涼風

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 第01話〜第13話
 


涼風   第14話 「祝福」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

無難に面白かったです、サブタイが祝福なのに最後置き去りにされるとは夢にも思いませんでしたが。
冒頭の「萌果ちゃんはただの友達だと思ってた…でも、今俺の前に居る彼女は…誰より可愛いと思った」の大和の独白、
コレはもぅ結論から言ってしまえば99%確実に錯覚ですよね、勿論、実際大和が何かしらの要因で、素で萌果に惚れて
涼風よりも可愛く見えたという可能性もありますが、この辺りの「可愛く見えた」というのは思春期の男子に
ありがちな「付き合ってみたら何故か可愛く見える」というのと同じですよね、実際どうではなく、何故か気になる、
ごっつ普通やのについ気にしてまう、みたいな感じで、クサイ言葉を使えば恋は盲目とかのアレで。
しかし萌果は凄いですよね、普通なら大和と付き合える事になっても、やっぱり涼風の事が気になったり、
大和から付き合う事を申し込まれたとはいえ抜け駆けみたいな形で悪いなと、無意識に思ってしまうものなのに全く無視、
自分が大和と付き合える事のみを喜ぶと、しかも大和と涼風が新幹線に乗り遅れた事を知った時はやたら険しい顔。
正直ココ数回の萌果はわざととしか思えないくらいイヤな女になってるのがイイなと、ええんかいっちゅー話ですが。
結局、いつかは別れて涼風の方に気持ちが戻るんでしょうけども、それで考えると、ちょっと今回の展開は、
最近の萌果がどうとかではなく可哀想かなと思いました、付き合える事になって東京へ戻る、つまりこれからは
デートも出来るのに大和と涼風が置き去りで二人の事を勘ぐってしまう。
視聴者的には「ねぇ、このTシャツ、大和君に似合うと思わない?」と買い物中美紀に問いかける涼風を見たり、
涼風がいきなり大和の事気にしたり優しくなっただけに、余計萌果に対する心象が悪くなるなーと。
えーラスト、明らかに扉の前で落としたジュースを拾ってる男女が居てて、拾い終えるとすぐに車内に入ろうと
してるのに容赦無く扉を閉める車掌、鬼か思いました、ダイヤに正確なのはイイですが数秒ぐらい待ったれと。



涼風   第15話 「蛍袋」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

久々に涼風の可愛さが異常なレベルに達してました、大和の妹の服着てる涼風に関してはパツパツでエロすぎ。
ただ良くも悪くも女らしい描写が今回は目立ってましたよね、萌果に気を使ってなのかただのやきもちなのかは
微妙なものの、蛍を見る為にもう一泊しないかという大和の誘いを一度は怒声混じりで断ったのに、萌果と楽しそうに
電話してる大和を見た後は自分からもう一泊したい旨報告、実際見に行ってみると最初蛍は居なかったもののソレ程
怒った様子も無く大和と楽しそうに談笑、大和が涼風自身にしようとしてた告白を聞いてやるからしろと脅迫、
まぁ脅迫というのは大和の言葉なのでアレですが告白を、すると大和の言葉と蛍袋の雰囲気に乗せられたのか
「いいよ…付き合ってあげる…」と笑顔で承諾、その言葉を受けて大和は「な、なに言ってんだ、からかうなよ!」
涼風はその言葉に「別に…からかってなんかいないよ…」と困った顔で恥ずかしそうに答えたりと、ホント、
今回の涼風は、涼風らしくなく雰囲気に流されて自分の本心を語ってしまってるのが良かったなーと。
普段だと「今更図に乗るな」とも思うんですが、最近の萌果の身勝手っぷりも手伝って単純に可愛かったなと。
しかしコレは間違いなくアレですよね、涼風は確実に雰囲気や勢いに流されやすいタイプですよね。
ある意味女性は誰しも雰囲気や勢いに弱いのかもしれませんが、今回のあの状況で、大和が「からかうなよ」と
否定しなかったり、二股かけられるの分かってても大和に迫られたら間違いなく受け入れてしまってたでしょうし。
流石に涼風はそういうヤな性格じゃないので、今現在大和の事が好きだと認識してても、大和が萌果と付き合ってる
以上は邪魔しないでしょうけど、個人的には今回の展開と描写は中々良かったなと。
予告の雰囲気だと大和は萌果を跳ね除けるのか、単純にヤろうとして迫るのかという感じでしたけど、出来れば
普通に単純な展開になってしまっても構わないので、萌果と別れて涼風狙いに戻ってほしいなと思ったり。
後はアレですか、本筋とは関係無いんですけど大和も可哀想ですよね、涼風をわざわざ案内したのに蛍が一匹も居ない、
中学の時好きだった娘を連れてきて告白しようとしたら蛍は居ないわ雨は降るわ、エグイにも程がある。
頑張って計画を立てると上手い事いかない、というのはある意味基本中の基本ですが、大和の不運は逆に運良すぎ。



涼風   第16話 「衝動」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

前回の蛍袋も非常に良かったんですが、個人的には今回もかなり良い感じでした、描写がひたすらリアルだったというか。
ただ、強いて言えば冒頭、東京へ帰る新幹線の車内から始まってましたけど、出来れば前回ラストの後の、大和の実家へ
戻るまでの二人の会話も見たかったかなと思ったり、基本的に大和があれこれ悩むだけ、とかだとは思いますけども。
それで、夜に萌果を家へ迎え入れるのにDVDを借りれば一緒に見れる、という事でラブストーリーやホラーを見てる状況を
想像してましたけど、こういうのって女性的にはどうなんでしょうね、女性の方が根本的にホラーは好きでしょうけど。
俺なんかはホラーがかなり好きで色々見てるんですが、大まかに分類すれば恐らくスプラッタ系になるであろう
スクリームやテキサス・チェーンソーなんかもホラーになるじゃないですか、あんなん萌果に見せたら「キャー!」どころか、
平気で足切断されたり心臓突き刺すシーン映るのに大丈夫なんかと、せめてそういうのは美紀でまず様子を見ろと。
結局大和が萌果に電話するのを迷ってたトコロ萌果の方から大和宅へ来訪、この辺りの会話とか凄い良い感じでした。
ラストの、神社の階段下での会話もそうなんですけど、付き合い始めたばかりの二人という初々しさがあって良かったです。
お互い好きな相手と喋れて嬉しいものの恥ずかしさが先に立ってしまってる描写が上手いなーと、幸せな雰囲気が伝わる。
そこでまた「秋月君、お…お塩は…?」と恥ずかしそうに聞く萌果ですよ、ちょっとコレはな、萌果がべらぼうに可愛い。
ただの塩ではなく「お塩」ですからね、しかもやおら恥ずかしげな表情、そんなに塩の所在聞くのが恥ずかしいのかと。
そんな手料理を食べて「ど…どう…?」と不安げに訊ねてくる萌果に「うめー!超うめー!料理の鉄人だね、萌果ちゃん!」
鼻水吹いた、そんな事言えんわ、こういうトコ純粋に大和尊敬します、美味しいなら美味しいと素直に言うのは勿論
良い事なんですが、普通ソコまで言うと過剰表現に聞こえてしまうじゃないですか、けど言う、ソコが凄い。
そして食器を洗う為に立ち上がる萌果の手を取りベッドへ押し倒しマウントポジション、ちょっとこの一連の流れが妙に
笑えたんですが、この場合、このままヤったらやっぱりレイプになるんでしょうか、全然どうでもいいんですが。
涼風の事を無理に振り切ろうとしてたのが顔に出てしまい萌果は拒絶、翌日「昨日はほんとにごめん!」と謝ってましたが、
まぁコレも偉いですよね、こういう気まずい状況で一旦別れてしまうと中々罪悪感で会い辛くなるのに。
結果、いつもの優しい大和の顔に戻った事を喜び笑顔で「今の秋月君にならあたし、押し倒されてもいいよ」とつい発言。
コレはほんま、ちょっとアレですよね、ヤれ!大和!その階段を凹凸のあるベッドと思って!とか思いました。
しかしまぁ、高校生で普通ヤるとかまでイくもんなんでしょうか、興味があるのは分かりますけど、萌果みたいな性格の娘が
笑顔で「押し倒されてもいいよ」とか、なんかもぅ時代は進んでしまったなと思いました、俺には付いていけんぜよ。
ところで本筋とは関係無いものの大和役の中村さん、大分上手くなりましたよね、なんか前にも書いた気がしますが。
特に服部との掛け合いなんかは、随分自然な会話っぽく聞こえるようになってきたなーと、大和同様成長してて良い感じ。
ラストは涼風、「萌果ちゃんとは…仲直りしたの…?」と話題を変える涼風に「ん…まぁ、なんとかな」と答える大和、
その言葉に涼風は「え………そ…そう…なんだ…良かったね」と、最後こそ笑顔だったものの「え…」とか言う辺り…(´Д⊂
いやほんま、やはり萌果より涼風が好きな者としては、蛍袋での告白に素で承諾したり、今回の様に自ら大和の帰りを
待ってたりする辺り可愛い通り越してサバ折り決めたいくらいの可愛さなんですが…いやよぉ分からんけど。
けどまぁ涼風の場合は自業自得ですよね、大和の事を好きと今認識しても、それまでの応対がちょっと勝手すぎましたし。
ただ、個人的には萌果との仲を羨ましそうに色々見たり探りを入れる涼風は見てて可愛いので、もうちょっとこのままで。



