ローゼンメイデン

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ローゼンメイデン   第01話 「薔薇乙女」
本気で面白い、現状では個人的に本作が今期最高作品。
今期はなのはが予想外に面白くて良かったんですが、本作の面白さがズバ抜けていたのでコレが最高。
久しぶりに声優やその他の要素等、作品の面白さとなりうるシナリオや作者の描く絵以外の部分による
アピールの一切無い、言わば全く他の作品と比べて放送開始前に特筆すべき点が無かった事を考えると
非常に面白かったです、そんな事考えなくても普通に面白かったんですが、久々にマジで良作と感じました。
俺は服とか全然詳しく無いんですけど、真紅が着てるのってピンクハウスかゴスロリかナンかですよね?
どちらのブランドの服もごっつ好きというか、漫画とかアニメとか好きな人なら誰でも前述の二つの服は
好きになると思うんですが、ああいう服ほんまエエなと思うので、見た目がかなりイカしてました。
久しぶりに服装見て可愛いと思えたので、なんかもぅそれだけで満足してまいそうな程に良かったです。
シナリオ的には、恐らく中学校でイジメかナニかに遭ってしまったジュンが真性の引きこもりになっていて、
自室から外に出ずにネットばかりして親身にしてくれる姉のノリには怒鳴り散らすという、実に他に類を
見ない程に良く出来たほんまもんのDQN、ノリはそんなジュンの為に行動して毎日のサイクルが決まってる、
真紅は良く分からんけどナンか凄そうな人形と、昨今無難な萌えや安定の賞賛を狙った作品が多い中で、
本作の様にしっかり、よくある他作品とは趣の違う設定だったのも個人的に良かったです。
ほんまナンと言うか、久しぶりに面白いからこそ書く感想が特に無い、というぐらい個人的にヒット。
ナニがそんなツボにハマったのか自分でも良く分からないんですが、実に宜しい、戸愚呂もにやける。
しかしOP最初に聞いた時は椎名 林檎かと思いました、違う方で以前から活動しているようですが、ここまで
曲調が似てて声の雰囲気や歌い方も似てると色々大変やろうな、と思いました、当然OPはかなり良い感じ。
ほんでノリの声優さんなんですけど、まず七割以上の確率で似てるだけやと思いますが、最初の第一声を
聞いた瞬間瞳子かと思いました、この間まで放送してた視聴率低すぎるアニメのドリルなどではなく、
螺旋回廊2に出てくる瞳子、「ジュンくん」というセリフがボロボロになってホザいた「シュンちゃん…」に
やたら酷似してたのが印象的でした、違う方としても、好きな系統の声なのでむしろ喜ばしい限りですけども。



ローゼンメイデン   第02話 「雛苺」
のりが可愛い、気が付けばのりの言動が個人的にたまらんモノになってました。
恐らく普通の方からすれば今回の話も「よくあるタイプやけど、まぁおもろかったんちゃうの?」という
普通にそこそこの面白さだった、という展開だったのではないかと思うんですが、本作は余程俺の趣味や
好みにマッチしてるのか、正直今回もめちゃめちゃ良かったです、なんか分からんけどごっつえがった。
ジュンやのり、そして真紅の言動の一つ一つ全てにたまらないモノを感じます、プッチが天国への時を
その身体で理解したように、俺も本作の作品自体に間違いなくハマったのを身体で感じました、たまらん。
勿論、結局最後雛苺が真紅の家来として桜田家で暮らすのであれば、つまり雛苺自信がアリスゲームに負けた
結果として巴とはさよならをしなければいけないのと同様、結局はどうあっても雛苺は巴からは離れる運命に
あったのに、最後の雛苺の妙に喜んだ笑顔はナンやねん、そういう突っ込みもありますが、全てがたまらん。
冷静な感想としては、雛苺の世界での真紅との戦闘は中々良かったんじゃないかと思います。
豚の貯金箱が100円玉飛ばしてくるとかは普通の作品では見られない斬新な手法ですし、その飛ばしてきた
恐ろしい速度の100円玉に飛び乗って雛苺の元に移動する真紅も良かったりと、意外と戦闘面の演出や
描写が上手い具合に表現されていたのは普通に良かったと思います。
ただ、出来れば「巴はどうして雛苺のバッグを手に入れたのか?」といった普通に気になる疑問や、
真紅がアリスゲーム云々について説明してる際に、声と曲が微妙に重なり合ってナニを喋っているのか
聞き取り辛い点があったのは残念でした、出来れば次回以降は音声面の演出にも気を使ってもらいたいです。



