ウルトラマン

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 第01話〜第13話
 

 第27話〜第39話
 


ウルトラマン   第14話 「真珠貝防衛指令 -汐吹き怪獣ガマクジラ登場-」
かつてない間抜け面の怪獣でしたが、遂にフジがスポットを浴びるエピソードかと思いきや、特に何もせずに終始真珠を
食べる怪獣に絶叫していた印象しか残らないという、スタッフは何かフジに恨みでもあるのかと思えるエピソード。
 フジの日常描写
冒頭、結局買いはしなかったものの給料日でお金が入りフジがショッピングをするという平和な光景が。
本筋とは関係ないものの、こういう日常の一コマ展開は見てて楽しいので、個人的には非常に好印象でした。
けど、科学特捜隊のメンツは日常描写が難しいですよね、フジはショッピング、イデは遊んでる、そういう風にこの二人は
比較的容易に想像出来るものの、真面目なハヤタとキャップ、意外に熱血漢のアラシ、この三人の日常とかあるのかと。
 ガマクジラが軽すぎる
ビートル二機で網を張り怪獣を持ち上げる作戦を決行してみると、簡単に持ち上がり空中輸送されるガマクジラ。
細かい事はギャグとして突っ込むだけですむんですが、いくらなんでもコレは無いだろうと。
 怪獣の撃破方法が吹いた
ガマクジラを頭突きで爆破してそのまま宇宙へ帰って行くウルトラマン、そんなバカな。
どうもここ数話は練り込み不足が否めないエピソードが多いんですが、今回のこの撃破方法は面白かったです。



ウルトラマン   第15話 「恐怖の宇宙線 -二次元怪獣ガヴァドン登場-」
子供達が大根すぎて見るに耐えませんでしたが、今回はそれだけでなくキャップまでおかしかったのが残念でした。
例えばどういった作品でもその回を担当する脚本家によって多少の違いはあれど、どうもウルトラマンに関しては、
エピソードによってまるで印象の違う人物や「そういうセリフは言わないだろう」という展開が多いのが気になります。
 怪獣の認知度
教室の後ろに張り出す絵にレッドキングやカネゴンの絵を描いている子供達、一般にも認知されてるようなので、
結構出現回数は多いんでしょうか、レッドキングはまだしも、カネゴンは科学特捜隊員すら知らなかったのでアレですが。
 イデの提案を却下するキャップとアラシ
「怪獣の絵を消せばいいのでは?」という一番簡単で確実な解決法を提案するイデ、しかし却下するアラシとキャップ。
キャップは「我々は明日、正々堂々ガヴァドンと対決する」と、消せばいいのに何故「多少の被害は止むを得ない」と
自身が言う戦闘をわざわざするのか謎ですし、アラシに至っては「科学特捜隊が落書きを消しになんて行けるかよ」
などと「科学特捜隊」の見た目にこだわって消しに行かないというあまりにも愚かな展開。
この辺りは脚本上の問題というよりも、流石に違和感がありすぎて悪い意味で唖然としてしまいました。
 ウルトラマンが鬼すぎる
容赦なくガヴァドンをボコボコにするウルトラマン、ガヴァドンは悪い怪獣ではないと分かってるはずなのにボコボコ。
最後は子供達の悲痛な叫びを聞きガヴァドンを持ち宇宙へ帰還、子供達への呼びかけを考えるまでもなく一時的に
何処かの星に移住させてるだけなんでしょうけど、どうも今回は腑に落ちませんでした、絵を消せばいいだろうと。



