ローゼンメイデン トロイメント

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ローゼンメイデン トロイメント   第01話 「薔薇水晶」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

上記キャプ画像の、一番左下の真紅が真顔でピコピコハンマー持ってるとしか思えない件について。
いやもぅほんま、めっちゃ良かったです、別に狙ってるわけでもないのに各キャラがあざとくないレベルで普通に
それぞれの出番が用意されている、というのが、ほんまアホ丸出しの感想で申し訳無いんですがめちゃめちゃ良かった。
ほんでまずOPなんですけども、相変わらず歌も映像も良い感じだったものの、個人的には歌も映像も第一期の方が
神がかってたなーと思ったり、第一期のはアップテンポだったので、それだけで印象が良くなるのは事実なんですが。
勿論今回もBメロ後半〜ラストにかけては映像的にも良かったんですが、どちらかと言えば今回のOP映像は、
良くも悪くも「ローゼンメイデンを意識して作った」という印象を受けました、力を入れすぎて揮わない、とかの。
一方EDは個人的にかなり良い感じだと思いました、最初と最後のアップの真紅が、正直ちょっと作画が変な気はしますが、
全体的に良い出来やったなと、OPみたいにジュンが異様に男前という笑いのポイントも無かったですし。
他に曲関連だと、サブタイ表示時、アイキャッチ、次回予告、これらの曲が第一期と同じモノが使用されていたので
ホント良かったです、軽くアレンジはかかってるかもしれませんが、特に予告のBattle of Roseは本作で一番作品に
合っている曲だと思うので、第二期でも使用されていて…正直コレは嬉しい通り越して泣ける、よぉ分からんけど。
曲自体は流石光宗さんという感じなんですが、どちらかと言えばウテナっぽい印象を受けました。
第一期の時もソレっぽい曲は当然あったものの、今回の…真紅が水銀燈をジャンクにしてしまった事を後悔してる、
深夜、ジュンにそう語る時の背景音楽が今までになくウテナっぽいなと、別にだからどうというわけではないですが。
他に小ネタとして良かったのは…予告終了後の提供の画面、クンクンの口が動いてて吹きました、ネタ仕込みすぎ。


本編、当然ながら第一期ラストの続きなわけなので、今までと違いジュンが外へ出るのを躊躇ってないのが、
当たり前ではあるものの成長してる様が見て取れて良い感じでした、しかも下校時間に図書館とか、普通に同級生と
遭遇する可能性があるのに図書館で勉強してるのが凄いなーと、いや、勉強より外に出れるようになったのが凄い。
そんなジュンが部屋に戻ると、部屋の棚にはクンクンのビデオ録ってたり人形飾ってたりと、マジで鼻水吹いた。
真紅を初めとしたドールの仕業でしょうけども、ちょっと予想してなかっただけに強烈なインパクトがありました。
ただクンクンの扱いは向上してるのに、今回の放送分だと助手未登場でヨーダの出番無かったり…orz
というかジュンはホントに成長しましたよね、外に出れるようになったのもそうですけど、夜中に真紅が起きて、
「真紅…お茶飲むか?入れてやるよ」と気を使うとかコレいかに、いや、いかにやないけど。
ジュンが成長してるのに、確かに水銀燈をバラしてしまったとはいえ悪夢に怯えて夜を怖がり眠りたくない真紅、
二人の対比が面白いなと思いました、真紅はジュン程ビビってないとはいえ、第一期とは立場が反対になってるのが
見てて面白いなーと、ミーディアムが元気になってるのにドールの方が精神的ダメージ受けてるというのも面白い。
ところで、第一期を見て、あまりにハマってDVDまで揃えたクセにナニを今更という感じなんですが、真紅達ドールって
どうやって飯消化してるんでしょうね、全員普通に食べてますけど臓器とかあんのかと、どっから出すねんと。
いやほんま我ながら下世話な話題で申し訳無いですが、何故か今回妙に気になりました。
えー、薔薇水晶、これまた某なのはA'sを「エース」ではなく「エーエス」だと思っていたのと同様、薔薇水晶も
普通に「ばらずいしょう」と読んでました、本人が「ばらすいしょう」って言った時は「また間違えたか…orz」と。
今回は顔見せだったので活躍は次回に期待しますけども、金糸雀はいつ出るんでしょうね、映像的に薔薇水晶の方が
インパクトありますし、金糸雀の方は微妙に雛苺と被るだけに、早く出さないと埋もれそうな気が…。


普通に面白くて、どちらかと言えば日常エピソードだったので非常に楽しませて頂いたんですが、まぁ所謂良すぎて
感想として書く事が無いという状態でした、内容はほんま面白かったです、キャラも相変わらず良かったですし。
キャラと言えば当然声も重要になってくるわけですが、全員第一期同様の声で良好でした、特に真紅は良すぎ。
ただ、のりだけが若干声のトーンが低くなってるなという印象を受けました、張りが薄れてしまってるというか。
やってるうちに感覚が戻ってくるでしょうからイイんですけども、他のメンツが第一期と同じだっただけに、
今回に関しては悪い意味で一人だけ気になってしまったなと、声は初めてなのに薔薇水晶もハマってただけに。
読み返すとあまりにも中身の無い感想でアレなんですが、ホント、面白かったです、ローゼンメイデンは相変わらず神。
キャラ的には当然真紅が好きなんですけど、何故か雛苺には弱いんですよね、別にロリでもなければキャラが
特に好きというわけでもないんですが、第一期の「でもでも、みんな無事で良かったのー」から一気に好きに。
今回も画面上に居てるだけで笑える…いや、笑うのはほんまに好きなんかどうか怪しいですけど、なんか好きです。
そんなわけで、内容の面白さにも期待してるんですが、雛苺の奇行にも注目したい第二期、金糸雀と弾けてくれ。



