奥さまは魔法少女

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奥さまは魔法少女   第01話 「kissはダメよ、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

ちょwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwとか書いとけば見た人には伝わる気がせんでもない。
ヨーダが出てるという噂を聞いて見る事にしたんですが、なんかもぅな、エロ妻すぎてどないしてええやら。
先程公式サイト確認してきたんですが、嬉子あの格好で27とか、さやかが言ってたように魔法少女とか
名乗ってる場合じゃない、ケツ見えてるとかはココまで露骨やと逆に気にならないんですが、むしろ
パンツ履いてるかどうかが心配でなりません、旦那ナニしてんのか知らんけどちゃんと注意したれ。
内容の方は普通に面白く見れたというか、それなりに良かったんじゃないかと思います、嬉子無駄に可愛いし。
井上さんじゃなければただ単に痛いだけの女になってたような気もするので、井上さん起用は見事かなと。
スタッフ確認してないんですけど忘却と一緒ですかコレ、カメラアングルがソレくさいんですが。
今のトコますみんとヨーダが出てるだけで観賞確定ですけども、巽がもう少し何とかならんかなーと。
別に個性が無いとかは正直昨今のアニメでは珍しい事ではないので構わないんですが、嬉子が濃く、
ゆう子がしっかり者の元気系に見えるので、なんか個性無いのが余計強調されてるというか。
一話なので作画は当然綺麗で、内容の方もテンポが良くて嬉子が可愛い、ED井上さんが歌ってて良い感じと、
今のトコ見続ける予定です、キャプは嬉子かヨーダの春日 裕美多目で、エロ系の絵は基本的に無しで。
ちゅーかアレですね、公式サイト見たら煽りに「キスをすると、魔法がなくなる…!?」とか書いてるんですが、
今回ラストで嬉子がキス拒否ったのは魔法が使えなくなるのを恐れてですか、公式でネタバレすんなよ。
ラスト、嬉子の爆乳に上から乗っかかられ嬉子も潤んだ顔で紅潮しながら「キスは…キスはダメ………」
とかメガネ君は言われてたわけですが、いやお前、その体勢と顔でソレて、犯られんぞ思た、ちょっと立てと。



奥さまは魔法少女   第02話 「シチューはOKよ、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

いやーおもろかったです、普通に面白いというのも当然あるんですけど、むしろ今回はわけわからん腹の痛さが。
嬉子の友達や旦那が出てきたり、前回はウザイだけにしか思えなかったさやかにクラスの女子や巽が絡んだり、今回は
キャラの側面が見えたというか、ある意味二話なので当然ですけど色んな面が描かれていて面白かったです。
相変わらず嬉子の可愛さは尋常ではありませんでしたが、どちらかと言えば今回はさやかの描写が良かった気がします。
鬱陶しがってるだけだったものの春日 裕美達に追いかけられて、巽に何となく惹かれてるっぽい描かれ方で、
話数を考えるとあまりに早い気はしますけど嬉子と普通に会話して夕食をご馳走になったりと、まぁ所謂敵と仲良く、
という展開だったので普通に良かったなーと、二話で仲良くなってどうするという気もしますが、少なくともさやかの方は
まだ嬉子から指輪貰うの諦めてない様子なので…というかまぁ、ベッタベタですが個人的には巽と仲良くなって頂きたい。
で、嬉子の旦那の保、小杉さんのおかげで無駄に渋かったわけですが、保アレですよね、嬉子みたいな嫁が居てて、
別居して暮らしてるとかナニが不満やねん思いました、公式見てみると「キス拒むから」みたいな事書いてましたが、
まぁナンですか、普通の超人嫁程度なら「そんな事で別居するな」となりますが嬉子は仕方が無い、そら別居する。
そこまでしてでもキスしたいという保の叫びが凝縮されてると見た、ちゅーかそらしゃあないです、あの顔と声と性格で、
挙句に何故かエロイ雰囲気が滲み出てるわと、それで接吻しようと思えば拒否、ヤってまうぞっちゅー話で御座いますな!
ソレはいいとして、春日 裕美だけでなくヨーダが通行人数名にも声を演てていたのが純粋に嬉しかったです。
春日 裕美も勿論イイんですけど、通行人の笑い声が一夏っぽい笑い声だったので和むというかなんと言うか。



