ULTRASEVEN X

 戻る
 


ULTRASEVEN X   第01話 「DREAM」
ウルトラセブン40周年記念作品として作られたこのSEVEN Xですけども、正直初回の感想は「うーん…」という感じでした。
今回は常に夜の出来事だったので全体を通して夜の映像、その点に関しては統一感が保たれていて良かったですし、
ちょっと安易な近未来のサイバー感だったものの、それでも「近未来と分かりやすい」描写だったのでその点も良好。
ただエレア以外のキャラが魅力に欠けていたり、セブンXの方がもはや敵に見えるデザイン、記憶が無いはずのジンが、
仮に自衛の為だと考えても異常に順応能力が高すぎたりと、ちょっと視聴者の置いてけぼり感が強すぎたかなという印象。
一話だけが微妙で以降のエピソードは全て神、という作品も世の中には存在するので、次回以降の盛り上がりに期待。
 エレアが危ない女にしか見えない
気付けば室内に見知らぬ女性が座っており、物音がすると「奴らだわ」と言いこちらの質問には一切答えず。
いきなり「下に車があるわ、貴方の車よ」だの、変な赤いメガネを渡して「貴方にこの世界を救ってほしいの」だのと、
冷静に考えるまでもなくかなり危険な女でした、むしろ未来のこのサイバーな世界観でこんな女が現れると正直怖い。
顔は綺麗ですし、雰囲気的には、何故か個人的には魔女のイメージを受けたので「不思議な女性」という点では最適。
というか、そんな言い分を信じていきなりマンション?の部屋から飛び降りるジンもどうかとは思いますが。
 ケイが地味にイイ奴
パっと見ただのホストにしか見えない彼ですが、言動的にジンを馬鹿にしてるとも取れるものや、メディカルセンターの
ナースがどうのと悪い意味で典型的なおちゃらけキャラかと思いきや、記憶が無いらしいジンに真顔でDEUSの仕事を
一から全て説明するという地味にイイ兄ちゃん、最初の「頭でも打ったのか?」のお約束のセリフからは考えられん。
 セブンXやエイリアンのデザイン
こんな凶悪な面構えをした正義の味方というのもどうかと思うんですが、エイリアンという事もあってか、ガルキメスは
映画のエイリアン同様いかにもグロテスクな造形のデザインだったので、ソレに関しては結構良かったんじゃないかなと。
公式サイトを見る限り「時空生命体」という存在のようなので、別に怪獣や宇宙人系のデザインにしなくてもいいので、
「エイリアン」という事も踏まえるとこういうデザインは十分有りなんじゃないかなと。
ただやはりというべきか、セブンXの、とりあえずあの鬼のような形相はもう少し何とかならないものかと思いました。
個人的には別に構いませんが、凶悪な面構え、アイスラッガーが切断でなく硬度のある武器、敵を撃破した際に地球から
脱する為のジャンプが歴代のウルトラマン達と違い正に音速で地面から飛び立つ、ウルトラマンというよりデビルマン。
 第一話時点での印象
1クールという事を抜きにしても、やっぱり「○○何周年記念」というだけでなく、文字通りセブンの名を受け継ぐ作品、
となるとソレ相応のモノを期待する事になるわけですけども、少なくともこの初回の時点での印象は、正直微妙かなーと。
一話だけで全てを判断する事は出来ませんが、別にセブンを連想させるモノが無く、別にセブンでなくても構わない作品。
個人的な印象で申し訳ないものの、エレアの役者さんが綺麗なのと、エレアの存在が謎なのでその辺りが気になる、
という程度の印象しか受けませんでした、ジンはまだキャラが確立されてませんし、全体的に会話も説明が多すぎる印象。
次回以降どうなるか分かりませんが、土曜の夕方なら普通に「お、見るか」という感じなものの、深夜枠となれば起きるなり
録画なりをする必要が出てきますけども、正直この内容だと、ウルトラシリーズが好きでなければ一話で見切る人が出ても
おかしくないな、という感じでした、ウルトラシリーズが好きだからこそ、次回以降の展開に期待したいところです。



