|
|
□ CSI:マイアミ S3 第14話 「猛獣の正体」 □ 今回は非常に良い感じでした、被害者の女性を殺した犯人が蛇だったというのは目新しい展開ですし、爪やすりで右目を 突き刺して殺害、というのもホラー映画っぽい殺害で個人的には良好、S2の一話目?の犯人グループの一人が再登場し 本筋の話も、ウルフが奮闘する詐欺女性の話も、共に密度が濃くて非常に楽しめました、正直今回はマジで面白かった。 しかしこういう詐欺に関する問題は判断し辛いですよね、カリーも言ったようにどちらの発言が真実かは判断し辛いですし、 逆に詐欺をされた側の女性も「自分がされた詐欺を参考にして事件を起こす」という事をする可能性もあるので、となると またどちらも疑ってしまい、どちらが嘘を吐いていないのかを判断出来なくなってしまいますし。 何にせよ今回は色々と、見ていて久しぶりに「確かにこの状況はキツイよなー」といった具合に感情移入しまくりでした。 † バッグに給料の半分 詐欺をした方の女性の言った事なので真実かどうか定かではありませんが、バッグを発見してもらった際ウルフに対して、 「嬉しいわ、そのバッグお給料の半分もしたの」と発言、しつこくも詐欺をした方の発言なのでアレですけども、 少なくともウルフはその言葉に疑問を感じなかったので、基本的に女性はそういった高額の買物をするものなんでしょうか。 自分が働いて得た金を何に使おうが本人の自由ですが、男の側の意見としては、荷物を入れて持ち運ぶ為だけに使う バッグなりカバンなりに給料の半分もつぎ込む、というのは勿体無いを通り越してありえないので、この発言は驚きでした。 |
□ CSI:マイアミ S3 第15話 「エバグレーズ炎上」 □ SP放送、いきなり大規模な火災が発生してるわ、またしても同じエバグレーズで火災に巻き込まれるデルコとアレックス、 久しぶりにスージーが出てきてレイモンドの話が出たり、モーターボートでの水上チェイスとでも言うべき追撃が始まったり、 流石にSP放送らしい見応えのある内容でした、とにかく悲惨な展開がひたすら続くアレックスに乾杯。 † 囚人を臨時消防士に起用 あまりにも大規模な火災なので資格を持つ囚人を臨時消防士として起用してましたけど、コレはやっぱり、実際に現場で 日々働く消防士側からすればあんまり良い印象は受けないですよね、いくら大人しい模範囚ばかりを選んだと言っても、 どうしても無意識レベルで「囚人如きが…」と思ってしまいますし、逆に囚人消防士が奮闘して功績でもあげようものなら やっかみの対象になってしまうので、こればかりはホント色々難しいだろうなーと。 今回のように規模の大きい火災だと人手は必要なものの、どうしても「囚人」となると印象がまた違ってきますし。 † イェリーナはどうなのか ホレイショがスージーとハグしてる場面に現れる辺り、相変わらずイェリーナのタイミングの悪さは異常極まりないですが、 マディソンの病気を治す為にレイジュニアの骨髄胃液なら親族なので使えるかもしれない、とホレイショが打診するも、 レイモンドの浮気相手の娘の為に自分の息子を使いたくはないからか恐ろしく頑なな態度で断固として断るイェリーナ。 個人的には、やっぱりイェリーナは正直好きではないので否定的に見てしまいますが、気持ちの上では難しいでしょうか。 実はレイモンドが浮気をしていた、というのも衝撃でしょうけど、それでもレイモンドの娘という事はホレイショ同様、 自分にとっても親族になるわけなので、いくら許せない気持ちがあってもまず感情面で助けてやろうと思わないのかな、と。 ただ個人的に知りたいのは「イェリーナの骨髄胃液だとしたらどうしたか?」という事が気になります。 自分ではなくレイジュニアの骨髄胃液だから最初は断ったんでしょうけど、もし自分のが必要だった場合はどうしたのか。 |
