地獄少女 二籠

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 第14話〜第26話
 


地獄少女 二籠   第01話 「闇の中の少女」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

第二期開始、第一期初っ端のエピソードと中盤〜終盤にかけての完成度が高かったので非常に期待してたのですが、
流石にこの第二期の一話目、あまりにも神がかってた第一期の一話目に比べるとやや微妙だったかなーと。
ただ逆に、神がかってなかっただけで無難に安定してるエピソード、というレベルは維持してたので面白かったです。
特に第一期は一話目以降あまりにグダグダな描写がひたすら続いたので、このレベルのを今後維持してもらえれば良好。
 今回の依頼者・恩田 麻紀
第一期の第01話に登場した真由美同様、女子…中学生か高校生かは微妙なものの、イジメを受けている女生徒。
真由美と違い控えめで大人しい性格、そのせいかイジメもクラスの生徒が見てようが見てまいが関係なく発生するエグさ。
王道の「ノートや上履きに酷い落書き」に始まり、制服の上着の袖口は縫い付けられて腕を通せないぐらいにホッチキス、
下駄箱に置いてある上履きの中には大量の画鋲が仕込まれていて、授業中に「犯人を知ってる」というメールを貰い、
約束通り昼休みに更衣室へ向かうとマキネンが置いてあり首が取れるわ、同時に部屋のドアを閉められてシャワー全開、
しかも室内には湯気が立ちこめていたので、恐らくはそれなりに高温のシャワーで密閉空間に閉じ込められると。
犯人判明後は、その犯人が唯一自分にとっての味方だと思い手作りクッキーを作ってきていた麻紀、そしてそんな麻紀の
手作りクッキーのお礼にという事で、制服越しとはいえ塩酸を背中に垂らすという鬼の所業。
単純に「イジメ」の描写や「実際起こりうるリアルさ」という意味では真由美に対するソレの方が「らしい」モノで、
むしろ麻紀に対するイジメは「よく描写される王道のモノ」や「痛そうなモノ」がメインだったので、実際イジメられた事が
ある人、或いは見た事がある人以外にとっては、麻紀へのイジメの方が真由美へのイジメよりもリアルに感じられるような
印象を受けたので、そういう意味では第一期と第二期、初っ端に同じイジメのエピソードを持ってくるのは、もぅ単純に
同じ内容のモノの対比としては結構良かったんじゃないかなーと、麻紀も中瀬というオチがついて良い感じでしたし。
しかしアレですよね、筆箱の中に大量の毛虫というのは凄まじいものがありますが、むしろ入れる方の根性も相当凄い。
 今回のターゲット・神代 瑛子
麻紀のクラスの担任で、理科準備室に色々仕込んでた事と如何にもな服装からして恐らくは理科の教師。
麻紀の筆箱に毛虫が入ってるのを見て即座に職員室へ連れて行きイジメに関する質問をしたり、麻紀が更衣室に閉じ込め
られているところを助けたり、非常に分かりやすい「イイ先生」っぷりを発揮するも、実は彼女が麻紀をイジメてた犯人と。
大した捻りも無く普通に犯人だったので「え、マジで?」という悪い意味での驚きがあったんですが、むしろ注目は麻紀との
会話にありました、実際彼女が犯人なので「麻紀をイジメから本気で守る」というつもりは当然無いので会話的には
不自然ではないものの、ホント悪い意味で相変わらず本作は「こんな先生居てるよな」というリアルさを描写してたなと。
職員室で麻紀に「他にはどんな事されたの?」と質問するも麻紀は一切返答せず、そんな麻紀の様子にまさかの「嫌なら
言わなくてもいいけど…」という言葉で終了、無理に聞くのも問題ですが、そんな簡単に生徒を放り出すなよと。
帰り際には「恩田さん、何かあったら、連絡しなさい」と声をかけるものの「…連絡したら…連絡したら…助けに来て
くれるんですか?何されるか分かりませんよ」「え…?」「出来ないこと言わないで下さい」で何も言わずに終了。
しつこくも自分が犯人なので言及しないのは当然なものの、真面目に教師はこういう時に何の役にも立ちませんよね。
そらまぁ、言ってしまえば警察と同じで「証拠が無い以上どうしようもない」ので、深く突っ込めないのは分かりますし、
かといってただでさえクラスで浮いてしまってるのに教師陣が麻紀を守る…というか、良い意味で監視してるとクラスから
余計浮く事になってしまうので迂闊に見守る事も出来なくなるのは分かりますが、ホント大人は子供を見なさすぎ。
 大変な輪入道
基本的にあい以外の三人は依頼者とターゲットの側に接近して色々情報を仕入れる必要があるものの、今回の輪入道は
用務員に扮して花壇の手入れ、そんな輪入道に話しかけてくる女生徒が居て、その女生徒に輪入道は「また好きな人が
出来たのか?」と笑顔で質問、セリフから考えて結構長期間用務員に扮してるようなので、真面目に大変やなーと。
 頑張れる理由
「花は頑張り屋さんだろう」という輪入道の言葉に「ちゃんと見ていてくれる人が居るから…だから頑張れる」と、
神代先生に保健室で励まされた直後の麻紀は笑顔で呟いてましたけど、イジメられる人がこういうセリフを言ってくれると、
何を今更という気もしますがジーンと来るというか、実感を感じますよね、当たり前ながらリアルな力強さを持って。
何事もそうですけど、誰かの為とか、誰かが見ていてくれるとか、そういう事のおかげで人は頑張れるので、今回はこの
セリフが聞けただけでも見て良かったなと思えました、またこのセリフを言った麻紀の晴れ晴れとした表情が素晴らしい。
 第一期と違い契約の藁人形に扮する骨女
どういうわけか、第一期は輪入道が藁人形に扮していたのに対し、今回だけなのか第二期全てなのかは分かりませんが、
輪入道ではなく骨女が藁人形を務め、当然ながら紐を解いた際の「怨み…聞き届けたり」も骨女が担当。
声の質的には輪入道の方が気合が入るというか、重い感じで個人的には好きなのですが…まぁ、どちらでもいいですか。
 実は中瀬もイジメに参加していた
神代先生が犯人である事を麻紀に教えたり、地獄送り終了後に麻紀と仲良くしていたりと、結果的に今回は第一期と違い
事件終了後に友達が出来て多少後味が良くなる、という締め方かと思いきや、中瀬のホッチキスが麻紀の制服の袖口を
閉じてたモノと同じだったので、少なくとも制服の袖に関しては神代先生ではなく中瀬だった、という展開で終了。
つまり、中瀬も神代先生とは別件でイジメ…というか、神代先生の毛虫をチクって今は仲良くしてるわけなので、流石に
確定ではないですけど、レズに近いレベルの感情で麻紀が好きだから自分を頼るように仕向けた、そんな感じでしょうか。
これで麻紀は二度も信頼した相手に裏切られた、という展開になるわけなのでオチとしては素晴らしいのではないかなと。
麻紀の気持ちを考えると可哀相どころの騒ぎではないものの、普通に考えれば神代先生の事をチクった中瀬こそが、
まるで関係無い神代先生を犯人に仕立て上げた本当の真犯人、というのが王道の展開なだけに、しっかり最後の最後で
中瀬も実は麻紀をイジメていた、このオチはありがちながらも結構良い感じでした、王道で終わらないのが良かったなと。



