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妹と一緒にプレイしてるので平日は一時間〜二時間しか進まないのが何とももどかしいわけですが、
大体今のところ約6時間ぐらいプレイしている気がします、初回は当然渚ルートで、AIRの観鈴ちんみたいに
最初はまともに攻略出来ないとかの場合はアレですが、とりあえず彼女第一でプレイしてます。
あ、ちなみにフルコンプするまでは他のサイト様の感想やレビュー等を一切見る気が無いので、世間様での
本作の評価がどういう具合になってるかは知らないので、出来ればコレ読んでる方もウチの掲示板では
そういう点や、未プレイ箇所のネタバレなりは避けてもらえると有り難いです。
ほんでまぁ、この作品をプレイした方なら誰もが思う事ではあると思いますが、渚は良すぎる、ほんま死ぬ。
個人的には歴代Key作品で最高です、渚が画面上に映るだけで笑いが止まらん、いやほんまエエねん、
コレはもぅな、エエとかそういう低次元なレベルの感動ではない、むしろ渚との日常会話だけで80時間ぐらい
プレイしてても構へんぐらいエエわけですよ、正直コレはな、こんな娘おったら拉致ってまうでほんま。
久々にゲームのプレイ日記書くせいか今イチ調子が乗らなくて申し訳ないところですが、マジでイイ。
俺と妹はどちらも性格や容姿が母親似でして、当然好みなんかも九割近く似通っているわけなんですが、
兄妹揃って渚に悶絶してますからね、そらあの顔で「えへへ」とか言われたら死ぬ、なんでも買い与える。
まぁ、渚に惚れ込んだ話はこの辺りにしておいてですね、とりあえず渚攻略中なんですが、今回結構選択肢が
多いですよね、Kanonは少なく、AIRは妙な選択肢が多かったわけですが、今回は攻略に関係ありそうな、
或いは関係ありそうに匂わせる選択肢が多いので結構良い感じです、初っ端からCtrl可能ですし。
システム面は相変わらず完璧ですし、CGのクオリティはもはやスクウェアで互角ぐらいまで完成されたレベル、
音楽もKanonやAIR程ではないですが、全ての曲が平気点以上という安定を超えたレベル、シナリオは賛否両論
ありそうですが、個人的にAIRの前半〜中盤の日常会話ですら悶絶するぐらい楽しめる俺ですので、今回の
シナリオも今のところ完璧です、キャラも相変わらず無駄に濃かったり、今回は男が特に濃かったりと、
現段階では特に不満点は見当たらないです、発売延期しすぎたのは確かにナメてるとしか思えませんが。
細かい感想などは明日以降にでも書くとしてですね、今はアレです、春原の妹が渚の家に一泊して、
月曜になってバスケ出来る人間探してる、というトコで中断してます、渚への告白はモニターの前で悶えた。
その辺りの感想なども明日書きます、今日はちょっと眠い、所詮人間は睡眠欲には太刀打ち出来ん。
とりあえずほんま、渚は可愛すぎます、アレで一年留年してるから実際は年上とかハメ、マジ可愛い。



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総プレイ時間約9時間半、とりあえず渚クリアしました、まさかアレが正規のEDやないとは思いますけど。
昨日、感想は今日回しにするとか言うたくせに、今日は今日でものごっつ眠いので、感想は更に明日へと
回されるわけなんですが、渚はマジで良かったです、ほんまアレはな、死ぬで、死んだ、手が震える。
AIRの観鈴ちん同様、全キャラ攻略終了等で何かしらのシナリオが発生するとは思うんですけども、
現段階でのシナリオ的評価だと、AIR > CLANNAD > Kanon、という感じです、個人的には。
渚ルートの細かい感想は明日書きますが、流石にフルコンプしない事にはAIRと比べてどちらが良作かは
判断出来ませんが、Kanonと違い、無理に泣かせる展開にはしておらず、かといってAIRの様に初っ端から
感動系の話を見せているわけでもないので、ゲームとしての完成度だとKeyの過去三作の中で丁度真ん中、
そんなセコイレビューみたいな感じかと思います、いや、個人的にはごっついおもろいですけども。
シナリオの読みやすさからいけば、攻略対象キャラにもよりますが、ソレに関してはKanonが特に秀でて
いるのではないかと思います、Keyとしての一作目だからか、腐る程気合入ってたので文章自体は
一番読みやすかったかと思います、AIRは如何せん序盤の日常会話が合わない人にはキツすぎますし、
今回のCLANNADもAIRの様な感動作品、Kanonのような勢いを期待したら流石に肩透かしを食らうでしょうし。
まぁ、眠いんからナニ書いてるんか自分でもよぉ分からんのですけど、渚はほんま良かったなと。
感想は明日も何も、渚がエエいうのはプレイした人誰もが思う事やと思いますけども。