□ CSI:マイアミ S3 第16話 「妻たちの危険な情事」 □ 珍しくホレイショが担当するメインのシナリオではなく、カリーとトリップの担当した横道のシナリオがサブタイになる、 という稀有なサブタイでしたけども、わざわざサブタイになったという事は、監督的には今回はカリー達がメイン? 別にどちらでも構わないんですが、今回は久しぶりにウルフがホレイショと一緒に事件を解決する為に奮闘して、ウルフが ミスを犯すも叱らずに導くホレイショといったように、二人の描写が非常に秀逸で良い感じでした、反面デルコが空気。 † 殺される理由の違い 最初のボーイは勝手にチップを回収するわトランクの中身を見るわと、これは正直殺されても文句は言えない被害者で 同情の余地はありませんでしたが、カリーが担当した事件の被害者の女性は「浮気の発覚を阻止する為に」という理由で 殺されるという、何とも恐ろしい話でした、男と違って女はこういう局面での行動が怖い。 けど今回の犯人は凄いですよね、自分が「近所迷惑になるぐらいのセックスをしたい」という理由で浮気をしておいて、 その浮気現場をお喋りなPTAに見つかってしまったので、自身の浮気が発覚しないように殺害、とか鬼すぎる。 逆に言えば、そのPTAの女性も…浮気ではないものの「簡単なお触りぐらいは有り」といういかがわしいパーティに参加、 挙句に彼女自身も旦那と口論になって別の男とヤってたんですから、それを理由に口止めするとかまずは考えろよと。 そしてそんな女性の黒い事情とは裏腹に、人質に銃口を突きつけてるにも関わらず容赦無く誘拐犯を射殺するホレイショ。 |
□ CSI:マイアミ S3 第17話 「終わりへの伏線」 □ 久々にヘーゲンが登場しましたが、役割が役割だけに印象が悪くなるだけでした、ちょっと可哀想すぎる。 今までだと「それはカリーが悪い」といった態度をカリーが見せてたのに、今回は露骨に「全てヘーゲンが悪い」の 展開になってたのがちょっとなーと、元々印象の良くないカリーだけに、脚本の都合でヘーゲンを悪者にしてるというか。 ヘーゲン以外だと、ガスが漏れて今にも機体が爆発しそうなのに機内へ助けに行くホレイショ、無駄にかわいい秘書の子、 この辺りが見応え満載でした、何か日本語がおかしい気もしますが、とにかく見応え満載でした。 † 新キャラの刑事 どうやらヘーゲンに代わってカリーが惚れたらしい刑事ですけど、正直今イチかなーと、仕事は出来るタイプのようですが。 キャラが立ってないというか、悪い意味で「物語優先で作った設定のキャラ」という印象を受けました。 既にカリーには新しく意中に想う人が居るのでヘーゲンには隙が無い、という展開にする為だけに作ったキャラ、みたいな。 作品にもよるものの、マイアミの場合そういう設定のキャラが妙に多い気がするので、今回も相変わらず気になりました。 |
□ CSI:マイアミ S3 第18話 「配達された殺意」 □ 個人的に今回の邦題は非常に秀逸だなと思いました、配達されたのが殺意という、これは何かもの凄いセンスだなと。 今回はS2ラストのエピソードに登場したポルノ女性がスピードルを訪ねてきてましたが、サラはスピードルに惚れてる描写で 終わっていたので、今回も冒頭だけでなく、何かしらホレイショとスピードルの事で喋ってほしかったかなーと。 既に新しい彼氏が居て幸せ、というのは意外に良い感じでしたし、本人が「いつもこうなのよ…男運が悪いみたい」と 言ってたように、惚れたスピードルは殉職するわ新しい彼氏は今回の事件を引き起こす発端になるわと、キャラ的には 良かったものの、やっぱりスピードルを好きな者としては何かしら展開を用意してくれてると嬉しかったかなーと。 ところでバレーラがアレックスにファーストネームで呼ばれる展開がありましたけど、サブキャラがこういうイベントに 顔を出すと、正直近い将来死ぬなりの宜しくない布石としか思えないのでちょっと怖くもあったり。 † 今回は色々憎悪がヤバイ 黙ってただけのポルノ女性サラを彼氏は「嘘を吐いてた」と、別に偽証でもないのに発言したり、会社の手違いで送られた 花を「見ただけ」で浮気と思い込み旦那をスケボーでボコボコにしてまるで反省の色を見せてない妻とか、何か今回は 色んな意味でもの凄い動機や理由が多かった気がします、確かにそういう感情的な事の方が突発的に動けるので実際は リアルな動機になりえるのかもしれませんけど、冷静に考えると今回の事件に関係してる人々の思考回路がヤバイ。 |
