吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-

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吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第01話 「序曲」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

第二期開始、約一年ぶりに見るオルフェ達のこの美麗な顔が、相変わらず由貴さんがキャラデザだとたまらんなと実感。
ただ久々に見てもオルフェ達はカッコ良かったですし、声優さん方も安定されてる人達ばかりで第一期の時と声の雰囲気が
まるで変わっていない、という喜ばしい事実がある反面、第一話にしてはちょっと作画が手を抜きすぎかなーと思ったり。
良い記憶は美化され、悪い記憶は更に劣悪なモノに変わってしまうので気のせいかもしれませんが、第一期の作画が、
基本的に崩れる事無くラストまで描かれていた事を考えると今回の第二期第一話は微妙に感じました。
作画が微妙というよりも、いくらなんでも止め絵が多すぎで、そのうえ似たような構図ばかり、という感じ。
まぁそんな事言ってもアレですよ、昨今萌えアニメが蔓延しまくってたりする現状同様、俺みたいに男にも関わらず
腐女子思考で男性キャラの多いアニメが好きな人は稀有で大半はパンツ見えたり可愛い女が出てればそれだけで満足、
という男の視聴者が多いのと同じく、俺もオルフェ達のカッチョエエ顔が見れればいいので、そういう意味では多少作画が
崩れようが止め絵が多かろうがあまり関係無いと言えば、まるで関係無いのかもしれませんが。
で、まずはOPとED、続編モノの宿命を逃れる事が出来なかったのか、やはり個人的には第一期の方が共に好きでした。
特にEDなんかは第一期が映像も曲も神がかってただけに、今回の微妙なメロディーと男性ヴォーカルは厳しいなーと。
内容の方は、どうやら第一話は休暇最終日から始まったようで所謂「本編開始前、最後数分が本編」という感じで、
第一期を見た人にとってはオルフェ達の日常展開が、第二期から見る人にとっては簡単な各キャラ紹介が、という具合に
分かりやすく表現されていたので良かったのではないでしょうか、カミュが微妙に説明不足の気もしますが。
そんなカミュは描写が悪いのか服が悪いのか今回は女にしか見えませんでした、兄が大根だったのは、第一期同様、
その話で登場するゲストキャラには金をかける反面、それ以外の群集は妙に下手な声優さんが多い、という流れを
受け継いでいたので、見てる分には正直嬉しくないものの、ある意味伝統を受け継いでいて懐かしいなと思ったり。
オルフェとエドは相変わらず男同士の友情炸裂で無難に最高、ナオジも礼儀正しく無難、唯一ルードヴィッヒだけが
ナオジやカミュに対してすら優しい顔を見せないのに、流石に母親相手だと妙に優しい態度を見せていたので新鮮でした。
室内はやたら広いのに窓際にテーブルを置いて父親と会話してるのもらしくない感じで新鮮、真ん中で喋れと。
アイザックは…妹の存在って第一期で明かされてましたっけ?まるで記憶に無かったので意外な感じでした。
実は妹の為に金を稼いでるというのも意外なら、妹の前でも胸元はだけまくりの事実にも驚愕、流石アイザック。
新校長のヴェルナーに関しては強硬派系のキャラでしょうからオルフェ達との衝突に期待するとして、目下一番の問題は
二回程映った、シュトラール候補生だろうと思われる三名の新キャラ、パっと見だと異彩を放っているので中々
目を引くものの、今回はまだ一言も喋らなかった事もありインパクトに欠ける印象です。
外見が派手なキャラに限って中身が微妙というのもありますが、オルフェ達に比べて浮いてるせいか、どうも悪い意味で、
「第二期から追加された後付けの新キャラ」という雰囲気が出すぎなのが微妙かなーと、ホント悪い意味で浮きすぎ。
あと不安なのは、オルフェ達の声優さんが安定で上手い人ばかり、新校長のヴェルナーも大川さんでいきなり安定、
そういう安定しすぎな人達の中に新キャラを投入するからには、やはり安定してる人を期待したいんですが…俺の場合、
楽しみにしてるアニメ程スタッフやキャストを事前に一切確認しないので何方が担当されてるのか分からないんですが、
良くも悪くも次回からの絡みが楽しみです、エリート意識バリバリで態度悪い、とかの新キャラはとりあえず勘弁で。
個人的にはこの第二期第一話、何よりもオルフェ達をまた見る事が出来て嬉しかったですし、個人的な意見だと、
櫻井さんの担当されてきたキャラの中ではオルフェが一番ハマってると思ってるので、その点でもやはり嬉しかったです。
予告のラストにベルーゼが出てたのでどういう展開になるのかが楽しみです、あと右下に出てるアニマックスのロゴ邪魔。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第02話 「革命」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