ULTRASEVEN X   第02話 「CODE NAME "R"」
前回と違いメッセージ性の強い内容だったり、結局最後まで船とRの関係が描かれず、船を破壊し一応の決着は見たものの
最後は「私はどれくらい孤独なの?」という女性の独白で終了したりと、完成度で言えば前回から飛躍的に上昇した印象。
ただ伏線の張り方や描写なんかは全体的に良い感じなんですが、あと一つ何かが足りない、という惜しい印象が強いです。
あと一つ決定的な何かが出てくれば名作にもなりえる、という印象が強いだけに、今回のエピソードは良い意味で惜しい。
余談ですが、エレアがやっぱり魔女にしか見えません、アングルがイイのかメイクがイイのか、とにかく出る度に怖い。
 ケイのキャラが良すぎる
資料に目を通すあまり動かないジンに「おい、足に根が生えたんならそう言ってくれ、植木鉢を買ってくる」と指差しケイ。
アカン、カッコ良すぎる、色んな意味で最高、いつの間に彼はこんなネタキャラ路線を突っ走る事になったんでしょうか。
まぁそんなお笑い面はどうでもいいんですが、意外と息の合ってるジンとケイの組み合わせは結構良い感じです。
お互いコードネームで呼び合い本名も分からないDEUSのメンバーで、自身は記憶も無くしているというジン。
そんなジンがいくら同じ組織に所属してるからとはいえ、自宅へ招き入れる迂闊さもこの際良しとします、二人はイイ。
 空チャンネルのサンドノイズにメッセージ
セーラームーンで毎週同じ時間のラジオ番組を乗っ取って違う番組を流す、という手法がありましたけど、実際こういう作戦、
どの程度有効なんでしょうね、ラジオは特定の人しか聞きませんし、サンドノイズに至っては普通チャンネルを回しますし。
それでも数名は間違いなく引っ掛けれるでしょうけど、作戦の規模としては小さいというか、ちょっと地味すぎる気が。
ただ、実はサブリミナル効果で序盤に数度「UTOPIA」の文字を描写していた点に関しては非常に良い演出でした。
と同時に、結局空チャンネルの映像には何も出なかったので、案は良かったけど微妙に活かされてないような気も。
同様に「孤独な人の心の病が増加しています」というニュース映像も伏線にはなってるので、こういった伏線の張り方は
結構上手いんですが、肝心のシナリオが微妙に希薄というか、何か今一歩足りないモノがある、という印象が強いです。
個人的には、正直今回のエピソードは結構良かったと思います、最終的にジンとケイは船に乗りたがる人を理解出来ない、
というオチになってたものの、物語のオチとしては船に乗る人を肯定する内容で終わってたりと、内容的には良好。