奥さまは魔法少女   第03話 「大人ってコドモよ、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

相変わらず面白かったのは大変喜ばしい限りなんですが、巽がバイトしてる会社が出してる雑誌の読者投稿の欄に
誤植が有り、直接本人の元へ社長と記事ミスった編集者が謝罪しに行くのは当然ですけども、その謝罪に巽まで
付き合わせるのは普通にどうなんかなと思いました、その足で保の元へ向かうので序だったのかもしれませんけども。
そういうミスった事に対する謝罪の経験なんかは早めにさせておいた方がいいのかもしれませんけど、全く関係の無い
新人のバイトをそういう場にいきなり駆り出すのは間違ってるんじゃないかなと思いました、空気読めと。
まぁ社長が付いてくるように命令したとはいえ、その社長は保宅で無駄にイイ人ぶりを発揮して巽を助けたので
構わないんですが、むしろ前回も妙にウザさの目立った塩谷でしょうか、誠意ある謝罪じゃありませんでしたし。
巽サイドはこのぐらいにしておいて、嬉子はほんま、「空がたかーい」とか平和な顔して喋りながら空を見て歩く、
そしたら気付かずに電柱に直撃して「いや!えへへ、またやっちゃった」と頭を小突く仕草をしていたわけですが、
もぅあのほんまさ、ヤバイ、可愛すぎる、この様子を見てさやかみたいに「さぶ!なによアレ」とか思うヤツは露骨に素人。
真面目な話、紀やうるるじゃないですが一つ屋根の下で嬉子みたいな人妻が住んでて巽よぉ我慢出来るなと、コレは
犯罪になっても構わん勢いでヤってもうても仕方の無い可愛さがある、ヤバイ、ヤヴァすぎる。
一方さやかは掃除の時間、廊下を手で直接雑巾がけとかエゲつない事になってて可哀想でした。
勿論学校によってはそういうトコもあるのかもしれませんし、最近の小学校ではそういう掃除が主流なのかもしれませんが、
少なくとも俺が小学生だった頃には雑巾がけは学期が終わる直前にモップがけ、だったので驚いたというか何と言うか。
最後はブルガ、さやかがツンツンしてるだけのキャラになってきたところに、更にツンツンして聞き分けの無い、
所謂お嬢様のライバル系みたいな感じで登場したのは良い感じでした、自らの実力と資格の無さを理解せず嬉子から
指輪奪おうとして失敗、無様に逃げ帰るとか最高でした、普通初回は押すのに早速失敗とか無駄に熱かった。



奥さまは魔法少女   第04話 「夕立は危険よ、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

さやかは良かったんですけど、今回は他の面が全体的に微妙でした、前哨戦の更に前哨戦、みたいなイメージ。
そもそも内容以前に、流石に四話まで来た事で作画が崩れてたり、作画の崩れを映像面でカバーする為か無意味な
エロカットが多々あったり、無駄に胸揺らしたり、ちょっと視覚的に今回は宜しくなかったかなーと、何故かいつもと
同じ服装なのに嬉子の胸元はやけに開いた状況になってたりと、悪い意味で媚びてた印象があります。
まぁその分さやかが巽に愛想振り撒いてて可愛かったです、散歩中に巽を発見して一緒に行動したり、遊ぶトコの話に
なった際に「もし遊園地があったら、一緒に行く!?」と聞き巽が肯定すると「約束だよ!?デートの約束!」と
嬉しそうに言って去って行く、雨が降るのも構わず高台?にジェットコースター等の遊園地の定番モノを作って喜んだり、
中々年齢的な事も含めて可愛いなと思いました、出来れば巽と遊んでほしかったところではありますけども。
というか、その作るトコまでは良かったものの、結局嬉子に阻止されて遊園地は無に帰し、一つだけ残したティーカップに
嬉子が項垂れ、嬉子を探しに来た巽が傍から見れば相合傘、「巽さんは元気をくれるのね…」とか言いながら巽に
寄りかかる嬉子の姿を見てしまったりと、なんか無駄にさやかが可哀想な一面もありましたが、余計さやかが嬉子嫌うわ。
あとは嬉子の母親でしょうか、顔が見えなかったので確実な事は言えませんが、幼少時代の嬉子の母親で、それでいて
土井さんにしてはえらいオバハンくさい声はどうなんかなと思いました、悪いとは言いませんが年齢イきすぎの気が。
「変わらないものがあるとしたら、それは素敵な事だと思わない?」というのは良い感じでした。
普通に良いというのもありますけど、ウテナ時代からのスタッフはやっぱり永遠に拘ってるのかな、とか考えれたりで。