地獄少女 二籠   第02話 「うたかた」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

早速第二話にして作画に翳りが見え始める辺りが、決して嬉しくはないんですが「これが地獄少女」という感じで○
そんなマルとか書いてる場合じゃないんですが、第一期と違い、内容の良し悪しは別に似たり寄ったりの「〜で復讐」
ではなく今までとは趣の異なる内容に仕上がっていたのは非常に良い感じでした、ちょっと不明瞭な点も多かったですが。
第一期ではあいの従者に徹してた一目蓮達も今回は毎話一人が表立った出番を与えられてたり、仕上がり自体は良好。
 OPとED
個人的にOPは第一期の方が曲も映像も良かったかなーと、人それぞれ意見や感想は違うと思うのでアレなんですが、
今回のは所謂「番組後半から流れるOP」とかの印象を受けました、曲も映像も、別に悪いというわけではないんですが。
第一期のは曲と映像が完璧にマッチしすぎて相乗効果の良さもあったので、その辺りも関係してるかもしれませんが。
対するEDは甲乙付け難しという感じです、個人的には第一期の方が好きだったものの、完成度はどちらも高いなと。
 今回の依頼者・倉吉 弥生
妹のスミレが行方不明になり、連日駅前で家族揃って探し人である妹のビラ配りをしているという露骨に不幸な境遇。
挙句にスミレが行方不明になる直前「口喧嘩してお互い別れた」というのがまた、無駄に悲壮感があってイイですよね。
決して良くはないんですが、骨女も言ってたように口喧嘩して別れた数分後に妹が行方不明になった、というのは流石に
キツイどころの騒ぎじゃないですよね、しかも実際は行方不明ではなくトランクに押し込まれて溺死させられたわけですし。
それで、俺自身がまるで内容を理解出来てなかっただけなのかもしれませんが、今回のは結局どういう事なんでしょう。
輪入道も言ってたように弥生にとって今回の犯人は「怨みの対象」ではないじゃないですか、なので地獄通信も繋がらず。
にも関わらず、スミレの死亡原因と状況が判明すると何故か地獄通信にアクセスが可能になるという展開。
つまり、よく分かりませんけど弥生とスミレは時折精神状況が一体化する、とかそういう事なんでしょうか?
何故か弥生には泡の音が聞こえたり、無意識に地獄通信であいを呼んだのはスミレだったり、何故か公園の噴水に身を
浸してるとスミレの死亡状況が鮮明に理解出来たりと、よく分かりませんが弥生とスミレは一体化してるのかなーと。
 今回のターゲット・名称不明
犯人の描写が皆無に等しい為よく分かりませんが、まぁよくある「山道を一人歩いてる女に声をかける」タイプでしょうか。
で、恐らくは引っかかればそのまま車中なり何処かに連れ込むなりでヤって殺害、声をかけても無視されたり拒否されれば
そのまま轢き逃げする典型的な犯罪者でしょうが、とりあえず犯人役の中村さんの演技が気合入ってて普通に良い感じ。
 ありえない男
家族が必死になってスミレを探していて、そんなビラを弥生から受け取る二人組の男、多分大学生とかそんな感じ。
男の片方はそのビラを見て「ところで、この連絡先君ん家?」と質問、実際問題仮にスミレを発見した場合、まずは警察へ
報告するのが先決でしょうけど、当然家族にも無事を知らせる必要があるのでこの質問自体は間違いではないものの、
あまりにもいきなりの事に弥生は「え?え、えぇ…」と一瞬躊躇った後に返答、すると男は「今度連絡してもいいかな?」
男の友達は「おいおい、そりゃマズイってば」と言うも「変な意味じゃなくてぇ、彼女を励ましてあげようと思ってさ」
そして信号が青になるとビラを捨てそのまま歩いて行く二人、正直コイツの名前地獄通信に打ち込んで殺したれと。
真面目な話、コレはちょっと態度悪いどころの騒ぎじゃないですよね、まぁ100歩譲って必死にスミレを探してる家族を
ナンパするのはまだ分かります、この男の場合は違うでしょうけど中にはマジで弥生に一目惚れする可能性もありますし。
ただ、スミレを探すビラを見てそんな質問をして、挙句にビラを捨ててそのまま立ち去るとかどんだけ態度悪いねんと。
他人事で恐縮ですが、こういうのを見てると身内が行方不明になった家族の方はホント色んな意味で大変なんだなと。
 地獄通信にアクセス出来るのは怨みを持つ者だけ
連日連夜地獄通信にアクセスしようとする弥生、しかし最初の晩にスミレがアクセスしたのを最後に一向に繋がらず。
弥生のその行動に「自分を責めてるんだろうが…恨みとはまた別の心持ちだからな…」と輪入道は言ってましたが、
確かに、よくよく考えると「怨みを持つ者がその対象にのみ復讐の依頼が可能」なわけですけど、なら、前回の麻紀は
どうなんでしょうか、神代先生が犯人だと確定する前から普通に地獄通信へとアクセス出来ていたので、つまり復讐する
相手は別にして「本人が怨みを持っていて復讐したい気持ち」を持っていれば地獄通信に繋がる、という事でしょうか。
 怨みを晴らすべきかどうか
「怨みを晴らすのが幸せなのか…忘れるのが幸せなのか…あの子にとっちゃあ、どっちなんだろうな…」
弥生のみならず、輪入道が言うように難しいところですよね、仮に怨みを晴らした場合は、当然「仇を討った」わけなので
それなりの満足感や充足感はあるでしょうけど「相手を地獄送りにした」という…早い話が人を殺したという罪と業が
一生付き纏う事になりますし、かといって忘れた場合は「完全に忘れる」のは不可能なので「諦める」事になりますけど、
当然一生心にしこりが残ったままでスミレが見つかるまでは永遠に心から笑う事の出来ない日々が続く、という結果に。
個人的にはやっぱり「怨みは晴らすべき」という考え方なのでアレなんですけども、第一期と違い、第二期は序盤からして
こういう展開を見せてくれてるので、そのエピソードの内容がどうのを別にして結構面白いなと思います。
 弥生を気にする一目蓮
妙に気にしていた理由は途中に一度出た女性が…一目蓮の家族なのか恋人なのか友人なのかは分からないものの、
恐らくは一目蓮にとって大切だったその女性と弥生が似た境遇だからこそ弥生が気になったんでしょうけど、逆にそんな
理由で気にしてたであろうに、弥生に対してやけにドライな感想を持っていたり、輪入道達と違い弥生の境遇に同情を
見せるわけでもなかったのが、もう少し一目蓮の心情なんかを見せてほしかったかなーと。
まだ第二期も始まったばかりなのでその辺りの事は徐々に見せてくれるんでしょうけども、もう少しサービスがあっても。
ちなみに前回は骨女が藁人形になったのに対し今回は一目蓮、当然「怨み…聞き届けたり…」も一目蓮が担当する事に。



地獄少女 二籠   第03話 「愛しのけいちゃん」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

多恵と啓が中学生なのか高校生なのかで多少印象は変わるものの、二人とも年齢的な事を考えると…まぁはっきり言えば
あまりに子供じみた態度と喋り方だったので最初こそ「イテェ!」とか思ったものの、内容的には悪くなかったかなーと。
せめてもう少し多恵に、何かしらストーカー的なレベルの偏屈な啓に対する愛情描写があれば尚良かったんですが。
 今回の依頼者・坂入 多恵
大好きな啓と彼女の弓枝が会えるように自分の部屋を貸したり、それどころかヤった後の処理も考慮して、普通に目立つ
場所に置けばいいものを何故か枕の下にティッシュの箱を用意するという妙な機転を見せたりと、啓が傷つかないように
大嫌いな女と付き合ってようが上手くいくように取り計らうという、骨女も感じていたように、中々変わった性格の
キャラでしたけども、まぁ分からなくはないですよね、多恵が言うように付き合ってしまうと、勿論そのまま上手くいって
結婚後に死ぬまで一生添い遂げるかもしれませんが、基本的には壊れるだけ、という可能性の方が高いので、会おうと
思えばいつでも会える窓一枚隔てただけの距離、という付き合いがイイというのも実によく分かりますし。
ただ、弓枝がハワイに行きたいからといって、バイトを始めようとする啓に銀行のカード?まで渡すのはやりすぎですよね。
金銭的な面でまで応援し出すと際限ないので、そういう意味ではやっぱり変わった女なのかなーと。
 今回のターゲット・花村 弓枝
典型的な「クラスに一人は居るような男を手玉にとって弄ぶタイプ」というキャラに終始してただけで、これといって
弓枝特有のキャラ立ちがあったわけでもないので、まぁ普通すぎて感想は無いかなと、実際二股で済んでたのかも不明。
むしろ弓枝に関しては多恵が部屋を覗いていたように「隣のビルから部屋が丸見え」というその構造が気になりました。
普通に考えて「見ようと思えば見える」とかではなく「モロに覗き込める」構図だったので、こういうのって建築法的な
レベルで、普通に問題にならないのかなーと、覗かれた弓枝本人が笑ってたので別にいいのかもしれませんが。
 PCの時計
冒頭で地獄通信にアクセスする際、日付変更の0:00になる直前の時計カウントが11:59でしたけども、PCにそこまで詳しく
ないのでよく知らないんですけど、PCって普通12時以降は13:00や14:00で表示されるものではないんでしょうか?
設定を変えればいけるのかもしれませんけど、なんか妙に違和感がありました、11:59から0:00になると「あれ?」と。
 ラストの描写
多恵と啓、どちらの部屋なのか分かりませんが部屋中の荷物が箱に詰められて片付けられているという状態。
その後、隣の窓に誰かが来て「…啓ちゃん…!」と多恵は喜んでましたけど、これはつまり「啓の家族が引越した」後に
別の家族が「啓の家に引っ越してきた」と思っていいんでしょうか、で、多恵の目には誰だろうと「隣の窓から見える男」は
既に「啓ちゃん」にしか見えない状態になってる、みたいな感じで、ちょっとヤバイ展開ですが。
 骨女と多恵の絡み
三回会って啓との事を話しただけにも関わらず「仲良くしすぎた」と多恵が感じていたので、今後会うという事も無いとは
思いますが、二人の絡みは良かっただけに、最後の最後でもう一度絡んでほしかったかなーと、どういう会話をするのか。