□ CSI:マイアミ S3 第19話 「モンスターの復讐」 □ 何故か「ウルフはあまりデルコを好きではない」みたいな展開になってて唖然としましたが、一話完結型の単発エピで 構成されてるアメリカのドラマはこういう事が多いので、あまり深く突っ込んではいけないんでしょうか。 内容的にはまさかのティモシー少年が犯人だったり、色々見るべき点が多かったわけですけども、実際問題こういう場合、 裁判はどうなるんでしょうね、年齢を考えれば収監はありえないでしょうけど、それでも色んな意味で裁き辛すぎる。 † ウルフはデルコが嫌いなのかどうか 今までの描写だと「先輩に教わってる後輩」という感じだったものの、急遽デルコを好きくない設定になってしまったウルフ。 キーガンを発見したデルコを放置して「チーフが早く持ってこいって」と言うと「おい、それ見つけたの俺だぞ!」とデルコ。 しかし無視をしてホレイショに渡し「お手柄だウルフ」と褒められたのはウルフ。 発見時の件で「待つのが仲間だ」というデルコに対して「でもチーフが待ってた」と言い訳っぽい素振りのウルフ。 この際のウルフの口調が少し言い訳してるっぽい感じだったものの、実際には当然ホレイショは証拠を待ってるでしょうし、 早く届けた方がいいのは事実、となると、好意的に解釈すれば、一応ウルフは仕事熱心すぎる、とも取れるでしょうか。 カリーが「出し抜かれるのはごめんだもの」と笑顔で言ってたものの、アレは半分冗談交じりでしょうし。 …とも思うものの、どうにもデルコに対する態度だけはあまり好意的ではなかったので、デルコに関しては好きじゃない? |
□ CSI:マイアミ S3 第20話 「エピローグの幕開け」 □ 久々にカリーとデルコが組んで行動してたので「お」と思ったのも束の間、数分でデルコがウルフと交代したのは残念。 バレーラが被害者のデータを登録してた事を皮切りにクビになったり、デルコらしからぬ展開で結果的にデルコのせいで 人が一人死んでしまったり、実は生きてた事が判明したレイと違い、ホレイショ以外の全てが暗い展開というのが何とも。 ところで今回デルコが使ってた電話、簡単なチャットも出来るようなので、ああいうのって面白いですよね。 ああいうアプローチが出来るせいでデルコは今回の事件に巻き込まれたわけですけど、若者には受けそうな感じだなーと。 † 性に対しておおらかすぎる おおらかというか、良い意味で異性間の友情が成り立ってるからこそ普通に会話出来るのかもしれませんが、デルコが セックス目当てで引っ掛けた女と居る時にバッジを失くした、という事をカリーとお互い照れもせずに話してましたけど、 この辺り外人は凄いというか、特にデルコからすれば「ヤりたいから女を捜してた」なわけじゃないですか。 そんな話を職場の同僚に振られたのに照れもせずに普通に肯定して、カリーも言及せずに普通に応対する、というのが 凄いというか何と言うか、やっぱり日本人とは感性が違うんだろうなーと、日本人ならそうそう話題に出来ないでしょうし。 |
□ CSI:マイアミ S3 第21話 「汚れなき秘密」 □ 冒頭の展開は本編開始から数十分が経過した状態という始まり方でしたけども、とりあえず今回は内容的にそういう手法を 用いる必要性の感じられないケースだったので、まずはそこが残念だったかなーと、ウルフとカリーの口論の原因や、 展開的にカリーが流れ弾に当たったとしか思えないので先の展開が気になる、という事はあるものの内容的には特に。 むしろ、今回はトリップがよそ見をしていたせいで事故を起こす、という展開が面白かったです。 † 素晴らしいセリフまわし マンションの入口で倒れている死亡者をトリップに「最速で降りてきた、16階からね」と紹介するデルコ。 ちょっとこのセリフまわしはセンスが抜群だなと思いました、良い意味でらしい表現というか…今回は他にも色々とセンスの 光るセリフが多かったですけども、このセリフはマジで「お」と思えたというか、陳腐な感想ですが「すげー」と。 ただその反面、その肝心のデルコの扱いが妙に悪いというか、ウルフとカリーは見てる限りだと徐々にフラグを立ててるとしか 思えない流れになってきてるのに、デルコは前回無様な失態を犯したり、今回に至ってはほぼ空気に近い存在だったりと、 何か扱い的に不遇なものを感じてなりませんでした、ウルフはウルフで役者の方が妙に太ってきた気がしてなりません。 |