奥さまは魔法少女   第05話 「大人ならOKよ、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

巽メインで普通に良い話でした、吉田松陰を絡めたのは中々物書きらしい保という感じですが、ネットでの検索による
資料とはいえ、一応必死こいて資料コピーした巽が保にマジギレされて「帰れ!!」は可哀想やなと思ったり。
「自分の苦労を嫌がっていたのでは、多くの人が幸せに暮らせない。苦労してでも人の為に尽くしなさい」とか、
「しっかり勉強しなさいって事かな」など、既に「普通にイイ話」という内容だったのは結構なんですが、保の言うような
本作だからこその良さがあったわけではないものの、媒体関係無くイイ話だっただけに、出来れば今回は綺麗な作画で
見たかったなというのはあります、さやかが大人verになったのも初だったわけですから綺麗な作画で見たかったなーと。
というか相変わらずさやかが良い感じでした、巽と遊ぶ為か釣り合いが取れないと感じていたからなのか、魔法を使って
大人の姿になり巽と日中過ごして、家に帰って「デート…しちゃった………しちゃった!」と嬉しそうに笑みをこぼすと、
嬉子と対峙してる時の雰囲気や、基本的に普段は小学生という事も相俟って「らしい可愛さやな」と感じました。
この年頃の女の子だと好きな男の子と喋れただけで一日中幸せな気分になったりするじゃないですか。
そんな状態なのに、大人の姿でとはいえデートまでしたらそら悶え死にますよね、ちょっと微笑ましかったです。
二話ぶりに春日 裕美が出てきた事についてはまぁ、家に遊びに行った翌日から早速「紅さん」が「さやか」に変わってて
ビビりはしましたが、むしろ二話分出てこなかったせいで咄嗟に名前が出てこなかった事の方が問題、ヨーダヨーダ。
あとはアレですか、「私…なんてことを………!ソースとお醤油間違えちゃった!!!」と泣き崩れる嬉子の天然ボケ、
「僕も枯れてしまいますから…嬉子さんの笑顔とご飯がないと」とか真顔で言える巽の天然ボケ、この辺りが光ってた。



