に物足りない描写は何一つ無かったんですが、逆にソレが今回に限っては問題かなと。
しつこくもこのハーリーのエピソードは結構良かったですし、パラシュートと同時に食料の届けられた今回だからこそ
時期的に展開が可能で、リビーが同じ精神病棟の患者だったという強烈なオチも、しっかり話数を蓄えた今回だから威力を
発揮するのは分かるんですが、ヘンリー関係の本編が面白くなってきてるこの時期に、何故「今このタイミングなのか?」
が問題ですよね、タイミングとしてはパラシュートの関係上「今」やるしかないものの、本編との兼ね合いで、ホント
何故よりによって本編が進みそうなこのタイミングで今回のエピソードを持ってきたのか、というジレンマがありました。
 ハーリー のエピソード 3
デイブが無駄にいいキャラしてたのでソレばかり記憶に残ってますが、今回はハーリーが精神病棟に入院してた時の話。
結局、今回のは要約すると「ハーリーは病気でデイブという架空の友人を作ってた→克服した→実はリビーも同じ病棟」
という流れで、恐らく今後わざわざデイブの話を蒸し返す展開にはならないと思うので、となるとリビーも実はハーリーと
同じ病棟で精神病を患ってた、という事を見せたくて今回のエピソードを展開させたんでしょうが…まぁインパクトは抜群。
ただ今後の展開としてはどうなるんでしょうね、わざわざ最後の最後にリビーも精神病だった事を見せて、それでリビーは
アナやエコーと違い最後の人物紹介に登場していないので何かしらあるんだろうな、と勘繰ってしまうんですが。
とりあえずハーリーは、少なくとも個人的には三回とも面白いエピソードを見せてくれてるので非常に好印象です。
 食料を捨て去るハーリー
リビーの助言で食料を全て捨てる決意をし、実際隠し持っていた食料を捨て去るハーリー、せめて他の人に配れよと。
その直後にダーマの食料が発見されたのでまだしも、実際問題ハーリーのした事はかなり問題ですよね。
単純に食料を粗末にしてる以上に、ハーリーが食べない為にも他の人に配ればそれだけ意味のある事なのに捨てるなと。
 鬼のサイード
ヘンリーが奴らの仲間と判明し、仲間の人数を問うも答えないヘンリーに「三つ数える」と銃を構えて脅す展開。
視聴者的には「まさか撃たないだろう」と安穏とした気持ちで見てたんですが、三つ数え終わるとマジで銃撃するサイード。
銃口を考えると、アナが止めなければマジでサイードはヘンリーを殺してたと思うんですが、これはまた、いくらなんでも
サイードらしくないを通り越してちょっと危険な状況になってきてますよね、あまりにもサイードらしくない。
逆に言えば、サイードが本気で銃撃した事でヘンリーも「コイツはマジでヤバイ」と感じたでしょうから、つまりそれだけ
ヘンリーの口を割らせやすくなったとも取れますが、それでもココ最近のサイードは危険な方向に走ってるなーと。
 ハッチのボタン
「数字は打たなかったが結局数字は108に戻った」とヘンリーが言うと「…嘘を吐いてる」とヘンリーを凝視してロック。
しかしヘンリーは平然とした態度で「…いや、もう吐いてないよ」と諭すようにロックに語りかけ、険しい表情のロック。
今回の時点で真偽を確定させるのは不可能ですが、状況を考えればヘンリーが嘘を吐くという事は無いでしょうか。
ロックがあまりにもボタンの事を信じてるので希望を潰すとか、そういう理由でもない限りは敢えて嘘を吐く必要も無く、
かといってヘンリーがわざわざロックの為にボタンを押す理由も無いので、つまりハッチのボタンはヘンリーが証明し、
再三ジャックが言い続けてきたように、押そうが押すまいが特に何か起きるわけではない?
 次回予告
男視点の恋愛系の曲が流れ、ヘンリーが「ウォルトは絶対返さない」と言い、ビーチに巨大なSOSの文字を刻んだシーン。
ようやくウォルトの事に話がいったという喜びとは裏腹に、予告を見る限り次回も結局引き伸ばし展開なんだろうな、
と思うと何とも気が休まりません、どうせ本編とは関係無い話を展開させるならエコーを出してくれと。



LOST   S2 第19話 「救済の地」
今回はローズとバーナードのエピソード + 微々たる本編展開、まさかローズ達にスポットが当たるとは思いもよらず。
ただ、確かに最初こそ「え、マジでこの二人!?」という驚きがあったものの、今回はFBの内容と構成も、FBも込みで
全体的な作りがS1の頃と同じ面白さを見せてくれていたので非常に良い感じでした、久々に普通に内容を楽しめた感じ。
こういう出来のエピソードが来ると「やはりLOSTは面白い」と思えるので、今後もこういう雰囲気で描いてもらいたいです。
 ローズ と バーナード のエピソード 1
雪で車が出せないローズの車を発進出来るよう手伝うバーナード、これが二人の出会いだったわけですけども、なんかもぅ
無駄に良い感じでした、また帰ろうとするバーナードをローズから声をかけて呼び止める、というのがイイ。
五ヶ月後、やたら景色のいいレストランで、席の近くに音楽家を呼び演奏してもらいローズにプロポーズするバーナード、
しかしローズは病気で、短ければ余命一年という状況を聞き、結婚後はオーストラリアに凄い医者?が居ると聞き、
ローズを治してもらう為にハネムーンとして現地に、そのアイザック医師の居る場所は地球上でも稀な所で大地の力が
非常に強いらしいという、まさかオーストラリアで龍脈やら風水やらの設定を持ってくるとは思いませんでしたが、
そんなアイザックにもローズを治す事は出来ず「貴方に向いている場所があるはず」と助言。
結局ローズは治らなかったものの「治ったと言います、貴方のおかげで治ったと言います」と呟き終了。
個人的にはホント良いエピソードだったなと思いました、内容がどうとかよりも構成と見せ方が上手かったなーと。
FBでローズは病気で長くないと判明→島でバーナードはローズに「病気は治った」と→FBで実は治らなかったと判明、
島で「この島には特別な力がある」とローズ→FBで、実は空港で車椅子のロックに出会っていた為、自分の病気も治り
ロックの足も島のおかげで治っていると確信出来ているから「島に来て病気が治った」と信じる理由が判明。
伏線の基本的な使い方とでもいうか、S1でよく用いられていた手法で、尚且つ今見ても「なるほど」と唸らせてくれる
展開と描写だったので、もぅ今回は単純に全てがマッチしていたなと思いました、パズルのピースが組み合わさるアレ。
あとはまぁ、他の登場人物と違い初めてのFBなので普通に新鮮、というのもありますよね。
 ロックはボタンに関してどうしたいのか?
ヘンリーにボタンを押してくれるよう頼んだ際に見た絵柄を紙に書こうとするも、細部を思い出せないのか詳細には書けず
苛立ち、余程気になるのか再度ヘンリーに「ボタンを押したのかどうか?」の質問をしたものの、ローズとの会話を経て、
「私のハッチじゃない」とアナに言ったりした事を考えると、これで「ボタンを押す事には別にこだわらない」という状況に
なったという事でしょうか、それはそれでジャックに失礼というか、あれだけ固執してたのに簡単に諦めるのもアレですが。
 ジャックは何を心配したのか?