ローゼンメイデン トロイメント   第02話 「槐」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

今回もまたジュンの成長が垣間見れたというか、二学期から登校する為に頑張って図書館で毎日勉強してるのに、
真紅の為に人形関係の本を開き薔薇水晶の事が書かれてないか調べたり、薔薇水晶の攻撃を喰らった真紅に駆け寄る、
夜遅くになっても眠らない真紅を心配する、口論になったとはいえ真紅の為を想っての言葉を伝えたりと、第一期で
確実な登校拒否児だった頃から考えれば随分成長したなーと、極め付けが全員にオルゴールをプレゼント、コレは惚れる。
オルゴール貰った時の真紅とかめちゃめちゃ嬉しそうな顔してましたからね、しかもその保管場所が大切なクンクンの
真横で、クンクンの手でオルゴールを抑えさせておくと、コレはもぅ、お前らいいから結婚しろと。
ジュンと真紅と言えば、やっぱり今回は深夜の口論ですよね、真紅の為を想ってジュンは色々心配するものの、
その言葉は正に以前自分が登校拒否で引きこもりだった頃の周囲の気持ちと全く一緒、「貴方に言われたくないわ!」
真紅の気持ちも理解出来るものの、ジュンの言ってる事自体は正しいので中々難しいというか、お互い手痛いですよね。
最後は「またそうやって逃げるつもり!?」と言う真紅に対して「逃げてなんかいない!逃げてるのはお前だろ!」と
言うジュン、自分でも分かっているからか何も言い返せずに部屋を出て行く真紅。
この辺りのやり取りが非常に良い感じだったなと思いました、どちらの言い分も正しいものの、逃げてたジュンが現実に
立ち向かってるのに対して、堂々としていた真紅が薔薇水晶の事を皆に隠して怯えてる、二人の状況が全く逆転しての
口論で真紅が言い負かされてたのも良かったですし、最後は二人共仲直り…まぁ、ケンカというわけではないですが、
また普段通りの調子に戻ったのも和む締め方で良かったなと、真紅を気遣うジュンの事を心配する蒼星石も良好。
というか今回は、下手したら第一期よりも良い見せ場の用意されていた蒼星石がひたすら良かったです。
雛苺と翠星石はジャレてるだけなので別としても、今回は蒼星石のクールさが光っていて素でカッコ良かった。


雛苺の可愛さは異常、いきなりなんやねんという感じですし、ロリと誤解されても仕方無いくらい可愛い、異常。
正直第一期では翠星石嫌いだったんですが、第二期になって雛苺とよく絡んでる関係で多少良く見えてきましたし、
夕食の席で「ジャムジャム!」とジュンにせがみ貰えると「ありがとなのー!」とか、コレはスゲーを通り越して異常。
また100均で購入した象の如雨露を持って嬉しそうに走り回り何を言うかと思えば「ジョーさん!」ですからね、
真面目な話、第一期以上に弾けてるのがひたすら好印象なんですが、ほんまその辺に置いておきたいぐらい可愛いなと。
ところで雛苺はいいとして、個人的にはジュンと蒼星石の絡みがもうちょっと見てみたいな、という感じです。
蒼星石はジュンの事を理解してますし、恐らく絡みこそ少ないもののジュンも蒼星石の事は静かという事も含めて
良い印象を抱いてるとは思うんですが…とは言うものの、逆にこの二人の会話だとあまり話題が無さそうな感じ。
まぁ、だからといって「なんだ…お前、また来てるのか?」と蒼星石には文句を言わないのに、翠星石にだけツッコミが
入る、とかの関係になってもアレなので、何気無い会話なんかが見てみたいなと思ったり。
他に気になったのは人形屋…というのも変な表現ですが、ソコで登場した二人の新キャラ、巴がどういう経緯で
この店を発見したのかがまず気になりますが、少なくとも今回出番の用意されてた白崎は普通な感じかなーと。
普通に人形が好きで、自分の好きなモノを好きと言えて、物事を冷静に捉える事の出来る人、という感じが好印象。
一方奥で人形を作ってるという職人、セリフは二言だけだったのでキャラ的な面に関しては次回以降の出番を待つしか
無いわけですが、白崎に「どう、調子は?」と声をかけられた時の返答が、失礼を承知で書けば、いきなり重要っぽい
印象を受ける役に、よりによって下手な人を起用したなと思いEDのクレジットを見ると…ほんま…また…orz
別に誰とは言いませんし、どれだけ上手い方でもやはり最初は下手な事が多いわけなので、今あまり宜しくない
演技だからといって否定するのは良くない事なんですが、それでもコレはちょっと…なんか素でショック受けました。
ある意味安定してるのでソレは構わないんですが…まぁ、失礼ながら出番は少なめを希望という事で。


映像的な面で言えば、ジュンも巴も毎日服装が違う、というのが拘りを感じれて良かったです。
余計なツッコミをすれば、確かに家の中でも服を着るとはいえ、登校拒否で引きこもりだったジュンがそんなに服を
何枚も持ってるとも思えないですが、映像的に見てて楽しめたので良い感じでした、巴が普通に綺麗。
図書館から帰ってきたジュンの鞄が妙に膨らんでて、雛苺は「もしかして、うにゅー!?」と好奇の目。
一方のりは「大丈夫よジュン君、思春期の男の子がそういう本に興味があるのは自然な事だから」と下品な笑顔。
下品な笑顔というのも凄い表現ですが、雛苺が弾けたキャラになってるように、のりも妙に変な弾け方を
してるのが面白かったです、普通実の弟にエロ本の話題なんて振らない、しかも微妙に嬉しそうな顔してる辺り曲者。
次回は金糸雀が登場するようなので楽しみです、内容の方は流石金糸雀という感じで日常エピソードの延長の印象を
受けましたが、今回の第二期、早速本筋の薔薇水晶が登場してるにも関わらず日常展開満載で、ほんま良いです。



ローゼンメイデン トロイメント   第03話 「金糸雀」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

金糸雀、声こそ合ってるものの微妙に声高いですよね、キャラ的には原作同様でしたけども、幸か不幸か他のキャラが
第一期からの濃さを保っていて、雛苺が周囲をかき回す役も兼ねてるだけに、金糸雀は一人でボケれるものの
若干浮いてるなという印象でした、キャラ的には好きでも嫌いでもないんですが、一人だけ空回りしてる印象が強い。
メガネを落としたのりにメガネを手渡したり、塀を…両手でバランスを取りながら歩いてトイレへ侵入、この辺りの流れが
第一期の時に真紅がやったのと逆のパターンで懐かしかったりしたのは良かったんですが、他の面では、音声が
付いた事による印象の向上は特に無かったかなと、むしろ金糸雀の出番多かったせいで真紅達の出番がそれだけ
減らされてたわけなので、そう考えると悪い意味で他キャラの邪魔をしてたかなー、とか。
それはそうとみっちゃんはどうするんでしょうね、第二期も恐らく1クールでしょうから、ただでさえオリジナルのキャラとか
追加して人が増えてるのに、このうえまだ原作でもそれ程語られてないキャラ出したらえらい事になりそうではありますが。
ところで、金糸雀は今後どういう扱いにするんでしょうね、マスター不在でジュンの家に厄介に、とかはいい加減ネタ切れの
感が拭えないものの、他キャラと違いまだ薄い印象の強い金糸雀が稀に登場するキャラになると完璧忘れ去られそうな
気もしますし…まぁ、個人的には、今回のを見る限りだと今イチだったので別にどうなっても支障は無いんですが。