地獄少女 二籠   第04話 「秘密」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

冒頭、輪入道がラーメンをすするシーンが無駄にリアルタイム処理で描かれてた意味は何なのか非常に気になりますが、
内容的には、地獄送りにされる翔貴が分かりやすいぐらい邪悪なキャラで逆に新鮮だったものの、話の流れとしては
無難なだけに留まっていたので、今回は個人的に微妙かなーと、きくりの謎の行動の方に興味が湧いてしまうレベル。
 今回の依頼者・八木沢 修一
あまり裕福とはいえない生活状況で奥さんが入院してて、それで金に困ってるところを翔貴の誘いに乗って転落の一途、
という不幸を絵に描いたようなキャラでしたけども、輪入道は「人が良すぎるんだ、お前さんは」と呟いてたものの、
正直自業自得なので、よくよく考えればちょっと逆恨みに近い事をしてるよなーと。
愛する妻の…恐らくは入院費や病室の維持費の為なんでしょうけど、連日友人を訪ね歩いて金を借りるというのは確かに
涙ぐましいですが、だからといって翔貴の誘いに乗って犯罪に手を染め、断るなり逆に翔貴を抑えれば良かったのに
人殺しまでするハメになって、その後は翔貴とは一切いざこざが無かったにも関わらず翔貴を地獄送りに。
分け前を一銭も渡さなかった翔貴が悪いのは確かですが、だからといって地獄通信にアクセスするのはどうなのかなと。
犯罪の協力を依頼される→承諾→けど分け前が貰えない→地獄通信にアクセス→出頭されたくなければ金を渡せと警告、
最初に自分が犯罪に手を染めたのが悪いのに、それを理由に、逆に翔貴を脅す行動に出たわけなので、どちらが悪いかと
言われれば根本的に翔貴の方が性格的に悪いものの、ちょっと修一の行動は身勝手な部分が目立つなーと。
 今回のターゲット・源氏名 翔貴
No.1ホストになろうと裏工作をするもバレてしまい、金を得る為に犯罪に手を染めホストクラブのオーナーにまで昇進。
性格はアレですけど、第一期も第二期も通して珍しく「損してないキャラ」ですよね、地獄送りにされた割には。
最初に裏工作が失敗して以降は、犯罪を起こして巨額の富を得てホストクラブのオーナーになり、修一によって地獄送りに
されるものの精神がイカれたのか笑いながら穴の開いた自分の顔に手を突っ込む、という状況だったので仮に地獄送りの
影響で精神がイカれたのだとしたら、結局翔貴は「自分の思う人生」を歩んでイカれたわけなので、得してるよな、と。
 「蓮君、人を信じたいなら、ホストなんて止めときな」
雑誌の募集記事にはノルマは無いと書いていたにも関わらず、実際はノルマがあり「あれ、ノルマ無いって」と一目蓮が
訊ねると翔貴はそう答えてましたが、まぁ、ホストのみならず、基本的にどういった仕事であろうと募集記事なんてあまり
信じるもんじゃありませんよね、それこそ普通のアルバイト募集のチラシで…例えば10時〜22時の間で応相談、とかは
よく書いてる事ですけど、実際は「この時間帯は絶対入ってほしい」とか「その時間帯だけなら無理」とかが基本ですし。
ましてソレがホストやヤクザ等の、俗に裏稼業と呼ばれる仕事になると理不尽なノルマはもはや普通なんだろうなーと。
 千波はどうなったのか?
きくりの事を自分の娘だと思い込んでいたのは、それは流石にきくりが何かしたからでしょうけども、最後の最後、
修一が翔貴を地獄送りにした後、記憶が無くなったのか修一に「あの…すみません、うちの娘を知りませんか?」
そう質問したのは…無難に考えると、やっぱり修一が人殺しをした、という事実を知ってショックを受け、そういう嫌な
記憶は消したいと願ったから記憶が飛び修一の事も忘れた、けどきくりの事は何故か覚えてる、みたいな感じでしょうか。
もぅきくり自体よく分からないので何とも言えないというか、何の為にきくりが千波に接触したのかも不明ですが。



地獄少女 二籠   第05話 「地獄への暴走」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

んー、個人的に今回のは今イチでした、最初イジメられてたのが依頼者かと思いきや、実はイジメてる方が先輩を消す為に
地獄通信へアクセスする、というのは悪くなかったですし、王道ながらも最後事故死するのは良かったんですけども、
肝心の、最初のメガネがまさか露骨に2ちゃんやってそうな言動を見せるオタクとは思わず、しかも悪い意味であまり
それっぽく見えない言動とセリフ回しだったので、正直「これは痛い」という感想しか出なかったのが残念かなーと。
 今回の依頼者・山田 麗音
特に書く事もない典型的な17歳のヤンキー、第一期の第一話に登場した女連中みたいなリアルなヤンキーでなければ、
GATNZに登場する無駄にリアルすぎる男のヤンキーというわけでもない…早い話が「漫画に出るような不良」タイプ。
コンビニで「財布出せよ」「そ…それは勘弁…」で顔面を殴りメガネまで破壊したのには失礼ながら鼻水飛び出した。
 今回のターゲット・橋爪 力也
依頼者同様特に事も無い普通のキャラ…かと思いきやあい達による復讐が始まった途端ブルっちまう辺りが小者すぎ。
 カッコ良すぎるあい
地獄送りの際、何をビビってるのか動揺して気が動転してるのか、ターゲットの力也から「ウチに帰してくれんだよな!?
助けてくれよ!なぁ!!」と声をかけられ「なめんなよ、タコ」と一蹴、ちょっと今回のあいはカッコ良すぎました。
 輪入道が語る人の世界
「悪い事をすりゃ地獄に堕ちる…たったそれだけの事を忘れた途端、人の世界は腐っちまった」ときくりに語ったり、
「こっちの地獄には、まだ救いがあるかもしれねぇ」と、泉が紙パックのジュースを捨てたのを見て注意したところ、泉が
その紙パックのジュースを回収したので輪入道が感心して漏らしてたりしましたけど、まぁ、難しいところですよね。
実際輪入道みたいに注意する人物が居ればいいんですけど、現実にはそうそう居ませんし、その注意する側の大人が、
輪入道が繁華街で見てたように悪酔いして他人に怒鳴ったり、タバコを平気でポイ捨てしたりしてるので、大人が最初に
悪い事をして子供に注意しないので輪入道が言うように「腐っていく」わけなので、ある意味仕方無いよなーと。
ただ最後の泉に関しては、どちらかと言えば「注意されたから正す」よりも、ポイ捨てした誰かを泉が注意とか、そういう、
「泉が良い行い」をしたのを見て輪入道が感心する、という終わり方にした方が良かったんじゃないかなーという気も。
泉が注意されて正す方が現実的ですし、泉のように「注意されれば正す」心を持ってる人間が居るのも重要ですけど、
今イチ「救いがある」とまでは感じ切れない描写だったので…でもまぁ、ある意味この方がリアルなので良いでしょうか。



