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□ サムライチャンプルー 第01話 「疾風怒濤」 □ 録画しっ放しで完璧見るの忘れててようやく見たんですけど、面白かったです、映像クオリティ高し。 とは言うものの、TV用のアニメの場合、大抵第一話というとOVA並とまではイかなくとも、映像面も脚本面も、 共に気合入れて作品レベルを向上させているので、大体第三話ぐらいまで見ない事には何とも言えませんが。 少なくとも、第一話だけ見た感じでは良質のアニメに思えました、色使いも綺麗でしたし。 主役二人はカッコイイですし、ヒロインと思わしきキャラも川澄さんの演技と声のおかげで可愛いと、 第一話を見た限りでは期待出来そうな感じでした、4月開始アニメと比べても結構良さげに思えます。 まぁ、冒頭で史実と違う表現や描写が、みたいな事を注意書きとして出してあったので構わないんですが、 「幸い、ここは拷問のデパートと呼ばれた場所だ」とか偉そうにホザくオッサン、その時代にデパートとか あったんかどうかツッコんでええのかどうか非常に迷うわけなんですが、一応見逃すべきなんでしょうか。 あ、そんなツッコミはどうでもいいんですけど、最初の一日前としての回想シーン。 ムゲンとジンの行動、上手い具合に描いていたのはいいんですが、戦闘シーンで少しずつ見せて、すぐに 片方の戦闘を若干巻き戻すような演出で描写していたのは個人的にマイナスでした。 確かに映像面のクオリティは高かったですけど、腐っても剣技、挙句に結構なスピード感を伴っての 戦闘模様だっただけに、出来れば一旦の中断を挟む事無くスムーズに描いてほしかっただけに残念でした。 他は概ね良好でしたし、腕斬り落とすシーンなんかが普通に流れてたりして問題無かったです。 それと、何と言っても水曜いうのがイイですね、どうせ深夜なので見るのは木曜になるんですけども、 水曜だけ見るアニメ何も無かったので、曜日的にも丁度良くて実に宜しい、何故か最近被りまくってるからな。 全体的にカッコ良く描かれていたので、第三話ぐらいまでこのクオリティを保ってくれれば言う事無しです。 |
□ サムライチャンプルー 第02話 「百鬼夜行」 □ 相変わらず残業とか時代に似つかわしくない言葉が飛んでましたが、クオリティ落ちてなかったようで一安心。 勿論、流石に第一話と比べると様々な面で質は落ちてますが、第二話でこのレベルなら十分な気がします。 鬼門は第三話なので、まだ安心は出来ませんけど、今回も普通に腕飛ぶシーンとかあったので良い感じ。 ただ問題は、全体的に出来は良かったと思うんですが、不明瞭な描写が多かった点、ソレらが残念でした。 分かりやすいところでいくと、鬼若丸の一太刀を本気で受けたにも関わらず剣が斬られた侍。 そんな侍の描写があったにも関わらず、ムゲンが毒の回った状態で力の入らないまま構えた刀は鬼若丸の 一刀を普通にいなしてたり、流石に力加減がどうとか以前に、なんかソコだけ妙に冷めました。 細かい事を言い出せば、ムゲンを遊郭の女が、ジンを殺し屋が、それぞれの相手をしてもらってる時に 毎度の事ながら、相変わらず演技力向上の見られない下手糞な声優がフウを拉致って行ったわけですが、 ムゲンには毒を盛って対峙する時に弱くしておく為、ジンは邪魔しに来させない為、そういった理由で 足止めしていたのは分かるんですが、何故フウ拉致ったのかが不明です。 フウを護る為に最後鬼若丸がハッスルしたので、フウと鬼若丸のやりとりが必要なのは分かりますけど、 双方を足止めしているのにフウまで拉致る必要性が皆無の気がします。 確かに人質を確保するというのは大事ですが、それ以前にムゲン側にフウを置いておいたままの方が ムゲンがフウを護る為に実力発揮出来ないので、絶対ソッチの方が便利や思うんですが。 毒を回らす為の時間というのであれば、別に歩き回らせずに小屋の前で待ってて、適当に長時間喋って 時間稼ぐだけでいいわけなので、フウを拉致する必要性が感じられなかったのが残念でした。 ちゅーかまぁ、ムゲンが性欲抑えられずに女に走ったのが悪い、これやからエロガッパは困る、ジン渋すぎ。 |