クンクン変装セット、真紅曰く「懸賞で当たったのよ」との事ですけども、突っ込むのもアレですが凄いですよね、
真紅が着て丁度のサイズなのでかなり小さい、ある意味リアルでクンクンのサイズ、コレクター商品としては正しいものの、
よぉ作ったなと、真紅もドール全員が一緒に見てる中誰にもバレずによぉハガキ出せたなと。
他には巴ですか、ジュンが、勉強中巴が現れて「よみこ…」とジュンは言ってましたけど、よみこって何ですか?
単なる聞き間違いかもしれませんけど、巴は柏葉巴なので「よみこ」は無い、間違えそうな単語も無い。
マジで聞き間違えただけの可能性は高いと思いますが、なんかいきなり違和感のある単語が出たなと思いました。
えー、正直金糸雀の出番が多すぎて他に感想として書く事が無いんですけども、予告で蒼星石が戦ってたので、
もしかして原作同様ジャンク行きになるのかなーという不安が、原作だと既にヤられてるので、原作とは違う展開を
辿ってるアニメでもヤられる、というのも仕方無いかもしれませんが、折角の差別化を図ってるわけなので、出来れば
蒼星石はこのまま生かしておいてもらいたいなと、それか差別化という事でアニメでは翠星石がジャンクになるとか。



ローゼンメイデン トロイメント   第04話 「契約」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

翠星石メイン、翠星石もジュンと契約する事になったわけですけど、個人的には今回の翠星石は、基本的にメインの回で
悪い印象を与える描写なんてまずありえないとは思いますが、今回の翠星石は結構良い感じやったなーと。
個人的な意見だと第一期の時から翠星石は嫌いだったものの、ある意味無難な流れとはいえ今回のは良かったです。
当然、翠星石だけでなく蒼星石も良さが引き出されていたので、この二人の展開で考えると中々良質な一話でした。
ただ難を言えば、雛苺は第二期限定だと翠星石に遊ばれてるだけなので構わないものの、真紅と金糸雀の見せ場が
特に設けられてなかったのが残念でした、ある意味真紅は水銀燈の事で悩む描写さえあれば十分かもしれませんが。
他の面、「大会が近いからずっと部活なの」とのりが言うと「ぶかつ?」と雛苺、この部活の発音が最強、飾っときたい、
よぉ分からんけど飾っときたい、自分で書いておいて意味分かってないですが飾っときたい、雛苺スゲーな相変わらず。
その後出掛けるのりに雛苺と翠星石が二人で「ばんざーい!ばんざーい!!ばんざーい!!!」雛苺ほんまノリええなと。
ところで蒼星石、ジュンに抱えられて翠星石の話をしているシーンがありましたが、個人的には待望のジュンと蒼星石の
会話だったものの、まぁ予想通りというか、二人共普通に会話してるなーと、ジュンの反応も極めて普通の応対ですし。
ある意味蒼星石は翠星石と真紅、この二人以外との絡みは無難な感じでしょうから、そういう意味ではちょっと残念でした。
一方のジュン、通行人からドールの姿を隠す辺りは自然な配慮という感じでイイんですが、このサラリーマン風の通行人、
最初ジュンのクラスの担任かと思いました、原作の事も考えるとジュンは顔も見たくないでしょうから、頑張って学校へ
行こうとしてる時に原作通り邪魔、という展開になるのかとばかり、普通に考えたらドール隠してるだけなんですが。
翠星石に関しては後程語るとして、演出面、真紅達の人形を使ってアリスゲームの様子を見せてる場面がありましたけど、
この場面の曲、凄い良かったですよね、場面に合うのも勿論、悲壮感や真紅の心情を揺さぶる意味で盛り上げるのにも
一役買っていたわけなので、久々に名曲が来たなと思いました、その分薔薇水晶の薄さが多少難点ではありましたが。
その薔薇水晶の側面に登場するラプラスがED後の提供だとクンクンになってたりと、油断してたので吹きました。


翠星石、真紅の事をアリスゲーム関連で「強敵だね」と評す蒼星石を反論、お父様も好きだけど蒼星石と真紅も
同じくらい好き、蒼星石達と争うぐらいなら別にアリスになんてなりたくない、と言ってましたが、この辺りは、ちょっと
第一期と変わったなと、気持ちは同じでしょうが、以前だと「真紅も好きですが、戦ったとしても負けるはずがないです」と、
あくまでも自分の方が上、という言葉を付け加える事が多かったので、そうせずに、自分の気持ちだけなのが良い感じ。
そして水銀燈をジャンクにしてしまった事がトラウマになってる為か、薔薇水晶の攻撃をかろうじて避けるだけで
反撃せずに水銀燈の人形を見て動揺し続ける真紅、その姿を見て、翠星石に「するぞ!契約するぞ!」とジュン、
カッコ良すぎ、またBattle of Roseが異常にハマってる、OPラスト時の男前な笑顔といいジュンにナニがあったのかと。
けど冷静に考えると、ジュンは凄い成長してますよね、蒼星石も真紅の動揺ぶりを見て薔薇水晶に自ら攻撃したとはいえ、
基本的に蒼星石とジュン以外は全員うろたえてただけじゃないですか、ある意味当然ではありますけども。
そういう窮地の状況下にあっても翠星石はプライドが邪魔してか、単純に焦っているからか契約の事を口に出さない、
にも関わらずジュンは状況を打破する為に普段のいざこざを無視して翠星石に契約する旨言葉を投げかけると。
ほんまジュンは成長したなーと、ある意味翠星石よりも、精神的に安定してる蒼星石とのペアの方が個人的には見たい。
ラスト、寝る前に本を読んでもらわないと眠れない翠星石、ジュンに数学の参考書を読んでもらいやおら嬉しそうな表情。
何と言うか、ただのツンツンが無駄にツボを心得たデレまで体得してしまったなと思いました、悪くはないですけども。
次回は日常エピっぽいので楽しみです、ノリの良い展開を期待するのも当然ながら、金糸雀の持つハジキにマジで期待。