地獄少女 二籠   第06話 「陽のあたる場所」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

保険医に扮した骨女が胸を強調した格好で出てきた時は一抹の不安を覚えたものの、個人的には今回のエピソード、
久々に群を抜いた完成度で非常に良かったのではないかなと思いました、第二期は第一期の前半と違い普通に面白い。
前回同様依頼者はメインに描かれてた人物では無かったり、今回なら最後、あいに頼らず自分で復讐しに行ったりと、
色々と凝った展開が用意されてるのが面白いなーと、特に今回の颯太は自分で動きそうにないタイプなだけに斬新。
ボーリング場で第一期のOPが流れたりする辺りは普通にファンサービスという感じで普通に良好でした。
 今回の依頼者・新田 紀和子
中学生か高校生かは不明なものの、普通に毎日学校に通ってて夕方以降は彼氏と遊び、クラスで颯太を侮辱する発言が
あっても唯一笑わない良い意味で普通の女生徒、普通すぎて特に個性は無いものの、颯太視点で見ればソレが良好。
彼氏の宏久に弄ばれた事であいに復讐を依頼してましたけど、むしろ紀和子みたいな普通の女生徒が何故あんな男と
付き合うようになったのか、多少で構わないのでその経緯も描かれてればなー、と思いました。
劇中で宏久自身が後輩に言ったように「コツさえ掴めば〜」で、当然男慣れしてない紀和子はそれに引っかかった、という
展開と思うんですが男の視点で見れば、こんな露骨に裏で何かやってそうな奴と付き合う神経はちょっと信じられない。
 今回のターゲット・杉田 宏久
既に何歳なのかすら不明ですが、分かりやすい遊び人の酷い男、結局後輩に紀和子を襲わせたのは自身が言う「勉強」で
やらせたのかすらよく分からないという…ようはこの男だけが今回唯一言動に不確かなモノを感じたので、そこが残念。
ただ、地獄送りに遭い地獄へ送られてる最中にも関わらず「俺は何も悪くねーんだよ、悪いのは沢崎って奴なんだよ。
俺は紀和子を助けてやろうとしたんだよ、逆恨みなんだよ、誤解なんだよ!」と情けない命乞いをしたのはむしろ良い感じ。
 颯太が紀和子を大事にする理由
普段は保健室登校で構わないものの、流石にテストまで保健室で受けるわけにもいかずテスト中は教室へ行く颯太。
そして自転車を止めた際、どうやら携帯を落としたらしく律儀にも颯太へ届けてくれる紀和子、そんな光景を見て、
「誰か電話する人居るの?」とありえない発言をするクラスの女子、その言葉にクラス中が笑うも紀和子だけは笑わず。
その事で「彼女だけが…俺の事を笑わなかった…彼女だけが…まともに俺を扱ってくれたんだ…彼女だけが…!」
颯太はそう感じ紀和子を守る為に一度地獄通信にアクセスしたわけですけど、こういう何気無い出来事は大切ですよね。
むしろそんな心無い一言で爆笑に巻き込まれるクラスの面々が異常なんですが、颯太があまり社交的ではない性格、
というのを抜きにしても紀和子の行動は大きいですよね、颯太の拠り所になるのも頷けるなーと。
まぁ、だからといって下校時に追いかけて携帯で撮影したりするのはいささかやりすぎだとは思いますが、別に紀和子に
恋愛感情を抱いてるわけでもないので、輪入道が言うように「かわいい追っかけ」という感じで許せる範囲でしょうか。
 紀和子に話しかけない理由
骨女に「見てるだけじゃつまんないでしょ」と…なんか冷静に考えたら妙にエロイ言葉ですが、颯太が紀和子に対して
話さないのは「知り合っても、彼女は俺のこと嫌いになるかもしれないし、俺も…彼女のこと嫌いになるかもしれないし」
と発言、そういう事になると嫌だから見てるだけで構わないと言い、相変わらず納得のいかなそうな骨女。
けど珍しいですよね、相手が自分の事を嫌いになる可能性を念頭に置くのは当然ですけど、こういうタイプのキャラって、
逆に自分が相手の事を嫌いになる可能性は考えない事が多いので、それを考慮する辺りは意外にしっかりしてるなーと。
こういう…言い方は悪いですけど根暗タイプにありがちなオタクというわけではなく、普通に人見知りするだけの性格で、
深い部分まで考えて紀和子に話しかけないようにしてる、というのが良いなと、だから今回のエピソード好きなんですが。
 復讐を依頼したわけでもないのにあいが登場した理由
宏久が後輩に紀和子をレイプさせようとしてると知り、地獄通信にアクセス、しかし名前を入力するも「送信」を押す事が
出来ず悩んでいる颯太の元に突如あいが登場…と思いきや、普段と同じ口上を述べただけで、颯太に復讐を頼まれても、
「あたしは正義の味方じゃないわ」と言い捨てて去り地獄通信もアクセス不可に。
ラスト、短刀を購入し紀和子をレイプした男を殺す為に出かけようとしてる颯太の元に再びあいが現れてましたけど、
今回のあいはどういう理由で「依頼をしてない」颯太の元に現れたんでしょうか、一度目は依頼をしておらず、二度目は
元々依頼をするつもりですら無かったのに登場したという事は、それだけ颯太の怨みが強かった、という事なんでしょうか?
 紀和子を助けに行かず落ち込む颯太
あいに去られ、紀和子の携帯に警告しようと電話をするも、結局何も言う事が出来ずに自分から電話を切り終了。
その後、紀和子が宏久の部屋に居る映像と颯太がベッドに潜り込んで独白する映像が交互に流れるという非常に秀逸な
演出がなされてましたけど「どうせ俺には…何も出来ねーよ…何かしたって…笑われるだけだし…俺なんかが行っても…
彼女も迷惑だろうし…」というこの独白、これがまたやたらリアルでイイですよね。
自分に自信が無かったり、社交的でない、対象者とそれほど親しくない、これらの場合は当然ながら行動に移す前に、
「どうせ相手にしてみれば結果的に助かっても迷惑だろうし…」と尻込みしてしまうので、この独白はホント良かったなーと。
ここで行動に起こさなかった事を悔やんで、最後は自分で行動に移す事にする、というのも展開的に活きてて極めて良好。
 希望を無くす紀和子
あいに復讐を依頼し、自身も死後地獄へ堕ちる事が分かっている為「地獄へ堕ちるって分かってるのに…これから先…
どんな風に生きていけばいいんだろうとか、色々先に考えちゃって…そしたら気分が悪くなって…私…ほんとにこれから、
どうすればいいんだろうね…」と沈んだ面持ちで颯太に語る紀和子でしたが、これも颯太同様良い感じでした。
今まで復讐を依頼した面々は、基本的に復讐後に「自分も地獄に堕ちる」事に対する心理描写が一切無かったので、
ここに来て初めて紀和子が今後の事を考えて絶望してるのが…また中高生は精神的にもそういう事を色々考えて、誰もが
良くも悪くも考えてしまうだけに、今回はホント様々な面でリアルな「らしい」展開が多くて良かったです。
 復讐に向かう颯太
自分が宏久の元に行き紀和子を救わなかったが為に紀和子が地獄通信にアクセスし地獄へ堕ちる事になってしまった
責任を感じ、紀和子をレイプした宏久の後輩を殺す為に短刀を購入し、部屋を出ようとした際あいが再び姿を見せ、
「こないだ君が居なくなっちゃった理由、何となく分かったよ…依頼はいいよ、自分で何とかするから」と言い行動に。
あいが消えたのは…宏久への怨みは「紀和子をレイプすると知った時点の宏久に対する感情は自身の怨みじゃない」で、
実際レイプされた事で「レイプした宏久の後輩を自分が殺す行動に出る程に恨んでる」から今度は依頼を受けに来た、
という事だとは思うんですが、地獄少女という作品的には今回のエピソードが一つの答えですよね。
第一期で柴田一が「復讐なんて止めるんだ」と熱弁していたのも、まぁくさい話ながら答えだとは思いますけども、
今回颯太は「殺したい程に憎い」と感じて「あいに依頼せず自分で殺す事にした」わけじゃないですか。
最初は自分が行動に移さなかったせいで、結果的に紀和子はレイプされて地獄に堕ちる事まで決まってしまったので、
「何かあれば誰かに頼るのではなく自分で何とかするべき」という答えにもなってるよなーと、復讐肯定系の内容なので、
冷静に考えればあまり宜しくないのかもしれませんが、地獄少女という作品で考えた場合、今回のはホント良かったなと。