ウォルトとヘンリーを交換してもらう為にジャングルへ向かう際、一緒に行こうかというアナの言葉に、単純にヘンリーの
見張りをしてほしいのか、それとも直前にロックへ視線をやったのでロックの見張りをしてほしいからか、或いは今現在
足がまともに使えないロック一人にヘンリーを任せるのは心配だと思ったのか、アナにはハッチに残ってもらう選択を。
これは…特にロックとケンカしてるわけでもないので、普通にヘンリーの見張りを出来る人物が欲しかった、でしょうか。
 境界線への同伴者はケイト
最初はサイードに頼むも断られたらしく、ケイトは一度捕まったにも関わらず解放されたので奴らが欲しがってない、
という理由でケイトを誘うジャックでしたが、実際問題「戦力」として考えた場合はケイトだと不安が残りますよね。
一度捕まったのも問題ですけど、はっきり言ってしまうと頼りにならないんですよね、今まで「ケイトだから成功した」
そういう局面が正直無いだけに、この場面でケイトを選ぶのは「ジャックの性格や言動」を無視して「展開のみ」を
重視しすぎてるんじゃないかなーと、ジャックの言う「一度捕まったにも関わらず解放」が理由でケイトを選ぶのなら、
ジャックは詳しく知らないかもしれませんが、ソーヤー、ジン、マイケル、この三名もイカダで対面した際にウォルトを
拉致しただけで他のメンツは放置されてたので、この三人も「奴らは欲しがってない」になりますし。
仲の良さを抜きに考えれば、一番安定してるのが軍人のサイード、次点で警官のアナ、次がソーヤーでしょうか。
 教会を作るエコー
エコーが今まで作ろうとしてた何かは教会だと今回判明したわけですけども、もう少し「教会を作ってる」という事実に
インパクトが欲しかったところです、あれだけ引っ張ってきて、前回もチャーリーに「秘密かよ」と言われ「今はまだな」
と返答したのに、今回既にチャーリーが知っていたという事は前回〜今回の間にエコーが教えたという事じゃないですか。
勿論、教会作りが佳境に入ってきたとか、チャーリーが気付いたから教えた、という可能性もありますが、そこまでして
エコーが作ってる何かを引っ張る必要性が特に無かったうえ、教会を作ってるのはむしろエコーらしいので、何かしら
視聴者が「マジで!?」と驚ける程の何かを作るか、教会を作ってる事実を劇的に見せてほしかったかなーと。
 何の役にも立たないケイト
ジャングルに人形が置いてあり、不審に思ったジャックが「ケイト待て!拾うな!」と叫ぶも、相変わらずというべきか、
ケイトはジャックの静止を聞かず人形を拾い…恐らくはルソーが仕掛けたであろう罠にかかってしまう二人。
この時点で既にジャックの邪魔をしてるのに、罠の大元であるロープを銃撃するも外して弾を一発無駄にする始末。
ジャックが言うにはまだ13発あるそうですが、いくら多少ジャックの方がロープに近いとはいえ、銃に関しては…少なくとも
素人でケイトよりは下手なジャックが一発で直撃させたのにケイトは外してしまったりと、何しに来たんでしょうか。
 マイケル帰還
喉が回復するまで夜営するジャック達の元に突如現れるマイケル、これでS1のクレア同様記憶が飛んでたら笑えますが。
 次回予告
どうやらソーヤーと水辺でヤったっぽいアナ、ヘンリーに「何か言いたいんだったら、大きい声で言って」と言いながら
アナが顔を近付けた途端アナに掴みかかるヘンリー、他は「ごめんな…」と謝るマイケルぐらいしか目立った映像は無し。
露骨にアナが多めだったので、次回はアナのエピソードでしょうか、個人的にはジンとマイケルの絡みに期待。



LOST   S2 第20話 「一丁の銃」
今回はアナのエピソード + 本編展開、久々に殺伐とした展開になり、全体的にも見応えのある内容で面白かったです。
勿論、メインとなってるアナのエピソードにも関わらず、最終的に「ジャックの父親と会い空港でのジャックの叫びを聞いた」
その事が原因で母親と仲直り出来たという意味では「アナのエピソード」なんですが、それ以上にジャックの父親が
何故シドニーに居たのかが判明し、LOSTらしいですが更に謎が増えたりと、アナのエピソードは単純に良かったです。
ただ本編展開がホント、今回のは極端に評価が別れそうな内容ですよね、非常に良い、最悪、どちらかしか無いなーと。
個人的には作品や描写を問わず「面白ければそれでいい」の考えで見てるので、むしろ今回のは大満足だったんですが、
基本的に作品の展開としては、結局また「人が死ぬ事によって物語が動く」わけじゃないですか。
S1もブーンが死んだ事で徐々に物語が動き始めたわけですし、加えて言えば…今回はブーンの時と違い間接的なものの、
「ヘンリーがアナを襲った」事をロックがジャックに黙ってたのでアナがハッチに一人で残った、つまり、マイケルが
アナを殺したとはいえ間接的に「ロックが人を殺した事で物語が動いた」わけなので、手法が全く同じなのが微妙かなと。
まぁ個人的には殺伐とした展開は大歓迎なので、今回ロックがヘンリーの言葉で再度誘惑されたのも含め、次回以降
どういう風に物語が動いていくのか非常に気になります、あといつになったらジンにマイケル帰還の報告をするのか。
 アナ のエピソード 2
前述のようにアナよりもジャックの父親の方に焦点が当たってましたが、アナは警官に未練は無かったのかなーと。
いくら母親が警察関係者とはいえ、警官になろうと思えば当然それだけ大変なのに、ジェイソン殺害に関して「アンタは
警官なのよ、その事だけは忘れてほしくないの」と言われると「…じゃあ辞める」と言いスパっと退職。
妊娠してた子をジェイソンに殺されたも同然なので、その復讐を果たせたからもうどうでもいい、と言うのであれば
空港職員になるわけはないですし、いくら母親が鬱陶しくても退職まではしないでしょうから、どうだったのかな、と。
そして空港内でいきなり登場するジャックの父親、いきなりすぎて鼻水吹いた、ほんまよぉ出ますよね、このオッサンは。
「シドニーの用事は少々危険だからボディーガードが必要なんだ」の「ボディーガード」が今イチ謎に終わりましたが、
ジャックの父親は四日間何もせずひたすら酒を飲んで酔っ払い、いきなり深夜2時に住宅街へと移動を開始。
民家に居た女性に「娘に会いに来ただけだ!」と叫んでましたが…正直、この「娘」はいつ明かされるんでしょうね。
やろうと思えば「実は以前一人だけ娘の事を話した人物が〜」とか出来ますけども…何にしても今後が楽しみです。
車から降りようとする父親のドアにソーヤーがぶつかってましたけど、アナもジャックの父親も、お互いソーヤーの事は
覚えてないでしょうか、ジャックの父親はバーで再会した時にその旨の言葉は言ってませんでしたし、かといって
アナとソーヤーも島で初めて会った時の反応が演技でなければ、二人とも初対面っぽい態度でしたし。
 ジャック達が救出される日は来るのか?
オーシャニックの815便に乗って帰る事をアナが母親に伝えていたので、一応これで「815便を探してる」伏線は完成と。
アナの母親は「恐らくジェイソンを殺したのはアナ」と分かっていながらも「力になる」と力説する程アナを溺愛してるので、
恐らく世間的には「815便は乱気流に巻き込まれて太平洋に水没した」といった報道をされて、普通に自然の事故として
処理されてると思うんですが、やっぱり警察機関に属する人間で、しかも溺愛してる娘が乗ってるので、現実問題として
水没したら発見は無理でも、せめて「間違いなく事故に遭った」という証拠が欲しいでしょうから、少なくともアナの母親は
まだ815便を探してる、という展開には出来るでしょうか、LOSTが最後まで予定通り終わっても救出されないでしょうが。
 ヘンリーの任務
ロックが、ロックではなくアナを襲った理由をヘンリーに聞くと「それはアンタがイイ人間だからだ」と答え、ヘンリーが
来たのは、ロックを迎えに来る事、と判明しましたけども…流石にこれは本当の事でしょうか。
少なくとも「ルソーに捕まった」のはマジでヘンリーのミスでしょうけど、まぁそれはこの際どうでもいいとして。
ヘンリーはロックを誘導してる節があるものの、生存者の中で唯一ロックは相反する考えというか、ローズとは違う意味で
島に残りたがっているので、やっぱりヘンリー達から見ても「欲しい人材」というか、近しい考えの持ち主、と。
 カッコ良すぎるジン
サイードに教えてもらった綺麗な景色のビーチへリビーを連れて行くハーリー、しかし元の場所に戻ってきただけで、
背後を見るとそこには魚を捌くジンのやたらシュールな映像が流れてウチの家族は大爆笑。
その後、どうやらこの場で食事にする事が決まったらしく、ハーリーを見て「グ!」とばかりに指を立てるジン、吹いた。
ちょっと今回のジンがイイ味出しすぎてて何とも言えませんでした、カッコ良すぎる、しかもにやけるカッコ良さ。
ハーリーとジンの絡みはS1の時からそうなんですが、全体的に笑いを誘う仕上がりになってるのがホント良いなーと。
 マイケルの暴走
ウォルトを攫われた怒りか「だったら俺が殺す」とマイケルが言うので、何の疑いもなくマイケルに銃を渡すアナ。
するとマイケルは「…ごめんな」と呟きアナを射殺、そしてたまたまその場に居合わせたリビーも振り向きざまに発砲し…
流石にこれはリビーも死亡したと考えるべきでしょうか、素人が振り向いた瞬間に発砲、でしっかり息の根を止めれるのか
分かりませんが、仮にリビーが生きていた場合「マイケルが発砲した」という事がバレてしまうので、やっぱり口封じを
する為にも結局殺すでしょうか、で、最後はヘンリーを前にして自分の肩を撃ち抜き今回は終了。
 マイケルがアナとリビーを射殺した理由は?
考えるまでもなく「ヘンリーを取り戻せばウォルトを返す」といった旨の事を言われて、たまたまその場にアナが居たので
アナを殺し、また間の悪い事にリビーもその場に居たので射殺、そしてヘンリーを脱獄させて自分は撃たれたフリ、
というのが常套展開でしょうけども…まぁ、相変わらずマイケルらしい暴走っぷりですよね。
元々ウォルトが絡むと殺気立つ事が多かったですし、人を殺そうとマイケルだからこそ頷ける暴走展開なんですが、
常識で考えてウォルトを返してもらえるはずがないのに従う、というのがまた、悪い意味で頭の回らないマイケルらしい。
 リビーが精神病患者だった理由は明かされるのか?