ローゼンメイデン   第03話 「水銀燈」
雛苺何気に良い、今回はジュンもクローズアップされてて良かったです。
水銀燈に関しては名前がやたらカッコイイのが印象的でした、水銀燈て、バリバリやがな、よぉ分からんが。
恐らく真紅達の敵であろう水銀燈の登場、登校拒否中のジュンが家の外に出るだけでなく学校の前の店まで
出歩いた、恐らく登校拒否以降初めて学校の生徒と会話したと、今回は全体的にイイ感じでした、本作の中で
必要な展開が全て描写されていて、中々構成や演出も良くて出来のイイ回だと思いました。
のりに関しても笑いだけとはいえ要所要所で効果的に使用されていましたし、前回感じた「巴の元を離れる」
という雛苺の心情がきちんと今回は描かれていたのでほんま、第三話にして個人的には言う事無しでした。
個人的にはジュンが外出する際の、玄関までの道のりがやけに遠く見える演出が非常に良かったと思います。
登校拒否にしろ引き篭もりにしろ、何かしらの状況で数ヶ月に渡って外に出ない生活、外に出たくない、
外に出るのが怖いという生活をしている場合、玄関の戸を開けるまでの道のりが滅茶苦茶長いんですよね。
それでいて、一旦外に出てしまったら家に戻るまでの道は長いのに、一番近付きたくない場所までの道に
限って異様に距離が近く感じる、胸が圧迫される映像と合わせて、今回のジュンは非常に良かったです。
雛苺の為に苺大福を買いに行くというジュンも泣けましたが、真紅は真紅で妙にコミカルで宜しかったです。
ただ、出来ればジュンの精神的回復と、雛苺との邂逅という意味も含めて、巴はジュンと共に雛苺の元に行き、
少しでもいいから会話、以降も時間があればたまに顔を見せに来る、という展開にしてくれれば良いというか、
個人的には嬉しかったのでそうなってほしかったなーという感じなんですが、まぁそんな事になってしまえば、
既に三話にしてジュンの心が回復してしまうので、ある意味その展開だけはやってはいけないんですが。
次回はOPにも登場してる目の色の違うメイドが登場するみたいで楽しみです、マジで本作にハマった。



ローゼンメイデン   第04話 「翠星石」
何故か前回の次回予告時に「ひすいせき」って読んでました。
いや、漢字は見えなかったのに「Jade」の文字はしっかり見えたので、ジェイド = 翡翠、つまり次回の
サブタイは「ひすいせき」なんや、などと勝手に勘違いしておりました、しかし翠星石って呼び辛いな。
今回から翠星石が仲間入りしたわけですけど、OPで登場している映像を見た個人的なイメージとは随分と
かけ離れたキャラで嬉しかったり悲しかったり、中々悪くは無いキャラだと思いました。
勝手に抱いていたイメージでは、恐らく本作の登場人物の中で最も丁寧な物腰と言動、その雰囲気同様、
正にメイドたらん真のメイデンとしての気品を兼ね備えたドールだろうと思っていたんですが、何気に
口悪いキャラで逆に嬉しかったです、出来ればもう少しドスの効いた声かセリフを発してもらえると嬉しいが。
庭師らしくのりの庭を見て感想を言ったり、ジュンの様にチビガキと称して嫌がっている相手の心だろうと
チビ木にしっかり水を与えて、最後は境界のテープを外したりと、ありがちと言えばありがちなキャラですが、
本作にハマってる俺からすれば何でもOKなのでOKでした、もう一人の庭師も早く見たいです。
肝心の本編の方なんですが、ジュンの心の荒れ模様を、テストの答案や机で形作った学校、羽の生えた玩具を
雛苺と共に嬉しそうに追いかけるジュンというのは良い演出と映像だったと思います、中々独創的。
無難に「楽しかった頃の学校」「登校拒否する直接の原因となった出来事」ばかりで構成しているのではなく、
安直な演出に逃げずに個性的な心情描写にしていたのは良かったと思います、ちょっと繋ぎがトロかったが。
今までに放送された四話の中では、流石に多少の展開のトロさも相俟って完成度的には一番下でしたけど、
今回も相変わらず良い感じでした、ジュンを気遣う真紅も良かったですし、ジュンを気遣いながらものりにも
気を回して精神的に安定させていたりと、今回はさりげない真紅の良さが光っていて良かったです。
ジュンの部屋に並んでカバン置いて寝てるのには笑えました、アレほんま、夜ジュンがトイレ行く際に
間違って蹴飛ばしたらやっぱ起きると思うんですけど、なんで部屋の真ん中なんでしょうね、隅に寄れと。



