|
□ ロマンシング・サガ -ミンストレル ソング- □ とりあえずタイトル画面の曲が懐かしすぎて射精しかけたわけですが、相変わらず伊藤さんの曲は神が 乗り移ってるとしか思えない程にビビるレベルとはいえ、正直、非常に残念な事に殆どの曲のアレンジ、 基本的にこのアレンジに関しては失敗してる感が強いかな、そう思いました、勿論イイのはイイんですが。 例えば最も聞く事になるザコ戦の曲、コレに関しては前奏のアレンジは神レベルなものの、前奏が異常に 良すぎるだけでAメロに入って以降は、少なくとも普通に聞いてる分にはアレンジというより曲自体変更に なってしまっているので「イイ」とは思えるものの、やはりSFC版と比較すると劣っていますし、四天王戦も 全体的にアレンジに失敗していて微妙やなと、しつこくもイイのはイイんですが比較すると明らかに劣ってる。 それより全体的に現状での感想なんですが、まず吟遊詩人の語り、腐る程多くて嬉しい限りなんですが、 サルーイン達の伝記伝承に関してはSFC版同様起動直後に流れてたSFC版の方がイイかなと思いました。 どうせ一度見たら以降はまず見ないとはいえ、OPに毎回出るおかげで三兄弟の名前が印象に残るので。 新規モノとして、ボス戦の曲、武器、技、ザコ敵、ボス、様々な点で新規追加が多くて嬉しい限りです。 連携や陣もかなりイイ感じですし、味方だけでなくちゃんと敵も使用してくるというのがロマサガっぽい。 フィールド上に登場する敵の数は流石に減っていて、同様に敵の能力がかなり落ちているようでザコ戦が SFC版に比べると異常なまでに楽になっている点に関しては良くも悪くもという感じですが、LPを導入した 事については非常に良い感じなのではないかと思います、LP使用技とかも無駄に熱い。 LPの残りが少ない状態だと辛そうな顔をしているというのもイイですし、今まで同様死体殴りがあるのも○。 パーティーメンバーが6人から5人になったおかげで陣形が削除されたのは残念ですが、一人減ったのに 仲間に出来るキャラは増え、当然の事ながら一人居ない事で難易度が上昇してる点に関しても○。 クラスやスキルもやってみれば育成の幅が広がるので面白いです、レベル3以降のポイントが高すぎですが。 戦闘終了後の能力アップがやけに早いのに対し、HPの上昇だけは相変わらず遅さなのでバランスがイイかと。 クリスタルレイクでアクアマリンを護っていたボスは、SFC版だとHP177のザコだったのに今回はやたら イカつい絵のボスに変更されていたのも非常に良い感じでした、メイルシュトロームとかスービエを思い出す。 イベント進行率かこちらのHPかは不明なものの、若干こちらの能力が上がった頃に行くと既にアクアマリンは 回収済みで入手出来ないというのも正直、個人的にはコレかなりええんちゃうかなと思いました。 余裕の状況で勝っても勝ちは勝ちですが、際どい状況でなければ勝てない、という状況で勝つのは熱い。 フレイムタイラントのトコの隠し通路でケルベロスが消えていた点に関しては普通に残念でした。 SFC版と違い敵の数が減少しているうえに、特に区も無く最下層に辿り付けるので別にイイと言えば 全然構わないんですが、そういった「隠し通路の奥の中ボスを倒せば近道に」という軽い喜びが消されて しまったのは微妙なショックを感じました、ちゅーか別に消さんでええがな思いました。 他にもチェインによる連戦、武器にEPという耐久度、フィールド上で使用するアビリティetc、発売前は 神ゲーであるロマサガがどうなってしまうのか不安でしたが、プレイしてみれば相変わらずロマサガらしい 雰囲気のまま新作っぽい感じが味わえるので現状の感想は中々の良作です、流石にSFC版と違い神ゲーの 扱いをする程に完璧ではないですが、難易度も随分落ちてますし、イベントやキャラの数も相当数増加 してるので仲間選びにイイ意味で迷えますし、イベントも簡単に発生させられるようになっているので、 ほんまロマサガらしいのに素人にもオススメ出来る感じで、ナンか久々に好感触です。 