今回で恐らくリビーは死亡したと思いますが、二話前にあんな意味ありげなラストで精神病患者である事が判明し、
今回も「酔っぱらったら君とどこで会ったか思い出すかもしれないし」と言うハーリーに「ええ…そうね」と微妙なリビー。
展開上リビーの死亡は流石に決まっていたと思いますけども、わざわざ今回でも「リビーとハーリーは以前会ってる」事に
ハーリーがこだわってたるセリフがあった事を考えると、今後リビーが精神病患者だった理由、或いは完治した理由、
わざわざハーリーが「以前会ったはず」と悩んでる事柄に対する答えは描かれるのかなーと。
病院繋がりという事でジャックのFBでもいいですし、実はリビーは死んでない、という展開にしても構いませんが。
 アナの死は自業自得
サイードに殺されたわけではないので因果応報ではないものの、やっぱり事故とはいえシャノンを殺してしまった以上、
いくらドラマとはいえやはり罪を償わなければいけないので、物語的にはアナの死亡は必然というべきでしょうか。
まさかこんな早く、それもこんないきなり殺される事になるとは思いませんでしたが、仕方無いのかなと。
 マイケルは後部座席組以外でも撃ったかどうか?
リビーに関しては驚いた顔をしてたので予想外でしょうけども、マイケルは果たしてジャック達でも射殺したかどうか?
結論から言えば…やっぱりウォルトの事で暴走してるので、恐らく誰が居ようと「ごめんな」で銃弾を撃ち込むでしょうか。
勿論、その場に居合わせたが為にリビーは撃たれてしまったものの、マイケルが用事を頼むと外に行きそうな人物、
であればわざわざ射殺せず、用事を頼み外へ→ヘンリー脱獄→気付けばドアが開いてた、の流れに出来たでしょうが、
ハッチから外に出そうにない人物が居た場合は、やっぱりウォルトと天秤にかけて結局は射殺してたかなーと。
ただ、もしあの場に居たのがアナではなくジンなら、いくらマイケルでも撃てずに事情を話したでしょうか。
同様に女性でもサンやクレアは「女性」という事で気がひけてしまうでしょうし、ケイトは…まぁケイトなら殺しますか。
あとソーヤーも際どいところでしょうか、S2の序盤で言い合ってたように、ソーヤーはウォルトを助ける為に動こうとして
船長風の男に撃たれ、マイケル自身も「ソーヤーはウォルトを助けようとしてくれた」と分かってるので、無理かなと。
んー、でも次回の雰囲気を考えると、何となくエコーがマイケルの事を怪しみだす気がするんですが、やはりS1から丁寧に
描かれてきたジンとマイケルの友情を考えると、ジンだけが唯一今回マイケルが起こした罪に気付いてもらいたいです。
 次回予告
教会を作るエコーに話しかけるアナの幻影、涙を流すケイトを慰めるソーヤー、肩を負傷したマイケルがハッチに居る映像、
「君は何を探している?」というロックの問いに「クエスチョンマークだよ」と答えるエコー。
そんな映像が流れてサブタイが「死者の伝言」なので、やっぱりアナとリビーの死亡は流石に確定でしょうか。
正直面白くなってきたので次回が非常に楽しみなんですが、しつこくもジンとマイケルの再会を早く描いてほしいトコロ。



LOST   S2 第21話 「死者の伝言」
今回はエコーのエピソード + 本編展開、前回の引きが引きなだけに期待してたんですが、結果的には微妙かなーと。
ハッチを見つける辺りまでの展開は何と言うんでしょうか、見てる分にも結構ワクワクしてたんですけど、振り返ってみれば
リビーを看病する為に残された方のハッチ組の描写が、蛇足とまでは言いませんが別に必要無かったじゃないですか。
勿論、リビーが生きてないとジャック達はすぐにヘンリーの後を追ってしまうので、リビーが生きていないとヘロインを
必要とする場面も出てこない、つまり結果的にソーヤーの隠し場所が分からなくなるのでリビーの生存…でなくとも、
何かしら「ハッチに留まりヘロインか何かが必要な場面」を作る必要があったものの、正直無意味に近い展開だった印象。
 エコー のエピソード 2
どちらかと言えば内容よりも「イェミがエコーに伝言を伝えた」という最後の部分が大事なので、クレアを占った男の
家族に関するエピソードは、正直現時点では別に必要無かったような気がしてなりませんが…とりあえずリビーと遭遇。
むしろ気になったのは「貴方いい神父だったって」と、少女はエコーにイェミからの伝言をそう伝えてましたが、
こういう場合、エコーは当然まだ生きてるんですから「貴方はいい神父」とか「兄さんはいい神父だ」という伝言を
頼んだ方が、細かい事かもしれませんが良かったんじゃないかなーと、何となく「ん?」という気がしました。
 超能力者のクレアに対する行動の謎
クレアを占った超能力者の男は、実は詐欺師でエコーに「情報を集めていかにも見たように言うだけ」と言ってましたが、
「詐欺師多すぎ」とかそういうのは別にして、クレアに対する行動が謎ですよね、謎というか「何故?」という感じ。
最初にクレアを占った際に酷い映像が見えたのか「お金はお返しします」と言ったり、再三クレアへ赤ん坊を育てるのは
クレアでなければいけないと言ったり、最終的には養子に出す家を探したり「貴女が育てるべき」と進言したのか?
知り合い相手や、その結果として莫大な金が入るならまだしも、詐欺師がそこまで一人の妊婦の為に行動する理由には
何か意味があるはずなので、一体どういう理由でクレアに対して親身な行動を取ったのかなと。
わざわざチケットまで渡して、何故か815便に敢えて乗らせようとしたのも変な話ですし。
今後のFBでその理由が明かされる事になるとは思うんですが、可能性から言えば「本物」か「ダーマ関係者」が妥当?
 教会の事をアナに即答するエコー
気にする程の事でもないのかもしれませんが、エコーの夢の中で登場したアナに、教会を作っている事を即答するエコー。
チャーリーやバーナードに聞かれた時はすぐに答えなかったのに、アナには即答で「教会」と答えたのは、流石に同じ
後部座席組で仲がイイから、と考えるのが自然でしょうか、バーナードにエコー自身は答えなかったのがアレですが。
 イェミとアナの「助けて」はどういう意味か?
エコーの夢に現れたイェミ、アナ、共にロックを助けてくれるようエコーに願ってましたが、これは「ヘンリーに惑わされて
迷ってるロックを助ける」のか単純に「ロックの手助けをしろ」なのかが正直分かり辛かったなーと。
図面を元にハッチを探したので、結果的にエコーがやったのは「ロックの手助けをした」なので、別にヘンリーに関する
迷いで「助ける」ではなかったんだと思うんですが、なら、状況的にロックがヘンリーの事を言わなかったが為にアナは
殺されたようなものなので、てっきりヘンリー方面での「助けてあげろ」なのかと思ってたので不自然な気もするな、と。
 冷静なソーヤー
ヘンリーの後を追おうとするジャックに「お前がハンティングに出かけたら、リビーは誰が見るんだ!」とソーヤー。
言ってる事は正しいですし、あの場に居たメンバーでソーヤーだけが唯一その事に気付く冷静さを保っていたので、
地味にソーヤーの株が上がるシーンでしたが、むしろ、このソーヤーの冷静な指摘がミスを生む結果にもなってますよね。
別にソーヤーは何も悪くないですし、仮にこの直後に全員でヘンリーの後を追ったとしても、マイケルが言うには既に
20〜30分は経過した状況なのでヘンリーを探し出せたかどうかは分かりませんが、代わりに後を追う事にしたエコーは、
どうやら「ヘンリーは一切追わず」に「クエスチョンマークを探す行動」に出てたわけなので、ちょっと酷い展開。
 反省してないロック
アナが死んだのは自分のせいと認め…てるか正直怪しいものの、少なくとも口では「私のせいだ」と言ってるにも関わらず、
プロペラ機が地面に落ちてるのを「ブーンが…乗ったら落ちた。そして死んだ。この島が要求した犠牲だ」と発言、
「…なんと言った?」とキれ気味のエコーに「別に」と返答してましたが、このオッサンはほんま、まるで反省してませんね。
展開の関係上、エコーはどうしても「ロックからクエスチョンマークの場所を聞く」必要があったので仕方無いものの、
人が一人死んだのを「仕方無かった」みたいな言い方をするロックに一度はキれた態度を見せたんですから、もっとマジに
突っ込んで聞いてもらいたかったです、こういう時は直情的なジャックの方が視聴者としては楽しめるのでいいなーと。
 ブーンの死はやはり必要だったのか?