ULTRASEVEN X   第03話 「HOPELESS」
今回は非常に良い感じでした、内容もさる事ながらセブンっぽかったです、マーキンド星人の考えや展開が。
実は人間が侵略兵器の依頼をしてきたという事実も良かったですし、仕事をしてる人々も宇宙人同様侵略兵器を作る事に
手を貸してるので人々も倒すのか、というジンへの問いかけ、それに答えられないジンなど、節々が無駄に熱かったです。
むしろ、今回は描写の関係上ジン達の方が悪役に見えるよう描かれてる、というのが面白かったです。
結局ケイは力尽くで仕事をやめさせてましたし、ジンもマーキンド星人の正当な言動に反論出来ずに撃破、正にセブン。
 HOPELESSの意味
この世界では政府が仕事と住む場所を斡旋してくれるものの、その仕事はケイ曰く「誰もやりたがらないキツイ仕事だ」
その仕事を辞め、現代で言うところのホームレス生活をしている人の事をHOPELESSと呼称するらしく、その意味は、
「希望を失った怠け者の負け犬」だそうですが…まぁ言いえて妙というか。
負け犬というのがアレですが、作中でも空中映像で幾度と無く流れていた「やりがいのある仕事」というのが、まずコレが
中々無いですよね、職種を問わず自分の望む仕事に就ける人なんて一部ですし、かといって生きる為には当然お金が
必要なので嫌でも仕事はしなければならない、けど生活費等を考えると仕事をしても生きるのに精一杯なだけの金額、
つまり嫌な仕事をし続けても自分のしたい仕事に就く為の軍資金自体そもそも溜まらないんじゃないか、という流れで
仕事をするのが嫌になる…というよりも「こんな事をしててどうなるんだ?」と無気力になるのも自然ですし、かといって
自殺はアレなので死ぬのも嫌、けど無意味に仕事をするのも嫌、なら路上生活でもするか、になるのも頷けるかなと。
 金さえ払ってくれればエイリアンでも構わない
エイリアンの侵略兵器を作ってる、脳が縮小して寿命が縮む、この二点の話を聞いていたにも関わらず気にせずに仕事を
続ける人々、その理由は「今金が欲しくて明日の生活が大変、未来はどうせ真っ暗」というモノ。
ジンやケイにしてみれば、人々が死ぬ危険を気にせず仕事を続けるのは異常な光景でしょうけど、正直、コレは別に
驚く事は何も無いというか、一般レベルで言えばむしろ普通の反応ですよね。
確かに死ぬ可能性はありますし実際死者も出てるものの、やるかやらないかは自由ですし、ちゃんと時間に見合った報酬も
支払ってくれて、別になんら危害を加えられるわけではない、寿命を支払う代わりに莫大な報酬が貰える。
となると、むしろ率先してやりたがる人が出てきても不思議はないんじゃないかなーと、一応ちゃんとした商売ですし。
マーキンド星人が言うように、ここの人々は地球の破壊に手を貸してるも同然ですが、ならかといって、例えばオゾン層の
破壊なんかに関しても排気ガスがマズイと分かってるものの、それでも時代を問わず人は車に乗るわけですから、結局
その行為が危険だと分かってても気にせずやり続けてるわけなので「侵略兵器を作らされてる」も、結局「何を今更」に。



ULTRASEVEN X   第04話 「DIAMOND"S"」
エスのキャラは結構良かったんですが、内容的には正直無難すぎて特に感想は無いかなーと。
エスとケイの絡みは良かったですし、ジンが裏工作してたおかげでエスの体内にペジネラはおらず体調不良を感じるのは
思い込みとチョコの食べすぎと、微妙におちょくってるようにも聞こえる言い回しとソレにキれて睨むエス、全体的に
ジン達のキャラ間での絡みは非常に面白かったんですが、肝心の本編はエスのキャラに負けてた印象が強いです。
 ジンとケイの漫才
エージェントSというのは最強の武闘派で過激な人物らしく、組む事になり憂鬱な表情を見せるケイ。
「大体、Sっていう名前からしてめちゃめちゃヤバそうじゃねぇか」とうな垂れるケイに「でも、Mよりマシじゃないか?」
とジン、対するケイは「…微妙なとこだな…」とか、まさかこんな会話がのっけから繰り広げられるとは夢にも思わず。
二人とも真顔でSとMの話をするだけに吹きました、確かにMよりまだSの方が雰囲気的に頼りにはなりそうですが。
どうでもいいんですが、ケイが注文した無駄にデカいプリン、ケイがプリンを好きという事より、何故か値段が気になりました。
 人間に寄生
ペジネラは人間に化けるのでなく、実際に存在する人間に寄生して地球に入り込んでいたわけですけど、何を今更という
気もしますが、実際こういう潜入方法の方がエイリアン側としては安全ですよね、多少は自衛の為にもなりますし。
余程の人物でない限り「自分を殺せばホストである人間も死ぬ」と聞かされて、尚も平気で殺せる人はそう居ませんし。