涼風   第17話 「彼氏」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

さて、正直奈々が素で風俗嬢にしか見えなかったわけですが…いやマジで!歌手や芸能人でメイク濃かったり普段着が
多少派手になるとかは分かるんですが高校生で、萌果に会いに、そして萌果の彼氏である大和と初めて会うのに
この格好は流石に無い、俺の知り合いに風俗嬢やってるヤツが居るんですが、ケバさが瓜二つで何事かと。
ケバイとかはどうでもいいので本編、大和が傘を持ってないという話を盗み聞き…盗み聞きというと聞こえが悪いですが、
持ってないという話を聞く涼風、美紀が一緒に帰ろうと誘ってるのに携帯が無いやらレポートがあるやらで帰るのを渋り、
大和が現れるとわざとらしく「あ、ねぇ、大和君…あの…」「なに?」「えっと………コレ、貸してあげるから使えば」
とぶっきらぼうに傘を差し出す涼風、「で、でも、それじゃ朝比奈が」と当然の疑問を投げかける大和に涼風は、
「あ、私はいいのよ。これから美紀と一緒に行くところあるし、入れてってもらうから」と普通に明るく返答。
その後、涼風の渡した傘で帰宅する大和の背中を見つめる涼風、その光景を見て美紀に「秋月の事…好きなんじゃ…?」
と言われるものの「大和君なんて、なんとも思ってないわ!」と否定、か、カワエエ…コレがツンデレか (*´Д`)
他にも大和と萌果が楽しそうに喋ってるトコロを羨ましそうに眺める涼風など、涼風好きとしては今回大満足でした。
一方萌果…というよりむしろ奈々、「ちょっと、少しは変装とかしなきゃだめよ、奈々ちゃん」と萌果に言われるも、
「いいよめんどくさい」と軽く発言、正直コレは常識無いというか、仮にも有名人なのに素で友達に会うとか、
後々萌果が「奈々の友達?」という類の質問をされたりする可能性がある事を考慮しないのはちょっとマズイですよね。
大和への挨拶が敬語だったのは高校生という年齢を無視しても当然なものの、ちょっと第一印象が良くなかったです。
挙句に店内が騒がしくなり「気付かれたみたい…」と萌果が言うと奈々は明るく「場所変えよっか」と一言。
まぁなんというか、確かに待ち合わせ場所をどちらが指定したにしても、有名人の奈々が来るのにファミレスで
落ち合う事にした萌果も悪いですが、奈々も…苦言を呈せばやっぱり常識無いですよね。
カラオケでの展開はありがちとはいえ良かったんですが、萌果を見送った後の大和と奈々の会話、奈々がひたすら
大和の事を責めてましたけど、個人的に第一印象が良くなかったとかは別にしても、ココの奈々の発言には
賛同しかねるなという感じでした、ホントに萌果を大切な友達として考えてるから大和への言葉もキツくなる、
ソレは分かるんですけど、ちょっと自分の考えを押し付けすぎですよね、しかもソレが絶対正しい事であるかのように。
「萌果の好きな物とか誕生日とか、知ってる?」申し訳ないんですけどこういうセリフ聞いてると女ってほんま勝手やな、
そう思いますよね、誕生日はせめて知っておくべきかもしれませんが、「何も知らない」という事で何故そこまで
責められなければいけないのかと、知らないのはソコまで悪い事なのかと。
個人的には、何故好きな相手の事を知っているのが当然と思うのか?というのが正直疑問なんですよね。
全てを知るなんて当然不可能ですし、となると知りえる範囲の全てを知りたいという事になる、ソレってただの
独占欲じゃないのか、という感じで、「好きだから知りたい」は分かるんですけど、人それぞれですし、萌果の性格を
考えれば大和に「ナニが好き?」と聞かれるのは嬉しいでしょうけど、奈々は明らかに言いすぎですよね。
普通に付き合ってて二人は今幸せにやってるのでソレで何が悪いのか、という気がするんですよね。
大和は涼風の事も好きでしょうからこのままいくと、展開上どうとかは別に結局萌果とは別れる事になるかもしれませんが、
ホントにお互いが好きなら上手い事行くわけじゃないですか、なので、むしろ奈々が今回色々言った事で大和は考える、
それが原因で別れる事になる、或いは別れるのが早まる、という結果になると思うんですよ。
…いやまぁ、結局は奈々の「言い方が悪い」という事になるとは思うんですが、言葉自体は人それぞれ考え方が
違うので受け取り方も様々でしょうけど、奈々の言い方だと「私の言う事が正しい、何故そうしてないのか?」に聞こえる。
トドメが「あのねぇ…別に私だって別れさせたいわけじゃないのよ!?」正直別れさせようとしてる風にしか見えないなと。
これだけ大和の事を卑下した以上、今後余程大和が奈々の望む「萌果の彼氏として合格する人物」にならない限りは
イライラし続けるでしょうし、萌果の誕生日を教えてましたけど、やっぱりホントに萌果と大和の今後の事を思うなら
言うべきじゃないですよね、奈々の言葉を受けても萌果の誕生日を自分で聞かなければ、結局ソレは奈々の言う意味を
全く成してませんし、奈々自身が教えてしまうと結局「私の考える萌果の彼氏はこう」の理想像にしてしまってますし。
個人的に奈々の特にイヤ…というかこの場合汚いでしょうか、汚いなと感じたのは、カラオケで大和が萌果の沈む
顔を見て涼風と同じ歌だったのに歌うのを止めた事を「顔色を見て」と非難してたじゃないですか。
俺なんかは普通に大和は優しいな、と思ったんですが、この時大和が「じゃあどうしろって言うんだよ!」と声を
荒げるものの、結局奈々は「〜すれば良かった」とは言わなかったじゃないですか。
ある意味人それぞれの性格で行動は変わるので当然なんですが、これだけ大和に自分の考えがさも当然であるかの様に
言っておいて、大和に「どうすれば?」と尋ねられても答えないのは卑怯ですよね、普通なら「私が言っても意味無い」
になりますけど、奈々は自分の言いたい事だけは言い切ってるので、そう考えるとセコイなと。
文句ばかり書いてもアレなので止めにしますけど、個人的には奈々はかなり嫌いな感じでした、奈々を好きな方には
非常に申し訳ないんですが、久々に性格的に無理やなと、悪い意味で女らしい性格してるなと感じました。
えー、逆に面白かった事、「あれ…大和君、それ私と同じ曲」「え、ヤベ、マジか」吹いた、別にヤバくはないやろう。