ロックのありえない態度は見てて苛立ちを感じるものの、エコーが飛行機の落ちた場所へと登り地面を見ると、そこには
件のクエスチョンマークが眼下に広がっているという展開が発生…つまり、やはりブーンの死は必要だったんでしょうか。
勿論、ブーンが死なずとも「草が生えてない」という事で…役割的な事を言えばサンが気付く可能性もあるので、ブーンが
死ななければならない事は無かったでしょうけど、展開的にちょっとやるせないものがあるなと。
 物を自分のテントに隠してたソーヤー
テントの中に全て隠してたソーヤーにケイトは驚いてましたが、むしろソーヤーの性格を考えればある意味当然ですよね。
S1でジャングルの中に隠してた物を、ケイトとサイードが尾けた事で一度バレてるので同じミスは普通しませんし、
冷静に考えれば「安全な場所に隠す」より、銃を一丁携帯してたように「手元に置いておく」方が安心出来るでしょうし。
 ボタンを押すのは自分の運命だと感じるエコー
新しいハッチに関しては、なんかもぅ謎が明かされるのはLOST自体の終盤でしょうから正直どうでもいいんですが、
フィルムを見た事でボタンを押す事に対する意欲が消えたロックとは裏腹に、ボタンを押す事が運命だと確信するエコー。
S2全体を通して引っ張ったにも関わらず「ボタンを押す意味は無かった」とかいうオチが来た日には視聴者が許さないので
そんな事は無いでしょうけど、今までの展開で言えば、まだロックよりエコーの方が「運命」という言葉が似合いますよね。
ロックはこの島に来た事で足が動くようになり、たまたまハッチを発見したので「運命」と感じ取ったようですが、
エコーはイェミの乗ったプロペラ機が島に不時着し、しかも自分もたまたまその島へ、挙句にイェミの乗ったプロペラ機の
真下にハッチが隠されてた、となれば、そらもぅ運命を感じずにはいられませんよね。
エコーの発見したハッチは「監視用」であって「ボタンを押すのは別のハッチ」とかそんなヤボな突っ込みは無しで。
 迂闊なリビー
ヘロインを打った事で一時的に意識が戻ったのか、或いは痛みが消えたからか「…マイケル…」と一言だけ発し絶命。
展開上ここで「マイケルが撃った」とジャック達に教えるわけにはいかないので当然かもしれませんが、こういう局面で
言うべきセリフは「マイケル」ではなく「撃ったのはマイケル」ですよね、流石に頭が回らないでしょうけども。
特に、本人なら「もうすぐ自分は死ぬんだろうな」と分かってるんですから、人名ではなく「何があったか」を先に言うべき。
 次回予告
マイケルの口車に乗せられてか、ヘンリー達の元へ向かおうとしているジャック達、殺すとか物騒な事を言うソーヤー。
今回発見したハッチで「ここへ移るのか?」と聞くチャーリーに「そうだ、このハッチに住む」と答えるエコー。
ビーチで何かを見て異常に驚いた顔をする一同、そしてサブタイが「隠された取引」なので、マイケルとヘンリーでも見た?
ジンとマイケルの絡みはもぅ見れそうにないので残念なんですが、むしろ個人的に注目はチャーリーとエコーでした。
エコーが今回発見したハッチに住むのは分かるものの、わざわざそこにチャーリーを連れて来てるのが面白いなーと。
しかしまぁ、チャーリーもアーロンを強奪した件で一気に嫌われてしまったものの、その後はソーヤー、サイード、エコー、
あんまりチャーリーとは色の違うメンツとばかり仲良くなってるのが面白いですよね、組み合わせが異色すぎる。
で、次回はマイケルのエピソードで、次々回が…デズモンド復帰とかで、最後は本編のみ一気に進める、という感じ?



LOST   S2 第22話 「隠された取引」
今回はマイケルのエピソード + 本編展開、クルーの吹き替えが24のドリスコルで何故か一人爆笑しておりました。
そんなドリスコルとか他作品の事はどうでもいいんですが、流石にS1同様、終盤は基本的に本編展開のみが描かれるので
見てて面白いですし、良い意味で展開の描き方が丁寧ですよね、もう少し他に欲しい描写も確かにあるものの。
懸念事項としては、S1同様「今から向かう」という展開なので、ホントS1の「ハッチを開けた」時点で終了したのと同様、
「奴らと遭遇した」時点で終了という展開にならないだろうな、という点だけが心配です。
 マイケル のエピソード 3
マイケルが居なくなってから約2週間しか経過してない事実にまず驚きましたが、今回は島へ来るまでの出来事ではなく、
ウォルトを探しにマイケルがジャングルへ行った日から帰還するまでの出来事、展開的には無難すぎて若干残念でもあり。
男がマイケルから採血したり、クルーという女がマイケルにウォルトの事を色々質問したり、ホント十分予想出来る展開が
繰り広げられたので内容的には「惜しい」感じだったんですが、ヘンリーを連れ戻せば二人を解放すると言ったのは、
つまり言葉通りに取ればヘンリーが重要な人材だという事でしょうか、必要なければ放置するなり殺すなりでいいですし。
再会したウォルトとの会話は「テストをやらされてる」「こいつらフリしてる」といったモノ、現状では判断不明。
その後、ヘンリーを解放するだけでなく他にもしてもらいたい事がある旨を伝え、ジャック達を連れてくるよう四人の名前を
指定するクルー、ウォルトの事を思い頷くマイケル…で終わるかと思いきや、マイケルらしく偉そうにボートも要求。
 微妙に頭の回らないアレックス
「連れてこいアレックス!」でケイトを連れて行ったのはアレックスではなく男、むしろ男も頼まれて行く辺り優しいですが。
そしてマイケルと二人きりになったところで「クレアが子供を産んだかどうか?」「男の子か女の子か?」を聞くアレックス。
確かにアレックスとしては折角逃がしたクレアがどうなったかを知りたいでしょうし、島特有の伝染病の事もあるので
色んな意味で心配というのも分かるんですが、とりあえず一時的にでいいので猿轡外したれよと思いました。
 クレアにワクチンを渡すチャーリー
パラシュートに空気圧で打つ注射があったので、ワクチンがいるとすればクレアとアーロンなので渡すチャーリー。
九日毎に打つ必要があるらしいですが…まぁ、何の注射か分からないとはいえ、この島でワクチンが必要だとすれば
ルソーとデズモンドが恐れていた「伝染病」でしょうから、状況判断だけで言えばマジでソレのワクチンでしょうか。
「一度打てば永遠に打ち続けなければならない」「完治するまでは永遠に打ち続けなければならない」といった可能性も
勿論ありますが、流石にもぅこれ以上「チャーリーのせいでよからぬ事態になった」という展開も可哀相でしょうから、
今回ばかりは純粋に「クレアの為になる行動」と考えて良いでしょうか、復縁はまだ微妙なトコでしょうけども。
 再会するマイケルとジン
マイケルの帰還をマジで嬉しそうに迎えるジン、ジャック達は誰一人しなかったのにジンは一番乗りでマイケルとハグ。
続いてサンもハグしてましたし、ジンとサン、この二人がマイケルと再会するシーンを見たかった者としては非常に嬉しく、
この再会時だけは「また会えて良かったよ、ほんとに」と笑顔で答えていたので、やはりジン達の前では自然なマイケルに
戻れるのだと再確認出来て良かったんですが、むしろ注目はジンではなくダニエル・ディ・キム、笑顔が素晴らしすぎる。
 討伐隊にサイードを誘うソーヤー
マイケルの指示で五人と決まり、マイケルがリーダーなので他のメンバーは必要無いと頑ななジャックの言葉を無視し、
ソーヤーはサイードも連れて行くべきだと考え「歓迎するぜ」とサイードに銃を譲渡、ちょっとカッコ良すぎる。
けど冷静になるまでもなく、常識で考えて「銃を使う可能性がある」事を考えれば、サイードは最も頼りになりますよね。
今までに描かれた回想だけで判断すると、別にケイトもソーヤーも銃を使うのが本職というわけではないので、基本的に
サイード以外のメンバーは銃の扱いに長けてはいませんし、何よりも本物の軍人に敵うスナイパーも居ないだろうと。
 ハッチに住むエコーと仲違いするチャーリー
前回の展開と予告から考えると、てっきりイェミのハッチに住むのかと思いきや、ジャック達が普段居るハッチでボタンを
押し続ける事にし、ビーチからハッチへと移り住む事にしたエコー、しかもチャーリーに荷物を持ってきてくれと。
「じゃあ教会はどうするんだ?」というチャーリーの言葉には「他にやるべき事が出来た」と返答。
当然、クレアに嫌われ手持ち無沙汰のチャーリーは「…俺はどうすりゃいい?」とエコーに尋ねるもエコーは、
「荷物を頼む」とチャーリー自身の事には触れず自分の要求のみを返答、キれたチャーリーは「自分で持ってこい」
流石にこの展開だけは、今までのチャーリーがどうだった、というのを抜きにしても、ちょっとエコーが悪いですよね。
特にチャーリーは「寡黙に教会を作るエコー」を人として好きになってたでしょうから、その教会作りをやめて、いきなり
自分にも何も理由を話してくれずに夜中に出かけるわ、帰還も教えてくれずハッチに移り住む事にするわ、挙句に教会は
放置したとも取れる宣言をされれば、そらチャーリーでなくとも怒りますよね、どういうつもりやねん、と。
 ヘロインを全て捨て去るチャーリー
一人で地道に教会を作り続けるチャーリーが何とも言えず哀愁を漂わせてましたが、そんなチャーリーの元へビンセントが
マリア像を持って登場し絶句するチャーリー、ビンセントへ「冗談だろ…誰かに仕込まれたのか?」と呟き、ビーチへ戻る
ビンセントの後を追い、ソーヤーの隠し場所から全てのマリア像を発見、その全てのマリア像を海に投げ捨てるチャーリー。
すぐ近くでその光景をロックが笑顔で見つめてたのには笑ってしまいましたが、ようやく、という感じですよね。
S1序盤から引っ張ってきたチャーリーの中毒も…勿論、今後また何かしらの要素が絡んでヘロインが再びチャーリーの前に