地獄少女 二籠   第07話 「絆」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

内容的には前回のが「ただ一人自分をまともに扱ってくれた人を大事にする」というモノだったのに対して、今回のは、
「大事にしたいただ一人が自分を見てくれない」という、全く真逆の状況だったので対比としては面白かったんですが、
もう少し恵美の頑張りを…「○○しても何も言ってくれない」という言葉だけでなく、実際テストでイイ点を取ったり、
大会で入賞したが母親は達也の事ばかりで全く自分を見てくれない、という描写が合っても良かったんじゃないかなーと。
実際恵美が母親を怨んでるのか、それとも「お兄ちゃんは事故で死んだ」と再三口にしてたので「恵美が殺した?」
このどちらなのか判断し辛いのは視聴者的にも良かったんですけど、母親への怨みが前半部分は薄すぎたかなーと。
市庁舎に「やめよう、サラリと借りるサラリーローン」という垂れ幕を出してサラ金をほのめかしたのは良かったんですが。
 今回の依頼者・茂木 恵美
他キャラ同様、中学生か高校生か判断出来ないものの、兄を事故で亡くし母親はもはやイカれてるとも取れる状況、
父親は頑張って働くも最終的には嫌気が差し消えた母親を追って家を出る、母親が何もしないので恵美が食事を作り、
連日母親に付き添ってるからか学校も休み、母親を喜ばせようと頑張るも母親は自分を見てくれず、最後は母親を地獄に
送り自身もどこか壊れたのか誰も居ない食卓に家族全員が居るかのように振舞うと、シリーズを通してここまで不幸な
境遇のキャラもそう居なかったのではないかと思いますが、ホント可哀相な設定ですよね。
劇中で「陸上部の仲間も心配してるだろうし」という言葉がありましたし、性格を考えれば友達が居ないという事は
流石に無いと思いますけど、特に支えになる誰かが居る描写も無かったので、今後どうするのかなーと。
 今回のターゲット・茂木 和子
恵美の母親で達也の事しか見ておらず、達也が死んだ事を「貴方のせいよ!貴方がオートバイなんて買ってやるから!」
と葬式で父親のせいにしたり、毎晩達也が事故に遭った現場へ行き家族を心配させたりと、不幸な恵美とは違いあまりに
身勝手な言動が目立ちましたけど、恵美がホント可哀相ですよね。
この母親も達也を亡くした事で不幸な境遇にはなってるものの、地獄へ行っても達也には会えないのに自身は会えると
信じ込んで歓喜の表情を見せていたので、つまり不幸な恵美とは対照的に母親は最後幸せなまま死ねたのが何とも。
 市の対応と母親の怒り
市がようやく道路の拡張工事や周辺の整備を実施する事には決まったものの、事故に関する事には一切触れなかった為、
「ちょっと待って下さい!道路に責任は無かったと言うんですか!?市に責任は無かったと!?」と記者が激昂すると、
「責任という事に関しては、聞いておりません」と無表情で広報が…まぁ、確かに広報に言われても知りませんよね。
態度からして明らかに市は「自分達は悪くない」というモノでしたけど、まだ工事に至るだけマシでしょうか。
その事で恵美も「問題の道路は改善されるんだし、お母さん頑張った甲斐あったね。これで事故も無くなるよ」と、
激昂する母親に明るく発言してたように、市が責任を認めないのは問題でも、確かにこれで今後の事故を未然に防ぐ事が
出来るので、達也の死が無駄にならないというのと、頑張りが認められた、という点で考えれば意味のある事ですよね。
が、当然母親は「達也の死の責任を認めてほしい」のであり「今後の事はどうでもいい」という態度だったのがエグすぎ。
 恵美の感情は怨みか逆怨みか
陸上部を辞めた理由を「お母さんは私が頑張っても喜ばない…大会でいくら入賞しても、お母さんはおめでとうすら
言ってくれなかった。お母さんにはお兄ちゃんしかいないの…お兄ちゃんだけいればいいの…お母さんにとって家族は…
お兄ちゃんだけなの…」と漏らし、母親が地蔵の顔を達也と思い振る舞ってるのを見て我慢の限界に来てしまったのか、
「頑張ってきたのに…一生懸命お母さんが喜ぶと思って頑張ってきたのに…!」と唇を噛み締め、達也が最後に言った、
「母さんが居なくなれば、家族は上手くいくのに。恵美には分からないよ」という言葉を思い出し、涙を流しながら藁人形の
首紐を解き「分かりたく…なかったよ…」で母親を地獄送りにするという展開。
子供が頑張ってるのに一切褒めない母親も問題ですし、個人的にも恵美と全く同じ経験があるので少なからず気持ちは
分かるつもりなんですが、まぁ、冷静に考えれば恵美の感情はただの逆怨みですよね、怒るのも分かりますけど。
恵美視点で物語が進むので、身勝手に振る舞う母親より恵美に感情移入するのは当然なんですが、結局母親が自分を
見てくれないのを理由に地獄へ流し、最後は「変なの、みーんな揃ってるのにね。いただきまーす」と、家族全員分の
食事を用意して笑顔で食事を食べ始める辺りが、結局そうなるという事は「自分が満足したかった」わけなので、
境遇自体は不幸ですし、やはりあの母にしてこの子有り、と言えなくもないですが…いやまぁ、やっぱり不幸ですよね。