ウルトラマン   第16話 「科学特捜隊宇宙へ -バルタン星人登場-」
バルタン星人が再登場するエピソードでしたが、流石に初登場時に比べると今イチだった感は拭えないかなーと。
内容的には悪くないものの、初登場時は核の危険性や宇宙人との和平など、二話という早い時点での内容も含めて
実に秀逸なエピソードだったので…勿論、今回もココ最近のちょっと微妙なエピソードに比べると十分光ってますが。
 イデが天才すぎる その1
全宇宙語の翻訳機をいつの間にか完成させていたイデ、聞いた事のない原語まで何故か日本語に翻訳出来る異常さ。
あまり細かい事を突っ込むのもアレですが、これはどういう原理なんでしょうね、初めて聞く限度まで翻訳出来る、
というのは漫画的なのでアレとしても、そもそもイデは宇宙人の原語をある程度理解してる、という事なんでしょうか。
 ビートルが捨てられる
最終的に捨てたのかどうかは分かりませんが、ビートルにロケットエンジンを搭載して宇宙へ行く案を出す博士。
人命救助が最優先なのは分かりますが、ビートルじゃ大気圏突入は不可能なので、つまりビートル一機は諦めろと。
元も子もない事を言えば、ウルトラマンがロケットを地球まで運べば良かったのにな、とか思いました。
 地味に頭の良いバルタン星人
「ウルトラマンは一人なので同時に二箇所で戦闘すればいい」とバルタン星人、何気に天才でした。
バルタン星人が言うようにウルトラマンは一人なので複数のポイントを襲撃すればいいわけですし、何よりタイマーが
三分しか持たないのでその時間内を何とか逃げ切るだけでもOKと、展開上ウルトラマンが勝つのは仕方無いものの、
珍しく良い意味で「お」と思わせてくれるセリフでした、ちゃんと考える頭があるんじゃないか、と。
 イデが天才すぎる その2
人間サイズ状態のバルタン星人なら一撃で撃破出来る高性能な光線銃まで開発してるイデ、どこの科学者ですか。
しかも謎な事に、何故かビートルのコックピット内に「その光線銃の先端を出す穴」が用意されていて、しかも穴が
空いてるにも関わらず重力バランスが崩れないという神設計、今回のイデは一人で色んな設定を破壊してました。
 運が良すぎるハヤタ達
「偶然にも」空気と重力のある惑星に不時着するビートル、ちょっとご都合主義すぎて流石に何とも言えませんでした。
 八つ裂き光輪が鬼すぎる
スペシスム光線が効かない為、八つ裂き光輪でバルタン星人を真っ二つにするウルトラマン、映像的に恐ろしくグロイ。
例えば人間にせよ怪獣にせよ、それこそ魚や動植物でも「真っ二つ」にするとエゲつないイメージがありますが、
ウルトラマンにしてみれば「殺せれば何でもいい」という考えなんでしょうか、とても正義の味方とは思えませんが。
 ハヤタ達を迎えに来るフェニックス
妙な惑星に不時着したハヤタ達をどうやって地球に戻すのか、と期待していると、最後は競争してたもう一機のロケット、
フェニックスが迎えに来て帰還という良い展開、この「競争してた」という設定が最後のオチに活かされてて良い感じ。
冒頭にも記したようにバルタン星人が初登場した時のエピソードに比べると若干質は落ちるものの、ココ最近は、正直
あまりにも微妙なエピソードが続いていたのに、何故かバルタン星人が出ると脚本の質が高くなる、というのが好印象。



ウルトラマン   第17話 「無限へのパスポート -四次元怪獣ブルトン登場-」
個人的にウルトラシリーズで一番好きな怪獣ブルトンのエピソードだったわけですが、デザインが神すぎる。
間抜けな感想で申し訳ないんですが、マジでブルトンのデザインって凄いですよね、洗練されてるとかのレベルじゃない。
良くも悪くもウルトラマンの怪獣は「如何にも怪獣」というデザインが多いじゃないですか、ソコへコレですよ、アホな。
 ハヤタの勘の良さは異常
何故か隕石を見ただけで「ここは四次元の世界になってしまったんですよ」とハヤタ、しかもその隕石を外に投げれば
元の次元に戻れるはずとまで断言し、止めるキャップを尻目にマジで投げて元の次元に戻るとか異常な勘の良さ。
勘の良さというか、科学特捜隊ともなれば各々何かしらのエキスパートなんでしょうけど、ハヤタの勘の良さは異常。
 イデの行動力は異常
「四次元の出口は崖の下にあるかもしれない」と言いマジで崖から飛び降りるイデ、いくらなんでも根性ありすぎ。
状況を考えて「普通の次元じゃない」というのは誰がどう見ても明らかですが、だからといって「崖から飛び降りる」を
マジで実行する辺り普通じゃないですよね、死なないとは限らないのに、気にせず飛び込む根性は普通じゃない。
 何気にブルトンは最強
最後はスペシウム光線を浴びて元の隕石に戻ったブルトンをウルトラマンが握り潰して終了という終わり方でしたが、
逆に言えば通常の隕石状態のブルトンを破壊しない事には永久に終わらないので、ある意味最強ですよね。
今までの敵はスペシウム光線やらを食らい爆発していたので、そうはならないブルトンの頑丈さはピカイチだなと。