ローゼンメイデン   第05話 「階段」
マジ最高、元来こういうギャグテイストは受け付けないんですが本作は別。
のっけから「ケーキを食べる約束があるから話はまた今度」と言って告白しに来た男を後回しにするのりが
中々の大物で御座いました、天然通り越して流石に男が哀れ、ラクロスの格好してるのも妙に涙を誘う。
のりに関しては初のラクロス姿、皆で食べるから仲直りしておくようにというお姉さん的な言動、子供に
植物の種を与える優しさという具合に、家の中に居るメンツと違った形で出番が用意されていて良かったです。
一方のジュン達はというと、ジュンは雛苺と仲の良い面を発揮していましたし、どうでもいい素振りを取って
おきながら翠星石にここぞとばかりに攻撃したり、クンクンを使って真紅を誘ったり、妙にノリノリ。
真紅達はとにかくデフォルメされたチビキャラがイかしてました、絵のタイミングとテンポが非常に良い。
雛苺のデフォが似合うのは当然としても、意外と翠星石や真紅がデフォルメされても違和感を感じなかったのが
凄かったです、むしろ真紅なんかは普段の冷静な性格と役回りのおかげでチビ状態でも十分に映える。
流石に動きだけで見ると雛苺が最も効果的な映像描写にはなってましたけど、なんか真面目におもろかった。
翠星石は小悪魔的な役回りだったので、要所要所で笑わせる、という感じでしたけど、やはり個人的には
今回一番の良さを発揮していたのは真紅でしょうか、のっけから「クンクンは天才よ」やからな、吹いた。
「花丸ハンバーグは取り止め!」と言われてショックを受けたり、ジュンの操るクンクンに赤面して喜んだり、
逆にマジでショックを受けて雛苺側に移ろうとしたり、全体的に真紅が無駄に笑えました、良すぎる。
当然ながら話の流れで言えば今回は本筋に然して関わりの無い平和な日常風景だったわけですけども、
個人的にそういった日常描写が好きだという点を除いても今回の出来は良かったんじゃないかと思います。
勿論、こういったギャグテイストを全面に押し出した内容は受け付けないという方もおられるでしょうが、
本作の今回の話はネタ的にも自然な流れでしたし、キャラの魅力が上手い具合に表現されていたので普通に
良い出来だったと思います、次回は水銀燈が出るので本編展開のようですけど、今回の出来が良かっただけに
もう一度こういった日常的な話もまた見てみたいです、話数的に厳しいかもしれませんけど是非。