面白いのは面白いんですけど、正直作画にもう少し気合入れてほしいかなーと、遠景で似たような構図が多すぎ。
折角ベルーゼが最後に出てきたのに…一話のように顔を映さないというのならまだしも、今回はモロにアイザックと
会話してるシーンがあったのに影を残したまま出てきて部屋を出て行く、とか流石に勿体無さすぎるなと。
人それぞれ意見は違うと思いますが、せめてこういう時は、足元から徐々にカメラを上に持って行くのはいいものの、
その後、喋り終わった直後なり部屋を出る時なりに顔のアップにするやろうと、というより全体的にバストアップが無さすぎ。
まぁ作画面に関しては次回以降に期待するとして、今回は相変わらず直情的なオルフェの言動が見えて良かったです。
前校長はどうしたのか、と皆が話す中、オルフェは何故前校長が辞めたのか聞く為にいきなりヴェルナーの元を訪問。
コレが実にオルフェらしいなと、確かに直接新任の校長に聞くのが一番早くて確実なんですが、何故かこういう時は誰しも
聞こうとせず勝手な憶測を立てるだけなので、そうせずスパっと聞きに行くオルフェは良いなーと、付き合うエドも良好。
結局前校長は失踪したという事でしたけど、その直後にヴェルナーの語った新たな改革。
現在の候補生クラスは解散させ新しいシュトラール候補生を試験で選び直す、シナリオ的な事を抜きにして、
もしコレがマジに何の思惑も絡んでないのであれば、むしろ良い考えですよね、腐っても校長に選ばれるだけはあるなと。
一度選ばれたら以降は安泰というわけではなく、正しい意味でのテストに相当する事をやろうとしてるわけですし。
で、その理由が「家柄に関係なく、どんな者にも機会を与える」と、いきなりヴェルナーがただのイイ校長に。
実際は家柄や立場のせいで人生を狂わされたベルーゼの件があるので、オルフェ達にとっては微妙なトコでしょうけども。
ただ、結局ヴェルナーがイイ人であっても、折角の再試験もあんまり意味が無いかもしれないですよね。
仮にもシュトラール候補生は将来的に国を支える重役になる人物なのに、再試験の事を聞いて喚き立てる連中や、
ダニエル達のように野心剥き出しで喜ぶ者が居たりと、結果的にはやはりオルフェやルードヴィッヒのように、
まるで何事も無かったかのように冷静に振る舞ってない限り、客観的な視点で見れば候補生には出来ないわけですし。
この辺りの展開がどうなるのかはアイザックの事も含めて次回以降が楽しみなんですが、ようやく喋った新キャラ達。
ダニエルが伊藤さんという意外性のうえに野心剥き出しキャラ、ニコラスは如何にも小者系の先走るヤンキー系で
松風さんもハマってるものの、今現在放送中の地獄少女に出てる一目連と演技的に大差無いのが少々微妙、
エルムントはほんま、失礼ながら津田さん下手すぎなので今のトコ一番の問題児という感じ。
唯一苦しそうにしてるカミュに声をかける辺り優しい系の性格なのかもしれませんが、正直演技面で問題ありすぎやなと。
今回のアイキャッチはオルフェとアイザックでしたけど、全員出たらどうなるんでしょうね、第一期同様ルードヴィッヒ固定?



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第03話 「勝者」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