□ サムライチャンプルー 第03話 「以心伝心 其ノ一」 □ 三話まで来てもクオリティが落ちてないのでどうやら安定確定っぽいです、展開もスムーズに流れますし。 今回は作画の線が多少弱かった気がしますが、まぁイイです、他のアニメがヤバイのに比べれば遥かに良い。 しかしアレですよね、今回もヤクザやかに道楽と、毎回時代背景にそぐわないモノが必ず出てきますが、 流石にココまで連続して出てくると意図してのものですよね、個人的には別にどちらでも構いはしませんが。 それよりもムゲンvsジン、ラストで決闘直前の状態で続くになってたわけですけども、出来ればお互い無傷で 終了する、というのは止めてもらいたいですね、多少肉に喰い込む程度でも構わないので、頼むから一撃ぐらい 入れてほしいところです、ジンはともかく、ムゲンはどう考えてもジンと斬り合いしたがってるわけですし、 腐っても数日一緒に旅した割りには斬りかかるのに躊躇する描写が見受けられない為、せめてどっちか斬れ。 まぁ、どうせ片方が傷を負うとか死ぬとかいう事は無いでしょうけど、盛り上がる展開希望です。 ところで、ごっつウザイガキの姉が捕まって女郎屋送り、吉原の遊郭に売り飛ばした方が速やかに軽やかに 儲かるやろうに女郎屋、敢えて女郎屋にした理由を知りたい、餌とか自分の店とか以前に、何故女郎屋? ちゅーかあのオッサン裏で賭博場ヤってるんですから、別に女郎屋とかで金儲ける必要無い思うんですが。 どうでもいいんですが、この作品の感想毎回短くて申し訳ないです、纏まってるから書き辛い。 |
□ サムライチャンプルー 第04話 「以心伝心 其ノ二」 □ 結論から言えば良い面と悪い面が混在していた感じでした、相変わらず概ね良いわけなのでイイんですが。 予想通りというか当然というか、冒頭のムゲンとジンの斬り合いが双方共に無傷で終わったのはともかく、 あのクソガキの態度と行動がとにかくムカつきました、行動理念が見えん。 腐っても商売をしているだけの女郎屋、ソコで自分の姉が借金の肩として働かされているのは一家の責任、 親の借金とはいえ、少なくともソレを止められなかった、或いは見捨てなかった時点で責任は一家のモノ、 その肩として女郎屋で働かされている、当然の報いにも関わらず、姉を解放する事が出来なかった事で ガキが勝手に逆ギレ、自分が働いて少しでも早く借金返済の足しにしようという至極当然の考えすら浮かばず 圧倒的に逆ギレ、悪いのは借金を取り立てに来る方ではなく、そもそも借りた方が当然悪いのに逆ギレ。 ほんでナニを思ってか女郎屋の店番というか、今で言うところのボーイをいきなり背後から刺し殺す。 そこですぐに姉を無理矢理助け出すのかと思いきや、人を殺した事にビビって半泣きで呆然。 結果的にこのクソガキの勝手な逆ギレによる行動で組を仕切っているオッサンが落とし前として自決。 話の流れからするとこのクソガキが組を継ぐ事になるようですが、自分の身勝手な行動による謝罪の言葉や 反省している様子を一切見せる事無く姉が帰って来た事に満足してジンとフウを見送る始末、お前死ね。 オッサンが落とし前で自決したり、石松 ( 漢字かカタカナか知らんけど ) も最後落とし前として ムゲンと斬り合い、恐らく死んだであろう事実や、いきなり組と組の賭けの場に放り出されたフウが、 色んな職種を経験した過去からかやたら上手い啖呵キったり、結構見るべき所も多かっただけに残念です。 基本的に、あのクソガキの身勝手な行動と反省の欠片も見受けられない行動以外は概ね良かったです。 ちゅーかまだ続くようですけど、この話が続くのか、ムゲンとジンの斬り合いが続くのかどっちか知りたい。 |