ローゼンメイデン トロイメント   第05話 「手紙」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

めちゃめちゃ面白かったです、何故か雛苺が画面上に出るだけで腹抱えて笑える俺としては今回最高でした。
なんかアホみたいに雛苺中心でキャプってますが、原作で考えると今回が最初で最後の主役かもしれないので多めに。
内容の方は原作のエピソード+αという感じで良かったですし、他のエピソードからもネタを持ってきて上手い具合に
構成していたので、単純に日常エピの一つとして見ても良い出来だったのではないかと思います、普通に楽しめました。
前回までは他のドールに比べて個性の弱さが際立っていた金糸雀も、今回はボケを中心に笑わせてもらいましたし、
翠星石がジュンと仲の良い真紅にやきもちを焼いたりと、中々各ドールの描写も秀逸だったのではないかと。
その反面真紅と蒼星石が微妙に目立ってませんでしたけど、個人的には雛苺と翠星石の絡みメインで良かった印象です。
ところでジュンが英単語の勉強してる時、背中合わせにして真紅は読書をしてたわけですけども、例えば何かしてる時に
音楽が流れてたりアニメが流れてる、ゲームやってる人が居たりTV見てる人が居たり、そういうのは特に気にならないと
思うんですけど、こういう風に時折喋って記憶している、という場合だと、流石に読書は気が散るんじゃないんでしょうか。
真紅が余程集中しているから出来る事なのかもしれませんが、何となく「真紅スゲーな」と思いました。
むしろわざわざベッドの上で、敢えて背中合わせにして読書と勉強をする意図が不明ですが。
そんなジュンと背中合わせで読書をしてる真紅にやきもちを焼く翠星石、てかこの場合「焼く」の漢字でいいのかが謎。
前回の展開を見る限り、露骨にジュンへの気持ちが強くなってる状態だっただけに、今回のやきもちや行動は
良い感じでした、昼食の用意をしてて失敗したのに雛苺だけ怒られず翠星石はスルー、その事に激昂するのも良い感じ。
昼食と言えば蒼星石が「怒らないであげて。二人はジュン君の為に…お昼ごはんを作ろうとしてたんだ」とフォローし、
落ち込む二人を見て「いいよ…もぅ」と言いながら雛苺の頭を撫でるジュン、「昼飯、ピザでいいか?」と笑顔。
「ちょ、ちょっと!どういう事です!どうして雛苺だけ!」と翠星石がキれるのは分かるんですが、第二期のジュンって、
正直かなり雛苺贔屓してますよね、真紅との仲は相変わらずで翠星石はスルーしたり口喧嘩が主体、蒼星石に関しては
お互いの性格上極めて普通の会話ですが、雛苺だけは薔薇水晶の攻撃時も抱き抱えてたり、今回も雛苺にだけは優しく
接していたりと、キャラ的に雛苺は「元気でおてんばな妹」という感じでジュンは見てるんでしょうけど、雛苺とジュンは
見てて和むなーと、唯一平和な展開が見れるペアというか、個人的なイメージだと常にジュンの肩に乗ってる印象。
そういえばこの昼食はピザ、個人的には原作の「ピザバンザーイ!バンザーイ!!」も見たかったトコロです。


後半はジュンに手紙を出す為に外へ出て奮闘する雛苺、弾けてる感じが表現されていて非常に良かったんですが、
ポストでの展開は曲も良かったですよね、妙にマジな曲流すので笑ってしまうかと思いきや、「ジュンにお手紙出すの!
絶対出すの!」という雛苺の真剣な気持ちと相俟ってむしろ素で熱い、曲の終わりと同時に落ち行く雛苺が更に良い。
原作とは違い、巴との会話が追加されていたのは良い感じでした、よく考えれば実に久々の再会なわけですし。
翠星石がジュンと契約した以上は原作通り桜田家来訪、「トゥ!モ!エー!」もいつかは見れるんでしょうけど、
今回の雛苺は非常に良い感じでした、ほんま自分でもなんでこんな雛苺好きなのか分かりませんがひたすら良かった。
他キャラだとやはり真紅でしょうか、また原作との比較でアレなんですけども、原作だと文字だけで済まされていた
ネコ嫌いの描写、アニメだとネコが口の中に真紅のネジを隠し持って不敵に笑うとかいうありえない描写で鼻水吹いた。
この辺りは第一期の時からそうなんですけど、出番が少ない時の真紅は大抵ギャグ担当になってますが、ある意味コレは
凄い事ですよね、普段はシリアス系の多少高飛車な性格なのに、ギャグをやらせてもギャップのおかげで笑える。
そういう意味では蒼星石も十分ギャグ出来ると思うんですが、何となくこちらは前例が無いだけに微妙なトコロですか。


えー、みっちゃん登場、流石に初登場はこんな感じかな、という無難な扱いでしたけども、個人的には、やはり
声…というよりも演技的に何とかならなかったのかなーと、声は結構合ってると思うんですが、演技的に違和感のある硬さ、
という感が拭えないので、本格的に絡んでくるのであればもう少し頑張ってもらいたいなという感じです。
ところで金糸雀の「みっみっちゃん!ほっぺが摩擦熱でまさちゅーせっちゅ!!」色んな意味でハマりすぎてて吹いた。
予告を見る限りだと次回は水銀燈…コレはどうなんでしょうね、原作通りめぐと契約を交わした時の回想なのか、
薔薇水晶のフィールドに居た事を考えると何かしらの理由で復活、アニメではこれからめぐと出会い契約、なのか。
以前も蒼星石ジャンク化の際に書いた事ですけど、個人的には折角の漫画とアニメ同時進行で別の展開なんですから、
真紅によってジャンク化されたせいでめぐとの契約が自動的に覇気、原作と違い水銀燈が居なくなった事でめぐは
既に死去、とかが面白いんじゃないかなーと、何故ソコまで暗い展開にしなければならないのかは俺にも分かりませんが。
とりあえずめぐには「病院食なんてゲロみたいなもの、とても食べる気がしないの」のセリフを笑顔で言ってもらえれば満足。