シュトラール候補生になる為の再試験が特にコレといった浮き沈みも見せず普通に終了し、普通にオルフェ達は合格、
新キャラ三名も合格し他にも何名かちらほら、という結末を迎えたのは…まぁ、流石に普通すぎて残念でした。
一話でナオジが悩んでる素振りを見せ、カミュに至っては試験を受けてる描写がラストのモノ以外は一切無かったので、
正直この二人は一旦選考漏れ、或いはナオジは一先ず辞退、とかの展開でも良かったんじゃないかなーとか思ったり。
アイロスが裏工作したおかげでオルフェとエドは危うく試験を受けれないかもしれない状況になったものの、そんな王道の
展開で王道で間に合うのは分かっていたので展開的な面白みはあまり感じられませんでしたし。
むしろ今回はニコラスが意外に礼儀をわきまえている、その事が分かったので中々良い感じでした。
ルードヴィッヒの取り巻きに口喧嘩を吹っかけるのは確かに大人気ないものの、最初の試験でオルフェと剣での試合、
オルフェが勝利し「本当に君が努力してきた事が良く分かった」と笑顔でニコラスの腕前を称えると、口では「ふん…」と
言いながらもまんざらではない表情で笑顔を見せていた辺りが、最低限の礼儀と、相手の実力を認める真面目な一面も
持ち合わせている辺りが良い感じやったなーと、そこへ「あんな乱暴な剣筋見た事無いよ…」と阿呆丸出しな野次を飛ばす
連中が居た事に関しては、そういう態度を取る事自体シュトラール候補生に相応しくないと何故分からんのかと(ry
ナオジとルードヴィッヒの勝負に関しては引き分けという結果が多少残念でしたけど、描写が良い感じでした。
で、今回の目玉であるオルフェとエドの友情、アイロスの裏工作で国王に謁見する事が出来ずただひたすら待たされ続け、
試験に間に合わないかもしれなくなった時「それに…お前が居なかったら、俺がシュトラール候補生になる意味が無い」
というエドの言葉を皮切りに、遂には試験に間に合わないであろう時間に、するとオルフェはシュトラールになるだけが
全てではなく「自分の道は…自分で切り開いていけばいい…お前と一緒にな」とエドを見ながら一言、対するエドも、
「そうだな…シュトラール候補生になってもならなくても…一緒に行くよ」と笑顔で返答、男同士の友情がたまらん (*´Д`)
そんな時間的余裕の無いオルフェ達を車で迎えに来るジェラルド、正直アイザックの登場を期待した間抜けがココに一人。
ラストはベルーゼとヴェルナーの意味深な会話、ベルーゼが「罪滅ぼしのつもりですか…?」とヴェルナーへ言った事を
考えると、この二人は無難に親子という展開でしょうか、今回のシュトラール候補生になる為の再試験の理由を、
ヴェルナーは身分に関係無くと言ってましたし、第一期のベルーゼの回想もその辺りの描写でしたし。
今回はオルフェとエドの友情がひたすら熱くて最高でした、ここまで純粋で熱い友情だと素でカッコイイなと再確認。
全体的に良い感じだったんですが、強いて難点を言えばアイロスと国王の連絡係みたいな従者系の男連中。
後者はあまりにも大根でオルフェ達の友情に水を差しまくりでしたし、前者は松山さんの声と喋り方の関係上、
あまりにもボソボソ喋られるのでナニを言ってるのか聞き取り辛かったりと、もう少し音声面でも考慮があればなーと。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第04話 「焦燥」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

ようやくキャラ別展開が始まったかと思い嬉しかったんですが、いきなりエドがとんでもない事に…(´Д⊂
予告で普通に出てましたし、何よりこういう作品の場合例え崖から転落して地面に叩きつけられようがメインキャラは
死なないので生存は普通に予測出来る範囲でしたが、最後の、継母の映像に合わせて語るエドの独白がまた…(´Д⊂
というか凄いですよね、第一期の時点でエドを毛嫌いしてる描写はありましたし、エド自身も家の中では色んな意味で
気を使って生活してる描写が度々ありましたけど、前回の国王への謁見でエドが国王にも認められる存在になった為、
このままではエドが家を継ぐ恐れがあると危惧し「出来れば事故に見えるように…」とベルーゼに殺しの依頼をする継母。
童話なんかだと邪魔な家族を殺すのは母親が直接手を下す、という事が多いのに対して、一見何の関係も無くこの国には
居ない事になってるベルーゼに依頼をし、ベルーゼは更に別の人物に仕事の依頼をしてるので「バレない」という点では
中々用心してますけど、家を誰が継ぐか、だけが心配で、仮にも息子なのにマジで殺しの依頼をするのが凄いですよね。
しかもベルーゼとの契約の際、何かの書類にサインをしてベルーゼはアイザックに「国を売る〜」と言ってたので、
自分が考える家の為に国を売ってまでエドを殺そうとした、とかお前どんだけエグいオバハンやねんと。
で、当のエド本人は当然そんな事は知らないものの、それでも継母に微笑みかけてもらえるよう頑張ってるとか…(´Д⊂
実際誰の依頼でこういう事になったか、がバレてもエドは継母に何もしないでしょうから、エドはほんま不幸やなと。
アイザックはどうしてるんでしょうね、何もしないとは言ってましたけど、流石にマジで見捨てはしないでしょうし。
他にエド関連だと…ナオジが弓道をして矢が的を外した際「惜しいなぁ!もしかして、俺が居ると気が散るか?」と
質問してましたけど、エドは友人だからとか、ナオジはそんな事では集中力を切らさないとか、そういうのを抜きに
考えれば普通は気が散りますよね、気が散るというより「後ろからジっと見られてるのでむしろソッチが気になる」
という感じでやり辛いやろうなーと、展開面で言えばその後の弓道をするエドを見たかったトコロ。
えー、オルフェ、エドの父親が事故に遭って重体という事で病院?へと向かうエドに皆が激励の言葉をかける中、
オルフェだけが「気をつけてな…」だったのが、確かに何気無い事ですし、国王に謁見した時の妙な待ち時間も含めて
気になるところがあるからこそ出た言葉でしょうけど、オルフェだけはエドの身を心配してるのが熱いなと、
言葉だけを聞けばエドの心配をして父親の心配をしていない風に聞こえる、とかはこの際は別で。
他だと本筋とはあまり関係の無いもののカミュ、他人の感情が流れ込んでくるというのは第一期の時からそうでしたけど、
夜会規模の人数で外に出なければならない程に気分を害するとか、よくよく考えたら、将来的には人の上に立ち指揮する
立場になるシュトラール候補生としては致命的ですよね、所謂役所関係は上に行けば行く程黒い思想の人が多いですし。
で、次回予告のナレーションはエド、今まではオルフェ一辺倒で来てただけに、このタイミングでのエドは良い感じ。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第05話 「冷雨」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