□ サムライチャンプルー 第05話 「馬耳東風」 □ 作画が良かった、作画というよりも今回は絵自体が綺麗でした。 またバイトとか巨乳とか時代にそぐわない単語が飛び交ってましたが、今回は絵が綺麗やったので許す。 というか、前回ラストの続く、別に以心伝心の話が続くというわけではなく、普通に最終回までラストは続くで 締めるという事ですか、微妙に紛らわしいので正直前回ラストで使うのは勘弁願いたかったところですが。 今回一つ疑問に思ったのが、ジンと勝負したあの年寄り、将棋か碁か知りませんが、一応あの浮世絵売り、 裏では人身売買をしているヤクザみたいな連中の元締めだったとはいえ、一日目の終わりに台をわざと ひっくり返してまでジンとの勝負を引き延ばそうとした理由が分かりません。 あのジジィはジンとフウの関係を知らないはずなので足止めする理由はありませんし。 まぁアレよ、今回は絵が綺麗やったところでフウの出番が多かったので良かったです、絵や色合い、 特にシナリオの流れのおかげでフウがかなり綺麗に見えたので完璧で御座った、川澄さんサイコー。 |
□ サムライチャンプルー 第06話 「赤毛異人」 □ 第一部完、フウ15歳とかえらい若かってんな。 今回の時代無視なセリフは、逆ギレ、タイプ、変態、といった具合で御座いました、凄いなしかし。 前半が大食い大会、後半が異人案内という構成で内容的には小休止というか、全体的に可も無く不可も無くな 出来栄えでしたが、今回は大食い実況の「彼女の胃袋は宇宙じゃ!宇宙と繋がっておる!!!」がえがった。 異人がゲイやったとか、そんな小ネタよりも宇宙の胃袋が良かった、どんな実況やねん。 普通だったので特に書くような事も無いんですが、今回で第一部終了し次回から長崎での第二部、 仮にも第一部のラストというのならばもう少し盛り上がってほしかったところです。 終始平和ムードで一話通すというのも悪くは無いんですが、異人にケツの穴広げるヒマがあったら盛り上げろ。 |
□ サムライチャンプルー 第07話 「四面楚歌」 □ 第二部開幕、四面楚歌になったのは全てスリのせい。 のっけから賭博場という、相変わらず博打好きな作品でありますが、作画がヘボイのがショックでした。 本作は前回まで作画が崩れる事なく描かれてきただけに、ちょっとクオリティ面で好感触だったので今後も 最低限作画だけは綺麗なままでいってほしかったんですが…まぁ、エピソード的にはこの作画で良いですが。 今回は作画同様、シナリオの方もかなり今イチというか、適当な描写が目立ったのが残念でした。 使い古されたとしか思えない設定で、スリの母親が病弱で息子は金を得る為にスリをしまくる、ほんでその スリと色々あって出会うのがフウ、結局スリは最後死ぬ、というのが面白くないとか以前に、少なくとも本作の 性質を考えればフウと会わすよりも、むしろジンと会わせた方が良かったような気がするだけに残念です。 設定がありきたりすぎるわけですから、せめてスリとの絡みはフウ以外にしてほしかったです。 最後スリが八丁堀に刺される理由もまるで不明ですし、スリは普通に落ち着いている状態、一応短刀を 持ってはいるものの誰一人傷つけておらず刺す気すら無いのは客観的に見ても明白、やのに八丁堀側から いきなりスリの方へと突っ込んで腹を刺すと、展開的に不明瞭な点が多かったです。 