奥さまは魔法少女   第06話 「大人の魅力って…、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

ヤッベ!嬉子ヤッベ!可愛いとか超越して既にヤッベ!何て言うんですか、勿論井上さんが嬉子をやっておられて、
その井上さんは当然上手くて声もイイ、その井上さんのおかげで嬉子の良さは何十倍にも膨れ上がってるわけですが、
これはもぅ良いとかそういう次元の話ではない、正直コレは結婚したい、イイとかじゃなくて嫁にしたい、たまらん。
巽と一緒に大衆演劇を見に行ける事になって「うふふふふふ」と笑いながらその場で回転して喜びを表現したり、
シャワー浴びながら「デートかぁ…巽さん、もしかして私に興味…は!?やだ…もぅ…あたしったら…」と一人で
赤面して恥ずかしがったり、傍目にも楽しみで仕方が無いという状態が手に取るように分かるのが最高で御座いました。
最近は巽も毎回良さが前面に押し出されてきてますよね、今回の冒頭なんかは真夜中に、Tシャツにパンツ一丁という
イカすスタイルで嬉子の部屋の戸を開けるという暴挙に出たものの、取材の前に下調べを念入りに行ったり、さやかが
調子悪そうにしていたら気付き、倒れて心配だったからかさやかに連絡先を教え、嬉子との待ち合わせに遅れたら、
「嬉子さん、僕が踊ります!練習したんです、今日の為に!」とか言い出して踊ったりと、最後のはちょっとアレですが。
しかし、取材に行く途中大人verのさやかと遭遇し、さやかが取材内容に関して「へぇ…面白そう」と言ったら、
巽は何の気兼ねも無く「君も行く?」と誘ってましたけど、実際アレはどうなんでしょうね。
勿論仕事として行くので、そういう意味では部外者を同伴させるのは問題でしょうけど、やっぱり巽の優しさから出た
発言ですよね、「手伝ってもらいたい事もあるし、君さえ良ければ、ぜひ」とか言われたら、正直さやかじゃなくても
嬉しいですよね、「なんやったら一緒に行く?」ではなく、自分が必要とされてるからこそ誘ってくれてるわけですし。
焼き物や陶器の話はよく分かりませんが、相変わらずこだわった展開を見せてくれたりと、何気に、全体的にイイ話を
見せてくれてるのが本作の隠れた魅力かなと思います、隠れてはいませんけど前面に出てないのでさり気無い良さ、と。
ただその直後の「巽さんは…ふくよかなのが好き!?」というさやかのやたら積極的な発言には度肝を抜かれました。
「う、うん、まぁ」と巽が答えると、「それじゃあ、胸が大きい方がイイって事?」と聞いたり、ちょっとマジで
胸の事気にしてんねんなーと思いました、元が子供だからとかではなく、やっぱり巽の側には嬉子が居るからこそ
余計気になったんですよね、そらあんな完璧超人が側に居たら、さやか的には焦る一方でしょうし。
そんなさやかは巽の連絡先を聞いてすぐに電話してたのが可愛かったです、自分子供verやのに出たらどうすんねんと。
今回は内容も当然ながら、久々に作画が良かったのが何より嬉しかったです、で、次回は海行くみたいなので楽しみ。



奥さまは魔法少女   第07話 「すぐそこにあるキス、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

さやか最強、最高とかイイとかそういうレベルを超越してもはや最強でした、正直コレは悶える。
前回、巽の携帯の番号を聞いた事で自分から巽に電話して「私もうすぐ夏休みなんです…だから、一緒に…海とか…」
と誘いの電話をかけて、承諾を貰えて手に持っていたクマのぬいぐるみを放り投げて心底喜ぶさやか。
待ち合わせ場所で待っていると「なんだか…恥ずかしくなってきちゃった」と言い周りの女性の胸を見て、
「みんな…結構大きいし…」と拗ねたかと思いきや、巽に「その水着可愛いね」と褒められて恥ずかしそうにモジモジ。
昼食後、巽に笑顔を向けられると赤面しながら俯くさやか、もぅほんま凄かった、マジで巽と幸せになってもらいたい。
一方の嬉子は妙に浮き足立っていて面白かったです、巽とさやかの電話を柱の影から覗き見て聞き、
電話が了後したら甘えた声と顔で「たつーみさん、電話誰から?誰、誰、誰ぇ?」と巽に詰め寄ったり、理由が
多少不鮮明なものの美容院で髪を整えてもらったのに巽は相変わらずさやかと楽しそうに電話、その光景を見て
ムスっとしていたのに、「嬉子さん、前髪、切ったんですね」と言われるとやおら嬉しそうな表情と声で、
「わ、分かっちゃった?そうなの、うふふふ」となったり、必死に巽とさやかのデートを双眼鏡持って追いかけたりと、
年齢的な事もあってか自分からは巽へアプローチをかけれない可愛さが目立って良い感じでした。
ただ保が可哀想ですよね、結婚式当日も嬉子は暗い顔をし、キスを拒む理由は教えてもらえない、前髪を切った、
その事に気付いても嬉子は特に反応せず、巽とはキスをしたのかと聞くと強烈なビンタを貰うと、流石にコレは
保可哀想すぎやなと思いました、挙句に「お願いです…私と…別れて下さい!」とか巽の話題を出した直後に
言われるという展開、正直傍から見れば間違いなく嬉子の方に問題がありますよね。
キス云々は別にしても、結婚する程に愛し合ってるはずなのに嬉子は保に対しての優しさなんかが見えませんし。
接吻と言えば、巽が自分からさやかにキスしようとしてたのが意外でした、余程さやかの事を好きになったと
考えれば不自然ではないものの、巽は、知り合って会うのが数回目、という女性にソコまで思い切った行動を
取るような人物には見えなかっただけに中々意外やなと、出来れば巽にはさやかと結ばれてもらいたいところです。