ULTRASEVEN X   第05話 「PEACE MAKER」
何かもぅ「如何にもエイリアン」という外見と容赦の無い攻撃が好印象でした、単純に怖い、ボーダ星人は怖すぎる。
ジンとケイとエス、前回と違い今回はそれ程日常会話的な絡みは無かったものの安定した良さを見せてくれてますし、
しつこくもチョコを食べるエスが微笑ましかったりと、回を追う毎に面白さが増してきてるのが単純に凄いなーと。
予告を見る限り、次回はようやくエレアにもスポットが当たるようなので非常に楽しみです。
 人は簡単に争いをやめる事が出来るのか?
セブンXの世界では戦争終結から5年が経過し、その間は人類同士による戦争は起こってない、という設定のようですが、
そんな街頭テレビによるアナウンスを聞きながらもエレアはジンに「人は簡単に争いをやめる事が出来るのかしら?」と、
若者と中年が揉め事を起こしてる光景を見ながら呟くように一言。
結論から言えば、まぁ基本的には不可能ですよね、人種差別やらを抜きにしても、それこそ「何となく気に入らない」
こういった単純な理由だろうと平気で喧嘩や差別に発展したりするわけですし、人間に感情がある以上不可能だろうなと。
国家レベルでの戦争になれば、これは一応お互いのトップがまともな人間になれば回避自体は可能かもしれませんが。
 実は怖いエイリアン
鈴木という名を始めとした地球上では同じ外見を使っていたあのエイリアンですが、オリファムを入手して、ジン達や
鈴木達に敵対していたエイリアンを撃破したまでは「地球人にとって」良かったものの、そのオリファムを用いて母星へと
戻り敵対していたエイリアンの殲滅に行くという行動、結果的に地球人にとっては害が無くとも危険な思考という。
普通のイイ人状態のエイリアンでした、ではなく「相手を殲滅する為にオリファムを探してた」という展開だったのは
非常に良かったんですが、最終的にエレアの問いかけをジンが「誰にとっての平和なのか」と感じたように、エイリアンの
襲撃云々や戦争に関しては、一体誰にとっての平和になるのか、に帰ってきていて面白かったです。
このセブンXは最初と最後の流れというか、一貫した主題が流れてるのでその辺りが上手いなと思います。



ULTRASEVEN X   第06話 「TRAVELER」
いきなり及川 奈央が出てきて何事かと思いましたが、冷静に考えるまでもなく別にドラマに出てきても不思議は無いです。
で、今回は独特のカメラアングルが多かったので、映像的には結構良い感じでした、良い感じというか楽しめる面白さ。
ただその反面、冒頭でいきなり光の魂の攻撃を受けるエレアのように、第一話以来の「いきなりの展開」が目立ったのが、
その辺りが残念かなーと、話数的にも折り返し地点に来てるので本筋を進める必要があるのは分かるんですけども。
全体的に…失礼を承知で言わせて頂ければ自分に酔ってるような脚本と展開でしたし、個人的には微妙でした。
正直、マジで今回は及川 奈央ぐらいしか見所が無かったような気がします、特にココというポイントが感じられず。