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総プレイ時間約11時間、渚クリアしてしまった事により泣く泣く風子ルート突入、渚が恋しいにも程がある。
渚が良すぎたせいで風子に馴染めないという問題はこの際置いておいてですね、まずは渚の感想。
感想の前に、渚攻略に要した時間はロード無しで約9時間半です、バッドエンドへ行く事無く留年する正規です。
数字上で見ると、渚の攻略に約9時間半という時間を要しているわけですが、シナリオが良かったせいか、
それとも俺も妹も自分達が思っている以上に渚にハマっていた為か、実際に9時間半もプレイしていた、
という印象は全然無いです、むしろスタッフロール流れた時点で「なんか短ない?」とお互い確認したくらい。
流石に覚えていませんが、恐らく9時間半というとAIRの美凪ルートと同等の長さだったと思うんですが、
正直 『 長い 』 とは全然感じませんでした、むしろ短い、真面目に今回個別ルートは短い印象すらあります。
渚が良かった云々よりも、個人的にはAIRの様に攻略対象キャラを少なめに設定して、個々のシナリオの長さが
エゲつないモノになってでも濃密に長く描いてもらいたかっただけに、現段階では残念なところです。
流石にAIRの様に後続シナリオがあるとは思いますけども、短い以前にあの終わり方は渚が可哀想すぎる。
で、本編感想なんですが、創立際終了までの展開は非常に良かったと思います、日常描写のレベルで言えば
AIRの観鈴ちんとどちらが上かというくらい良いモノだったと思います、春原や芽衣ちゃんも絡んだりと、
今までと違って主人公以外のキャラがしっかり絡んでくる辺りも物語を彩る意味でナイスでした。
創立際終了後は駆け足気味というか、Keyらしくもない軽い展開だったように感じました、創立際へ向けての
練習風景等も同様に軽く感じましたが、こちらは創立際直前、渚が両親の夢を潰してしまった事等のネタを
ふまえて彼女の性格により感情移入出来るエピソードが用意されていたのでまだ良いんですが、創立際翌日、
デート後半で熱を出し、その後約一年に渡って熱を出し続けて寝込む、というのがちょっとどうかな、と。
体が弱いという設定や、過去にとある事故で命を落としかけ、ソレ以降体が弱くなった、そういう設定が彼女に
課せられているのは理解出来ますが、流石に熱や過去の事故の説明も無しに、ただ熱が出て原因究明も無し、
そのまま済し崩し的にラストまで流れる、というのが個人的には残念でした。
流石にその辺りの事は後続シナリオなりで語られると思うのですが…ソレ以外にも、AIRの観鈴ちん同様、
またしてもヒロインがラスト手前で倒れる ( 翼人と原因不明の熱の差こそあれ ) というのもいい加減飽きる
というか、「またソレか」みたいな感が拭えないので、もう一工夫欲しかったところです。
渚好きとしては好ましくないですが、両親に夢を再び叶えてもらう為に姿を消すとか、少なくとも病気オチは
勘弁してもらいたかったです、そもそも病弱だとか体が弱いという設定の時点で危惧すべき事なんですが。
ともあれ、寝込んだ後の留年決定→主人公だけ卒業→家の前を二人で歩く、という流れ、後続シナリオが
あるからこそのこの中途半端な終わり方なんでしょうけども、Key作品とは思えない程にオチが弱かったです。
まぁ、そこに至るまでの過程は個人的には過去最高でした、渚は性格が良すぎました、過去最高で最強。
例えば名雪にしても観鈴ちんにしても、奇をてらったとか、もはやそういうレベルではない奇怪な言動が目立つ
渾身の女生徒でしたが、渚は人が良すぎるというだけで、特に奇天烈な娘では無かったのがまた宜しい、
なんかもぅ十分常軌を逸した言動があったような気がせんでもないですが、面も良すぎたのが更に好感触。
早い話がアレよ、渚は最高に良かってん、敢えて感想書くような事も無いくらい良かったわけよ。
日を延ばしただけで細かい感想が何処にも無かったわけですが、今は風子ルートです、渚が出てこないので
やる気が激減してますが、頑張ってやりやす、渚を無視するような選択肢を選び辛い事山の如し。



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総プレイ時間約11時間半、風子攻略に失敗した模様で選択肢の組み合わせ無視でバッドエンドでした。
渚よりも魅力を感じないのは当然なので、可哀想な事に放ったらかしにされてですね、急遽芽衣ルート。
水曜は夕方〜夜にかけて妹がバレエの教室あるので、今日は30分しかしませんでした、渚の顔が見たい。



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総プレイ時間約12時間45分、我ながら細かい時間測ってる思いますけど、芽衣停止して風子ルート再戦。
よくよく考えると、渚ルートの時に風子の姉がパン屋に来ていたので、ギリギリまで渚と仲良くする選択肢を
選んでみると正規の風子ルート突入、渚を抱きしめすぎて時間取られたがそれは仕方が無い。
風子ルートに関しては、まだ春原が合流したところで殆ど進んでないので感想は後日にでもするとして、
とりあえずこの風子ルートに渚が付いてきてくれて良かったです、いやマジで嬉しかった、妹発狂してたしな。
もはや風子がどうのこうのよりも、主人公に「一緒に居てほしい」と言われた事を本気で喜んだり、風子の姉に
主人公との事を冷やかされるような事言われて真っ赤になったりと、渚が主人公の事を好きと分かったりと、
中々別キャラの攻略過程やのに渚の心情が明らかになるシーンがあって良かったです、渚ほんまたまらん。



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総プレイ時間約15時間45分、風子クリア、個人的には春原や渚と迎えるEDの方が風子っぽくて好きです。
眠いので細かい感想は後日にするとして、風子が渚の家に泊まる事になって以降の展開は良かったです。
他にも、皆がどんどん風子の事を忘れていくなか、春原も風子が長期入院している現場を見に行って
しまった事により風子の事を忘れてしまったのに、廊下で主人公と喋っている際にふと思い出すとか、
なんかもぅ風子が可哀想とか、公子さんの方がキャラ良かったとかよりも春原がカッチョ良かった。