ローゼンメイデン トロイメント   第06話 「天使」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

個人的には今回微妙でした、ローゼンメイデンは第一期の時から妹と一緒に見てまして、妹的には今回も十分
良い内容だったとの事なんですが、俺個人としては、やはり水銀燈復活という事で期待しすぎていた事もあり
微妙でした、ある意味無難だとは思うんですが、時間軸が分かり辛かったり、作画的に問題のあるシーンが多々あったり、
重要な回なのにコレはちょっと…という感じで、なので今回はキャプも6枚と少なめで、アップは相変わらず綺麗でした。
とりあえずサブタイの天使、英語の綴りが「Engel」になってましたけど、エンジェルって「ANGEL」ですよね?
別に誤植というわけではなく何か意味があるんでしょうし、或いは普通にEで始まるエンジェルもあるのかもしれませんが、
何となく気になりました、どうせなら「天使」で英語が「suigintou」とかだったらネタとして笑えたんですが。
で、メグ、漫画だと「めぐちゃん」だったので平仮名かと思いきや最後のクレジットではカタカナ表記、むしろ今回は
コレに一番驚かされたんですが、実際メグみたいな患者が居てると看護婦さんの立場としては大変ですよね。
酷い言い方になってしまって申し訳無い限りなんですが、「もぅ俺アカンわ…」という思考の患者なら言葉や態度、
人同士の相性による接触で何とでもなりますが、メグのように悪い意味で自分の現状と考えが正しいと思ってる
自閉的な性格だと接しようが無いですし、何より看護婦は精神面でも患者を支えるのに、その患者側に、メグは事情が
複雑とはいえマジで自ら死を望んでる場合だと、極論を言えば看護する意味が一切無くなってしまいますし。
意味が無いから看護しないというのは当然論外ですけど、音声が付いた事でより看護婦さんが可哀想な印象に。
メグ関連だと、原作だと特に気にならなかったんですが、やはり音声による相乗効果が、このアニメだとメグが非常に
ウザイ性格に思えてしまいました、声優さんが上手いからこそそう思えたので、キャラ的には大成功なんですけども。
正直アレじゃないですか、死にたいなら勝手に死ねや、って思うじゃないですか、「出来れば死にたい」ではなく
極力早めに死にたいという考えなのに病室に居るだけで自殺しようとは思わない。
自殺と病死だと周囲への負担や精神的ダメージのケタが違いますが、アニメ版のメグは異常に身勝手に見えました。
えー真紅、原作通り水銀燈へのジャンク発言を謝罪してましたけども、コレも、勿論ジャンクと言った事を謝るのは
良いんですが、むしろ原作と違いマジで水銀燈をジャンクにしてしまったので、「ごめんなさい…」の連呼で構わないので、
ジャンクにしてしまった事を謝罪してほしかったかなーと、ジャンク発言は謝罪したのに、自分が水銀燈へした事を
謝罪しないとなると流石に心底傲慢な性格なんや、と取る事も出来てしまうわけなので。
そんな感じで、今回は少々微妙な感じでした、水銀燈に望む事としては、結末はどうあれメグとの仲を原作通り
徐々に進めていってもらいたいなと、今回の話だと「水銀燈に変化があったからメグに多少優しい」というだけですし。



ローゼンメイデン トロイメント   第07話 「茶会」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

ちょっと今回良すぎました、ヤバイ、俺は萌えとか全然分からない人なんですが、今回のがヤバイぐらい良いというのは
分かりました、強いて言えば後半の写真撮影は比較的綺麗な作画だったものの、みっちゃんの部屋へ行くまでの作画が
微妙に崩れてたのが残念だったなーと、内容の良い回に作画も良い、という事は滅多に無いですけど、今回だけは
終始綺麗な作画で見たいなと思える出来でした、日常エピも戦闘描写も用意されていて非常に良いバランスでしたし。
というか今回の真紅は神がかってました、普段とは違う態度で笑顔も見せているという時点で、もはや真紅の場合
これだけで神がかった状態なんですがエプロンを付けてクッキーを作る体制に入り、その姿をジュンにマジマジと見られ、
「な、なに…?」と赤面しながら訊ねたりヤバイ、この一連の状況だけ見たらジュンに惚れてるとすら取れる。
真紅自身は蒼星石に「変わった」と言われた際に「気付いた」と言ってましたけど…コレはどっちなんでしょうね。
水銀燈が生きていた事で「変わった」わけなので、どちらかと言えば「気付いた」ではなく「変わった」でしょうけど。
本来なら自らの手でジャンクにしてしまった水銀燈が二度と帰ってこない事実に「気付いた」わけなので、
早い話がどちらが先かという話ですよね、気付いたけど水銀燈が生きてたから考えを変えれた、という感じで。
その点に関しては別にどちらでも構わないんですが、むしろ蒼星石の問いに答えた事が今までからすると意外ですよね。
確かに、第二期に入ってからも蒼星石の問いにだけは答えてる事が多かったですけど、真紅の中でこれだけ気持ちの
変化があった場合、今までだとソレを悟らせすらしない、或いは全く答えるつもりがない、という感じだったので、
その事を考えると「質問に答えてる」というのが個人的には一番驚いたなーと、余裕が出来たからかもしれませんが。


てか金糸雀強すぎ、原作の方は単行本で読んでるのでまだ金糸雀の能力紹介されてませんが、バイオリン弾いて、
弾く内容に合わせて突風が吹いたり衝撃を出したり、コレ真面目な話ドールの中で一番強いような気が。
実際接近された場合はどうなるか分かりませんが、中遠距離での勝負だとコレはどうしようもないやろうと。
金糸雀は相手をジャンクにするまでのつもりはないので潰す気ではやってなかったようですけど、仮にコレが水銀燈や
薔薇水晶なら最初の一撃の時点で相手を壊してた可能性も当然あるわけなので、何気にエゲつい能力やなと。
まぁ、真っ向勝負でも真紅の薔薇攻撃で弦を飛ばされてたので、冷静に対応されると一発でアウトになるわけですが。
ジュンに関しては次回待ちという感じで、個人的な理由で人形師の先生嫌いなのであまり嬉しくはないですが、
どういう展開になるのかは期待、安直にあの先生がお父様、或いは弟子だったり近しい人物、という展開だけは
流石に勘弁してもらいたいところです、安直だからダメというわけではなく、単純にソレだと面白みが無いかなと。
水銀燈の出番に関しては良い感じでした、メグが歌ってるのを聞いてるだけ、という描写なのが原作的にもらしいなと。
第二期だと無理かもしれませんが、真紅と戦ってボロボロになり帰ってきて歌を聞いてる、とかだと尚良い感じ。
みっちゃんの写真撮影に関しては単純に良い感じでした、はっきり言えばポストカードみたいなものなので、
色んな用途に使える事を考えても最高、とりあえず全カットキャプったので眺めてるだけでも個人的には幸せです。
むしろ、みっちゃんが仕事の電話を携帯で受けてる事実に驚愕でした、せめて家の電話使えよと。