ヤクザの脅しも髪の毛焼くとかわけわからんモンでしたし、ほんまの極道ならいきなり指切れ。 まぁ、今回はジンのキャラがかなり光ってたのでシナリオの薄さは目を瞑ります。 博打でムゲんが「………三!」と言った直後、「バカめ、五だ」やからな、バカめて。 他にも「ギャフンなどと本当に言うやつがいるか、聞いた事が無いわ」といったセリフや、家屋に突っ込む ムゲンを見て八丁堀が「何者だ!」と言うと背後で静かに「馬鹿者だ」と答えたり、ジンが渋すぎた。 |
□ サムライチャンプルー 第08話 「唯我独尊」 □ たった今、ドアが開いたとしか言いようが無かった今回。 今回は正に山寺さんのキャスティング勝ちだったわけですが、あのアップはバビったな、バビったてお前。 内容自体はありきたりというか、正直どないやねんという感じの軽いモノでしたが、山寺さんを初めとした アイキャッチの「爆笑あにめ」やらで妙にウケ狙いの回やった気がします、ジンが目立ってたのは良かった。 ところで川村さんキャラ、胸チラつかせながらムゲンの酒に睡眠薬入れて金奪い取ってましたが、 結局あの行動はナンだったのかというと、最後山寺さんキャラと船乗って何処かへ行こうとしながら三人か 四人かの子供をあやしてたので養育費というか、あの時代なら生活費稼ぐ為に金パクってたと思うんですけど、 ジンとムゲンの二人を落としてたので意味ありげな描写やったのに、なんか普通のスリというオチで残念でした。 スリ自体なら前回も登場していたので、ネタとしては二週連続なのでパンチに欠けるのも微妙な点。 まぁ、ネタ的に微妙やったとはいえ、久々にジンがメイン張っての活躍だったので個人的には満足でした。 どうでもいいんですが、川村さんのキャラを見た晩、風呂入りながら自分の胸を手で確認するように押さえて、 「ま、別にデカけりゃいいってもんじゃないし」と言っていたフウがなんかえがった、フウええわ、ええ。 しかしフウの言う事も最もでありまして、俺は女性ではないので細かい事までは分かりませんが古来より女性の 胸というのはデカければ肩がコり、年月を経ていくうちに体型を維持出来なくなり胸が垂れていくという、 女性の目から見れば「デカければいいというものでもない」というフウの言葉は実に正しいものが御座います。 勿論、その身体が売りになる娼婦等を生業にしておられる方でしたら外見的な印象も十分に仕事に活かす事が 可能なのでそれなりのデカさはあった方が良いんでしょうけども、基本的にはフウのセリフが最も。 とは言うても、そんな胸の話をなんで本作の感想のトコに書く必要があるんかはマジで分からん、ナニ書いとん。 |
□ サムライチャンプルー 第09話 「魑魅魍魎」 □ ジンの扱いが悪かった、ムゲンは別の意味で扱い悪かったが。 まぁ普通というか、ちょっと飛んでる感じがナンとも言えず宜しかったんではないでしょうか、知らんけど。 内容に関しては中身自体シャレみたいなモノだったので強いて書く事もありませんが、関さんキャラが森の中を 疾走するムゲンとほぼ同じ速度で移動していたり、無駄に都合のイイ設定ですが関節外せたりと、それなりに 良かったです、30年程度の月日を経ただけでごっつジジィになってた理由がよぉ分からんけど。 |