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総プレイ時間約18時間40分、春原兄妹攻略終了で、現在智代ルート、美人はほんま得やよな。
まずは昨日感想放ったらかしのままにしておいた風子の感想なんですけども、シナリオ自体は渚より良かった、
そういう風に感じました、個人的に渚のシナリオの方が好きというのは確かにありますし、相変わらずKeyの
特長とも言えるようなラストシーンがどうかと思ったりとかもありますが、まぁ風子シナリオは良かった。
シナリオもキャラも良かったんですが、惜しむ楽は攻略対象である風子よりも、その姉である公子さんの方が
キャラクター的に魅力があったという点でしょうか、風子よりも公子さんに惹かれるモノがありました。
その辺りは趣味が多分に混じっていると思うので何とも言えませんが、肝である風子の存在、コレが微妙。
Kanonのあゆ同様、病院で寝込んでおり、挙句に創立際二日前に病院で死亡が確認されているにも関わらず、
風子が死んでいるという事実を視認した人物以外には通常通り見えている、が、創立際後、日が経つにつれて
徐々にみなの記憶から消えて行き、最終的には全ての人の瞳にはその姿さえも映らなくなる…一見すると実に
泣ける設定なんでしょうけども、そういうありえない展開はあまり好きじゃないので、どうかなー思いました。
別に、何もKeyが如何にシナリオのレベルが高いとはいえ、現実的な展開を求めるわけではありませんが、
いい加減そういう展開が多いのはどうかと、結局最後なんでか復活してるのも冷めるポイントですし。
まぁ、それよりも問題は風子が認識されなくなっていく過程、春原も忘れてしまったのに、主人公と廊下で
喋っている時に「風子ちゃんも言ってやってよ」とつい口から言葉が出る、その言葉に春原自身が感動し、
「そいつの事、結構好きだったはずなんだよ…」と思い出せない事を苦悩するシーン…春原カッコエエ、
そんなカッコエエ春原、正直風子ルートで一番カッコエエシーンやった、帰宅後古河パンへと向かうと、
オッサンは存在を忘れ、早苗さんは風子の存在を覚えてはいるものの姿のみが見えなくなってしまっていた。
その際の「風子ちゃん、まだそこにいるんですよね?」という発言は正直微妙なところです。
実に優しく思いやりのある早苗さんらしいセリフではあるものの、何故 『 風子が徐々に記憶から消えていく 』
という事実を知っているのかが気になります、そら、早苗さんは恐らく風子が息吹である事は気付いていたと
思いますが、そうだとしても、そういった説明無しでいきなりあのセリフはちょっとなー、と思いました。
渚は涙を流すものの何も思い出せず、主人公も一晩経って完璧に忘れていたの、風子という名前を聞いた、
それだけで隣に居る風子の姿が再び見えるようになるというのもちょっとどないやねん思いました。
結婚式、風子がヒトデを公子さんに渡すシーンで歌が流れたのは実に感動的なんですが、如何せん歌が微妙。
とまぁ、全体的な感想としての風子シナリオは 『 良かった 』 という印象があるんですが、細かいトコを見れば
微妙に納得のいかないシーンが多かった気がします、最後は昇天したままの方が綺麗やったんちゃうかな、と。
次に春原兄妹ですが、シナリオ自体は良かったものの、サッカー部の言動がわざとらしくて若干萎えました。
ああいう真性の下衆共はあんな言動ではなく、全くの無視か、ああいう如何にもなイジメ的口調で接するのでは
なく…そう、例えばGANTZの作者が描く不良連中の様な具合に動くものなので、相変わらずKeyはそういった
シナリオ本筋とは関係の無いイヤミを醸し出す脇役描くの下手やな、と思いました、別に現実求めるわけで(ry
春原シナリオも風子シナリオ同様良かったんですが、こちらは風子以上にサッカー部のわざとらしい言動、
その後の校庭での主人公と春原の殴り合いなど、個人的に嫌い通り越して嫌悪する展開と描写やったので、
そういった理由で微妙な感じでした、芽衣ちゃんとデートしてるトコとかはほんま良かったです。
ほんで今は智代ルート、ほんま美人やから得してるイメージあります、なんか頭ん中では冥夜の声やけどな。



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総プレイ時間約21時間40分、智代もクリアー、クリアしたトコで中断したので次キャラは未定。
智代なんですけども、まぁ何と言うか、キャラは良かったと思います、少なくとも渚や春原を除けば
トップに立てるぐらいには良かったです、両キャラのおかげで多少順位落ちはしますが。
ただ、肝心のシナリオが正直微妙…いや、はっきり言えば全然おもんなかったのが厳しいところです。
日常会話等は智代のキャラのおかげで非常に良い感じだったんですが、生徒会関連の話、弟が自ら車道へ
突っ込んで事故に遭い家族を元に戻そうとする話、生徒会長になった智代の妨げになりたくない為に
別れる話、春原や主人公がしっかり就職活動してる話、全てが微妙でした、特にラスト二つ。
就職活動云々は別に構わないんですが、少なくとも主人公はするべきではなかった気がします。
春原はどちらでも良いんですが、智代ルートに限っては何もせずに三学期始業式まで行き、そこで智代と
再び付き合う事になって、初めて必死に智代と過ごす人生を生きる為に就職活動、或いは一年遅れてでも
進学するとか、そういう展開にした方が 『 智代ルートらしい展開 』 になったかとは思います。
進む道がちゃうとか、生徒会長の足引っ張る事になる思うとか、そんなクソみたいな理由で別れたクセに、
結局最後はまたくっ付くとか、反吐の出る展開になるくらいやったら主人公はギリギリまでクソを演じて
いた方がシナリオ…というか、智代と別れた理由も頷けると思うので、そうしてもらいたかったです。
まぁほんま、智代のキャラ自体は良かったのでイイんですが、妙にエロ系の展開へ持っていこうとする
会話が多かったり、入学してきた弟が高校生とは思えない精神年齢の喋り方だったりと、智代のキャラの
良さというモノよりも、シナリオ的微妙点の方が遥かに目立ったのが難点でした、短かったしな。
むしろ、創立際で渚が出てきてくれたから、ソコは発狂出来た、渚最高やな、やっぱ渚やで。



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総プレイ時間約24時間、藤林姉妹はウチらの間で評判悪いので後回しにしてことみルートやってます。
そんなことみルートに、余裕で評判悪い藤林姉妹絡んできた時はどないしよか思いましたが、有り難い事に
渚も絡んできてくれたので許します、渚エエよな渚、別にことみは悪くないんですけども。
まだクリアしてないので特に書く事も無いわけですが、このことみ、正直渚と対面するまでの流れがごっつ
ダルかったです、言うなればAIRの美凪ルート序盤戦みたいな感じですか、とにかくダルかった。