ウルトラマン   第18話 「遊星から来た兄弟 -ザラブ星人登場-」
ザラブ星人のデザインは非常に秀逸でした、むしろどちらかというとセブンに登場する怪獣や星人の洗練さを感じる。
ここ数話はバルタン星人、ブルトン、ザラブ星人と、非常にレベルの高いデザインの敵が続いてるので見応えがあります。
ハヤタが宇宙服ではなく制服のまま宇宙空間に飛び出すという超展開はありましたが、まぁ見なかった事にします。
 星野少年正式に科学特捜隊に入隊
前回だけのお遊びと思いきや星野少年が科学特捜隊にマジで入隊していた模様、個人的に星野少年が好きではない、
という事を抜きにしても、ちょっとコレばかりは流石に興醒めでした、悪い意味でそれはないだろうと。
 ザラブ星人は頭がイイ
ロケットを発見したので地球まで運んできたうえ、東京を襲っている妙な霧を消すという行動。
結果的に地球人の信頼を得る為の行動でしたが、ちゃんとそういう風に順序立てて行動する辺りが偉いですよね。
バルタン星人も知能があったわけなので、星人関係はこういった具合に知能戦を見せてくれるので嬉しいトコロ。
 キャップとお偉いさんの違い
霧の件でキャップはザラブ星人を約束通り客人として迎え入れているのに、お偉いさん連中はザラブ星人の知識を
利用する事だけを考えるというこの違い、結果的にザラブ星人は悪だったので、人としては良くても簡単に信用する
キャップも確かにアレなんですが、逆に利用しようとばかり考える醜い光景を見るとザラブ成人が正義だった場合でも
見放される可能性があるのに、何故昔からお偉いさんというのは権力や他者を利用する事しか考えないんでしょうか。
 ハヤタがウルトラマンであると知っているザラブ星人
特に知っている理由の謎解きはありませんでしたが、何故ザラブ星人はハヤタがウルトラマンだと知ってたんでしょうか。
一応初の「ウルトラマンの人間状態の姿」を知っている敵だったので、もう少し何か関連した絡みが欲しかったかなと。



ウルトラマン   第19話 「悪魔はふたたび -アボラス バニラ登場-」
二匹の怪獣を同士討ちさせるという展開は悪くなかったんですが、結果的に展開としては今イチだったかなと。
確かに攻撃面に特化した怪獣ではあったものの、サブタイにもなってる「悪魔」と呼べる程のモノではなかったりと。
 古代の人々の謎
3億5千年前の人々はどうやって怪獣を捕まえ、どうやってカプセルに閉じ込めたのかが非常に気になりました。
そもそもそんな過去の時点でコレ程高性能なカプセルが既に存在していた、というのも驚きですが、ウルトラマンは、
こういった「○○はどうやったんだろうか?」という重要な謎を結構放置するので、それが個人的には残念です。
視聴者を納得させるのは難しいかもしれませんが、何かしらの理由で昔の人の捕獲方法を発見→今回もこの方法で、
といった流れにすれば、方法さえ自然であれば比較的違和感無く盛り込めたのにな、と思ったり。



ウルトラマン   第20話 「恐怖のルート87 -高原怪獣ヒドラ登場-」
別に良し悪しとしてはそこまでのエピソードでもないものの、個人的には特に感想として書く何かがありませんでした。
いくらヒドラがドライバーを襲っているとはいえ轢き逃げのドライバーが自首してくるというのはご都合主義すぎますし、
ヒドラがウルトラマンと相対するまでに襲った車のドライバーは状況から考えて全員死んでるでしょうから笑えませんし。