今回は良い箇所と微妙な箇所がはっきり別れてたかなーと思いました、前回に引き続き主題として描かれていた
エドと継母の描写は非常に秀逸だったものの、全体的にカミュの描写が、少なくとも今回は必要無かったかなと。
描写自体は悪く無いですし、そこまで気になるモノでもなかったんですが、見終わった時点での感想が「要らんような…」
だったので、どちらかと言えば前回入れておいた方が良かったんじゃないかなと思いました、流石にラストは別にして。
で、肝心のエド、崖から思いっきり転落して気絶してたものの降りしきる雨の中ようやく意識が回復。
起き上がった後は森をさ迷い歩き屋敷へと到着し「父さんは大丈夫なのか?」と玄関に居た執事へ流暢に質問。
しつこくも思いっきり崖から転落したのに、骨折等の内部破壊、服の汚れ等も含めた外傷、その他全ての痛み、
そのどれもが全く無い辺りいくらなんでもどうかと思いましたが、とりあえずエドが無事だったので一安心。
そして今回のメインであるエドと継母、外は雨が降り、室内で静かに会話してるシーンの描写と演出が神でした。
てかもぅエドが可哀想でなりませんでした、「そんなにまで…俺が邪魔なのですか?」と質問した時点で見てて心が
抉られるレベルなんですが、よりによって継母がエドに銃口を向けて引き金を引こうとするわ、オルフェの登場で
何とか窮地を脱して継母へ言ったセリフが「姉さんや父さんが悲しむような事は…やめて下さい」と、継母が自分の暗殺を
企んでいたのは明白ですし、直前まで自分を銃で狙っていたのにその事を言うのではなく家族の心配とかお前…(´Д⊂
最後は「貴女を憎いと思ったことは一度もありませんでした。たとえ貴女が、どう思っていても…母上」と笑顔で…(´Д⊂
結局エドは一度も継母に対して敵意を向けず、妹の行方に関する話題を出されてもオルフェと行く自分の道を信じたりと、
相変わらずカッチョエエ言動を貫いてくれて良かったです、出来ればオルフェとの会話がもう少しほしかったですが。
というかアレですよね、継母も「母上」と言われて流石に涙を流したぐらいですし、実際妹の行方に関する資料をちゃんと
用意してたみたいなので、エドに対する罪滅ぼしの意味も込めて、せめて妹の行方ぐらい教えたれよと思いますよね。
エドが終始イイ人全開だったのに対して、ある意味では自分を貫いてますが特に変化の無かった継母が鬼すぎる。
一方のオルフェ、今回ばかりはルードヴィッヒも言ってたようにエドの家族の問題なので大した出番も無く終了。
ナオジに「何かあったのですか?」と聞かれて「私はエドのところに行かなければならない」と即答したのはあまりにも
カッコ良かったですし、結局オルフェだけがすぐにエドの元へ駆けつけたのは良かったですけども。
あ、アイキャッチの絵柄はエドだったものの前回と同じ絵柄だったので、今回はキャプ無しという事で。
ところでエドが生存した事について「思わぬ味方が現れたか…?」とアイザックの方を見ながらベルーゼが語っていて、
オルフェ達が学園を出た際にアイザックが路地で何かしてる描写があった事を考えると、ただ単に画面上では何の素振りも
見せてなかっただけで、流石にエドを助ける為に何かしたという事なんでしょうか、或いはエドの父親を呼んだとか。
まぁ何かしたであろう事は間違い無いのでいいとして問題はカミュ、前述のように今回は微妙だったかなと。
最後学園を出て行って次回のメインになるのは構わないんですが、「問題と向き合わず…解決する事など無い」
エドの家族の問題をルードヴィッヒがそう発言した直後、「…逃げるのは…悪いことなの…?」と発言したのが、
その後に続けた「みんながルーイみたいに強いわけじゃないよ」という言葉は分かるものの、タイミングの問題で
今言うべきじゃないやろうと、少なくとも「問題と向き合わずに解決する事は出来ない」という話をしてるのに、
ソコへ「逃げるのは悪いのか?」はアカンやろうと思いました、アカンというかせめて空気を読めというか。
別に逃げること自体は悪く無いと思いますが「問題を解決するにはどうするか」という話なのに、解決する道を模索せず
逃げる事を前提に考えるのはどうなんかなーと、会話の流れも合わせて余計カミュの発言に違和感がありました。
性格的な事も含めて、前回の感想でも書きましたが正直カミュは将来国の重要な要素を担うシュトラール候補生としては
どう考えても不向きですよね、素質という意味での器はあるかもしれませんが、コミュニケーション能力を始めとした、
言わば基礎は完璧でもアドリブを含めた意味での応用が全く効かないというタイプなので、やっぱり向いてないやろうなと。
次回どういう展開を見せてくれるのかは分かりませんが、何となく満足出来ない展開になりそうな気が。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第06話 「楽園」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