ローゼンメイデン   第06話 「涙」
神がかってた、個人的に今回は神レベルの内容確定モノでした。
クンクンの人形劇を見てジュンが怖がらないのは当然として、雛苺も何気に恐怖を引きずるタイプではなく
その場の恐怖が強かっただけで、意外に雛苺以外のメンツが全員怖がってたのが中々良かったです。
翠星石が怖がっていたのも意外でしたけど、真紅がもぅな、たまらん、怖がってるのも含めて今回は全体的に
真紅にたまらんモノがありました、今回の題名真紅でもええんちゃうか思うくらい素晴らしく真紅。
ジュンに告白めいた事をして遊んだり、わざと窓を開けさせてジュンの心を開こうとしたり、ジュンの裁縫で
ピエロの魂が戻ってきた事に感動したりと、これは震えた、付近住民も怯える腰の動きよ、よぉ分からんが。
水銀燈に真紅が捕らえられ、危うくジャンクにされるという時にジュンが真紅の事を想って叫び、それで
一気に真紅に力が流れ込んで水銀燈を退ける事が出来た、ありがちな展開ながらもやはり音楽の巧妙さと
相俟って実に熱かったですし、各々しっかり見せ場も用意されていて、尚且つ肝となるジュンと真紅の
関係というか、絆が深まったのが良い感じでした、30分アニメとしては個人的に理想的な内容の一話でした。
強いて難点を挙げるなれば、のりの出番、水銀燈の世界に入って以降の翠星石の出番、この二つが用意
されていればもっと良かったかなという感じです、翠星石はクンクンの人形劇でビビり、虚勢を張りながら
雛苺にくっ付いている時に「らしさ」が表現されていたのでいいんですけど、のりがもう少し欲しかったです。
しかし第一話の時点から考えるとジュンも大分柔軟な対応をするようになってきましたよね。
最初は実の姉であるのりが部屋に入るだけでも態度を固くしていたのに、今回なんか真紅が捕まっただけで
助けに行く、ピエロが破壊された事で真紅が涙を流していると裁縫箱を持ってきて修理と、経緯はどうあれ、
学校へ行くのを辞めて引きこもっている中学生とは思えない程に人の心配が出来る状態に戻っているので、
今回は普通にジュンの成長物語としても良く出来ていた気がします、何気に真紅もジュンを気にしてますし。
ラストで真紅が何故か動かなくなってしまったわけですが、それに関しては流石に次回の楽しみとして、
出来れば今回に引き続きジュンの力で何とか真紅の回復をしてもらいたいです、それか予告通りクンクンとか。



ローゼンメイデン   第07話 「夢」
真紅復活、流石に水銀燈の羽が挟まってただけというオチはちょっとアレですが。
アレとかやなくて、実際には水銀燈の羽だったからこそ真紅は目を覚まさない状態になったんでしょうけど、
出来ればもう少し「そら壊れるわ」と納得のいく展開、或いは簡素ながらも水銀燈の技等を去り際に
喰らったからこそ時間差でいきなり壊れたように動かなくなった、そんな展開の方が良かったかなと。
まぁオチが若干弱かっただけで、内容の方はジュンが真紅と雛苺の為に外出するだけでなく、本が中学校に
一旦置かれているおかげで学校にまで出向くと、徐々に心の回復と決断力が出てきていて良かったです。
相変わらず巴は役に立つポジションで登場したものの、雛苺まで動かなくなってるのに、学校終了後に
桜田家に訪れて雛苺の様子を見に行くとか、前回も今回もそういう展開が無くて個人的には残念でした。
二人して早朝からドイツ語の読解してたのは中々中学生らしからぬ情景で笑えましたが、むしろ中学校の
図書室程度にドイツ語の日本語訳辞書が用意されてあった事実に驚愕です、流石に普通無いやろう。
今回も全員出番が用意されていて良かったです、翠星石も前回の少ない出番の反動か、正直役には全く
たっていなかったものの今回は全編通して唯一動ける状態のドールとして活躍はしてましたし。
というよりも今回のサブタイである夢、翠星石の能力で以前ジュンの心の世界に入り込んでの修復、そんな
描かれ方をしていたので、てっきり真紅の夢に入ってジュン達が助け出すという無難な展開になるのかと
思っていたんですが、ドールが停止してる時は繰り返し夢を見るという、イイ意味で裏切られて助かりました。
しかしアレよな、「その割りには目が赤いようだけど?ジュンくん?」はヤバイ、腰が砕ける、大地が震えた。
今回の真紅は終始眠りについていてラストで復活、出番はラストだけなので特に見せ場は用意されていないと
思っていたんですが、コレはもぅ、ヤられたとしか言いようが無い、スゲー、ものごっつごっつい。
ナンか自分でもナニ書いてるのかよく分かりませんが、とりあえず次回は翠星石の双子の妹という事で、
てっきりOPの映像を見る限りでは双子の弟とかで男かと思っていたので、どんなキャラか期待してます。