もたらされる可能性は十分にありますが、少なくとも今は、一先ずこれでチャーリーが完全にヘロインを断ち切ったなと。
その光景をロックが見つめていたというのもイイ味出してますが、個人的には、やっぱり偶然だろうと何だろうと、
チャーリーがマリア像を捨てるシーンをクレアにも見ててほしかったなーと、少しは見直すでしょうし。
けどアレですよね、チャーリーの言った「誰かに仕込まれたのか?」というセリフ、直前にビンセントをあやすマイケルの
映像が映っていただけに、チャーリーにも何かしろと命令されて、それでマイケルがビンセントに運ばれたのかとばかり。
ところで余談ですが、教会に関しては、妥当な線で考えればハーリーとサイードも作る事になる、という感じでしょうか。
 ジャックに友情を感じるソーヤー
アナとヤった事を話し、その時に銃を取られた事をジャックにだけ話すソーヤー、当然ジャックは「なんで俺に話すんだ?」
その言葉にソーヤーは「友達…らしきもんはアンタしか居ないからな…アナが死んで」と答え「今度は俺達が殺す番だ」
今回のソーヤーは終始カッコイイ描かれ方をしていたので、ソーヤーを好きな者としては正直たまりませんでしたが、
これがまた、ジャックに友情を感じてるらしいというのが、また何とも言えず熱いですよね。
アナに友情を感じてたのは、これはもぅ単純に「良くも悪くも気が合うし一緒に居てて疲れない異性の友人」ですよね。
恋愛感情は一切無くて、毎日会ってようが、10年ぶりに会おうが、いつ会ってもいつも通りの会話が始まる、という感じの。
一方のジャックはといえば、ソーヤーはジャックの父親の事も知ってますし、この島へ来てからの二人は色々と対立も
あったものの、ライバルとかそういうのではなく、信頼までは出来ないが確実性のある男、としてお互い認識してたと
思うので、今更ながらソーヤーが「自分から」ジャックに「友達…らしきもんは」と言ったのが「お〜」と。
ただそうなると解せないのは、以前ソーヤーが全員を欺いた際の起爆剤となったのが、恐らくジャックの行動なので、
にも関わらず今回ジャックへ友情を感じてる発言をしたという事は、つまりソーヤーはジャックを「嫌い」なのではなく、
言わば「性格は違うけど似た者同士」なので好きでもあり嫌いでもあったのか、或いは…というかまぁ、恐らく「嫌い」では
無かったんだろうなーと、アレですか、悟空とベジータみたいなもんですか、ベジータ側からの視点のみでソーヤー、と。
何にしても、ソーヤーってたまにこういう真面目な部分というか、素の部分が描かれるのがイイですよね。
 唯一マイケルの謀反に気付くサイード
ジャックが気付かないのは展開上の理由として、唯一サイードのみが「マイケルは奴らの指示を受けている」と判断。
それだけでなくヘンリーを逃がしたのもマイケルだと判断してましたが、流石にアナ達の死因にまでは触れなかったのは、
状況を考えれば言わずとも分かるからいちいち言わなかった、という事でしょうか。
けど、サイードは「考える時間は一晩ある」と言ってましたけど、正直マイケルの現状に気付いても「どうしようもない」
というのが実際のトコロですよね、例えばサイードが影ながらジャック達の後を追い、相手方を攻撃する、という方法も
取れますけど、まずサイード達の居るビーチが見張られてるかもしれませんし、ジャングル内に関しても同様。
次回を待てばどういう作戦を取る事にするのか分かりますが、個人的にはサイードがどういう手段を講じるのかに期待。
 突如現れたボート
サンのよそ見の仕方がいくらなんでも不自然すぎてアレでしたが、埋葬中の皆の前にボートが現れて今回は終了。
マイケルが頼んだボートという事はいくらなんでも無いと思うので、となると、やっぱり事前に食料を投下したり、
前回ロックがクエスチョンマークの絵を描いた紙をイェミのハッチから「本部に送られます」の吸引管に勝手に投入した事で
島に誰か居る事がダーマ側にバレて、それで早速ダーマ側が職員を派遣して様子を調べに来た、が妥当でしょうか。
 マイケルの行動は本当に自分勝手かどうか?
マイケルがジャック達を犠牲にしてでもウォルトを助けようとしてるのは、確かにただの身勝手にも見えますが、
もぅ単純に状況だけで言えば「ウォルトを諦めるかジャック達を諦めるか」なんですよね。
勿論、アナを殺す「必要」までは無かったですが、結局マイケルは「ジャック達」ではなく「ウォルト」を選んだだけなので、
冷静に考えればマイケルの行動は当然かなーと、逆にS1からウォルトが絡むと目立っていたマイケルの奇行と違い、
今度は冷静に…アナを殺してるのに「冷静」というのもアレですが、後先考えずにやってるわけではなく、ただウォルトを
救いたい一心で行動してるので、そう考えればそこまで勝手でもないのかなーと。
「だからといって仲間を殺していいのかどうか?」となると勿論答えは「NO」ですが、結局状況だけで言えば、
正直ヘンリーの見張りをしてる誰かを殺すしか手段はほとんど無かったんですよね。
ジャック達に事情を話したところで、当然すんなりとマイケルに付いて行ってくれるわけもないので、となると可能性の
面で考えれば「ウォルト救出の確率が下がる」事になりますし、かといってヘンリーの見張りが居なくなる可能性はゼロ。
で、仮に相手の言い分を飲まないと「ウォルトを見殺しにした」事になるので「親」としては当然の行動かなーと。
むしろもぅアレですよ、他作品と比べるのも筋違いというものですが24のジャックに比べれば仲間の一人や二人ぐらい。
ただ逆に、だからこそクルーが指名した四名の中にジンやサンの名前があればどうしたか?が知りたかったです。
ジャック達は言わば「同志」ですけど、ジンとサンは既に友達なので、友達を売ってまで息子を助けるか、が見たかった。
 何故クルーはジャック達を指名したのか?
クルーが連れてくるように命じたメンバーは、ジャック、ケイト、ソーヤー、ハーリー、の四名。
可能性で言えば、ジャックはリーダーなので普通に用事があると考えるのが妥当でしょうか、或いはS2も終盤に来て、
わざわざ父親埋葬の件を再び持ち出したので、何故か棺に居なかった父親が生きててジャックに会いたがってる、とか。
ケイトは…一度捕らえたのに解放した事を考えると謎ですよね、ヒロインなので、とかそんな理由じゃないでしょうし。
ハーリーに関してはたまたまとはいえ、宝くじであの数字を使い世間に知らしめたのが理由かなーと。
で、個人的に一番気になるのがソーヤーに関してです、ソーヤーの本名を知っていた事に関しては、これはもぅ乗客名簿を
入手していたとか、イーサンから聞いていたとか色々理由はあるでしょうけど、マイケルやジン同様、沖で遭遇した際に、
一度銃撃してイカダを爆破、どう考えても「別にこいつらは死んでも構わない」というつもりで取った行動でしょうに、
何故今の時点で、ケイト同様「特に用は無い」はずの相手をまた必要としているのか、が気になるトコロ。
王道展開で考えれば、船長風の男はソーヤーを銃撃したので二人の間には既に因縁がありますし、年齢的に考えても、
船長風の男が本物の「ソーヤー」でソーヤーの家族をバラバラにした張本人、というのが、王道ですが面白いでしょうか。
ところでロックやクレアを必要としなかった理由は何故なんでしょう、ロックはヘンリーの言葉だけなのでアレですけど、
クレアに関しては一度拉致してまで必要とした人物なので、何故マイケルに再び連れてこさせなかったんだろうな、と。
 次回予告
「ハーリー!マイケルを信じてない事がバレたら全員殺される!」とハーリーをなだめるジャック、ハッチで線か何かを
繋げようとしているデズモンド、そんなデズモンドを指してるのか「彼を止めなければあと90分でこの島に居る全員が
死ぬ事になる!」と…セリフが間違ってるかもしれませんがビーチに居るチャーリーに助力を求めるエコー。
再びカウントダウンが始まり閉鎖されるハッチ、そして取り残されるエコーでサブタイは「旅路の果て」というモノ。
流石にS2も残すところあと二話なので盛り上げに入ってるようですが、LOSTという作品の展開の遅さを考えると、
どこまで描かれるのかが不安なので、良い意味ではなく悪い意味で残り二話の展開がドキドキするなーと。
個人的に見てみたいのは、ジャングルにジャックが居たので無理かもしれませんがジャックとデズモンドの絡み。
再会だけでなくもっと何かしら語るジンとマイケル、ハーリーもマイケルの事を知ったようなのでマイケルのケジメ。



LOST   S2 第23話 「旅路の果て」
今回はデズモンドのエピソード + 本編展開、S2もラストに来てるのでレギュラー陣全員に出番があったのは良い感じ。
しかし何を今更という気もしますが、S1にせよS2にせよ、序盤、中盤、終盤と、本編を進める時は普通に面白い内容を
見せてくれるんですから、これだけ面白い展開が出来るなら、もうちょっと…何て言うんでしょう、魅せてほしいですよね。
個々のエピソードは本編の進展具合に関わらず良く出来てるとは思いますし、個人的には本編が進まなくても、基本的に
面白ければそれだけで満足なものの、あまりにも本編が進まないせいで本作の評価が著しく下がってる事を考えると、
やっぱり打開策というか、もう少し頻繁に本編を進めて視聴者を楽しませる方がいいんじゃないかな、とも思ったり。
ところでデズモンドはレギュラー入りと考えていいんでしょうか、FBの有無を別に、ジャック達の元を去る理由も無いですし。
 デズモンド のエピソード 1
実は軍人で、何かしらの罪を犯していたらしく刑期満了による釈放と同時に不名誉除隊になっていた事が判明。
何の罪かは別に、これでサイードと合わせて軍人が二人になってしまったので、微妙に今後のサイードの扱いが心配に。
