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□ 転生學園幻蒼録 第一話 □ 月刊ASUKAにて今号から連載開始、月刊以外のASUKAがあるかどうか知りませんが。 サブタイは無し、今回は新連載という事でカラーが4P、1Pは漫画、2P〜3Pは見開き扉絵、4Pはゲーム紹介。 今回は40Pだったので、恐らく毎回40P、少なくても月刊誌基本の32Pでイくかと思われます。 単純な感想としては「そこそこ面白い」です、原作であるゲームがクソゲーすぎてギャグ的な意味も込めて 叩かれてたり、よりによってエロゲー画像混入で騒ぎが勃発したりで何かと話題の耐えない作品ですが、 この漫画に関して言えば、少なくとも原作であるゲームのシナリオよりかは遥かに面白いです、当然やが。 とりあえず主人公が空気ではなく、小学生時五年間も神隠しにあっていた、という設定が追加され、本人は 当然ながら霊感が強くなって周囲にはやたらと気味悪がられてると、ゲームとは違い一般生徒からも存在を 確認されているので、既にこの時点でゲームを超えてます、追加設定に関してはむしろ大歓迎。 展開の方もありがちと言えばアレですが、既に総代自身が「あいつが神子だと思ってる」と神子という 存在を出していたり、少なくとも伽月には見えていない天魔が伊波には見えていたり、流石に性急な気も しますが胆力の時点でイズナを登場させたりしているのは中々良いんじゃないかなと思いました。 伽月の弟が出てなかったのは残念ですし、伊波がイイ扱いになっているのに総代がただのストーカーに 成り下がっているのは流石に問題のような気もしますが、あのゲームの内容を考えれば上手い具合に面白く 展開させているなと思いました、普通に読んでて楽しめるレベルじゃないかと思います。 ASUKAは普通に毎月購読しているので、次回以降も楽しみにしています、個人的には姫宮の活躍に期待。 |
□ 転生學園幻蒼録 第ニ話 □ 一気に原作であるゲームらしいクソさが臭ってきた。 連載開始の第一話が意外に良い出来だったのに対し、今回は流石転生という感じで微妙なレベルでした。 御神の登場が妙に早い事に関してはまぁ、ゲームだと御神登場後は多少マシになるのでむしろ大歓迎で 彼の来訪を待ち望むんですが、漫画版に関してはそもそもばらっちが存在してないので交歓学生として 来たわけでもなく、特に月詠生が来る理由が描かれてなかったのでアレですし、折角登場したナスも、 高飛車な態度や横暴な振る舞いは表現されていたものの、特に伽月と対立するようなイベントが描かれない 状態のまま喧嘩開始になったりと、悪い意味でゲーム版の転生っぽい流れになってきて泣けるところです。 空気が空気ではないのは、ゲームと違った唯一の素晴らしい点なんですが、まぁ連載第二回にしてやはり 転生関係はメディアミックスですら期待してはいけないと分かったので構わないです。 別にASUKAは転生目当てで購読しているわけではないので、今後面白くなればラッキーやなという感じで。 |
□ 転生學園幻蒼録 第三話 □ ペンタファング登場ー、鳳翔だけ目立ってなかったのは正直残念なところではありますが。 よくよく考えれば美術館地下での遭遇がモロに飛ばされてるわけですが、今回はそれなりに纏まっていて 結構良い感じでした、前述の様に鳳翔だけが唯一目立ってませんが、薙もラギーも姫宮も、この三名は それなりに「らしい」描かれ方をしていたのでファン的には満足でしょうし。 同様に伊波と伽月の覚醒も、ゲームとは違って今回の別荘で、自分達の意志で…名称忘れましたけど、あの 式神か守護霊かスタンドかよぉ分からんモノを発現と、漫画であるこちらの方が表現としては良い感じでした。 巻き込まれ型で発動するのもいいんですけど、漫画版の本作の様に主人公設定が変更されて自閉気味に なっている場合だと、中々上手い具合に構成しているなと思いました、ペンタファング追い払いも含めて○。 しかしアレですね、美術館が飛ばされてるの同様、よく考えれば…また名前を失念しまったのが申し訳無い 限りですが、傘持った女子、あの女の存在も無視されてるのがちょっと可哀想やなーと思ったり。 キャラ的に必要無かったのである意味削除したのも仕方無いというか、むしろ違和感無さすぎてビビった。 |
□ 転生學園幻蒼録 第四話 □ あらすじに4Pも割いた漫画は久々、あらすじ入れな分からんストーリーとかどうやねんと。 初回である第一回は予想外に纏まっていて面白みもあったんですが、回を追う毎にゲームのクソさに、 徐々に近付いてきてるというのも凄いなと思いました、普通連載当初は面白くなる一方なのが定石のはず。 内容が微妙なので感想として書けるような事が何も無いものの、とりあえず飛河やラギーが、例え同じ 学園の生徒であろうと天魔にとり憑かれたのであれば躊躇無く殺す、月詠側の設定だけは捻じ曲げられずに 描かれていて良かったです、欲を言えばヤるのは飛河でも、ゲーム同様姫宮達が路地裏に登場するトコだけは 飛ばさずにきちんと描いてもらいたかったというか、姫宮と鳳翔の扱いがあまりにも悪いのが気になります。 イズナに関しては、普通にゲームをプレイしてても意味不明な存在なので、良いか悪いかは別として漫画版の 本作の様に伊波相手に色々と画策して動き回るのはイイ事なんじゃないかなとは思いました。 伊波共々色んな意味で存在薄すぎただけに、オリジナル要素満載でも活躍する方がいいんじゃないかなと。 まぁ、あまりに読者の評判が宜しくなかったのか、次回の第五回にして既に打ち切りっぽい最終回になるので、 どんな風に終わらせるつもりなのか楽しみです、メイン勢で出てないキャラが居てるとかほんまどうやねん。 |
□ 転生學園幻蒼録 最終話 □ 多分打ち切り、結局第一話以降は毎回クソ化していく一方でした。 あまりにも面白くも無く意外性も無いまま終了してしまったので特に感想は無いどころか、ただでさえ 扱いの悪かった月詠勢が全員放置されている、姫宮と鳳翔に至っては存在自体途中から無かった事に されていたりと、少なくともキャラだけは良い出来を誇っていたゲームなのに、その良いキャラを何故か 無下に切り捨てるという手法だけを見れば中々斬新な漫画ではありました。 元来ゲームの漫画化というのは成功例が皆無に等しいですし、同系列の魔人学園の漫画も一時は腐る程に 氾濫していたのに全てが水準以下の出来だった事を考えれば、少なくともゲームよりかは面白かった、 その時点で本作の漫画化は成功していたのかもしれないと思えます、流石に元が悪すぎただけに程良い感じ。 結局途中から惰性で読んでいるようなものでしたし、今回に至っては雑誌の中盤過ぎに掲載という、 掲載場所はそこそこイイのに、よりによって本作の手前に掲載されていたのがエヴァ過去編の要の回という あまりにも運の悪い掲載順だったのも哀愁漂うというか、まぁ思っていたよりかは楽しめました。 |