地獄少女 二籠   第08話 「偽地獄通信」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

第二期では保険医や体育教諭と、生徒と密接に関わる役割が多くて大変な骨女ですが、今回ものっけから露出度高くて、
保健室登校のエピソードが良かっただけに「今回も似た路線か」と期待したものの、無難に安定してる内容だったかなと。
勿論、無難に安定してるだけで十分なんですが、前述のエピソードが秀逸だったけに期待しすぎてしまったのが残念。
 今回の依頼者・馬場 翔子
担当科目は不明なものの中学校教諭、いくらアニメなので分かりやすくする為とはいえ露骨に化粧しすぎなのが何とも。
富沢さんの声が異常にハマってましたが、キャラクター的には…まぁホント、良い意味で古いタイプの教師でしょうか。
「やたら暴力的で強固な態度の男性教師」というのが、特に昔の漫画には多かったですが、そういう言動の教師に限って
実は生徒の事を思い敢えてそんな態度を取っていた、そういうオチが多いですけども、それの女性版という感じ。
むしろどういった媒体の作品であろうと、あまり女性でこういうタイプの教師は見かけないので個人的には新鮮でした。
けどアレですよね、劇中では「校則を破った生徒を叱る」だけだったので、嫌われても当然な教師、という風にはとても
見えなかったので、その辺りの…さじ加減が難しいと思いますが、もう少し嫌な面も描写してほしかったかなーと。
 今回のターゲット・栗山 真美
依頼者と同じ中学校の教諭で担当科目は不明、9年前に地獄通信へアクセスしあいに馬場先生の地獄送りを願うも、
契約を結んだ後は自身も死後地獄へ送られる事になる、という事を知り依頼する事が出来なかったという経歴の持ち主。
内容的には良くも悪くも無難に安定したキャラだったので特に感想は無いんですが、第二期の依頼者は、自身も死後は
地獄行き、と知っても躊躇わない人物が多いだけに、久々に地獄行きを怖がる依頼者が見れたので良かったかなと。
ただ腑に落ちないのは、馬場先生を地獄に送りたくて一連の事件を起こしたものの、地獄通信のアドレスを知ってるなら、
普通に生徒へ手当たり次第、それこそ地獄通信のアドレスを書いたメールを一斉に送ればそれだけで事足りた気が。
怨みの念に関しても、逆に中学生という年代だからこそ周囲から見れば些細な事でも本人はマジになって相手を怨む事が
多いので、事件を起こす前にメールでアドレスを送信→馬場先生が地獄へ送られないので事件発生、で良かった印象。
 迂闊すぎる女生徒
「あなたの怨み、晴らします」という露骨に怪しい件名のメールにも関わらず、然して疑いもせず「ふーん」と言いながら、
「ここをクリック」と書かれた文中リンクを平気でクリックする女生徒が前半で描かれてましたが、正直、こういう迂闊な
人が居るからこそ出会い系サイトを始めとした迷惑メールの送信が止まらないんでしょうが、実際問題ありえないですよね。
挙句に偽の地獄通信に相手の名前どころか、記入する欄があったとはいえ平気で自分の名前も入力して…ましたが、
流石に中高生の年代だと、普通はそこまでPCに詳しかったり、最低限の知識もそうそう無いでしょうから特に怪しんだりは
しないでしょうか、時代性を反映した作品なので個人情報も問題になってるでしょうに余裕で記入するのはアレですが。
 教師のありえない態度
トドメの言葉として男性教師が「動機も有るし証拠も有る」と言ってたので、それが捏造された証拠だろうと一応は証拠が
あるので仕方無いですが、休み時間、進路指導室に男性教師六名、女性教師一名で女生徒を「君が…地獄少女だね?」
いきなり決めてかかった質問をしたり、送信に使われたPCのある教室へ移動した後は詰問口調で叱りつけたり、挙句に
本当の犯人である栗山先生が「私も…伊神さんはそんな事をする子ではないと…」と擁護しようとしたら「ん、んん!」と
生徒を守る教師の言葉を遮っきたりと、正直ありえないですよね、しかも「100%の証拠」ではないのに自宅謹慎。
学校側としてはややこしい問題はさっさと片付けたかったんでしょうけど、最終的にこの女生徒は全くの無実、と判明し、
その後学校側はこの女生徒と両親にどういう謝罪をしたのかが非常に気になるトコロ。



地獄少女 二籠   第09話 「あにいもうと」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

内容的には結構良い感じだったんですが、細部が散漫というか、もう少し練り込んだ展開と描写が欲しかったなーと。
一目蓮が自発的に動いたのは第二期二話目の姉妹以来なので期待したものの、結局まだ一目蓮が…恐らくは「妹」に
こだわる理由は描かれませんでしたし、かといって今回の兄妹も肝心の部分がぼかした描写だったので残念なトコロ。
作画が良かったので映像的には楽しめたんですけども、何かあと一つ欲しかったです。
 今回の依頼者・須崎 真帆
大学生で、内面の感情は異常なまでのブラコンであり、同時に…際どいところなんですが、兄を憎んでると。
けどこの「兄を憎んでる」というのも正直曖昧ですよね、彼氏から別れを告げられると、当然と言えば当然ですけども
ショックを受けた顔をして、地獄通信にアクセス出来る程の怨みの念を持っている、にも関わらず兄を憎む明確な理由が
一切描かれてなかったので、結局真帆は「どういう理由があって兄を怨んでるのか?」が分かりませんでした。
 今回のターゲット・須崎 幹夫
依頼者の兄でモデル、妹である真帆を愛してて…なんか、冷静に考えれば理不尽に地獄送りにされたキャラの気が。
けどアレですよね、モデルなので普通の人よりは潤ってるでしょうけども、マンションの家賃は恐らく幹夫が支払い、
忙しいでしょうに真帆の食事も幹夫が作る、理由や結果はどうあれ真帆に悪い虫が寄り付かないように夜な夜な行動と、
結果的に妹から彼氏を奪った形になっているのはアレですが、妹の為に働いてるのに、何一つ報われなかったなと。
 遅くなったあいの登場
地獄通信で依頼した直後に依頼者の部屋に登場、といういつものパターンではなく、今回は何故か真帆が…地獄通信へ
アクセスした直後なのか、後日なのかは分かりませんが公園で彼氏と別れた直後に登場という展開。
遅れたのに何かしら理由があるとすれば、骨女が「お嬢が…凄まじい業を感じるってさ…」と言っていたので、あいにしては
珍しく依頼に対して悩み、その悩んだ分の時間だけ依頼者の元へ向かうのが遅れた、という事でいいんでしょうか。
 幹夫の尤もな意見
真帆が彼氏に振られたという話をすると「真帆の良さが分からないなんてろくな奴じゃない、別れて良かったよ」と、
振らせる原因を作った本人が言えるセリフではありませんが、努めて明るく真帆に言葉を返す幹夫。
けど、実際問題その通りですよね、今までに真帆と付き合ってきた男がどれだけ真帆の事を真摯に愛していたとしても、
幹夫がどれだけ上手く女装してたのかは別にして、女の色香に惑わされて即効でホテルに行くような男と付き合うのは、
人の勝手と言われればそれまでですが、やっぱりそんなのは幹夫が言うように「ろくな奴じゃない」ですよね。
 読めない真帆の意図
「浩太君、駅前のカラオケボックスで毎日夜中までバイトしてるんだって…偉いよね」と聞かれもしないのに喋る真帆。
恐らく幹夫が自分の彼氏や、或いは言い寄ってくる男性に何かして自分から遠ざけてるだろう事は薄々感付いているにも
関わらず、何故か自分からわざわざ情報を提供し、かといって夜中に出かける幹夫を尾行するわけでもない真帆。
幹夫を憎む反面愛してもいたので、つまりコレは「彼氏が出来るのを知り嫉妬する幹夫」が見たかったんでしょうか?
今回は全体的に、幹夫の行動には理由があったものの、真帆の行動の意図が掴めない箇所が多すぎたのが何とも。
 幹夫の行動理由
幹夫の行動を一目蓮は、妹に変な虫が付かないように守ってるつもりなのかも、と考え妹の真帆は、本質は女なので妹に
彼氏が出来ると自分が女として劣ってると思い妹の彼氏を奪う、と考えてましたが、実際は幹夫自身が言うように、
「真帆の事が好きだった」からで「お前が誰かに取られるのはたまらない」から女装して男を遠ざけていた、というモノ。
まぁ、幹夫は真帆の事が好きだからやっていたとはいえ、結果的には一目蓮の言う「妹に変な虫が〜」もありますよね。
彼氏が出来た or 出来そう、だから幹夫は真帆を取られると考え邪魔したわけですが、結果的には似たような意味合い。
 真帆の気持ちは怨みか、ただ頭がイカれてるだけなのか
幹夫に押し倒され「私…もう抗えない…きっと今のままではいられない…誰か…助けて…」と呟き、首紐を解く真帆。
言葉通りに解釈すれば「次に求められたら受け入れてしまう」なので、一目蓮も言ってたように好きと嫌いが同じ似たような
感情ですけど、正直コレが「地獄通信にアクセス出来る程の怨みの念」に昇華されるものなのかな、と。
劇中の描写から考えても「真帆は彼氏が欲しい」わけじゃないですか、欲しいとまで言い切るとちょっと下世話ですが、
少なくとも彼氏が出来た時は当然喜んでるはず、なのにわざわざ彼氏の情報を幹夫に渡して引き裂く手引きもしてる。
で、当の幹夫から求められたら蹴り飛ばして拒絶、つまり真帆の気持ちはどういうモノなのか、が理解出来ませんでした。
勿論、曲解で嫌な取り方をしてしまえば「彼氏は欲しい」が「幹夫も好きなので手放したくはない」為「意のままに動かす」
しかし肝心の彼氏が幹夫に誑かされるので「幹夫に誑かされない彼氏」が欲しかったから、スパっと彼氏を動かす幹夫が
憎かった、とかまさかそんなオチでしょうか、正直どうとでも取れるうえ、どう取っても微妙に納得出来ないのでアレですが。
 何故幹夫の女装に気付かなかったのか?
幹夫に声をかけられた男、或いは声をかけた男がゲイだったりニューハーフでも構わない、という性癖の持ち主であれば
簡単に説明は付きますが、どう考えても男の声で、喉を見れば一目瞭然で男と判明し、そもそも脱げば一発でアウト。
勿論、下品な表現でアレですけども、ホテルへ入った後は、幹夫は服を脱がず手と口だけで相手を満足させた、或いは
ヤるのはまた次に会った時と先延ばしにした、とか可能性は色々ありますが、普通分かるやろうと。
ただ一番納得のいく説明がアレですよね、真帆の「好きな人でも出来た?」の質問に男は「ギク」とした表情をしてたので、
可能性で言えばありえないんですが、合体の瞬間に幹夫が服を脱ぐ→男と判明→けど幹夫の行動が早く強制的に合体、
挙句に幹夫のテクが並外れたもので気持ちよくなってしまう→予想外にもイってしまう、という世にも恐ろしい展開で、
そこで幹夫が「真帆と別れなければこの事をバラす」と脅せば、彼氏が真帆から離れた理由の説明も付くんですよね。
まさかそこまで色んな意味で生々しい展開や描写を見せるとは思いませんが、それが一番妥当で納得出来るかなーと。