前回前々回と繰り広げられたエド同様、今回と次回はカミュのエピソードなわけですが、個人的には正直微妙かなーと。
単純にカミュがそれほど好きではないというのも勿論あると思いますけども、どうも今回は間延びしてるというか、
展開と描写の関係上仕方無いからだとは思いますが、そもそもカミュに関する描写以外の展開が多かったり、
ラストで、エルムントがカミュを訪ねてからの展開があまりにも次回へ持ち越す為の時間稼ぎ描写が長すぎたのが、
最後の最後でそういうシーンを見せてしまったのが余計印象悪いなーと、ただでさえテンポが悪いのに一気にだらけて。
むしろ展開面で「んー…」と思う内容でした、幼馴染のルードヴィッヒはカミュの性格をよく分かってるので、
誰かに来てもらう事を望んでないから行かない、しかしオルフェとエドはカミュの自宅を訪れる。
後日悩みながらも再びカミュの元へ行こうとするオルフェ達に「信じて待ってあげるのも…友情だと、私は思うのです」
そうジェラルドに言われた事で、少なくとも今回の描写を見る限りだとオルフェ達もカミュの帰りを待つ事を選択。
ここまでなら「唯一人幼馴染のルードヴィッヒだけがカミュの事をよく理解していた」という事で中々良い流れなんですが、
よりによってエルムントが単独でカミュに会いに行ったせいでソコまでの流れが全て台無しになるという結果に。
実際エルムントがカミュとどういう会話をするのかで今後の状況は大分変わりますけど、ちょっとコレは無いなーと。
しかしまぁ、カミュは可哀想でもあり身勝手でもありますよね、オルフェが「カミュの優しさにどれだけ救われたか
分かりません」と言ってるのに「では、あの子の事は放っておいてくれたまえ!」と言う兄。
弟の友達が心配してきてくれてるのに、いくらカミュが大事だからといって原因を放置する家族に育てられ、
「彼が、何に悩んでいるのか、どうしたらいいのか、一緒に考えてやりたい…友達なんです」とエドが真摯な気持ちで
語っていたものの、よくよく考えればカミュは「最近の学園の空気〜」と、自分から「友達」であるオルフェ達に何かを
相談したわけではないので、そう考えるとちょっと友達に対しての扱いがオルフェ達よりかは低いかなと。
ルードヴィッヒには前回気持ちをぶちまけてましたけど、カミュは状況に対して良くも悪くも不幸な印象です。
それよりもベルーゼ、今回もまたヴェルナーと会い、あまりにも短時間で重要な情報を掴んできた事をアイザックが聞くと、
「子供なら…頼りになる大人に悩みを相談したくなるでしょう…特に…信頼のおける大人には」と発言。
後述で「教師が〜」とは言ってたものの、このタイミングでこの言葉が出るという事は、やはりヴェルナーは順当に
ベルーゼの父親という事なんでしょうか、わざわざ「頼りになる大人」と表現したのは単なる嫌味という事で。
次回予告のナレーションはルードヴィッヒ、オルフェと違いカミュにどうしたいか聞く内容だったのが良い感じ。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第07話 「起点」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