涼風   第18話 「贈物」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

「誕生日に貰って嬉しい物」を綾乃達に聞いていた大和ですが、とりあえず俺なら是が非でも金と即答します。
今回はアレですよね、大和は良くも悪くもタイミングが悪く、萌果も涼風も平等に扱いすぎたのが難点ですよね。
個人的には、別に大和はソコまで悪い事をしたとは思わないんですけども、萌果の立場で考えると可哀想やなと。
むしろ大和と涼風の仲の良さが今回は特に描写されてるなという印象を受けました。
買い物に付き合ってほしいと言う大和に最初は「はぁ!?」と言ったのに「別にいいよ」と買い物に付き合う事を
承諾する涼風、萌果を好きな人からすればココの涼風は許せない態度だと思うんですが、正直二人の会話を見てると、
恋愛感情抜きで考えれば、やっぱり大和と涼風は非常に相性がイイですよね。
涼風の気持ちがココでは描かれてなかったので描写のみで判断するしかありませんけど、普通に本を読みながら
買い物に付き合う旨喋っていたので、ホントに、普通に、友達の彼女のプレゼント探しに付き合う、という感じでしたし。
大和も服部や綾乃達に質問してたものの、涼風にだけは付き合ってほしいと言う辺り、萌果への配慮がどうとかではなく、
やはりこの二人は普通に友達として仲イイなーと、大和からすれば涼風は信頼出来る人物、と思ってるでしょうし。
当日も、選んだネックレスで本当に良かったのか涼風に尋ねたり、涼風も「自信持ちなさいよ、可愛いと思ったんでしょ」
と笑顔で励ましたりと、しつこくも萌果を好きな人からすれば許せないんでしょうが、ほんま自然体レベルで仲イイなと。
一方の萌果、まず優花の言葉によって大和が自分の誕生日を知ってて何かプレゼントしてくれる事を知る展開、
その事に喜び「あたしも何かお返ししなくっちゃ…」と考えるのが偉いですよね、偉いというか、流石萌果という感じ。
そして誕生日当日、大和にプレゼントを貰い驚くものの、事前に優花に聞いていたので知っていたという事を告白、
「やっぱり嘘吐きたくなかったの、どんな事でも」と、それでも貰えた事実に喜びながら笑顔でそう言う萌果。
その言葉を受け、二日前に服部と遊ぶ約束をしてたと言ったものの実は涼風と買いに行ったという事を言おうとする大和、
コレ偉いですよね、直前に涼風の「余計な事は〜」というセリフを思い返してたのにちゃんと言おうとする、ほんま偉いなと。
で、涼風と買いに行って疲れたという事を楽しそうに語る大和を見てプレゼントを返す萌果。
「あたしと居る時は…一度だってあんな…」と、涼風と楽しそうに笑ってる大和の顔を思い出し辛そうな表情をしてましたが、
この場合どうなんでしょうね、確かに今現在付き合ってる萌果からすれば「自分より涼風と一緒に居る方が楽しいのか?」
という気持ちが芽生えるのは当然なんですが、大和と涼風の関係は…言わば友人というより息が合ってるという意味では
服部同様親友じゃないですか、つまりそれだけ普通に萌果との会話で話題として自然に出してしまうぐらい仲のイイ相手。
個人的には、はっきり言えば恋人より親友と居る方が、申し訳無いんですが楽しいとか面白いという意味では間違いなく
親友の方が上なので、「楽しそう」だとか「笑う」となると、やっぱり萌果より涼風になるんじゃないかなーと。
「幸せ」という気持ちになるのが付き合ってる萌果であって楽しいとか気が楽なのは色んな意味で涼風。
まぁコレも人それぞれですし、萌果にしてみればそんな感情面は無視で涼風への嫉妬優先になるのは当然なんですが。
萌果はある意味運が悪いですよね、実際涼風が大和に恋愛感情一切抱いてないとしても、それでもやっぱり涼風だけは
大和の隣に居てほしくないでしょうし、けど大和にとっては普通に喋れる相手なのでやっぱり声をかけると。
予告を見る限り次回で別れるようですけどコレは…まぁ、やっぱり萌果は運が悪かったなと、運が悪いとかいう言葉で
片付けるのもアレなんですが、ひたすら運が悪いなという印象を受けました、ある種「今」大和と再会したのが不運。
ところで涼風、プレゼントを付き返された事を知って微妙な表情してましたが、某ライト並に黒い顔で喜んだら神認定。