奥さまは魔法少女   第08話 「想う人がいる、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

作画がシャレならん事になってたわけですが、大事な内容だっただけにこの作画はマジでどうなんかなと。
クソ作画というよりも、エロアニメの中でも特に作画の酷いモノ、というレベルだったのが色んな意味で衝撃でした。
内容は大事なうえに良かったんですが、これは久々に作画がクソすぎて内容の評価も著しく悪くなるレベルだったかと。
由貴が単なる保険医ではなかったという事実に驚愕ですが、個人的には回想の中身が今イチだったかなと思いました。
自分は大学?合格したのに、彼氏は交通事故で死亡してしまったというのは、展開としてはよくある系統の展開では
あるものの、逆にありがちすぎて感情移入出来なかったり、いきなり由貴をメインに持ってきて一気に悲壮な回想、
という事をされても話に入り込みづらいのが残念なところでした、作画がココまで酷くなければまだ良かったんですが。
ただ、「いい?忘れるっていうのはね、自分の地図からその人の住んでいた町そのものを消し去る事よ」というセリフ、
言ってる事は正しいものの由貴本人も忘れきれてなかったのが、無駄にリアルだったというか、由貴みたいな真面目で
一見固そうに見える女性ですら「忘れる」という事を出来てないので、如何に難しいかを表現していて良かったです。
あとはアレですか、巽は最近扱いが良かったのに今回は保の担当のメガネに色仕掛けされるわ、頑張って跳ね除けたら
女の色香に惑わされたのか保がメガネの言う事を信じて巽は殴られるわと、なんかもぅ散々な目にあってて可哀想でした。
こういう時、偏見に聞こえるかもしれませんが男ってやっぱり不利ですよね。
信じる方が悪いと言えばそれまでですが、男が泣きつくのと女が泣きつくのなら、一般的には殆どの人が女性の意見を
信用するでしょうし、無意識下で「男なら信用しなくても、仮に間違っていても後で笑い話に出来る」という心理が働く、
ソレがまたエグいところですよね、キれる人も勿論居るでしょうけど、今回は一方的に巽が可哀想やったなーと。



奥さまは魔法少女   第09話 「思い残すことはないように、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