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総プレイ時間約26時間20分、ほんまに80時間もイくんかどうか怪しいトコです、ことみルート。
ことみの私服が思いの他可愛かったのは良いんですが、進行の関係上特に書く事も無いので日常描写から
気になった点を幾つか書いてみようかと思います、気になるというか設定が甘いというか。
まぁ、誰しも思う事でしょうけど、主人公と春原は三年生、ゲーム内の月日は4月中旬から開始。
誰のルートをプレイしていても、軒並み5月初旬の時点で「出席日数がヤバイ」との会話が春原との間で
繰り広げられます、二人は午前中サボってる事が多いらしいと。
実際授業サボったり遅刻した事が無い方には無縁の出来事かもしれませんし、何時間以上欠席すると単位が
もらえずにダブるのか知らない方も多いかもしれませんが、基本的に4月と5月、二ヶ月間全て欠席して
ようやくダブるのが確定する、という感じです、確か現国や数学のように週に五回ある授業は年間50回、
家庭科等のように週に二時間しか無い場合は年間20回、大抵が一時間目二時間目という具合に家庭科等は
連続した授業になっているので、その日休む場合は基本的に十週以上休むとアウト、という感じです。
なので、主人公と春原の見解は的外れ、仮にも彼らはああいった生活で三年まで進級してきたんですから、
その辺りの授業欠席日数に関する云々は知っている、もしくは国語なら20回以上欠席すると理由に関わらず
教師や教科担当から「OO回以上欠席したら留年になるから気を付けろ」との報が飛びます。
このシステムに関しては、全国どのような高校も一律して週の授業日数と年間欠席日数は等しいらしいので、
たかが午前中サボってるぐらいで5月に入るなりヤバイというのは基本的に有り得ないわけです。
勿論、俺が高校に通っていた頃と、今の現状が同じとは限りませんが、仮に授業時間が減ったのだとしても、
やはり5月と同時にヤバイのは真実味に欠けるかと、その辺り少しは調べてシナリオ書いてもらいたいです。
あとは…ことみのシナリオで、毎週金曜に一緒に昼食を採ると決めて、四時間目の授業のガードが固くなり、
中々抜け出せなかったところを、終了15分前に教師が副読本取りに職員室に戻ったが為に何とか抜け出れた、
という展開がありましたが、一応不良名乗ってサボるような人間なら、最初から四時間目出んな、っちゅー感じ。
そらまぁ、授業開始から20分以内に出席してればその授業は出席扱いになるものの、20分経過以後に授業を
何らかの理由で退出…例えば気分が悪く保健室で安静とかならOKですが、主人公のように抜け出てサボる、
こういう場合は出席していようとも、サボって授業終了までに帰ってこなかった時点で欠席扱いに戻される為、
最初から四時間目に出る必要は無いです、ましてやガードが厳しかった、明らかに主人公のサボりは即バレる。
この辺りの描写が、想像で書いているというか何と言うか、実際自らが経験した事を元に書いているわけでは
無い為に出る設定ミス、という感じで少し萎えます、相変わらず主人公の性格設定が甘いというか。
まぁ、普通はそんなサボり状況やらに詳しくない方が世間の人間的にはイイんでしょうけども。
ところで、話は変わるんですが藤林姉妹、あの性格と外見で、挙句に妹で内気な涼が主人公に惚れてる、
ほんでことみルートとはいえ、バス事故に遭ったらしいという状況、いくらなんでもやりすぎな気がせんでも
ないんですが…ほやから杏がなんか最初から好きになれなかったわけなんですね、そら水月は俺アカンわ。
実際には涼事故ってなかったようなので君望をなぞる事は無かったわけですが、Keyっぽくないな、と。



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総プレイ時間約28時間10分、ことみルート終了につきかなり嫌がりながらも杏ルート開始。
ことみのシナリオかなり良い感じでした、AIRっぽい感じだったのも好感触ですし、演出が神入ってた。
演出が神というか、流石に後半でのたたみ掛けるような怒涛のイベントCGと演出の数々は気合入れすぎな
気がしないでもないですが、庭のCGレベルも半端じゃなく高く、非常に素晴らしい完成度でした。
簡単に幸せになるのではなく、何度もしつこく現実的なレベルで交わされる会話等、AIR好きな人間には
たまらない展開だったのも良いです、ことみのキャラ自体非常に完成されてますし、ハサミはちょっとアレやが。
まぁアレや、折角クリアした日の感想がこんな適当で申し訳ないですがほんま良かった、実に良かった。
渚達が友達として最後までことみと仲良くしていたりするのも実に宜しい、惜しむ楽は春原でしょうか。
他のシナリオでも存分に絡んでいるせいか、ことみシナリオでは殆ど絡んでこなかったのが残念です。
シナリオの良さは今のトコ、渚>ことみ>風子>春原兄妹>智代、という感じですね、智代手ぇ抜きすぎ。