涼風   第19話 「別離」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

何と言うか、相変わらず萌果への批判感想が主体の長文になるので、批判文章イヤな人は今回の感想全てスルーで。
冒頭、涼風に連れ回されたという話をしたら萌果にプレゼントを付き返された、という話を服部にする大和。
服部は「我慢してたに決まってるじゃねーか」と言ってましたけど…まぁ…まぁ、やっぱり俺の場合涼風が好きなので、
どうしても涼風寄りの意見になるかもしれませんが、萌果が「大和が涼風と買い物に行った」という事で「やきもち」を焼く
気持ちは分かりますが「怒る」とかの感情を抱くのは身勝手ですよね。
萌果個人で怒って、その怒りを顔に出したり大和にぶつけないのであれば問題無いものの、少なくとも言葉上涼風は、
「好きじゃないわよ、大和君なんて!」と萌果に言ってますし、大和も萌果が好きだと言ってるので、本当に大和の事が
好きで信じてるなら「怒る」のは萌果の我侭ですよね、つまり大和の事を信用してない、という結果になりますし。
実際萌果が怒ったのは「涼風と出かけた事を楽しそうに話す大和」に対してなので、そういう意味では怒るのは当然かも
しれませんが、けど、そうなるとやっぱり「大和が涼風と喋るのすらダメなのか?」という萌果の独占欲が絡んでくるので、
やっぱり怒るのはおかしいんじゃないかなと、しつこくも気持ちだけは分かるものの、なら結局どうしたいのか、という。
そして部活前に謝ろうとしてる大和に対して「ごめんなさい。今は秋月君と…話したくないの…」と萌果。
夜、廊下で涼風に「せめて謝るぐらいしたかったんだけどな、それもだめだった」と自嘲的に笑う大和に対して涼風は、
「ごめんね…」と一言「は?なんで朝比奈が謝るわけ?」「だって…私が一緒に買い物行ったりしなかったら、こんな喧嘩に
ならなかったのに…」「なに言ってんだよ、無理言って誘ったのは俺じゃん。別に朝比奈は悪くねーって」と大和は笑顔。
「安信にも言われたんだ。彼女に気ぃ使わない俺が悪いって。だから、そんな気にすんなって」ある意味、萌果に気を
使ってるからこそ涼風と買い物に行った事も話したんですよね、やましい事が無く嘘も吐きたくないので普通に喋ったと。
そんな大和に涼風は「だから…電話でもいいから、もう一回話してみたら?諦めないで」と応援、やっぱり仲イイですよね。
で、萌果宅へと赴き「これ…やっぱり、どうしても受け取ってほしいんだ」とプレゼントを差し出す大和。
当然ですが、この行動は萌果の事が好きだから渡しに来てるわけじゃないですか、にも関わらず萌果はムっとした表情で、
「要らないって言ったじゃない。用事…それだけならもう帰って」と強い口調で言い背を向ける。
この時点で個人的にはかなり我慢ならないものがあったんですが、「どうして朝比奈さんなの!?本当は、ただ二人で
出掛けたかっただけじゃないの!?」とか、いくらなんでもコレは言いすぎですよね、完全なやっかみじゃないですか。
「今も朝比奈さんの事好きなんでしょ!あたしなんかより!」という言葉に大和は「いい加減にしろよ!しつけーな!
朝比奈の事ばっか気にしすぎなんだよ!」と激昂、ただ実際コレはそうですよね。
例えば大和と涼風が仮に、服部が元カノと言ったように実際付き合っていたとしても、萌果の性格上、例えば大和が
シャーペン落として、たまたま涼風がソレを拾って大和に渡すだけ、こういう場面を見ても萌果は何かしら勘ぐるでしょうし。
で最後は「もういい!」と言って駆け出す萌果、最初から大和の話を聞こうとしてない。
階段下で「秋月君の心には、いつも必ず朝比奈さんが居るの!」という言葉を思い出し「確かに…俺の行動はそういう風に
見えたのかもしれない…」と独白、自分の行動を思い出し「それがどれだけ…萌果ちゃんを傷つけてたかも考えないで…」
けどコレ仕方無いですよね、実際萌果にしてみれば仕方無いでは済まされないでしょうけど、この時の大和の独白で、
今でも涼風が好き、涼風に気持ちが残ってる、というモノが一切無かったので、萌果の言う「いつも朝比奈さんとばかり」
を解消するには、彼女か親友か、の二択に極めて近いわけじゃないですか、むしろ萌果の方が無理言ってるやろうと。
「あたし達…このまま付き合ってても、きっと同じ喧嘩を繰り返すだろうね」はっきり言えば大和が親友の涼風を捨てるか、
萌風が大和の事を信用すれば解決する問題なんですが、さも自分は悪くなく涼風と行動する大和が悪いと言いたげ。
「もう…別れた方がいいのかな…?」で個人的には終わりでした、この言い方が非常に気に入らんなと。
「別れた方がいいね…」ならまだしも「いいのかな…?」という事は当然ながら「出来れば別れたくない」という事。
直前に、あれだけ大和へ暴言吐いたくせに自分から別れたいと言い出さない辺り、また付き合う直前の、周りの事は全く
無視で自分勝手にも程がある萌果に戻ったなという感じでした、文句は言うくせに自分からは終わらせようとしない。
で、「バカ!じゃあ最初から、付き合うなんて言わないで、バカ!」お前マジでいい加減にしとけよと。
「可愛いって思ったんだよ…あの時は。本当に可愛いって思ったんだよ!」と大和が言うと「なにそれ…すっごくいい加減」
ちょっとお前黙れと、じゃあ「好き」とか「付き合う理由」ってなんやねんと、素で、本気で真面目に答えてみろと。
大和は顔ではなく、既に感覚レベルで萌果の事を可愛いと思ってたわけじゃないですか、萌果はそんな事知りませんが。
結婚とかも相手の事を「幸せにしたい」と思うから結婚するわけじゃないですか、もぅほんま純粋に、酷い言い方をすれば
男女間の出来事なんて九割直感、なのに萌果は「なにそれ」と発言、ならお前は何故大和と付き合おうと思ったのか。
極め付けが「ねぇ…プレゼント、やっぱり貰ってもいい?」という言葉。
大和もほんまな、某レイズナーでデビッドが、エイジの前でパンとかわざと地面にこぼしたアレをやったれ思った。
挙句、プレゼント貰ったうえに大和へいきなり接吻、ベロ噛んだれ大和。
最後は涼風、大和の「…フったんだよ」という言葉に始まり「別れて良かった」とかは流石に言いすぎですけど、
ココの涼風はちょっと展開が強引ですよね、大和の方も確かに、この日の朝は涼風の事を慮っての言葉を発してるのに、
確かにココも涼風に気を使わせまいとしての言葉なんでしょうけど、萌果が悪いと取れる言い方じゃないですか。
まぁ別れた直後で気分が沈んでて、優花達に絡まれて疲れたところに、涼風まで別れた事に関する話をしに来た、
それが原因で多少荒れた言葉になったんだと無理に解釈する事は出来ますけど、涼風は大和の暴言を聞いて素で
キれてたじゃないですか、そら怒るとは思いますけど、仮にも別れた直後で気持ちが沈んでる、部屋には酒の缶が散乱、
「私の…せい…?私のせいよね…私が一緒に買い物なんて行ったから…」と沈んだ顔で涼風が言った直後に、それまで
何も言わなかった大和がいきなり「…フったんだよ」と喋り始めた事、挙句「もう別れたんだから放っといてくれ!」という
大和の怒声を廊下で偶然聞いたにも関わらず「大和は無理にこう言ってるんだな」と考えもせず…しつこくも
萌果を罵倒するレベルでの暴言だったのでキれるのは分かりますが、いきなりキれるのは展開を優先させすぎやなーと。
「ちょっと…本気で言ってんの…そんな事?」という言葉を否定しなかった大和も悪いですが、ちょっと無理がある印象。
それはそうと、「やっぱ最初から合わなかったんだよ、俺ら」という大和の言葉、冷静に考えるまでもなく、
コレは多分マジでそうですよね、仮に萌果の為に涼風との接触を一切断ったとしても、ソレはつまり奈々が言っていた、
「萌果の顔色を窺って」になるわけじゃないですか、結局「萌果の為の行動」は全てそういう結果になる。
で、対して涼風に関する大和の態度は萌果への配慮とかそういうのとは無縁の、普通の態度で接してた、すると今度は
ソレが気に入らないと萌果は感じる、顔色は奈々が言った事で萌果とは関係無いですけど、最終的に、やっぱり大和が
どうしようと萌果は何かしら気に入らないと感じるでしょうから、涼風が存在してる以上は合うはずが無いんですよね。
ところで奈々、大和が涼風と出掛けた事を萌果に聞かされるも大和の弁護をするセリフ、ちょっと好感度上がりました。
今回はそんな感じでした、萌果を好きな方には申し訳ないんですが、もぅマジで萌果は無理でした。
良し悪しは別に大和も涼風もお互いの事や、大和なら涼風、涼風なら大和、色々考えて行動してたのに、萌果は完璧
自分の事しか考えてなかったわけなので、大和の発言同様やっぱり最初から合わなかったなと、今後の行動には期待。