□ サムライチャンプルー 第10話 「以毒制毒」 □ 久々の続きモノ、相手の技を毒と捉えてええんかい。 前回の軽い話と違い、今回はムゲンが死にかけるなど中々キレのある展開で良い感じでした、昇竜もキれてる。 よくあるクソみたいな展開と違い、一度昇竜に殺されかけたムゲンが再戦時まで修行の毎日を送るというのは 非常に好感が持てたんですが、出来ればジンと組み手するとか、そういう修行法も欲しかったところです。 これまでの展開を見る限り、ムゲンとジンは互角、厳密に言えば恐らくジンの方が多少上という設定でしょうし、 ムゲンが昇竜との決闘の約束に赴く際、「忘れるな、お前を斬るのは私だ」とまで言っていたので、そこまで 気にしてるなら組み手してお互いの剣技を同時に向上させてもええんとちゃうかなー、と思いました。 個人的にはジンの出番が少なかったのと、昇竜が負ける際の負け方に少々不満がありますが、ジンに関しては 今回続くで終了してムゲンが死にかけなので次回の活躍を期待で、昇竜はまぁ、登場人物の中でだと実力なら 間違いなく最強でしょうけど、破門された理由も分からなかったり、言動にアホな点が多々見受けられたので 背中の小刀に気付かなかったのも無理は無いでしょうけど、それでもちょっとオチ的には弱いかなと。 久々に続くで終わったので、次回が楽しみです、コレでムゲン死んだりしたら素で焦りますが。 |
□ サムライチャンプルー 第11話 「堕落天使」 □ 今回最高、出来れば45分尺ぐらい用意して描いて頂きたかった。 久々にジンが主役の話で、個人的にモロに好みのタイプの話やったので最高でした、ちょっとマジで良かった。 流石に神がかってたとは言いませんし、前回のラストだと今回も昇竜関係の話と思わせておいて全然普通の 単発エピソードという事で無駄に腹立たしい気分も味わいはしましたが、今回のは素で良かった。 元々俺は、東京魔人学園外法帖なんかでも吉原の女郎であるお葉とあの話が非常に好きだったりと、 遊郭の絡む話は何故かやたらと好きな展開が多く非常に嬉しいんですが、本作における女郎も良かったです。 最初にジンと会った時は女郎屋に売られる前という事で桟橋以外では明るく、ウナギ喰って「マズ!」とか 暴言吐くぐらいに明るかったのに、売られて以降はやたらと暗かったりするのも中々リアルで良い感じでした。 ただ、個人的にはジンと紫乃は体を重ね合わせる事はして欲しくなかったです…いや、正確に言えば、 ああいう状況下で出会った二人がお互いを愛し、愛し合うというのは非常に素晴らしい展開ではあるんですが、 出来れば初めてジンが店へ赴いた時でなく、最後寺へ逃がすのが成功した時、寺まで自分の手で送り届けて、 フウ達の元に戻る時に一度だけ抱き合うとか、個人的にはその方が良かったかなーと。 ちゅーかアレよな、紫乃がジンの手を触ってきた時に拒否した数秒後に場面変わったらヤった後やもんな、 アレは展開がギャグっぽくてキツかった、笑いは確かに取れたけどちょっと感動は薄れた。 こういう女郎との恋は基本的に結ばれるも最後女が殺されるか、或いは連れ出した男が殺されるかの結末を 迎える事が定番なんですが、紫乃は逃げ切れて良かったです、正直ジンは旅を辞めてでも紫乃と一緒になって ほしかったですけど、珍しく幸せな結末が見れて良い感じでした、旦那最低やったしなアイツ。 何にしても今回最高でした、ジンの感情が動くシーンが見れましたし、普通に話自体も良かった、あれだけ 自分本位のムゲンが理由を告げられずに「女を買いたい」と言われすぐに金を貸し、最後も「金返せよ」と 笑いながらジンに告げただけと、二人の友情なんかが垣間見えたりしたのも最高でした、たまらん。 DVDは二話収録の全13巻という事で、今回の話はTV未放映とかで話数がズレなければ六巻か、六巻買うぞ。 |