ローゼンメイデン   第08話 「蒼星石」
水銀燈が神、「乳酸菌取ってる?」とかマジでファンタ吹いた。
いやほんまな、よく吹いたとかいう表現使いますけど実際マジで吹く事なんて流石に中々無いじゃないですか、
余程ツボにハマったセリフならまだしも言動やら多少奇異なセリフ等では普通人はそう簡単に吹かない。
しかし今回は吹いた、ナニがそんな良かったんか分かりませんがとにかく吹いた、我慢出来んかった。
最後に吹いたのは、去年末にべいぶるさん宅に泊り込んだ際に、初めてエアマスター見せて頂いて熱い内容に
感動した直後、リアル子安の呼称を得るに相応しい深道が子安さんの声でマジ吹きしたからアレ以来よ。
まぁ、別に本作の感想とはあまり関係無いので吹いた話は他所に置いておきますが、今回も良かったです。
ようやく登場した蒼星石がボクっ娘やったのは結構ハマってて良いと思いますし、翠星石も久々に体を
張って説得、冒頭にも記したように水銀燈はセリフのみならず、蒼星石のマスターの爺さんをたぶらかしたり
翠星石と蒼星石にもちょっかい出したりと、真紅や雛苺も短い出番ながらも見せ場がしっかり与えられて
いたりと、相変わらず本作はキャラの動かし方が上手いなと感じました、それで内容も当然面白いですし。
展開的に行けば、単純に寝込んでる婆さんを復帰させて爺さんの心が復活、それで蒼星石は翠星石と共に
ジュンを新たなマスターとして移動してくるのか、或いは爺さんの心は水銀燈が何かしたせいで完璧に壊れ、
蒼星石もマスターである爺さんと最後を共にするのか、どういう展開になるのか気になるところです。
というかまぁ、以前ジュンの心の中に入った時に、蒼星石のハサミが無ければジュンの心の奥底にある枝を
切る事が出来ないと言っていたので、流石に蒼星石が居なければ話にならないような気もするんですが、
最近のジュンは心も回復してきて、既に自力で学校へ行けるぐらいまで回復してる気がするので、
ちょっと次回の展開が楽しみです、迂闊な展開になると全キャラ後味の悪い事になりそうで微妙ですけども。



ローゼンメイデン   第09話 「檻」
雛苺最高、作画がヘチョかったのは正直泣きそうでしたが許す。
出番自体はあまり用意されていなかったものの、水銀燈にタックル構したり、最後全員がお婆ちゃんの部屋に
戻ってきた時に「でもでも、みんな無事で良かったのー」の「のー」の発音がえらい田舎っぽい感じで
やたらと笑わせてくれたり、俺ひょっとして雛苺ごっつ好きなんちゃうか思うくらい雛苺が最高でした。
雛苺と合わせて中盤に登場したクンクンがえらい渋いポーズ取ってたりな、ほんまたまらんかった。
内容の方は翠星石と蒼星石の姉妹が二人共精霊を取られて弱体化、代わりに水銀燈がパワーアップか何か
した感じで、今まで表面上は嫌いあってたジュンが翠星石を護ったり、翠星石がジュンを助ける為に自分の
精霊を水銀燈に差し出したりと、中々以前の真紅を助けようとしたジュン並に熱い展開で良かったです。
夢の中に逃げ込んだ形になってるお婆ちゃんを一樹が閉じ込めている状態を知って、ジュンが自分が今現在
やっている引きこもり状態と全く同じ事に動揺しながらも、自分の事を棚に上げず苦しみながらもお婆ちゃんを
夢に閉じ込めず、ちゃんと元の現実世界に返してあげるべきだと説得したり、前述の様に翠星石を自ら体を
張って護ったり、真紅を助ける為に行動したりと最近のジュンは成長が見れて良い感じです。
一応今回の話の主役である蒼星石にコレといった出番が与えられていなかったのが唯一不満ですけども、
全体的に良い出来だったので今回も面白かったです、相変わらず水銀燈はイカしてましたし。
本作はDVD全巻購入確定なので、出来ればこの回は作画修正して収録してもらいたいです、多少でいいので。
しかしアレよな、お茶冷ましてもらって赤面する翠星石やら、予告に登場したパジャマの真紅やらほんまな、
今回は最後の最後まで気の抜けん出来で素晴らしかった、ヤられた、パジャマはヤられた、たまらんな。