涼風   第20話 「応援」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

自分でキャプっておいてアレなんですが、今回妙に似たようなカット多かったですね、バストアップの作画は比較的
綺麗に描かれていたので問題無いですし、むしろこれらのカット好きなので個人的には全然OKなんですけども。
冒頭、「桜井先輩…来なかったね…」「そうね、毎日迎えに来てたのにね…」と二人が会話してましたけど、
周囲の誰かが別れると、こういう理由で周りが変に気を使ってしまいますよね、別れた事に対して気を使うよりも、
毎朝の送り迎えなんかが一番気を使うなーと、大和は露骨に意気消沈した顔で階段降りてきますし。
良くも悪くも全く気にせずに普通に接するのが一番なんですが、まぁ大抵そういうわけにはいきませんよね。
その反面、「そっか…別れたのか…」と普通にいつもの調子で喋る服部、大和が自らの行動を省みて、
「結局、俺って自分の事しか考えてなかったんだな…最低だよな…」と沈んでると、先程までは普段通りだったのに、
「ま、まぁ、そんなに自分を責めるなよ、桜井だって今頃後悔してるかもしれねーしさ」と励ましたり、服部がエエヤツすぎ。
服部は性格的な面もありますけど、大和と萌果が別れても自然体のままの対応をしてるのが良いですよね。
ただむしろ注目すべきは、大和が自分から服部に別れた事を話したであろう、という点でしょうか。
陸上部の方は萌果が来なかった事で周囲に尋ねられ別れた事実を報告、だったので、恐らく服部には自分から話してる、
何気無い事なんですけど、二人の仲の良さと信頼関係が確認出来る事なので、地味に好感触な展開やったなと。
一方の萌果、萌果自体はようやく現状を多少なりとも理解し、吹っ切れたからか大和がリレーのメンバーに選ばれた際、
「良かったね秋月君、頑張って」と笑顔で応援した辺りは良い感じだったんですが、むしろ今回は奈々。
普通の格好で萌果と会っていたのが、そういう服持ってるなら、初登場時に派手な格好で来るなとは思いましたが、
大和の心には常に涼風が居るから別れた、という会話の流れの際、「本当にそうなのかな…大和君、一回でも言ってた?
涼風ちゃんの事がまだ好きだって?」と萌果に確認を取っていたのが良い感じでした、萌果の友達…らしくというべきか、
にも関わらずというべきかは分かりませんが、きちんと第三者の視点で萌果に大和の事を聞く辺り良いなと。
で、大和との事を思い出し、マジで涼風の事を殆ど考えず話してた大和、「…そうかもしれないね…別れたのはきっと、
あたしのせいだね」とようやく事実に思い当たり沈む萌果、正直まだ分かってないような印象は受けるものの、
個人的には結構良い展開だったのではないかと思います、むしろ奈々が大和を責めず萌果にも非があったのではないか、
と発言する辺りが特に良かったです、大和と服部の仲の良さ同様、奈々も萌果の事を考えてるからこそ、というか。
そして遂に美紀ですよ、大和の事をさり気なく励ましたり、時に素で大和が好きっぽい表情を覗かせたり (*´Д`)
萌果と別れた理由を涼風に聞き「めんどくさくなったからフったというのは本当か?」という事を大和に確認、
「そうだよ…文句あんのか…」と大和が言うと「…嘘ね」と即座に判断、この辺りは美紀が凄いというよりも、
「めんどくさくなったから萌果をフった」とか常識で考えればありえないですよね、物語当初の頃の大和なら、確かにどうも
その場その場の気分で行動しすぎてるきらいがあったので何とも言えませんが、これだけ成長して、涼風に色々気を使い、
萌果にも当然気を使う、陸上も真面目にやってて、この状況で「面倒だからフる」は流石に無い。
ソレを信じ込む涼風に問題があると言えばそれまでなんですが、よくよく考えれば、大和はよくこんな嘘言えたなと。
その後、大和と地下のお好み焼き?の店へ行く美紀、店名は「なんじゃもんじゃ」なんでやねん。
ココでの美紀は普通に明るく弾けてたので可愛かったんですが、大和は「ナメんな、プロだぜ俺は」吹いた、渋すぎ。
ラストは大和を励まし、陸上を続けるよう…この場合は応援ですよね、応援、今回の美紀はひたすら良い感じでした。
前回までは性格とポジションの関係上、美紀は大和にとって友達、という位置が一番イイと思ってたんですが、コレは、
ちょっと今回の見てたらマジで付き合ってほしくなってきました、良すぎる、微妙に控え目なのも熱い。
また細川さんの声がハスキーなのがイイ、てか夜道の美紀とか何気に全女性キャラの中で一番女らしく見えた。
後は…今回大和も良い感じでした、涼風を追っかけて陸上部へ入部、その涼風に嫌われるような事をしてまで陸上を
やってる自分の事を「本気でやってる皆に悪い気がして…だからもう…俺…」と悩んでたのが、ほんま唯一本作の中で
成長し続けるキャラやなと、ただ考え方自体は偉いんですけど、逆にココまで真面目になってくるとヤバイですよね。
ナニをするにも「真面目にやってない俺がこんな事するのは〜」という考えになってしまいますし。
そういう意味でも、ココで美紀に励まされて陸上を続ける気になったのは良かったんですが、この二人も相性良すぎ。
次回はどうなんでしょうね、予告のセリフだけ聞いてると美紀は、大和が涼風と仲直りしたか気になって電話した、
というよりも、単純に今回の事で余計大和が好きになってしまった、という風に取れたので、個人的にはソッチ方面で期待。