予想通りというべきか、やはりカミュ主体のエピソードは前回同様個人的には微妙な感じでした。
カミュがエルムントの家に入ろうと思ったものの「人に頼ってちゃだめだ」と引き返したところまでは良かったんですが、
結果的にフランツを助けれた事で自信を取り戻し再びローゼンシュトルツ学園へ、展開的には王道で別に悪くないとは
思うんですけども、結局「人に頼っちゃ〜」と言いながらも、前回ラストでエルムントが訪ねてきて、今回冒頭で
エルムントの家へとお邪魔したからこその「結果」なので、つまり、やっぱり他人の行動で結果的に自信を取り戻す、
という展開になってたのが微妙かなーと、せめてカミュ自身が何かしら行動した結果で、にしてほしかったトコロ。
ただ、ルードヴィッヒがカミュへ会いに来て、一見すれば激励してるようには聞こえない言葉を放っただけで帰った、
コレは非常に良い感じでした、ルードヴィッヒらしいというのもそうですし、オルフェとエドはお互いが、もはや心の絆で
結ばれてると言っても過言ではないぐらいお互いの存在が重要なウェイトを占めてるじゃないですか。
勿論カミュとルードヴィッヒもそうでしょうけど、オルフェ達は直情的に相手を必要とする行動を取るのに対して、
ルードヴィッヒは「カミュに考えさせる」という行動を取っていたのが対比として考えても良かったなーと。
まぁ、良いとは言いつつもエルムントがカミュに会う前にルードヴィッヒが来ていたら、カミュの精神状態的に余計
追い詰められて意固地になってたような気がしないでもないですが。
ところでカミュ、フランツが木から落ちるのを予知してましたけど、ああいう能力も元々あったんでしたっけ?
木や花といった自然と同調したり相手の感情が流れ込んでくるのは流石に覚えてますが、予知に関しては記憶に無く。
他だとダニエル達の関係も個人的には気になるトコロです、ダニエルとニコラスは似たようなタイプなので仲がイイのは
分かりますが、明らかにエルムントだけ性格が違うので何故グループとして行動してるのかなと。
失礼な物言いをすれば「平民同士」という事で仲がイイんでしょうが、それでもエルムントはダニエルに弾かれそうな気が。
あとアイロス、カミュの退学届けに関して「オルフェレウス達がまた何か言い出す前に…処分された方が良いかと」
そうヴェルナーに進言してましたけど、後の独白や以前の描写を見る限り単純にオルフェ達が嫌いなようですが、
ここまで露骨に態度を示す悪人も珍しいですよね、というよりローゼンシュトルツ学園の講師として相応しくなさすぎる。
次回はナオジのエピソードのようなので楽しみです、予告のナレーションもナオジ、間延びしないよう一話完結を希望。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第08話 「陽光」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

どう見てもナオジとルードヴィッヒの母親のフラグが立ちました、本当にありがとうござ(ry
いやもぅコレは、今回は作画も非常に綺麗で、尚且つオルフェやナオジを中心に綺麗なだけでなく妙に艶のある絵、
にも関わらずナオジに関しては異常なまでに男前な絵として仕上げられていたので映像的にもたまらないものが
あったんですが、しつこくもナオジとルードヴィッヒの母親、どう考えてもフラグが立ってるとしか思えない展開に乾杯。
今回はアレですね、主役はナオジなものの、実際には前回同様ルードヴィッヒの良さが光ってましたよね。
エドのエピソードにオルフェが絡むのと同様、カミュとナオジにとってルードヴィッヒは無くてはならない存在なので、
どちらがメインのエピソードであろうと絡んでくるのはむしろ必然なんですが、特に良い部分で目立っていたなと。
母親が泣きながら部屋を出て行ったのにナオジに全てを任せたり、自分の事を卑下してるとも取れる言葉や態度が目立つ
ナオジに「ナオジを必要としている者は…他にも大勢居る。私もお前には…同じ道を歩いてほしいと思っている」と発言。
後述で「しかし…ナオジにはナオジの道があるだろう…自分の道を間違えるな…真に…己の信じる道を進め」とか良すぎ。
またエグイ事に、前回のカミュにはルードヴィッヒらしい「突き放す優しさ」での言葉だったのに、ナオジには、
エドへ言葉をかけるオルフェのように、単純に優しい言葉でナオジを必要としてる旨の言葉だったのが印象的でした。
最後はカミュ同様、ルードヴィッヒらしい言葉で締め括ったものの、失礼ながらナオジはやっぱり必要やねんな、と。
しかし何と言うか、それでも今回の肝はナオジとルードヴィッヒの母親の会話。
ルードヴィッヒの母親の言葉が、以前母親に言われた言葉と重なり優しい気持ちになり、家族に辛い事があったのを思い
涙を流すルードヴィッヒの母親の手を取り「我慢なさらなくて良いのです…自分で良ければ、ずっとここにおります…」
そんなナオジの言葉に「ありがとう」と答えお互い笑顔で微笑むとかほんま、フラグが立ちすぎにも程がある。
下世話な話をするのもアレなんですが、むしろこの後…翌日以降の展開で構わないので二人がどういう関係を築くのかが
見たかったです、お互い真面目なので友人としての関係…になるかどうかすら際どいところですが、精神的に安心出来る
相手としては現状で最良でしょうから、恐らく無いとは思いますが出来ればこの二人の絡みがまた見たいなと。
ところでジェラルド先生、前校長が「家柄に関係なくシュトラール候補生にした」という話をしてましたけど、コレは
誰の事を言ってたんでしょうね、話してる時に、妙に懐かしそうな顔をしてたので単純に考えればジェラルド先生だとは
思うものの、オルフェに質問された時に「さぁ…そこまでは」と、答えをはぐらかす風ではなく答えたので微妙ですが、
エピソード的な事を考えればナオジの両親どちらかかとも思うもののそういう節は無く。
かといってベルーゼなら家柄関係でキれる事も無いので敢えて匂わせる言い方をすることもなかったので、誰なのかなと。
他には…あ、せめて最後にダニエルとナオジがもう一度絡んでほしかったなーと、ダニエル達は色んな所を実に良く
見てるのでナオジの変化にも気付いてるでしょうけど、今回の描写だとダニエル相手にナオジが逃げただけ、という風に
取れてしまうので、一言二言でも構わないので絡んでほしかったトコロです、オルフェとの絡みも勿論良かったんですが。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第09話 「逃亡」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