で、みっちゃん宅から帰還した際、金糸雀が攻めてきた時何故戦わなかったのかと真紅に問う蒼星石、
真紅の結論としては「私は…もぅ何も失いたくは無い…だから、もぅ私は戦わない…」との事でしたが、コレは中々
難しいですよね、結果的に防戦する事になったとしても、防戦した時点で戦ってるわけなので、今後真紅がマジに
戦う事無くアリスゲームを終わらせれるのかに期待、性格的に、犠牲無しだと色んな意味で無理な気はしますが。
そんな真紅の答えに少なからずの憤りを見せ運命なら戦うという蒼星石、最後鏡の中に出てきたのがお父様だったのが
個人的には微妙なトコですが、中々面白い展開になってきたので嬉しい限りです。
真面目だからこそ、自分達に課せられたアリスゲームを受け入れて誰とでも戦う覚悟を見せてるのが熱いなと。
結局蒼星石は原作と展開こそ違えど、何となく最終的には翠星石を護ってジャンクに、或いはその逆の展開に、
という気もしますが、所謂味方側が真面目だからこそ敵に回る事に、とかの展開は好きなので今後にマジで期待。
ただこの場合どうなるんでしょうね、薔薇水晶と手を組むという事は無いでしょうから単独で、という可能性が
濃厚ですけど、蒼星石は性格上今のマスターである爺さん達に迷惑や心配をかける行動は取らないでしょうし。
えー、とりあえず蒼星石達も気になりますが、水銀燈が全員の前に姿を現す展開が見てみたいかなと、反応が見たい。



ローゼンメイデン トロイメント   第08話 「人形師」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

サブタイにもなってる人形師は個人的に、あまりにも個人的な理由なので恐縮ですが非常に嫌いな為特に語る事も
無かったので、人形師に時間を割く余裕があるぐらいなら蒼星石の展開を重点的に見せてほしかったなー、と思ったり。
勿論人形に関する話も重要ですし、そのおかげで今回ジュンは「よく考えろよ!どうして仲のイイ姉妹で戦うんだ!?」
とか無駄に男らしい姿を見せてくれて熱かったのも事実なんですが、折角蒼星石がアリスを目指す決意を固めたので、
水銀燈の方と合わせてもう少し掘り下げてほしかったかなと、共に今回の描写だけで十分ではありますけども。
なので今回は特に感想無いです、久々に真紅がクンクンを見てハイになってたり、助手役ではなかったもののヨーダが
実に久々に登場してくれたり、雛苺と戯れる金糸雀は如何にも金糸雀らしい役回りで良かったり、という感じでした。
次回は予告を見る限りだと作画が気合入ってたので楽しみです、今回ラストでいきなり作画崩壊した時は何事かと。
あとはやっぱり水銀燈でしょうか、真偽は別にしてローザミスティカがあればメグを救えると薔薇水晶に言われ、
久々に水銀燈も次回から好戦的になるようですけど、どういう感じでクるのかが楽しみです。
どちらにしてもメグか水銀燈、どちらかは最後散りそうな気がしますが、状況的に面白くなってきたので楽しみ。



ローゼンメイデン トロイメント   第09話 「戒」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

蒼星石が…(´Д⊂
正直、原作の事を考えれば確かにこの展開は普通なんですが、アリスゲームをすると決めて以降は今回が初めての
まともな戦い、その初戦でいきなりローザミスティカを奪われるとは思わなかったので意外というか驚きというか。
1クールなのでスパっといく必要がありますし、性急な展開というわけでもないものの衝撃でした。
むしろ衝撃と言えば水銀燈と遭遇しても驚かない面々、あまり記憶に無いんですが、そもそも水銀燈が真紅によって
ジャンクにされた事を他のドールは知らないんでしたっけ?それか、俺があまりのド忘れで、既に第二期に入って
水銀燈の生存を真紅の口から聞いたのか、共に記憶が無かっただけに、誰も驚かなかったのが「ん?」という感じでした。
それにしても冒頭の、アリスゲームは一対一でやるものなので誰とも手を組まないと言う蒼星石、全てのローザミスティカを
確実に集める為に手段を選ばないと言う水銀燈、この辺りの対比が良いですよね。
逆に意外だったのが、メグの為にマジになってるとはいえ今までの水銀燈なら他人とは手を組まなかったじゃないですか。
「確実に集める為」とはいえ、誰かと協力するという事はつまり水銀燈自身が無意識下で、自分の力だけでは真紅に
勝つ事が出来ないと認めてしまっている事になるので…まぁ、やはり逆にメグの為にそこまでしてでも、と考えると
一応良い意味で成長したなと取る事は出来ますが、個人的には意外な感じでした、むしろ薔薇水晶をいきなり襲えと。
蒼星石に関しては今後どうなるんでしょうね、このままラストまで出ないとすれば残念なので、原作みたいに真紅の
夢の中に登場とかで多少出番があれば嬉しいかなーと、それかせめてマスターの夢の中で登場、とか。
予告を見る限り、次回のサブタイが巴で巴が泣いてる映像、それに雛苺がカクカクしながら喋ってる映像があった事を
考えると次回で雛苺は恐らくジャンク化の展開を迎えるでしょうから…てか次回放送が1月12日ってお前…orz
展開的には一応一区切り付いてるとはいえ、流石に毎週放送するアニメで約一ヶ月も待たされるのはキツイ限りです。