ウルトラマン   第21話 「噴煙突破せよ -毒ガス怪獣ケムラー登場-」
山岳地帯にピクニックに来ている女性達が描かれてましたが、山登りする人だと、ああいう切り立った斜面…とまでは
言わないものの、ああいう傾斜の場所でも昼食にするものなんでしょうか、個人的には意外だったので驚きました。
 アラシが最低すぎる
「こんなのは女子供の仕事ですよ」と差別発言バリバリのアラシ、正直この男は以前から発言と言動が最低すぎる。
イデやフジがピグモンを「怪獣は所詮怪獣」と言う中アラシだけが「良い怪獣も居る」と信じて突き進んだのは非常に
好印象だったんですが、あのエピソード以外全て評価の下がるアラシ、しかも悪い意味で時代錯誤な辺り終わってる。
 キャップは判断が非常に早い
通信で小型ビートルの操縦方法を星野少年に教え、マジに飛行させるキャップ。
飛行後は自動操縦に切り替わるとはいえ、子供に即決即断で操縦させる判断を下すキャップが凄すぎ。
 ウルトラマンとの共同作業
イデの作った新兵器マッドバズーカを背中に直撃させればケムラーは一撃で撃破出来るものの、中々背中の核の部分を
狙うのが難しいという状況、ソコへウルトラマンがケムラーの顔を持ち上げて背中をイデ達に見せ、イデが背中の核に
マッドバズーカを直撃させてケムラーを撃破するという展開、射撃の名人のはずのアラシが何もしない辺り別の意味で
脚本家のアラシに対する嫌悪感が垣間見えましたが、ウルトラマンと科学特捜隊が協力して初めて撃破した展開。



ウルトラマン   第22話 「地上破壊作戦 -地底怪獣テレスドン登場-」
いきなりアンヌが出てきたので何気にセブンのアンヌと同一人物かとも名前だけなら思ったんですが、ハヤタが一時的に
パリ本部へ派遣される事になったのはマジ、この辺りがハヤタの能力の高さを如実に物語っていますよね。
世界中に支部があるのにわざわざ日本のハヤタを選ぶ辺りが、余程操縦テクが凄いんだろうなと、最初事故死しましたが。
 アラシが終わりすぎてる
ハヤタと一緒にパリ本部へ行ったはずのアンヌを街中で発見するイデ、しかしアラシは「馬鹿な、人違いだよ」と一蹴。
行方不明のハヤタを「アンヌが何かしたのでは?」とイデが疑問を抱くも「馬鹿な、何か他に原因があるはずだ」と言い、
再度イデがアンヌを発見した時も「馬鹿な、人違いだよ」としつこく否定、逆にお前が地底人の手先じゃないのかと。
アラシが終わってるのは今に始まった事ではありませんが、些細な疑問や謎すら無視するアラシは、正直科学特捜隊とは
言わず、単純に軍人として論外ですよね、しかも今回は三度も「意味も無く否定」してきただけに余計印象が悪いです。
 ハヤタとウルトラマンの意識は別
地底人はハヤタを気絶させウルトラマンを意のままに操ろうとしたものの、ハヤタとウルトラマンの意識は別なので、
ハヤタを気絶させてもウルトラマンは普通に目覚めて地底人の目論見は失敗というこの展開。
ダンやゲンのようにウルトラの一族が地球人の体を借りてる場合だと共に意識がダウンしてしまうので、そう考えると
意識を共有して肉体が別になってるハヤタとウルトラマンは何気に重宝しますよね、色んな面で融通が利きますし。