ローゼンメイデン   第10話 「別離」
鼻血出るか思た、半分冗談で半分は真性と書いてマジと読むくらいほんまもんよ。
げんしけん同様に、本作も徐々に単行本を買い揃えていこうと思っていたものの、いざ店頭で既刊分全てが
並べられている現状を見てつい購入してしまい読んでしまったので、今回からは原作既読状態での感想に
なるわけですけども、まずはやっぱり前半の白雪姫練習が良い感じでした、翠星石ハマりすぎ。
蒼星石が前回までと違って妙なノリのキャラになってるのも笑えますし、やる気の無い真紅も同様、雛苺に
関しては個人的に気に入ってるのでナニしてても笑えるんですが、ほんまもぅな、翠星石が凄い。
どさくさに紛れてジュンに「愚かなチビ人間め!」とか言うてるしな、なんか無性にツボに入ったわ。
後半は原作と同じ展開で、服を洗う為に脱衣してる雛苺達を見てジュンが赤面、自室で真紅と語らう展開が
繰り広げられたわけですけども、いくら中学生とはいえ、それ程純真なのか人形…それも外見的には身長や
客観面以外で考えても、普通に幼い顔をしたドールの下着姿を見て赤面出来るジュンが凄いですよね。
「ポカポカなのー」と和んでる雛苺や、ジュンの裁縫を眺めてるパジャマ姿の真紅とかな、たまらんな。
会話内容自体は原作同様真面目なものだったのが少々残念でしたが、前半の白雪姫、後半の洗濯を眺める
雛苺達、パジャマ姿で寛ぐ真紅が予想以上に可愛かったりと、ほんまな、ココに来てこの展開は素晴らしい。
出来れば原作同様、裁縫し終わった後に真紅の「抱っこして頂戴」や「……ダメなの?」といった、ほんま
漫画読んでるだけで死ねるレベルのセリフが是非とも欲しかったところですが、他の面が良かったので許す。
えー、残り二話で真紅は水銀燈と決着を付ける為にnのフィールドへ一人で出向いたわけですが、予告で
水銀燈がPCから出てきてるシーンがあった事を考えると、次回は七割原作展開、最終話はオリジナル展開、
という感じでしょうか、出来ればあまり目立っていない蒼星石にも出番が欲しいところですし、水銀燈にも
原作とは違って構わないのでマスターが居てほしいところなんですが…とりあえずまぁ、ジュンの心の問題と、
真紅達がどういう風なラストを迎えるのかが気になります、ちゅーか雛苺に笑えるセリフを喋らせて頂きたい。
それはそうと冒頭、蒼星石がのりに惚れてる男子学生の頭をオモクソ直撃したのは吹いた、何て事すんねん。



ローゼンメイデン   第11話 「運命」
作画が変、ラスト間近ぐらいは綺麗な作画で通してもらいたいところですが。
ようやくジュンが引き篭もっていた理由の一端が見えたというか、過去にナニがあったかが分かって多少は
すっきりしたというところですが、実際の理由ってナンなんでしょうね、受験失敗したのは中学の私立受験、
それで一年生の間は普通に公立の中学に通い続けていたみたいですし、回想時の映像や、これまでの回想を
省みるに「引き篭もったのは入学してすぐではない」はずなんですけども、今回の回想だと入学当初に
決める学級委員や受験に失敗した事を周りからどうのと言われる映像のみに重点が注がれていて、ジュンが
その時の事を最初に思い出してしまったという事はソコが引き篭もりの理由なんでしょうけど、以前の
回想だと級友と親しげに喋ってるシーンがあったので、出始めがあんな状態でも学校には行っていたはず、
挙句にのりの「ジュンは迷惑」発言が幻なのか、実際にのりが両親にあんな事を電話で言ってしまった事が
あるのか、まだ全体が見えたわけではないのがもどかしい感じです、実はコレが引き篭もりの理由とかいう
オチが来た暁には、あまりにも下手すぎる構成の関係で流石に冷めますが、どういうオチが来るか楽しみ。
真紅側はまぁ無難というか、一旦水銀燈に腕引き千切られる展開で最終回へ向けて盛り上がり絶好調。
原作通りになるか、或いはのりと真紅のおかげで立ち直ったジュンが一人で何とかするのか、流石に展開的に
考えればジュンが気張るとは思うんですが、どういう感じになるのか楽しみです、むしろ雛苺でイこう。
のりのジュン説得というか説教というかに関しては、今まで安全なやり方で接してきたのりだからこそ、
今回こうやってジュンの頬をはたくという手段に出ての言葉だったのは良かったです、真剣な感じが伝わる。
逆に言えば、幻のドール達による侮蔑の言葉、真紅だけ普通にリアルな言葉でジュンのトドメ刺したのも○。