ローゼンメイデン トロイメント   第10話 「巴」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

ひ、雛苺が…(´Д⊂
個人的に雛苺が好きだったので今回の展開は普通に泣けるものがあったんですが、それ以上に壊れ始めた雛苺の
カクカクした動き、今現在のマスターであるジュンではなく巴と絡みや第一期の映像を入れつつ新規の回想も挿入、
そして何より雛苺役の野川さんが異常に気合入った演技をされていたおかげで、もぅ雛苺が可哀想で可哀想で…(´Д⊂
蒼星石の様に戦闘の結果動きを停止したり、アリスゲームや真紅の現状に疑問を感じながら徐々に死亡フラグが、
という展開ではなく、既に前回の予告でジャンク化は確定していたものの、今回いきなり視界がブれて異常が発生、
そのまま後半パートで巴と談笑してローザミスティカが体から抜け落ちる、というのが特に良かったなーと。
例えば結果が分かっていてもソコへ至るまでの過程が良ければ普通に盛り上がりますし、過程が悪くてもラストの瞬間が
巧みな描写と演出で描かれていればやはり盛り上がるものの、雛苺のようにいきなり壊れる、というのが演出的に熱い。
好きなキャラの出番が無くなったのに熱いもクソも無いんですが、雛苺に関する今回の描写はホント良い感じでした。
ただ、逆に野川さんが熱演されていた分、今イチ巴役の倉田さんが実力不足に聞こえてしまうというか。
別に悪くは無いんですが、雛苺と違って巴は本気…まぁ本気というのも単語として間違ってるかもしれませんが、
気合とか魂とか、個人的にはそういう何かを感じなかったのが残念でした、悪くはないものの何故か悪い、という感じ。
声で言えば翠星石も、アリスゲームについて蒼星石と会話してる新規の回想、この場面の声が妙に高くて変な感じ。
今回は雛苺が良すぎたので感想として語る程の事も無いんですが、白崎がラプラスだった、というのは正直、
俺はアホなのでアニメでも漫画でも映画でも、見てて伏線やら「コイツは○○だろう」とか考える事は無く、こうやって
観賞後に文章として纏める事で「あ、つまりアレはアレなんちゃうかな?」とか多少考えるぐらいで、ほんま何も考えず
間抜けな面してボケーっと見てるだけなんですが、白崎 = ラプラス、コレに関しては久々に「お〜」と思いました。
原作の単行本既刊分だとラプラスは相変わらず中立的存在、第二期オリジナルの白崎は薔薇水晶のマスター、これらの
要素が先入観として植え付けられていたので、良い意味で漫画とアニメでの違いを持ってきたなと驚かされました。
薔薇水晶が未だに薄いのは難点ですが、予告を見る限り次回は真紅と戦闘するようなので濃くなってくれる事に期待。
そんなわけで白崎は良い意味で驚かされっぱなしだったんですが、実は槐がローゼンだった、コレに関しては…まぁ、
最後のシーンで槐は「不敵に笑った」のであって肯定はしてないので、もしかするとローゼンではないのかもしれませんが、
もし槐 = ローゼンなら、白崎がラプラスだったのとは違い正直冷めるだけやなーと。
別に第二期の第一話冒頭の映像だけで既にモロバレやったとか、第二期オリジナルキャラとして人形店の人形師として
登場したのでまたモロバレやったとか、店員が櫻井さんなのに人形師が小野さんで金かかってないから怪しいとか、
個人的に小野さんが…モロに書くのもアレですがあまり好きではないから余計ショックとか、そういうのじゃないんですよ。
展開上の驚きとかも気にしないんですが、なんか、折角第二期は色々と原作とは違う展開や設定を見せてくれて、
文字通り色んな面と箇所で驚かせてくれたり楽しませて頂いてるのに、何故ここに来てそんなありきたりな展開と設定に
してるのかな、という意味で個人的には残念でした、勝手な話ですが「なんやそれ」みたいな感じで。
後は展開と演出の問題でしょうか、槐の正体が明かされる直前に、白崎がラプラスだったという、少なくとも個人的には
衝撃の真実を見せてもらっていただけに、余計槐の正体が寒かったかなーと、色んな意味で間が悪い印象。
逆に言えば、次回「槐はローゼンではなく、ローゼンは別に存在している」となれば流石に神と言わざるを得ませんが。



ローゼンメイデン トロイメント   第11話 「薔薇園」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

結構良い感じでした、前半パートが間延びしすぎてたり、全体的に作画が気合入ってたにも関わらず稀に崩れすぎてた、
その二点のせいで所々微妙に感じたのは事実ですけど、王道展開なものの個人的には結構楽しめました。
ただ尺の関係だと思うんですが、ジュンも真紅達と一緒にNのフィールドへ入ったのに、ジュンが到着すると、
何故か一緒に入ったはずの真紅達は既に戦闘中、というのはちょっと何とかしてほしかったなと、流石に不自然すぎる。
他にも金糸雀を助ける為に薔薇水晶の動きを枝で止めた翠星石は良かったんですが、その際、薔薇水晶へトドメを
刺さない辺り…はまぁ、結局応戦はしていてもローザミスティカを奪うまでするつもりはなかった、と考えれば妥当ですか。
そんな翠星石を倒し不敵な笑みを浮かべローザミスティカを頂こうとする薔薇水晶、ソコへ「ダメー!」という叫びと共に
横から飛び出た金糸雀が翠星石のローザミスティカを吸収、正直この展開はちょっと吹きました。
展開的には感動する場面なんでしょうけど、変身中の仮面ライダーへ攻撃を仕掛ける、というぐらいお約束を無視した
行動だったので、ちょっとココに来て金糸雀の評価が上がるのを感じた瞬間でした。
あ、でもアレですか、関係無いものの仮面ライダー、確かヒルが出てくる近場にある洞窟の中で変身しようとした時、
冷凍ガスか何かで変身ベルト固められて変身出来なくなった、みたいなエピソードが確かありましたよね。
そう考えると、既にヤった敵が居る以上は「お約束を無視した」というわけではないですか、全然関係無いですけど。
しかし、まさか金糸雀がそのまま負けて翠星石のローザミスティカ共々奪われるとは思いませんでした、薔薇水晶の
腕を一本取ったとはいえ、妥当に考えれば次回へ持ち越し、或いは無難に金糸雀の勝利と思っていたので良い意味で
裏切られたなと、そらあんな「だ、だめかしら!」と言いながら手を横へ広げてるだけだと殺されるのは確定ですが。
一方の水銀燈、戦闘描写こそ無かったものの蒼星石のハサミを使うというのが良い感じでした、何故か素直に感動。
で、次回が最終回なわけですけど、真紅はどうするんでしょうね、個人的にはこのまま戦わずいってほしいんですが。
ところで予告後の提供、金糸雀と翠星石のローザミスティカを奪い不敵に笑う薔薇水晶の顔をバックに金糸雀、翠星石、
雛苺、がデフォルメで楽しそうにしてる映像だったのは演出的に最高でした、不覚にも泣けるレベルだったので良好。