アップになると非常に綺麗な作画だったのが、正直内容も佳境に入ってるだけに綺麗な作画で嬉しかったです。
遠景の作画は微妙でしたけど、アップでこれだけ綺麗だと多少の問題点には目を瞑れるという感じで。
相変わらず内容も良い感じで面白かったんですが、なんかもぅ保がひたすらピエロにされてるのが、笑えるというより、
むしろここまで来ると哀れに見えるなーと、冒頭、腫れ上がった頬が痛々しい巽が「誤解です!」と叫ぶも、
「何が誤解だ!」とマジギレ、「僕には…想う人が居ます………想う人が居るんです!」と巽が続けて発言すると、
何故か巽を殴りつけて口から出た言葉が「ふざけるな!」とか、嬉子と結婚して以降もキスは許してくれない、それで
憤りを見せても「ごめんなさい」の一点張り、保は確かに可哀想な状態だとは思いますが今回のは酷すぎ。
エロイ女の言う事は疑いもせず真剣に聞き入れるくせに、真摯な巽が真実を話しても全くの無視は酷い。
本編の方はさやかが良い感じというか、新しい町を作る為に来たのに、巽を好きになったから気持ちの上で既に
変えれなくなり、好きだから巽を消す事が出来ず役目を放棄した形になってる、というのが泣けます、さやか…(´Д⊂
初めて自分の事を真剣に心配してくれる人物だった巽、大人の姿になってまでデートしてもらい好きだったのに巽は
嬉子の事を好きだと、名前こそ出さなかったものの告白、それに対してさやかは泣かずに、笑顔で巽に対して、
「善は急げっていいますよ…貴方が想う人に…気持ちを………」と口を開くとかほんま、ちょっとマジで泣ける(´Д⊂
一方の嬉子は、ほんま今回は保と合わせてこの夫婦ナニやってんねん、という感じですよね。
理解者が来てくれたり、評議会へ文句を言いに行ってくれたりする人が居る中、これまで頑なに保からのキスを拒み、
さやかが作ろうとする新しい町を防いできたのに、巽に告白されると指輪を外して「さようなら…私の中の魔法少女…」
と言いながら自分からも接吻する為に巽に顔を寄せていくとか、ちょっと正直コレは酷いですよね。
周囲の皆に酷いというか、気持ちの上でムカついても巽とさやかは納得するでしょうけど、コレはナメすぎちゃうかなと。
でまぁ、結局指輪が光ってるのを見て接吻取り止め、また「ごめんなさい」と号泣とか、逆に巽がいい加減可哀想を
通り越してエグイ、さやかにも嬉子にも、客観的に考えてもキスするのが自然な状況なのに直前で拒絶されて、
二人とも理由すら教えてくれずひたすら謝るだけ、マジで巽が接吻恐怖症になる気がする。
で、特に今回は本作のテーマでもある「古き良きモノを護り受け継いでいく」か「全てを壊し新しいモノを作り上げる」
というのがクローズアップされてましたけど、まぁ後者は「壊して」は言葉が乱暴ですがそんな感じですよね、
良く言えば「新しいモノへと作り変える」になりますけど、「巽さんを消して…」という言葉がある事から考えて、
恐らく今の町に住んでる人は全て消滅する事になるでしょうから一切の破壊という事になりますし。
個人的には、まぁ「全てを消滅」になるのであれば別に新生もいいかなと思います、個人的には懐古主義なので
どちらかと言えば嬉子側の意見なんですが、中途半端に残すわけではなく全てを新しくするのであれば、成功も失敗も
全てが新しくなるので、それならいいかなとも思えます、いいトコだけ残す、とかされると心情的にムカつきますが。
ところで巽、久しぶりに高飛びやって、自分が学生時代に持ってた記録を更新する、というのは流石にどうかと。



奥さまは魔法少女   第10話 「心を開く、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

ようやくさやかが学校の友達にも心を動かされたり、友達と初めて心から接する事が出来たり、挙句に嬉子の窮地を
助けにきたりと、相変わらずさやかは毎回成長してるのが良い感じでした、評議会の言いなりにならないのも良い。
実際小学生とは思えない決断力と行動力ですが、ほんま初登場時に比べると凄い良キャラになりましたよね。
対する嬉子はほんま、正直ココ最近徐々に印象悪くなる一方で中々手厳しい限りです。
展開の関係上仕方無いんでしょうけど、「私はずるい…本当の自分も見せずに…」とか言った直後に、特に然したる、
心情変化どころか何のセリフも無く「巽さん…見て…」と言い庭を空中浮遊して変身するのはどうなんかなーと。
挙句、さやかに助けてもらっても礼は言わず即座に巽の元へ急行、嬉子が原因なのか嬉子を閉じ込めていた光の檻が
原因なのかは分からないものの、嬉子に関する飛散物のせいで町中が火事になってるのに巽が気付くまで巽とラブラブ、
巽に真摯な気持ちで告白されたからか巽には自分が魔法少女である事と管理者である事、全てを話したのに保には
これまで何も話さない、なのに巽に今回話したからか最後保の元に会いに行き次回とかほんま、ちょっとナメすぎ。
個人的には久々に自分勝手でウザイ女を見たな、という感じです、序盤の印象が良かっただけに急展開がキツイ。
最終的に嬉子が管理者のままいくのか、さやかが管理者になって今の世界を維持していくのか、恐らく結末はその
どちらかになるんでしょうけど、どちらになっても嬉子はセコイですよね、前者ならキスこそ出来ないものの巽とは
ラブラブですし、後者ならキス解禁で巽とはよりラブラブ、結局どちらに転んでも嬉子にとってはイイわけですし。
単純に、視聴者的にはさやか応援で嬉子はヤな感じ、という状況になってると思うんですけど、何気に一番残念なのは
巽ですよね、浅野さんキャラとは大した絡みも無く終了、さやかとの友情とも恋愛とも取れる仲を丁寧に育んでたのに
展開の関係上か、見てる限りだとほぼ一目惚れレベルで好きな嬉子の方にいきなり流れると。
さやか同様、巽も回を追う毎に良キャラになっていただけに、この展開は正直残念な限りです、嬉子と結ばれたのは
諦めるとしても、巽の性格上、最後の後押しをしてくれたさやかに連絡すらしないという事はまずありえないはずなのに
何故か連絡すらしないというのもちょっとなーと、まぁ本筋の展開自体は相変わらず面白いので次回以降に期待で。