ルードヴィッヒに謀反の疑惑が持ち上がり、無実の罪で投獄されるわけにはいかないのでルードヴィッヒが逃げる、
という展開は非常に熱かったです、オルフェも言っていたように、他の面々ならきちんと国王の前で釈明し事実確認を
依頼するでしょうけど、裏で陰謀が渦巻いてるわけなので基本的には無意味、けど真面目なオルフェ達はソレをやる。
対するルードヴィッヒはそういう無駄な事はせず当面逃げ続けるというのが、らしくない行動なだけに逆に熱かったです。
ニコラス達も逃亡の手助けをするという人情っぷりを見せてくれましたし、気付いたのはエドだけなもののアイザックが
敵側として行動しているというのも次回以降の展開に期待が持てるので、一気に物語が動き出して良い感じでした。
オルフェが「お前が無実だと…信じているからだ」とルードヴィッヒの事を信用してたのは王道ながら熱かったんですが、
むしろ「ルーイが?そんなはずない、アイツが権力を握るつもりなら、謀反などという愚かな事をするはずがない」
そう発言するニコラスが良すぎました、性格を考えればニコラスもダニエルも、少なくともルードヴィッヒの事は良い意味で
理解してるでしょうけど、基本的に皮肉を言ったりケンカを売ってるとも取れる発言が目立つだけに、逆に好印象。
本筋とは多少ズれるものの、ナオジがルードヴィッヒへ母親のその後の様子を質問してたのも単純に良い感じでした、
個人的に前回のエピソードが好きというのもありますが、ナオジが自分から質問したというのが何よりも良かったです。
学園を兵士が囲んだ際、すぐに夫妻の心配をしたのも、むしろこの場面ではルードヴィッヒよりも母親の身を案じる旨の
態度が前に出てたような気はしますが、やはり単純に良い感じでした、しつこくもコレはフラグが立ったとしか思え(ry
メインのルードヴィッヒ関連以外だと、誰かがオルフェを銃で狙ってるのに気付いたからか、暗闇の中エドがオルフェに
体当たりして助けてたのが非常に熱かったです、下手したら自分が狙撃される事になったかもしれないのに、そんな事を
考えずオルフェを助ける為に行動したエドは相変わらずカッチョエエなーと、直後にアイザックを見て凄い顔してましたが。
今回は内容だけでなく、アップ時の作画も妙に鋭いモノとして描かれてたり、絵も内容も双方共に楽しませて頂きました。
ただその反面、最終的にどうなるかは分かりませんが、今回のニコラス達の扱いは中々熱かったものの、第二期全体で
考えると、正直新しいシュトラール候補生として、わざわざレギュラーキャラとして出した割りには今イチ映えないというか、
毎回何かしら出番の用意されてるサブキャラ、という枠を脱してない印象が強いのが今のトコロ微妙かなと。
既に完成されてるオルフェ達よりも濃い存在感を醸し出すのは難しいとは思いますけども、もう少し何か欲しいかなーと。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第10話 「錯綜」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

展開自体は無難で、実はダニエル達がアイロスの密偵だったという事実が判明したものの、判明した直後にダニエル達が
アイロスを裏切ってオルフェ達に協力してるという事実も同時に明かされたので然して驚きが無かったりと、どうにも今回は
今までと違い展開運び…というよりもタネ明かしの描写が少々微妙だったかなーと。
特に、前回アイザックがエドを狙撃したが、実はわずかに銃口を外して撃っていたという事が、よりによってのっけから
アイザックの回想で語られてましたけど、コレもまた、実際マジでオルフェを殺すつもりで撃ったかどうか以前に、ようやく
第二期でアイザックがオルフェ達に接触したのに敵対してる、その熱い展開をお互いが…エドの知るところになったのに、
早速「実は外してました」というオチにするのはちょっとなーと、エドと接触した際にその事を言わなかったので、
視聴者的にはアイザックの苦悩を楽しむことは出来るものの、個人的には微妙なトコロでした。
というわけで今回は特に感想が無いんですが、エドが寮内に居ない事で探し回るオルフェ、ルードヴィッヒの発言で珍しく
激昂して詰め寄るオルフェ、エドの背に突きつけたトリガーを引くかどうかで迷うアイザック、この辺りの描写は相変わらず
非常に良い感じでした、どちらも普段はまず目にする事が無い言動なだけにイイモノが見れたなと。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第11話 「暗影」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