地獄少女 二籠   第10話 「曽根アンナの濡れた休日」
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内容は安定してて良かったんですけど、むしろ気になったのが骨女の自由行動の理由、別に何しても問題は無いですが。
地獄送りの依頼終了後、普通にそのまま何処かへ出かけたようなので、基本的に普段どこで何をしようと自由のような
印象は受けるものの、わざわざ電車に乗ってる辺りが、なんか目的でもあるのかなーと。
ただ単に街を散策してるだけなのかもしれませんけど、依頼と関係無く行動してるシーンは珍しいので何かあるのかなと。
 今回の依頼者・豊田 八六
キャラ描写自体は無かったので何とも言えませんが、駐車場に止めてあった車を哲郎にぶつけられ謝罪もされずに逃走、
挙句に同日、今度は自販機で飲み物を買おうとしてるところを、紙コップに虫が止まった事で驚いた哲郎が、恐らくは
ホットコーヒーだろうものを後ろに居た依頼者にぶちまけ、哲郎本人は「タバコタバコ…」とタバコを探すフリをしながら、
やはり謝罪せずに逃げた事で我慢の限界に来た依頼者は藁人形の首紐を解いて復讐を依頼。
車をぶつけられてコーヒーをかけられた、というこの二点で地獄送りにする程の怨みを直情的と考えるか「それは無い」と
考えるかは人それぞれなのでこの際置いておくとして、ちょっとこの依頼者は、流石に可哀相ですよね。
駐車場で車をぶつけられて逃走、しかも同じ日に同じ相手から今度はコーヒーをかけられると、そら普通はキれますよね。
 今回のターゲット・根来 哲郎
映画監督で輪入道曰く「典型的な駄目男だな」だった哲郎ですが、もうここまで露骨に腐ってると逆に凄いですよね。
借金を返す為に奥さんはホステスをして金を稼ぎ、奥さんは必死に働いてるのに自身の収入は恐らく数年レベルでゼロ。
しかもそんな奥さんを放置し、今度はOLの久美子から電車で絡まれてるところを助けてもらいそのまま久美子宅に居候、
ソコへ奥さんが尋ねてくると窓から逃走し、次は映画学校の女生徒の部屋に居候し300万の貯金を借り受け競馬でスる、
そんな事をした言い訳が「ついてない時はこんなもんだって」で結局300万は返さず、翌日に地獄送り。
ちょっと失礼な言い方になりますが、哲郎に関しては男だからここまで酷い男として表現出来た、というのがありますよね。
ホント失礼を承知で言わせて頂くと、仮に哲郎の性別を女性に置き換えて、全く同じ事をしても「典型的な駄目女」でなく、
そこまで叩かれず「世渡り上手」だとか「か弱い女性は仕方が無い」といった風に受け取られるので、哲郎を男にして
描写してたのは、ある意味当然なものの上手いなーと、哲郎はもはやヒモですけど女性はそうなっても蔑まれませんし。
 哲郎のどこがそんなにいいのか?
こればかりは本人にしか分かりませんし、究極的な事を言えば性別を問わず「惚れた相手には弱い」なのでアレですが、
実際哲郎のやっている事は「映画監督ではあるものの収入は一切無いので働いてないのと同じ」「300万を博打で失う」
「借金の返済は奥さんが身を粉にして働いて返してる」「女性同士の修羅場になると逃げる」といったモノなので、
真面目な話、惚れた相手に弱いのは仕方無いのでアレですけど、ちょっとマジでこんな男のどこがそんなにいいのかと。
 ドライな骨女
人間でない以上、人間相手に友達関係を続けれるわけがないものの、哲郎を地獄送りにした後、歌江と久美子から自分の
記憶を消したっぽいのが、ちょっと凄いなーと思いました、哲郎抜きで既に仲良くなってたので、別に記憶は消さずとも、
今後も定期的に久美子の元を訪れて、また三人で楽しく過ごすという事も十分可能なのに記憶をして去る骨女。
哲郎を地獄送りにした件に関しては特に何とも思わなかったんですが、友達との友情を無かった事にするのは凄いなと。



地獄少女 二籠   第11話 「遠い隣室」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

作画も内容も比較的良い感じだったので非常に楽しめたんですが、一目蓮が何故志津子と行動を共にしてるのか、
復讐依頼後の志津子と今日子の逆転現象はどういう意味があるのか、といった部分が不透明すぎたのが残念でした。
痒いところに手が届かないではなく、痒いところには手が届くのに目に見える場所に触れる事も出来ない、みたいな感じ。
 今回の依頼者・天城 志津子
引っ越してきて目の前の公園で猫を発見し、獣医に見せると弱ってるとの事で自分が飼う事に…というか、つまり彼女は
優しすぎたから隣人から嫌がらせを受ける事になったわけなので、こういうタイプの話はホント可哀相ですよね。
で、連日無言電話が続くわ、頼んでない出前や通販の商品が届けられるわ「ネコステロ」と書かれた紙を貰うわと、
興信所に頼んで調べてもらうと隣人と分かり「半年後には引っ越すので寛大なお心で受け止めて下さるよう」という旨の
手紙を送ると、その手紙を受け取った隣人が激昂して壁を叩いた為、いよいよ怖くなったのか地獄通信へアクセス。
日中の仕事をしてる描写が一切無く仕事が終わって家に帰ってくると一連の嫌がらせを受ける、という描写にしてたのが、
功を奏したとまでは言わないものの、より志津子の悲壮感を際立たせるのに役立ってたので良かったんじゃないかなと。
結局地獄送りにした事で自身も死後は地獄へ堕ちるものの、隣人の恐怖が消え、今後は引っ越す必要も無く今の部屋で
ムルと過ごす事が出来るので、一応彼女としては平穏な毎日が戻ってくる結果となったでしょうか。
 今回のターゲット・立花 今日子
夜勤明けに公園へ寄るも猫がおらず、引っ越してきた志津子が部屋へ上げているのを知り激怒、時間を問わず非通知で
無言電話をかけたり、出前を志津子の部屋に頼みまくったりと、典型的な…何と言えばいいんでしょうか、異性を愛する
ストーカーではなく、性別を問わず粘着質なイジメを行うストーカー、みたいな感じでしょうか。
唯一の友達であった猫が居なくなったので激昂するのはともかく、一目蓮の言うように話し合わないのは問題ですよね。
 今回の一目蓮はどういう扱いなのか
「志津子、片付いたよ」と最初に言ってるので、少なくとも志津子が寝てる間は引っ越しの片付けをしたはず。
にも関わらず志津子が挨拶回りから戻ってくると部屋の中には姿が無く、志津子も「あれ?どこへ行ったんだろう…」
程度の雰囲気しか見せてませんでしたし、深夜の無言電話の際には居なかったので一緒に住んでるわけではない。
で、その引っ越してきた当日に初めて志津子は猫と遭遇し、最低でも翌日から猫を世話し始めたので、まだこの段階では
誰にも怨まれておらず、同時に怨んでもいないので志津子は別にあい達から調査される対象ではない。
志津子自身は地獄通信の事を調べてたものの、他にも調べてる人物は居るでしょうから調査対象になる程ではないはず。
挙句、猫を飼う事になった際に「もう猫は飼わないんじゃなかったのかよ」と一目蓮、以前にも猫云々を知ってるが、
牛乳や煮干が駄目というのは今回初めて知る…つまり「以前猫を飼ってた時には一緒に居なかった」になるはず。
その後、公園できくりを叱った後に「これからが本番だ」と言ったので「今から嫌がらせが悪化する」のを何故か知ってる。
つまりこれはどういう事なんでしょうか、一目蓮と志津子はどういう間柄なんでしょう。
前回の骨女が、プライベートで仲良くしてる相手が居る事実が判明したわけなので、今回は単純に一目蓮がプライベートで
親しくしてる女性、というだけの事なのかもしれませんが…無理に解釈すれば、既にこの時点での志津子は今日子で、
最後に一目蓮が「どれだけ辛いか分かったかい?」といった旨のセリフを志津子の今日子に言ってたので、今日子に
志津子が受けた「引っ越しの日から復讐を依頼する日」までの出来事を追体験させた、とかそんな感じでしょうか。
それだと「これからが本番だ」という「今後起こる出来事を知ってる」説明は付くものの、結局一目蓮が志津子と親しい
理由は分からないので…まぁ、つまり普通に仲がイイだけ、という事でいいんでしょうか?
もし追体験であるなら、別に一目蓮がわざわざ今日子の志津子と日々を過ごす役割まで担当する必要性は無いですし。