涼風   第21話 「後悔」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

二話連続で美紀が良い感じでした、にも関わらずラストで涼風が見せたツンデレが強烈すぎでした、流石涼風。
美紀は相変わらずイイ人全開ですよね、大和がバトンの受け渡しに失敗してるのを見て、大和のセリフから察するに
大和を待ってた、「もし良かったら、今から練習付き合おっか?陸上頑張れって言ったのあたしだし」ココまでの過程を
考えると、微妙に赤面してるので何とも言えませんが、単純に大和と絡みたいから言ってるのだとしても、
「純粋に手伝いたい」という気持ちより若干勝ってる程度の印象なのが、美紀が言うとあざといと感じませんよね。
仮にこのセリフを言ったのが涼風や萌果なら「大和と二人で居たい > 練習を手伝う」に聞こえてしまうのに。
その後普通にバトンの受け渡し練習を行い、落ち込む大和を見て自分が涼風に事情を話そうかとの提案、
最後も涼風と仲直り出来たか確認の電話を入れてきて、大和の返事を聞いてすぐに「じゃあ、明日ね」と電話終了、
終了後不安げな顔で「ほんとに大丈夫なのかな…」と、友達として大和の事を心配してる描写だったのが良かったです。
個人的には、もう少し大和を好きな部分も見せても良かったんじゃないかなーとは思いますが、その辺りは服部の、
「おーおー、別れて落ち込んでる大和の相談聞くフリして気ぃ引く作戦か!」と茶化す言葉を受けて、「な、なにバカな事
言ってんのよ!」と頬を染めながらマジギレする美紀が見れた事で満足しておきます。
涼風に関しては、まぁ良くも悪くも相変わらずという感じでしょうか、萌果と別れた理由を、よりによって酷い嘘で
別れたと言った大和が悪いのは確かなんですが、大和が謝り、涼風が原因で別れた、という事で悩んでたと聞いても、
まぁ当たり前なんですがキれたりと、ホント、良し悪しは抜きに相変わらずな感じでした、「意味わかんない…」の一言を
残して去って行くのは流石に悪い意味で涼風らしかったですけども。
コインランドリー内でも、最初は素っ気無い態度を取っていたのに、大和が出て行こうとした辺りからツンデレ全開で
接してきたり、部屋が隣同士なのに電話で「別に…別にもう怒ってないから、ちゃんとリレー頑張りなさいよ!」と
キれて電話を切り最後は笑顔で終了したりと、階段下の身勝手な描写と違い、こちらは良い意味で涼風らしかったです。
というか電話で会話、というのがまたイイですよね、個人的な経験とイメージですけども、小中学生は普通に会って会話、
大学生や社会人だと電話だと失礼だと思いやはり会う、高校生だと気恥ずかしさも手伝って会えず電話で、というのが
一般的な状況じゃないですか、その高校生特有の、夜の電話越しの会話を見れたのがもぅたまらんというか、凄かった。
涼風に関しては次回以降の大和との絡みに期待なんですが、その大和も今回は良い感じでした。
美紀から涼風に事情を説明しようかという事になり「まぁ…そうしてもらえるなら助かるけど…」と一度は言ったものの、
「いや、ちょっと待て!」と否定して「俺が言う」となったのが偉いなーと、最近の大和なら自分で謝罪する流れになるのは
至極当然なんですが、自分の嘘を「あれは嘘だった」と言うのは、大和自身も言ったように色んな意味で難しいので、
ソレを踏まえた上で、自ら謝罪しようとしてるのが偉いなと、階段下での謝罪後、部屋に戻り後悔するのも大和らしい。
後は本編とは関係無いものの大和役の中村さん、今回もまた上手くなられたなと思いました。
回を追う毎に上手くなられてますし、以前も「上手くなった」と書いたので何度も書くような事ではないんですが、
失礼を承知で言えば最初は酷いレベルだったので、大和同様中村さんも凄い勢いで成長されてるな、と思いました。



涼風   第22話 「覚悟」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

陸上で一番になる事を決意したからか、今回の大和はひたすら張り詰めた表情してたので良い感じでした。
いやほんま今回の大和は良かったです、今までと違って「有馬に勝つ」という気持ちで走ってましたし、最終的には
有馬に負けたものの涼風にスタートやフォームが悪くなかったか聞いたりと、一気にマジなキャラになったなと。
けどアレは酷いですよね、予選を自己ベストの10秒81で走り終え、嬉しそうに報告に戻った大和に皆は淡白な反応、
涼風曰く「11秒後半に抑えてれば決勝にはいける」との事ですけども、こういうのなんかイヤですよね。
実際どうとか体力を温存する必要があるとかじゃなくて、早い話が手を抜いて走れ、って事じゃないですか、
しつこくも実際どうとかではなく、決勝ではないからといって「決勝にいけるタイムで流す」とか、お前らスポーツマンなら
常に全力で戦えと、そうじゃなくてもせめて大和が自己ベスト出してんからソレに関しては褒めてやれと。
宮元先輩だけは「ま、まぁいいじゃないか、早かったぞ、秋月」と笑顔で褒めていましたけど、コレは真面目な話、
「こういう仕組みだから軽く流しても決勝には行ける」と教えてやるのはいいものの、褒めるのは褒めるべきですよね。
頑張って結果を出したのに、ソレは一切褒めてもらえず文句言われるだけだとやる気は間違いなく無くなりますし。
ただ、そう考えると有馬はやっぱり全国一位の記録を持ってるだけはあるというか、大和が走ってるのを真面目な表情で
真剣に見て、10秒81という記録を知ると「ふぅん…とりあえず津田よりは早いって事か…」と不敵に…というより、
どちらかと言えば嬉しそうな顔で、全力で走った大和に対して賞賛の感想を抱いたわけなのでやっぱり偉いですよね。
実際走ってる時は後半手を抜いたみたいですが、考え方の時点でスポーツマンやなと、少なくとも褒めるトコは褒めてる。
陸上面だけでなく、大和は前半で「けど、一回振られんてんだよな…流石にまた振られんのはしんどー」という独白。
シンドイというよりも、告白する側の精神的な気持ちでキツイですよね、特に涼風の場合理不尽な態度で逆ギれされる
可能性が高いですし、「またコイツ告白してきた」と思われるかもしれない、そういう可能性も考え始めると余計キツイなと。
今回は大和が非常に良い感じで楽しませて頂いたんですが、涼風がちょっと酷いですよね。
大和が準決勝で10秒68、有馬がインターハイで出した記録を抜いて年間第一位を記録したというのに、当の涼風は
会場の外で大和の準決勝があると分かっていながらボーっとしてる、結果的にタイムは、有馬が同じ準決勝で10秒50を
記録して一位になったとはいえ大和の頑張りを相変わらず褒めようとしなかったりと、流石に酷すぎるなと。
展開や設定上仕方無いとはいえ、大和が陸上部に入部した時は「真面目にやれ」と言っておきながら、今回真面目に
やって陸上へ真剣に取り組んでる姿を見ると「なによ…急に真面目になって…」と独白、どないせいと。