で、よくある話ですが、服役中にデズモンドが彼女へ宛てた手紙は、彼女の父親が全て差し押さえていて、デズモンドに
大金を渡す代わりに「連絡するな、このまま逃げろ」と彼女の意思を無視したセリフを言い、式が近いとも虚言を。
デズモンドはその金を受け取らず場面は変わり、店頭で金が無く何も買えないデズモンドにいきなり登場して奢るリビー。
世界一周レースに参加した理由は、主催者が彼女の父親だから金をもぎとる、というモノ。
その後、球場でジャックと出会う直前に彼女と再会し「一年待ってほしい」と彼女に発言し「必ず戻ってくる」と。
レースへ参加するのは名誉を取り戻す為と言うも、不幸にもそこから三年が経過して現在に至るわけですけども、これは、
流石に、デズモンドの彼女も、彼女の父親も今後何かしら絡んでくると考えるのが妥当でしょうか。
特に吹き替え的な理由で言えば、デズモンドの彼女を渡辺さんが担当されていたので今回限りという事は無いでしょうし。
ところで島に打ち上げられたデズモンドを回収する怪しげな連中が居ましたが、実際にデズモンドと対面したのは、
以前サイードを解放したイラクの言葉を使えるアメリカの軍人のみという状況、他の連中はどこへ行ったんでしょうか。
 リビーについて
カツラが不自然極まり無くてアレでしたが、逆にその不自然なカツラの髪型が良かったおかげで異常に綺麗なリビー。
そんなリビーには死別した旦那さんが居てて、デズモンドがレースへ出る為に必要だったヨットはリビーが譲渡。
デビットという名の旦那の形見にも関わらず、いくらデズモンドの話を聞いたからとはいえ形見をスパっと見ず知らずの
男に渡す辺りが、度量があるのか良くも悪くも変わってるのか判断し辛いところですが、ボートの名前はエリザベス号。
リビーの名前から取ってるそうなので、無難に、リビー=エリザベス、という事でいいんでしょうか。
外見や状況だけで判断するのはアレですが、ヨットを持っててあの髪型、可能性で言えば、恐らく大金持ちの奥サマ?
この八ヶ月後にレースがあり、少なくともそれまでにデズモンドはジャックと球場で会ってるので、時間軸で言えば…まぁ、
そもそもハーリーが退院して宝くじを当てた時期がよく分からないので何とも言えませんが、デズモンドは三年間島で
ボタンを押していたわけなので、リビーはこの後、何かしらの理由で精神病棟に入院、ですか。
 ボートへ向かうジャック達
随分沖だったにも関わらず、迷わず海へ飛び込みボートに接近するジャック、ソーヤー、サイードの三名。
既に二ヶ月以上経過してる島に、いきなりボートが出てくれば警戒するのは当然なので、銃を持ってる三名が真っ先に
調べに行くというのも頷けますが、とりあえず双眼鏡で一旦調べる、ぐらいはしても良かった気が。
 ジャックに口止めするサイード
マイケルの事をケイト達にも話そうとするジャックに、相手の裏をかく為にケイト達には話さないよう指示するサイード。
これは…正直難しいところですよね、サイードらしい考え方と言えばそうですし、実際真実を知る者は少なければ少ない程
作戦は成功しやすくなるものの、単純に信頼の問題で「何故話してくれなかった?」と、後で必ず問題になりますし。
かといって、ハーリーは確実に顔に出ますし、ケイトは顔にこそ出ないものの言うと何か余計な事をしでかしそう、
ただソーヤーだけは、詐欺師の面目躍如で普段と同じ態度を取れるでしょうから言っても良かったんじゃないかなーと。
前回ジャックに対して「友達らしきもんは〜」と言ったので、展開上の、ジャックからソーヤーへの見返りみたいな感じで。
 自分勝手なロック
自分はあれだけしつこくボタンを押し続け、キれるジャックに何度も懇願したにも関わらず、パールのオリエンテーションで
ボタンが無意味と知るやいなや「ボタンを押すな」とエコーに迫るロック、強硬手段に出て殴られる展開が哀れすぎる。
しかしホント、S1もS2も、終盤になって展開が面白くなると、必ずロックは自分勝手な行動に出始めるのが面白いなと。
S1とS2の違うところは、印象は人それぞれでしょうけども、S2はS1程の苛立ち加減は無いですよね。
S1では、結果的にブーンを殺したのに悪いとすら思ってない態度、対する今回はボタンを押したくないただの自己中。
 銃を受け取らないハーリー
ジャックに銃を渡されるも「要らない、誰か殺しちゃうから」とハーリーだけが銃を受け取りませんでしたが、
何となく、今後ハーリーが誰かを殺す伏線になってそうな感じがして微妙なトコロです。
「銃を持つと誰か殺しそう」と言ってるので、つまり今後ハーリーが銃を持って誰かを殺すのを示唆してるかのような。
 ボートを操縦出来る人材
ボートの操縦法を知らないというサイードに「じゃあ知ってる奴を探せ」とデズモンドは言い、サイードはジンを誘う事に。
が、サンが心配なので渋るジンに、イカダ爆破の件で緊張した為、二度とジンと離れたくなくボートに同行するサン。
サイードがボートの操縦を出来ないというのは意外でしたけど、島に居るメンバーでボートの操縦が可能なのは、
デズモンドとジン、それとイカダを作った際にジンを誘うつもりは無かったであろう事を考えるとマイケル、の三名?
ソーヤーはイカダに同行しただけでしょうから、恐らくこの三名がイカダとボートの操縦が出来る、という事でしょうか。
 デズモンドを味方に引き入れるロック
ボタンが無意味だった事をデズモンドに告げ、自分は押さなくなったが、今度はエコーが押してる事まで言うロック。
何と言うか、はっきり言ってしまうとひたすらウザイですよね、自分一人の力ではエコーを止める事が出来なかったので、
今度はデズモンドを味方に引き入れてボタンを押させないようにしよう、というのが、お前はマジで何様やねんと。
 四本指の足の石像
ボートで北側へと先回りしたサイード達が、四本しか指のない足だけの石像を発見してましたが…というかまぁ、考えても
今の段階では分かるはずもありませんか、これが手の先端ならまさかの猿の惑星ネタという可能性もあったんですが。
 再び封鎖されるハッチ
デズモンドに手伝ってもらい、エコーが端末から離れてる間に、端末のある部屋だけを封鎖させるロック。
言葉で説得出来ないからといって、すぐに実力行使に出るとか最低ですよね、そんなに押させたくないのかと。
正直、ロック自身は「ボタンを押す意味は無い」と判断したわけなので、ならエコーがボタンを押そうが押すまいが、
ロックには何も関係無いのに「絶対にボタンを押させない」という手段に出てるわけじゃないですか。
つまり、最初にロックが「ボタンは絶対に押さなければならない」と感じてたのと同様、今のロックは「ボタンを押さずに
108分が過ぎればどうなるか見たい」だけなんですよね、視聴者としても勿論それは気になるところですけども、
もぅ単純にロックは最低ですよね、結局ハッチのボタンに関しては終始ロックの我侭に振り回されただけ、という。
 チャーリーに助けを求めるエコー
あまりにも鬼気迫りすぎな表情が、むしろ怖いを通り越して失礼ながら笑えるマジさだったんですが、よくよく考えれば、
やっぱりエコーにはチャーリー以外に友達が居ないんですよね、友達のみならず「こういう時に助けを求めれる相手」が。
アナに関しては、今までの描写が「お互いの精神的な支え」といったモノだったので、どうしても「助けを求める」という
間柄には見えないので、となるとエコーにはマリア像のヘロインやアーロンの洗礼、教会作りなんかで親交を深めた
チャーリー以外には居ないなーと、ジャックが居ればリーダーという事で相談した可能性はあるものの。
 ジャック達を尾行する二人組
唯一ケイトのみが尾行に気付くという、もぅ何話ぶりか分からないぐらい久しぶりにケイトに見せ場が訪れましたが、
ソーヤーと二人で尾行者を銃撃し、二人居た尾行のうち一人をソーヤーが射殺する事に成功するという展開。
逃亡者のケイトが尾行に気付くのは良かったですけど、銃の腕に関してはソーヤーの方が上という事なんでしょうか。
単純に、見つけたのはケイト、仕留めたのはソーヤー、という事で二人に見せ場を用意しただけかもしれませんが。
 白状するマイケル
尾行者の一件でマイケルの事まで全てバラす事になってしまいましたが、これはキツイですよね。
前述のように、ジャック、ケイト、ソーヤー、この三名は「気付かないフリ」が出来るでしょうけど、リビーを殺したのが
マイケルと分かり静かに怒るハーリーが大人しくマイケルに従うとは思えませんし、マイケルも性格的に「バレずに
連れてこれた」という演技は出来ないでしょうし、何よりアナを殺した事が分かった以上ソーヤーが何気に殺しそう。
 次回予告
接吻するクレアとチャーリー、猿轡を噛まされてるジャック達、ハッチ内をかけずり回り必死に数字を入力するデズモンド、
しかし入力が間に合わなかったらしく数字のカウンターには再び象形文字のようなモノが浮かんだところで予告は終了。
んー、なんかクレアとチャーリーが、クレアが打ってるワクチンが…デズモンドも打ってましたけど実はヤバイ薬で、
クレアと接吻した事で後々チャーリーにも何かしら影響が出る、という展開になりそうで怖いトコロです。
むしろ次回どこで終わるのかが気がかりですよね、S1の時は日本の本放送も再放送も「S2は7月から放送開始」と、
事前に告知してたので我慢出来るかどうかは別に「次の話は○ヶ月後に見れる」という安心があったものの、現状S3は
アメリカ本国で放送中なだけでなく、よりによって六話分放送したところで二ヶ月間放送休止、となると、もぅ最速でも
日本で放送されるのは来年の…9月か10月になると思うので、次回がどういう終わり方をするのかひたすら気がかりです。
S1の終わり方を考えると、予告のラストにもあったように、デズモンドが入力に失敗して象形文字が出て幕、が妥当?