ULTRASEVEN X   第07話 「YOUE SONG」
今回良かったー、ケイ同様個人的にもこういう内容は好きなので、終始楽しく見させて頂きました。
正直ナタルかディー、どちらかは最後に相手を守って死ぬ死亡フラグ立ちまくりに見えて怖かったんですが、最後まで
死ぬ事なく平和に終わって良かったです、ナタルがミサキ女史役の石川さんだった事もあり余計好印象。
今回はナタルの二丁拳銃がカッコ良かったり、エレアの冷静な射撃がこれまたカッコ良く、ヴァイロ星人の仮面のデザインが
非常に秀逸で、バドリュードはギャグとしか思えないスピードで秒殺されたりと、見所満載でした。
ただ、内容的には良かったんですけど、ちょっと前半パートの映像が、正直時系列としてちょっと分かり辛かったかなと。
冒頭のギターを弾く女性が「物語が始まる直前」なのか、エスがディーの殉職する場面を見たのが「ディーとの再会直後」
なのか「再会する以前」なのかディーの口から殉職の芝居を聞かされるまで分かり辛かったりと、前半パートの見せ方に
一部問題があったのが残念でした、時系列が理解出来なくても問題無いものの、見てる時に「?」と思ったので。
あと、何故ケイがディーをエイリアンだと思ったのかの説明も無かったなーと、最後のエレアの笑顔は神でしたが。
 ジンは何故「ジン」なのか?
今まで特に気にしてなかったんですけど、今までに判明したエージェントの名前は「ケイ」「アール」「エス」「ディー」
全員コードネームとしてアルファベットが割り当てられてるわけですけども、ジンは名前の通り別にアルファベットでは無い。
この辺りの理由は何かあるんでしょうか、わざわざ一人だけアルファベット以外の名前にしてるんですから、当然何かしら
意味があるとは思うんですが、特に思い当たる理由も無いので、名前の由来の意味については今後が楽しみ。
 何故ディーはDEUSに保護を求めなかったのか
「俺はその歌声に惚れた」と言うディーの言葉にケイが「立場上そりゃマズイだろ」と言ってたので基本的に無理だとは
思いますが、隠れて暮らすよりは保護を求めた方が良かったんじゃないかなーと。
或いは信頼出来るエージェントにだけは状況を説明して、万が一の事態に備えてサポートをしてもらうとか。
ディーは別に隠れて暮らそうが構わないと思いますが、ナタルは街中でギターを弾くので目立ちますし、そんなナタルを
事実上死亡した事になってるディーが公に姿を現して守る、というわけにもいかないでしょうから、保護してもらった方が。



ULTRASEVEN X   第08話 「BLOOD MESSAGE」
実は殺されたのはアサミではなくキョウスケだった、というのは王道ながらも悪くなかったですし、アサミ役の川村さんが
非常にイイ味を出していたりと、今更ですがエレアや前回のナタルを見ても分かるように、セブンXは女性俳優の起用と
その役どころが上手いなーと、男性側も上手い具合に起用されてるとは思うんですが、女性は役と合わせてハマりすぎ。
 ヒュプナスへの覚醒
普段は人間の生活をしているも、肉体的苦痛などを味わうとヒュプナスへ覚醒し、その後は周囲の人間を殺戮しまくる。
DEUSが捕らえたヒュプナスによると、命じられた通りに人間を殺すだけとの事でしたけど、確かに二人目以降は流石に
アレですし、一人目も殺すのはやりすぎかもしれませんけど、参考映像として上げられた二点で言えば、男性は二人の
男に一方的に暴行され、女性は地下道のようなところで男に斬りかかられるという状況。
こういう状況の場合、いくらやりすぎと言われようと加害者側の人間を殺すのは問題無いと思うんですが、仮にその人間が
ヒュプナスとして初めて覚醒した時に捕まえた場合はどうなるんでしょうか、やっぱり情状酌量無しで逮捕なんでしょうか。
エイリアンなので例外でしょうけど、過剰防衛ではないので、一度目ぐらいは問題ないんじゃないかなーと思ったり。
それに、もしキョウスケがアサミを殺さない、或いはその時アサミも一緒に殺されていた、という状況であれば、
ジンが言うようにいずれは殺戮本能に従って罪の無い一般人を殺し始めるかもしれませんけど、復讐の為に麻薬組織の
人間だけを殺していた場合はどうなるんでしょうか、コレに関しては自分が既に殺されているわけですから、やりすぎと
言われようが復讐は成り立つ…というよりも麻薬組織の人間は殺されて当然と思うんですが、それでもやっぱり、ジンが
言ってたように、いつか無関係な人を殺すかもしれないので「現時点では何も問題が無い」としても捕らえるんでしょうか。



ULTRASEVEN X   第09話 「RED MOON」
前半はホラータッチで進みつつ、実はお涙頂戴の悲しい話という、全体的に悪くない内容と構成だったとは思うんですが、
何か、個人的にはそこまでの印象は残りませんでした、悪くは無いと思うんですが、六話のTRAVELER同様…あの時程の
陶酔感は無かったものの、ちょっと視聴者の置いてきぼり感が強いかなーと思いました、どことなく。
思い返せば珍しくエレアが一度も登場せず、最初から最後まで一貫したエピソードとして描かれてたのは良かったものの、
個人的な感想を言えば微妙という事になるかなと、まひるの目が異常にギラついて怖かったのはむしろ好印象なんですが。