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総プレイ時間約32時間45分、藤林姉妹ルート終了、姉妹終わったトコで辞めてるので次誰かはまだ未定。
えー、藤林姉妹というかメインが杏、涼は派生というよりもオマケみたいな印象が強かったですが、
正直な話、多分杏とか涼とか人気あるようなキャラなんでしょうけど、シナリオ全然おもろなかった。
ほんならキャラは良かったのかというと、むしろキャラの方が良くなかった、好きな人ほんまゴメン。
何と言うか、多分この杏と智代のシナリオ書いた人同じやと思うんですけど、失敗通り越して完璧な
ミスという感じさえします、面白くないだけならまだしも、作品の評価下げるレベルで話の質が低い。
普通に付き合ってどうのこうのという、およそKeyらしくないシナリオを非難するというわけではなく、
心理描写等が全然甘い為に物語が中途半端になってるんですよね、藤林姉妹は王道すぎるキャラ設定で、
案の定姉妹共に主人公の事が好き、先に妹をくっ付けたけど姉は後悔してる、で、正規エンドは妹振って
姉と宜しくやる、という実にありがちな展開ですが、別にソレは問題無いんです、君望とかごっつおもろいし。
問題は過程でしょうか、君望という完成度高すぎる作品を例に挙げて申し訳ないんですが、確かにあの作品、
ヒロインの双璧を為す水月、俺は彼女の事を「なんでそんな嫌いやねん」というくらい嫌いなんですが、
彼女の個性、彼女が遥と孝之をくっ付ける為に色々と画策する献身的な面は実に良く描かれていましたし、
街灯の露店で指輪買ってもらうという下衆なメスブタ的行動以外は実に好感度高い描き方でした。
ああいう良さをしっかりと描いたからこそ、遥が事故に遭って以降の二章で、天秤にかけて思い悩む孝之、
プレイヤーはどちらを最終的に選ぶのかという選択にも重みと、片方を傷つけなければならないという、
実に精神的な良心の呵責を強いられるわけですが、藤林姉妹はその点全く違います。
涼に対しての扱いは中々だったのではないかと思います、姉妹揃って嫌いな俺ですが、実は主人公は杏と
付き合っている、この噂が本編内で流れた日辺りから涼の事を中々良いように思えました、他のキャラと
比較すればまだまだ全然ですが、姉である杏よりかは遥かに良く見えるようになりました。
事実、その後も涼は献身的に毎日弁当を作ったり、頑張って自分の意見を言うようになったり、自発的に
色々とする活発な子になっていき、実に実りある学園生活を過ごす様が描かれており、ソレを振る主人公の
葛藤 『 のみ 』 は中々良い感じだったのではないかと思います、コレで簡単に涼捨てれるヤツは俺と同じで
ただの鬼畜か、余程杏が好きで涼嫌いかのどっちかぐらいやと思います。
そして対する杏、こちらが君望の水月と違い、涼と比較して良く見える場面が一切無い、まるで無い。
主人公が豚カツ美味いとかホザいたら翌日以降も豚カツだけは必ずお手製で作るとか理解に苦しむ、
そらな、自分が作ったモンを好きなヤツが美味い言うてくれてから天狗になんのは分かるけどな、今お前が
するべき事は涼と主人公の仲を取り持つ事、それやったら美味い言うてくれた豚カツの作り方を涼にしっかりと
伝授するのがお前の役目やろ、お前が次の日も作ってきてどないすんねん、この色魔が。
その他にもデートや下校を尾行したり、昼食時に常に同席したりと、水月と違って鬱陶しい面ばかりが目立つ、
杏の事を何とも思っていないプレイヤーにしてみればウザイとしか思えません、攻略対象がどうとかそういう
問題ではなく、もっと根本的に杏を魅力的に魅せるやり方が間違っている気がします。
それで結局主人公も杏の事好きやった、とか言われても説得力に欠けます、この女のドコがそんなエエねんと。
これはよくある、プレイヤーは全く知らないのに、主人公は過去一年間仲良くしてきて良い面も悪い面も熟知、
過去の出来事が積み重なって好きになっている、言わばプレイヤーは知らんけど主人公は知ってる出来事、
という実にシナリオライターのミスによるシナリオ設定の結果なのではないかと思います。
杏が主人公にキスの練習相手買ってでるシーンとかほんまムカついたしな、最悪言うかただの自己チュー。
ちなみに、先程比較対象として出した君望の遥と水月の例ですが、彼女達二人のどちらを選ぶかという選択、
そんなモン俺は迷う事無く遥、「ウゼーなこの女、はよ失せろよ、遥か水月?んなモン遥に決まってるやろ、
あ、おい、お前ちゃんとアパートのカギ返せよ、二度と俺の前にツラ見せんなよこのメスブタが」てなもんでした。
さて、文句ばかり書いてもアレなので、シナリオの方ですが、ラストの髪を切った杏に対して謝罪というか、
自分が好きなのは涼ではなく杏だという事を告げる放課後のシーン、気持ちを相手に伝えるという意味では
良い…いやまぁ、そこに至るまでの主人公のクソっぷりは確かにどう考えても死罪モノではありますが、
ちゃんとはっきりと言った事実は良い、良いんですが、涼ではなく杏に先に気持ちを伝えたという展開が許せん、
髪を切った杏だという事実を除けて考えても許せない、ここでもシナリオライター逃げてる。
そらまぁ、別に君望みたいに全てきちんと描けとは言いませんが、先に杏に気持ちを結果的には伝えて、
本来は真っ先にしなければならず、そしてお互い心臓エグられる程の精神的苦痛を味わう別れの儀式、
その別れを先に行わず、結果的とはいえ杏に気持ちを伝えてお互い結ばれたのが許せません、主人公セコイ。
ラストはどちらとも結ばれない終わり方にしてもらえると嬉しかった、主人公はセコイというか汚い、
涼だけが結果的に最も苦しんだ形で、分かりやすく余計な事をして後悔した杏が幸せになったのが許せない。
君望の孝之同様、この岡崎ももっと苦しむべき、逃げてばかりで最後肝心の部分を楽にクリアしたのが許せん。
既に杏と付き合って暫くしてから涼に謝罪するというのが余計許せません、ここでどれだけ涼に罵られても、
主人公は既に杏という安住の地を得ている、つまり先に涼に謝罪の言葉を口にする時よりも彼の心の痛みは
確実に軽減されています、普通は軽便などされませんが、杏と付き合って以降のコイツの心中は既に昔と同じ、
肝心の 『 痛み 』 の部分が一切描かれていないというのがほんま納得いきませんでした。
しつこくも徹底的に描けとは言いませんが、きっちり最初から最後まで心の揺れ動きを描くつもりがないのなら、
最初からこんな恋愛面のみのシナリオは書かないでもらいたい、シナリオ自体も全然おもろなかったですし。
強いて良い点を言えば、主人公が涼と付き合いだしてから感じた心の安らぎ、アレだけは良かったです。
そんなモン既に君望で丁寧かつリアルに描かれているので二番煎じもいいとこですが、好きでもなく感情が特に
揺り動かない相手であっても、付き合っているだけで妙な安心感や充実感があるのは事実、ソコだけは良い。
出来れば、涼はストーカー行動に走り出して、最後は完璧サイコ野郎になるか、螺旋回廊みたいに狂った女へと
成長していけばほんま言う事無しやったんですが、流石にKeyにそこまで求めるのは酷というものでしょうか。
あ、藤林姉妹とキスする際の顔のアップ、性格設定、どう見て考えてもageゲーをパクってるとしか思えない為、
今後は多少緩やかに淑やかにキャラとシナリオ描いてもらいたいです、慎重に丁寧にな。
ところで話は変わってことみ、昨日眠くて感想適当やったので、大まかにことみシナリオで感じた点を少々。
実は主人公とことみは昔友達で、しかもその経緯や状況なんかがKanonの舞に酷似していたりする辺りは
底が浅いというか、Keyブランド三作目にして既にネタ切れになっているのかと思える展開だったわけですが、
Kanonで見たことのある過去設定、AIRのように日常描写をメインにしつつの最後のAIRらしい展開、
ある意味ではことみのシナリオはKanonとAIRを経たからこそ生まれた、Keyの結集シナリオとも言えます。
勿論、他の人がどう感じたかは分かりませんが、個人的にはKeyの総決算的な感じだったな、と。
個人的趣味も含めると渚シナリオの方が好きですが、ことみシナリオは実に良い感じでした、シナリオも演出も、
かつてない程に気合入ってた気がしますので、渚かことみ、どちらかを最初にするのがオススメかと思います。