ローゼンメイデン   第12話 「真紅」
最終回、作画綺麗で真紅のアップとか悶絶モンでマジたまらんかった。
いやほんまな、作画は全体的に綺麗で言う事無しですし、原作を追い越しても中々上手い具合に纏めて
悪く言えば無難、良く言えば後腐れの無い綺麗な終わり方で最高だったのは事実なんですが、とにかく真紅の
アップ時の作画気合入りすぎ、通常時のアップもヤバイですが、髪下ろしてる時や「抱っこして頂戴」は
ヤバイ通り越してヤヴァイ、ジュンの腰が砕ける、砕けるどころかとてもココには書けん状態になってまう。
真面目にアップ時の作画は神作画のレベルで異様に気合入ってたのが最高でした、DVD収録時は更に綺麗な
映像で拝めるかと思うと今から楽しみです、水銀燈のアップ時の顔つきが醜悪やったのも素晴らしい。
その水銀燈ですが、可哀想なラストになってしまって残念というか、ジャンクになって壊れたと言っても
端的に言えば死んだわけじゃないですか、昨今のヌルイ描写が光るアニメが多い中、よくもまぁ簡単に
殺したなという感じである意味感動しました、「おぅおぅ、殺りやがったか」とかいう感じですか。
原作と違ってミーディアムがおらず、お父様には作ってもらってる最中で一旦放置、そのせいで胴体は
作ってもらってないから、他のドールを破壊して自分こそがアリスだと証明する為に破壊活動を続けている、
中々上手い設定になっていて感心しました、腹が無いとか焼け死ぬとかいう設定は流石に焦りましたが。
原作とは全く逆で、水銀燈はそんな悲しい現実を持っていたという以前に、誰かの為にではなく単純に
自分の為に戦っていた悪役という描写だったのは、アニメ版の設定としては素晴らしい仕上がりだったものの、
キャラ単体で考えれば救済処置も無く可哀想な最期だったな、と思いました、ジュンに対して「どうして
あんな人間が…!」とやっかんでいる描写が過去にも何度か挿入されていたので、せめて最期は焼け死ぬのは
同じとしても、何かしらジュンの手で色んな柵から解放してやる描写が欲しかったというか何と言うか。
ところで話は変わって、レンピカとスィドリームが本来の持ち主の手に簡単に戻ったわけですが、あれは
水銀燈が焦って油断していたからこそ奪い返せたと思うんですが、あんな簡単に取り戻す事が可能なので
あれば、別にスィドリーム渡すかどうかの時にそんな迷わんでもええのになーと思いました。
渡す振りして、ジュンへの攻撃が止んだら取り返して水銀燈に反撃する、とかの展開にして。
あとは…あ、冒頭から戦闘曲のアレンジが使用されていたわけですけども、このアレンジも戦闘曲も、
本作はとにかく作品と曲が一体化していたのが非常に良い感じでした、素晴らしすぎる、泣ける。
結局ジュンの登校拒否理由が前回のアレだったのが残念だったり、のりに惚れてる男子学生は最終回までは
出てこなかったりだとか、若干の個人的問題点も残るものの、ココ数年で一番ハマれたアニメでした。
正直「このアニメのDVD買ってもええなー」と思えるTVシリーズは確かに幾作品かあったものの、実際に
TVシリーズのDVD購入したのは本作が数年ぶりなので、自分で思ってる以上にハマってたみたいです。
最終回らしく全員に見せ場がありましたし、真紅への気合の入れ様は半端じゃなかったので最高でした。
個人的には間違いなく今年一番の良作、TV版のDVD全巻購入確定済みなので、今後も楽しませて頂きます。


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