ローゼンメイデン トロイメント   第12話 「少女」
(C)PEACH-PIT・幻冬社コミックス/薔薇乙女製作委員会

最終回、個人的な感想から言うと第二期は回を追う毎に面白さが下がっていって、雛苺のローザミスティカが消える回や、
前回の戦闘みたいに局地的な盛り上がりを除けば全体的な面白さが下降の一途だったんですが、最終回は更に…orz
何と言うか…展開自体は正直無難だと思いますし、真紅死亡〜ラプラスがジュンの前から姿を消す、ココまでの展開は
非常に面白かったんですけども、最終的に薔薇水晶に倒されたドールは復活してもう一度チャンスを、とか微妙すぎる。
水銀燈にやられた蒼星石や、第一期の時点で真紅に負けてた雛苺が復活しなかったのは良かったんですが、それでも、
いくらなんでもご都合主義にも程があるんちゃうかなーと、悪い意味で「え、今回で最終回なん?」という感じの。
文句ばかり書いてもアレなので良い点を探せば、まず水銀燈の死亡でCMに、コレは良い感じでした。
以降の展開が連続して見れたので良い区切りになってましたし、何より展開を重視してのCMだったので良好。
槐がローゼンではなくローゼンの弟子で、その槐が作った薔薇水晶はローゼンメイデンではなかった、というのも良い感じ。
確かに槐自身は一言も自分がローゼンだとは語ってないですし、槐がローゼンだったのか、という展開を見せてるだけに
良い意味で真相は別のところにあった、というのが良かったなと、流石にラプラス程のインパクト無かったですが。
で、その槐が作った薔薇水晶はローゼンメイデンではないので、真のローゼンメイデン達のローザミスティカの光には、
ラプラス曰く「偽りには…真実の光は眩しすぎたようです」で耐え切れず壊れたのも良い流れでした。
流石に真紅が負けるとは思わなかったので、真紅が薔薇水晶を倒さなかったというのも含めて二重に良い展開だなと。
後は、やはり真紅が死亡したり、やっと最終回まで来てキャラが立った薔薇水晶、挙句にやたら男前な顔まで見せると。
あ、あと個人的な事を言えば、正直小野さんは好きではないものの、薔薇水晶が真紅を殺した直後、やたら嬉しそうに、
「君の勝ちだ!薔薇水晶!」と来たのは吹きました、何故か吹いた、変な感心の仕方ですが「プロは違うな」と実感。
上記の良い点と違い、逆に疑問点としては、何故薔薇水晶と共に槐も消えたのか、でしょうか。
薔薇水晶はラプラスの言葉通りですけども、正直槐に関しては消える必要が無かったので何故なのかなーと。
例えばコレが、仮に今後出てこないとしてもまだシリーズ途中で最終話まで五話以上残ってる、そういう状況下で消えれば
納得は出来なくても疑問には思わないんですが、なまじ最終回だけに「処理に困ったから消したんやろ」などと
下衆なやっかみをしてしまいます、もっと無難に、夢の世界が崩れてるのに薔薇水晶の亡骸を抱えたままで終わる槐、
とかにしておいた方が良かったんじゃないかなと思いました、ソレも悪い意味で王道ですが、まだ消えるよりは良いかなと。
もう一点は本物のローゼン、最後ジュンの前に出てきた人物が居ましたけど、マジにアレがローゼンなのか、
演出との兼ね合いも考えて、夢の世界で真紅に語りかけた人物がジュンの姿になった = 実はジュンがローゼン、なのか。
実際ジュンの前に「誰か」が姿を見せてますし、元に戻った真紅が自分で「アリスゲームだけがアリスになる方法じゃない」
そう語って、少なくともジュンがソレを言ったわけではないのでジュンがローゼンという事は無いと思いますが…。
でも、コレもまた、実際ジュンがローゼンで真紅達を修理したらまた文句を言うとは思うんですけど、第一期最終話で
真紅の腕をジュンが修理してるので、一応ジュンがローゼンでも伏線は既に第一期の時点で用意していた、となるので
別に構わないかなとも思ったり…てか、ジュンがローゼンではない場合、何故ジュンは真紅の夢の世界に居たのか、
という疑問が今度は出てくるので、結局どこかに何かしらの矛盾が残ってしまうのは事実なんですけども。
えー、とりあえず第二期、面白かったのは事実ですし、前半の日常エピなんかはキャラの扱いと描写が神がかってて
非常に楽しませて頂いたのは確かなんですが、何よりもラストが良くなさすぎたな、という印象が強烈に残りました。
面白かったものの思い返すと「いや、正直微妙やったな」と思ってしまうというか。
言わば天気予報で、明日は雪と予報したのに晴れだった、明日は晴れと予報したのに雪が降った、印象面からすれば
後者の方が格段に印象は悪いじゃないですか、今回の第二期は正にソレだった気がします、どれだけ前半が良くても、
迂闊に終わり方が良くなかったせいで印象的には悪い印象が強く残ってしまった、という感じ。
よくよく考えれば内容だけでなく、わざわざ復活させた水銀燈も回を追う毎に必要性に欠ける役所になってたりと、
伏線の張り方が非常に秀逸だったのに対し、どうも展開面で微妙さがやけに目立ってしまったなと。
ただ、展開的には十分第三期が出来る終わり方だったので、やっぱり第三期製作に期待はしてしまうトコロです。
文句を言っても面白かったのは面白かったですし、真紅達は好きなので、またアニメでの真紅達が見たいです。
時々微妙だったりラストが個人的に良くなかったというのがアレですけども、それでも昨今の作品だと十分良作の部類。


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