□ サムライチャンプルー 第12話 「温故知新」 □ 総集編、同時に今回からEDも曲変更、映像は多少追加みたいな感じ。 普通に放送してきた映像を適当に垂れ流すだけではなく、フウの日記をフウ自身の言葉で振り返っていく 手法だったのは個人的に嬉しかったです、ただ垂れ流すだけの総集編は論外ですし、ちゃんと新規の映像を 用意してくれるのは有り難いものの、最初と最後、ところどころに新規映像用意して全部見てもらおうという クソ以下の総集編が多い中、こんな風にただの総集編になってないところが良かったです。 良かったと言っても所詮は総集編なので正直どうでもいいような内容だったんですが、フウが色っぽかった。 |
□ サムライチャンプルー 第13話 「暗夜行路 其之壱」 □ ムゲン主役、出来れば裏でジンも動かしておいて欲しかったトコロ。 珍しくまともな続きモノの話でしたけど、個人的には微妙でした、本作特有のノリも無かったですし、 何より続きモノとして描くような類の興味を惹かれる話でも無かったのが難点、ムクロ普通にムカつくし。 とりあえず、妙に鋭い作画だったのだけは印象的でした、鋭いというか顎が前に出すぎというか。 |
□ サムライチャンプルー 第14話 「暗夜行路 其之弐」 □ 続きモノその弐、どうせやったらムクロは漢字の方がイイ。 童謡の様な曲に合わせてムゲンの回想を流すのは手法的にも中々演出として良かったんですが、逆に演出の 良さが光った代わりに前半パートの展開が中弛みしていたのが残念でした、ちょっと間をあけすぎかなと。 ネタとしては、実に分かりやすい悪役像であるムクロが全て仕組んでいたのではなく、その妹である善良に 見える女が裏で仕掛けた事だったという、よくある手法ながらも意外と上手く機能していて良かったです。 相変わらず続くのかどうか分かり辛いヒきでの「続く」なので次回も暗夜行路なのかどうか判断し辛いですが、 出来ればムゲンにはあのナメた女殺してもらいかったです、裏で仕組んでたとか抜きに。 勿論、如何に性格が悪いとはいえ実の兄をハメたり、恐らく好きだったであろう幼馴染を殺してまで 自由になりたかったという一貫した自分への信念のソレは素晴らしい行動力と認めれるものではあるものの、 性格というか、言動がいちいち腹立たしいんですよね、常にムゲンと、ムゲンが居なければジンやフウと、 その二人も居なければ寝返った男やムクロという具合に、誰かに寄生した風に見て取れる態度が癇に障る。 まぁ、別にムゲンが斬るまでもなく、こういう性格の女は一人になっても、どうせ誰かにしつこく寄生したり、 或いは生きる術を知らずに「何故生きたいのか?」という根本的な事も分からずに死ぬでしょうけども。 それよりも今回はジンのムクロに対する、「アイツは私が斬るはずだった」というセリフがカッチョ良かった。 流石にココまで一緒に旅をしてきた今となっては、お互い斬るのが目的の一つのままであるとはいえ、互いに 友情というか、仲間意識は芽生えてると思うんですけど、その段階に至ってもムクロを目の前にしてまず最初に 「斬る」という言葉が出てきたのがなんか良い感じでした、颯爽と斬るジンは素晴らしくカッコ良かった。 |
□ サムライチャンプルー 第15話 「徹頭徹尾」 □ フウのデブ化が良かった、川澄さんの声何気に好きと気付いた。 テンポが良かったので面白かったです、特に前回のAパートがトロかっただけに今回はスムーズで良かった。 それにしてもアレですよね、日高さんキャラは遊郭に潜り込んだ内偵だったわけですけど、遊郭絡む女は やはり無駄にいいキャラしてて素晴らしい、日高さんのおかげで更にキャラの印象宜しくなってますし。 日高さんキャラやテンポ良かったりで中々好印象な今回だったんですけど、強いて言えばジンとフウの扱いが ちょっと微妙だったかなと、フウはまぁ別にいいとして、何故ジンがムゲンと一緒に喜び勇んで遊郭に入ったり、 ブサイ女連続登場の後に日高さんキャラ出た瞬間必死でムゲンと取り合いするのかの理由が希薄かなと。 