イフリート、ジュエルビースト、各種ドラゴン、この辺りのエゲつないボス連中がザコすぎる能力に 低下してしまってる点に関しては流石に残念としか言いようがありませんが、面白いのは面白いぞと。 ちなみに主人公はSFC版で唯一クリアしなかったクローディア、パーティーは若干の入れ替えがあるものの グレイ、ミリアム、ホーク、ゲラ=ハ、という感じです、このトカゲそろそろ他のと変えそうな悪寒。 というか、ナンかSFC版に比べてグレイの成長率が異常にイイのが気になります、流石に上がりすぎ。 あ、最後に特に気になった問題はというと、やはり視点の悪さと移動速度の遅さでしょうか、改善してくれ。 |
□ ロマンシング・サガ -ミンストレル ソング- □ 遅れ馳せながらクリアしました、総プレイ時間は約34時間、イベント時の音声が飛ばせなかったり、如何に 読み込みが早いとはいってもSFC版と比べると流石に長い等、システム的な関係でSFC版よりプレイ時間が 向上してしまってる点については正直微妙かなーと、特にイベント音声は演技の関係で飛ばしたい。 当時神ゲーだったロマサガ1のリメイク移植という事でひたすら不安だったんですが、実際やってみると リメイクにも関わらず面白い出来に仕上がっていてホント良かったです、安心して遊べました。 難易度が低下しまくってるのは仕方無いものの、それでも最近のクソみたいなヌルゲーに比べれば十分 難度は保っていたのが、ほんまもぅ流石ロマサガやなという感じで良かったです。 肝心の面白さに関してはというと、SFC版の1〜3も含めて評価すれば正直、SFC版1 > 2 > 3 > PS2版1、 という感じでした、他のゲームと比べれば遥かに面白いもののSFC版の三作に比べれば確実に劣ってるなと。 あまりにも簡単になりすぎて緊張感が消失している、曲のアレンジが全て悪い、敵の絶対数が減りすぎて 後半のザコが文字通りただのザコに成り下がっている、賛否両論でしょうが周回クリアで発生するイベント有り、 挙句にそのイベントがWSC版だと一度のプレイ内で発生可能だったモノの改変なので心象が良くないetc、 リメイク内容自体はリメイクと思えない程に洗練されていたものの、流石に肝心な部分はSFC版を好きだった 者から見れば全て改悪に過ぎないレベルだったので、やはり冷静に考えればSFC版三作に劣ってるな、と。 勿論、サガ自体が神ゲーすぎるので、その数多く発売されてきたサガのシリーズの中では評価が低いという だけの事で他のゲームと比べれば十分すぎる程良作でした、実際本作単体で見れば類稀なる良作ですし。 SFC版の難度の事を考えれば、むしろバランス的な問題でPS2版の方が評価されるでしょうし、知人友人に 勧める場合も流石にPS2版を勧めた方が安定しているのは確かです、ゲーマーとしてはSFC版というだけで。 ただSFC版もPS2版も総じて言える事は、やはり戦闘が楽しいという事ですよね、普通に面白い。 RPGの肝は「どれだけ戦闘が楽しいか?」だと思うので、本昨やバテン・カイトスの戦闘シーンにおける 楽しさや面白さは非常に重要であり価値がありますよね、他のRPGで戦闘面白いのとか無いですし。 纏め的な感想は書きませんが、とりあえず移動速度とカメラ、イベント時の音声スキップ、この辺りだけは マジで何とかしてもらいたかったところです、特にナイトハルトを筆頭に素人レベルの声優が多いだけにキツイ。 二周目は何となくバーバラで始めたものの、ガラハド並にエルマンがネタキャラに変化させられていたのは 色んな意味で○、とても会計士には見えませんがまぁ別にええんちゃうかと、三周に関しては正直微妙。 |