地獄少女 二籠   第12話 「黒の轍」
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ここ最近、骨女と一目蓮を主体としたエピソードだったので今回は輪入道だろうとは思ってましたが、個人的には今回の、
この輪入道のエピソードの出来が一番良かったなーと、輪入道が主役というわけではないのでニュアンスは違いますが。
年内の放送はコレでラストですけど、復讐せずに終わる後味の良い内容だった事も含めて、良いエピソードだったなと。
 今回の依頼者・伊藤 道郎
ターゲットの老人が家を明け渡さず道路工事が出来なかったおかげで、弟がその老人宅の近場にあるカーブで死亡し、
その事で老人を怨み、最終的に藁人形の首紐を解く瞬間に老人が死亡し契約が無効に、しかし弟の敵を討っていない為、
怒りに身を任せて「まだ死んでない」と叫び家へトラックで突っ込もうとしてたり、ちょっと思い込んだら止まらない節が
あるものの、よくよく考えれば、基本的にはかなりイイ人なんですよね、弟の件を抜きにしても。
ヒッチハイクしてきた輪入道を拾い日本茶まで奢り、タクシーを呼べば来る場所まで運んで輪入道を下車させる際、電話を
持ってないという輪入道にわざわざ携帯電話まで貸したり、初対面の老人をそこまで気遣えるのは結構偉いもんだなと。
最終的に老人の遺言状で謝罪文を受け取ったものの、気持ちとしてはどうなんでしょうね、やり切れないとは思いますが。
 今回のターゲット・亀岡 一人
地獄送りにはならなかったので厳密には「ターゲット」ではありませんが、個人的にはあまり良い印象が無いです。
道路を作る為だけに家を明け渡してほしいという役人に腹を立てる気持ちは実によく分かるものの、真夜中に…まぁ、
真夜中だからこそ怪しいんですが「少し休ませてもらえませんか?」と門戸を叩く骨女に「他を当たってくれ」と言ったり、
遺言状に「この土地は事故で死んだ高校生の遺族に譲る。勿論、立退き料も」とは書いてたものの、実際その高校生が、
まず間違いなく「自分が立ち退かずに道路工事が出来なかったせいで死んだ」にも関わらず、しつこくも遺言状には
記しているものの「金など一銭も要らん。ただ死ぬまで、ここで静かに過ごしたいだけじゃ」と骨女に漏らしたり。
ホントしつこくも気持ちは分かるんですが、逆に老人で遺言状にそこまで記す程の気持ちがあるのに、何故か意固地とも
受け取れる態度で立ち退かず、それどころか何度か訊ねてきてる道郎を追い返す描写まであったのが、印象悪いなーと。
 輪入道の過去
輪入道は…ようは当時のお姫様を運ぶ専用の籠だった、という事でいいんでしょうか、今もあいを運ぶ籠なわけですし。
今回の老人宅の側にあるカーブで、従者が曲がりきれず谷底へ落ちてしまったものの、暴走した道郎を救う事が出来て、
「同じ場所で死ぬなんて事…お前の弟も望んじゃいないだろう」と笑顔で言ってたので、輪入道としても満足のいく結果に。
 自分の手で復讐を決意する道郎
「噂なんて…当てにしたのが間違いだったのかもしれない。自分の手も汚さずに…弟の敵を討とうなんて…」
地獄通信にアクセスするも何も起こらず、その事で道郎はそう考え行動に移そうとしてましたけど、まぁ、正しいですよね。
基本的に自分が怨んでる相手に復讐するのに、ソレを他人にやってもらってどうするんだと。
保健室登校の颯太と同じく、最終的に自分が手を下そうと判断する辺りは…偉いとか偉くないの問題ではないですけど、
一応「正しい」かなと、人任せや逃げたりするわけではなく自分で動くわけですから、ある意味作品のテーマでもある気が。



地獄少女 二籠   第13話 「Vの惨劇」
(C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

新年一発目のエピソードなわけですが、とりあえず内容的のは前回ので年内ラストにしてて良かったものの、話数的には
今回ので年内ラストにした方が区切りが良かったのになーと、地上波はまだしもアニマックスなら関係無いですし。
内容的には、基本的に完成度の高い第二期で考えると並といった感じですが、冒頭の貴八がやたら俊敏だったのが謎。
 今回の依頼者・久佳 貴八
やきとり屋「きはち」をやっていて、五年前に飲酒運転のトラックが家に突っ込み娘のつばき以外全員死亡という惨事、
その際TVの報道でレポーターの後ろに、間抜け面で被害者の気持ちも考えずにカメラへ向かってピースサインをしていた
連中を皆殺しにしているという展開でしたが、まぁ…まぁ個人的には特に語る事も無いかなーと。
平気でピースサインが出来る連中もアレですが、これは局側も悪いですよね、酷い言い方をすればマスコミなんて遺族の
気持ちは関係なく報道さえ出来ればいいわけですけど、いくらなんでもこういう状況の時ぐらい野次馬を押さえ込むべき。
 今回のターゲット・牧村 達彦
普通のサラリーマンで、五年前の事件当時カメラに向かってピースサインをした事で反感を買った自業自得な男。
貴八に襲われ逃亡した際、警察に駆け込むわけではなく即座にTV局へ逃げ込んだ辺りは…一応頭がイイんでしょうか。
 ありえない横暴な客
あい達が注文に行くと「おぉ、来た来た、おっせーよ。とりあえず生でな」と、あまりにも偉そうな態度で注文をし、
テーブルの上に車の鍵があるのを見た貴八が「お客さん、車でしょ。申し訳ないけど、お酒は出せませんから」と当たり前の
言葉を投げかけると「いいから持って来いよ、さぁ早く」とか、確かにこういう…的確な単語を使えばDQN極まりない
連中は居るものの、冷静に考えるまでもなく異常ですよね、そんなに飲みたいならせめて車の鍵ぐらい隠しとけと。
 ありえない常連客
そんな横暴な客を見た後で「相変わらずだよなぁ、店長」「車で来てる客には、絶対酒出さないもんなぁ」と常連客の二人。
後続で「あんな事故がありゃ当然だよ…」と言ってましたし、娘以外の家族が飲酒運転で死去した事を考えれば当然では
あるものの、それ以前に、車で来てる客に酒を出さない、というのは当然の事ですよね。
知ってて出せば店長の貴八も罪になりますし、普通に考えて車で来てる客に酒は出さない、にも関わらず「相変わらず」
という言葉が出る辺りが、この辺りは悪い意味で酒を飲みまくる中年世代という感じで印象悪いなーと。


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