ULTRASEVEN X   第10話 「MEMORIES」
ハイバラのハンディカメラの映像や、端末の電子映像からそのまま実写映像に切り替わったり、映像面が面白かったです。
その反面、警備が厳重と言われてるスタジオXに「初めてビルへ訪れたジン」がものの簡単に侵入出来たり、ジンの行動が
脚本優先で動かされてたりと、今回は映像が良かった反面、ちょっとシナリオ面で気になる箇所があって残念でした。
今回はジンの単独行動だったのでケイとエスは最後にジンとエレアについて話すだけ、というのは結構面白かったです。
後はアレでしょうか、最後に笑顔のジンとエレアの写真をエレアが見てましたけど、エレアは笑顔よりもクールな方がイイ。
 ジンは迂闊というよりも無能
ハイバラに託された映像に映っていたサキへ会う為にビルへ赴いてましたけど、その映像の中で「仲間の女性を潜入」
とハイバラ自身が言ってるにも関わらず、ビル内で声も潜めずにハイバラの件を切り出すジン、ちょっと落ち着けと。
サキが監視されてる旨を筆談で教えてくれて初めて周囲を警戒してましたけど、逆にその「周囲を警戒する動き」が急に
出てしまったので不自然ですし、仮にも警備員が横に居る状況で話を切り出したり、色んな意味でエージェント失格すぎる。
それに言い始めれば、場合によってはハイバラも助ける事が十分可能だったかもしれないですよね。
明らかに何者かから逃げてきたハイバラとトンネル内で会話せずに、素直に車に乗せて落ち着かせてから話を聞けば、
政府の追っ手に遭遇した時もDEUSのエージェントである事を言えば、描写を見る限り追っ手はすぐ信じたので車の中を
見せろ、とまでは言わなかった可能性があるので、今回はいつもにも増してジンの迂闊さが異常に目立ってたかなーと。



ULTRASEVEN X   第11話 「AQUA PROJECT」
正直エレアがエイリアンかと疑ったというよりも、むしろ「エレアが壊れた…」としか言いようのない展開に吹きました。
エスは「大した演技力ね」と言ってましたが、確かにあれだけクールに振る舞うエレアが、ああいう…何と言うんでしょうか、
妙な明るさの変な発音で喋られると、いかにもエイリアンという感じはしますが、真面目に聞いてるジン達の根性が凄い。
 ケイとエスの考えの違い
DEUSからジンとエレアの捕獲命令が出た際、ジンを信じている為「バカみたい…」と指令を無視するエスに対し、ジンが
正しいのかDEUSの指令が正しいのかを見極める為にジンの元へ行こうとするケイ。
エスは全面的にジンを信頼してるわけですし、ケイはどちらを信じてるというわけでもなくエージェントとして当然の判断を
しつつ、それでも「ジンが正しいのかDEUSの指令が正しいのか」と言ってるので、やはりエス同様ジンに対する信頼有り。
ジンを信頼してるという点で考えれば、まぁエージェントとしてはどちらも私情を挟んだ時点で失格かもしれませんけど、
ジンの事を考えれば、正しいのはケイでしょうか、ジンを信頼するエスは熱いものの、指令を無視しただけでジンの元へ
行こうとはしなかったので、ジンが正しければ助けになる、という行動に出れるケイの方が、幾分ジンにとって良いかなと。
個人的には、どちらかと言えばジンとの友情が深いケイの方が全面的に信頼するイメージがあっただけに、ココへ来て
信頼するのがエス、冷静に状況を見極めようとするのがケイ、という普段とは別の役割になったのが良い意味で意外でした。
まぁケイの場合、ジンと対峙した際のやりとりを見る限りジンを信頼してたようですが、エス相手に前述のセリフを言える辺り、
こういった状況に直面しても冷静に対応出来る、という点では、意外と客観的に物事を判断出来るタイプなんでしょうか。