LOST   S2 第24話 「破滅の刻」
S2最終話、内容はデズモンドのエピソード + 本編展開、個人的には非常に面白かったので大満足でした。
まず何が一番良かったって、当然印象は人それぞれでしょうけど、S1なんて「ハッチが開いた」正にその瞬間に終了、
ハッチの中身に関してはS2へ持ち越しという、いくらなんでもそれは無いだろう、という終わり方だったのに対して、
S2の終わり方は…勿論システムを遮断したハッチがどうなったのか、捕まったジャック達はどうなるのか、それは結局
明かされずにS3へ持ち越される事になったものの、終わり方が「デズモンドの彼女が電話に出る」だったので、
ホント個人的にはなんですが、正直内容の良さと面白さに反して、なんかあまりにどうでもいい終わり方だったので、
S3自体は非常に楽しみなものの、S1のような生殺しでなかったのが何よりも好印象でした。
ただ逆に言えば、視聴者の心情的にはともかくとして、制作サイドとしてはS1のように、S3をどうしても見たい、
そう思わせる終わり方でなかったのはミスというか、らしくないですよね、最悪このまま見なくなる恐れもある微妙さ。
 デズモンド のエピソード 2
ラジンスキーが発見したという防護扉の誤動作の方法をデズモンドが確認したから知っていたり、ロックが見た地図を
描いたのはケルヴィンだった事が判明したのはいいんですが、完璧に作りこんだつもりでも必ずバグが存在するように、
防護扉にもミスというか、抜け穴があったというのは分かるものの、大事なハッチにそんなミスを残すなよと。
そして三年が経過した時、ケルヴィンが「元気で」という言葉を残したので不信感を抱き尾行するデズモンド。
当然外には病原菌や放射能などは無く、後を追うと修理されたボートを発見、その後もみ合いになった際にケルヴィンを
不可抗力で殺してしまうデズモンド、急いでハッチに戻るとカウントダウンが終了しておりシステム停止の声が鳴り響く。
既にカウンターは象形文字状態だったものの、デズモンドが数字を何度も入力すると何とか元通りに。
二話連続でデズモンドのエピソードだとは思いもしませんでしたが、とりあえず事故とはいえ死亡したケルヴィンが
不憫でならないものの、ケルヴィンは島から脱出する方法を知ってたという事なんでしょうか?
勿論、ケルヴィン自身は島から出た事が無く「ボートがあれば脱出出来る」と単純に思ってただけかもしれませんが。
 酷すぎるエコー
ハッチの扉を開ける為に、エコーをダイナマイトの元に案内するチャーリー、どうやら保管場所はハーリーが漏らしたとか。
そのダイナマイトをハッチに持って行き、貰うだけ貰うと「君はもう帰っていい」と冷たいエコー、お前それは無いやろうと。
まぁ、現実問題「あとはダイナマイトを使って扉を吹き飛ばすだけ」なのでチャーリーは必要無いですし、むしろ遠くへ
避難させなければならないものの、わざわざダイナマイトの在り処を教えてくれたのにそれだけで終わり、は酷すぎる。
 エコーはロックを許すかどうか
ダイナマイトへ点火する前に「ジョン、これが最後のチャンスだ、今ドアを開ければ貴方を許す!」とエコー。
対するロックは「許すって何をだ!」と言い、それを聞いたエコーは容赦なくダイナマイトに火を付けて爆破開始。
結果的に、恐らくはデズモンドのおかげでボタンを入力する必要は無くなったんでしょうけど、ロックは端末を破壊、
つまりエコーにしてみれば「ドアは開けない」わ「端末は破壊する」わ「謝罪はしない」わと、果たして許せるのかどうか。
 ハメられたサイード
サイードが到着した時には誰もおらず、ダーマの印が刻まれた扉の奥には壁が存在していてただのダミーという事実。
正直、よくよく考えればサイードらしくないですよね、相手はマイケルを懐柔してるわけなので、ウォルトを人質に
してるとはいえマイケルの性格を熟知してる、で、人情として仲間に詰め寄られたら事情を漏らさないとも限らないので、
予め「この場所へ行くと言え」と吹き込まれ、実際マイケルが誘導したように「口で言ってるのとは別の場所」へと
移動させられる可能性も十分あったわけなので、それを汲み取れなかったサイードは、ちょっとらしくないかなーと。
結局ヘンリー達の方が上手だった、という事を知らせる展開なので仕方無いとはいえ。
 ジャングルに破棄されてる用紙の束
イェミの教えてくれたハッチから本部に送られるという用紙が何故かジャングルの中にあったわけですけども、つまり、
デズモンドがロックへ言ったように、そもそもイェミのハッチの方がやはり偽物で意味は無いという事なんでしょうか。
ジャック達のハッチでボタンを押す事に意味はあったので、ボタンを押してるかどうか見張る事には意味があるでしょうが。
 飛行機の墜落理由
ジャック達の乗った815便が島へ墜落したのは9月22日で、その日ケルヴィンを追って外へ出ていたデズモンドがボタンを
押し遅れたのでシステムが停止、その事で磁力が狂い飛行機が吸い寄せられたという驚愕の事実が判明。
これはもぅ久々にLOSTを見ていて「お〜!」と思いました、妹と一緒に興奮してました…というかまぁ、つまり815便に
搭乗していた人物は「選ばれてこの島」へ来たわけではなく、マジでたまたまデズモンドがボタンを押し遅れた為に
島へと引き寄せられた、という事なんでしょうか、飛行機にダーマのマークが刻まれてたのでそんな事は無いでしょうけど。
実際の真偽や事実はどうあれ、ホント久々にLOSTを見ていて…変な表現ですが「凄い」と思いました。
個人的には飛行機が墜落した事と島へ引き寄せられた理由が判明しただけで、今回は見た甲斐があったなと。
 どうしても正体をバラしたくない?