特に、ジンの場合は以前の女郎屋で働く女性に惚れているわけですから、ジンの様に表には出さないものの、 純粋に一途な愛を貫くタイプのキャラは他の女性に揺れないような気がするので、出来ればムゲンと一緒に、 それもフウ放置してまでやたら嬉しそうに遊郭入るのは遠慮してもらいたかったな、という感じです。 ところで日高さんキャラ、ムゲンの事を「あたしの旦那になる男だからね」と言ってましたけど、ほんまに そう思っているのであれば、今回内偵の手伝いまでしてもらったわけなので一晩ぐらいヤっても良かったかと。 |
□ サムライチャンプルー 第16話 「酔生夢死 ひと夢」 □ 作画綺麗やった、大塚さんキャラが無駄に渋かった。 折角作画が綺麗だったのに、舞台が夜の森だったのであまり作画の良さが映えてなかったのが残念でした。 久々に三者三様で物語が展開するのは面白いんですけども、フウのムゲン達に対する怒り方が軽いというか、 解散させる為に無理矢理別れさせた、みたいなセリフだったのが残念です、フウの気持ちは分かりますけど。 どうせ後で合流するとか、そういう現実問題はともかくとして、ジンの相手が佐々木さんやったのがたまらん、 未熟系のキャラだったのが残念な限りですが、久しぶりにジンがまともに戦闘している映像が見れましたし、 ムゲンと違い、戦闘中にフウの叫び声が聞こえると一瞬そちらに意識をやるなど、旅で連れ添った相手の事を 心配しているのも良い感じでした、真剣勝負の最中に意識飛ばすとか自殺行為ではありますけども。 本作の続き話の場合は一話目が無難に纏まった出来なので次回に期待、冒頭の川上さんギャルはキいた。 |
□ サムライチャンプルー 第17話 「酔生夢死 ふた夢」 □ 打ち切り、正規の最終回ではない為に作画は並。 クソ以下の局の都合での打ち切り最終回とはいえ、本作は別に大きな流れのストーリーがあったわけでは ない為、普通に終わったなという感じでした、今回の面白さも普段と同じぐらい面白かったですし、単発モノの おかげで終わり方も不自然でなく、むしろある意味では「あー、こんな感じやろうな」という終わり方。 ちょっとオクルのキャラを上手い具合に消化出来てなかった気はしますけど、他の描写は結構纏まっていたので 良い感じでした、佐々木さんキャラは敢えて殺さなくても良かったような気はしますけども。 というかまぁ、正直今回に限って言えば普通としか言いようが無い出来だったので、ある意味では非常に、 かつコレ以上無いくらい無難な最終回だった気がします、恐らくあの様子だと、ジンとムゲンは今後本気で 斬り合って相手を殺すような展開にはならないでしょうし、何かしらの展開的しこりも残らなかったので、 エエ感じかなと、ひまわりの匂いのする侍とかもはや視聴者の大半はどうでもいいと思ってるでしょうし。 それで本作の評価なんですけど、フウの依頼によるひまわりの匂いのする侍を探すという一つの目的は確かに あったものの、本筋には特に影響しておらず、基本的に毎回一話完結式の話が続いていたのが逆に功を奏して 面白さに繋がった気がします、キャラが良かっただけに単発の話は実に好ましいです。 金をケチらずゲストキャラにきちんと実力のある声優を起用したおかげで、脇を固めるキャラも良い味が出て、 総集編も半分はオリジナル、作画は一度しか崩れず他の回は最低でも普通の作画という見事な具合。 個人的には、本作は今年の4月〜10月までに放送されたアニメの中では三本の指に入る快作だったのでは ないかと思います、久しぶりに単発でなく、普通にDVD買い揃えようかと思える出来でしたし、毎週楽しく 見させてもらえたので、非常に満足でした、DVDでしか続き見れないなら買ってもいい、面白かった。 |