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総プレイ時間約37時間55分、宮沢、勝平、美佐枝さんクリア、なんかどれも微妙やった気がせんでもない。
えー…まずはことみルートの際に書き忘れてた感想、絶対ラストで「なんでやねん」とか「ここ曲がる〜」
とかのツッコミを恐ろしい速度で放ってくると思っていたんですが、特に漫才ネタが使われなかったので
残念でした、何か一言欲しかった…というよりも、明るくなったことみなので自発的に狙うかとばかり。
宮沢シナリオはまぁ普通でしょうか、終わり方は良かったんですけど、あまりにもボリュームが無かったり、
相変わらずクソ以下のゴミの描写がわざとらしすぎるのが次回作への課題、という感じでしょうか。
勝平に関しては初登場時から入院までの性格があゆっぽくてかなり萎えましたが、入院後の展開は宜しい。
主人公と涼からの説得に対して、多少ダれてもいいのでもう少し渋ってくれたり、芳野 祐介の出番が
あとほんの少しでいいので用意されてると嬉しかったかなーとも思いますが、概ね良い感じでした。
出来れば、勝平ルートは渚や風子並にそれなりの規模で構築してもらいたかったです、藤林姉妹のルートとか
要らんからな、涼も勝平ルートの方がキャラ的に活きてると思いますし、こっちの方がKeyっぽい。
美佐枝さんルートは渚がたまらん、「やっぱり恋なんですかっ」がたまらん、鼻血出る、悶絶。
何にしても、どのシナリオを通っても渚はやっぱり主人公の事を好きになっているというのが分かって
良い感じでした、そらまぁ、あんな状況の時にいきなり声かけられて、しかも励まされて翌日以降も色々と
手伝ったりしてもらってたら恋愛感情かどうかは別にしても好きにはなりますよね、実に宜しい。
志麻は正直最初かなりウザかったですね、願い事を言えと迫る割りにはジュースとか頼んだら文句言うし。
なら途中から良かったのかというとそうでもなく、普通に最初から最後までウザかったです。
で、智代シナリオにて美佐枝さんがネコを探す話、志麻との再会というか、中々一つのエピソードとしては
良かったと思うものの、正直、アレは美佐枝さんルートに盛り込んだ方が良かったような気がします。
確かに、スタッフロール後だと相当な蛇足ですけど、かといってクリア後に智代ルート内でイベント発生、
というのはナンか萎えるモンがあります、今更そんな追加エピソード要らんやろ、みたいな。
むしろ、ネコを発見してネコの前で中腰になってる美佐枝さんのCGがエロくてどうしょうもない。
なんか今回、過去二作に比べてあからさまにエロ描写増えてて萎えます、作風変わりすぎというか。
それでまぁ、なんかいい加減ネタが底を尽きたとしか思えないくらい過去ニ作と類似する描写が多いのは
そろそろ勘弁してほしいですよね、AIRでは観鈴ちんがどんどん記憶を失っていく過程の描き方が真琴のソレと
あまりにも類似していましたが、Kanonと被るのは一応その一点のみ。
にも関わらず本作では風子の死んでるはずなのに何故か外に居る、志麻の飼っていたネコが何故か人間化、
結局人間化したにも関わらず限界が来て再びネコへ戻るのがKanonの真琴の描写と被りすぎる、と。
別に似た描写や手法を用いるのは決して悪い事とまでは言いませんが、シナリオライターの力不足なのか、
はたまた尺の短いシナリオで描いているから、話の良さがどうのよりも「またソレか」という点が目に付く、
ソレが問題の気がします、なんかファンディスクは18禁にするとか意味わからん事ホザいてるしな。
本作、まだフルコンプではないのでアレですが、正直一つの作品として見た場合は微妙な気がします。
ボリューム自体は過去ニ作よりあるとは思うんですけど、作品としてのクオリティは落ちてる気がします。