「トム」と、どうやら本名で呼ばれたらしく「名前で呼ぶのはどうかな」と言い返したり、そのトムがケイトに付け髭の事を
指摘されて髭を外してた為、ヘンリーに「髭はどうした?」と聞かれたりしてたので、当然素顔や本名を知られたくない、
という理由があるからなんでしょうが…とりあえずヘンリーが結構上の立場に居るらしいという事実が判明した事よりも、
むしろ付け髭という事を指摘されて…勿論、実際聞こえなかったのかもしれませんが、トムはケイトの言葉を無視したのに、
しっかり付け髭の事をトムに教えたクルーの迂闊さが気になりました、そんな簡単に事実を漏らしてもいいのかと。
 ロック暴走
9月22日にシステムが停止し飛行機が墜落した、その事でボタンを押して磁力を解放するというのは本当だった、
そう確信したデズモンドがボタンを押そうとすると、そんなに押させたくないのか端末を地面へ投げつけて破壊するロック。
S1といいS2といい、相変わらずこのオッサンはラスト付近になると恐ろしく暴走しますよね。
マイケルは結局人殺しをしてまで息子を取り戻すという、言わばダークサイドに落ちてしまったわけですけど、ロックは今後
まともな行動に出る事はあるんでしょうか…いやまぁ、過去にチャーリーのドラッグを辞めさせたりと、色々イイ事も
してるので基本的には悪い人間ではないものの、根本的な考え方で意固地にならずに柔軟にいく日は来るのかなーと。
…やっぱり無理でしょうか、未だにブーンの死を「愚かな私を信じたせいで」と「死亡の理由はブーン自身」と思ってますし。
 システムを遮断するデズモンド
ケルヴィンを殺した事で自殺しようとしていたデズモンド、しかしその時、ブーンをジャックの元へ届けたロックが
ハッチを叩き、下から光を照らしたデズモンドは…この辺りの説明が曖昧なのでよく分かりませんが、ロックのおかげで
助かったらしく、今度はデズモンド自身がロックを助ける為にシステムを停止させに地下へ行き「いつかまたどこかで」
デズモンドの決めゼリフが聞けて嬉しかったんですが、ちょっと今回のデズモンドはカッコ良すぎました。
必死になって本棚から「我らが共通の友」を取り出した時は、てっきり死を受け入れて残り3分で必死に読むのかとばかり。
んー、でもコレはどうなんでしょう、デズモンドがシステムを遮断させて以降はハッチ組の描写が一切無かったので
どうなったのかはまるで分かりませんが、S3ではレギュラーとして登場してくれるんでしょうか。
個人的にデズモンドは好きですし、ジャックやロックとの絡みも当然期待したいですし、他にも色々と見たい組み合わせが
あるので、出来れば普通にS3の一話から登場して、今後もレギュラーとしてジャック達と行動を共にしてもらいたいトコロ。
 システム遮断の結果
異常な音が島全体に鳴り響き、空は…クレアが言っていた色の名前を忘れてしまいましたが、薄い白みたいな色に。
何故か検疫隔離の蓋がビーチに吹っ飛んでましたが、一応システムを遮断した事で、少なくとも磁力を解放する必要は
無くなり、端末が無いのでそもそも無理とはいえ、もうボタンを押す必要は無くなった、という事でいいんでしょうか。
 約束を守るヘンリー
ヘンリー自身は取引に不満があるものの「僕を逃がしてくれたので約束を果たしたい」とマイケルに。
クレアやウォルトやアレックスを拉致したり、チャーリーを半殺しにしたり、ネイサンを殺したり、結果的に誰も死なずに
すんだもののマイケル達の乗ったイカダを爆破したりと、色々やらかしてる割りには義理堅いヘンリー。
いやまぁ、別にヘンリー自身は何かしら悪い事をしたわけでもないですが、まさかマジでウォルトを解放し、そのまま
マイケル共々島から脱出させるとは夢にも思いませんでした、順当に行けば沖に出た頃にボートを爆破するとばかり。
 ハーリーに用は無かった?
ハーリーを解放し「もうこちら側にはこないよう話すの」とクルー、他の三名はヘンリー達と一緒に行動という展開。
つまりハーリーはメッセンジャーとして呼んだそうですが、確かに主要メンバーでハーリーが一番…言い方は悪いですが
肥えてるので、解放後にヘンリー達を尾行しようとしても尾行しにくいでしょうから、そう考えると安定した選択ですか。
 マイケルは本当に逃げるのか?
ウォルトを解放してもらい、ボートに乗ってジャック達を一瞥してヘンリーの言った方角へと向かうマイケル。
アナを殺した事でソーヤーの怒りを、リビーを殺した事でハーリーの怒りを買ってるので、少なくともマイケル自身は
今後何かしらの代償を支払う事になるでしょうけど、そんな因果応報は別にして「マイケル自身」は逃げるのかどうか。
捕まったジャック達を見てウォルトが何も言わなかったのは流石に腑に落ちませんが、マイケルは…やっぱ逃げますか。
ジンとサンの二人とは友達になってるので、島から脱出する最中に二人の乗ったボートと遭遇、という展開を個人的には
期待したいところですけども、何せ距離があるようですから、また当分マイケルとウォルトは出番が無いままでしょうか。
 ペニーに連絡を取る男達
南極か北極の衛星基地みたいなトコで、どうやら磁力の異常を常に確認していたらしくハッチの異常を感じ取った男達。
どこへ電話するのかと思いきや「ウィドモアさん?」「はい」「我々です、見つけました」でペニーへ連絡して終了。
コレは「デズモンドを探してた」のか「ハッチを探してた」のかどちらなんでしょうね。
デズモンドを探してるのだとしたら「何故デズモンドがハッチに居る事を知ってたのか?」になりますし、デズモンドではなく
ハッチを探してたのだとしたら「何故デズモンドの彼女のペニーが都合良くハッチの存在を知って探してたのか?」に。
どちらにしても展開的には今後が楽しみなものの、ヘンリーによれば外からは見つけられないようですから、ペニーが
島の正確な場所を知っても、結局外部から島へ何らかのアクションが行われるという事にはならないでしょうか。
 S2で必要だったエピソードは?
S1の時から、やはり展開の遅さが槍玉に挙げられてますけど、よくよく考えれば、正直別にそんなことは無いんですよね。
確かに展開の進み具合はどうか、で考えれば「間違いなく遅い」ですけど、良く言えば「細部まで丁寧に描いてる」
わけですし、基本的にアメリカのドラマは単発エピで構成されてるので、それで考えるとLOSTも毎週特定の人物を
主役としたエピソードが語られるので、24や日本のドラマのように「毎回本編が進む」モノと比べれば「本編が一向に
進まない」という文句は出るものの、アメリカのドラマ界で考えれば「別に普通」なんですよね。
基本的に他のドラマも「本編は一切と言っていい程に進まず、稀に本編を進める」というのがアメリカのドラマなので、
強引に解釈すれば、展開が遅いと文句を言われるのは「それだけ本編の物語が面白くて魅力的」という事なんですよね。
とはいえ、そんな無理に良い方へ捉えたとしても、やはり個人的にもS2はどうかと思うエピソードがあったので、
個人的な趣味や良し悪しを抜きにブラッシュアップして選別したエピソードのみでS2を構成するとすれば、
・第01話 「闇の底」 ジャックのエピソードでハッチの内部が初めて明らかになりデズモンドが初登場。
・第02話 「漂流」 マイケルのエピソードでイカダを爆破されたソーヤー達が島へと戻るエピソード。
・第03話 「信じる者」 ロックのエピソード、正直必要無い気はしますが、アナ達の初登場とボタンがあるので必要。
・第06話 「さまよう者」 シャノンのエピソードでアナがシャノンを射殺。
・第08話 「復讐」 アナのエピソードで…まぁ削れると思いますけど、サイードとアナの和解があるので一応必要。
・第11話 「境界線」 ジャックのエピソードで初めてトム達と対面、結果的に完遂しなかったものの軍隊を作る決意。
・第13話 「詐欺の手口」 ソーヤーのエピソードで、キれたソーヤーが全員を欺いて銃を回収。
・第14話 「捕らえられた男」 サイードのエピソードで…本編が遅すぎたのでもっと削れますがヘンリー初登場の為必要。
・第15話 「記憶の扉」 クレアのエピソードで、拉致されていた際の記憶が甦りもう一つのハッチやアレックスの事も。
・第20話 「一丁の銃」 アナのエピソードでマイケル帰還、ウォルトを助ける為にアナとリビーを射殺してヘンリー解放。
・第22話 「隠された取引」 マイケルのエピソードで、行方不明のマイケルが何をしていたかが判明。
・第23話 「旅路の果て」 デズモンドのエピソードで自身も帰還、ちょっと展開遅すぎですが前後編みたいなもんですし。
・第24話 「破滅の刻」 デズモンドのエピソードでハッチ終了、マイケルは逃亡してジャック達はヘンリー達に拿捕。
基本的にこの全13話のみでS2とした方が良かったんじゃないかなーと、こうすればそこまでチマチマしてませんでしたし。
勿論、チャーリーがアーロンを拉致したり、サンの妊娠が発覚したりと、本編ではないものの登場人物の個人レベルで
非常に重要なエピソードや、ローズのエピソードのようにS1を彷彿とさせる構成と完成度を誇ったモノもあるものの、
やはりS2は迂闊に本編を進めてただけに、視聴者を飽きさせずに本編を進めるという意味ではこの構成がベストの気が。
 S2全24話を見終えての感想
S1と比較すると、確かにどうしても「S1の方が面白かった」という感想にはなってしまうものの、それでも面白かったです。
媒体を問わず、LOSTの登場人物はキャラが立っているどころの騒ぎではないので、登場人物一人を取ってみても非常に
楽しめる作りになってますし、本編の速度がどうのを気にしなければ、一つ一つのエピソードの完成度は相変わらず高い。
その一方でS1同様、やはり終盤で本編が一気に進む時は、こればかりはホント真面目に面白い内容だったので純粋に
楽しめたりと、S1と違いエミー賞にゲストキャラとしてデズモンドがノミネートされただけ、という残念な結果には
なってしまったものの、個人的には「やっぱりLOSTは面白い」と言える結果になってくれて良かったです。
正直なところ、やっぱり序盤〜中盤にかけて精神的に「なんかおもんなくなってきたなー」と思ってしまう局面もあり、
迂闊に後部座席組が増えた事で人物の総数が増え、描写が散漫になったとは言いませんが流石にS1に比べると個々の
描写数が減ってしまったので残念だったり、色々個人的に残念に思うところはあったものの、終盤の追い上げに関しては
S1以上に楽しめたので、終わり良ければ全て良しと言う気はありませんが、ホント面白かったです。
AXNでのS3の放送は来春だそうですが、陳腐な感想で申し訳無いものの、非常に楽しみです、早く続きが見たいです。


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