涼風   第23話 「激励」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

正直作画の酷さには定評のある本作で9枚キャプる日が来るとは夢にも思ってなかったわけですが。
今回は何と言うか、悪い意味で涼風の八つ当たりっぷりが目立ったなという感じでした、あと無意味にデカい涼風の胸。
第三者の視点で冷静に見ても大和はマジで陸上に対して頑張ってるのに「俺は…どうしても一番になりたいんだ…」
そう言う大和を思い出し「もぅ…何なのよ…あいつ…」と部屋で一人キれたり、フォームを変えた事で記録が良くなり、
「今宮本先輩に聞いたんだけど、俺の走り、良くなってるって!」と嬉しそうに報告する大和に対して「ふーん。
いくら練習で良くたって、本番じゃダメって事、よくあるけど。今が調子イイからって、あんまり浮かれない方がいいわよ」
確かに練習量の有無や練習時の結果に関わらず記録が出ないという事はありますが、せめて少しは褒めてやれと。
挙句「あ、朝比奈、お前も自主トレか?頑張れよ」と、マジで何気無く普通に自主トレしようとしてる涼風に激励の言葉を
かける大和に「はぁ?人の事励ましてる余裕なんてあるわけ?今の大和君に」と何故か逆ギれしてきたり、自主トレを
頑張る大和に「ねぇ!いつまでやってんの?とっとと帰ったら?そんなに何回も走ったって逆効果に決まってるでしょ?
ばっかじゃない」と流石に酷いを通り越してただの罵倒、「お、俺だって考えて走ってるよ!」と反論する大和に対して、
「ほんとかしら?大和君っていっつも口ばっかなんだもん、全然信じらんない」と涼風、流石にこの言葉でキれる大和、
「いい加減にしろさっきから!俺のナニが気に入らねーんだよ!!」視聴者としては「よくキれた大和」という感じでは
あるものの、まだ優しいですよね、そらこれだけ理不尽な文句を言われたらキれますよね、相手が男なら最悪殴りかかる。
激昂の極みに達したのか「…もういい、帰るよ」と言う大和に「ま、待ちなさいよ…ちょっと!」帰れ言うたり待て言うたり。
背を向ける大和の服を掴み「ごめん…私…そんなつもりで言ったんじゃないから…だから…そんなに怒んないでよ…」
ならどういうつもりで言ったのか聞きたいところですが、しつこくもこの場面でこのセリフ、男やったら殴られ(ry
正直今回の涼風は特に理不尽なキれ方をしていたなという印象を受けました、大和を褒めずけなすだけという。
その反面他キャラは基本的に良い感じで、「後半失速してる気がする」という大和の言葉を覚えててどうすればいいかを
考えグラフにし、新しい走り方のもグラフに纏めてくれる宮本先輩、相変わらず部活終了後の自主トレに付き合う美紀。
しかも美紀は「でも、バトンパスは上手くいったよね、秋月」「あぁ、まぁな」「もしかして、私のおかげだったりして」
この時の横を向いて若干赤面した顔が鬼可愛かったりと、回を追う毎にとんでもない可愛さを身につけてました。
ところで大和が美紀に言った、日本一になって再び涼風に告白する事に関しての、「俺の中で納得出来ないっていうか、
そうしないと朝比奈と対等じゃない気がして…」というセリフ、コレは如何にも男という感じですよね。
男らしいとかそういう意味ではなく、精神的な意味で「男」とでも言うか。
まぁ意外に女はこういう事気にしてなかったりするので、特に涼風みたいなタイプが相手だと大和の頑張りも一切気付いて
もらえない可能性が高いというのも事実ですが、逆に美紀みたいな性格だとすぐ気付くので、そう考えると大和の事を
少なからず想っていて放課後の自主トレにも付き合ってる美紀が余計可哀想かなー、という気はしますけども。
えー、後は萌果、久々に「お」と思ったのがツッコミ関係でアレなんですが、「あの二人の間に、私が入り込む隙間なんて…
もぅ無いのかな…」と奈々に愚痴をこぼしてましたが、コレは何と言うか「自分に自信が付いたらまた大和に告白」なので、
確かに大和が振り向いてくれないと恋愛上においては意味が無いかもしれませんけど、既にこういう考え方をする時点で
萌果は涼風に負けてますよね、萌果の性格上仕方無いとは思いますが、自分で決めた考えを、その考えとは別の観点で
既に諦めに入ってるというか、悪く言えば常に消極的な考えを持ってしまってるというか。
「自分を見てくれない人なんて…忘れちゃいな」と言う奈々、むしろこの言葉に反論しなかった時点で「んー…」という感じ。
次回が楽しみなんですが、予告のセリフで「今よりもっと早くなるから…」とか有馬が金メダルぶら下げてるのは勘弁。



涼風   第24話 「失踪」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

作画綺麗やったー、前回も綺麗で嬉しい限りだったんですが、もはや残すところ二話、前回だと残り三話の状況とはいえ、
最初はあれだけ作画が酷かった本作がココまで綺麗な作画になってもらえると、なんかもぅ余計感動するというか。
内容の感想は後述するとして、今回はまず良い意味でサブタイにハメられたな、という感じでした。
前回の予告からして大和が有馬に負けるのは確定でしたし、予告時のセリフが涼風への告白だったので、普通に、
そのまんま有馬に惨敗→けど涼風に告白する→フられる→サブタイ通り失踪、とかの展開になるのかなーと。
まぁ、どちらにせよ大和がソレで失踪したら問題ですし、いくらなんでも涼風が失踪したのは、ソレはソレで問題ですが。
で、有馬に勝って日本一になる為に練習してきたのに、実際は有馬のみならず他の選手にまで抜かれてしまう大和、
そんな大和を見て唯一服部だけが怒声レベルの声援を飛ばしたのが良い感じでしたが、とりあえず結果がベベに涙。
負けて落ち込む大和に対するそれぞれの励まし方も良い感じでした、冷静に「ま、こういう事もあるさ」と事実を受け止める
衣笠先輩はらしい感じでしたし、二週間で走り方を変える事に同意した宮元先輩は自分のせいだと謝罪、
服部は「まぁ、気にすんなって!まだ三回目の大会じゃん!」と笑顔で、まるでいつもの調子で自然に激励、美紀は、
「有力選手が予選落ちなんてよくある事よ、少々タイム悪くたって大丈夫よ!」と励ましたり、エエヤツすぎて…(´Д⊂
涼風はその時励まさず、夕食後、食事に来なかった大和の部屋に赴きゆで卵を作りながら中学三年間、県大会を一度も
突破出来なかった過去の失敗談を語って何気無く大和を励ますという、これまた如何にも涼風らしい励まし方で良好。
そこでようやく「そういえば…今までだって俺に何かあると…」と気付く大和、勢いが付いた事もあってか、自身が決めた
優勝を逃したのに涼風へ二度目の告白をする大和、やたら赤面する涼風、正直いくらなんでも動揺しすぎですが。
が、大和の告白が和輝と被ってしまい「やめてよ!だから…もぅ…やめてよ…」と叫び出て行く涼風。
この辺りは…確かに涼風も可哀想なんですけど、状況だけで考えれば大和の方が可哀想ですよね。
当然、大和は何故告白の最中に否定されたか分からないわけなので、理由はどうあれ「やめて」とまで言われる程自分は
涼風にとって好かれてないと思ってしまいますし、そら部屋で寝転びながら「はぁ…また…フラれた…」と号泣するわなと。
ただそんな絶望の最中にありながらも、涼風が部屋に居ないと言う美穂に「きっと、買い物行って立ち読みでもしてんだよ、
そんなに気にすんなって」と明るく言える辺りが成長したな、という感じですよね、以前なら軽く流したでしょうに。
単純に成長というだけで言えば、有馬に負けた事で宮本先輩が夏に向けてじっくり練習していこう、と提案した時に、
「俺だけなら…それでもいいんですけど」と言い、リレーまで自分のせいで上手くいかなかったら、と考える辺りが、
有馬に負けて落ち込んでる直後だというのに偉いですよね、他の事に気を回せるようになった、というのが成長したなーと。
宮本先輩にまず「すいません…」と謝ったのも好感触、厳密には別に謝る必要は無いわけですけど、走り方を変える事に
賛同してくれたのに結果が出せなかった、という事に関しての謝罪でしょうから、ほんま大和は毎回成長してるなと。
逆に笑えたのは「全く…なに考えてたんだアイツ!俺が告白したぐらいで居なくなってんじゃねーよ!」が妙に笑えました。
別に笑うトコじゃないんですが、涼風が居なくなったというマジなタイミングでこんな事言える大和は別の意味で凄いなと。
次回は久々に涼風と萌果が絡むみたいなので楽しみです、美紀も涼風と絡んでくれれば尚嬉しいかなーと。