CLANNAD
総プレイ時間約42時間、とりあえずアフターもクリアしたので一応はクリア、という感じかと思います。
CGも全部埋まってますし、曲も全て埋まってるので、後は選択肢拾って他のミニイベント消化という感じで。
本作の感想はその際に書くとして、現状での…というかアフター自体は多分ほんまに極めたと思うので、
アフターの感想書きますね、感想いうても今思い出せる範囲での適当な感想群ですけども。
まずは渚のその後が描かれていたのが良かったという点でしょうか、てっきり光の球集めたら渚の病気が
何故か完治して、創立際翌日のデート終了前後から 『 病気にならないまま 』 の状態で進んでいくと
思っていただけに意外でした、ちゅーか渚一人で一年間通い続けたとか普通に可哀想やしな。
でまぁ、やっぱりオッサンが劇団を見に行かない事に怒る渚がクソ可愛い、「ぷん、ぷんっ」は死んだ。
気になる点としてはちょっと仕事の描写がクドイ事ですね、正直、シナリオライターが昔やったバイトで、
自分が知ってるから細かく書ける、という理由かどうかは知りませんが、あまりにクドい気がしました。
普通に初日の肉体労働的な面を見せておいて、後は時たま挿入するぐらいで良かったような気がします。
芳野さんとの絡みをそんなに見せたかったのであれば、仕事もそうですけど、稀に休日に出歩いていると
バッタリ出会い、多少会話するとか、公子さんとの繋がりで会って会話するとかでも十分だったかと。
しかも自立するとか言いながら結局芳野さんに仕事を斡旋してもらったのは萎えた、色んな意味で楽してる。
他にも、創立者祭が本編と違い一週間遅れで行われた理由が不明、模試があったから翌週に、というのは
どういった行事であってもよくある事なので構わないんですが、創立者の祭りやのに、そんなん勝手に
日付ズらしてええんかよ、仮にも創立者の生誕日に合わせてるはずやのに。
この辺非常に気になります、何か意図があっての事なのか、ただ単にスタッフがド忘れしてただけなのか。
結婚までの過程を描き、挙句に結婚後も普通にシナリオが進んだのは実に喜ばしい限りなんですが、
出来ればもう少し丁寧に描いてもらいたいな、という感じです、卒業式の為に来た春原一瞬で終わるし。
「渚を俺に下さい!」という言葉よりも、むしろ渚に言った「二人で一緒に暮らそう」という言葉の方が
場面や状況は違うものの重かったりと、ほんま、悪くは無いんですけどなんか全体的に軽いかな、と。
しかしまぁ、かつてココまで主婦という言葉が似合わんキャラは居ませんでしたね、出産後も違和感あるし。
で、渚シナリオの続きである待望のアフターではあるんですけども、個人的には正直微妙なところです。
確かに渚が見れたり結婚から出産までの過程も見れるのは頑張ってるというか、気合入れてて良い感じでは
あるんですけども、かなり日数飛ばしながら描いていたり、細かい心理描写が薄かったりと、やっぱり
長文でのシナリオはKeyに向いてないかな、という感じです、先が見たいというよりかは、結果が知りたい、
という感じですし ( 少なくとも結果だけ知りたいというのはゲームにおいて決して良いとは限りませんし )
出産時に渚が死に、汐との生活も描いていたのは良かったんですが、最後の終わり方が投げやりやな、と。
どうせバッドエンドだからいいのかもしれませんが、流石にアレは投げやりというか、完璧捨ててるかなと。
光の球を全て集めると渚が死なずに生きているというのは確かに嬉しいですし、喜ばしい事でもあるんですが、
流石に一度正規のルートで出産時に死亡し、結局球回収したら生きてるまま、というのはどうかと思いました。
生還時のシナリオありえへんぐらい短いのも合わさって、少々蛇足ではないかな、と。
どうにもKeyはシナリオはいいですけど、肝心の目に付くテキストが弱いと再確認しました。
例えば主人公にしてみても、確かに学生時代と比べると仕事をして渚を養って、明らかに成長してるような
気がせんでもないですが、プレイヤーがテキストを読みすすめていく上で 『 成長している 』 という実感が
得られない、第三者に言われて「あぁ、そう言われたら成長してるよな」程度のテキストなので、
今後、Keyにとっての最も大きな課題はテキストの強化かな、と思います。
特に今は菅野さん入魂のミステリートを同時進行でプレイしている為に余計そう感じます。
シナリオのみならず、ネタにしても以前の感想で書いた風子やらの接点もそうですし、渚死亡が観鈴ちんが
起きられずに意識を失いかけてる時に、往人が命をかけて復活させたというのも被りますし。
それに言い方は悪いんですけども、結局感動というか、大きな流れのネタの一つとしてキャラを死なす手法を
また使ったのか、という気持ちがプレイヤー側にないわけでもないですし。
主人公の父親はあれだけ引っ張っておいたにも関わらず、結局ありがちな扱いであっさり終わらせたり、
折角のアフターなのに杏と風子以外のキャラは絡んでこなかったりと、風呂敷を広げまくった割りには細部の
描写が適当というか、ちょっと話を大きくしすぎて収拾出来てなかったな、という風に思えました。
勿論文句ばかりではなく、オッサンや早苗さんなど、サブキャラのシナリオは総じて良い感じです。
確かにメインキャラ同様消化不良な点が多いものの、あっさりと描いているおかげで好感触なのは事実。
渚の曲を用いてのラストの歌は実にイイ歌ですし、Keyの集大成と断言出来るシナリオも良かったです。
出会いから結婚、挙句に出産、バッドルートだと出産後の展開も描いているのは非常に気合が入っていると
思います、かつてそこまで丁寧に描いた作品は恐らく無かったでしょうし。
まだフルコンプしたわけではないと思うので、今回はこの辺りにしておきますが、良いのは良かったです。
ただ、アフター自体はそこまで良い話ではなかったかな、と思うのも事実です。
「とりあえず出産までシナリオ描くか」という風に 『 ソコまで描く 』 という感じで、本編程細部に気を
配っていなかったような気がするのが残念でした、出来ればageのシナリオライターにやってほしかったなと。
しかし流石に総プレイ時間80時間は言いすぎやったか、その半分で終わってもうたしな。