内容的には、久々にオルフェとエドの異常に信頼し合ってる深い友情が描かれていたり、オルフェがルードヴィッヒを
始めとした友人各位を良い意味で信用してる描写があったり、あれだけ迷っていたエドも、やはりオルフェの気持ちに
揺り動かされアイザックの事を話したりと、オルフェを中心に良い展開が多かったんですけども、第二期始まって以来の
作画崩壊が今回は特に致命的やったなーと、作画が崩れてるというよりも、失礼ながらマネキンのような固さが。
ホント失礼な話で申し訳ないんですが、絵の勉強をしてる人が顔だけ何度も描いて絵の上達を図ってる最中、そういう
レベルでの作画という印象を受けました、真面目な場面でもそういう絵が何度も流れるせいで今回は雰囲気が台無しに。
終盤は本筋の中でもラストへ向けて盛り上がる重要な局面なので、次回以降作画をもう少し何とかしてほしいところです。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第12話 「対峙」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

内容自体は終盤展開で当然盛り上がってますし、再会したオルフェとアイザック、オルフェ達を行かせる為にニコラスが
アイロスを押さえてオルフェ達へ信頼の言葉を投げかける、一話以降行方不明だったバルトローメーウス前校長が、
やたら威風堂々とした曲でようやく再登場を果たしたりと、色々盛り上がる箇所はあったんですが、今回に関してはホント、
場面によってあまりにも崩れていた作画のせいで全てが台無しになってしまっていた、という印象が強かったです。
勿論、逆に内容だけは良すぎたのかと言えばそういうわけでもなく、盛り上がるのは盛り上がるものの王道展開の域を
脱していなかったので「無難に盛り上がっただけ」という状況だったので、えー、結果的には正直微妙だったかなと。
オルフェがルードヴィッヒを全面的に信用する態度を示したのは、確かに第一期の頃の妙に殺伐とした雰囲気を思い返すと
中々熱いモノがあるんですが、これも逆に言えば、二人が仲良くなるという事は第三期への望みが更に薄くなるので、
やはり今回は色んな意味で微妙だと言わざるを得ませんでした、もっと良く出来たであろう展開だっただけに惜しいなと。
「私達は行かねばなりません。たとえこの身がどうなろうと…友の危機を見捨てることは出来ません」というオルフェは
心底良かったんですが、よくよく考えればルードヴィッヒの為に全員が頑張ったり見せ場があったのに、カミュだけが
コレと言って何の役にも立っていないのも微妙な要因の一つかなと、ルードヴィッヒの窮地を感じたもののオルフェは
元々行くつもりでしたし、むしろ迂闊にも校舎から丸見えの校庭でナオジと喋ったせいでアイロスに姿を見られる始末。
何と言うかホント、展開が悪くなかっただけに他の様々な要素がマイナスへ向かってしまっていたのが、残念でした。



吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-   第13話 「希望」
(C)2001 KONAMI (C)マイネリーベ製作委員会 2006

最終回、のっけから私事で恐縮なんですが、何故か録画したまま見るのを完璧忘れてました、我ながら不思議ですが。
内容的には上手い具合に纏まってたとは思いますし、アニメに限らずシリーズ作品、或いは人気が出たので続編を、
という作品の場合、どういった媒体のモノであろうと「やっぱり一作目が一番良かった」という感想になるのは当然ですし、
二作目以降を10点満点で評価した場合、大抵が7点の無難なレベル、そういう感想に留まる事が多いと思うんですが、
個人的にこのマイネリーベ第二期、確かに第一期の方が良かったですし、第二期に関しては「規模のデカい後日談」という
印象は拭えませんが、通常の続編モノを7点とするなら、今回の第二期は8点レベルの面白さを保っていたなーと。
結局ニコラス達は敢えてシュトラール候補生の新キャラとして出す程の必要性もインパクトも感じられなかったり、
ヴェルナーとベルーゼが親子ではなく兄弟だったという設定の後に「実はジェラルドは市長だった」などという、正直
どうでもいい裏設定が披露されたり、良くも悪くも浮き沈みの激しい内容ではあったものの個人的には楽しかったです。
勿論、結局あれだけ燃えさかる炎の中に飛び込んだヴェルナーとベルーゼ、二人共が生存していたのはいくらなんでも
どうかと思いますし、冷静に考えれば第二期というより人気のあるキャラをクローズアップしたOVAっぽい構成だったり、
確かに問題点は色々あったかと思いますが、マイネリーベというアニメが好きで、オルフェ達が好きで見てる者としては
終始楽しむ事が出来たなと、全員でベルーゼの説得に当たるとか第一期からは考えられない展開で面白かったですし。
この様子だと第三期もやろうと思えば出来るでしょうから、なんやかんやと言いつつもやはり期待しています。
しかしアレですよね、本編ラストは崖の上に立つオルフェの後姿のカットで終了、アレは何か意味があったんでしょうか。


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