ULTRASEVEN X   第12話 「NEW WORLD」
最終話、曲の使い方と展開が良かった事もあり非常に完成度が高かったですし、出ないと思ってたダンとアンヌの登場、
展開的にジンは死ぬのかと思いきやジンも生存してエレアとのハッピーエンド状態、良い意味で上手く纏まったなーと。
エスがやけに綺麗でしたし、エレアに至っては何かもぅ全てが神がかってたりと、個人的には良い最終回だったなと。
ここ最近はなりを潜めていたエスのチョコが久々に出たのも良い感じでしたし、助かりはしたものの死ぬ為の布石というか、
エスとケイが死ぬまでへの展開の持って行き方と、その時の絶望的な状況の見せ方も良かったんじゃないかなと。
 何故セブンのデザインが違うのか?
劇中で赤い巨人の事は一度も固有名詞で呼ばれず、最後の最後で、ジンの変身している赤い巨人はセブン本人だった、
と判明したわけですけども、野暮なツッコミかもしれませんが、何故セブンとは違うデザインだったんでしょうか。
ウルトラアイのデザインも違いましたし、セブンもデザインが違うだけでなく妙に好戦的な表情をした尖ったデザイン。
勿論、いくらセブン本人だとはいえセブンと全く同じデザインの場合、放送前は「何故同じなのか?」と疑問が沸きますし、
となると当然「セブンとセブンXは同一人物なんだろう」と放送開始前の時点でネタバレしてしまうのでアレなんですが、
せめてデザインの違う理由を何か…まぁ説明しようが無いとは思いますが、何か理由が欲しかったかなと。
 ダンとアンヌに関する疑問
二人が登場したのは嬉しかったものの、正直別に無理に出す必要性は感じないというか、むしろ「?」の方が強いというか。
登場自体はセブン40周年作品なので単純にファンサービスという事で考えればいいとは思うんですが、むしろ気になるのは
二人の行動でした、アンヌはどう見てもダンが平行世界から帰ってくるのを待ってる描写でしたし、ダンはその平行世界を
どうやって知ったのかも謎で、ゾフィーがウルトラマンを甦らせた時と違い、余分な魂を所持してはいないであろうダンが
何故死んだジンを即座に蘇らせる事が出来たのか、その辺りが気になるというか何と言うか。
セブンXの世界の存在が今後のウルトラシリーズでややこしくならないように「平行世界」という形で、言わば外伝的な
作品という扱いにしたのはむしろ良い設定だと思うものの、肝心のダン達に関する疑問点が浮き彫りになったのが残念。
内容はホント良かったですし、ダンとアンヌの登場も単純に嬉しいものの、色んな面が良かったからこそ「?」の気持ちが。
 全12話を見終えての感想
放送前はあまり期待しておらず、肝心の第一話が少々残念な出来だった事もあり、最初の時点での印象は決して良いとは
言えないモノだったんですが、二話目から一気に面白くなり、時々「うーん…」と思うエピソードもあったものの、
個人的にこのセブンX、最後まで見た時点での感想としては大満足でした、期待してなかったのが良かったんだろうなと。
あまりにも個人的な事を言えば、DEUSのエージェントでジンだけがアルファベットではないので、その辺りの理由を教えて
欲しかったものの、ケイとエスは非常に良いキャラをしてましたし、エレアを始めとする女性陣の俳優とキャラがとにかく秀逸。
CGの使い方も回を追う毎に上手くなっていきましたし、セブンでなくても良い内容だったものの脚本も安定した質。
しつこくも予想外の面白さでした、1クールという短い期間での放送終了は非常に残念ですが、逆に1クールという限られた
枠での放送だったからこそ質を落とさずに最後まで展開する事が出来たのかもしれない、と思うと短いのも良かったかなと。
何にせよ、ウルトラマン40周年のメビウス、セブン40周年のセブンX、共に良かっただけに新マン40周年作品も楽しみです。


inserted by FC2 system