奥さまは魔法少女   第11話 「秋の風が吹いた、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

まぁ今更という感じですが、とりあえず大事な内容の回や重要な回の作画だけはちゃんとしてもらいたいなと思いました。
内容的には前回だったか前々回だったかは忘れましたが、嬉子がいきなりイヤな女になり出した辺りからの流れなので、
相変わらず嬉子がひたすら自分勝手で他人に迷惑かけるだけのヤな女、に見えてなりませんでしたが、まぁ…一応
さやかが嬉子を率先的に助ける立場に回ったのは当然ながらも熱いなと、「展開上無理矢理」に見えるのはこの際無視。
他の面の感想に関しては特に無いです、さやか関連は無理矢理っぽく見えるとはいえ良いと感じれたのは事実なものの、
巽や保の扱いがあまりに酷いのでちょっとなーと、主役は嬉子なので嬉子主体の展開になるのは分かるんですが。
結局嬉子は保の事を「この人なら私のこと分かってくれそう」としか思っておらず、今回魔法少女の姿のままで会いに
行ったのに、相変わらず「好き」とも「愛してる」とも、「愛してた」とすら言わず、保との邂逅が終わった直後に、
巽に涙を流しながら「貴方だけは、消えてほしくない!」と懇願して町から遠ざけようとしたり、お前ちょっと頭冷やせと。
序盤の展開だけで考えれば委員会の方が悪者に見えるものの、これはちょっと確かに嬉子勝手すぎるなと思いました。
ワンダーランドを護りたいという気持ちは分かるものの、完全に私情になってるうえ、新しい男が出来たらその男だけは
消さない為に逃がそうとして、男と気持ちが通じ合ったらさやかに指輪渡そうとするとか、そら委員会も怒るわなと。
この展開の流れでラストまでイくでしょうから、何となくもぅ楽しむ事は出来ない気もしますが一応ラストまで期待。