ウルトラマン   第23話 「故郷は地球 -棲星怪獣ジャミラ登場-」
光に関係する全ての要素を変更する新兵器を一晩で作るイデが天才すぎましたが、相変わらずジャミラが怖すぎ。
赤い唇に水の無い惑星で生き延びた事を象徴するかのように体中に無数のひび割れ、デザインはジャミラを象徴して
非常に秀逸な出来栄えですし、エピソード自体もどちらかと言えばセブン寄りの雰囲気で良いんですが、何故か、
子供の頃からジャミラのデザインがマジで怖かったので、今見てもやはり何とも恐ろしいものがありました。
 帰ってこない宇宙飛行士がジャミラ
宇宙実験が失敗して人間を見捨てたとは発表出来ないので隠したままにしたアメリカとソ連、しかし水も空気も無い星に
辿り着きジャミラは生存、空気変動で今みたいな姿になり長い年月をかけ宇宙船を修理、人間に復讐する為に地球へと
戻ってきたという、これまたイイ話というか、復讐に燃えるジャミラを応援したくなる設定なわけですが、事実を隠す
アメリカとソ連が、また無駄にリアルですよね、他の国なら情報が漏れるところをアメリカとソ連なので無駄にリアル。
 ジャミラ討伐を拒否するイデ
そんな事実を知りジャミラと戦うのは辞める宣言をするイデ、しかしアホのアラシは「何を言うんだ、イデ!」とかまた、
言葉だけを聞けばジャミラ惨殺に賛成の意見をするという悪い意味で相変わらずの展開でしたが、これは難しいですよね。
事実を知った以上イデのようにジャミラの討伐には賛成出来ませんが、かといってキャップが言うように今のジャミラは
人間としての心を無くして、目的は国際会議の阻止とはいえ道中の一般人にも迷惑をかける怪獣になってしまってる、
なので地球の平和を守る為にジャミラを何とかしなければならない、というのが現実。
科学特捜隊に身を置く以上、個人的な感情は抜きにジャミラを討伐しなければならないものの、それでもアラシは論外。
 パリ本部がもはや悪魔
本部からの命令は「ジャミラの正体が一般人に分からないにして始末せよ、それが国際会議を成功させる唯一の方法だ」
確かにその通りなんですが、その「ジャミラの正体が一般人に分からないように」が悪魔ですよね、そんなに隠したいかと。
実際問題、ジャミラの事を世界に発表するかどうかを問わず退治する必要はありますけど、アメリカとソ連の身勝手な
実験を今後させない為の抑止力として、事実の公表だけはするべきですよね、隠す辺り非常にリアルではあるんですが。
 イデの呼びかけに反応するジャミラ
「ジャミラてめぇ!人間らしい心はもう無くなっちまったのかよ!」というイデの叫びを受け、自身の破壊した村の燃える
光景を見て固まるジャミラ、ジャミラの討伐を最後まで否定し、最後までジャミラへの攻撃をしなかったイデの呼びかけに
ジャミラが反応する何とも熱い展開でした、というかイデとキャップが正統派の熱さなだけにアラシの酷さが際立つ。
 ジャミラへの謝罪
よりによって水を欲したジャミラにウルトラ水流で水責めにして殺すという、正直第三者の視点で見ると「酷い」とも
「やめたれよwwwww」とも取れるトドメでしたが、その後ジャミラの墓を立て、墓に向かって謝罪するキャップ。
一方イデは墓に刻まれた「偉大なる勇者ここに眠る」の文字を見て「偽善者はいつもこうだ…文句だけは美しいけど…」
前述のように正統派のキャップ、最後までジャミラの境遇に涙したイデ、双方が非常に熱い展開を見せたのに、アラシは
結局ジャミラへの謝罪も無ければ黙祷映像すら無し、墓を見るイデにしつこく「おーいイデ!」とか、終わりすぎ。