□ CSI:マイアミ S3 第22話 「闘いの火蓋」 □ 化粧がイイのか光の反射具合が神がかってたからなのか、今回はカリーが異常に綺麗に見えました、正に菩薩。 話数的にも終盤に来てる為か、本筋であるレイモンド関連の展開が多くなってきましたけど、逆にレイモンド関連の話題が 増えてくると、これはもぅ当然の事なんですがイエリーナの出番が必然的に増えるので、もぅどないしてええやらと。 そしてそんなイエリーナは、今回カリーが異常に綺麗だった反面、逆にイエリーナが妙に老けて見えてしまいました。 † 売人がキれすぎ 麻薬の潜入捜査をしていたボブ、しかし薬を値切った為に射殺されるという色んな意味でまさかの展開。 レイモンドに関する重要人物が簡単に退場した驚きや、ただ単に薬を値切っただけで殺される世界、という事実に吹いた。 † ダンの犯行は悪いのかどうか 理由はどうあれ人を殺した以上は罪に問われるでしょうけども、正直こればかりは、ダンは悪くないんじゃないでしょうか。 高校時代に裸にされ、ガムテープでグルグル巻きにされてロッカーへ押し込まれ長時間放置、そのせいで腹部の皮膚が 剥がれてしまい皮膚移植をするハメになり、これは本人の気持ち次第なもののそのせいで他人に体を見せる事も出来ず。 恐らくはその時のイジメが原因で高校を中退し、15年ぶりの同窓会で憎いイジメのリーダーを殺害。 心情的に言えば「むしろ殺すよりギリギリのトコで生かしておいて一生苦しみを与え続けてやれ」とは思うものの、 こういう過去がある以上ダンがキれて犯行に及ぶのも当然なので、こういう場合は罪に問わない…のは問題があるので、 少なくとも何かしらの情状酌量の余地を与えてほしいと思うんですが、世間的にはどうなんでしょうか。 普通に高校生活を送っていた場合ならダンが殺意を抱く事も無いので、つまりイジメのリーダーがダンに対してエゲつない イジメをしたせいでダンが激昂、つまり殺される原因を作ったのはイジメた本人なので、むしろこれは正当な報復だろうと。 |
□ CSI:マイアミ S3 第23話 「殺人鬼養成講座」 □ サブタイの邦題が光ってるというか、厳密にはクレーマーが養成したわけではないので何か違うような、とも思ったり。 今回はバレーラが担当した事件だったので洗い直す必要がある、という展開的にも不自然の無い導入になってたり、 五年前にクレーマーの事件を担当したのはスピードルなので、スピードルにミスがあるはずがない、と意固地になるデルコ、 そういったキャラ面での描写が秀逸でした、実際デルコの視点で見れば、デルコが言うようにカリーは露骨にウルフの肩を 持ってるようにしか見えないのでやはり気に入らないでしょうし、最近の状況と合わせてもリアルな展開だなと。 † クレーマーは処刑前に自決 翌日に処刑があると分かっているものの「最後にサプライズがあるかもな」とホレイショに言い残し、最期はアレルギーの ピーナッツを含んだピーナッツバターを自ら食事に希望し、貪るように食べて独房内で死亡。 この場合、被害者の遺族としてはやはり口惜しいものでしょうか、考えようによっては「自殺に追い込んだ」なものの、 逆に言えば「死刑になる前に自ら命を断ったので、時間のかかる裁判のせいで裁きを与えれなかった」にもなりますし。 どちらにせよ「死んだ」事には変わりないので多少なりとも溜飲は降りるでしょうけども、結局裁判で五年も死刑が先延ばしに されたのに、その結果がクレーマーが自分の意思で自殺した、となるとやり切れないものがあるんじゃないかな、と。 |