奥さまは魔法少女   第12話 「心に生きている、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

個人的には今回の内容かなり良かったです、ラストの嬉子帰還だけはどうにも展開を急ぎすぎてる気がしましたが、
前回までの性急すぎる展開や嬉子の身勝手さは無く、今回はきちんと委員会から、冷静に考えれば優しい処置では
あるもののちゃんと叱られて、さやかも随分成長したのに、やはりブルガの挑発に乗ってつい指輪を嵌めてしまう辺り、
ラストへの盛り上がりを予感させるというか、「成長してるけど如何にもさやからしい」という感じで良かったです。
ブルガ達が側に居ないと操られはしないようですが、その際、管理者としてのヴィジョンを祐貴からの告白で
片鱗を掴む事になるさやか、個人的な意見だと祐貴はあまり好きじゃないので、出来れば、やはり片思いしてて、
向こうもさやかの事を間違いなく友人以上として見てくれていた巽からの言葉で何か得てほしかったですけども。
操られたままで最終回へ突入する事になったので、出来ればラストは巽の説得が欲しいなーと、何かしらの要素で
大人状態のさやかになってしまい、ソレを見た巽がようやく理解して説得、とかで。
一方の嬉子、今回の描写は悪くなかったんですが、冷静に考えれば嬉子って女性キャラにしては珍しいタイプの、
「主役やけど魅力の欠片も無く成長の後すら見えない男主人公」に近いですよね、魅力はありますし顔が可愛い分
間違いなく得をしてるものの、物語中盤からあまりにも身勝手な性格だった事が判明して以降は、どうにも成長を
しないとか以前に「その時その時の言葉に従って流されてるだけ」とも取れてしまう行動ですし。
嬉子の帰還に関しても、前述のさやか同様、町中を巽が奔走してるのを保が見かけて嬉子の帰りを願うとか、母親が
出た後ではインパクトに欠けるものの面影として牢獄に登場するとか、最低限保に対する配慮が欲しかったかな、と。
まぁ保は展開上都合の悪くさせられてるキャラなので仕方無いんでしょうけども、ちょっと可哀想すぎるなーと。
流石に今回は作画も綺麗だったので、次回の最終回に期待、無理なのは分かってますが巽と仲良くなるさやか希望。
しかし、さやかがブルガ達の人形になってるのを見て「やれやれ…サポートに付けた者達に操られるとは…」と
委員会のオッサンは呆れてましたが、確かにサブがメインを喰ってしまうのは良くないものの、その操ってるサポートを
付けたお前らの選定眼には何も問題が無かったのかと、嬉子も僭越ながら突っ込んだれと思いました。
そういう事を一切考えない辺りが如何にも「能無しのお偉方」という感じでリアルでもあり、役所っぽいなと。



奥さまは魔法少女   第13話 「あなたがそこにいる、ということ」
(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

最終回、相変わらず嬉子の身勝手さが目立ったものの、内容描写共に良い感じでした、久々に1クール作品のラストで
「終わってほしくないな」と思える程に感慨深い内容だったので、個人的には今期一番の良作だったのではないかと。
さやかが誰の説得も受けず、ブルガが消えた際に意識を取り戻し、祐貴からの告白の際に言われた言葉を思い出して
自力でブルガ達の呪縛を…というよりも、前回の事も考えると単純にブルガ達の術中にハマってる状態で無ければ
何も問題は無いという事でしょうか、てっきり「さやか自力脱出→結局嬉子はまた何もしていない」という結果に
なっていたのかとばかり思いました、正確には由貴がブルガを退けたので、まぁやっぱり嬉子は何もしてないんですが。
新たなワンダーランドを作らずに今の状態を維持するというのはさやかの成長が分かってイイんですが、コレ委員会的には
どうなんでしょうね、嬉子の母親が作って以降、フレイヤ、嬉子、さやか、分かってるだけでも三名が「新規に作る」事を
してないわけなので、何処の世界でも上の方のお堅い連中は「なんで一緒のままやねん」とか怒らないんでしょうか。
展開的にはホント、嬉子がちょっとアレだった以外非常に良い終わらせ方だった気がします、無理矢理なハッピーエンド
というわけではなく、普通に皆が幸せなまま町の時間は流れていく、という締め方だったのが特に良かったです。
ただ保だけはやはり可哀想というか、嬉子が巽とくっ付く為にだけ用意された色んな意味でのかませ、という印象が
強かったのが残念かなと、保と巽の絡みは面白かったんですが、嬉子の考え方が問題ありすぎるせいで保がひたすら
ピエロ的な役回りにさせられていたのが何とも、シナリオ上仕方無いせいで誰もフォロー入れませんし。
あとは巽の後輩の浅野さんキャラ、目標を超えるとかの関係で必要だったのは分かりますが、出番が少なすぎたのと、
出てくると巽に必要な事だけを言う、という局地的すぎる登場のせいで今イチ印象に残らなかったのが残念やなーと。
さやかの友人やクラスメイトに関しては良い感じでした、ブルガは後半で一気に印象に残るキャラに成長して良好。
振り返るまでもなく非常に秀逸な作品だったと思います、半ケツや胸の谷間が無駄に見えたり女性キャラ多かったり、
パっと見の印象が決して良いモノでは無かっただけに、中身がしっかりしていたのが余計好印象へと働きました。
予定は未定なもののDVDも購入予定、忘却の旋律は中盤で見切りましたが、今回のは面白かったです、次回作も期待。


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