ウルトラマン   第24話 「海底科学基地 -深海怪獣グビラ登場-」
水中のシーンはいくらなんでも特撮がチャチすぎてアレなんですが、ソレに加えて今回は前半があまりにも中弛みしてて
見るに耐えなかったものの、中盤からキャップの良さが前面に押し出される展開になっていて良い感じでした。
 キャップが異常に男前
個人的には気に入りませんが、やはり目上の人間にはペコペコするのが大人の悲しい性なものの、そんな中キャップは、
「吉村さん、緊急の事態です、空気をよごさないようにして下さい」とお偉いさんに平気で発言、カッコ良すぎた。
勿論、キャップの言うように閉鎖空間で、しかも同様に閉じ込められた子供も居るのにタバコを吸うこのオッサンの神経が
まず信じられないものの、それでもこういう釘を刺せるのがキャップの凄いところですよね、良い意味で立場を弁えない。
 吉村が流石に論外
子供が二人居るにも関わらず、大の大人が真っ先に焦って全く意味が無いのに潜水艇のハッチを開けようとする展開。
しかもその際のセリフが「どうせ死ぬんだったらやるだけやって死ぬ方がマシだよ!」とか、悪い意味で凄いですよね。
逆に子供や女性が居る事で無意識のうちに冷静になりそうなのに、何故か無意味な暴挙に出て全滅させようとするとか。
 更に男前なキャップ
酸素ボンベが一つ足りず、どうするのかと思えばキャップは自分の分のボンベは必要無いとし子供に回す男気。
確かに状況を考えれば星野少年は科学特捜隊の隊員ではあるものの子供、ゲストという事を抜きに少女も子供、
最も必要無いお偉いさんではあるものの社会の歯車である以上重役の安全が最優先なのでお偉いさんにも必須。
となると当然キャップがボンベを諦めるしかないものの、そういう理由ではなく率先して自分のボンベを子供に渡す辺り、
もぅ良い意味で相変わらずキャップが男前すぎて異常にカッコ良かったです、普通なら能無し吉村がボンベを諦めるべき。



ウルトラマン   第25話 「怪彗星ツイフオン -ギガス ドラコ レッドキング登場-」
サブタイの「ツイフオン」はマジで「フオン」でいいんでしょうか、タイトルの際に表示された限りだと「フオン」でしたが。
しかしイデは相変わらず凄かったです、いきなり「こういう事もあろうかと水爆発見装置を作っておきました」とかアホな。
 水爆に関するアラシのあまりにも阿呆な発言
紛失した水爆六個に関して「デマならデマで確認しておく必要がある!」と言うイデに、流石に水爆…というよりも核は
確認しておかないとマジで危険なのに「デマだよあれは!」とアホのアラシ、お前ちょっとマジで科学特捜隊辞めてまえ。
というかしつこくも真面目な話、今回は水爆なので「ほぼ確実にデマ」のレベルだろうと真偽を確認する必要性が
あるじゃないですか、危ないとかそんなレベルじゃないわけです、にも関わらず流石は悪い意味でアラシ、非常識すぎる。
 ハヤタは根性ありすぎ
外見からして怪獣の中でも強面のレッドキング、更に岩石投げによる攻撃範囲の広さ、色んな意味でレッドキングは
危険度が高いのに、水爆を飲み込んだレッドキングと怪獣が戦って水爆が爆発でもしたら危険なので、自らレッドキングへ
接近し、銃撃して気を引くハヤタ、当然ハヤタの存在を疎ましく思ったレッドキングはハヤタへ攻撃し、ハヤタは崖から
転落し転落中にウルトラマンになるという展開でしたが、コレは真面目な話、普通の人間は落下で死ぬじゃないですか。
ハヤタにしても何かしらの衝撃で気絶しないとも限らないので、実際は「一般人よりは多少安全」のレベル。
にも関わらず率先してレッドキングの気を引きに行く辺り、相変わらずハヤタは根性があるなと。



ウルトラマン   第26話 「怪獣殿下 前篇 -古代怪獣ゴモラ登場-」
んー、正直かなり微妙でした、何も気にせずはっきり言えば全く面白くなかったです、あまりにもダラダラしてました。
子供の頃見た時は当然そんな事は分からないものの、どうにも今見てみると、ゴモラの頭しか印象に残らないなと。
 子供を褒めない母親
「怪獣の絵だけでなく、今度は別のもので五重丸をもらってごらんなさい」と子供を一切褒めない母親。
こういうのは論外ですよね、子供は褒められて育つものですし、褒めなければ「頑張っても褒めてもらえない」という事で
頑張らなくなるかもしれないのに、何故この母親のように、子供を褒めない親が多いんでしょうか。
 お偉いさん終わりすぎ
落下したゴモラを見てキャップに「剥製で我慢します」とかお前、つまりゴモラを殺せと。
無理に固執せずすぐに判断する辺り悪くはないんですが、それでもこの身勝手さはどうなんでしょうか、展示する為に
大阪へ運べと無理な事は言うわ、それが失敗すると今度は殺せと言うわ、何故お偉いさんはどこの世界でもこうなのか。


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