涼風   第25話 「喪失」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

今回の涼風は良い面も悪い面も光ってて良い感じでした、久々に絡んでくれた萌果が相変わらずなのもある意味熱い。
和輝の事をねーちゃんに「ガキっぽいもんね彼、別に大してイイ男ってわけでもないし」と言われるとマジになって、
「で、でも、走ってる時はちょっとカッコイイよ」と反論したり、宮本先輩に電話で和輝の訃報を聞いた時も、
葬式の時でさえ涙が出なかったのに、部室の机に書かれてある落書きの和輝と涼風の名前のトコに相合傘を付け足し、
「先輩………私ね…返事…決めてたんだよ…」と言い涙を流す涼風…(´Д⊂
幸せだった頃の涼風が一気に描かれて涙無しには語れない内容で御座いました、また泣く箇所がイイ。
萌果との絡みに関しては何と言うかまぁ、特に萌果が悪い意味で相変わらずだなと思いました、別れた時のままと。
大和の事は友達だと言う涼風に「いい加減にしてよ…それがどれだけ周りの人に迷惑かけてるか、分からないの!?」
とかまた、正直萌果にだけは言われたくないセリフを平然と吐いたりする辺りが変わってないなーと。
「朝比奈さんが好きかどうかはっきりしてくれないから…凄く迷惑してるの!」ですが、コレは普通におかしいですよね、
実際はどうあれ涼風は強い口調で大和の事は友達と言い、既に大和からの告白も一度断り、大和自身も涼風に拘ってると
萌果に言った事は無い、だから「涼風の気持ちがはっきりしないから」というのは常識で考えて筋違いやろう、と。
そんな中涼風は「貴女には分かんないでしょ!………好きな人が…死んじゃう気持ちなんか…」と涙を流しながら発言。
対する萌果は「貴女にも分からないでしょ!好きな人を取られる気持ちなんて!」だから誰も取ってないと何回言えば(ry
いやほんま、大和が萌果と別れたのは、少なくとも別れた時点で涼風の事は全く関係無しに付き合ってましたし、
大和自身も涼風に拘りすぎる萌果に怒っていた側面もあるので…まぁ、萌果はホント悪い意味で変わりませんよね。
奈々と会話してる時は成長してる素振りが見えるものの、結局別れた原因が未だに「涼風のせい」と思ってる辺りが。
ただ、泣きながら「いつだって秋月君と付き合えるのに、なにがそんなに嫌なのよ!」と涼風を非難したセリフ、
セリフだけを聞いてるとただの我侭な戯言ですが、個人的には取り繕った言い回しより、ようやく萌果が涼風相手に
本心を言ったので、このセリフだけは良かったなと思いました、萌果の涼風に対する気持ちは大和と付き合う以前も以後も
単なる嫉妬ではあるものの、その嫉妬を言葉に出したのが、少なくとも萌果の性格を考えると成長出来てるな、と。
最後に、涼風へ大和のトコへ行くよう促したり、大和に涼風の居場所を教えた辺りは良好ですけど…コレは当然ですか。
その後遭遇する大和と涼風、「分かんないなら放っといてよ!」と言う涼風に「俺は!」と言い無理矢理接吻、その直後、
車のライトに照らされ和輝の事を思い出したのか大和にビンタする涼風、大量ビンタで「さいってい!」まぁ、そうなるわな。
ラストは茫然自失の表情で「終わった…完璧に終わった…」の大和で幕、ちょっと笑いの要素が微妙にある終わり方で
イイ締めにも程がありましたが、流石に大和は急ぎすぎというか、いくらなんでもやりすぎですよね。
そんな漫画…は漫画なんですけど、実際いきなり泣き叫ぶ女に接吻かましてビンタで済む方が稀有ですし。
この展開でどういう最終回を迎えるのかが非常に気になるんですが、とりあえず大和と涼風の問題より、萌果にまともな
出番が用意されてるかの方が心配でなりません、正直アニメだけ見てたら終始、キツイ言い方をすれば自己中なだけで。
ところで宮本先輩、和輝の訃報を涼風に知らせた際「なんでコースでもないとこ…必死で走ってんだよ…」と発言、
人が死んでるのにこんな事書くと不謹慎ではあるものの、表現が凄い良かったです、自然と出る言葉じゃない。
陸上をやってる人間で、普通にそういう単語が出るからか…陳腐な表現でアレですけどもホント、凄い良い感じでした。



涼風   第26話 「涼風」
(C)瀬尾公治・講談社/マーベラスエンターテイメント

最終回、ココ最近の展開が非常に盛り上がっていたり作画も綺麗だった事を考えると、展開は無難なものの大和が
前回までと違いやや身勝手な言動を取っていたり、作画が以前同様微妙なレベルに落ちてしまっていたりと、
個人的にはこの最終回はちょっと微妙だったかなと、ラストの涼風のツンデレ具合は神がかってましたけども。
とりあえず大和関連だと、涼風に対して謝らない理由を「謝ったらアイツの考えを認める事になるからな」と発言。
この考えに関しては意外に冷静やな、と思いました、普通怒られたり激昂された場合、ソレが余程理不尽な理由での
激怒でない限りこういう風に考えられないので、前回ラストで「終わった…」と放心状態になった割りには冷静やなと。
その晩、階段で涼風と遭遇するも涼風は大和の事を無視、大和は「俺は謝んねーからな!確かに、無理矢理キスしたのは
悪かったかもしんねーけど」と、前者は分からんでもないですが、少なくとも後者は大和が悪いから謝っとけと。
大和に関してはそんな感じでしょうか、和輝の墓参りは止めろ、という発言は、前回まであれだけ頑張っていたのに
そういう事を言うのは正直不自然に思えるので「展開重視」という印象を受けて残念でしたけども。
逆に萌果なんかは一気に成長して、公平な立場として涼風に助言というか、言葉をかけてたのが偉いなと。
少なくともこの時点では「私やっぱり秋月君の事が好き」と言っていたので、陸上部は辞めるものの大和の事を
諦めるから涼風を応援していると受け取れる発言をした、では無かったのが特に良かったです。
大和を好きなままだけど涼風の背中を押してる、というのが、萌果という事を考えると特に成長したなーと。
ラストは涼風、和輝の墓参りに行き、和輝とは付き合えず好きな人が居る、という事を報告し笑顔で大和を見る涼風。
翌朝、学校への登校の為に大和を待つ涼風の元に早乙女登場、「もしかして、大和君の事待ってた?」と聞かれると、
「ち、違います!ちょっとボーっとしてただけです!」とマジになって否定し脱兎の如く学校への道を行く事に。
その後追いついてきた大和が涼風の手を握り「嫌だったら…離していいけど…」と言うと、涼風は頬を染めながら
大和を一瞥して指を絡ませるとかもぅほんまな、いつからこんな異常な可愛さを身につけたんやと。
今までのキレっぷりが凄かっただけに今回の涼風にはたまらんモノがあったんですが、やっぱり視聴者心理としては、
涼風の可愛さが異常だったとか以前に、この後の展開こそ見てみたいなという気持ちです。
涼風の性格を考えるとそうそう大きな変化は無いでしょうけど、周囲からの冷やかしや有馬との勝負が気になるなーと。
えー、面白かったです、作画レベルが低かったものの終盤は安定して高レベルを保ってましたし、流石に2クールの関係上
お世辞にも序盤は上手いと言えなかった声優陣も中盤ぐらいから一気に上達されて、毎週普通に楽しみでした。
曲に関してもOPは90年代の良い意味でのアニメソングという感じでハマってましたし、劇中で使用されてる曲も、
サブタイで使用されてる…蛍袋の時なんかにも使われていた曲が非常に良かったりと、個人的には良いアニメでした。
単行本をいつ購入するかはまだ未定ですが近いうちに購入して読む予定、とりあえず涼風は今期最高のヒロインでした。


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