CLANNAD
総プレイ時間約42時間10分、攻略サイト様を見させて頂いたところ、まだ草野球編とか見逃してたっぽい。
ただ、そんなに意欲の沸くような感じではないので、一旦クリアという事でプレイ完全終了ー、以下感想。
あ、感想の前にクリアにかかった個別時間、渚 = 約9時間45分、風子 = 約6時間15分、春原兄妹 = 約2時間、
智代 = 約4時間、ことみ = 約6時間、藤林姉妹 = 約5時間10分、宮沢 = 約2時間10分、勝平 = 約1時間半、
美佐枝 = 約1時間、幸村 = 約20分、春原バッド = 約10分、アフター = 約7時間50分、という感じでした。
既読文は時間計算せずの時間になってます、上記キャラの順番にクリア、渚とアフターの時間間違ってるかも。
面倒なのでまずは好きなキャラとシナリオの順番を書きますね、まずはキャラの方なんですけども、
渚 > 春原 > ことみ > 公子 > 風子 > 古河夫妻 > その他 > 涼 > 杏 > 主人公、大体こんな感じ。
好きっていうだけなら春原がダントツで一番なんですけど、大体こんな感じです、公子さんなんかは風子の
シナリオで見せた影響も大きいですけど、概ねこんな感じ、上位が若干前後するぐらいです。
智代と杏、なんかクリアして初めて色んなサイト様を覗かせて頂いたんですが、あの二人めちゃめちゃ人気
あるんですね、キャラだけなら智代は十分理解出来ますが、杏とかドコがええねん、keyキャラちゃうやんけ。
どんな作品にでも一人は居てそうなタイプなので、少なくともkeyファンが杏を好きになった、という事実が
ちょっと変というか、杏とか好きやったら他のゲームやってろって感じで御座いやした、以下シナリオ。
ことみ > 渚 > 風子 > 汐 > 古河夫妻 > その他 > 渚アフター > 智代 > 杏、という感じ。
シナリオに関しては公式サイトの掲示板を覗かせて頂いても、やはりことみが一番人気で、キャラの人気とは
裏腹に予想通り智代と杏のシナリオの評価がすこぶる悪いのが印象的でした。
ナニを狙ったのかは知りませんが、実際どちらもkeyっぽくないシナリオ、挙句に展開が読めるうえに杏は
君望の事故起こらんverみたいな感じで冷める、智代は中学生の妄想するエロみたいなシナリオで冷める、
こんな感じやったので当然と言えば当然なんですが、まぁこんなモンかなと。
渚アフターに関しては…ちょっと展開がご都合主義すぎたのが面白くなかったです、主人公が仕事で失敗、
父親が原因で就職の話が消える、そういう暗い方へ流れる展開が見え見えのタイミングできたり、だらだらと
話を続けていくだけで結局ぐだぐだになっていたのが良くなかったです、実際、渚トゥルーとかクソすぎる。
各キャラのシナリオ感想に関しては過去の日記を参照して頂くとして、とりあえずクリアした感想としては、
やっぱりボリュームは過去最高ですよね、プレイ中は短いと感じていたものの、こうして各キャラに要した
クリア時間を数字にして出してみると結構かかっていた…いや、他のゲームでもこんなもんですが、
『 ボリューム 』 だけは昨今のゲームにしては珍しくあったので良い感じでした。
個人的にはAIRの様にキャラ数を減らして中身を濃くしてもらいたかったですが、ソレは次回に期待します。
ただ、話が大きくなりすぎたせいか設定ミスや放置した箇所が目立つのが難点ですよね。
例えば渚復活のトゥルーエンドだと、渚が生きているので主人公は父親と和解しないので放ったらかしのまま、
アフターの渚バッド、汐誕生後も話が進んでいき、どこまでやってくれるのかという期待も大きかっただけに
あの唐突な終わり方は投げやりに感じた、話を大きくしすぎたから収拾が付かず、結局放ったらかしにして
渚トゥルーが正規であるかの様に繋げるのは許せないです、あそこまで描いたら最後まで描け。
最愛の人間である渚が死に、その子である汐も渚同様に原因不明の病気で熱が長期間続く。
その熱があまりにも続き、汐を見ていてやりたいという気持ちから主人公は会社を辞める。
紆余曲折を経て、汐が旅行に行きたいと言うので冬の寒い日に無理をして旅行に行こうとする二人。
だが、当然の様に二人とも力尽きて場面は幻想世界へ、光を集めて助けろ、阿呆かお前ら。
結局渚と汐の身に起こった原因不明の病気がナンなのかも語られていませんし、会社を辞めて貯金も無い
主人公が今後どういう風に生活していくのか、結局あの寒い日に二人は死んだのか?
幻想世界の女の子とロボット ( ? ) の男の子は渚と主人公と思って良いのか?
一度の選択で光を集め切れなかった場合、その場合の正規エンドは渚死亡と考えて良いのか?
最初から幻想世界という別の世界を引き合いに出した以上、どうしても平行世界の最高傑作であるYU-NOと
比較してしまうわけですが、あちらは恐ろしいまでに綿密な設定で作られたというのに、本作の場合の
幻想世界はどういう位置付けで、何故光の球があれば人の死を無かった事に出来るのか?
様々な事が語られずに、結局放ったらかしで投げた、という印象が拭いきれません。
全体的にアフターは正直必要無かったような気がします、もの凄い消化不良に感じました。
少なくとも渚と汐が親子二代に渡ってうなされ続けた原因不明の高熱の理由ぐらい作ってほしかったです。
渚の場合は過去に雪の降る道路 ( でしたっけ? ) で一晩中放置されていたからでまだ分かるものの、
ソレが汐にまで遺伝した理由が不明、っちゅーか原因不明の高熱とかえらい都合がええな、オイ。
同時期にプレイしたミステリートでは前向性健忘という実にレアな病気をしっかりと説明して作品内に
取り込んでいたのに対し、こちらはただの原因不明の高熱というのが流石に冷めました。
金銭的問題は別にして、世界中の医者に見せて原因解明して病気を治すぞ、という動きも一切無いですし。
スタッフの頑張りはよく分かるんですが、ちょっと狙いを外しすぎたのではないか?という気がします。
ただ、しつこくも相変わらずですが、CGのクオリティは神レベルですよね、本作のCGで満足出来ない人は
どんなゲームでも満足出来ないのではないか?そう思わせる程に鬼の様な描き込み具合です。
真面目な話、かなりキレた案ですがCG集として発売しても納得は出来るだけのクオリティでした。
シナリオに矛盾点や放置点が多いとはいえ、面白いのは十分面白かったです、水準以上は間違いない。
ただ、過去のKey作品と比べれば流石にKanonやAIRには劣る、という感じでした。
Kanonが素直な面白さ、AIRが壮大さと巧みな設定だったのと比較すると、どうしてもCLANNADは智代と杏の
レベルの低すぎたシナリオや細部のミスが目立つので、完成度自体は低かったかな、という感じです。
何にしても、あれだけ大きい話をやって次回作どうするつもりなんでしょうね、トゥルーは出産で終了、
バッドの方やと子育ての過程は放置しても親子の日常まで描いて次回作どうするつもりなんでしょう。
個人的には次回作よりも、この辺りでLaefの様にファンディスクを作って頂きたいところですが。
しかし汐とかまたイカツイ名前思い付くよな、ウシオやで、渚が思い付くような名前とは思えん。
ところで、ファンディスクが18禁で智代アフター…ほんまナニ考えとんねんと、マジで売れへんぞと。


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